委員会報告

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さて、本日は総務常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQを添えて。

 

1. 平成28年度港区事務事業評価の結果について

外部の学識経験者を交えながら4月から一次、二次、三次評価を経て、港区の事務事業の評価が終わりました。結果として、拡充1、継続450、縮小1、廃止2、統合50事業でいきます。

Q: すみません表の見方がよくわかりません、廃止の2件ってどういう感じなの?など。

 

2. 港区史編さん委員会の設置について

港区政70周年の記念事業として、港区史の編さんに取り組みますね。外部の学識経験者を交えながら委員会を作って、基本方針とか内容とか刊行とかについて話し合いをします。年2〜3回の飲回をベースにH32年に出せたらいいな。

Q: 委員のみなさんの役割は?、初版の港区史があるけれどそれの取り扱いはどうする?例えば中身とか考え方の違いも含めて、など。

 

3. 港区財政運営方針(素案)について

前々の委員会で『港区財政運営方針(素案)』に対して区民のみなさんからパブリックコメントを受け付けますという報告をしましたが、8月から1ヶ月間の間に2通7件のご意見がありました。意見を受けて修正するところはしますし、そうでもないところは区のHPに区の考え方とか諸々を近いうちに掲載しますね。

 

あ、決算特別委員会のまとめと区政報告書の新しいのを2週間前くらいからサイトに載せておりますのでこっそりお知らせしておきます→コチラ

以上。

がん対策とうきょう・みなと2016

「がん対策とうきょう・みなと2016」。港区と都の共催で、がんの予防、早期発見、健康づくりの大切さについて区民の皆さんと一緒に考えていくイベントがありました。港区はがん対策や健康づくりをとても頑張っておりまして、地方自治体の中でも、特に都市部の中でも非常に頑張ってるところなんじゃないかと思います。そんな港区、企業や団体とこれからのことで連携協定を結んでくれましてね。もっと研究所とか企業と一緒に頑張ってくださいよと提言している立場としては素直に素晴らしいと思ってます。行政ができることは限られてますし、そこを他のところが補えるような体制が整うのであれば、色んな人にとってプラスですから。

 

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あのファイザーさん、なんと都内では初めての官民連携協定です。KEA工房さんは婦人科系がんの術後下着とか扱ってるところ。東京都美容生活衛生同業組合さんは『みなとアピアランスサポートセンター』を立ち上げて外見支援相談含めたサポートをしていただけると。それぞれの分野のプロフェッショナルと組むというアドバンテージはプライスレス。ふーん、へえー、そんな感じかもしれませんが、地方自治体がこういうのやるって結構勇気がいるしすごいことなんですよ(個人の感想)。製薬企業で抗がん剤の開発やったことある身としては非常に嬉しい。

 

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女優さんも闘病体験を語ってくれたり、身体の外側という部分を失う葛藤だったり、再建術という選択だったり、検診の大切さだったり、体験した方から聞くことで初めて気づく点や考えさせられる点がたくさんあります。おにゃんこクラブとか夕焼けにゃんにゃんとか一瞬だけ思い出しました。

 

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ファイザーさんは『世界で一番大きな肺模型』を展示してくれたりですね。 行政が初めて実施するこのような会としては企業・団体ブースがそこそこあるのはとてもよかったと。

 

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提携を結んだKEA工房さんは補正下着やらパッドやらの実物を持ってきてくれていましたし、何がどう違うのか、何がどうなれば快適になるのか、見る・触る・相談するができますしね。 例えばパッド、ジェルのようなシリコンのような柔らかい素材であるんですが、ある程度の重さが必要です。ほら、片側だけがふわふわの軽い素材だったらバランス悪くなっちゃうじゃないですか。そういうことも含めて案外知られていないことも多いわけ。

 

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東京都美容生活衛生同業組合さんは『みなとアピアランスサポート』 のご紹介もあり、ウィッグもこういうおしゃれで可愛くて普通なものがたくさんあるんですよと実物の展示をされていました。ネイルケアやスキンケア、メイクアップひとつで色々と前向きに変わることもありますよと。

 

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手術の操作体験ということで、ジョンソンアンドジョンソンさんが機器を展示してくれたりですね。モニターを見ながらビーズをお皿に移し替えるのが結構難しく。

 

