保育環境の支援の充実を

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港区の合計特殊出生率(15〜49歳女性が一生に産む子供の平均数)、この10年間は上がる傾向にあり、平成26年は全国1.42、東京都1.15の中で港区は1.39。出生数に至っては、この10年で1300人→2854人と2倍以上です。

先に謝罪しておきます。私、人口増加に貢献していません。大変申し訳ありません。

さて、港区民は約24万人。今月の人口統計を眺めているととても興味深く、今現在の港区で一番多い年齢層は男女共に40〜44歳、そして一番少ない年齢層が15〜19歳とか。シニアを除いて17歳男子の人口が一番少なく(639人)、41歳レディ(2801人)が一番多く、20~24歳より0~4歳の方が多いとか、しかも1400人も。

港区の人口がぐぐっと減少して15万人を切ったのが今から19年前の平成8年。転入・転出はおいといて、その前後の時期に生まれた子たちが19年後の今になって、一番少ない年齢層になると。そして例えば10年後、30歳前後の人口が一番少なくなる(シニアを除いて)という予測がなんとなく。

そんな子ども人口の増えている港区、待機児童という問題もありました。転入数の増加や0歳児保育の需要の増加も伴い、緊急暫定保育施設や保育園定員拡大でここ数年でがくんと数字も改善しました。公立も私立もフル回転。

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さて、本題。港区には29の私立認可保育園があります。しかし都心であるからという理由もあるんでしょうが、そのうち26園には園庭がありません。最近の夏はとても暑く、夏といえばやっぱりプール遊びを!ということもできない保育園が多いんです。これは残念。

そこで港区では7月から区有施設を活用してプールで遊べる環境を提供し、すべての私立認可保育園でプールで遊ぶことができる支援を行っています。ひゃっほう。すべての園に園庭とプール作ってもらうのを応援するよ!ではありません。となると、あるものを効率良く使っていただくことが前提となります。

例えば、

乳児クラス(0〜2歳児)
保育園以外の場所でもビニールプールを使った水遊びへの取り組みとして、
1. 近隣の区立の保育施設での水遊び
2. 区立小学校、区立幼稚園内での水遊び
3. 児童館、子ども中高生プラザ等での水遊び

幼児クラス(3〜5歳児)
組み立て式のプールが利用できるような対応として、
1. 近隣の区立の保育施設と合同でプールや水遊び
2. 芝浦港南地区でのプール設置
3. 旧神応小学校でのプール設置

そういえば、大きくなってから(縦にも横にも伸びてから)プールや海といった水場に行くことがめっきり少なくなりました。お日様にあたって水を浴びてということがとても疲れてしまうお年頃なんでしょう。なので、お天気急変でどしゃぶりの雨に濡れるくらいが丁度いいのかもしれません、私の場合。

もちろん本日も大人の水遊び。朝の急なザーザー降りの中、自転車で疾走。夏を感じます。

道への道

車の免許はありますが、ここぞとばかりにペーパードライバーです。車を運転しない人の特徴として、道路の名前が覚えられないというのが挙げられるのかなと思います。やれ明治通りだ、日比谷通りだと言われても、どの辺なのかピンともこない上に、どこからどこまでがその道路なのかもよくわかっていない。もちろん地図も読めなく、極度の方向音痴でもあったりします。

そんな中、唯一覚えたのが麻布通り。古川橋の交差点から三の橋、二の橋、一の橋を通って、飯倉片町に行く坂を登って、登り切って降りて、つきあたりの大きい通りまで。そんな麻布通りが浸透しているのかしていないのか、タクシーの運転手さんに聞いてみたりするも『え?そんな名前なんですか?』と地道に周知する時間があるなら地図を眺めて港区内の道路の名前でも覚えなさいよ、と言われるのもごもっとも。

さて、都市計画道路補助7号線、9号線、10号線というのがありまして、つまりは三田の桜田通り(三田の納涼カーニバルのあの広い道)から赤羽小〜三田高を過ぎて、オーストラリア大使館から二の橋交差点を過ぎて、仙台坂をずずーと登ってまーっすぐ、有栖川公園のところの愛育クリニックまでの道。拡幅整備をすることになっています。

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整備は前々から始まってまして、オーストラリア大使館から二の橋交差点、仙台坂上の麻布グラウンド付近はすでに完了。7mの車道を両側4mの歩道で挟むような広々した道路と歩道になりました。今現在もこれから工事中の区間も残っていますが、これがずずーっとまっすぐ一本道、電線地中化を伴って整備される予定です。

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『なんでここの道なの?』という質問には『より良い住環境の創出を目指し、安全で快適な歩行者空間の確保や交通の流れの円滑化、防災機能の向上などを図るため』という難しい回答がつきもので、簡単に言い換えれば『狭くて不便より広くて安全な方がいいわけだし、防災観点においても慶応大学/芝公園〜有栖川公園の広域避難場所繋がるし、いざという時の輸送路にもなるじゃん』です。

