港区商店街・商店等実態調査 その1

『港区商店街・商店等実態調査』は港区政策創造研究所(役所の一部のようなもん)が昨年行ったそこそこ大きい規模の調査でして、その前年に行った『港区における区民の消費に関する調査』とある意味セットの港区お店屋さん動向調査のようなもんです。商店街とかお店屋さんとか、世の中お金が回ってなんぼじゃい!そうやってお店屋さんは需要に対して供給というカタチで貢献して暮らしてる上に暮らしを支えてるんじゃい!という、そんな考えを持つ私は当然お店屋さんの子です。仕方ない。ごめん。

 

さて、そんな調査報告書は港区のウェブサイトに載ってるわけですが、長ったらしい上に多分ややこしいから画像多めでかいつまんで説明を試みますね。ここまでこの報告書を活用するというかじっくり読むのはどうやら私くらいだそうで、そんなお話を区役所の中の人から聞きました。折角のデータですもの、穴あくくらい眺めますよ。理系だし。

 

港区内に57ある商店街のうち、9の商店街を選択。そのエリア内にあるすべての事業者にアンケート用紙を配布。その数1627件、そこから回収できたアンケート522件、回収率は32.1%。この手の調査で30%ちょいは少なすぎる数字ではないとのことです。あっ、ちなみに回収のうち商店街非加盟店ももちろん含まれてます。エリアによって違うけど、5%〜28%が非加盟だって。

 

調査者が最初に2つのカテゴリーで商店街を分けました。繁華街型と近隣型。赤坂はわかるんだけど、第三者からみたら麻布十番商店街も繁華街なんですね…。お店の数も多いし範囲は広いし、わかるような気もするんだけどなんか最初からショック。

 

事業者分類はこんな感じ。その他サービスは美容院、エステなどの美容・健康業が大半を占めるんですって。その他は例えば塾とか芸能事務所とかだって。肉、野菜、魚が買えるお店というのがとても少ないのがよくわかりますね。また、繁華街型と定義されちゃってる麻布十番と赤坂は企業形態において『株式会社(支店)』というのが高くって、これってつまりはいわゆるチェーン店が多く含まれてるって考えてもいいのかなあと。

 

じゃあ次は商店街エリアごとにわけてみますね。しかも、わかりやすく『物販店』『飲食店』『その他』の割合で。港区って飲食店が多いのが特徴といいますけど、やっぱりエリアによって色々多い少ないがあるということがわかります。

 

老舗と呼ばれる何十年とかのお店がある中、もちろん新しい店も増えていると。やっぱ新しいお店は飲食とその他サービス業が多いし、2001~2010年以降にオープンというお店が全体的に多いですね。

 

商店街ごとにざっくりと、時期もざっくりと分けた割合はこちら。繁華街型とか新しいエリアでは2009年のリーマンショック後にオープンしてるところが多いことがわかります、ざっくりと。気が付いたら『あれ?ここにあったできたばかりのお店、別のお店に変わってる?いつの間に?』みたいなこともよくありますよね、そういう感じのところもあるだろうし、これからどっしりと腰据えて頑張っていこうというところもあるだろうし。これだけじゃわからないなあ。

 

メインのお客さんってどういう方達ですかね?という質問。1番、2番、3番目に多い層はどんなもんでしょ?という質問。全部の順位を合わせた平均的な図がこちらになります。ま、圧倒的に会社員が多いと。そりゃ働くひとも住むひとも飲食店の多いのが特徴の港区では当然のことになるんでしょうかね。もちろんファミリー層もちゃんといますし、港区の他の特徴としては『お住まいの外国人』というカテゴリーが観光客より多いということ。人口の約8%が暮らしてる外国人ですからね。

 

各カテゴリーで一番お客さんが多いところをみていくと、主婦・主夫が多いのがメリーロード高輪エリアと白金商店会エリア、家族連れが多いのが日赤通り商栄会エリアと白金プラザ会エリア、高齢者が多いのが白金北里通り商店街エリア、学生・若者が一番多いのが芝浦商店会エリア、会社員が一番多いのが芝商店会エリアと赤坂一ツ木商店街エリア、日本人・外国人観光客が一番多いのが赤坂一ツ木通り商店街エリア、日本在住の外国人が一番多いのが麻布十番商店街。全部バラバラ。すごく興味深い。おもしろーい。

 

