港区議会 H27年度 決算特別委員会 その4

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さて、決算特別委員会の最後は教育費。なんとなくメガネを着用、だてメガネではなくガチメガネです。視力が悪い人はわずかな変化に気付きにくいんですが、確実に近づいてきている気配を感じます…今あなたのすぐ後ろにいるの…。わたしローガン。見やすく行こうぜ40代。

 

国際化国際化と叫ばれるこのご時世で、なんとなく風潮が『仕方なく国際化』っぽくなってきてるのをヒシヒシと感じます。教育で国際化ってなんやねん、何したら国際化いうねん、そんなプレッシャーもヒシヒシと感じます。

 

とりあえず英語?英語話せたらいいよ?中学からの英語を前倒しにしたら自分たちの時代の時以上にできるようになるかもよ?英語が好きになる子増えるかもよ?でもちょっと待って?興味でてくる人もいるかもしれないけどつまづく人も多分増えるよ?つまづく時期が前倒しになったら中学厳しいよ?

 

感覚からすると、数学を小学校に前倒しするのと同じような感じなんでしょうかね。xとyの使用を小学校から始めると数学がわかりやすくなるだろうとか。数学に馴染ませるためにとか、理系人口を育てるためにとか、なんとか算を解きやすくなることに期待を持ってとか。英語と数学は全然別物でありますし、どちらにせよ興味を持てなければね…なんてそういうこともあると多い思います。日本人が外国語を〜というアプローチも必要かもしれませんけれど、外国の方々に日本語を〜という日本語人口を増やすアプローチもあってもいいかと思います。あると思います!

 

そんなことはさておいて。教育費の質問は日本語学級と日本語指導についてがメイン。

 

Q. 東町小学校に国際学級ができて5年くらい。その間に笄小学校の日本語学級に通級する児童数の推移は?

A. H24年度から順番に29人、28人、30人、30人、34人。

 

Q. 日本語学級に通える期間は?

A. 通い始めた日から2年間。

 

Q. ちなみに、国際学級に通える期間と、日本語学級に通えない等の理由で日本語適応指導を受けれる期間は?

A. 国際学級は制限なし。日本語適応指導は年間48時間で終了。

 

Q. 国際学級と同じくらい日本語学級の取り組みも大切だと思うけど、これからどういう風に?

A. 今現在、笄小学校の日本語学級に通級する38人のうち、約6割が元々笄小学校の児童。その他、それぞれの在籍する学校で47人が日本語適応指導を受けている。今年度中にニーズ調査を行う。

 

日本語学級は予算特別委員会くらいから質問をするようになって、今回のやりとりの中で『うわぁ港区素晴らしいわぁ』と感じるようになったのが、日本語学級についてのニーズ調査を始めて行うと明言されたことです。がんばってください。もちろん日本語適応指導の検討も含めて。正しい方向でやってもらいたいものです。何が正しいのかは色々あるでしょうけれど。

港区議会 H27年度 決算特別委員会 その3

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土木費では日々疑問に感じていること、ちょっと疑ってるところを敢えて質問にしてみました。本当は一般質問で区長にお答えいただきたかったんですが、何か色々諸々な事情のため決算に回すことに。結果的には具体的に回答いただけたので結果オーライ。質問タイトルは『開発における地域貢献について』。日々の質問、それは土地。

 

一般質問でざっくりと『施設整備のための用地確保について』を聞きました。ちなみにコレ、7月開催の第2回定例会の代表質問で土屋準議員にもお願いして質問に入れてもらったんですが、どうも理解しにくい回答だったので自分でもう一回。そこでもやっぱりイマイチだったので決算で更にドン。どうみてもしつこい議員です。ありがとうございました。だってわかりやすくないからわからないんです。

 

そもそもの発端はある疑問。

 

『保育園を増やさなきゃ!とか言っても、例えば0-5歳の認可保育園って広さ400平米が目安らしいし、しかも物件探すのってやりたい事業者が自分で探してこなきゃいけないんでしょ?ここ空いてますよって区が一般物件抑えてくれるわけでもないんでしょ?そんな広いところがまず港区にあるのかしら?あったとしても認可って東京都次第だし、審査期間中に事業者がなんらかの形で物件押さえなきゃいけないの?不動産屋さんのビジネスもあるし何ヶ月も結果でるまで押さえるのって無理っぽくない?』

 

