そうそう、議員報酬等の特例とかに関する条例を制定しました。

先週終了した議会でですね、全員賛成ということでとある条例が制定されました。議員発案といっちゃ議員発案なんでしょうけれども、議長発案ということで自民党さん主導ということでもいいんですけれども、正当な理由なく欠席し続けた議員は報酬減額ねという条例です。

 

まぁ、こういう類の決め事っていうのはなんでしょうね、お立場によって随分と感覚が異なりますよね。こう線をぴーっと引っ張って、こちら側とそちら側。議員側とそうじゃない側。議員側の中でも関係あるかもしれない人側とそうじゃない側ででも。

 

なんせ数年前より「おそらく自己都合」的な理由で欠席が続いた議員がいたのは事実でしてね、とか言ってなんでもそうですけれども欠席の理由を特に議員全員にお知らせされることはないわけですし、我々どちらかという「あっ、そう」くらいなものであります。だってそれって例えば「何もしませんよ」「ずっと欠席しますから」というような公約を掲げて立候補して当選した人と同じになりますから、それでよしとする区民の意という認識になるわけです。部外者は何とも言えないのが事実。

 

が、そりゃあまりにもひどすぎるよねという意見も当然ありますので、なんか決めましょうという流れになっていったことは自然なことだとは思います。ええ。

 

港区議会議員の議員報酬等の特例に関する条例

要は「議員が自己都合とかの理由で、議会の会議とかを連続して欠席したら議員報酬減額していきますよ」です。もっと詳しく説明しますと、「適用除外はもちろんあるとして、60日以上の欠席から2割減(期間により変動)」です。

 

↑のページへはこちらから。条例文へはこちらから。

 

 

だからどうしたと言われたら、どうなんだろう

議員は何でもかんでも有権者の気に食わないことをしたら厳罰に処せ!と、そういう事も度々聞きますし、時々言われることもありますよ。確かに全国の色んな議会的なところにこういう減額条例みたいなのがあったりなかったりしますし、90日以上の欠席からとされてるところもあるし、逮捕されたらどうのこうのというところもあるし、病気すらNGとか、色んなのがあるようです。

 

まずはちょっと見守っていただければと思います。ぬるい!とか、だからどうした!とか色々なご意見があるとは思いますが、いざという時まで心のメモに書きためておいてくださいませ。


 

久々に見た夢の話

夢というものは毎日見ているけれども、目覚めた時に覚えているか覚えていないかだけのこと、と聞いたことがあります。ここ数年夢なんかさっぱりという感じだったわけですが、今朝は久々に飛び起きましたね。〆切日を間違えた夢。いやまいった。

 

今週木曜から定例会です

関係者は「定例会」「定例会」言いますけれども、街場の一般の感覚からいうと「議会だろ?」です。そうです議会です。年に4回の10日ほど〜1ヶ月ほどくらいで開かれる議会の期間。

 

順番でですね、わたくし自民党さんの代表質問を担当いたします。つまり、初日に「区長・教育長に質問いたします」というやつです。順ぐり当番制による登板です。なお肩は固くて回りません。ですがシジュウカタ的なやつではなさそうです。

 

質問のお作法

質問をするにあたり、通告書というものがあります。書類上、議長宛てで「これこれこういう質問をしますよ」という事前のお知らせですね。

 

ほら、よく国会とかでも「通告にないものなのでお答えできません」みたいなやりとりちらほらあったりするけれども、前もってお知らせをするのがアレです、アレ。想いをしたためた御歌をお送りして、当日お詠みになられる返歌を楽しみに待つ的な感じ?なのでイレギュラーなお作法はご遠慮申し上げます的なのが昔々の文化の名残なのかどうなのかしらんけれども。

 

で、今週木曜日から始まる議会。初日と2日目の木・金がそれぞれの会派の代表質問・一般質問と議場で延々と原稿の読み合いが3時間4時間続きます。我々港区議会、未だ全員がデジ物使えるわけでもないので、文字を目にすることなく耳だけを頼りに「この方、何を仰ろうとしているの?」となっていることがとても辛い。そんな中、「今晩、晩ご飯何作ろう」なんて一瞬でも頭をかすめてしまったら、もう大変よアナタ。すべてが何もかもわかんなくなってしまうのよ。

 

なお、質問通告は明日の午前10時です。

 

で、夢の話

夢の中でですね、私は質問通告を出しに行くわけですよ。要旨どころか読み原稿までちゃんと仕上げてですね、よろしくどうぞと。そしたら

 

通告〆切過ぎてますので受け付けられません

えっ

自民党の代表質問は、この定例会では無しです

えっ

 

自分が思ってた〆切日がずれてたようで、なんかとっくの前に〆切だったみたい(夢の中では)。で、受け付けてもらえなかったということは質問ができないわけですよね、会派としての代表質問が(夢の中では)。自民党さんの代表質問なしってどうなのよというか会派になんて説明しようどうしよう(夢の中では)、とこれまでないくらいになんか焦って焦って飛び起きたという。

 

久しぶりに見た(覚えていた)夢なのに、なぜもっと楽しくて愉快な夢を見させてくれなかったのかとハンカチを噛みしめたい気持ちでいっぱいではありますが、夢の中まで原稿と〆切に振り回されるっていうのもなんかちょっと嫌。なお、自慢ではありませんが、〆切はだいぶ余裕を持って終わらせるタイプです。ええ、自慢ではありませんが。

 

今回も長いかもなあ、多くの人を夢の世界に送り込んじゃうんじゃないかなあって心配はしておきますね。


 

 

鶏肉の気持ちになってハムをほぐすといいらしい

どうも小倉です、どうもどうも。なんか色々とアレでしたもんで、すっかりアレですよ。日本語って便利ですね。ザットイズザット、ディスイズイット。来週からの定例会で自民党さんの代表質問を担当します。

 

区議会議員としてのお役目をいただき早5年、初めてのスランプに陥っております。考えがまとまらない、文章がまとまらない、夜寝れない、朝起きれない、近くが見えない、夜になったら字が糸にしか見えない、腰が痛い、肩が痛い、もう色々とアレであります。大人の階段を登るにあたり、一段一段確実につまづいているところであります。

 

ワタクシ事ではありますが先月お誕生日がありシジュウゴになりました。シジュウヨンの時点でも立派なミドルエイジなわけですが、11月になったらひとつ友人と約束事をしておりまして。

 

ミドルエイジリアリティショー。ミドルエイジのリアルな可動域をお披露目しようと。そう、小倉さんは関節可動域は初期不良じゃないかというくらい色々固いもので。柔らかいところを探すのが難しい。