狭い道の幅を広くするということは、広げるための用地が必要であります。つまり、港区が必要な用地の取得をしていく手続きをとるわけですね。そこでその用地をお持ちの皆様、お住まいの皆様に補償を伴う協議が必要となってくるわけです。2年ほど前から測量が行われ、説明会が行われ、これから用地を取得し、そして道路工事。計画では二の橋から仙台坂上までの区間がすっきり広々とするまであと10年はかかる模様。

ところで先日タクシーの運転手さんから『仙台坂というのは南麻布〜元麻布だけではないんだよ』というお話を聞きました。し、知らなかった……。物心ついた時からワンアンドオンリーの仙台坂。知識を得てしまったあとは、グッバイ私のワンアンドオンリーメモリー仙台坂。大井町の方にもあるんですって、仙台坂。

その他にも『新一の橋、一の橋、二の橋も、登戸方面の道であるんだよ』と。し、知らなかった……。坂が多くて橋も多い港区だからこそと思っていたのに。そうしたら『三軒茶屋から新一の橋〜二の橋に向かうお客さんには気をつけろ!(麻布方面か登戸方面か)』というのがあるようで。

道への道は遠い。

委員会の話

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さて、7/31に保健福祉常任委員会が開催されました。では前回のように、『結果、こんなんです』というのを簡単に。

【報告事項】
(1)  低所得高齢者等生活支援事業について
国が定めた一回きりの『地域住民生活等緊急支援のための交付金』、対象者に対して先着2000名様に以下の3つのうちから1つをサービス!サービスゥ!(サービス1:照明器具の交換、サービス2:家具転倒防止器具取付状況点検・再設置、サービス3:IT機器(PC・スマホ)の使い方・困りごと相談)。詳しくは8月中旬の広報みなとにて。

(2)  (仮称)障害者グループホーム南麻布の事業者公募について
広尾駅バリアフリー化に伴う南麻布5丁目に建設予定の障害者グループホーム(5F〜7F)、事業者の公募をしますね。

(3)  港区の地域包括ケアシステムの実現に向けた取組について
これから期待溢れる地域包括ケアを進めるにあたって、まずは『(仮称)港区地域包括ケアシステム推進会議』と『(仮称)港区地域包括ケアシステム検討会議』を設置して、いいもの作るために港区めっちゃがんばります。


(4)  第二東西連絡道路整備に伴うカナルサイド高浜への影響について
品川駅周辺の大規模開発、田町駅と品川駅の間にできるJR新駅もありますし、高輪側から線路抜けてあっちの方にいくあのすごい天井の低いトンネルのような有名な道、整備します。そうすると区の施設(カナルサイド高浜)が移転・建て替え検討となるので、そこに入っている住宅や事業所への支援策もきちんと考えるので、少しお時間ください。


(5)  平成27年度生活保護基準の改定に伴う住宅扶助の特別基準の適用について
都心特有の住宅事情から特別基準を適用してきましたけど、今回も色々と検証を行って新たな基準を設けましたので、7月から適用していきますね(世帯人数1〜6人:69,800円以内→69,800円〜91,000円以内、世帯人数7人以上:83,800円以内→97,000円以内)。世帯人数によって基準額が異なりますので、詳しくは港区役所まで。


(6)  芝浦アイランドこども園の保育所型認定こども園への移行について
平成28年4月から始まる予定の港区初のこども園の芝浦アイランドこども園、0歳児から5歳児クラスの定員や入園者の決定方法、保育従事職員の資質向上や、他保育園・幼稚園・小学校との連携を図れるようがんばっていきます!


(7)  緊急暫定保育施設の今後のあり方について
待機児童対策として平成19年(8年前です)に始まった緊急暫定保育事業、これからの状況に応じて認可化したり継続したり終了したりしていきます。名称も緊急暫定保育施設から『(仮称)港区保育室』に変えますよ。認可されて緊急〜保育室→保育園となるのは、たかはま保育園、神明保育園、10/1開園予定のしばうら保育園(旧札の辻保育室)の3園。

そんな報告のあった委員会。

夏、それは暑い季節。

毎日お暑うございますね。港区の防災無線?放送?からも、時折ピンポンパンポンの音と共に『高温注意報が発表されました』とアナウンス。幼き頃からこのピンポンパンポンが鳴ると「お、光化学スモッグだ!』と感じてしまう昭和生まれの習性でございます。港区では日本語の次に英語の放送が流れますが、残念ながら日本語も聞き取れなければ英語も聞き取れない。工事のせいか、スピーカーのせいか、なんなのか、もう少しクリアな音質を求む。

