麻布図書館の視聴覚室で

どうですかおくさん、『視聴覚室』とかいうワードにグッときませんか。どうですかおくさん、『視聴覚室』なんて昔に聞いたことあるかもってノスタルジックになりませんか。今の小学校に視聴覚室があるのかどうかわからないけど、最近あるところ見つけました。麻布図書館

 

麻布図書館ってちょっとしばらく工事をして、新しくカッコよく素敵にリニューアルしたのが確か2014年の夏。もう3年も経つんですね。ここの5階にね、視聴覚室があるんですよ。視聴覚室が世間一般に何するところなのかよくわかんないですけど。

 

ま、読んで時のごとく、視覚的に聴覚的になにかするためのお部屋なんでしょう。そんな麻布図書館の視聴覚室、ただいま展示ものやってます。

 

麻布未来写真館。キャッチフレーズは『ファインダーを通して未来に向けた麻布を発信』という、重きを置くべきは過去の麻布なのか今の麻布なのか、それとも未来の麻布なのか少し悩んじゃうそんな麻布未来写真館。平成21年度から麻布支所の区民参画組織がやってる取り組みで、要は『白黒の時代から麻布地区の変化を写真で見ていこうぜ!』です。

 

麻布支所のロビーで、芝公園の本庁のロビーで、ミッドタウンで、東洋英和で、色んなところでパネル展をやってます。このたび、麻布図書館でやってます。麻布図書館の5階で、確か22日まで。

 

あら昔はあんなところにこんなのがあったのね、へー昔はここはああなってたのね、そんな感じで眺めてるだけでも楽しい麻布未来写真館パネル展。昔の麻布なんて知らないわよという方も大丈夫、楽しめます。

 

ほら、今巷でてんやわんやの獣医学部とかあるでしょう。私の頭の中で『ザ・獣医学部』っていうのが2校ありまして、『ザ・獣医学部』というより『ザ・畜産スペシャリティ』なイメージの大きい2校なんですけど、北海道大学の獣医学部(動物のお医者さんで有名なあのH大です)と、もうひとつは麻布大学。相模原の方にある大学なのになんで麻布?とか一瞬でも思ったことありません??

 

昔々、港区ができるまだまだ前、『赤坂区』『芝区』『麻布区』に分かれてた時代の1890年代、麻布大学って麻布区にできたから麻布大学なんですって。しかも南麻布。何代もお住いの方から聞くとこによると、空襲あるまで馬いっぱいいたらしいよと。

 

ま、そんなこともそういう昔のことも知ることが出来ちゃう麻布未来写真館。それだけじゃなくてもっと色んなものが置いてある麻布未来写真館、麻布図書館5階の視聴覚室で22日まで

 

あ、麻布図書館5階に上がるにはエレベーターか階段かオプションがありますが、2階付近の階段踊り場にタヌキが2匹。これ、10月に東麻布商店会が主催で毎年やってる『かかしまつり』があるんですけど、そこで出品されたたぬきかかしが飾られてます。え?なんでたぬきなのかって?麻布図書館のマスコットの『ほん太』。フルネームは麻布ほん太。ポン太じゃなく。

 

たぬき煎餅にたぬ吉にほん太。麻布十番といえばカエルかと思いきや、たぬき率が意外に多いたぬ。

 

あ、そんなたぬきかかしなんですけど、2年前くらいの東麻布商店会かかしまつりでは麻布図書館出品のたぬきかかしが特別賞を受賞しまして、階段の踊り場というか吹き抜け部分というか、スペースに飾ってあるわけです。『三遊亭好楽賞』、笑点のピンクの方ですよ好楽師匠、左から2番目ですよ。水色の小遊三師匠と黄色の木久扇師匠の間のピンクですよ。そんな好楽師匠の名前がついた賞をもらったたぬきも眺めながら図書館も是非ご利用くださいたぬ。

 

区民参画組織の活動発表の場でもある麻布未来写真館、まち歩きしたりまち写真撮りに行ったり、はたまた古い写真の提供を募ったり、メンバーも写真も常に募集中ですのでお問い合わせは麻布支所協働推進課の地区政策担当(03-5114-8812)たぬ。