じゃあ、次はそのお客さんがご近所の方々なのか否かという質問。平均では大体半々な感じ。飲食店が一番多くて、会社員が一番多くて、というような港区の状態だとこんな感じになるのは仕方のないこと。回答全体の3割弱が事業者の数も飲食店も一番多い麻布十番商店街エリアだし、統計も多少そこに引っ張られている感はある。これは否めないよね。

 

なーんて思いきや、見てよエリアごとに分けられた赤坂一ツ木商店街の割合を。3割以下か4割以上かというわけ方なので『まあ地元の人もいるっちゃいるよね』という感じにはなりますが、芝と赤坂と芝浦の3割以下の多さ。やっぱりこれって在勤者の割合なんだろうなあ。

 

こんな感じでまだ続きます。興味なかったらごめんね。

議会運営委員会報告

さて、本日は議会運営委員会がありました。いつものように簡単すぎる報告を。

 

1. 事務局長の異動について

4月から議会事務局長が変わってますのでみなさん仲良くね。はーい。

 

2. 区の幹部職員の異動について

4月から人事異動で色々変わってますからよろしくね。誰々は常時、誰々は必要に応じて議会運営委員会に出席することになりますのでそんな感じでよろしく。はーい。

 

3. 議会改革に関する提案事項の検討について

以前にね、議会にタブレット導入しようとかそういう話で勉強会とかしたじゃないですか。その後、みなさんそれぞれ会派でタブレットとかの検討をお願いしてたと思いますが、どんな感じなのかお答え聞かせてくださいな。まずは自民党から。

 

自:勉強会の時のようにタブレット配布ありきではダメだと思いますよ。資料閲覧だけできても意味ないですし。議会をICT化してくのはいいと思いますけど、目的をもっと明確にしてくのが先だと思います。もっと検討は必要ですね。

 

はい、わかりました。次はみなと政策会議。

 

み:タブレット導入を進める方向でお願いしますよ。ペーパーレスだけじゃなく、事務局とかみんなの作業効率化にもつながりますし、議会中でもネットに繋げてわからない用語があったら調べたりもできるじゃないですか。先進事例とか経験者に聞けるような視察に行きたいです。

 

はい、次は公明党。

 

公:早く進めたいと前々から言ってるわけでして、前に先進事例で視察にいったこともあるんです。委員会の日程調整とか楽になると思いますし、情報伝達手段でいいものだと思うんですよ。区民相談でも資料をデータで使いたいんですよね。タブレットも私物か共有か課題もありますし、セキュリティも課題ですけど、まずは議会で採用しているところを視察に行きませんか?

 

はい、共産党。

 

共:そうですね、やっぱり導入ありきで話進めるのはよくないと思いますね。実際に仕組みを考えて進めていくべきだと思いますよ。具体的な方法、例えば区の計画書とか報告書とかのペーパーレスとか。あとは全会一致でお願いしたいところです。

 

そうですかそうですか。じゃじゃじゃじゃあ、目的に会うようなところへまず視察行ってみるとかそういう感じで考えていきますかね?はーい。

 

以上。

報告会を通じてひとつ問題提起をしました。

『年に1度の2回の報告会』と文字にすると非常に不思議感満載で、1回なのか2回なのかどっちなんだいと言われる小倉りえこ報告会です。毎年1回、1日だけだと色んな職業とな働き方とか暮らし方があってアレですので、平日の夜に1回(お店閉めてからでもちょこっと見にきていただけるように)、それだけだと遅い時間だからお店関係ない方には申し訳ないので週末のお昼に1回。初回と最終回、『こけら落とし』と『千秋楽』のみという、字面だけある意味スペシャルな報告会。某姉妹風に言えばファビュラス☆

 

それでも残念ながら全部の方々に公平に平等にというわけにはいきません。なので資料抜粋とかそういう対応でいつでもお好きな時に『ああ、報告ってそんなもんか』とでも知ってもらえるようにまとめも作ります。そんでウェブサイトで公開しておいて、自分自身でもいつ何時でも見直せるように。備忘録はできましたのでサイトに載っけてありますのでご自由に参照ください。

 

そして前回は『お前は上から下まで色合いが地味だ』と指摘がありましたので、2回目はその地味度を少しだけ脱出してみたつもりです。どう?小倉りえこ、これが目一杯の精一杯☆

 

そんなことはどうでもよくて。

 

今年の報告会では聞きにきてくれたご近所を中心とした方々に対し、ひとつの問題提起をしました。それは『麻布十番商店街を観光スポットにしていいかどうか』ということです。私1人だけでは抱えきれないことですし、みなさんがどう考えているかが大切ですし。地域の意見は無視しちゃいけない。バランス取るのは難しいんだろうけど。個人的な思いと見解からは、麻布十番商店街を全力で観光スポット化することにちょっと難色を示したい方です。え?以外?