さて、ここのところ何をしてたかというと、

ラジオ体操行ったり、

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ラジオ体操行ったり、

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ラジオ体操行ったり、

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お祭り行ったり、

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お祭り行ったり、

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お祭り行ったり、

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道路工事説明会で勉強したり、

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保健福祉常任委員会あったり、

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建物工事の説明会開催の後押ししたり、

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実家でウェイトレス見習いしたり、

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猫の開きを作ってみたり、

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飲むヨーグルトの残りをぺろぺろされたり。

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保健福祉常任委員会のまとめはまた近日中に。

なんとかイズム

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海外で11年ほど生活していました。高校編入から始まり、大学を卒業して、その後4-5年働いてから日本を拠点に。大学はサウスカロライナ州というところにありまして、日本ではあまり馴染みのない南部の州。『甘くない方』と言わなければびっくりするほど甘いアイスティーが普通に出され、ペプシと言おうがコークと言おうがペプシが出てきたり、バーベキューといえばBBQソースやマスタードで甘めに味付けした豚肉の細切りが出てきたり、そして政治的にはどちらかというと共和党の影響力が強い地域です。

アメリカ南北戦争の口火をきったチャールストンという町もあるサウスカロライナ州。今月、南部連合の象徴としていた旗(コンフェレデーション・フラッグ)を州議会から撤去するという法案が可決されました。赤地に青と白星のクロスのコンフェデレーション・フラッグ、私の暮らしていた20年近く前からも色々と何かと話題に上がっていたものです。あちこちで目にしましたしね。もちろんサウスカロライナ州だけではなかったですけれども。アメリカ南部は歴史的背景、文化的背景が色々あります。

そんな大学時代、ひとつ衝撃的なことを知りました。日本ではいたって普通に理科の授業、生物の授業で誰もが通過する『ダーウィンの進化論』を教えない学校もあるということ。もちろん宗教的な理由で。南部はどちらかというと比較的宗教色の強めな地域でもあります。種の起源。 The Origin of Species。

『疑問を感じたことはない』
『知識として情報を蓄積はするけれども、信じるか信じないかは個人による』
『教わったことがないからよくわからない』
『宗教的に断固否定する』

 

最近色々と国内でコントロバーシャルな話題がありますよね、そのニュースや話題を耳にする度に、当時ダーウィニズムについてのもやもやした気持ちが思い出されます。

それが安全保障関連法案。

『防衛が最重要点であるから疑問を感じたことはない』
『時代と変化に考慮はするけれども、賛否は個人による』
『全体像が見えないからよくわからない』
『9条を支持するので断固拒否する』

日本では政治と宗教とプロ野球は荒れる3大要素といいますが、敢えて2つも出しちゃいました。2/3も出すならどうせなら全部出しちゃえ。ツバメ軍団推しです。

二つの国で教育を受けて生活も経験し、語学も知識を含めて何もかもが中途半端であることは否めません。第二次世界大戦が終了したのは8月14日、原爆投下が早期に戦争を終了させそれまでの何倍何十倍の犠牲を出さずに済んだと授業で説明があった時の、なんでしょう、あのもやもやした感じ。何が正解だかわからなくなって混乱した感じ。

話は少し飛びますが、高校の時に外国人向けの授業の中でディスカッションを行うことがありました。まずひとつの意見に賛成か反対かを問われ、2つのグループに分けられます。そこから賛成vs反対で議論が行われるのかと思いきや、分けられたグループと反対の意見を推すように言われ、ディスカッション開始。つまり、最初に賛成したら反対グループに、反対したら賛成グループとして開始。

そりゃもうしどろもどろです。言いたいことも言えず、双方ぼろぼろです。結果その授業で学んだことは、いかに双方の可能性を考慮し、論理的に、かつ感情的にならずに議論するということもありますけれど、一番重要なのは『世の中には賛成意見も反対意見もそれ相当の理由がある』という至極当たり前のことでした。

安全保障関連法案も色々とご意見があるでしょう。一度オススメしたいのは『逆の立場になって何故そう思うのか』です。その時に出てくるのは、多分ですよ、自ら考えたものよりは記憶の片隅に残っているどこかで見聞きした文言だと思います。〜だからという理由。きちんと考えていると、あれ?これって何で理由にされてるんだろう?と疑問に感じることもあるかもしれません。

ちなみに私は反対意見から『徴兵制』が理由としてどのような観点からでてきたのが未だにわからなく、これからの時代に頭数のような素人を集めてプロフェッショナルに対する作戦が是とされるのか、また徴兵したとしても毎日のご飯を食べさせたりする軍としてのキャパシティも拡大していく余裕が日本にあるのか、徴兵制度自体は韓国が導入しているようなものを指しているのかそれとも第二次世界大戦時代のようなものを指しているのか、はたまた先進国でたくさんの方々が反対しているような徴兵制度をとった上で実際に徴兵された国があるのだろうか、とたくさんのハテナが湧いてきます。憲法学ってどんな学問なんだろうとか、憲法学者ってみんな弁護士なのかしらとか。