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大腸トンネルとかね。受けましょうねがん検診。

 

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病院さんのほかに製薬企業さんからのご協力もあり、区民向けの医療費とか制度とか、家族ががんになったらを含めてそういうパンフレット・冊子だけでも提供してくれたのはとてもありがたいこと。場合によっては行政が作るものよりわかりやすいものもありますし。今はインターネットでの情報入手という方法もありますけれど、製薬企業さんも一般向けにとてもわかりやすいものたくさん作ってるんですよ。

 

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『新しい薬が患者さんの手に届くまで』と治験の流れの説明パネルまで。 これは一般質問等での『治験は治療の選択肢です!』私の投げかけに区が配慮してくれたんでしょうね。ありがとうございます。中外製薬さんもノバルティスさんも大塚製薬さんもアラガンさんも情報提供のご協力ありがとうございます。

 

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パネルディスカッションの時間もありました。医師や乳がん経験者の方たちを交えてのパネルトーク。乳がん検診を受ける時期はいつがいいかなど、なかなかためになるお話満載。

 

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医師の先生方による講演会もありました。

 

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治療のお話もタイムリーな薬剤含めてなかなか楽しく。

 

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多少、区民向けとしては難しいお話もありましたけれども。私は大好物なんですけれどもね。でも区民向けとしては難しすぎたかなあという感は否めず。私は大好きなんですけれどもね。

 

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そして最後は港区の担当課長さんから色々と説明を。検診の状況だったり、これから港区がやっていきたいことだったり、当座の目標だったり。わかりやすく説明してくれてとてもよかったと思います。

 

こういう会が定期的に開かれるといいなと願いつつ今回はおしまい。

委員会報告

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さて、本日は議会運営委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからの指摘を添えて。

 

1. 港区教育委員会教育長の任命について

先日終了した第3回定例会で承認された、新しい教育長をご紹介します。どうぞよろしく。

 

2. 区の幹部職員の異動について

色々に伴って諸々異動となりました。どうぞよろしく。

 

3. 議会改革に関する提案事項の検討について

議会基本条例に似たようなそうでもないような、その名も港区開かれた議会条例(案)が幹事長懇談会を経て議会運営委員会に上程されておりますが、さぁ各会派のみなさん何かご意見ありますか?

Q: 議会運営委員会でイチイチ検討するより、ひとつ下に小委員会を設置した方がいいんじゃないでしょうかね、みんなが納得するように検討してもらいたいですね、全会一致を原則にしてください、小委員会を設けて検討してもらってその後にまた議会運営委員会に戻して検討と、みなさんそうご希望でしたら小委員会を設置してメンバーは正副委員長で調整しますね。

 

4. 請願の取り扱いについて

前に請願・陳情書の作成マニュアルについて紙2枚だったところを1枚ペラにする案、正副委員長で案を作りましたけどどうでしょう?いいですか?ではそれで区議会事務局のHPとかに掲載しますね。

 

以上。

港区の坂の次は橋めぐり その1

港区中の坂めぐりは終了、88だか86だかの坂を見て坂ポールを激写して回りました。さて次はどうしようと考えていたところ、『橋!橋を是非!』と区役所の中の人に言われまして。ほほう、その手があったか。おぐら探検隊、次の激写ターゲットは橋にロックオン。

 

港区、地図をみても海っぺりに位置してますし『港』という字があるくらいなので水に縁があるわけです。今はお台場や芝浦を含めて素敵な水辺が整備されていて『まぁ、さすが港区』のような取り組みなんですが、実は私、あんまり海にご縁がありません。幼少の頃は麻布十番から徒歩圏内でしか生活していなかったため、海は遠いというイメージがこびりついております。世界が狭くてすいません。

 

その代わり自分に一番身近な水?は川です。渋谷の方から『渋谷川』がありまして、それが広尾のところの天現寺交差点で港区の『古川』に大変身。同じ川なのにややこしい。東京都の川に関するサイトを見ると二つ合わせて7.0kmの二級河川、港区分の古川は東京湾に流れるまで4.4kmということです。

 