ちょっと慣れない保育園のことを考える機会がありまして。そしたらですね、また変なベクトルで『そもそも論』を頭の中で展開してしまいましてね。

 

『そもそも、区が区のための施設を作るのに場所確保できないっておかしくない?行政の地位ってそんな低いの?お金の問題?』

『港区って人が増えてるからアレが足りない、コレが足りないって言うけれど、ただでさえ広い土地がない上に、あったとしても企業にバンバン買われておっきいビルばっかり建っちゃって、そこそこ狭いとこでもマンション建っちゃって、別にそれはいいんだけど、同じように区も土地買っちゃえばいいのになんでできないんだろ?』

 

そしたら仙台坂上の元麻布2丁目の土地を55億円とかいう仰天価格で購入したことを急に思い出し、緊急事態なんだろうけど広けりゃなんでも保育園というセンスは未だにいただけない。買うのは別にいいと思うの。や、そんなことはさておいて。

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『土地持ってる企業とかと話し合いの上で土地交換とかできないのかしら?区有地に新設してっても限度あるよね?』

『区有地を増やすというのもアリだけど、港区内に残ってる手付かずの国有地とか、お得に買える都有地なんてのも残り少ないし、買いませんか?って声かけられたとこもあるらしいけど使い勝手が悪いからと断ったって話も聞くし、その割には大・中・小規模で開発はどんどん進んでいくし、区の意図でそういう開発って進められてるのかな?』

 

そんな疑問がひょっこりと出てくるようになりました。考える度に次々と色んな疑問が続々と。

 

『まちづくりマスタープランとかあるけれど、なんか概念だけでよくわからないし、その割には企業がやってる大規模開発とかで区の施設が入ってるとかあまり見たことないし。港区はこういうまちづくりをしたいしこういうの作りたいって言い切って、企業とかにお願いってできるのかな?できるとしたらどのくらいやってんのかな?』

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山手線の新駅がどうのこうのというニュースを見る度にそんな疑問も駆け巡り、港区の目指す港区ってなんだろうと。

 

ひとつひとつ疑問を解消していこうと、課長さんたちに色んなこと教わりました。不勉強と言ったらそれまで。たいへん申し訳ございません。すぐまた忘れちゃうかもしれないので先に謝っておきますね。ごめんなさい。

 

ざっくり学んだこと。聞き出したこと。細かな説明はちょっとはしょります。

 

1. 『港区さんに土地とか場所わけてちょうだい』ってのはなんか色々法律が絡む上、できないっぽい。

2. 港区の中心から地方自治権の拡充を今も叫んでるっぽい。

3. 縦割りすぎてどこが担当だかわかんない。

4. H3年から『港区開発事業に関わる定住促進指導要綱』なるものがあって、ある一定の規模以上の開発の際には、生活に便利なものとか公共工事的なものとかお願いねって企業に指導してるって。へえー。

5. お願いというカタチで開発事業者とは任意で協議という指導して要綱らしいけど、スルーする事業者はいないとのこと。素晴らしい。

6. H3年からは約3万5000戸の住宅を増やして(人口減少から抜け出すため作戦)、H15年から『生活に便利な施設』というやつも許可し始めたと。

7. 事業者任せでテナント入れるらしいので、ビジネスとしてペイ出来なさそうな施設は敬遠される傾向があると。そりゃそうだ。

 

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正直ね、『指導、誘導してます!』っていう言葉をすごく疑ってたんですよね。だって自分の生活エリアのまわりでそういうものみたことがなくて。大規模開発のすごい商業施設とかオフィスビルに例えば保育園とか入ってたら『なるほど、あれがそうか』って思ったんだろうけど。でもよくよく聞いてみると、結構がんばってる。疑ってすみません。ごめんなさい。

 

でもまだまだ課題もあることを認識しているという答えも聞けて、それが一番安心。施設の数も種類も偏りがあるし、例えば芝地区だったら生鮮3品が揃うスーパーとかの導入がなかなか実現できなくて悩んでるというし。頑張れ港区、もっとグイグイいっちゃえと応援したいところ。そのうちこの指導要綱でいいのかとかいう進んだ議論もでてくるのかもしれないし、もっといい方法が閃くのかもしれないし、まちづくりのプロとして頑張ってください。注目の分野。

 

あっ、衛生費では(仮称)みなと在宅緩和ケア支援センターとアピアランス支援について質問。どちらかというとこれからじっくりな上、期待される分野です。医療用のウィッグから色々調整が始まるんじゃないかなと想像。