平和を願う心は誰もが同じ。賛成や反対の二択を迫る前に、私たちもまずよく考えて自分の意見(不思議に感じる点でも)を整理してみるいい機会なのではと思います。

情報公開

区政報告(という名の自分新聞)を作成してご近所だったり活動地域だったり、はたまた頑張れと叱咤激励を頂いている皆々様にお渡ししています。その際によく言われるのが『いやー、こういうの初めてもらったよ』や『ふーんとチラ見して即ゴミ箱行きだとしても、こういうのあるといいよね』など、どちらかと言えばポジティブなご意見。ありがとうございます。

印刷発注した直後に誤字が見つかるあるある。そんなもんです。何回見直しても、見落としちゃうんですよねー。ちょっとショックを受けています(○応え  ×答え)。
最近は情報提供手段がブログだウェブサイトだFacebookだTwitterだと多様ではありますが、わたくしまだまだ紙媒体での需要はとても大きいと感じてます。ネットしない人もいますし、またわたくしの知り合いでFacebookもTwitterもしない人たくさんいます。実はわたくしも大好物ではありませんし。
さて、情報公開ということで、来週に港区自民党議員団ニュースというものが発行されます。年に4回の議会終了後に『自民党議員団、代表質問&一般質問でこんなこと質問しました!』のようなお知らせ。つまりは定期広報紙です。今回はそれにプラスα。21日の港区内新聞折込の予定でございます。
20150721 news 1
5月1日の改選後新体制、実は港区議会ではちょっとした揉め事が起きていました。前にも少し触れたことがありますが『会派』の件です。とあるグループの設立から多々ある行動を巡り、インターネット上を中心に一悶着あったわけです。今回、4年前、はたまたもっと前の選挙で当選した議員さん達の行動を巡るすったもんだ。
『ウソつかないでよー』
『ウソじゃないもん!』
『そうじゃなかったでしょー』
『しらないもん!』
『本当のこと言いなよー』
『本当だもん!』
と、誰がみても正直低レベルの醜いイザコザです。それがSNSやネットに強い?と思われる議員さんの情報発信力で色々真意が定かではない情報が拡散しまして、港区議会が叩かれたり炎上したり、それはもう非常に時間の無駄でした。
一方の言い分だけが拡散、もう片方はひたすら悪者。よくあることですよね。思いが強すぎるから、必然とそうなっちゃいますよね。誰かの息がかかってるんじゃないかと疑っちゃうくらいに悪者ストーリーが出来上がってる。裏に絶対プロがいますよ、プロが。プロフェッショナルだかプロデューサーが。そう勘ぐっちゃう人も多いのでは、というような2ヶ月間。
まずはしょっぱなの代表者会議とやらにマスメディアの取材が入ること自体、予定をどうやって知ったんだろうと不思議なんですもの。誰かが取材しにきてとお願いしたんでしょうね、多分。だってそうじゃないと記事になるようなことではないと思いますもの。
自民党議員団、今まで結構な頻度でなにを言われてもスルーしてました。叩かれっぱなし。しかしこの度、折角の議員団ニュースを発行することですし、この騒動についてちょっと区内のみなさんにお知らせする丁度いい機会ではないかと。
一方的に言われっぱなしだから、よーしこちらも言い返すぞー!という趣旨ではありません。この件、びっくりする程に様々な要因が絡んでいます。それがとても複雑。どちらに言い分があるかを判断していただく必要はまったくありません。本当の事、背景を知ってもらいたいという願いひとつです。これも情報公開。それで読み手のみなさんにも色々と考えていただくだけで幸いです。
ライターさんがいるわけでもなく、ライターさんにお願いすることもなく、自民党議員団で書いてます。たたき台を作って、修正して、そんなことを真剣に結構繰り返して。そして完成。
……印刷発注した直後に誤字が見つかるあるある。そんなもんです。何回見直しても、最後の修正の時にうっかり変換ミスとか見落としちゃうんですよねー。そういうもんですよねー。
どうみてもミステイクです(○表現  ×証言)。

2015年後半戦、いってみよう!(チョーさん風味)

20150701

あっという間に7月です。今年も半分終わったどさくさに紛れてウェブサイトを一新してみました。といいますのも、区政報告を載せるのが主な理由です。小倉りえこ、とにかくわかりやすいシンプルがお好き。小倉だけに小豆色。ほぼ全てが手探り、そして手作りの区議会議員生活です。ありがとうございます。