ちなみにこの古川、すごい大雨が流れ込んでくると麻布十番近辺が時々冠水します。これが結構アレな問題でして、今しばらく貯水池工事ってのをやってるんですね。古川の洪水対策といえばきたしろ勝彦都議会議員。前に工事中の地下貯水池の見学に連れていっていただきまして。直径7mより少し大きいくらいだったと思うけど、そんな大きなトンネルにいざという時水を流し込んで溢れなくするという、地域の安全対策。8月の大雨の際にはもう使われたそうで、地上も含めて完全に工事終了するにはもう少し。

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あ、あと古川は時々ボラが大発生とかしてたような気もする。今は時々鳥がただずんでたり、亀がのんびり泳いでたりする姿を見れるのでホッコリする時も。

 

そんな古川を中心に橋がたくさんかかっているのを幼少の頃より目にして育ってきてるわけでして、天現寺から東京湾に向かって順番に橋めぐりのリバーウォーク←こう書くとカッコいい。川だし、アヒル隊長をお供に橋激写。

 

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天現寺橋。天現寺はし…?天現寺『ばし』じゃないのか!?マジかよ!?

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狸橋。

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狸橋のたもとに由来が書いてある石碑発見。…読めない。

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亀屋橋。

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養老橋。

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五の橋。

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全部の橋の名前は漢字とひらがなと両方でありました。右とか左とか、どっちがどっちとかルールがあるのかしら?それにしても昔から『之』じゃなくて『の』な感覚ですけどね、ほらバスの停車駅とかひらがな表記だし(うろ覚え)。

 

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白金公園橋。『しろがね』じゃなく『しろかね』であって、『ばし』じゃなくて『きょう』。『しろかねこうえんばし』は間違いな模様。公園にくっついてる橋。

 

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四の橋。

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新古川橋。ここも新古川『ばし』じゃないのか!?マジかよ!?

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古川橋。

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三の橋。

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二の橋。

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やっぱり『の』はひらがなの方が好き。多分見慣れてるだけ。

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小山橋。ここも『はし』か!

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一の橋。ここまでが麻布地区といわれるエリアの橋。

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新堀橋。新堀って町会はあるけれど、南麻布の方なのよね。なんかこっちの方にあると不思議な響き。

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中の橋。

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赤羽橋。…はし?赤羽『ばし』じゃないの!?マジかよ!?

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芝園橋。

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将監橋。…これで『しょうげん』って読むんだ。これも『はし』。

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金杉橋。ここも『はし』。ショック。

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新浜橋。これも『はし』。へえー。

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浜松町のところの天井低いトンネル抜ける手前にある不思議な橋。

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浜崎橋。ここまでが芝地区というエリアの橋。4.4kmのお散歩終了…あ、ひとつ忘れた。新浜崎橋は次回に回します。

 

やっぱり港区って川がぐぐーっと通ってるから橋がたくさんあるのねえーなんて気にしながら区役所のサイト、その名も『区が管理する道路橋の紹介』を見てみたところ、あら不思議。↑の通り過ぎてきた橋は全部区が管理しているような橋ではないことがわかりました。区道とか都道とか国道とかの、すごくややこしい理由からなんでしょうかね?よくわからない。

 

区:狸橋、五の橋、四の橋、新古川橋、三の橋、二の橋、小山橋、一の橋、新堀橋、中の橋、将監橋、新浜橋

都:天現寺橋、古川橋、芝園橋、浜崎橋、新浜崎橋

国:赤羽橋、金杉橋

 

 

そうするとですね、この区のサイトに記載も地図上になーんもない橋が3つ残るんです。これ、なんだろう?

 

不明:白金公園橋、亀屋橋、養老橋

 

あっ、これひょっとしたら、区が管理する『道路橋』ってなってるから、車が通れない道路ではない橋はカウントされないのかしら?でもそうするとトンネルの中にある階段新浜橋は一体どういう扱いなのか、昔に橋があったのかしらと不思議に思いつつ、合ってるか合ってないかのヒラメキを残しつつ、『はし』と『ばし』のショックを受けつつ、赤坂と芝浦港南エリアの橋は次回へ続く。

港区議会 H27年度 決算特別委員会 その4

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さて、決算特別委員会の最後は教育費。なんとなくメガネを着用、だてメガネではなくガチメガネです。視力が悪い人はわずかな変化に気付きにくいんですが、確実に近づいてきている気配を感じます…今あなたのすぐ後ろにいるの…。わたしローガン。見やすく行こうぜ40代。

 

国際化国際化と叫ばれるこのご時世で、なんとなく風潮が『仕方なく国際化』っぽくなってきてるのをヒシヒシと感じます。教育で国際化ってなんやねん、何したら国際化いうねん、そんなプレッシャーもヒシヒシと感じます。

 

とりあえず英語?英語話せたらいいよ?中学からの英語を前倒しにしたら自分たちの時代の時以上にできるようになるかもよ?英語が好きになる子増えるかもよ?でもちょっと待って?興味でてくる人もいるかもしれないけどつまづく人も多分増えるよ?つまづく時期が前倒しになったら中学厳しいよ?