 

固い45才が柔らかい45才に指導を受け悶絶するだけという動画。腰と肩が痛いわという方がいらっしゃいましたら是非チーム悶絶へ。


 

プレミアム付き商品券は事前申込み必須です

みなさん大好き、港区のスマイル商品券。20%と30%のプレミアム付きなスマイル商品券が販売されますが、いつもの販売方法じゃなく、今回は事前申込制度でネットかハガキの応募となっております。この機会に是非。

 

どかーんと過去最高のプレミアム率。お一人10万円まで購入可能。つまりアレだ、国から貰った10万円で購入するとしたら、港区の商品券は12万5,000円になります。

↓も参照くださいませ。

プレミアム付き商品券特設HP
港区商店街連合会HP

 

これまでの販売方法との違い

今回の最大のメリットといいますか、たくさんの方に手に取っていただく方法といいますか、それはなんといっても「事前申込み制」ということに尽きます。今までは販売所と呼ばれる各商店街内の一箇所くらいで平日朝早くから列を作ってしまい、時と場合によっては売り切れでお買い求め頂けないこともある港区スマイル商品券。

 

こういう状況ですから、販売所が密集しないように、その上でたくさんの方に購入する機会を増やし、通常の数倍の、数倍ですよ、その金額分の商品券をどどーんと出します。お一人5万円までだったところも、お一人10万円までになり、一昨年くらいでしたかね、それまで10%プレミアムだけだったものに20%プレミアムが登場したのが。そして今回のコロナの色々でそれぞれ10%アップの20%プレミアム30%プレミアムが出るわけです。しかも過去最高発行額として。

 

ザ・商店街振興=商品券。皆さんお一人お一人がどこでお買い物しようかなと考えながら買っていただいて、商品券使えるお店を調べたり、ドキがムネムネするようなワクワク感があっていいじゃないですか。

 

しつこいようですが、申込ハガキ付きのチラシによる郵送(切手代は区役所負担)、またはネットからのお申し込みでレッツ商品券チャレンジ。

 

なお、お申し込み多数の場合は抽選とありますが、個人的には、個人的な見解ですよ?保証はできませんよ?お申し込みされたらイケる気がしないでもない。だって、これまでの傾向で、1億円分の販売は瞬殺、2億円だか3億円分の販売は1週間〜1ヶ月ほどくらいで完売ということがありましたので、今回10億円分ですもの。個人的な見解ですけれども。外れることもありますけれども。イケてほしい。

 

ハガキ付きのチラシ、どこで手に入るねん

本日、8/21から周知開始、申込開始ということで、今朝の新聞の折込に港区の広報誌と一緒に申込ハガキ付きのチラシが挟まっております。

 

A4二つ折りのチラシにハガキが付いてまして、ちょちょいと記入してちょきちょき切れば申込ハガキの完成です。

 

で、プレミアム付き商品券特設HPにはこういう記述も。

 

新聞を電子版じゃなくて紙媒体で取ってる方は折込に気がつくことなく、そして何らかの方法で知ったり特設HPをご覧になった方は「ああ申込はネットかハガキか」と知ることになりますが、わたくしが声を大ににして言いたいのが、

 

ハガキ付きのチラシをもっと人目に着くところに置きたいのよ!

 

ということです。ほら、いくら区役所と郵便局にありますよということでも、下手すりゃ年に一度も行きませんという人だっているわけじゃないですか。なんせこのチラシ自体に『どこどこでチラシ配布してます』って書いてないんだものよ。チラシたまたま見かけない限り、アンフレンドリーやで。

 

ほら、毎年商品券を販売しているじゃないですか。その時に買いに来てくれる方々全員が全員ネットを駆使して申込ができそうな人々ではないわけですよ。しかも、ハガキ1枚につき1人分なわけだから、家族数名で申込したい場合だってあるわけですし、ハガキ付きのやつが何枚あっても困らないわけですよね。

 

なので、お外を歩いている方に目に留まるように

こういうものを作ってですね、

 

こうじゃ。小倉りえこ、夏の段ボール工作の精一杯。実れ努力。

 

区役所と郵便局で入手できるということですが、商店街を歩く方は商店街でお買い物してくれる方でもあるでしょうし、商品券知らない方にも知っていただくチャンスなわけです。

 

おかげさまで初日ですけれどもたくさんの方にお手に取っていただけているようで、ちょこちょこと覗いては補充、覗いては補充と、申込締切の9/15まではアピっていきたい。加盟店舗にも店頭なりでアピってくださいとお願いしたり、なんだかもうすっかり商品券宣伝ウーマン。それで良い。

 

なお、

実家の店舗のお外にね、こうやって昼間に段ボール工作して置いておいたのね。道ゆく人が手に取りやすいようにって。そしたら

 

兄ちゃんがちゃんとしてくれてた件。明日には段ボールに戻ってる可能性は大だけども、サンキュー。

 


 

新型コロナウイルス感染症のお勉強会 for議員

港区議会では議員向けに学習会という名のお勉強会が開かれましたので、内容を簡単にですけれどもご報告を。情報が錯綜して正確だか不正確だかの話が一人歩きして不安だけが残る一方、「こういうの、メディアが率先してやるべきなのに」と改めて思った次第ですけども。

 

港区では先月から来年の3月までという長い期間で、感染症専門アドバイザーの先生を招いて感染症対策がタイムリーに行えるようなりました。区へのアドバイスはもちろんのこと、現場に近い感染症対策のプロならではの最新の知見は自治体が一番欲しているところだと思います。

 

そんな先生をお招きし、港区のYouTubeチャンネルでもオンライン研修として動画が作られました。7分半くらいの長さですので、是非ご視聴くださいませ。保健所も「発信が足りなくて」と悩んでいるようですので、私ごときでは拡散にはなりませんけれどもお知らせはできますので。

 

アルコールの手指消毒は指先メインで、ハンドクリーム塗るようにさせるのは間違いですよって。

フェイスシールドはマスクの代わりにはなりませんよって。

消毒液はスプレーしちゃダメですよって。

意外に知られていないことを解説してくれてます。へぇ〜って、ほぉ〜んってお勉強になります。自分も知らなかったこともありmath。

 

感染症対策で大切なこと

全般的なこととして、主に3つのポイントがあるようです。「感染が広がらないようにすること」、誤解や偏見で苦しむ人を増やさないようにすること」、そして対策で混乱しないようにすること

 

