港区ワールドフェスティバル

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さて、来年2016年の1/12から3/5まで港区が主催の『港区ワールドフェスティバル』というイベントが先日正式に発表されました。これ、今年の1月から3月という同じ時期に『東京都の地域資源型実証プログラム事業』という噛みそうな名前のついたものの一環で行われたもののパワーアップ版。今回は港区主催、港区国際交流協会と港区観光協会が共催、そして港区商店街連合会が協力という、オール港区のイベントです。

 

このワールドフェスティバル、9月の第3回定例会のH26決算特別委員会で質問をしました。前回(ワールドカーニバル、という名前でしたけど)の反省点を踏まえてどういう風に展開するんですかと。その時のお答えは『大使館スタンプラリーの参加を15から30ヶ国以上に増やす』『たくさんの人たちが参加できるようにする』『商店街にも足を運んでもらえるようにする』ってな感じ。

 

今回、観光政策担当課にはすごく頑張っていただいたと思います。まだまだ当然手探りのところも多々あるかと思いますが、これを毎年続けていけるような、全庁横断するような取り組みにも挑戦してもらいたいと。そのうちオリンピックの文化プログラム要素も交えながら展開してもらいたいと。私、本当にそう願ってます。

 

そんなワールドフェスティバルの中身をご紹介。

 

1. 港区大使館周遊スタンプラリー(1/15〜3/4)

32の大使館が参加予定。スタンプラリー用の冊子の配布は、1/7から区役所や図書館やホテルや港区観光インフォメーションセンター(モノレール浜松町駅の改札そば)などで。要事前予約ではありますが、週末に開けてくれるという親切極まりない大使館も。

 

2. 港区商店街ワールドカードラリー(1/12〜3/5)

対象の商店街店舗(区内100店舗)でお買い物すると、大使館がある国の情報が記載されたワールドカードをゲット。コレクションとしても。

 

3. 港区ワールドクイズラリー(1/12〜2/28)

ウェブサイト上でクイズ出題。後日答え合わせ。

 

4. 観光ボランティアガイドによるまち歩き(1月〜2月)

港区主催の育成講座を修了した港区観光ボランティアガイドによる『大使館をめぐるまち歩きツアー』。1/16(土)麻布エリア、2/13(土)六本木・赤坂エリア、2/21(日)芝・高輪エリア⇨詳細と応募はコチラの港区観光協会のウェブサイトから。*応募締め切りは12/28なので早めに。

 

5. 港区ワールドカーニバル(3/4〜3/5)

ステージイベントだったり、各国のブース出展だったり、スタンプ&カード&クイズ数に応じた抽選会。3/4(金)は夜8時までなのでお仕事帰りにもふらりと立ち寄り可能。

 

区長がよく言ってます、『港区の国際交流は大使館との連携を〜』なんて。それならばしっかりとやって頂きましょう、連携を。そんで私は全力でサポートだったり繋ぎ役だったりをしたいと。お互いの目的が明確なのであればいいじゃないですか。なんでもかんでも反対して足を引っ張る必要はないかと。こういう事業は国際交流への興味のきっかけにもなり得るし、国際化を目指す港区の成長にもなるし、目指すところは一緒だもの。

 

そんなわけで今回、私も少しではありますが共催の実行委員のメンバーとして協力させていただきました。嫌〜な顔する方もいたとは思います。でも敢えて『英語での営業とはこうである!』『プレゼンとはこうである!』『交渉とはこうである!』など、アプローチの方法のひとつとして実践、今後の参考にでもしてもらえればと思って。もちろん区役所だったり共催のメンバーだったり、たくさんの方々が頑張ってくれたからこそ、参加してもらえる大使館が目標の30を超え、週末もこのためだけに開いてくれる大使館もいくつかあり、前回より大きく進んだイベント開催の事前準備ができたと思います。あとは成功を目指してもうちょっと頑張ってもらえれば。まだ始まってませんしね。

 

そんな港区ワールドフェスティバルのウェブサイトはこちら。見にくいところにリンク貼られてますが港区内国際交流イベントのカレンダー表示も便利。色んなことやってますので是非チェックを。

 

キッズからシニアまで楽しんでもらえますように。そんで、アウトソースするならグリップしっかりコントロールするのがどれだけ重要かを理解してもらえますように。あと、協力を求めるのであればアプローチの方法を改善してもらえますように。

保健所、行ってみたの巻

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先日保健所に行ってきました。視察というとカッコよすぎ、大人の社会科見学くらいのものです。港区って独自で色々検査できるいい機械揃ってるんですよ!なんだってー!のようなやり取りから計画した保健所見学。マウスは持てるけどラットは無理な生物学科卒、公衆衛生にはとても興味がありますし。折角の機会なので保健所を上から下まで、検査室までじっくり見学した議員は私が初めてだそうですよ。そのついでに採血。なんの採血かって、ほら、HIV検査。