その中で考えさせられること、それは議員個人としての活動報告のあり方です。5月から定臨時会、定例会という延べ日数にすれば2週間足らず、正直に申し上げて個人がやり遂げたことも成果がでたことも存在しません。地域の方々からいくつかお願いされたことはありますがサポート役割ですし、それは実績でもなんでもありません。今回作成した区政レポート、議会の状況が半分、個人的なことが半分。今の私には正直に言ってこれが精一杯です。起こったことや状況をかいつまんでご報告させていただく、私の行動を通じてほんのちょびっとの興味を港区政に持ってはいただけまいか?という趣旨の報告が精一杯でございます。今のところは。

プロのライターさんに書いてもらうわけでもなく、プロのデザイナーさんに作ってもらうわけでもなく、完全手作りの小倉ニュース。いや、おぐらタイムス。ネーミングセンスも非常にアレですが、そこはご愛嬌。

ウェブサイトも作ってて思う所もありました。私はいったいどういう情報を世間に公開したいのだろうかと。こんな背景あるんですといった自己紹介も必要ですし、自分のことを知ってもらうような自己紹介も必要ですけれど、そんなことより私を通じてお住まいの地域(港区に限らず)の政治に興味を持ってもらいたい。区議会ではこんなことやってますよ、こんな議員がいますよ、こんな事が決まりましたよ。4年に一度の選挙前だけでなく、日々の中でそんな情報をみなさんに知って欲しい。

自分の生活に関係ある/関係ない、そうおっしゃらずに。

そんな中、議員となった私が一番みなさんに知って欲しいこと。今回の定例会などを通じて『あ、ずっと前からこういうこと知ってたらよかったかも』『これからこういう情報は知っておいてもらって損はないよなあ』というモノがありました。区議会ウェブサイトに行けば情報は取れるものですが、わざわざ調べにいく人も少ないでしょう。

それは『議案、請願、発案の審議結果』です。

港区は会派ごとに賛成か反対か、はたまた退席かまで記載されます(公式公開まで少し時間はかかるようですが。港区議会、今の時点では今年3月の前期のものまで公開されてます)。案件を眺めながら、『なんで賛成なの?なんで反対なの?なんで退席なの?』と自分でも色々と考えさせられるものありますし、はたまた『え、あのグループってああいう判断したんだ』って驚くようなこともありますし。

区議会と国政は違うと言い切る人いますけど、結果をみると案外そうでもない結果だったりします。所属政党の政治信条・個人の主義主張をとやかくいうつもり、一切ありません。

議員の評価って、どれだけたくさんの人前でのプレゼンスがあるか(顔と名前を知られているか)だけじゃありません。どれだけたくさんブログやSNSで情報発信したかだけでもありません。もちろん、選挙公報に書いたことの実現度だけでもありません。どういう議案にどういう判断を下した、といった情報もとても重要ではないのかなと改めて考えた私でありました。

そんなみなさんに是非一度ご覧になっていただきたい港区議会の審議結果はこちらです。今期と違って前期は会派がたくさんありました。港区議会HP→会議の記録→議案等の審議結果
http://www.gikai.city.minato.tokyo.jp/main/record3_1502.html

委員会の話

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ちょびっと前のことになりますが、6/12に初めての委員会がありました。開催の1週間前に資料が届き、目を通してというよりはかなりじっくり読んでみました。しかし委員会内での立ち位置はその時まったくわからず、資料を読んでふむふむと理解したつもりでいたところで何の役にも立たんのではないかと。ふと思いました、委員会の準備って何したらいいの。

そんなわけで港区議会が公開している委員会記録まで目を通して、どんな議員がどんな発言をしたかまである程度おさらいしてまでお勉強をしたわけです。そのおかげでよくわかったことが2つある。いや、前々から気付いていたんですけれども。

  1. 記録が非常に読みにくい。
  2. 単なる質問でもいいんだ。

記録がですね、録音の文字起こしそのままなんですよね。せめて最初のページなり詳細記録の前に『サマリーorまとめ』のセクションがあれば読みやすいのに。結論のある案件なら『賛成/反対/異議なし/継続』的なこと書けるだろうし、結論のない案件なら『質問:~について』みたいにこんな質問でましたよ、と最初にまとめてくれると読みやすいのに。あ、質問はなくてもいいか。

何だかんだみんなで感想言い合って『で、結局どうなったの?』というような会議、会社とかでもたくさんありますね。ある人は『~をやるって方向で』と認識してたみたいだけど、別の人は『~は保留』と思ってたり。口語の文章を読んでも『で、結局なんなの?』と決まったんだか決まらなかったんだかわからないものばかり。会話の中でもありますよね、そういうの。

それはさておき、単なる疑問に感じたこと、単語の意味がわからないもの、そんな質問も記録にありましたし、ちょっと安心。先輩議員からも『大したことない質問でも疑問に感じたら質問すればいいよ』と言われましたし、新人議員ちょっと安心。

さて、委員会では『報告案件』と『審議案件』の2種類の議題があるようです。

報告はその名の通り行政側からの報告。『~であります』『……えと、はい、わかりました』こんな反応しかできないような内容の案件報告。だって報告事項だもの。はいはい聞いてるだけのことなら議員だって委員会だって必要ない。過去の記録だと