 

感覚からすると、数学を小学校に前倒しするのと同じような感じなんでしょうかね。xとyの使用を小学校から始めると数学がわかりやすくなるだろうとか。数学に馴染ませるためにとか、理系人口を育てるためにとか、なんとか算を解きやすくなることに期待を持ってとか。英語と数学は全然別物でありますし、どちらにせよ興味を持てなければね…なんてそういうこともあると多い思います。日本人が外国語を〜というアプローチも必要かもしれませんけれど、外国の方々に日本語を〜という日本語人口を増やすアプローチもあってもいいかと思います。あると思います!

 

そんなことはさておいて。教育費の質問は日本語学級と日本語指導についてがメイン。

 

Q. 東町小学校に国際学級ができて5年くらい。その間に笄小学校の日本語学級に通級する児童数の推移は?

A. H24年度から順番に29人、28人、30人、30人、34人。

 

Q. 日本語学級に通える期間は?

A. 通い始めた日から2年間。

 

Q. ちなみに、国際学級に通える期間と、日本語学級に通えない等の理由で日本語適応指導を受けれる期間は?

A. 国際学級は制限なし。日本語適応指導は年間48時間で終了。

 

Q. 国際学級と同じくらい日本語学級の取り組みも大切だと思うけど、これからどういう風に?

A. 今現在、笄小学校の日本語学級に通級する38人のうち、約6割が元々笄小学校の児童。その他、それぞれの在籍する学校で47人が日本語適応指導を受けている。今年度中にニーズ調査を行う。

 

日本語学級は予算特別委員会くらいから質問をするようになって、今回のやりとりの中で『うわぁ港区素晴らしいわぁ』と感じるようになったのが、日本語学級についてのニーズ調査を始めて行うと明言されたことです。がんばってください。もちろん日本語適応指導の検討も含めて。正しい方向でやってもらいたいものです。何が正しいのかは色々あるでしょうけれど。

港区議会 H27年度 決算特別委員会 その3

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土木費では日々疑問に感じていること、ちょっと疑ってるところを敢えて質問にしてみました。本当は一般質問で区長にお答えいただきたかったんですが、何か色々諸々な事情のため決算に回すことに。結果的には具体的に回答いただけたので結果オーライ。質問タイトルは『開発における地域貢献について』。日々の質問、それは土地。

 

一般質問でざっくりと『施設整備のための用地確保について』を聞きました。ちなみにコレ、7月開催の第2回定例会の代表質問で土屋準議員にもお願いして質問に入れてもらったんですが、どうも理解しにくい回答だったので自分でもう一回。そこでもやっぱりイマイチだったので決算で更にドン。どうみてもしつこい議員です。ありがとうございました。だってわかりやすくないからわからないんです。

 

そもそもの発端はある疑問。

 

『保育園を増やさなきゃ!とか言っても、例えば0-5歳の認可保育園って広さ400平米が目安らしいし、しかも物件探すのってやりたい事業者が自分で探してこなきゃいけないんでしょ?ここ空いてますよって区が一般物件抑えてくれるわけでもないんでしょ?そんな広いところがまず港区にあるのかしら?あったとしても認可って東京都次第だし、審査期間中に事業者がなんらかの形で物件押さえなきゃいけないの?不動産屋さんのビジネスもあるし何ヶ月も結果でるまで押さえるのって無理っぽくない?』

 

ちょっと慣れない保育園のことを考える機会がありまして。そしたらですね、また変なベクトルで『そもそも論』を頭の中で展開してしまいましてね。

 