 

みなと保健所では毎月第1と第3木曜日の午前中に無料でHIVと性感染症の検査やってます。WHOが定めた世界エイズデー12/1を中心に、ついこないだの15日まで東京都エイズ予防月間ということでしたし、『行こうぜ検査!』と啓蒙するならまず自分がやってからって話。それはまたあとで。

 

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みなと保健所。東京都が『ここすごいですよ!』と都内のモデル保健所として名が挙がるくらいの保健所だそうで。新しく立て直してからもうすぐ4年くらい。済生会中央病院と国際福祉大三田病院に挟まれた立地、地上8階で子ども家庭支援センター併設。休日歯科応急診療所まで。

 

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8階は屋上緑地と大会議室。両親教室や保健衛生に関わる講習会などに使われたり、参加者でもお子さん連れの場合は事前に申し込んでおけばキッズルームまであるわけです。さすがに保健所ですので、保健衛生に関係ない団体の会議室使用はNG。工事説明会とかはダメです。

 

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7階が各種検査室。使い捨て白衣(保健所のみなさんが立ち寄り検査したりする時に着るやつ)貸してもらいました。

 

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みなと保健所は食品化学や水質を重点的に検査しているようで、ほら食中毒であるとか添加物であるとか、港区内の加工場からサンプルをちょいちょいともらってきて検査。今の季節はクリスマスケーキ、春になるとかしわ餅とか。輸入品も着色剤とか添加物とか保存料など、パッケージ表記以外のものが入ってないかも検査。液体の調味料だったりワインだったり、検査するものはたくさん。

 

食品だけではなくアレルギーに関わるヒスタミンも調べるし(最近はブリ加工品でこヒスタミン中毒とか)、水質は16項目を検査するし、O-157やサルモネラが代表な細菌検査とか、プールやお風呂屋さんが欠かせないレジオネラ菌検査だってするし、これからの季節はノロウィルス、夏場になればここ最近のデングウィルスとかもあるし。港区の環境や健康に一番気を使ってるのが保健所ではないでしょうかね。去年デング熱が発生した際、港区が測定機器を一番最初に導入したそうです。

 

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食品添加物やヒスタミンの測定に用いられるのが高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、通称『液クロ』。水質のイオン測定はイオンクロマト、金属類混入の測定は原子吸光度計などなど。ふーむふむふむ。検査も5名で回しているっていうし、回りきってるのか心配。検査数はかなり多いですよ。

 

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区民のみなさんからのご意見や相談からも調査をするのが保健所です。例えば『プールがしょっぱいような気がする』と相談があった時には、検査をし、原因を突き止め、どこかの会合での誌上発表も行ったようで。基本的に研究発表はどんどん内外にアピールしたほうがいいと思うのが理系の脳ミソなんですが、なんせ場所が場所なもんで、『たくさんありすぎると問題ありすぎるってことでしょ』や『保健所からの発表にいいものなんかあるもんか』ということも言われる可能性もあるので困ったものです。

 

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ちょっと飛ばして3階は成人・乳幼児健診フロア。例えば3歳児健診。月に2度行われているようですが毎回100名前後、100名越してしまうとそれはもうてんやわんやだそうで。3歳児健診を行っているのはみなと保健所だけ、港区はまだこれからも子供の数が増えていくということで、3年後にはもっと多い数が来所することに。今でも既に対応とか場所がいっぱいいっぱいということで、ここはどうにかしなければならない課題かなあ。多目的室は床暖房設備だそうで。すごい。

 

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そしてまた戻って6階の健診フロア。ここで月に2回のHIVと性感染症の検査。HIV、梅毒、クラミジア、淋病の検査ができます。HIVだけじゃなくとも、今若い人で梅毒が増えているといいますしね。写真はNG。受付は1日20名(要事前予約)。私は一番最後に回してもらってたので、受付番号14番。完全匿名ですからね、予約を取る時からジョンでもミケでもポチでも17号とかでもいいわけです。女性も男性も若い人も私より上であろう人もいましたよ。別に恥ずかしいからと顔をマスクで隠してるわけではなく、みんな堂々と普通。普通にそこらへん歩いてるようなお姉さんだったりお兄さんだったり。

 