 

一概には言えない難しい、もどかしい、そんな話題を『みなさんも一緒に一度考えてもらえませんか?』と今年の報告会を通じて投げかけてみました。今、麻布十番にとってこれからの明暗を分けるくらいの大切な時期かもしれなくて、ひとつ何かを間違うと麻布十番は商店街の街から繁華街の街へ一直線になってしまうような気がするからなんです。『繁華街にならない商店街』というのを目標に努力してきた地域ですから、そこは引き継いでいきたいわけじゃないですか。や、個人的にずーっと考えてることなんですけど。

 

今の麻布十番はそりゃもう立派な有名な街になりました。地下鉄が通り、交通の利便性が高くなったからたくさんの方が訪れ、メディアでも取り上げられます。でもね、地下鉄通る前までは麻布十番って陸の孤島と言われていました。だってずっと昔に『地下鉄はいらん!』と確か日比谷線の開通を反対した地域です。それが地域と商店街の努力である意味(いい意味で)ガラパゴス化というか独自の進化をしてですね、普通に暮らす上で必要なお店が残りつつ、今は新しいお店もできて色々と共存できてるのが麻布十番商店街です。と、そう思ってます。

 

お店もたくさんあるだけじゃなく、暮らす人もたくさんいますし。だからこそ商店街を中心に発展・存続してきた地域なわけです。そこはやっぱり尊重したいですよね。や、あくまでも私見ですよ。や、もちろん訪れるお客さんが大切なのも十分理解してますよ。だってお店の集合体ですもの。

 

今は地下鉄が2本も通り、そういうことからだろうけども六本木ヒルズも出来て、たくさんの方々がなんとなくふらりと訪れるもよしというエリアになりました。でも私は声を大にして言いたい。地下鉄が通ったのはあくまで『たまたま』であって、地元組織と地元商店街が麻布十番商店街を維持してきたからの努力に周囲が魅了されてることを忘れてはいけないよと。そういう見方もあるかとは思いますよ。

 

観光客がどっと押し寄せると暮らしにくくなると感じる人もいるわけですし、観光客もお客さん候補なわけですから売り上げ貢献に期待するとこもあるわけですし、上手なバランスが必要になるわけです。難しい問題ですよね。

 

なぜこういう風に改めて問題提起をしたくなったのか、その理由のひとつとする港区政策創造研究所による『港区商店街・商店等実態調査』の結果を近いうちにまとめようと思います、まる。

港区政新聞デビュー

港区政新聞というのがありましてね、『ドキドキ区役所ウォッチン☆』的な内容でお送りしている港区役所とか港区議会とか、なんかそれに近いような港区に関してのニュース記事盛りだくさんな新聞でしてね。いつも編集長がカメラ片手にお忙しくしているお姿を拝見する機会の多い、港区政に特化した有料ペーパーでございます。いつもお疲れさまです。

 

そんな港区政新聞でですね、私、小ネタデビューをいたしました。や、今まで名前はちょろちょろっと出たことはありますけれど、何かのオマケで『ついでに小倉りえこ』的な感じだったわけでして。例えばですね、『きたしろ勝彦都政報告会(司会:小倉りえこ区議』とか、『黒崎ゆういち君と明日を拓く会(司会:小倉りえこ区議)』とか、いいですいいですそんなとこフィーチャーしなくとも。そんな感じのオマケ。アドリブの全く効かない司会なら得意です。その場で気の利いた臨機応変的な何かは一切できません。そういうの無理。

 

本日ね、とある課長さんにですね、『区政新聞で名前でてましたね!なんかホームページがどうとかこうとか!』そんなことを言われました。はて?ホームページ?自作してるからショボいのが改めてバレた?そしたら、編集後記的な取材日誌の欄にホラ。

 

『作家になれるくらい文章がうまい』

『作家になれるくらい文章がうまい』

 

作家になれるくらい文章がうまい

大切なことなので3回言いました。ありがとうございます、出版社にお勤めだった元区民の方。そして『それな』と肯定してくれた編集長。小倉りえこが愛してやまないモノ書きさんは故・ナンシー関先生です。

