次は民生費です、とか前の報告で言っておきながらフェイントかけて衛生費についての質問まとめを先に。や、だって行政からの回答を正しくみなさんにご報告するのであればきちんと答弁書いただいて確認しないと。民生費分のやつまだ揃ってないんですよね。衛生費の方が先に揃っちゃって。さて、そっちの報告にいく前に特別委員会とやらのシーティングマップの説明をしつつ、なぜ横を向いてる写真が多いのかという説明をひとつ。
まずね、議会棟4階の委員会室を2つぶち抜いて特別委員会用のお部屋が作られるわけです。向こう側がいつも総務常任委員会が行われてる部屋、手前側が区民文教常任委員会かしら。そんな感じでぶち抜きの部屋でやってるわけです、決算特別委員会と予算特別委員会。
で、各々の待機位置はざっくりとこんな感じ。答弁者と質問者、向かい合ってるわけでもないんですよね。xx費の質問で回答してくれる課はもちろん変わるので、ひとつのxx費が終わると職員さん総入れ替え(ただし区長と副区長と企画関係を除く)。課長さんたちも座席が確か決められているようです、キミはここに座りなさいよと。
ネット中継(生・録画)用のカメラのほか、事務局がそれぞれの議員のお写真撮ってくれるんです。ほら、活動用にでも使っていいですよ的なやつ。そのカメラの位置がここ。
行政のみなさん見ながらお話なり質問なり、だから必ず横っちょ向いてる写真になっちゃうんですよね。答弁してくれる担当の課長さんたち、ずっと立ってるわけじゃありません。喋り終えるとすぐに席に戻られますし。時折カメラ目線で写真撮られるタイミングも出てきたりしますが、その時は『えーっとえーっと、んーっと』のように何か考えながらモノ喋っている時か、もしくは何十人の区役所のみなさんがそれぞれ2つの目で凝視してくるので、なんとなくこっぱずかしくなって目を逸らして知らんぷりしながら話してる時です(私の場合は)。
【衛生費】
1. 健康危機管理機能の強化について
Q: 港区の保健所ってすごい施設でお手本になるようなところだと思うんですよ。保健所のお仕事とか役割についてもっと知ってもらいたいんですがどう?
A: H29年度からは小・中学生や保護者などに体験型の啓発事業をやります。検査の体験とか。
Q: がん患者のアピアランス支援(外見支援)を港区は都内で初めて助成金出すってのは素晴らしいことですよ。上限3万円ですけれど、もちろん複数アイテムの合算でも申請OKですよね?
A: 申請は1人1回ですけど、医療用ウィッグとか胸部補正具とか複数アイテム合算でOKとする制度を予定してます。
Q: 医療用ウィッグとかメンテナンスとかありますし、こういうお金が絡むことは行政が積極的に関わるのは難しいですよね。どんな取り組みができそうか課題はなんですか?
A: アピアランス支援は助成金だけじゃなくて、身近で相談やいろんなことができる環境が必要なんです。だから区では病院にお願いして2つの病院に相談窓口を開いてもらいましたし、協定を結んだ企業や美容組合とかでアピアランス支援の紹介やメンテナンスを受けられる環境を整備していきますね。
Q: アピアランス支援って看護師や心理カウンセラーのような医療プロフェッショナルだけじゃなく、美容院や化粧品の美容業界もこれから重要な役目があると思うんですよ。どうやって支援してくんですか?
A: 連携協定を結んだところに協力を依頼し、スキルアップのための研修をしてもらってます。今後は美容学校とも連携を結んで、美容師が知識や技術を磨けるような体制を作っていきますね。
Q: 地域包括ケアだとか在宅がん療養だとか、訪問歯科診療っていうのも大事なんですけど。今の課題ってなんですか?
A: 今港区で訪問歯科診療を行ってもらえるところは77件ありまして。ただ、機材とか持ち込みになりますし、糖尿病のような基礎疾患を持ってる患者さんの抜歯などって訪問じゃ難しいんですよね。在宅で行える処置に限界あることが課題になってます。
Q: 合併症のある患者さんに対する課題ってもう少し詳しく何かしら?
A: ちゃんとした医療体制の整った病院での治療が必要となるので、今歯科治療を受けられるように区内の2病院に受け入れ依頼をしているところです。がんばります。
いつも港区とみなと保健所に頑張ってもらっているがん患者さんのアピアランス支援なんですが、みなとアピアランスサポートとして慈恵医大と高輪病院に相談窓口が開設されています。女性だけじゃなく男性も、ご本人でなくとも知人友人も、何かあれば是非訪ねてみてください。まずはなんでも相談できる、とりあえず聞いてみる、そんな場所があるということをもっとたくさんの人に知ってもらいたいわけです。