調査票を記入し、受付番号呼ばれたら看護師さんから色んなお話を。HIVとAIDSの違いだとか、感染のルートとか、もし陽性だった場合のフォローアップとか、症状進行を遅らせる薬の話とか、治療にかかる費用であるとか、費用を抑えられるかもしれない救済措置とか、色々と。結果はまた2週間後の第1第3木曜に直接聞きに行かなければならなく、検査をした際に申込書の控えをもらうので、それ無くさないで持っていくこと。匿名検査ですからね、その紙がなければ個人特定が難しい。

 

そんな大人の社会科見学ついでの啓蒙活動の一環。

 

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あ、2階は子ども家庭センター。港区らしく日英バイリンガル対応の職員が配置されています。子育てコーディネーター事業の子育て相談室はふらりと立ち寄って気軽に相談してください、とのことでした。お母さんでもお父さんでも、おじいちゃんでもおばあちゃんでも。

委員会報告

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さて、先日保健福祉常任委員会がありました。いつのものようなわかりやすいまとめと、委員のみなさんからのQを添えて。

 

1. 地域包括ケアシステムの推進に向けた取り組みについて

『医療・介護連携の推進』『生活支援サービスの基盤整備』『認知症施策の推進』の新たな事業を取り組むべき課題として優先的に対応しますね。あと色々考えるにあたって、地域特性の分析や課題を把握するために、関連業界にアンケート配って実態調査をしますね。

Q: アンケート回収率ってどうやってあげていくの?、今どうなのかではなくてどのように協力してもらえるかという設問が必要よ?、事業者ではなくて利用者に対しての調査はしないの?今の不足部分を補うための声をどうやって拾っていくの?など。

 

2. 港区とバス事業者との災害時におけるバスの供給協力に関する協定の締結について

災害時のいざ!という時に傷病者を搬送するのにやはり車両が有効、ちぃバス走らせてくれてるフジエクスプレスさんとバスの供給協力を締結しますね。

Q: どのくらいの患者数を運ぶことを想定してるの?この事業者さんは他とも提携してたらバスの取り合いになるの?など。

 

3. 港区がん対策推進アクションプラン(素案)について

平成28年度からの『港区がん対策推進アクションプラン』の素案が出来上がりました。パブリックコメントも募集しながら、しっかりと区民の健康を守れるような施策にしていきますね。

Q: 基礎中の基礎となる港区民のがん検診の受診率の算出方法がおかしいことが問題、予算かけてでも正しい数字に近いもの取り直すべきだよ?がん検診の受診率をあげる方法ってどういうこと考えてるの?など。

 

こんな内容です。以上です。

 

……いやー、算出方法ほんとにおかしいよー、頼むよー。

文化プログラムの続き 

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<前回までのあらすじ>

文化プログラムって結局するんだろう⇨そうだ聞けばいいんだ⇨今ブラジルで文化プログラム真っ最中のはず⇨そうだブラジル大使館に聞こう⇨問い合わせ⇨電話かかってきた

 

『日本のブラジル大使館はですね、ブラジルを日本にPRするための窓口であって、お求めになっているブラジル現地の情報等は日本の外務省が現地にある日本大使館で調査・情報収集を行っております。なので外務省にお問い合わせいただくのがいいのでは』

 

ハイ、それはもう良く存じ上げております、大使館の役割。

 

これまでの文化プログラムのリサーチ・勉強に関しては、区議会の特別委員会、東京都主催のシンポジウム、区主催の国際化強化推進フォーラム、全部日本語で日本人から聞いていっこもわからなかったわけです。概念は理解できるんだけど、具体的な姿が全然浮かばない。区は結局なにするの?とか。

 

港区はトライアスロン競技のホストもするし、国際交流を含めて国際化に力を入れていく区であるわけだし、私はどうしてもブラジルのお方から直接お話伺いたいんです!ブラジル大使館は港区にありますし、そんなご縁でどうにかならないかと思ってご連絡いたしまして!どうにかなりませんか!お取り次ぎいただけませんか!と交渉という名のお願いをしてみまして。

 

そしたら数日後に再びお電話あり。文化部・スポーツ協力部の書記官にアポイント取っていただけました。やだ……どうしよう、すごい嬉しい。ありがとうブラジル大使館。

 

『ただし、書記官は日本語話せませんので英語でお願いします』

 

やだ……どうしよう、全然問題ない。自称バイリンガル議員の本領発揮の場。活躍の機会を与えていただきまして、ありがとうございますブラジル大使館。

 

国も東京都も港区もロンドンを参考に、と言ってるところを何故私がブラジルにこだわるのかという理由はふたつ。ひとつは前述した『今やってるから』、もうひとつは『2014 FIFAワールドカップからの2016オリンピック』です。日本も似たような状況ですよ、『2019ラグビーワールドカップからの2020オリンピック』。スポーツ集客力世界3大大会のうちの2つが1〜2年で行われる国同士ですよ、参考にならないわけがない。