確かにどれも大切ですが、この勉強会の一番の目的と言っていいのが一番最後のやつかなあって。先生も言ってましたけどね、行政や政治に関わる人が混乱すると周囲の影響が大きいと。混乱というか、不正確なことを信じ込むというか、なんというんでしょうかね。我々議員という立場のヒトという生き物、「ああしてください」「こうしてください」と言いがちなわけですが、それが間違った情報が前提だと行政も困るし。

 

ただ、やってることがおかしいと感じるかどうか、正直これはもう人それぞれだと思います。こればっかは仕方ない。「そうは言うけれども、テレビに出ているこの先生はそうは言ってない」とかが良い例なのかも。

 

発生初期と今はまったく状況が異なっているようで

感染の拡大状況であったり、病態の変化もあるのかどうかはわからないけれども、4月と8月の数字を比較するのも意味がないくらいに状況は変わっているようです。

 

現時点で問題とされているのは4つらしく。

1. 国や自治体の方針や戦略が不透明
確かに国と都と区で権限も対処もバラバラなもんですからね。でもどこが一番中心になって方策決めるかというとやっぱり都道府県で、だから各知事さん達で対応が異なっているわけですもんね。お勉強会の中での解説では、特に東京都がやってることは不透明なことが多いようです。だからその下の23区とかでは「区独自の」とかやらざるを得なくなるわけ。

 

2. 報道や数字で迷走
先生曰く、実情を知る医療従事者が正しい情報を積極的に出していかなければならないと。誰が詳しい専門家かわからないという意見もあり、それは確かにその通りだなと思いますが、患者さん診てないの専門家という人ももメディアに多く出て発言していたようで、そんなのは画面のこっち側にいる人にはわかりようがないですからね。

 

3. 2〜4月ころの仕組みが今フィットしてない
状況が変わってきているということなので、これは致し方ないのかも。検査体制とかホテルの療養とかもそうなりつつあるのかね。数ヶ月で状況がここまで異なると、数ヶ月後の先を見通すのも難しいのかも。見切り発車も手なのかもしれなけれども、決断までのスピード感に差はあるよね。色々と。

 

4. 検査に関する誤解や混乱
ここが一番戦略を決められなかったり不安になったりを煽る点なのかもしれないということです。

 

検査の種類は?誰を検査すべきなの?

非常によくわかる資料を付けていただいたのでご紹介。なお、素人にもとてもわかりやすいオリジナルの資料はこちらで一般公開(コロナ制圧タスクフォース 新型コロナウイルスのNow 公立陶生病院 感染症内科の武藤義和先生)されております。スライド97枚とたくさんではありますが、タメになるので是非ご一読を。

 

 

検査戦略

検査数の分母がどのくらいなのかということもなしに戦略を立てるのは難しいとはよく言われます。ほら、陽性率とか云々色々ありますし。また、行政としての役割とその他を分けていることをご存知ない方もたくさんいらっしゃるという。

 

1. 行政が行う検査
公衆衛生の名のもとに、濃厚接触者への検査空港などの防疫を行います。行政検査という名のごとし、これが行政の役割ですね。行政検査の件数は各自治体把握できてます。保健所なりが送り込んだ先の指定医療機関での行政検査も。

 

2. 医療機関が行う検査
医療機関が行う検査ですか。症状がある患者さんを診断したり治療するために必要になる検査です。ここに入れるのが適切かどうかはちょっと自信ないですが、ここの検査数の把握が国も自治体もできていないというらしいですよ。妊婦検診のスクリーニング検査とか、感染疑い関係なしに救急車で病院来た人にもやっているようで、たまたま怪我した酔っ払いが救急外来に来たら検査して陽性発覚とかもあるようで。

ま、医療従事者を守るために手術前に肝炎とかHIVとかの検査をするような感じであるとすると、それはそれで当然とは思います。たぶん。

 

3. 自費で受けられる検査
ここが最近増えてきているところですね。自前で検査ができるようになった医療機関がたくさんあって、港区内も増えているようです。心配でとにかく受けたい(受けてみたい)、ビジネス渡航目的の陰性証明(証明と言い切っていいのかどうかわからん)、スポーツ選手とかなどの営業継続検査、このあたりが該当します。もちろんここも検査数の把握はできてないようです。

 

ふと気になったのが、2と3で検査して陽性って出たら「隔離じゃー!んで濃厚接触者の特定せなー!」って保健所にすぐ連絡が行っててんやわんやになるんですかね?と、特に営業継続検査には疑問が感じられることもあるようです。

 

4. これから重要になるかもしれない検査
ここがこれからの自治体等で大切になってくるポイントだそうで、まだ実はどこも実施できていないそうです。

院内・高齢者等施設内感染などの防止
警察などエッセンシャルワーカーの健康支援

どこもできていない理由のひとつに、「どこが検査をする?」「どこが費用を負担する?」が挙げられるようです。ここは多分重要だというのであればスピード感を持って決断はできると思います。

が、問題なのはその先。「陽性者が出ました」は仕方ないとして、「で、どうする?」という。隔離?入院?ホテル療養?自宅療養?人員補充どうする?閉鎖しないようにどうやって運用していく?などなど、継続オペレーションに響いてくるわけですよね。

ただ、その後の運用を考えないままエイヤーとするのが専門家に言わせると無責任なんだそうです。だからやみくもに検査をするという前半だけしかできないのであれば、やる必要はないという判断が付くと。なるほど。エッセンシャルワーカーに限らず、一般にも当てはまることだと思いますけれども。

 

当然、各自治体もこういうことに悩んでいると思います。検査数増やせば安泰という考えではないのはこういうことで、そこから先は感染症対策から手が離れてしまうわけです。ただでさえ手薄な現場で人が減るかもしれない対策、これをセットで行うべきという考えが大切と。なる。言われてみるとその通り。

 

期限ありとは言いますが、今は講師の先生も区の中の人という立場ですので、ちゃんとそのあたりの知見なりはすでに共有されていると思います。で、お勉強会で見聞きしたことをそのまま要望とか申し入れというカタチで実績作りに忙しい議員も出没すると思われますが、行政には頑張っていただきたいですね。がんばれ。

 

8月の空気

世界でワーっとなり始めてから半年以上、新型コロナウイルスでわかってきたことは、「原因ウイルス」「広がりかた・予防方法」、そして「必要な医療」です。これを元に妥当な範囲の対策を立てることができていると、先生の見解はこのような感じです。発症から7日ほどで周囲への感染はほぼ無くなると、こういうこともわかってきているようです。

 

これからも接触と飛沫の予防は引き続き頑張らなければならないと言いますが、エビデンスを元に法整備を進めることやどこに公金を投入するかがポイントとなるようで。今の時期の専門家は、検査拡大やこれまでのこと意外に公金投入した方がよいという空気になっていると。ほう。