そんなことよりですよ、注目すべきはその下の記事。

男子トイレで『大変、許しがたい行為』

『大変、許しがたい行為』

 

大変、許しがたい行為

 

こっちのほうが大変大切なことなので、画像含めて5回くらい言いました。何よ、この大変注目度の高い取材日誌。モヤモヤするキモチを残さざるを得ないこの取材日誌。大変、許しがたい。

 

報告会してます。


区議会議員のお役目(not仕事)について報告すべく、年に1度報告会を開いています。昨年に続いて2度目、どなたでもウェルカムな報告会です。ご近所にお住まいの方々、十番商店街の方々、ふらっと寄ってみたよはじめましての方々、昨日の報告会にお越しいただきましてありがとうございました。来賓少なめな上、自分が司会進行、自分報告メインの自分オンステージ。それが小倉りえこ区政報告会、俺リサイタルの喋り倒す40分のステージ。ボエーー。今回も長くてごめんなさい。

 

麻布十番商店街会長&港区商店街連合会会長でもあります、きものアートすなが店主&小倉りえこ後援会会長の須永さんからまずご挨拶をいただいて、『小倉りえこはあれだな、真面目なのはいいけれど上から下まで色合いが地味すぎる』と爆笑トークから始まり、『まだまだひよっこだから頑張れよ』をゲキをいただきました。きたしろ勝彦都議会議員、かんの弘一都議会議員にも今回も褒めていただいてどうもどうもありがとうございます。

 

喋りたいトピックがたくさんありすぎて、知ってもらいたいこともたくさんありすぎて、上手にまとめて報告できるようになるのが課題でありまして。『よくあれだけ長くしゃべるねえ』とは言われましたけど『長すぎたねえ』とは今回言われず。よかった…としていいのかどうかはよくわからないけど。

 

お話した内容は『1年間の活動報告』なわけですが、

1. こういうこと提案したらこんなことが新しく始まることになったよ

2. 新しく何かを作ったとか建てたとか目に見えるようなものじゃなくて、表に出るところまで至ってないこともこういうこと言ったらこうなったよ

3. みなさんからの要望があってこんなことを申し入れているよ

 

このような内容をスライド使ってわかりやすくお話します。演説とか来賓挨拶は噛み噛みで全然上手ではないけれど、説明することは比較的得意。多分。でも長い。ごめん。

 

 

自分のお話だけだとものすごくつまらない会になってしまうと思うので、先月に港区政策創造研究所(区役所のとある部署のような感じ)が『港区の商店街とか商店とかで大規模調査を行ったので色んなことまとめました』という調査結果がでたので、その概要の報告も行ったんですね。港区の商店街とかに限定したこういう調査ってかなり珍しいと思うし、貴重だと思うんです。

 

しかも、研究所(というか区役所)にお願いして、麻布十番商店街だけのデータを別途もらって、その内容を報告したり。興味深いものですよ。『商店街が賑わえば自分のお店の商売も良くなると思う』とか『商店街が賑わってようがそうでもなかろうが、自分の店の商売は自力でなんとかできるから大丈夫です』とか、そういう質問に対してどう考えているかの調査結果ですよ。悩みますよ。あ、あと政務活動費の使い道とか割合とかそういうあまりヨソで聞かないようなお話も。

 

小倉りえこ報告会は必ず2回、平日の夜と週末の昼。ちなみに内容は同じです。次回の報告会は4/9の午後2時から麻布十番会館2Fで行います。次回は報告会の前に30分の時間で特別講師を招いて『全年齢(特にシニア向け)がおうちでできるかんたんストレッチ講座』もありまして、そっちだけ見にきて帰るというの全然オッケーです。

お時間ありましたら是非お越しくださいませ。

 

同じ会派の区議会議員だって見学にくるくらいの喋り倒す de show。お役所の中の人だってもちろんウェルカムさ。区議会議員が何考えて街場に報告してるか気になるじゃろ??