 

委員会とかで『港区は一体どうなってるんですか!』とか『港区の方向性がちっとも見えないじゃないですか!』なんてチクチクつつくだけの議員になるのは恥ずかしい。そういう人に限って『行政をチェックし、提案・実現しました!』なんて言いがちなこのヘンテコな世界。それはいかん、みっともない。自分でちゃんと勉強してから対案・代案・修正案を提案しないと……あれ、ひょっとしてこの訪問、港区のためだからこそ行政側にしても重要な案件なのではないかしら。然るべきところに聞いてみた。

 

『ブラジルの文化プログラムについて調べたりしてます?』

『いいえ、お手本はロンドンですし、リオに関しては情報がないので』

 

ユー、一応情報は取りにいかなきゃダメよ。どこかの先生も言ってたわよ、諦めたら試合終了だって。

 

『私、ブラジル大使館のアポイント取ったんですけど、折角の機会ですし、区にとっても重要なはずなのでご一緒しませんこと?』と区役所の然るべき部署にお誘いをかけました。結果、私含めて3人で伺うことに。ひゃっはー。

 

ブラジル大使館文化担当のブランカンチさん、個人的にすごく参考となる点がたくさんあり、非常に有意義でした。区にも都にも国にも文字を大にして言いたい、リオの取り組みも参考にされてはいかがですか。

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話を聞く上でわかったロンドンとリオの大きな違い。それは『ロンドンはトップダウン型』であり、『リオはボトムアップ型』であること。どういうことかといいますと、ロンドンの大規模展開はお上が決める(国とかIOCとか)。それに比べてリオはお上も決めるけれども、市民レベルで個人や法人も企画を持ち込む。あとお国柄もあるんでしょうか、リオは開催半年前(つまり今度の4月)からが文化プログラムの本番。今持ち込み企画を絶賛審査中。その数、それはもうすごいことらしいですよ。ワォ!って言ってたし。

 

文学、パフォーマンス、音楽、ビジュアルアーツ、その他いくつか、文化プログラムはカテゴリーが決められています。しかも『誰もがアクセスできるオープンスペースで無料でも行うこと』も条件となっており、一般の参加というものがとても重要視されていると。色んなルール等はそのうち文化プログラムマニュアルみたいなのが日本語でもできるんじゃないでしょうかね。というか、エンブレムやスタジアムデザインばかりじゃなくて、文化プログラムももう少し焦点当ててみませんかメディアの方。

 

あと、とても興味深かったのは『リオは2014年にFIFAワールドカップがあったので、4年間ぶっ通しでオリンピック文化プログラムを実施するのも難しかった』と。なんというか、FIFAとIOCの仲もあったようですよ、別組織だし。ここ、日本は仲良しでいてもらいたいですよね、ラグビーとIOC。

 

あと、オリンピックまで4年とかくらいの時期から色んなところでイベントを頑張るというよりは、地域の小学校やコミュニティで『オリンピック教育』から始めたそうです。オリンピックに関すること、スポーツに関すること、スポーツに親しむこと、スポーツを通じた健康への関心、外国人観光客への対応(おもてなしとボランティアは別物ですよ)、プロスポーツ選手との交流、などなど。

 

他にもいろいろお話したり、意見交換したり。すごくためになりました。一緒に来てくれた区の職員さんにも同じように感じてもらえると嬉しい。もちろん忘れないうちにと報告書を作成して然るべきところに配布済み。ぜひ参考にしてもらいたい。

 

すべてを踏まえて、港区で何ができるんだろうと考えています。リオのようなボトムアップ型でたくさんの区民の自主的参加を募るのもすごくいいと感じるし、文化のひとつとしてお料理に関する何かも楽しそうだし、毎年やっているような区のイベントを文化プログラムと位置付けて盛ればいいのかもしれないし。国や都やIOCとの兼ね合いもあるんでしょうけど、是非港区も複雑なルールの中で『何ができるか』からお願いします。盛り込みすぎるとよろしくないので、合言葉は『隙間産業』でよろしくどうぞ。

 

<予告> なんてこったジョー!毎月第1第3木曜、だと……!
小倉先生の次回作、『そうだ、保健所行こう』にご期待ください。

オリンピックの文化プログラム、一体なんなの

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自分でアポイント取ってブラジル大使館に行ってきました。目的は『国と東京と港区も力を入れてる、2020年東京オリンピックに向けた文化プログラムというやつがイマイチよくわからないので、今絶賛開催中であるはずのブラジルから知識を得よう』です。オリンピック・パラリンピック特別委員会に所属するわたくしでもありますし、港区の国際化に向けた大使館連携をどのように進めるかを常に思案するわたくし、行動せずに取り組んでますなんて、そんなみっとないこと言えませんし書けませんし。