 

で、自分の立場から何ができるんだろうかといつも考えていますが、「ああしてこうしてと言いたいキモチ」と「自治体機能のロスが一番不幸になるから素人が余計な口を挟んではならぬ」と、常に半々な感情でこの数ヶ月。なので今回はひとまず、議員向けの勉強会しましたというお知らせだけじゃなく、たくさんの人に知っていただきたいその勉強会の中身をご報告することが精一杯。

 

以上。物足りなかったらすんません。先月お送りした報告書にも書きましたけれども、この機会にかかりつけ医を持つことを考えておいていただきたい。若い方も含めて。身近な医師の判断は大切ですよ。

 

議会事務局がお写真を撮ってくれてたんですけれどもね、議場で広々したところでお勉強会したので私最前列じゃないですか。で、このお写真が港区議会Facebookでも使われましてね、しまった!と思ったわけですよ。

 

お気に入りのてぬぐい猫マスク(既製品)していけばよかったと悔やむ。以上。


 

せんきょ。の話。

さて、港区では先月と今月と2回も選挙がありました。投票率も安定のアレですけれども、選挙に関しては色んなことを考えるようになりました。ヒトは2種類に分けられます。「投票する側」と「投票される側」。立場が違うと色々不思議なことがあります。個人のヘリクツ含め、異なる意見も多々あろうかと思いますあまぁそれはそれでオケです。自由ですから。

 

分かれ道

よく「なぜあの人が議員なんかなってるのかしら」とか「あんな人でも議員になれるのね」とか、不祥事を含め色んなことがある度に、誰もが一度はそういうこと思ったことあるはずです。特定の人の顔を思い浮かべるか浮かべないかは別として。

 

で、自分は今議員というお役目をいただいている以上、当然この地球上のどなたかには「あいつ、議員とかあり得ないふざけんな」くらいは思われているであろう側です。そんなことありえない、はありえない。容易に推測されます。たぶん。

 

で、議員になる素質だ云々、議員としての責任云々、色々とそれぞれの人の頭の中に理想像はあろうかと思いますが、今自分がこういう立場になった以上ひとつ確実に言えるのは、「誰でも立候補した人だけが議員になれるチャンスがある」ということに尽きます。ええ、素質云々、経歴云々、やる気云々どーでもよくて、立候補しなければなるべく人もなれないという素晴らしき民主主義的手法。推薦じゃダメやねん。

 

なので、「あの人、なんで議員になれたのかしら」とヒソヒソ話をしているところに遭遇するかもしれないアナタ、その時はビシッと言ってあげてください「だってその人、立候補したんでしょ?」と。

 

現職議員はたぶんおそらく「いや〜みなさんからのありがたいご支持がありまして〜」なんて答える人も少なくないと思います。が、そもそも論的にはそうじゃない。議員になれるかどうかの分かれ道、投票する側とされる側の最初の分かれ道は「立候補するかどうか」、当たり前のことですがここに尽きます。たぶん。首長しかり。

 

「投票する側」だった時のことが「投票される側」の今、スコーンと跳ね返ってきますよね

5年前までですけれどもね、その辺にいる一般の善良な区民ですよ。今だって別にジャージで外で歩くの全然平気な善良な区民のひとりであると思っていますけれども、昔は議員に対して嫌だなというかアレっと感じたことがありました。

 

我々はみなさんからの付託を受けて〜

 

↑この表現に違和感があったんですよね。正気、嫌悪感があるくらいの。

 

それはそのはず、「いや、自分、アナタ選んでないから」という理由が100%。しょーもない理由かもしれませんが、自分みたいに揚げ足を取ってた人はいざという時足をすくわれちゃうわけで、今自分は「いや、自分、アナタ選んでないから」と絶対零度の視線を向けられる立場です。

 

人を呪わば穴二つ。いや、ちょっと違うか。

 

なので、自分は可能な限り「みなさんからの付託」という表現は使わないことに決めてます。無意識でどこかで言ってたら叱ってください。その時は全力で「すんません」と凹むと思います。

 

投票される側としての今

選挙は色んな人の思いが交差するイベントです。好きか嫌いか、期待値が高いかどーでもいいか、複雑な事情も絡みつつ時期がやってきたら淡々と選挙というものが行われ、立候補者を募り、投票するという行動が繰り返されていきます。

 

投票する側からされる側になった今、声を大にして言いたいことがひとつあります。それはもちろん自分が以前はそんなことひとっつも気にかけたことなかったものであって、でも立場が変わってそれはなんだかんだ言ってすごく重要だよねということ。

 

我々、時折「税金泥棒」ときらびやかな名称で罵倒される可能性の高いお役目をいただいています。なぜなら当選したらやれ数年間は安泰だの、やれ何しなくとも生活は十分できるだの、実際にそう発言する人がいるため、全員が全員にあてはまらない罵倒の言葉を一括りにしていただくこともあるわけです。しゃーないかもしれないけれども。ジャンルひとくくり。

 

で、ここ何年かで「なにもしなくとも議員でいられるの?」と時々聞かれます。昔の自分だったらそんなふざけた人は辞めてもらいたいくらいの勢いなわけでしたし、辞めさせる方法とかないのか気になったこともあるわけです。多分みんなが一回は通る道。なのでこれは真っ当な疑問と思います。

 

で、今自分が議員という立場になり、その問いを投げられた時になんと答えるか、答えられるかとずっと考えていたわけですけれども、最終的にひとつのファイナルアンサーにたどり着きました。自分なりの。

 

Q: 何もしなくとも議員でいられるのか?

