いいんちょのお仕事。その2

司会進行がメインでもあるいいんちょのお仕事。いいんちょ、時折口うるさい。でもそんな我々を支えてくれるのが区議会事務局のみなさん方。ヤングからベテランまで勢揃いに最大限のサポートをいただき、滞りなく委員会を進行。

 

カメラワークもマイクスイッチも事務局が

前にもお伝えしましたが、今回の予算特別委員会は議場で行ってます。議場には元々「事務局定位置」なお席があり(右側ひな壇後方)、ここでライブ中継の際のカメラワーク、マイクスイッチなどなど、全部職員さんが代わる代わるやってるんです。

 

知らなかったけど、区役所のたくさんの職員さんの中には「え、中継って事務局がやってんの?」と知らない方もたくさんいるみたい。区役所の人がそう言ってたしホントなんだと思う。ええ、そうなんです。事務局が大切なお仕事担ってんですよ。まもなく4月ですね、もし区議会事務局に異動になったらこれやることあると思いますよ。

 

 

議会の中では撮影は申請・許可制度

我々議員という生き物、「◯◯に参加しました!」ばかりな写真だけでちゃんと活動してますよアピールをしがちと思われがちですが、議会の中においても「こういうこと発言してます!」とお知らせしたいもんであります。たぶん。少なくとも自分はそう。

 

ただ、議会は平日真っ昼間。なかなかたくさんの方にご覧いただくこともできませんし、区議会なんてどこにあるのかも知らない人がほとんどだし、議員だって「おまえ誰?」なレベルです。せっかくなので、すんごい短いムービーですが、傍聴席から見た本会議場での予算委員会をほんの少しお裾分け。

 

で、もちろんなんですが、撮影・録音的なやつ、スマホでお写真一枚パチリですら、決まりごとで「申請書をご提出ください」となっております。

 

 

一般の傍聴者が来場されますと、ご記入の「傍聴申込書」がいいんちょのお手元にきます。撮影・録音希望の場合でしたらセットで別の申出書がくるわけです。とにかく誰かしら外から傍聴にこられたら必ず言うことがあります。通常の委員会でもそう。

 

撮影・録音なしの場合

この際、傍聴者の方にお伝えいたします。委員会の撮影・録音を希望される方は、あらかじめ申出書に御記入の上、ご提出ください。なお、撮影・録音は申出が許可された後にしていただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

撮影・録音ありの場合

傍聴者から撮影録音の申し出がありました。これを許可したいと思いますがよろしいでしょうか? (はーい的な返事。無言の黙認は基本なし)→ それではそのようにさせていただきます。

 

まぁ、こんな感じで傍聴者が来場される度、毎日毎回諮るというのもお仕事のひとつ。

 

それ以外にも、前回の正副委員長会で「こういうこと、もう一回言おうか」みたいなことあったらそれを言ったりもします。答弁する行政に向かって「答えは簡潔にね」的なこととか。あとは「内職バチバチうるせえぞ、PC持ち込みの理由もっかい考えろ、上手くやれ」をオブラートに包んでみたり、あとまだ言ったことないけど、通告時間を過ぎた議員さんに向けて「時間過ぎてるのでまとめてください」とか「もうおしまいです」とか。言ったことないけど。

 

 

自分でこうやって記録映像撮る時ですら申請書出します。いや、他の議員さんは他の人に「ちょっとお願い」とするんでしょうけど、自分はね…いや決して友達がいないとかそういうアレじゃなくて…なんか申し訳ないじゃないですか…いや決して友達がいないわけじゃないんですけど。

 

自分で申請して、自分からみなさんに諮って、許可するというワケわからん状態ですが、一応決まり事ですのでキチンとやっとります。

 

が、人によっては「自分の写真くらい許可なしで撮ってもらって構わないじんじゃ?」という方もおるようで、そういう時は多くの方が「あれ、撮影のアレ諮ってないのに写真撮ってるやついるぞ」とすぐ気付きます。気付かれますよ。ルールあんだろ何年議員やっとんじゃいと、ため息つきながら「傍聴者の方にお知らせします」と、事後になってしまいますが「許可を取れ」と言ったりします。ルールですから、一応。

 

人によっては「くだらねーことでイキってんじゃねーよ」と思うこともあるんじゃないかと思いますが、司会進行役を担ってるわけですので、ルールブレイカーはあかん的なポジションです。小倉りえこ、自分でもびっくりな予想以上に厳し目であります。お小言多し。いいんちょという大役を任されたからこそ気付く点。ふむふむ。勉強になります。

 

 

一番気になるの、マイクの向きと音量なんだ

前にもお知らせしましたが、こういう感じなんですね。今回の予算委員会の議場レイアウト。本当は質問者席も答弁者席も設けず、全員マスクしてるし話す人は限定されてるし全部自席のマイクでいいと思ったんだけど、どうしてもアクリルパネルを置かないとダメだということになりまして。

 

答弁者席にも質問者席にもアクリルパネルが立ってます。結構デカめのやつが。なので、聞き取れるようにマイクのボリュームが常に気になる自分であります。なので、しつこいくらいにめんどくさいくらいに、「(マイク大丈夫)」とか「(音もっと上げて)」とか、目の前にいる事務局の職員さんたちにサイン送ります。ジェスチャーの時もあれば、メッセージ飛ばします。

 

なお、行政側の答弁者が立つ場所はこんな感じで、課長さんたちが答弁する時に見える景色はこう。正面の席の多くに議員が座っており、何十の目がビタっとこちらに向けられてる恐ろしい席であります(たぶん)。

 

しかも上の傍聴席にも人はいるので(一般傍聴者または関連部署の職員)、結構な視線がずきゅーぅぅぅうんと刺さってくると思います。そりゃぁ震えるよね、手が。

 

なお、委員会始まる前のことですが、行政側で動線のリハーサル的な内覧会を行った際、みんな興味津々でワイワイしてたのを眺めてのが楽しかったです。

 

 

予算委員会は明日が教育費残りと3特別会計。11日金曜日が総括質問で採決。第1回定例会は来週15日閉会予定です。明日も午後1時からライブで中継ありますし、録画配信もあります。文字の議事録だけでは伝わらない、あなたの知ってる議員さんがどういうテンションで質問してるのかとか、一度ぜひお時間ある時にご覧になってくださいませ。

 

港区議会 動画配信

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