さて、医療関係のところは衛生費。衛生費は3点ほど。がん検診とロコモーティブシンドロームと目の健康。今回の衛生費は、問題指摘⇨予算反映⇨事業実施⇨結果チェックという、これぞ決算という流れを正しく確認できたのかなあと思います。ほんとに。
1. がん検診受診率について
Q. えーと、2年前にがん検診の受診率をみて『データの取り方間違ってね?』と指摘させていただき、調査します的な予算が反映され、今回の決算で結果の集大成的ながん検診受診率ファイナルな感じなわけです。国の検診目標値は50%。区が無料のがん検診受診券を該当者全員に配布して、その券の使用率による検診受診率は20〜40%でした。検診どこで受けてますかというそこそこ大規模の調査を行ったわけですが、今回の区民意識調査というやつ、どんな感じでした?
A. サンプル調査でありますけど、胃がん検診は63.1%(区27.1%、職場等36%)、大腸がん検診は65.1%(区33.3%、職場等31.8%)、肺がん検診55.1%(区27.1%、職場等28%)、乳がん検診66.2%( 区36.3%、職場等29.9%)、子宮頸がん検診62.3%(区32.5%、職場等29.8%)。
⇨や、やっぱり職場検診とか個人で人間ドックとかで受けてる人が多いであろうことは予測できてましたから、そういうところでちゃんと検診受けている人がいるって改めて明らかになったというこの調査の意義は大きかったですよ。国の基準値の50%、余裕で越してるじゃないですか。や、よかったですねほんとに。
Q. 区が低い低いって言ってたのが乳がん検診と、20代の子宮がん検診でしたよね。この調査結果でも似たような感じでした??
A. や、がん対策推進アクションプランで引用したデータより高くなってます。これってH28年度から乳がん検診の実施体制が変更されたからその影響かなと。20代の子宮頸がんについては区実施の検診は前と同じくらいだったんですが、職場とか人間ドックで受けたという方が24.2%いまして、全体で41.8%です。
⇨や、やっぱり20代でも職場検診とか個人で人間ドックとかで受けてる人はいたんですね。よかったよかった。20代で41.8%ってあと少しですね、50%まで。
Q. 今の時点で受診率60%を超えるって全然低くないと思うんですけど、これからは低いところをターゲットに個別の底上げとかしなきゃいけないですよね。婦人科検診だったら女性ドクターとか配慮したり、そういう利便性というかの取り組みというのも必要になりますかね。
A. 現在、がん検診してくれる医療機関が205あります。このうち139ヶ所で平日夜間、日曜にも対応可能なんですよ。今後も受診しやすい環境整備も進めますね。あと、子宮がん検診は40歳未満に個別通知対象を拡大したり、そういうところも検討していきます。
⇨ですよねー。どこまで受診率あげたいかにもよりますけど、いろいろがんばってください。ありがとうございます。でも基礎データとあやしいデータの見直しってやっぱり大事ですよね。
2. ロコモーティブシンドローム対策について
Q. えーと、介護予防の目的で50代60代の健康対策がかなり充実してる港区なんですが、つまりアレですよねいわゆるロコモーティブシンドロームですよね。ロコモーティブシンドロームって整形外科学会が10年くらい前に概念を提唱し始めて、関節の可動域とか運動器障害とか、進行すると寝たきりリスクがとかいうやつです。入院&治療する運動器障害が50歳以降で多発するわけでそういう年齢設定になってますけど、早ければ早い方がいいんですよ啓発って。若い子も。どうですかそういうの。
A. 今年はより幅広い年代を対象に、健康運動指導士がロコモーティブシンドローム対策として体操指導する講習会を開催予定です。あと運動習慣とか食生活も大事なので、筋肉や骨の維持に役立つお料理講習会もやりますー。
⇨(´-`).。oO(前になんとなく聞いた時よりはナッシングな印象だったんですが、知らない間にいろんなものが開催予定なんですね…) よろしくお願いしまーす。
3. 目の健康について
Q. ロコモーティブシンドローム以上に、あんまり関心持たれてないけど結構大切な領域がありまして、それが目なわけです。遺伝もありますけど、食習慣とか生活習慣とか生活環境とか予防とかそういうの言われ始めてるわけでして、眼科領域も今後啓発とか必要になるんと違う?
A. ですよねー、ドライアイやスマホ老眼とかでてきてますよねー。今後は10月10日の目の愛護デーとか、港区のホームページや広報みなととかで目の健康も取り上げて啓発しますー。
以上。