A: 何もしないこと込みで立候補して、何もしないこと込みで選ばれてるかもしれないから、それに関して外部は文句は言えない。

 

と、すっごいかたっ苦しい上、杓子定規なモノの考え方になってしまいがちな自分がとっても嫌になることも多々ありつつ、今日もxxxをxxxxxxxしたり、xxxxxを進めていくにあたりxxとxxxxについて話したり、xxxxxxxxがxxxxxxxxxxxxxxxとなるようにまだ言えないことをこなしつつせっせと手洗いしています。なお、猫は昨日丸洗いしました。まる。


 

介護予防運動にZERO1選手起用ってそれはつまり港区最高

港区おなじみでお好きな人にはたまらないあのジェントルメン、例年の芝まつりとここ2年くらい麻布十番にも来ていただいているプロレスリングZERO1さん。先週ちぃばす乗って車内モニター眺めてたら2選手が介護予防運動にご協力しててリアルで「フヒぃ」って変な声出たのは内緒だ。

 

港区広報トピックス

その名の通り、港区の広報番組であります。行政も試行錯誤で色々なお役立ち情報をあの手この手で区民のみなさんにお届けしようと、複数媒体で頑張っております。

 

視聴できるのはケーブルテレビ(J:COM港・新宿)またはYouTube。港区役所チャンネルがあるのでそちらもチェックである。もしくはちぃばすに20分乗ってれば全部観れる。たぶん。なお、更新のタイミングは毎月1日、11日、21日と広報みなとと同じ感じ。

 

で、ZERO1さんが出てるスペシャル介護予防は最新よりひとつ手前、7/1のやつです。20分番組で約半分ZERO1さんが占めていると考えると、滾る(※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません)。

 

介護予防運動

介護予防というとどうしてもシニア向けよねというイメージですよね。確かに間違ってはいないと思うんですが、別に何歳からでも介護予防でいいと思うんですよ。何十年後を今から見据えて20代でも30代でも40代でも介護予防。その年代にフィットするようななんとなくな名称で、ダイエットエクササイズ、筋力トレーニング、ストレッチ運動、健康体操、寝たきり防止。なんでもええねん。

 

しかしラジオ体操最強説は捨てられない。

 

そんなこんなですが、みなとパーク芝浦にある介護予防施設「らくっちゃ」の指導員さんとご一緒にZERO1の2選手。北村選手と芝マスク選手がご一緒するという、お好きな人には多分たまらん10分。お好きじゃないかもしれない方にとっても充分有用な10分。レッツ毎日エクササイズ。

 

是非港区広報トピックスをご視聴くださいませ。介護予防以外にもお役立ち情報たくさんですので。

 

プロレスリングZERO1

地域貢献活動にも力を入れているZERO1さんです。是非広報トピックス見ていただきたいんですが、↓こう紹介されています。

 

登場している北村選手といえば、

昨年末の麻布十番で豪快にジャーマンスープレックスをキメて勝利した上、ちびっ子プロレス教室の先生やってくれた北村選手でありますよね?

 

登場している芝マスク選手といえば、

毎年の芝まつり、会場となる赤土公園限定出場の地元で愛されてる芝マスク選手ですよね?

 

うちの小倉くんがとてもプロレス好きでしてね、プロレスだけじゃなくて格闘技全般を観るのが好きなタイプのアレなんですけれども。じゃあ小倉さんはどうなんですかとよく聞かれるんですが、まぁ小学生の頃は極悪同盟が流行ってた時代ですしね。多分世間一般の嗜みがある程度かもしれません。

 

で、そんな小倉さんは背高さん(175cm)ゆえの腰痛持ちでしてね。結構頑張ってストレッチとかやったりなんか色々頑張ってはみるものの、時折腰の中に手ぇ突っ込んでがしがししたい欲求に駆られるくらいの腰痛があったりする時あるわけですよね。そんな時は

 

「おい小倉くん、ちょっとよろしく頼むよ。軽めにだぞ」

 

と、対腰痛にはおそらく絶対やっちゃいけないんだろうけれども、軽めの逆エビをキメてもらうという、良い子は絶対にマネしちゃいかん小倉独自ストレッチ。難点は1人でできないこと(ZERO1さんのこの画像がなんともそのまんまである拝借しましたごめんなさい)。

 

と、大昔は初老と言われたであろう40代もまもなく半ば。いつでも何歳でも思った時から介護予防をはじめようの巻。1人でできるもん的なエクササイズやストレッチを思い出した時にやりつつ、相変わらずウォーキングは続けてます(雨の日とか除く)。

 


 

 

レジ袋の削減と有料化

7/1からレジ袋が有料化ということで、いつもこの手の値上げ的なモノが開始される時に『そんなの聞いてないぞ!』からの大暴れでおまわりさん御来店なるニュースを目にすることを多少なり予測していたんですが、どうやら私は先見の目はない模様。やはり我の目は誰もが認めるフシアナさんだ。やはり、な。フフフ…。

 

目的は「ライフスタイルの見直し」だそうです。

レジ袋 有料化』とグーグル先生に聞くと経産省のサイトをおすすめしてきます。検索トップに鎮座するのが、環境省ではないところがハテナではありますが、まぁそれはいいです別に。なお、『気候変動 セクシー』とグーグル先生に聞くと、環境大臣の画像が多めに出てきます

 

色々な方面から賛否両論な声もありますけれども、

 

『これは、普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的としています。』

 

だそうです。とりあえず見直してみましょう。色々と。

 

何がどうなるレジ袋

有料となるレジ袋これまでと同様に無料のレジ袋、という2種類に分けられることになります。これ、店舗側は知っていても消費者側で知らない人も少なからずおります(小倉、自分近所調べ)。

 

 

それがこれですね、プラスチックのレジ袋の中でも、有料化対象外というものがあるんです。経産省の説明によると。

なので、例えばどこかでお買い物したとして『袋入りますか?』的な問答があったとしても、袋くださいということで別料金が発生しなかったとしても、『袋は有料化なんだろ!お金取れよ!』と大騒ぎはしなくとも良い場合がありますよ、ということは改めてお伝えしておきますね。

 

とか言って、レジ袋自体を有料化することでプラスチックを削減するという働きも当然ありますので、たとえバイオマス何十%製品のレジ袋は無料でもいいはずなのに有料にするところだってあるわけで、それはそれで『無料だっていいはずだろ!』と大騒ぎしちゃダメなのです。ということも忘れずに。

 

その上、袋くださいという人はそれはそれで理由があって必要なわけですから、『あいつはエコバッグ持ってない上にレジ袋買ういけない奴だ』と思うのは自由ですが、それは心の中に留めておいていいんではないでしょうか。

 

ニュースとかで見て非常にびっくりしたこと、ひとつあります。

それが時折インタビュー受ける人が口にする、『レジ袋なんてただ捨てるだけじゃないですか〜』という、さりげない一言ですかね。こういう声も少なからずあるとは思うけれども、え!?まじで!?捨てるの!?すぐ!?という驚きです。おばちゃんびっくり仰天。

 

だって、おばちゃん、ビニール袋と紙袋は戸棚にコーナーまで作ってストックしてるんですもの。ぐちゃぐちゃに見えるけれども、これでもサイズ分けされてるんですもの。使うんだもの、色んなことに。

 