『その件に関して、~はどうなっていますか?』

『~と~の違いは何ですか?』

『~なので、是非そこのところは~していただければと思います』

というようなシンプルな質問だったり提言のようなものだったり、そんなやりとりで委員会って成立するのかしらと心配になるけれど、『報告案件』なのでそんなものでしょう。で、初委員会では報告8件のみ。審議案件なし。

おっしゃ、これならイケる!(ただの心の準備完了)

質問をしなければいけないわけではないですし、どうでもいい感想を述べるのも時間の無駄ですよね。しかも担当の課長さん達が事前にわざわざ報告内容の説明にいらしてくれます。そこで質問があれば聞いちゃえばいいんですけれど、その後にシンプルな質問ってまた沸いてきちゃうんですよね、結局のところ。

発言は記録に残ります。聞いた話、記録に名前を載せるために事前にした質問を繰り返す人もいるようです。『委員会で質問した=仕事した』の発想と感じる人もいるかもしれませんし、別にカッコ悪いとは思いません。それで案件がいい方に改善されるのであれば。記録に残る質問をすることで、議員側も行政側も新しい認識が生まれるでしょうし、ひょっとしたら次回からのスムーズな調査に繋がるのかもしれないし。

結果的に私もシンプルな質問しましたし、お願いのようなことも発言しました。ただひとつ、噛んだり舌ったらずだったり呂律が回ってなくて、委員会記録の文字起こしがすこぶる難航しませんようにという心配だけが残りましたが。

と、前置きが長くなりましたが報告内容の簡単な説明を。委員会に上程される案件タイトルは区議会ウェブサイトから見れますけれど、『で、つまりは中身なんなの?』『で、どうなったの?』というフィードバックがごっそり抜けているので個人的にご説明いたしまする。

 

【6/12 保健福祉常任委員会 報告事項:8件】

(1) 行商制度の変更について
路上で販売されるお弁当類(オフィス街とかでお昼時にみかけるアレ)が届出制から許可制になったので、手続きに必要な手数料を新設しますね。

(2) 平成27年第2回港区議会定例会提出予定案件について
6/17からの定例会にこれこれこういう案件を出しますよ、というご報告。予算関連。

(3) 港区保護司会との協働による更生保護青少年事業の取組について
プライバシー配慮の点から、とある施設を活用して面談のための専用部屋を準備しますね。

(4) 臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金の支給について
国が定めた給付金、港区の対象者に書類を送りますね。

(5) 港区版宿泊デイサービス事業の実施について
お台場の高齢者在宅サービスセンターを利用している方、緊急の際の宿泊サービス始めます(1日2名まで)。

(6) 港区歯並び・咬み合わせ相談事業の実施について
7月から3才~小学生の無料相談始めます(1回6名、20分くらい、年7回)

(7) 南青山四丁目用地の暫定活用整備の変更について
青南小学校の第2グラウンド拡張や複合施設の工事、工程をちょっとだけ見直します。

(8) 「平成26年度4歳児全員の居住実態把握」の調査結果について
港区に住む2120人の4歳児(国籍問わず)、全員確認しました(虐待予防観点から)。

定例会、終わりました。

6月17日から開催されていた港区議会第2回定例会、昨日無事終了しました。近くにいる誰かがこんなことでもないと興味を持たない周囲の人々が結構おりまして、家族を中心に傍聴(と称した大人の社会科見学)に足を運んでくれたり。ありがとうございます。

さて、17日18日は本会議と呼ばれるもので『TVでよく見るような国会のちっちゃい版』のような本会議場で、色々と報告や質疑応答が行われます。

びよんと飛び出るアレ、があるところが本会議場ですね。びよんと飛び出る名前棒バネ式。席もふかふかの椅子ではあるんですが、これが実はとっても座りにくく腰を痛めそうです。スライド式の椅子なので、机と座る位置の隙間がどうにもならない。そしてよく膝を強打します。ちなみに委員会室の机でもよく膝を強打します。頻度と悶絶度は委員会室の方が高いです(マメ知識)。

議員による質問と区長からの答弁が行われます。1日目が『代表質問』、2日目が『一般質問』。会派の代表者が大枠で質問する日、会派のどなたががちょっと細かな質問する日、と分けると理解しやすいかもしれません。質問事項も事前に提出するようなので行政側の準備もしやすく、つまりは議員による質問も、区長や教育長からの回答も紙を読みながらの応酬。……時間もあるので早口過ぎて聞き取るのキビシイ。あと眠い(注:お昼ご飯後の13:00からですから)。

自民党議員団、13人もいます。ひとつの定例会で2名しか質問ができない(今の所は代表質問ひとり、一般質問ひとり)とすると、1年に4回しか定例会がないのでは年間8人しか壇上に立つチャンスがない。今の計算上ではですけれど。次回以降は少し変わるのかもしれないですね、人数多いし。