『そもそも、区が区のための施設を作るのに場所確保できないっておかしくない?行政の地位ってそんな低いの?お金の問題?』

『港区って人が増えてるからアレが足りない、コレが足りないって言うけれど、ただでさえ広い土地がない上に、あったとしても企業にバンバン買われておっきいビルばっかり建っちゃって、そこそこ狭いとこでもマンション建っちゃって、別にそれはいいんだけど、同じように区も土地買っちゃえばいいのになんでできないんだろ?』

 

そしたら仙台坂上の元麻布2丁目の土地を55億円とかいう仰天価格で購入したことを急に思い出し、緊急事態なんだろうけど広けりゃなんでも保育園というセンスは未だにいただけない。買うのは別にいいと思うの。や、そんなことはさておいて。

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『土地持ってる企業とかと話し合いの上で土地交換とかできないのかしら?区有地に新設してっても限度あるよね?』

『区有地を増やすというのもアリだけど、港区内に残ってる手付かずの国有地とか、お得に買える都有地なんてのも残り少ないし、買いませんか?って声かけられたとこもあるらしいけど使い勝手が悪いからと断ったって話も聞くし、その割には大・中・小規模で開発はどんどん進んでいくし、区の意図でそういう開発って進められてるのかな?』

 

そんな疑問がひょっこりと出てくるようになりました。考える度に次々と色んな疑問が続々と。

 

『まちづくりマスタープランとかあるけれど、なんか概念だけでよくわからないし、その割には企業がやってる大規模開発とかで区の施設が入ってるとかあまり見たことないし。港区はこういうまちづくりをしたいしこういうの作りたいって言い切って、企業とかにお願いってできるのかな?できるとしたらどのくらいやってんのかな?』

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山手線の新駅がどうのこうのというニュースを見る度にそんな疑問も駆け巡り、港区の目指す港区ってなんだろうと。

 

ひとつひとつ疑問を解消していこうと、課長さんたちに色んなこと教わりました。不勉強と言ったらそれまで。たいへん申し訳ございません。すぐまた忘れちゃうかもしれないので先に謝っておきますね。ごめんなさい。

 

ざっくり学んだこと。聞き出したこと。細かな説明はちょっとはしょります。

 

1. 『港区さんに土地とか場所わけてちょうだい』ってのはなんか色々法律が絡む上、できないっぽい。

2. 港区の中心から地方自治権の拡充を今も叫んでるっぽい。

3. 縦割りすぎてどこが担当だかわかんない。

4. H3年から『港区開発事業に関わる定住促進指導要綱』なるものがあって、ある一定の規模以上の開発の際には、生活に便利なものとか公共工事的なものとかお願いねって企業に指導してるって。へえー。

5. お願いというカタチで開発事業者とは任意で協議という指導して要綱らしいけど、スルーする事業者はいないとのこと。素晴らしい。

6. H3年からは約3万5000戸の住宅を増やして(人口減少から抜け出すため作戦)、H15年から『生活に便利な施設』というやつも許可し始めたと。

7. 事業者任せでテナント入れるらしいので、ビジネスとしてペイ出来なさそうな施設は敬遠される傾向があると。そりゃそうだ。

 

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正直ね、『指導、誘導してます!』っていう言葉をすごく疑ってたんですよね。だって自分の生活エリアのまわりでそういうものみたことがなくて。大規模開発のすごい商業施設とかオフィスビルに例えば保育園とか入ってたら『なるほど、あれがそうか』って思ったんだろうけど。でもよくよく聞いてみると、結構がんばってる。疑ってすみません。ごめんなさい。

 

でもまだまだ課題もあることを認識しているという答えも聞けて、それが一番安心。施設の数も種類も偏りがあるし、例えば芝地区だったら生鮮3品が揃うスーパーとかの導入がなかなか実現できなくて悩んでるというし。頑張れ港区、もっとグイグイいっちゃえと応援したいところ。そのうちこの指導要綱でいいのかとかいう進んだ議論もでてくるのかもしれないし、もっといい方法が閃くのかもしれないし、まちづくりのプロとして頑張ってください。注目の分野。

 

あっ、衛生費では(仮称)みなと在宅緩和ケア支援センターとアピアランス支援について質問。どちらかというとこれからじっくりな上、期待される分野です。医療用のウィッグから色々調整が始まるんじゃないかなと想像。

10月10日は麻布十番の日

3連休はみなさんいかがお過ごしでした?雨が降ったり上ったり、また雨が降ったり上ったり、ようやく涼しくなったりとそんなお天気でしたが、10/8と10/9は増上寺・芝公園一帯でみなと区民まつりでした。