というか、基本レジ袋はゴミ袋です。水気を切ったとしても生ゴミでちょっと臭っちゃうかなというものは二重にしますし、うち猫ちゃん2匹いますしおトイレのお掃除だって毎日しますしその時に必要ですし、身辺整理が下手っぴなので色んなものをまとめてとりあえず袋に入れてまとめたりするのに必要ですし、ポケットの無いお洋服でちょっとそこまでという時にカバン持つのもめんどくせえなあという時にレジ袋にちょっと小物入れてお出かけしちゃう時だってありますし。

 

そう、健康的で文化的な最低限度の生活の必需品。レジ袋(自分調べ)。

 

なので、『あら、このレジ袋はサイズがいいわね』とか『びよびよにならない程度にきれいにセロハンテープを剥がせたわ』とか、ちょっとした事にちょろりんと喜びを感じるくらいのアレなんですけれども、なんとなく箱が捨てられないという感じでストックが増えていくというものとはちょっと違いますのであしからず。

 

まずは「めざせ、100を90に」から始めよう

こないだの3月ですかね、予算の委員会でプラスチックとリサイクルについて色々と思うことをお話をしました。

 

ごみ袋がプラスチックであるわけだし、上手にプラスチックと付き合いましょうよというような内容だったわけですけれども。この翌月に全国で緊急事態宣言が出され、色んなお店屋さんがテイクアウトやデリバリーで必死になって、正直なところもうレジ袋だプラスチック容器だなんだという枠を超えて、缶・ビン・ペットボトル含めて回収量がどかんと増えたという話もあります。

 

何を減らすか、何なら減らせるか。これはひとりひとりが違って当たり前で、ひとりひとりが目指すところも違って当たり前。例えば「もらうレジ袋だけゼロにする」という人がいれば、「レジ袋は時々もらう(購入する)けどそれよりテイクアウトの容器を資源リサイクルに全部出せるようにきれいに洗うことをメインとする」人だっていると思うし、どちらがいいのか正解はなし。ただ、色々考えて見直すことは両者正解。だと思う。

 

そんな中、港区ではこういうチラシを用意し、マイバッグ・エコバッグを推奨する呼びかけをしています。このくらいしかできないであろうことは仕方なく、それでもこういうことをちゃんとしてくれることはいいことですし、まぁ自分は時と場合によってはマイバッグはレジ袋。別にいいよね。エコバッグも持ってるよ。

 

我が街、麻布十番商店街が毎月発行する広報誌「十番だより」(近隣のみなさまには新聞折り込みも)に時折記事を書いているんですが、7月号はタイムリーなのでエコバッグ宣伝記事にしてみました。フラッグバッグいいましてね、かわいい柄の生地でリサイクルトートバッグ販売中。

 

そういえばレジ袋っていくらするのかしら

ふと気になるわけです。その、何気なくもらっていて人によって色んな用途に使うであろう(もしくは即捨て)レジ袋はおいくらくらいするのかしらと。

 

ネットでポチる類のサイトで検索すると、色んなタイプや材料もあるけれども1枚単価にすると約1〜2円からスタートというところですか。

 

この対象外とされる厚手(50ミクロン以上)はさすがに数十円〜というところな感じがしますね、色々検索してみると。多分。で、微生物が分解するという生分解性レジ袋も検索すると数十円〜。で、温暖化対策に寄与するというバイオマス配合25%以上のものが一桁円くらい?おりょ?最後のやつ、思った以上にお値段そんなに…という感じ。検索が下手なのかしら。

 

有料化対象のレジ袋というやつはこれまでモノによっては1〜2円というところもあったわけで、お店屋さんが自由にお値段設定できることで、安いの高く売ったらそれはそれで転売とか言われそうだし(言われないだろうけど)、それに比べればバイオマス配合は数円お高くなるわけだけれどもこれまで通りに渡してOKだけどお店屋さんの購入負担は大きくなるし。

 

難しい。

 

まったくもって難しい。消費者としてどちらがお得かを考えることも、事業者としてどうやって対処するのが楽チンなのかも。そしてエコロジーのことも考えるとまったくもって難しい。

 

と、色んな方面からライフスタイルを見直すということで、色んなことを見直してみるだけはしてみました。そこからどうするか、何をするかは個人の判断によりますが、とりあえずできることはやってみようぜということから始めようと思います。

 

え?レジ袋を辞退する?

え?テイクアウトの数を減らす?

え?リサイクルに回せるものはがんばる?

え?エコバッグ・マイバッグを使い倒すようにがんばる?

 

えっとねー、エコバッグは時折洗うといいよ。中、汚くなるねん。


 

実は選挙の開票にハマりつつある話

さて、昨日は港区長選挙が行われたわけですが、過去2回ほど開票立会人という人生の中でもレアな当番をやった以降、「開票風景、見てるだけでも結構面白くね?」というレアな趣味を持ちそうな自分がいる。

 

漫画チックにみなさんにこのわけのわからなさをお伝えしようとも1ミリも伝わりそうにもないので実写に戻しますけれども、なんか色々鮮明に写っちゃいけないもの写ったらこまるのですこしぼやかした感じでお送りしますね。

 

過去のこれ関係のお話にご興味ありましたら、お暇な方はこちらからどうぞ。
そういえば立会人の話をしてなかったですよね(2017.11.14)
開票立会人の続きね(2017.11.15)
開票立会人、やってきましたの巻(2019.7.22)

 

 

開票は誰でも見に行けるよ

港区の選挙の開票は、田町の駅の裏のとこにある「みなとパーク芝浦」の中のスポーツセンター。その中のバスケとかバレーボールをするアリーナで開票をするのです。なお、5階に入れるのは関係者のみ(開票する人、立ち合いの人、選挙管理委員など)、6階が報道・一般の見学席です。

 

なお、どーでもいいことですが、ここの「みなとパーク芝浦」をどう呼ぶか分かれているようなことに以前気付きました。「みなとパーク」か「パーク芝浦」と呼ぶ2パターンを耳にしたことがありますが、ちなみに私は「スポーツセンター(のあるビル)」と愛称もへったくれもない感じであることを懺悔します。

 

港区の場合でいいますと、見学は6階のアリーナ観覧席ですね。入り口のところで、名前を住所を書いてくださいと言われるので、書き書きしたらオッケーです。開票が始まるのって20時半くらいですかねえ。

 

そして、開票所には制服を来た警察官も複数名ちゃんといます。

 

 

怒涛のタクシーラッシュ

さて、各投票所で投票が締め切られる20時。その20時過ぎくらいからこの開票所の外では興味深い風景がみられるわけです。以前にも書きましたけれども、厳重に封をした投票箱を抱えた職員さん達を乗せたタクシーがばんばん地下駐車場に入っていくわけです。

 