10月10日は麻布十番の日

3連休はみなさんいかがお過ごしでした?雨が降ったり上ったり、また雨が降ったり上ったり、ようやく涼しくなったりとそんなお天気でしたが、10/8と10/9は増上寺・芝公園一帯でみなと区民まつりでした。

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区議会ブースでは昨年に引き続き、子供議員バッジと風船を配ったり、大人には議会報告会のお知らせを配布したりと、区議会事務局も大忙しの2日間。港区の好きなところをポストイットに書いてもらうとあら不思議、子供議員の誕生です。

 

『風船もあるけど、港区のイケてるところ教えてくれると港区の子供議員になれるからキミもどう?折角だから子供議員にならないかい?』

 

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そんな呼び込みで港区マークの入った子供議員バッジ(缶バッジ)を大量配布。公園、図書館、東京タワーが多かったようなそんな港区のイケてるところ(注:わたしのスキな港区)。みなさんありがとうございました。そして区議会事務局のみなさまお疲れ様でした。

 

そして3連休最後の10/10。10が2つも付く日は年に一度の麻布十番の日。商店街たくさんのお店が年に一度の大サービスを展開、そしてイベントも盛りだくさん。午前中からイベントアナウンスと交通整理のお手伝いを。

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和太鼓あり、ベリーダンスあり、麻布十番の日のお買い物の合間によってらっしゃいみてらっしゃい。麻布十番商店街のJSS加盟店でお買い物すると貰えるシールを台紙1冊分ためると、年に3回ほど港区共通商品券がお得に当たる福引がありまして、賞品交換のいつものお手伝いも。お得なんです、パワーアップ版の十の市福引。

 

次の福引は1月になりますが、来月11/11と11/23の酉の市では福引の代わりに更にお得に品物と交換できますので、そちらもご利用くださいくださいね。

 

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当たった商品券でまた商店街でお買い物してくださいね。微笑みのまち麻布十番商店街、日々のお買い物にも麻布十番商店街、たくさんのいいものがある麻布十番商店街、10月10日麻布十番の日のお買い物をお楽しみくださいましてありがとうございました。買い物するならお近くの地元の商店街でね。

港区議会 H27年度決算特別委員会 その2

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港区議会では決算特別委員会が開かれておりまして、まもなく終了しますけど、行政のみなさんも大変ですけれど区議会事務局のみなさんも毎日遅くまでほんとお疲れさまです。なんと説明したらいいのかわからないですけど、お疲れさまですの一言。お疲れさまです(3度目)。

 

民生費では地域包括ケアシステムについて質問。この地域包括ケア、なかなか難しい問題でして。すごく簡単に表現すると『住み慣れた地域で医療と介護を切れ目なく繋ぎましょう(ただし地域の特性を最大限に考慮すること)』という国からのお達しを各市区町村が『これだ!』とするものを独自に展開してかなきゃいけなくて、しかも正解が無いという難解な新しい医療介護連携モデル。正直言ってなんのこっちゃサッパリわからない。その上、2018年4月に本格的に始めてちょうだいねと言われてるもの。背景には2025年間問題というのがありまして、団塊の世代といわれる層が後期高齢者になりますよー人数が増えますよー病院のベッドが足りなくなりますよー的な、医療資源とか社会保障の闇がチラッと表に出てきちゃうわけです。まあ大変どうしましょう。

 

港区も頑張ってます。私が1年半前に当選した時から頑張ってますよそりゃ。保健福祉常任委員でもありましたし委員会でも発言したりしましたし、傍聴できる会議体を全部(3回しかなかったけど皆勤賞)みましたし、議会でも一般質問で進捗とか方向性とか聞いてみましたけど、なんかどうなってるのかサッパリわからないまま。聞きたい答えが返ってこないんですよ。

 

『ちゃんと進めてください。お願いします』

 

ある時にふと考えたんですね。こういうお願いだけ言い続けてもどうにもならないんじゃないかと。実際どうにかなる場合もあるけど、今回は1年半見てきてどうにもなってない。区長は応援してるけど、なんでもかんでも素敵ですね素晴らしいですねと言い続けるのも議員のお役目として違うと思うし、でもここが足りないと思われるので頑張ってくださいね、と優しく指摘するとしてもこの1年半どうにもなってないので諦めた。そうだ、ここは鬼になって厳しくいこう。

 