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区議会ブースでは昨年に引き続き、子供議員バッジと風船を配ったり、大人には議会報告会のお知らせを配布したりと、区議会事務局も大忙しの2日間。港区の好きなところをポストイットに書いてもらうとあら不思議、子供議員の誕生です。

 

『風船もあるけど、港区のイケてるところ教えてくれると港区の子供議員になれるからキミもどう?折角だから子供議員にならないかい?』

 

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そんな呼び込みで港区マークの入った子供議員バッジ(缶バッジ)を大量配布。公園、図書館、東京タワーが多かったようなそんな港区のイケてるところ(注:わたしのスキな港区)。みなさんありがとうございました。そして区議会事務局のみなさまお疲れ様でした。

 

そして3連休最後の10/10。10が2つも付く日は年に一度の麻布十番の日。商店街たくさんのお店が年に一度の大サービスを展開、そしてイベントも盛りだくさん。午前中からイベントアナウンスと交通整理のお手伝いを。

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和太鼓あり、ベリーダンスあり、麻布十番の日のお買い物の合間によってらっしゃいみてらっしゃい。麻布十番商店街のJSS加盟店でお買い物すると貰えるシールを台紙1冊分ためると、年に3回ほど港区共通商品券がお得に当たる福引がありまして、賞品交換のいつものお手伝いも。お得なんです、パワーアップ版の十の市福引。

 

次の福引は1月になりますが、来月11/11と11/23の酉の市では福引の代わりに更にお得に品物と交換できますので、そちらもご利用くださいくださいね。

 

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当たった商品券でまた商店街でお買い物してくださいね。微笑みのまち麻布十番商店街、日々のお買い物にも麻布十番商店街、たくさんのいいものがある麻布十番商店街、10月10日麻布十番の日のお買い物をお楽しみくださいましてありがとうございました。買い物するならお近くの地元の商店街でね。

港区議会 H27年度決算特別委員会 その2

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港区議会では決算特別委員会が開かれておりまして、まもなく終了しますけど、行政のみなさんも大変ですけれど区議会事務局のみなさんも毎日遅くまでほんとお疲れさまです。なんと説明したらいいのかわからないですけど、お疲れさまですの一言。お疲れさまです(3度目)。

 

民生費では地域包括ケアシステムについて質問。この地域包括ケア、なかなか難しい問題でして。すごく簡単に表現すると『住み慣れた地域で医療と介護を切れ目なく繋ぎましょう(ただし地域の特性を最大限に考慮すること)』という国からのお達しを各市区町村が『これだ!』とするものを独自に展開してかなきゃいけなくて、しかも正解が無いという難解な新しい医療介護連携モデル。正直言ってなんのこっちゃサッパリわからない。その上、2018年4月に本格的に始めてちょうだいねと言われてるもの。背景には2025年間問題というのがありまして、団塊の世代といわれる層が後期高齢者になりますよー人数が増えますよー病院のベッドが足りなくなりますよー的な、医療資源とか社会保障の闇がチラッと表に出てきちゃうわけです。まあ大変どうしましょう。

 

港区も頑張ってます。私が1年半前に当選した時から頑張ってますよそりゃ。保健福祉常任委員でもありましたし委員会でも発言したりしましたし、傍聴できる会議体を全部(3回しかなかったけど皆勤賞)みましたし、議会でも一般質問で進捗とか方向性とか聞いてみましたけど、なんかどうなってるのかサッパリわからないまま。聞きたい答えが返ってこないんですよ。

 

『ちゃんと進めてください。お願いします』

 

ある時にふと考えたんですね。こういうお願いだけ言い続けてもどうにもならないんじゃないかと。実際どうにかなる場合もあるけど、今回は1年半見てきてどうにもなってない。区長は応援してるけど、なんでもかんでも素敵ですね素晴らしいですねと言い続けるのも議員のお役目として違うと思うし、でもここが足りないと思われるので頑張ってくださいね、と優しく指摘するとしてもこの1年半どうにもなってないので諦めた。そうだ、ここは鬼になって厳しくいこう。

 