あっ前にチラッと聞いたことある話、国政選挙的なやつの場合、タクシーの中で出口調査の結果から各局の当確とかをラジオかなんかから聞こえちゃうもんだから、「これから開票で運んでるのに…」と未開封の投票箱を抱えながらションボリな気分になることも多々あるみたい。これは…わからなくもない。ドンマイ。

 

そんな感じで投票所の数だけタクシーで運ばれてくるわけで、投票箱だけじゃなくて複数の職員さんもセットで。朝一番から投票所にいて搬入するまでの1日仕事の職員さんもいれば、開票から全部最後の後片付けまでの当番の職員さんもいれば、選挙ってほんとにたくさんの方々が関わってるんだなあって改めて思う。

 

で、地理的に場所が近いところから徐々に集まってくるんでしょうか。こういう図を見るとばらばらに箱が置いてあるんだけれども、投票所によってなんか置く場所決まってるのかな、どうなんだろ。今度誰かに聞いてみようっと。

 

 

よーいドンの前に鍵を外してみあってみあって

箱が全部揃ったらと思われるタイミングで、選挙管理委員会から会場にアナウンスが流れるんですよね。もちろん開票者の職員さん達に向けた放送がメインなわけですけれども、やれスマホは会場内に持ち込み禁止だ、やれなんだと。そんなことやってる間にそろそろ開票が始まりますよという時間が近づき、まず最初に「封を取って鍵を外して」なることから始まります。

 

投票箱、厳重に管理されているものですからね。全部の箱を開ける準備ができたら、その後によーいどんと箱を開けて、我々の頭に浮かぶ開票作業というものがスタート。

 

で、ここで自分的に非常にお気に入りの光景が見えることになるんですが、立会人に向けて「投票箱の中身は全部出しましたよ、ほらカラですよ」ということを空箱持って見せに行くんです。これがお相撲の懸賞幕みたいでね、なんかお気に入りなわけですよ。

 

こんな感じ。なんだろうなあ、とっても興味深いんだよなあコレ。ほらほらカラだぜちゃんと見てくれよ、と箱と箱のフタとセットで。我々も上から見えるんですけれどもね。好きなんだよなあ、コレ。初めて見たときの衝撃と言ったら、なんでしょう、ニヤニヤしちゃう。

 

で、そんなことやってる時の机の上、白いものたくさん置いてあるけれども、これが全部投票用紙ね。床が青いシートでビシッとなってるのも、投票用紙が落ちたらすぐにわかるし。

 

とまぁ、何をどういう風にやってるのか、機会があれば見学オススメ。中学生高校生とかに見てもらいたいくらい。あっ大人にも。

 

 

港区長選挙投票率、30.04%

低い低いと言われる港区の投票率、今回はどうやら30年ぶりに30%を超えました。「うわ、低っ」という方と「すごいな30%か」という方と2パターンあるかと思います。

 

期日前投票も前回の区長選より増えました。増えるのはええこっちゃ。なお、期日前投票は投票用紙に名前を書き、日曜当日投票の人は印刷された候補者名の上のマスにマルを付けるという、ある意味2種類の開票が行われておりましたぞ。

 

 

有効か無効か

選挙というものはある一定数の無効票が出るようで、今回も約2%という割合で無効となった票があります。自分が開票する職員か選挙管理委員か立会人でもない限り、無効票を実際に目にする機会って無いですけれども、以前の数少ない経験に基づくとそのほとんどが白票です。前にみたのは半分〜2/3くらいが白票。

 

これもまた以前に綴ったことがある話(有効票と無効票のお話ね(2017.11.19))なんですけれども、無効となる票が思った以上に多くて驚くとともにもったいないと思ったことがありました。今回の区長選の無効は1176票。立会人当番じゃなかったからこれの詳細はわからないけれども。

 

選挙開票に携わる方々のモットーとして「可能な限り投票者の意を汲んであげたい」ということがありますので、これはこれでアリと思います。投票したい人がいないという意の白票であるということかもしれませんしね。こういう場合は「自分が候補となることだって十分可能なのよ」という啓発をセットにしてもいいとは思いますけれどもね。

 

ただ、可能な限り投票者の意を汲んであげたいということを本当に思うのであれば、「こういうことを書いたら無効になりますよ」ということをもっと知識として広めてあげる必要があるんじゃないかなとずっと思ってます。議員ですらこういうことはそこまで詳しく無い場合が多く、投開票日当日にやってはいけない「〜候補への投票をよろしく」とか公職選挙法に抵触する議員だって存在するくらいですから。

 

 

白票以外の無効の多くは、余計な一言・記号

よくある無効票って、「この字はどっちだ、どっちの候補だ」的なことで揉めるイメージがありますけれども、揉めたいけど揉める隙すら与えられることなくボツになる無効票が多数存在します。

 

基本、名前以外で一文字でも点でも棒線でも書いたらルール上では無効です。「さん」は大丈夫で「ちゃん」はダメとか、そういうこともあるみたいだけれども、「頑張れ」とか「開票おつかれさま」とか書いただけで無効行きになることは、投票する側も投票される側も正直そんなに詳しくありません。

 

で、今回の日曜投票の選挙では候補者の名前の上にマルを付けるタイプの投票だったことから、名前を書くタイプの投票用紙より無効票は少なくなると思います。ただ、推しの候補にマルを付け、それ以外の候補にバツを全部つけた場合、これって規程通りになると問答無用で無効票になっちゃうと思われます。推しにマルをつけてたとしても。

 

選挙によって確かルールが違うのよね。最高裁判所のなんたら官のやつだけは、バツを書かなければ不信任、マルと無印は信任だったような気がする。なんかいろんなものでごっちゃになってるという理由があるかもしれないけれども、基本的に我々一般の人の多くはそういう細かなルールを知らないし、知る由がない。

 

なので、せめて投票所のどこかに、選挙広報の隙間スペースに、投票に来てくれた人がよく見えるところで「無効票の例です」とデカデカといくつか書いてあげるのが一番親切なのかなって思います。思いました。書き損じの対策もあって然るべきかなって思います。思いました。今回の詳細は知らないけれども。

 

 

誰のために無効票を減らしたいか

自分、今投票される側です。1人でも多くの方に名前を書いてもらいたい側。当然こっち側の人にしてみれば当たり前のキモチ。開票をする職員さんにとっては多分「無効票の確認が少なければ少ないほど早く帰れる」ということもある上、「可能な限り投票者の意を汲み取ってあげたい」となるでしょう。え、そんだけじゃない?