 

文化プログラムってご存知ですか?オリンピックはスポーツだけではなく、文化の祭典でもあります。2016年のブラジル・リオ大会終了後の秋から2020年の東京大会まで、開催国各地で様々な文化・芸術展示等の開催がオリンピック憲章で義務付けられています。これが『文化プログラム』。Cultural Oluympiad(カルチュラル・オリンピアード)=文化オリンピックとしてなんと4年間実施するのがアテネ大会からくらいの展開になってるみたい。

 

東京大会は前々回のロンドン大会を参考にするそうです。基本的な理由は『史上最高だったから』。ロンドン大会の17万件のイベントを超える、20万件のイベントを企画しているそうな。史上最高を超える最高の東京大会にしたいと。国も東京も港区もやる気満々。開始の予定は来年2016年の10月と聞いてます。

 

ここで港区の文化プログラムの取り組みについて、先日の国際力強化推進フォーラムで発表された資料を共に振り返ってみましょう。

 

1. あらゆる地域で、すべての区民が多彩な文化芸術に触れられること。

2. 区民と芸術家が主役となり、地域の有形・無形の資源を活用し、地域に根ざし、国際性を意識とした多彩な文化芸術に取り組むこと。

3. 青少年、高齢者、障害者、外国人等にきめ細かく配慮して取り組むこと。

4. 区内の文化芸術及び国際交流関係の団体をはじめ、幅広く区民のご意見を反映して取り組むこと。

5. 区民の文化芸術への関心を高めるとともに、地域コミュニティの活性化など、地域が抱える課題への解決を目指して取り組むこと。

 

以上5点。HAHAHA、さっぱりわからん。いっこもわからん。

 

つまりですね、肝心の文化プログラムの中身については、何ひとつ決まってもいないし、方向性すら右往左往ということではないかと。ちなみにこれは港区だけじゃなく、東京都にしても国にしても同じ。なんの情報もでてこない。国民を都民を区民を巻きこんでの展開にしなければいけないというくらいなのに、『文化プログラム』という名称が浸透していないのもよろしくない。開始まであと10ヶ月ちょいしかないけど大丈夫なの?とか、取り組む取り組む、何に取り組んでんねん!とか、いち地方議員が心配になるくらいです。

 

ネットで情報探しても、議事録のような文献のようなものを探して読んでも、目指せロンドン追い越せロンドンばかりで具体的なものがひとつもでてこない。文化文化いっても、日本には伝統文化からポップカルチャーからサブカルチャーまで、こんなごった混ぜの愉快な文化を持ってる国なんてそうそう無い……いや、イギリスもシェークスピアからビートルズまで幅広いか。そう考えると参考にするのも間違いではないかも。

 

ロンドンロンドン言うけれど、よくよく考えてみました。カルチュラル・オリンピアードが4年間開催されるのがここ最近の常なのであれば、今まさしくやってる国あるじゃんと。それがブラジルさん。2016年の8月にオリンピック、今真っ盛りのはず。どういう試みをしているんだろうと気になりますよね。

 

これが調べても全然情報出てこないんだ。リオ大会の公式ページから検索かけてもほとんど出て来ない。ちょこっと見つかるくらい。だから調査もしようがないのかしら。というか調査しようとか考えているのかしら。そんな事でどういうことをやっているかという事が知りたく、そうだ直接大使館に問い合わせてみよう!となったわけです。

 

ブラジル大使館は港区にありますし。駐日ブラジル大使館に文化部・スポーツ協力部・広報文化部というセクションがあるではありませんか。先日の様々な大使館回りで『駐日大使館と言えども日本語が通じるとは限らない、でも英語は通じる』と学んでおります。日本語と英語で『こういうこういう意図で是非お話をお聞かせ願えないでしょうか』とメールしました。そしたらすぐにお電話が。

 

『日本のブラジル大使館はですね、ブラジルを日本にPRするための窓口であって、お求めになっているブラジル現地の情報等は日本の外務省が現地にある日本大使館で調査・情報収集を行っております。なので外務省にお問い合わせいただくのがいいのでは』

 

つづく。

お餅つきシーズン到来

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12月から2月の間がここらの地域のお餅つきシーズン。年忘れ演芸会とか忘年会とか、何だかもうすっかり12月ですね(うっかり忘れてた)。

本気でついてますけど不思議に筋肉痛が無く、不思議に思っていたところ、ダンベル代わりに4kgの猫2匹を上げ下げする『にゃんべる』で鍛えているからじゃないのー?というご指摘が。

にゃんべる…なんという猫好きにはたまらないトレーニング。メモっとこ。

国際学級とセットで…はいかがですか?