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そこで至った結論は、『何がどうダメなのかをわかりやすく伝えてみて、何をすべきと思われるかをお願いとして順番に羅列する』ということ。よくありますよね、盛大なダメ出し。真面目ゆえのマジギレと思っていただいて結構。某党のようにダメなものはダメと言っていいよね?いいよね?え?ダメなの?意味わかんない。地方議会の与党らしさって何なのよ。

 

そんなイライラもさておいて。

 

地域包括ケア検討の中で1年半の間、問題だと感じていた点が『どうして?』と『なんで?』。どうしてそれにしたの?なんでそれなの?という、経緯と理由が不明であること。例えば、区が目指すという方向性が『退院支援』であることがようやく判明したのがこないだ7月の推進ケア会議(外部有識者会議みたいなもの)。しかも急に出てきたものである上、会議の委員の先生方もざわざわしてたくらい。ちなみに退院支援は『退院をオススメ』するのか『退院のプロセスをお手伝い』するのか、『退院後の自宅療養や介護をうまく回るようお手伝い』するのかは不明。検討中だそうだ。どちらにせよ、そういうのは病院の地域連携室とかがプロフェッショナルである。なぜ行政がそこに介入したいのかまず小一時間問いたい(答えは聞けなかったけど)。

 

例え無事に退院をしたとして、その後の療養や介護だったりを考えてるとしても、港区には訪問診療をしてくれる医師が少ないという問題もある。そこの問題解決にはノータッチだ。なんらかの形で医師会の先生方が納得するようなストーリーが描けているのかと思いきや、そうも見えない。むしろ合意もできているようなフシもない。むしろ先生方は困惑するだけで失礼な話でもある。

 

推進会議(有識者会議みたいなもの)で1年以上前から『多職種連携』という、大きい病院のお医者さん、看護師さん、開業医のお医者さん、訪問看護、高齢者センターなど、色んな場所の色んな業種の人たちがどうやって連携したらいいのかという問題が出ているにも、行政は解決策に向けた検討はスルー。どこどこが研修会とかやってるのでわざわざ踏み込まなくていいでしょう的なスタンス。それもどうかと思う。

 

基礎調査という区内の医療資源の数とか調べることもやった。『地域で病院とかの医療資源に格差がある』『どことどこのコミュニケーション取るのが難しい』とか、そんなの元々わかってる。判明したことをどう対処していくかのアイディアもセットで報告書でしょうに。

 

そんなイライラはさておいて。結構マニアックなレベルの指摘と質問だったのでどれだけ理解してもらえたかは正直さっぱりわかりませんが、他の議員さんからは『よくあれだけのこと言ったね』とか『行政がかわいそう』とか『勇気あるね』と色々言われたりもしましたが、地域包括ケアがちゃんと検討されるようになれば何でもいいや。

 

最後に6つのお願いをしました。

 

1. 区役所内の関連部署で方向性を統一してください。

2. 地域包括ケア推進会議の下に別の会議体を作ってください。

3. 区役所と関係機関とで話をして今の医療資源でできる運用方法を探ってください。

4. 各関係機関が何を担うのか合意を取ってください。

5. 必要であれば軌道修正をしてください。

6. 決定したことを地域包括ケア推進会議でちゃんと報告して再検討してください。

 

裏を返せば挙げた点ができてないよということなんですけど、どれだけの人がわかってくれるかなあ、理解してくれる人がいればいいなあと期待をして民生費の質問は終わり。

港区、実は意外に坂が多いの巻 その6

『港区 坂 図鑑』とグーグル先生に聞いてみると、一番最初にヒットする港区公式ホームページ/坂図鑑(注:キッズ向け)を元に86坂を巡る旅、なんとなく思い立って今年5月からスタートして、夫婦仲良く港区散策。下調べは一切せず、散歩がてらをテーマに街区案内板をあちこち見ながら坂を巡って坂ポールを探す旅、とうとう最終回。

image綱坂。羅生門の鬼退治、渡辺の綱さんが近所で生まれたとか。

imageぎょらん坂。魚藍観音を安置したお寺。

image幽霊坂。物寂しいのか坂がある有礼坂なのか、幽霊坂だと都内に7ヶ所あるんですって。

imageいさらご坂。中国人の伊皿子さん。いさらごさんじゃなくて、いんべいすさん。

image桂坂。蔦葛(つたかずら)がいっぱいあったからかと思いきや、かつらを被ったお坊さんが急死したとかかもしれない。

imageほら坂。昔の字は洞村。

imageざくろ坂。ざくろの木があったのかな。

 