 

投票する側としたら「まさか自分の渾身の1票が無効票となってるなんて」と知る由がなけれども愕然とするかもしれない可能性を減らすことになり、残念ながらも落選してしまった人にしてみれば「供託金!(有効投票総数に対して一定票(供託金没収点)に達するか達しないかで返金かボッシュート)」に繋がることだってあるわけですから。

 

無効票を減らすこと、大切大切。

 


 

期日前派?日曜派?行こうぜ選挙。

先週の土曜日くらいでしたか、「区長を選ぶ選挙がありますよ」とお知らせがやってきました。正式名称、投票所入場整理券。これが無くとも身分証明書がなくとも投票に行けます。正直、本当にそれでいいのか疑問だけれども。本人確認くらいはした方がいいんじゃないかって思ってたりする。

 

大体いつも日曜派だったんですけれども、今回は「なんとなく」ということと、「実はウワサの手ぶら選挙したことないんだよね」ということもありまして、文字通り手ぶらで期日前投票にいってきました。

 


選挙広報より

 

鉛筆もシャーペンも持参せず。本当に無し無し(マスクはしてる)での手ぶら投票。お手数おかけしまして逆にすみませんくらいな勢い。

 

港区長選挙に関する港区のサイトはこちら

 

 

手ぶら投票。ぶらぶら。

今回の選挙から、期日前の投票所が1箇所増えました。さんぽーと港南。

 

とりあえず最寄りの麻布地区総合支所へGO。なお、期日前投票で支所に来たの初めてな気がする。麻布支所での投票は3階です3階。階段でもエレベーターでも3階へGO。

 

「こんにちはー。投票ですかー?」って聞かれるので、「手ぶらできたんですがー」と言いますと、「こちらで記入してくださーい」と言われます。投票宣誓書とやらに。記入用のボールペンも消毒済みと使用済みとでカゴが別れてます。

 

どぎついネーミングでありますが、住所名前生年月日日曜に投票できない理由(仕事・旅行・うんたら・かんたら)のどれかにマル付けて、おしまい。「なんとなく早く済ませたかったから」「急に思いついたから」という選択肢もあって然るべきではなかろうか。

 

で、その紙を持って担当の方に渡します。そしたらその記入した情報を元に「お前、ちゃんと港区で選挙権あるんだろな」的にデータベースかなんかから調べられて、「おぐらりえこさんですね」「はい(ひょっとしたらおぐらさんじゃない人かもしれないよ)」なやり取りの後、機械からシュッとニョキって出てくる投票用紙を自分で取り、消毒済みと書かれたカゴに入った鉛筆を1本もらい、記載台にてくてくと数歩、サラサラサラっと何故か投票所の無駄に響く鉛筆書きの心地良い音を響かせながら推しの名前を書き、折っても勝手に開きやすくなるちょっとツルツルした紙を二つ折りにし、明るい選挙推進委員の方に見守られながら投票箱にスッと入れ、スマートに終了。

 

まったくもって普通の投票お作法であります。

 

前にも手ぶら投票についてちょっと書いてみたりしたものの(2019.7.20 選挙と当日投票と期日前投票)、どうも自分が悪い人であることを前提に物事を考えてしまうややこしい考えすぎマンであることは間違い無く、小倉じゃない人が小倉ですって自己申告できそうだなあって改めて思っちゃったりそうじゃなかったり。

 

いや、だからと言ってギチギチに締め付けて本人確認までに何重ものチェックをしてまでということを推奨したいわけでもなく、せめて身分証明書くらいは見せてもいいんじゃないかと、というか見てもらいたいくらいであります。オレオレ、おぐら、ほんとだっておぐらだって!

 

 

今回の港区長選挙はいろいろヤバい

さて、港区の区長選。港区のHPではH10年度から過去の選挙状況というものを公開しています。区長選に限ってみれば、投票率がH12年は29.98%H16年は25.81%H20年は25.75%H24年は22.13%、そして前回のH28年は24.25%。有権者の約1/4です。ちなみに昨年の区議会議員選挙は35.37%。

 

いや、やっぱり港区の選挙の投票率って23区内ワーストワンなんですよね。投票率の低さは前々からヤバい。

 

街中にあるポスター掲示板を眺めていると、ミツなやつとディスタンスなやつがあるのに気付きました。心優しい選管委員曰く、どうやら以前に強風でベニヤ倒れたところがあるようで、スキマ風を通すように工夫されているという風という自然驚異のヤバさの対応もばっちり。

 

そして、なんと言ってもYouTubeの港区役所が流してる選挙啓発CMが実は隠れたヤバさを持っている。なんだこれ。発注時のコンセプトはなんだ、色んな意味で破壊力があるのはいいことだけれども。

 

↓なお、昨年の区議会議員選挙の啓発CMはこれ。

 

現職の最優先は公務。

 

われわれじみんとうさん、げんしょくをすいせんしています。なんか全部ひらがなにするとアレな感じですけれども、現在区長としてのお仕事を最優先とされるべく、選挙カーなし、街頭演説なし。それでも武井氏は現職区長と次期区長候補の二足のわらじをはく1週間。

 

人によっては選挙というものはワンイシュー。それプラス期待値を込める方もいますし、好き嫌いで選ぶ人もいます。これまでと同様に継続した安定した区政を願う人もいますし、ぺんぺん草も生えないくらいにぶっこわして変化させたい人もいるわけです。

 

じみんとうさん、これまでも色々と膝を突き合わせて現職区長と深い話をしてきました。私個人としてもじみんとうさんとしても、これまでの働きかけやこれからの働きかけがカタチになることを願っておりますので、がらりと変わって港区行政すべてをぶっこわーす的なことはできればご遠慮いただきたく、ただし必要なところは遠慮なくぶっこわして良いものにしていただきたいとは切に願っております。

 

選挙の度にふと考えることがあります。職員さんは色々なことをどう感じているんだろうかと。我々議員なんて4年に1度入れ替わるかもしれない非常勤の外部コンサル(または総会屋)くらいのスタンスだろうなとしか思われてないに違いない、なんて想像するに容易い。区長はいわば社長になるわけで、しかも職場以外の人の手によって選ばれるという、不思議な立ち位置の社長ポジション。

 

面白半分で社長選ばれたりしたらそら困るだろうし、目立つためだけに腕振り回されても大怪我するだけだし、今はこういうご時世なのでどうしても「もし自分が職員だったら」と仮定して、港区の職員のパターンと東京都の職員のパターンと二通り妄想して震えてみたり。

 

と、われわれじみんとうさん、げんしょくをすいせんしています。大切なことなので2回言いました。行こうぜ選挙。