ほいくえんのことってなんでこんなにむずかしいんだろって話

難しいトピックな上、ものすごく詳しいわけでもないし色んな人の考え方があるからなんとも言えないんだけど、保育園って本当に難しい問題なんだと思うわけです。私には子供がいないので、このことひとつとっても『だから一生懸命じゃないのね』とか『アナタ保育園じゃなくて幼稚園出身だから保育園のこと無知なのよ』とか、時々心無いようなことをヒソヒソ言われるようなこともありますが、ドンマイ俺。確かにそんなに詳しいわけでもない。でもそんな私でも思うことはあるわけです、保育園について。

 

一筋縄じゃいかない理由は色んな分野に関わっているからなのはよくわかります。私の小さい頭で一生懸命考えてみたのは大きくわけて2つ。あっもちろん他にも色んなことがあるんだろうけど(※個人の感想であり、効果には個人差があります)。

 

1. 用地確保の問題

需要があるから増やさなきゃというのは当たり前のことで、『どうにかしてください!』と例え議員が吠えなくとも行政としては頭を抱えているわけです。行政も増やすための努力を日々行っているものの、いかんせん場所がない。例え区の土地で空いてるところは全部保育園にしなさいよ!となったとしても、多分『港区は入りやすいっぽいよ!』とただでさえ第二子保育料無料とかサービスあるし、ワッとそれだけのために転入が増えたりとかしてイタチごっこになるかもしれないねとはよく考えます。というかすでになってるとは思うんだ。そういうのゼロとは言えないと思う。

 

保育園って、まずそれだけのサイズの用地確保が常に問題になってるわけですよね。だって0才から5才まででしょう、人数分それ相応の広さがいりますよねえ。認可保育園の広さの目安って400平米って聞いたことあるし、出せるお金の額で例えばマンションデベロッパーと競り合っても簡単に勝てないだろうし、民間の土地は買いにくいというし。必要なものには必要なだけ投資しても納税者は怒らないだろうから、使えるお金の上限アップしてでも、多少つぎ込んでも買っちゃいなよ!と思う方なんだけど、急激な人口減少で色んなことにアップアップした過去がある港区だから二の足を踏むのかな。よくわかんないけど。そうすると民間事業者にお願いをして保育園作ってもらえませんか?の方が早いという判断なんだろうね、多分。それもわかるような気もする。ま、区に必要な施設はもっと他にもあるからだろうけども。

 

0才〜2才のための小規模保育園の方が0才〜5才の認可保育園より作りやすいっていうのは、場所の広さとか場所以外にも、東京都の審査の有る無しってことも聞きました。需要が高いのは0才〜2才っていうし、小規模園が増えると助かる人はたくさんいるんだろうけど、3才になったら別のところに行かなきゃいけないっていうし。

 

ああ、なるほど。だから区は公立保育園を積極的に新設しないで、3才以上の子達の定員確保に努めてバランスよく預かれる体制を作ろうとするのかな。なーんて、正しいか正しくないかはわからないけど公立のあり方ってそういうこともあるのかなと勝手に考えてみる。作れたら作るだろうけど、仙台坂上のとこみたいにさ。

 

あ、全然話が進まない。本当に疑問に思ってることはここから。どうでもいい長ったらしい考察ばかりでいつもすみません。

 

民間事業者さんが保育園を作るのに、自分たちで場所見つけてこなきゃいけないわけです。保育園のための広さとか内装だとか細かなルール的なものとか考えつつ『ここよさそうだ!』な物件があったら、すぐにでも色んな手続きを始めないといけません。一番の問題は『その物件をどのくらい仮押さえができるか』になってるんじゃないでしょうかね。他の競争相手に物件とられないように。

 

港区は家賃が高いので、よさそうな物件があったとしてもどのくらいの人数を受け入れられるかによって、経営として判断もあるわけです。家賃の他に人件費とか色々あるし、そういうのペイできない赤字試算だったら断念せざるを得ない。例えイケる!となったとしても、ひょっとして不動産オーナーなり仲介の不動産屋さんなりが『何ヶ月か1年先か開園するかわからない保育園より、来月からお金払って借りたいって人がいるからそっちに貸すね、こっちもビジネスだもんごめんね』と言われた瞬間に計画断念、ハイおしまい。

 

その1: 物件を自力でみつける

その2: 開園できる目処が立つまで仮押さえ続ける

 

このロシアンルーレットのようなサイクルをどうにかしてあげられないのかなと最近よく思います。港区が場所見つけて『ここどうですか!?』は正直期待できないし、期間限定でいいから手付金払ってでも仮押さえてもらうための補助とかあってもいいのかもしれないし。みんなそういう余計な費用がかからないように不動産屋さんとの交渉とか信頼を築いたり一生懸命なんだけど、限界ってあるような気がする。よくわからないけど。どう?港区さん?なんか良さげな方法ない?区内の不動産屋さんとか不動産王に『保育園作りたいって人たちにちょっと猶予与えていただけませんか』って泣き入れてもいいと思うの。どう?ダメ?