86坂が記載されているので86坂ポールを見つけたかったんですが、実際のポール画像の枚数は76。全部は行ってるんですよね86坂。

 

坂ポール画像あり:76

坂ポール画像なし:10(永坂、紺屋坂、土器坂、大横丁坂、奴坂、榎坂x2、鮫ヶ橋坂、乃木坂、名光坂)

 

前はあったけど今は無くなっちゃったのか、元々無いのか、私の目がフシアナ過ぎて見落としてるだけなのか、長い坂の端から端まで探さなかったから怠慢ゆえの結果なのか、その辺はよくわからないですけれども。とにかく10ポール分は見つけられなかったわけです。そのうち改めて再チャレンジしてみるか誰かに聞くか、誰かに教えてもらうことにしよう。

 

86坂を一応全部ぐるりと巡ってみたわけですが、麻布台にリストに含まれてない坂を発見しましてね。

image落合坂。我善坊谷へ下る坂で、赤坂方面から往来する人が行き合う位置にあるので落合坂と呼んだ。位置に別の説もある。

 

調べてみたらキッズ向けではない麻布の坂のページには記載がある。ついでに三年坂のことも載ってるし。↓この坂ね。

 

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ユー、もう88坂にしちゃいなよ。三年坂と落合坂を加えて、キッズ向けをオフィシャルで88坂でいいじゃんもう、直しちゃいなよ。でもどうせ直すなら『狸坂』のところだけふりがな抜けてるからそれ足してあげて、ポールも無いところどうするか色々あるとは思うけど、どうせなら日東坂はなんか古くてちっちゃいから他のところのポールみたいに揃えてみるとか、稲荷坂は坂の名前と由来が接する面に書かれてないから他のところのポールみたいに揃えてみるとか、紀伊国坂は由来がまったく擦れて読めなくなってるから読めるようにしてあげるからとかさ。

 

それにしても坂の名前の由来、『〜とも言われる』という二つ名多すぎ。そんなこんなで坂ポールハンティングは終了。港区の子供サイトを参考にした、大人のお散歩研究。次は何を巡ろうかな。

港区議会 H27年度決算特別委員会 その1

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秋に開催される第3回定例会というやつは、直前の年度に関する事業だったりお金だったりの決算についてあーだこーだ質問する機会の『決算特別委員会』がセットです。各議員がおひとり60分の手持ちの時間を総務費、土木費、教育費…などの項目ごとに『なになに費、xx分(行政からの予測答弁時間含む)』と申告し、その中でQ&Aを繰り広げる個人戦のようなもの。H27年度のことについてあーだこーだ言ったり、最近とかこれからの事にも触れておかないと来年度以降の予算に反映されなかったりすることもあるという、なかなかトリッキーな質問の場。

 

代表・一般質問の内容よりもっと細かなこと、小さなことについて情報を引き出したり、折角の素晴らしいことをここぞとばかりアピールしてもらったり、盛大にダメ出ししたり。正論振りかざして心を痛めるか、それともなあなあにして言いたいこと言えずにモヤモヤするか。

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【総務費】
1. 支所改革について(予算の組み方と執行権限、予算執行権限の拡充計画に至る検討経緯)

2. 港区国際化推進プランについて(周知と取り組み、外国人に理解できるようなわかりやすい日本語表現の情報発信)

 

→ここで素晴らしいなと感じたのが、港区はどうやらこれから『やさしい日本語』というジャンルを駆使するということ。要は、小学校低学年くらいのレベルの日本語表現で外国人に情報を伝えると理解度がとても上がるということ。要はあれですよ、我々日本人もCNNとかBBSとかのニュース聞いてポカンとするより、中学校で習う英語レベルでモノ話された方がまだなんとなく理解できてるっぽく感じるやつ。むずかしい にほんご わかりません。かんたんな にほんご わかります。

 

【民生費】
1. 地域包括ケアシステム基礎調査結果について(港区の新たな特性の発見、多職種連携手段の解決法検討経緯)
2. モデル事業について(システム機能、相談窓口担当、対象決定までの検討経緯)

 