通訳

港区らしい特色という面で東町小学校に国際学級というものができて4年くらい、できるまでに結構な年月と労力を費やしたと聞いてます。区役所のみなさん、教育委員会のみなさん、地域のみなさんありがとう。ありがたくもこの国際学級のある東町小学校、区内人気校のひとつであります。

 

日本語レベルがまだ足りないかもなんていう児童に国算社理(日本語、算社理?)を別クラスで英語で教えましょう、それ以外はクラスのみんなと一緒にね、必要なら英語でサポートもしますよ、という国際学級。いたせりつくせり。そんなたくさんの国の子達がいるので、運動会にしろ何にしろ、普通でもイベントでも日本語と英語が飛び交う環境。

 

9月の定例会で国際学級について教育長に質問をしました。国際学級の増設というのは今まで他の議員さんからも質問があったと思います。でも私のメインディッシュは『国際学級の卒業生の受け皿となりうる公立中学校』に関して。過去の議事録検索かけても中学校に関しては引っかからなかったし、誰も質問したことないのかなあと思って。

 

そんな国際学級、東町小学校に通わせてる保護者の方々から色んなお話を聞いたことがあります。例えば

 

『子供が色んな国の言葉に慣れてきた』

『親の外国語に対しての興味が湧いた』

『お友達たくさんできて日本語覚えた』

 

ポジティブなご意見がある一方、中には

 

『早く通常学級に移りたいけど日本語が心配』

『日本の教育レベルがわからない』

『日本の教育は素晴らしいのに、なぜ外国人も日本人もインターに入れたがるの?』

『折角の環境だったのに中学校どこにするか心配』

 

そんなネガティブなご意見も。そりゃそうです。何事もたくさん考えがある。十人十色。思い出しながらこう書き出してみると、聞いた中でもおおまかなトップ2は

 

1. 言語レベルを問わず、親も子供もこの取り組みにある種の恩恵を受けている。

2. 日本語ができない(又はちょっとできない)子供の学力を不安に思う。

 

そもそも、国際学級は日本人のための英語学校でもインターナショナルスクールでも英会話学校でもありませぬ。改めて確認すると『(将来お国に帰る前提で)戻った際に困らないように』でありますからして、赴任先が日本という外国人駐在員に向けてるのが基盤であります。

 

色んなお話を色んなところから聞いて、私思いました。発想の転換をして、国際学級もいいけど日本語学級を設ける必要もあるんじゃないかと。特に中学校。今、港区で外国人のために日本語学級があるのは西麻布の笄小学校ひとつ。中学校はなし。

 

中学校に日本語学級を設置する利点が多分3つくらいある。ひとつの頭をフル回転させて3つくらい。もっとたくさんの頭をフル回転させたらたぶんもっとでてくるはず。

 

1. 折角の機会だし、現地校に通わせてみたいと希望する外国人保護者の期待に応えられる。

2. 東町国際学級の卒業生のサポートにもなるし、笄小学校日本語学級の卒業生のサポートにもなるだろうし、ご新規に日本に来る家庭の中学生もいるだろうし、帰国子女にも必要であれば。中学でいきなりザ・ジャパニーズの環境に放り込む前のワンクッション。

3. 日本語学級あら素敵、と校内に色んな国の子達がいる国際色豊かな環境が保たれる。港区っぽい。

 

どうですか、こういうの。特に日本人保護者からあがる『国際学級を増やして欲しい』というお声は、要は3の港区らしい国際的な環境が整備されることが求められているのか大きいと思われます。

 

一時期だけではなくずっと日本に住む場合だってあるでしょう。そうしたら中学以降の進学だって考えなきゃいけない。高校受験だって考えなきゃいけない。両親のどちらかが日本人であっても、語学に関する教育は色々と難しいという話もあります。『聞く&話す』ということと『読む&書く』というスキルはまったくの別物。折角の機会ですし、しっかりと学べる機会を設けましょうよ、日本語を。経験してもらいましょうよ、日本の中学校を。

 

逆に考えてみましょう。あなたが家庭の事情で外国に住むことになりました。何年くらい住むかはわかりません。元気があればなんでもできる!と小学生のお子さんをいきなり現地校に放り込むか、ひょっとしたらすぐ帰国するかもしれないし少し日本語で授業もしながら多少現地の言葉に慣れしたしむまでそこで主要科目をお勉強できる学校にするか、それとも日本語しかできないからということで現地にある全日制の日本の学校に通わせるか。

 