さて、定例会全体のスケジュールはこんな感じ。

17日 本会議(代表質問)
18日 本会議(一般質問)
19日 調査日(待機に近い)
土日はさんで
22日 委員会(初日は視察が多いみたい)
23日 委員会
24日 委員会
25日 事務整理日(待機に近い)
26日 委員会&本会議(報告とか採決とか)

区民の皆さんからの『港区さん、これこれこうしてちょうだいよ』という請願が11件ありました。各会派に請願書のオリジナルが回ってくるので、内容をじっくりと読んで賛同する議員は署名していきます。一切署名しない場合もあるようです。そういうポリシーもありなのかしら?その後、議会運営委員会で内容によって4つある常任委員会に担当を振り分け、各委員会で審議(採択/不採択の決定)をしていくわけですね。そして最終的に『委員会ではこんな結果でした』と最終日の本会議で委員長が報告をすると。

委員会で満足いかない結果となると、最終日の本会議で34名(議長除いて33人か)の議員で最終決定をする。そんな流れ。今回身をもって経験しました。所属する保健福祉常任委員会では審議すべき請願がありませんでした。なので委員会3日目『事務整理日』となり、時間ができたので総務委員会を傍聴しに行ったわけです。

安全保障や集団的自衛権に関する4件。廃案や反対の意見書を港区の意見として国に提出してくださいという請願です。回覧されてた請願に賛同して署名した議員、共産4と1人会派の合わせて5名。この流れがとても興味深かった。プロセスとして。

委員会室満席。傍聴人が何十人。ヤジもすごい。

採択:共産1
不採択:自民3
継続審議:みなと政策会議3、公明1

まず、各会派の態度表明はこうです。『継続』という声があると『継続とするか否か』を決める採択をまず取るんですって。なので、継続する4、継続しない4(1+3)で『可否同数』。その場合は委員長が決定権を持つと。そしたら『継続審議は不採択』となりました。つまり、継続しないで今決めると。

次は採択するか不採択とするか。採択=請願に賛成、不採択=請願に反対。

採択:みなと政策会議3、共産1
不採択:自民3、公明1

これまた4 vs 4の『可否同数』。やっぱり委員長が決定権を持つと。そしたら『不採択』となりました。こんな可否同数が続くのって珍しいんですって。

プロセスに関しての私の理解、こんな感じ。間違ってないはず。多分。間違ってたらごめんなさいすっごい勉強不足。継続審議ってひょっとしてただの先送りニュアンスなのかしら。

委員会の中では不採択という結果となりましたが、『願意にそいがたい』という理由で最終日の本会議で34名(議長を除いて略)全員の議員で諮られる事になりました。その場合、2種類の方法があるようです。

起立採決と記名採決。

起立採決は『賛成の人は起立してください』のあれ。記名採決は『賛成は白い票、反対は青い票を投じてください』。白黒ハッキリつけようぜ!外から見ても誰が賛成だか反対だかわかるように票を投じようぜ!というのが記名採決だそうです。今回の4請願、1件がこの記名採決、残りの3件が起立採決となりました。

『賛成多数により〜』と目視で明らかな差が見て取れる場合は起立採決が簡単なんでしょうけれど、野鳥の会のカチカチが必要無いくらいの大差。

『総務委員長の報告の通り、不採択という判断に賛成する人』が白票を投じ、その逆が青票を投じる。10cmくらいの長さの色付いたアクリル板に名前のシールが貼ってある札が準備されてまして、それを順番に投票箱のような透明プラスチックの箱に積み重ねていくと。外からもどちらの色が増えているのか投じたのかすぐわかると。

牛歩作戦(今考えてみると、TVで見た事がある牛歩云々というのはこの制度での採決だったのかと)とかなかったです別に。34名(議長略)しかいないですし。あっちゅう間。

反対青票は共産、民主、維新、社民、無所属全員。多数決により結果として不採択。『安全保障関連法案に港区として反対表明を出すのには反対』という結論に。他の請願は『麻布地区にドッグランを』とか『三田台公園の利用拡大を』とかもありまして、そちらは採択されました。

まずは無事に定例会が終わったことにほっとし、またしばらくの間は勉強したり色んな方と話したり、まちをふらふらしたり考え事したり、そういう日々の中で気を引きしめながら『定例会中に毎日のように机にぶつけまくった右膝を更に痛めない』ことを目標に頑張ろうかと思います。

召喚!膝サポーター!

