「地元」っていうの正直やらしすぎるのはわかってんですけどね、仕方がないじゃないですかずっと十番の子やってきたんだから。商店街内の道路を直したくて直したくて、直り始めてますって話を少し。「苦節6年」だか「苦節7年」だか、もうおばちゃんよくわからないお年頃。
なお、過去にもああだこうだ当たり前のように、ポイントポイントでご報告はしております。
2021年7月から整備開始。
オリンピック開会式直前くらいの映像と今現在で、Before After。わかりますか、「違和感だらけにしない上にこれまでの十番らしさを残しつつ、足元固めてある」サマが。同じ構図じゃないのがアレだけども。
「で、結局掘り起こして埋めて新しいっぽくしただけなの?」なんて時々聞かれます。聞かれるたびに、「ブロック段差でつまづきにくくなっただけじゃなく、雨対策で排水溝増やしたり側溝治したり、街路灯だって新しくしたんですよ」と説明して、「ふーん」で終わる時は少し悲しいよね。大きい工事ですよこれ。
夜間工事もさせていただきましたよ。商店街と言えど、人がたくさん住んでいるのが麻布十番。生活道路ですよ、大通りは。大きな音もしましたし、ゴゴゴガガガ鳴り響きましたし、ご近所のご理解・ご協力も本当にありがとうございます。「営業妨害すんのか!」と稀に業者さんに怒鳴り込んできたところもあるようでしたが、えらいすんまへん。たのんます。
「柄と色がないと寂しい」→ストリートプリント採用
前にもご説明したと思うんですが、一点物の舗装デザインで作り上げてきた麻布十番の全面整備が30年くらい前。交通量が多い上、ほら地下掘ると水浸しな麻布十番ですよ、なんか沈みやすい場所とかだったらうねってコンクリートの轍のようなものができたり、ブロック浮き上がって足蹴つまずいたりするわけですよ。車道も歩道も。
車道舗装は一点物にしたはいいけれど、もう生産終了になっちゃうとにっちもさっちもいかなくなるわけ。穴ポコあいたところに「似たようなブロック探してハメればいいじゃん」と思うわけですが、一点物デザインだもの。ないんだもの似たようなやつが。
こう、こうせざるを得なくなるわけですよ。悲しくない?私は悲しいのよ。
で、まぁ十番の色々な整備に関しては40年近くの長い歴史があって、前回(30年くらい前の)工事の時に、日本でも多分最先端の技術で機器を地下に埋めた無電柱化をして、でも今はどうやらもう地下に埋めるというようなことは東電でも行っておらず今後もやることはないと東電に言われたことあるし、つまりはアレですよ、とってもレアな地下埋没型無電柱化している麻布十番は機器老朽化との戦いです。
無電柱化を!と東京都も港区も全国で色々ありますが、麻布十番は既存の無電柱化の老朽化との戦いですよ。まぁ、その話はおいといて。パティオの石畳も別物なのでこれも別の話。
これがストリートプリント。ブロックがたがたの段差解消。やっほー。これまで何十年も模様のある舗装だから、模様がないと寂しいというのでストリートプリント採用。やっほー。
アスファルト固めた上に、型でグッと浅く模様を付けるストリートプリント。これの利点がですね、再現性です。ほら、よく水道管工事だ何工事だ、建物建設で歩道がよくひっぺがされるじゃないですか。
業者が現状復帰するわけですけど、「似たような色で探してとりあえず現状復帰させますね」がこうなるわけです。しかもタイムリーに直してもらえない不思議付き。そんなんであるなら、「麻布十番大通りはストリートプリント採用で、柄はこの型、色はこれで」と指定すると再現性100%になるのならそれがいいじゃないですか。
工事はもうちょっと続くぞい。
まずは3工区の1つが終了しただけなので、残りは2工区。そして今は大通りの横線だけなので、あわよくばもっとガタガタの縦線(郵便局前の網代通りとか、パティオからガソリンスタンドまでの雑式通りとか)の直してもらいたいわけです。頑張っていきたいと思います。
なお、一番頑張ってるのは、役所と業者さんです。ありがとうございます。
色々とね、ありますよ。