では、滞在が続いたとします。そのお子さんが中学に進学予定。将来の高校受験や大学受験などの進学も考えて、言葉も試験に受かるような学力も付けておきたいんだけど…なんて場合はどうしましょう。国際バカロレア認定のある学校?いやいやあれは語学できるのが前提だし…ひと昔前の『帰国子女枠』狙いみたいに『国際バカロレア資格枠』でいい学校入学しようとしても、帰国子女枠よりハンパないレベルの人達たくさんいすぎて鬼のような倍率競争になるだろうし…。

 

そんな時、中学校に『主要科目を日本語で引き続き授業してくれるところ』と、『外国人生徒のために言葉を教えてくれるコースもありつつ、現地のみんなと一緒に学校で授業を受けれるところ』のふたつがあるとして、どちらが魅力あるでしょう。国際化に力を入れる地域でしょう。

 

英語を母国語としない人達への英語教育をESL (English as a Second Language)と呼ぶのに対し、日本人を母国語としない人達への日本語教育であるのがJSL (Japanese as a Second Language)。第2言語である必要もないんだけど、こんな感じの表現もあると聞きました。このJSLを充実させるのも、日本人の国際化・国際理解教育を発展させる手法のひとつであると思います。

 

えーだって日本語学級なんてあったら英語ができるようにならないじゃん、なんて感じる保護者もいるでしょう。思い出してください、国際学級は日本人区民は入れません。思い出してください、国際学級は日本人児童の英会話学校ではありません。そして思い出してください、語学でも何でもできるようになるのは『興味を持って勉強をした子』なんです。

 

どこぞの偉大な消しゴム版画家がこんなこと言っていたような。『英会話取得は日本人の見果てぬ夢である』と。

 

そんなことを考えて色々と意見交換をしたり、昨日区議会定例会が終わったばかりなのに、次の2月の予算特別委員会のための準備を今から心配しているわたくしでありました。この時期既に新年会など年明けのイベントのご招待が色々と入り始める中、『あけましておめでとうございまーす!なんて言いながら既に新春番組のロケをしている芸能人ってこんな気持ちなのかしら』と、テレビの中の人達に複雑な想いを馳せておりますわたくしでもあります。

多様性

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日本では渋谷区と世田谷区でパートナーシップに関する条例だったり要綱だったり、『多様性』という言葉がいい意味でも悪い意味でも乱立するような印象の最近です。ポジティブな視点であればダイバーシティ、ネガティブな発想であれば…どこかの市議の発言でニュースにもなりましたね、そういえば。

 

私、ものすごい積極的な人権屋さんでもありませんし、真摯なゲイアクティビストでもありませんし、絶好調のウーマンリブ的なわけではありませんが、自民党に属する身としては多分珍しく寛容な立場であります、多分。海外にいたころもそういうお友達いましたし、日本人のお友達だっていますし。なんというか、色々と多分普通。

 

Center for Disease Control and Prevention (通称:CDC)という政府機関がジョージア州アトランタにありまして、米国疾病管理予防センターという感染症対策の総合研究所といったらいいんでしょうか。こちらが2013年に初めての疫学的な大規模調査の結果を公表しています。

 

http://www.cdc.gov/nchs/data/nhsr/nhsr077.pdf

 

これによると、ストレート96.6%、ゲイ/レズビアン1.6%、バイセクシャル0.7%、回答なし/その他1.1%だそうで。アメリカ国内の結果。ほうほう。

 

経験からアメリカでの話しかできないのが残念なんですが、私が大学生だったのが1995-1999年、その後帰国するのが2004年、その間にアメリカでは色んな出来事がありました。当時は知っていたけどあまり気にも留めたことがなかったんですけど、今思い出すとすごく大きな変化が2つ。

 

1. 大学のサークルのようなグループ?で入学当時は『ゲイ&レズビアンアソシエーション』だったのに、卒業する頃に『ゲイ&レズビアン&バイセクシャルアソシエーション』に変わっていたような(まだトランスジェンダーの概念とか表記は多くなかったかと、そしてアルファベットのLGBというような属性の順番も定まってなかったかと。GLBとかBGLとか色々みたような)。

 

2. 1999年にユナイテッド航空とアメリカン航空で社員にドメスティックパートナーシップ制度が導入されたこと。

 

このあたりの流れを含めて、私はいつも『タマゴか先か、ニワトリが先か』ということを考えます。アメリカでのこの手の話、1960年、70年あたりからの人種差別だの何だのという流れは絶対に関係あるわけで、映画にもなったアクティビストで政治家のハーヴェイ・ミルクとかすごく関係あるわけです。ゲイ関連の話はカリフォルニア州がほぼスタートなわけであって、ユナイテッド航空なんかサンフランシスコをハブにするメジャー航空会社だし。

 