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そこで至った結論は、『何がどうダメなのかをわかりやすく伝えてみて、何をすべきと思われるかをお願いとして順番に羅列する』ということ。よくありますよね、盛大なダメ出し。真面目ゆえのマジギレと思っていただいて結構。某党のようにダメなものはダメと言っていいよね?いいよね?え?ダメなの?意味わかんない。地方議会の与党らしさって何なのよ。

 

そんなイライラもさておいて。

 

地域包括ケア検討の中で1年半の間、問題だと感じていた点が『どうして?』と『なんで?』。どうしてそれにしたの?なんでそれなの?という、経緯と理由が不明であること。例えば、区が目指すという方向性が『退院支援』であることがようやく判明したのがこないだ7月の推進ケア会議(外部有識者会議みたいなもの)。しかも急に出てきたものである上、会議の委員の先生方もざわざわしてたくらい。ちなみに退院支援は『退院をオススメ』するのか『退院のプロセスをお手伝い』するのか、『退院後の自宅療養や介護をうまく回るようお手伝い』するのかは不明。検討中だそうだ。どちらにせよ、そういうのは病院の地域連携室とかがプロフェッショナルである。なぜ行政がそこに介入したいのかまず小一時間問いたい(答えは聞けなかったけど)。

 

例え無事に退院をしたとして、その後の療養や介護だったりを考えてるとしても、港区には訪問診療をしてくれる医師が少ないという問題もある。そこの問題解決にはノータッチだ。なんらかの形で医師会の先生方が納得するようなストーリーが描けているのかと思いきや、そうも見えない。むしろ合意もできているようなフシもない。むしろ先生方は困惑するだけで失礼な話でもある。

 

推進会議(有識者会議みたいなもの)で1年以上前から『多職種連携』という、大きい病院のお医者さん、看護師さん、開業医のお医者さん、訪問看護、高齢者センターなど、色んな場所の色んな業種の人たちがどうやって連携したらいいのかという問題が出ているにも、行政は解決策に向けた検討はスルー。どこどこが研修会とかやってるのでわざわざ踏み込まなくていいでしょう的なスタンス。それもどうかと思う。

 

基礎調査という区内の医療資源の数とか調べることもやった。『地域で病院とかの医療資源に格差がある』『どことどこのコミュニケーション取るのが難しい』とか、そんなの元々わかってる。判明したことをどう対処していくかのアイディアもセットで報告書でしょうに。

 

そんなイライラはさておいて。結構マニアックなレベルの指摘と質問だったのでどれだけ理解してもらえたかは正直さっぱりわかりませんが、他の議員さんからは『よくあれだけのこと言ったね』とか『行政がかわいそう』とか『勇気あるね』と色々言われたりもしましたが、地域包括ケアがちゃんと検討されるようになれば何でもいいや。

 

最後に6つのお願いをしました。

 

1. 区役所内の関連部署で方向性を統一してください。

2. 地域包括ケア推進会議の下に別の会議体を作ってください。

3. 区役所と関係機関とで話をして今の医療資源でできる運用方法を探ってください。

4. 各関係機関が何を担うのか合意を取ってください。

5. 必要であれば軌道修正をしてください。

6. 決定したことを地域包括ケア推進会議でちゃんと報告して再検討してください。

 

裏を返せば挙げた点ができてないよということなんですけど、どれだけの人がわかってくれるかなあ、理解してくれる人がいればいいなあと期待をして民生費の質問は終わり。

港区、実は意外に坂が多いの巻 その6

『港区 坂 図鑑』とグーグル先生に聞いてみると、一番最初にヒットする港区公式ホームページ/坂図鑑(注:キッズ向け)を元に86坂を巡る旅、なんとなく思い立って今年5月からスタートして、夫婦仲良く港区散策。下調べは一切せず、散歩がてらをテーマに街区案内板をあちこち見ながら坂を巡って坂ポールを探す旅、とうとう最終回。

image綱坂。羅生門の鬼退治、渡辺の綱さんが近所で生まれたとか。

imageぎょらん坂。魚藍観音を安置したお寺。

image幽霊坂。物寂しいのか坂がある有礼坂なのか、幽霊坂だと都内に7ヶ所あるんですって。

imageいさらご坂。中国人の伊皿子さん。いさらごさんじゃなくて、いんべいすさん。

image桂坂。蔦葛(つたかずら)がいっぱいあったからかと思いきや、かつらを被ったお坊さんが急死したとかかもしれない。

imageほら坂。昔の字は洞村。

imageざくろ坂。ざくろの木があったのかな。

 