 

それか『保育園作りたいって事業者さんに教えてあげたいので、お宅で管理してる物件か保育園フレンドリーな不動産王をご紹介ください!(ただし懐に余裕のある王に限る)』で正直に泣き入れてもいいと思うの。どう?ダメ?

 

2. 法律とかルールとかの問題

0才〜2才の保育園、3才以降はどっか別のところに行かなきゃみたいな問題もあるわけでしょう。いくら幼稚園ってオプションもありますよって言っても、ご家庭の都合や事情でハイそうですかにはならないじゃないですか。そこでシンプルな疑問は『3〜5才専用で保育園って作れないのかな?』と前々から思ってたわけです。そういえばそういうのって聞いたこと無いよね。多分色んな法律とか規則とかでできないから無いのかな、よくわかんないけど。

 

グーグル先生に聞いてみたら年末の記事が引っかかって、そしたらやっぱり法律だったみたいで。勉強不足でほんとすみません。3〜5才専用の園があってもいいのにねなんていう考えをたくさんの人は持ってくれるのかしら、それとも私だけなのかしら。来年中にも認められるようになるのかどうなのか、国家戦略特区に港区も当たり前のように入るのかなどうなのかな 、港区にとってありがたいことでもあるよねひょっとしてそうでもないとか?なーんて今のところ考えながら、今回はおしまい。

委員会報告

さて、本日は総務常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添える前に、来週4/3から約1年ぶりにリニューアルオープンする港区役所本庁11階の食堂の内覧会の写真を添えて。『社食』的な空間は嫌いじゃない。

 

 

1. 港区電力調達方針の策定について

電力の小売が全面自由化したでしょう、そんなことから港区でもいろんなことを踏まえた考え方とか調達方法とか『港区電力調達方針』というのを定めましたよ。

Q: 小売電気事業者って港区にどのくらいあるの?(A: 区内登録は26社だよ)、こういうので港区にメリットってどういうのがあるのかな?(A: 例えばみなとパーク芝浦だとね、電気の基本料金が3分の1くらい安くなったよ)、など。

 

2. 港区人口推計(H29年3月)について

毎年この時期に港区政策創造研究所が出してる港区の人口推計、新しいのできました!

Q: 人口が増えてもただ2極分化するだけで人口が増えればいいというものでもないような気もするなあ、こういう推計をもとに他の課からこういうデータが欲しいとか問い合わせとかあったりするの?(A: 無くはないね、保育とか学校教室数とかそういうのの考え方で必要ってことあるよ)、推計だけじゃなくて『こうこうこうなのでああしたらいいと思いますよ』っていうアドバイスも一緒に渡せるようになるといいね、など。

 

3. H29年度組織改正について

総務部の関連だけで言いますとね、『働きやすい職場づくり推進担当部長』ってポスト設けますわ。超過勤務のこととか、メンタルヘルスのこととか担当で。ちな、『人材育成推進担当課長』と兼務な。

Q: ま、実態と懸け離れたようなものにしていかないようにということが心配、教育委員会とかいわゆる『区長じゃない教育長管轄』のところも対応するの?(A: しますよ、全庁対応で)、など。

 

4. H28年度港区外郭団体経営評価結果について

『港区外郭団体経営評価委員会』というのがありまして、見直しにかかわる検討とかアドバイスのために4団体の評価しました!シルバー人材センターと、スポーツふれあい文化健康財団と、社会福祉協議会と、みなと障害者福祉事業団です。

Q: 自主財源を増やしていく取り組みってどういう風に考えているのかな?評価シートをもっときっちりちゃんと記入するなりして欲しいよ、先を見据えた評価って絶対必要だよ、スポーツふれあい文化健康財団の職員(正規、その他)の平均年齢高すぎじゃね?など。

 

5. 土地の購入(元麻布2丁目)について

保育園作るのに仙台坂上の土地を去年買ったんだけど、そのお隣の土地も買えることになりました!これで長方形のいい感じの土地として使えます!単価は約201万6725円/平米(308.52平米)で総額6億2220万円です!財源は公共用地買収基金から出します!