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港区議会、絶賛定例会中

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マニフェストという単語が流行った時期がありましたよね。政治的な意味で『選挙公約』とある時から意味するようになりましたが、本来の英語の意味として『明らかにする』というのが妥当なところでしょうか。

さて、先月に総務省による選挙後の選挙公報の取り扱いについて以下のように意見がありました。

「投票日の翌日以降、選挙公報を選挙管理委員会の記録用のホームページに掲載することについては、次回以降の選挙に係る選挙公報と混同されたり、選挙の公正を害するおそれのない形式でおこなわれるものである限り、差支えない」

つまり、今までは選挙後は各候補が作成した選挙公報をホームページ上からすぐに削除していましたが、それがこれからはすぐに削除する必要はなく、有権者への情報提供の一部として捉えることができると。4年間の任期の間に公報に掲げたことを有権者の皆様がチェックできるよう、各自治体のホームページ等にずっと掲載する、そんな利用になりそうな流れでもあります。

そこでひとつ疑問。

『本当に事後評価として用いるツールになり得るのだろうか』です。疑問の理由は2つ、『本当にあなたがやり遂げたの?』と『あなたがした事はどうやって知りえるの?』を解決するための情報収集の術が足りないから。

その公報に書かれたことが絶対無二の約束事なのか、その個人が目指す未来の姿なのか、読むだけでは判断がつかないことにあるのではないかと感じることが多々あります。だって、政治に絡む物事ってひとりで成し遂げられることではないんですもの。地域の方々の理解もあり、行政の協力もあり、そして区議会全体でそりゃもうものすごい議論をするわけですよね。自分が頑張ったから達成した!というよりは、たくさんの人々の意見がある中でより良い方向性を見出した!みんなで頑張ったからできた!と言えるだろう事のほうが多いはずと感じているのが理由です。

ちなみに私は前述の後者のカテゴリーに入るであります。公報の中のひとつに『医療・福祉環境の充実』と書きました。類似した点を公報に挙げている方も他にもたくさんいらっしゃいますね。これらの福祉等の件はこれからの人口増加や超高齢化社会と深い関わりがあるので、基本的に無視できないものです。そんなことは現職・新人議員関係なく、普通に生活している人でも行政でも当然わかっていますよね。そして何年も前から人口統計の予測もありますし、当然様々な計画も立てられているはずです。『特養やグループホームの増加、地域包括ケア、質の向上』の類が何年も前から課題となり、議会においても案件としてあげられています。何年も前から。

では、これからの4年の間に『高齢者サービスの充実した何か』が決定されたとします。色々な人が関わって、委員会でも議会でも長い時間をかけて議論されて採択された議案とします。私は医療・福祉環境の充実を公報に書いたからと言って『自ら掲げた事を達成した』のでしょうか?

否。

子育て支援だとか学校に関することも、同じことが言えるかもしれないですよね。昨日その問題を初めて指摘したから今日その問題が案件として初めて出てきたのか、考えれば簡単なことです。んなことない。区役所のことです。何年も何年も検証に検証を重ねて、必要以上にあたためていたはずです。議員の立場として早期に実現できるよう多少のお手伝いや、当初の計画より時代に沿ったもっとよいアイディアを盛り込むことは十分に可能でしょう。しかしそれを私が考えて達成したと言い切っていいものではないと考えています。だって一人でできないもの。みんなが賛成しないとできないもの。

議員の仕事っぷりを判断する材料というものが少ないのも原因のひとつかもしれません。今の情報の充実した時代、ウェブサイトやSNS等で情報発信をし、自らの努力や取り組みを閲覧している方にみせるのもひとつのやり方ではあります。しかし『個人の独白』が事後判断の評価に繋がるかどうかは疑問です。理由は先ほど挙げた通り。

例えば私が「xxの件、とうとうxxが決定いたしました!やったー!がんばりました!」と情報発信したとしましょう。それを読んだ方が『小倉、がんばったんだな』とか『やるじゃん』とか思う心優しい方もひとりふたりいらっしゃるかもしれません。でもひょっとしたら私はその件で何一つ発言せず、よくわからないまま他に流されるまま賛成したという背景があるのかもしれませんよ。本人がそこを言わなければ真実は闇の中です。

記述した選挙公報の内容を確認することでその議員の評価に繋がるかどうか、すっごい微妙。グレーの海のような情報の中から真実を見い出す、みなさん探偵になるくらいじゃないと難しいかもしれません。ひとつの指標とするのはいいのかもしれませんけど、その真意を見定める材料が不透明。

と、真面目に考えてみたものの、やっぱり自分の目でみて考えて判断することが大事だと思うので、是非区議会の傍聴(本会議はネット中継もありますし録画も後日みれます)や、委員会の傍聴にも興味を持ってみてください。委員会は中継ないけど、過去の議事録は港区議会のホームページからご覧になれます。……本会議は発言者が限られるし質問だけだから個人的には委員会がエキサイティングであろうかと思っております。

と、最後の〆は港区議会のPRでございました。第2回定例会は6/17-6/26まででございます。みなさま、よろしくどうぞ。