86坂が記載されているので86坂ポールを見つけたかったんですが、実際のポール画像の枚数は76。全部は行ってるんですよね86坂。

 

坂ポール画像あり:76

坂ポール画像なし:10(永坂、紺屋坂、土器坂、大横丁坂、奴坂、榎坂x2、鮫ヶ橋坂、乃木坂、名光坂)

 

前はあったけど今は無くなっちゃったのか、元々無いのか、私の目がフシアナ過ぎて見落としてるだけなのか、長い坂の端から端まで探さなかったから怠慢ゆえの結果なのか、その辺はよくわからないですけれども。とにかく10ポール分は見つけられなかったわけです。そのうち改めて再チャレンジしてみるか誰かに聞くか、誰かに教えてもらうことにしよう。

 

86坂を一応全部ぐるりと巡ってみたわけですが、麻布台にリストに含まれてない坂を発見しましてね。

image落合坂。我善坊谷へ下る坂で、赤坂方面から往来する人が行き合う位置にあるので落合坂と呼んだ。位置に別の説もある。

 

調べてみたらキッズ向けではない麻布の坂のページには記載がある。ついでに三年坂のことも載ってるし。↓この坂ね。

 

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ユー、もう88坂にしちゃいなよ。三年坂と落合坂を加えて、キッズ向けをオフィシャルで88坂でいいじゃんもう、直しちゃいなよ。でもどうせ直すなら『狸坂』のところだけふりがな抜けてるからそれ足してあげて、ポールも無いところどうするか色々あるとは思うけど、どうせなら日東坂はなんか古くてちっちゃいから他のところのポールみたいに揃えてみるとか、稲荷坂は坂の名前と由来が接する面に書かれてないから他のところのポールみたいに揃えてみるとか、紀伊国坂は由来がまったく擦れて読めなくなってるから読めるようにしてあげるからとかさ。

 

それにしても坂の名前の由来、『〜とも言われる』という二つ名多すぎ。そんなこんなで坂ポールハンティングは終了。港区の子供サイトを参考にした、大人のお散歩研究。次は何を巡ろうかな。

港区議会 H27年度決算特別委員会 その1

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秋に開催される第3回定例会というやつは、直前の年度に関する事業だったりお金だったりの決算についてあーだこーだ質問する機会の『決算特別委員会』がセットです。各議員がおひとり60分の手持ちの時間を総務費、土木費、教育費…などの項目ごとに『なになに費、xx分(行政からの予測答弁時間含む)』と申告し、その中でQ&Aを繰り広げる個人戦のようなもの。H27年度のことについてあーだこーだ言ったり、最近とかこれからの事にも触れておかないと来年度以降の予算に反映されなかったりすることもあるという、なかなかトリッキーな質問の場。

 

代表・一般質問の内容よりもっと細かなこと、小さなことについて情報を引き出したり、折角の素晴らしいことをここぞとばかりアピールしてもらったり、盛大にダメ出ししたり。正論振りかざして心を痛めるか、それともなあなあにして言いたいこと言えずにモヤモヤするか。

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【総務費】
1. 支所改革について(予算の組み方と執行権限、予算執行権限の拡充計画に至る検討経緯)

2. 港区国際化推進プランについて(周知と取り組み、外国人に理解できるようなわかりやすい日本語表現の情報発信)

 

→ここで素晴らしいなと感じたのが、港区はどうやらこれから『やさしい日本語』というジャンルを駆使するということ。要は、小学校低学年くらいのレベルの日本語表現で外国人に情報を伝えると理解度がとても上がるということ。要はあれですよ、我々日本人もCNNとかBBSとかのニュース聞いてポカンとするより、中学校で習う英語レベルでモノ話された方がまだなんとなく理解できてるっぽく感じるやつ。むずかしい にほんご わかりません。かんたんな にほんご わかります。

 

【民生費】
1. 地域包括ケアシステム基礎調査結果について(港区の新たな特性の発見、多職種連携手段の解決法検討経緯)
2. モデル事業について(システム機能、相談窓口担当、対象決定までの検討経緯)

 

→色々と厳しすぎて大変申し訳ありませんでした。以上。