Q: 使いやすい形の土地になってよかったね、スケジュールってどんなもんでしたっけ?など。

 

6. 港区政70周年記念 港区オープンデータアプリコンテストの実施結果について

11〜12月で募集してたコンテスト作品、先月に表彰式行いました!応募作品総数は34件のうち、5作品が受賞しました!

Q: 素敵な作品のアイディアは反映されます?こんなオープンデータあんなオープンデータがあったらいいななんて話ありました?など。

 

7. 港区財務書類作成基準の改正について

国の方で財務書類の標準書式が変わったんですよ。もちろん港区もそれに倣って、項目が細かなものに変わったりとか、資産の取り扱いについて少しだけ変わりましたのでご報告しますね。

 

8. 『港区公共施設マネジメント計画(素案)』について

12月から1ヶ月ほどパブリックコメントを募集していたんです。3通、11件の貴重なご意見がきましたのでご報告しておきますね。

 

以上。

委員会報告

さて、本日は来月発行の区議会だより編集委員会のあとに、オリンピック・パラリンピック対策特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. オリパラ大会に向けた暑さ対策の取り組みについて

昨年の夏に1ヶ月半くらい、新橋のSL広場でドライミストぶしゃーな実証実験を行いましたけど覚えてます?結果が出てですね、目標マイナス5度(空間温度、体感温度共に)が達成できたようです。今後は業者さんが機器改良もやるようですし、H30年度導入を向けてがんばりたいです。あ、あと路面の温度を下げるような遮熱性舗装とか保水性舗装の区の道路も増やしていきます。H32年度には『区道の舗装完了、目指せ全体の9%』です!

Q: ミストぶしゃーを導入って財源とかどうすんの?設置場所の選定とかどうすんの?道路を遮熱と保水としてるけど、どちらをどうやってがんばっていくのかな?遮熱性の塗料塗ればいいだけじゃなくて木を植えるとかさ、色々大きなレベルでのまちづくりもあるわけでしょ、ミストぶしゃーだって1カ所ではどうにもならないし。目指せ区道9%ってそこがゴールなわけじゃないよね?そういうとこも大きく考えてくださいよ、など。

 

2. 『都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト』について

オリパラの金銀銅メダルを家電リサイクル金属から作ることになったようですし、港区としても集めていきますよ!元々小型家電リサイクル用のボックスを支所とかに置いてありますし、チラシとかポスターとか使って集めていきます!

Q: 全部のメダルつくるのにどのくらいの量がいるの?何台くらいの何がいるの?メダル作りに参加しましたっていう証明みたいなお礼みたいなものはあった方がいいのかな?リサイクルの締め切りってあるの?メダル分がすべて集まりきったあとは普通通りに戻るの違うの?記憶に残るようなことだと思うし学校にも声かけてあげようよ、など。

 

3. 東京2020公認プログラムの認証状況について

12事業で『東京2020公認プログラム』を取りました!ご報告まで!

Q: 区の主催なの?共催なの?など。

 

4. 港区東京2020応援プログラム推進事業助成制度について

助成金出します!限度額10万円から100万円まで!(ただし公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会による『東京2020応援プログラム』の認証を受けた港区内の団体に限る)

Q: これ、町会・自治会もやろうと思えば入るものなの?どうしても認証受けなきゃいけないの?第1期・第2期の受付ってことはなんか早い者勝ちな印象あるけど大丈夫?など。

 

以上。

外国人旅行者のための『港区観光&マナーブック』

先月〜今月の予算特別委員会で『体験型観光ってどうなんすかね?』と聞いたら、『コト消費だろわかってるようるさいな、現在誠意製作中だからしばし待て』とお答えをいただいたのは記憶に新しいことでして、それが立派な冊子となって先週登場しました。港区観光&マナーブック訪日外国人旅行者の心をつかむおもてなしのヒント。これがまあ良く出来てます。特に観光&マナーブック。

 

バスの乗り方から地下鉄の切符の買い方とか、左側通行だよとか電車やバスに乗るときは静かにおとなしく並べよとか、日本人が大切にしてきた文化とか私たちが知ってるようなそうでもないような神社参拝の正しいやり方とか、お風呂屋さんの入り方とかね。

 

ごはん食べるにしてもおしぼりだの食券の買い方だの、時々モメたりするお通しだの、居酒屋のお話だの、サラリーマン定番の乾杯は生ビールだの、私たち日本人が読んでても結構興味深い内容が盛りだくさん。