→色々と厳しすぎて大変申し訳ありませんでした。以上。

港区、実は意外に坂が多いの巻 その5

まもなく平成27年度の決算予算委員会が始まります。なになに費、というジャンル分けで議員おひとり60分を質問時間として、10月の11日とかそのあたりまで続きます。私は総務費、民生費、衛生費、産業経済費、土木費、教育費と、10分ずつ6項目。原稿も質問もある程度できてますが、何度読み返しても『てにをは』が変なようなそうでもないような。坂ポール巡りも地道に地味に。

image安全寺坂。江戸時代にそういうお寺が。

image神明坂。天祖神社を元神明といったことから。

imageひゅうが坂。徳山藩の毛利日向守のお屋敷。

imageまみあな坂。メス狸かムササビかアナグマの類。

imageネズミ坂。江戸時代、細長い坂はぜんぶネズミ坂。

image植木坂。植木屋さん。

image行合坂。双方から行き合う道。

image丹波谷坂。岡部丹波守のお屋敷。

image紀伊国坂。日に当たり過ぎかただ古いのか、由来が読めないので坂HP抜粋によると『坂の西側に江戸時代を通じて、紀州徳川家の広大な屋敷があったことから呼ばれた。赤坂の起源とする説がある』だそう。

imageくろぐ坂。秋元八郎座衛門のご先祖の九郎九が住んでた。8のご先祖なら数字が小さくなるのかと思いきや増えた。

image弾正坂。ここにあったお屋敷が代々弾正さんに任せられてたから。

image牛鳴坂。坂が辛くて牛がモー。

image丹後坂。西尾丹後守のお屋敷。

image円通寺坂。そんなお寺があったって。

imageやげん坂。薬を砕く薬研(やげん)に似てた。

imageあんちん坂。ご近所に案鎮大権現の小社。

imageさんぷん坂。坂だから通行料の銀の三分増し増し。

image三分坂の下には港区文化財も。

86ある坂のうち、残りはあと8。ポールが見つからない坂は除く。

一般質問に立たせていただきました。

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先週、3度目の一般質問の機会をいただきました。一般質問、それは議員個人がお好きなテーマで区長とか教育長に『〜についてどうお考えでしょうか』『〜は港区でどう対応されるんでしょうか』『〜べきですがいかがでしょうか』みたいな、大きな枠について姿勢を聞くような、考えを聞くような公開クエスチョンの場。代表質問は会派の代表として色んなジャンルの質問を満遍なく、そんなイメージ。港区議会の自民党さんはペーペーは代表じゃなくて一般質問、そんな感じ。

 

議員になってからまもなく早1年と半年、一通りイベントが通り過ぎ、しかし未だに何が議員だか議員のお役目って何だか自問自答の毎日です。そんな中で質問を考えるのは嫌いじゃないです。むしろ日々の疑問を書き留めておいて、機会がある時にぶつけるような感じ。登壇するたび毎回思うんですが、自分の港区に対する熱い思いを!みたいなことより、『偉そうなこと言いやがって何様なの自分』と自己嫌悪に陥りがちです。社長に向けてのプレゼン大会でもないし、外部コンサルの提言とはちょっと違う。

 

ま、そんな自分の中のつまらないフィロソフィーはおいといて、『港区の何々が良くなーれ、良くなーれ』と願い倒してのケミストリー。ますますなんのこっちゃ。医療と国際化と地元愛という点はこれからも変わらずに、そんなジャンルの質問をいたしました。はしょってご紹介します。

 

がん対策・健康対策の推進について

1. みなと在宅緩和ケア支援センター
港区が目指すセンターって、医療機関が併設しているセンターとどう違うの?どういう点で区民サービスにつながる?医療機関とか研究機関とか企業とかとの連携もアリよね?

2. 区内企業への啓発
がんと共生できる企業文化づくりをもっと積極的にするのに啓発とか、民間の力をもっと活用する取り組みとかはどう考える?

3. 東京2020オリパラに向けた健康対策
高温対策だけじゃなくて、その他にも感染症とか台風とか色んな部門で連携しなきゃいけないけど、そのあたりはどうかな?健康危機管理とかは?小中学校でオリンピック教育とかあるけれど、ここぞとばかりに健康教育とか予防とか健康一般について知識増やす絶好の機会だと思うよ?

 

地域包括ケアシステムについて

1. 2025年・2035年問題
団塊の世代が後期高齢者になる2025 年、その10年後は平均寿命とかなんだけど、医療資源が不足すると思われる中で地域包括ケアってどうなのかしら?

2. 地域包括ケアの推進と加速
この1年半くらいなんか色々アレな印象なんですけど、時間もないですしもっともっと推進とかスピードアップとかいかがです?

