社会保障・税番号制度、つまりいわゆる『マイナンバー』という制度。アメリカに長く暮らしていると「ああ、つまりはソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)よね」とピンとくる人もまぁまぁいらっしゃるのかいらっしゃらないのか。アメリカのお話をすると、個人個人に9ケタの数字が割り当てられ、それが生活の色々な場面で頻繁に利用されます。例えば電話回線を引くとか(20年前はこの番号持ってないとデポジットが$600かかるとかありました、私の場合)、学生番号代わりに使われるとか、とにかく身分証明として使われることも多々あります。当初の導入の目的は『社会保障』のみだったらしいですけれども。
アメリカには戸籍制度がなく、この割り当てられた番号が個人を特定するすべて。なりすましなどの問題も指摘されたりします。日本は戸籍や住民票などありますし、使われ方も使い勝手も違うようになるでしょう。この番号だけがすべてではないようです。
20年前に取得したアメリカのSSN、未だに覚えてます。なんせ利用頻度が多かったものですから。今度の日本のマイナンバーは12ケタ。覚えるほどに使うことがあるかどうか。むしろそういう使われ方をするのかどうか。
10月から順次番号付きのカードが送られてくるので、オリジナルカードの取り扱い・保管は気を付けないといけません。個人的にはパスポートと同様の管理と考えていますけれど。お財布の中に入れておくものではないです。個人的にはそう思います。SSNと同レベルだったらお財布の中になんて絶対に入れませんけど。個人的にはそう思います。オリジナルカードの再発行、手間暇考えると恐ろしくてお財布の中に入れてうっかり落としたり盗られたりしたら、それはもう恐ろしい。
あくまでも個人の見解です。
本日、武井港区長の定例会見の中で現在の港区の取り組みが紹介されております。もちろんマイナンバー制度についても。区民のみなさんからのパブリックコメントの募集は6/21から7/21までの1ヶ月間、みなさんからのご意見をどしどしお待ちしてます(区役所の方々が)。港区以外でもお住まいの地域で同じようなことを行っていると思われますので、各々方の自治体のウェブサイトや広報誌をちぇきだぅ。
武井区長の定例会見のお知らせはこちら↓
http://www.city.minato.tokyo.jp/houdou/kuse/koho/houdouhappyou/20150611_kisyahappyo.html
最近の日本年金機構の情報流失の件もある中、これからの日本は行政だけではなく民間でも情報セキュリティーに関してはしっかりと対応していかなければならない時代です。基本的には『社会保障』『税』『災害対策』への使用に限られているとするマイナンバー。例えばですよ、税務関係で勤務先に色々な情報を提供しますよね。もちろんマイナンバーも含まれるでしょう。先日の件のようにウィルス感染も心配されるでしょうが、データではない紙の書類が社内でうっかり紛失したりすることもありますし、デジモノを使わない人為的なミスというのも気をつけていかなければならないんでしょうね。
あくまでも個人の見解です。