2000年前後にパートナーシップ制度を求めて航空会社に応募が殺到するというような話もたくさん聞いたことありました、そういえば。福利厚生としてね。

 

いや、一般企業で初めてドメスティックパートナーシップ制度を従業員に導入したのはニューヨークのビレッジボイスというのも聞いたことあるなあ。しかも1980年代に。その後にカリフォルニア州バークレー市でも導入とかそんなこともあったような。ちょっと時系列と場所がごちゃごちゃでごめんなさい。

 

とにかく、色んな流れを組んでるわけですね。私のような単なるイチ留学生でも肌で感じてわかるのうな、変わっていく雰囲気が。条例が先がといえば違って市民運動が先。その市民運動が先かといえば、その前に別件の市民運動なり政治絡みであったり。とっても難しい。

 

何が言いたいかといいますと、世の中を変えるものすごい起爆剤になるのは『企業の発想転換と発信力』ではなかろうかとずっと思っています。アメリカがここまで寛容な国と思われるようになったのは、移民の多い多様な人間がいたからではなく、ゲイを公表した政治家がいたからではなく、数十万のアクティビストが頑張ったからではなく、ちょっと前に最高裁かなんかがそう判断したからではなく、2000年になるちょっと前に色んなそういう背景を基盤にして企業(特に航空会社)がそういう制度を導入してそういう社員が増えて、全米全世界あっちこっちに飛行機でそういうフライトアテンダントさんを目にしてもらう機会が増えて、心のキャパが広がるという。

 

みなさん、飛行機乗って感じたことありません?(注1:全員が全員じゃないですからね、ホントに)(注2:全員が全員寛容とは限りませんよ)(注3:経験に基づく単なる個人的な感想です)

 

これからの世界が変わっていくという前提においてのタマゴが先か、ニワトリが先か。条例が先か、たくさんの人の意識が変わるのが先か。難しいところです。でも日本って『グローバルの目標、でもローカルな発想』的なところが多いので、どこどこもやってるからとか、よその地域の事例がどうとか、隣の家のトリばっかり追わないで自分のところの飼育環境の分析から始めてもらいたいもんです。隣の芝生ばっかりみないで自分の庭の土壌分析から始めてもらいたいもんです。個人的な見解。

 

家庭のあり方が云々という戸籍制度という家族単位でものを考える文化背景と、個々単位の身分証明でものを考える文化の違い。アジアの中でもゲイに寛容なタイ、仏教徒の多いタイ、輪廻転生の概念から現世の姿に固執しないから寛容だなんて説も聞いたことある。文化背景ってほんと不思議。

 

ちなみに日本での統計や調査という面では電通さんが今年の春に結果を報告しております。比率は7.6%。商業ベースのマーケティング目的だし、少し違うかと。アンケートであろうがきちんとした質問票を作成するのも学術的な手法が必要だしさ…。よくテレビ局とか新聞社でやってる『支持政党』とかの比率も各社で全然違うでしょう、それと同じ印象持っちゃう。

 

http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2015041-0423.pdf

 

どっかにちゃんとした分析ってないのかなーと探してたら東京大学のページに論文誌のセクションを見つけました。『相関社会科学』という年イチ発行の査読付き論文誌だそうで。

 

そしたらこんな。タイトルもそのものスバリ、『日本における同性愛に対する寛容性の拡大』。どなただろうとグーグル先生に聞いてみたら、明治学院大学の教授とのこと。…なんというかさすが明学。友人の姿が脳裏に浮かぶ。元気にしてますか。

 

http://www.kiss.c.u-tokyo.ac.jp/docs/kss/vol22/vol2202ishihara.pdf

 

とまあ、統計とか数字というものはとても興味深いもので。

 

性的マイノリティに対する配慮を、という質問が議会で取り上げられることもこれから多くなると思います。でも同時に『配慮した場合の、他の人々への配慮』も考えないといけないんじゃないですかね。例えば条例に背いて配慮しなかった人や企業を公表なんてしたら、全体的に平等にネガティブな結末を迎えるでしょうし。

 

日本はなんとなくですよ、個人的な主観ですよ、なんでもかんでも性同一性障害(GID: Gender Identity Disorder)とまとめようとする傾向があるように思うの。GIDだったら仕方がない、みたいな落としどころを。でもそれ違うと思うの。

 

タマゴが先か、ニワトリが先か。エンターテイメント性に便乗したい業種もあれば、お金とか票とかに結びつけたい業種もあるのも事実。きちんとした統計も欲しいところだと思うし、私まだまだ薄っぺらい知識と経験しかないからすっごい難しい。議会とかで質問で取り上げる議員さんの知識量がどのくらいなのか知りたいわ。何の文献参考にしてたりするんですか。