 

施設整備に伴う用地取得について

1. 国有地・都有地以外の用地取得の可能性
港区にフリーな土地ってほとんど残ってないんだけど、これから2020 年のオリンピックとかもあって不動産物件高くなってるし、人口も増えるし、港区に必要な施設とか作るのに土地はどうやって確保するのかしら?

 

商店街振興について

1. 外国人客観光客の商店街への取り込み
商店街で免税手続きカウンターとか作れるようになったらしいけど、これからそういう外国人客の取り込みを検討したい場合もあるだろうし、どうやって支援してもらえるのかしら?

 

誰にでもとんがっている時期があるみたいに、鼻息荒くフンガーフンガーしながら文句や嫌味を交えた質問を1度や2度してみてもいいじゃないの。1年生議員だもの。りえこ。ただ、『とんがりすぎると、過去を振り返ると恥ずかしい事も多々ある』との先輩議員のご意見もしっかりと頭に入れておきます。

 

また改めて記録としてウェブサイトの方に区長答弁Q&A を掲載する予定です。しれっとこっそり載せておきます、そのうち。質問に対してビシっとした回答が返ってこないのが悩み(私の理解力が乏しすぎる可能性は否定できず)。

議会・委員会報告

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さて、本日から港区議会第3回定例会が始まりました。本日のスケジュールは議会運営委員会、本会議、委員会という流れで。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

<議会運営委員会>

1. 区の幹部職員の異動がありましたよ。

2. 例の逮捕された議員への辞職勧告決議案の文はこういう感じでいきますね。

3. 第2会派から一人抜けて新しい会派ができましたので、議席の変更だったりそういう事を幹事長会で話しましたのでご報告しますね。

4. 本日の本会議で行われる辞職勧告決議は起立採決で行いますね。

5. 新しい会派ができたりしたわけで、代表一般質問の持ち時間が変更になったのでどうぞよろしく。

6. 本会議の休憩等は議長一任ですよ。

7. 写真や録音とか報道各社から申し出があるので許可しますね。

原稿かなんか読まれて『御異議ございませんか?』『意義なーし』で終わりました。…そういうもんなのか。ふーん。

 

<本会議>

地方自治法117条でなんかご本人のアレについてはご本人はその場にいることができないというので、ご本人に退席いただいた後に『お諮りいたします』。辞職勧告決議は総員起立で賛成。終了。

 

<総務委員会>

1. 平成28年第3回港区議会定例会提出予定案件について

提出予定案件の中で、総務委員会に付託されるであろう予定の概要を説明しますね。議案67、75、86、87、92、93号(今は内容は省略)ですからね。

Q: 後の審議のために事前に議案xx号の資料をくださいね、いつも提出もらってるものですけど経過がわかる資料をくださいね、など。

 

2. 公衆無線LAN (Minato City Wi-Fi)のサービス開始について

港区でも災害時だったり観光や区政情報だったり、無料で利用が可能なWi-Fiサービスを今月9/30から始めますね。アクセスポイントは12ヶ所、各総合支所、台場分室、台場区民センター、都立お台場海浜公園の西口広場と東口広場、お台場レインボー公園前、お台場学園前、台場交差点付近です。初回にメアド登録のよくあるようなタイプ、でも1回の接続は60分まで、1日何回でも接続可能です。よろしく。

Q: Wi-Fiを増設するメリットだけじゃなくてデメリットもあれば何か、など。

 

以上。

今週金曜から議会始まります。

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9/9の金曜日からH28年度港区議会第3回定例会が始まります。秋の定例会はH27年度決算特別委員会もセットなのでのべ日数34日間という長丁場の予定。長丁場と言っても始まるのはほとんど午後からですし、拘束されても午後5時とかそんなもんですし、待機の名目の強い調査日とかいうのもありますし、連休も挟みますし。日々感じている疑問とか区への要望を発表する絶好の機会としか考えてないですけれど。あ、一般質問でも登壇します。

 

さて、先週議会運営委員会がありました。簡単にご報告。

1. 区の幹部職員の異動がありました。

2. H28第3回定例会は9/9から始めて、決算特別委員会もセットですからね。

3. 先日逮捕された議員ですけど、辞職勧告決議を9/9の本会議で行いますからそのつもりで。

4. 定例会中の請願受理は9/14の午後5時まで受け付けたものを審議しますね。

 

以上。