どうせなら『とりあえず生!: toriaezu nama  (start with a beer!)』なコレ言ってみよう日本語も添えて欲しかった感もあったりしますが、まあ良く出来てます。ほんとほんと。日本語と英語と中国語と韓国語で対応。

 

麻布十番商店街も登場。観光案内所とかに置いてあるということですが、10,000部作成なんだって。でも小分けにPDFでも公開されているので是非お時間ありましたらちょこっと読んでもらいたいです。あ、語学のお勉強している方にもオススメ。なんとなく。

港区公式ホームページ>産業・文化・観光>観光>WELCOME港区の推進

 

港区暮らしのガイドと組み合わせて、こういうの新しく日本で生活する外国人向けに販売してもいいかもしんないね。例えばニューヨークに暮らす日本人が必ず持ってるに等しい『ニューヨーク便利帳』のように。民間がやるか行政がやるか色々あるとは思うけど。

ウィッグや胸部補正具の購入費用を助成します

港区が都内初でがん患者さんのための外見支援(アピアランス支援)を始めます、ということは先日お伝えしたかと思います。その後に3/21の『広報みなと』で掲載されまして。保健所ががんばってくれました。ありがとうございます。押さえておくべきポイント2つをご報告しますね。

都内初なんですけどね。しかも品物おひとつに対するものじゃなくて複数品の合算でもOKなんですけどね。それどころか助成金だけじゃなくて相談体制も整いつつあったりしてるんですけどね。ちょっと!広報みなとさん!扱いがちょっと小さいんじゃないの!?と言いたいところなんですが、まあそれは置いといて。月に3回のオフィシャル広報誌、いろいろとお知らせしたいこともございます。

 

1. 助成は上限3万円、または購入費用7割のどちらか低い方

例えば1万円のものだったら3000円で購入できることになりますし(後々精算)、2万円のものだったら6000円になりますし(後々精算)。上限3万円を助成してもらおうとするのであれば、えーと、えーと、4万3000円分の購入で3万円戻ってくることになりますね。4万3000円分のウィッグだったり胸部補正具だったりが1万3000円になるわけです(後々精算)。ウィッグなり胸部補正具だったり、おひとつ4万3000円のモノをおひとつでもいいですし、2万円ちょいのモノを2つでもいいわけですし、1万円ちょいのモノを3つでもいいわけです。消耗品ですからね、複数合算OKということは非常にありがたいことです。

 

2. 助成金申請は6月1日から受付開始

助成金の申請はおひとり1回。そして対象となるレシートだったり領収書だったり、来月4月1日以降の購入分に限ります。なので、もし『まずはひとつでいいからお試しで買いたいの。もっと必要だったらまたそのうち買いたいのよ。一度に4万3000円分買うのはちょっと…』という場合があるとしまして、その時はお試しのおひとつの領収書を大切に保管しておいてください。もういくつか増えて、『そろそろ申請しようかしら』という時にまとめてどうぞ。6月1日から受付開始ですしね、あと2ヶ月くらい。

 

がんの治療を受けていますとわかるおくすり手帳だったり診療明細書だったりという書類も必要になりますし、もちろん身分証明書も必要になります。詳しくはみなと保健所までお問い合わせくださいね。あっ助成は港区在住の方が対象ですからね。

 

多分ですね、もっとわかりやすいチラシだったりポスターだったりが実際の申請開始時期に合わせて公開されるんじゃないかとは思います。申請書類は6月からダウンロードできるようになりますけれど、ひょっとしたら『そういうのよくわからないから申請用紙もらって直接記入したいわ』という方にフレンドリーな方法があるかもしれないですし、区役所とか保健所に行かなくともひょっとしたらもっと便利なところで申請書手に入るかもしれないですし。や、わかんないですけど。

 

ご自身が必要としていなくとも、ひょっとしたらお知り合いで必要な方がいらっしゃるかもしれないですし、ひょっとしたら『ウィッグ欲しいんですけど実は…』といつものお客さんからコッソリお話がある美容師さん・理容師さんがいらっしゃるかもしれないですし、なんらかの席で気まずい沈黙を破るのに『港区でこういうことが始まるようですよ』と世間話に持ち出すことも結構結構。マメ知識、暮らしの知識として覚えておいてくださいますようお願いします。

 

ご不明な点、お問い合わせはみなと保健所まで。また、助成だけじゃなくとも色々な情報収集の一環としてもみなとアピアランスサポート相談室をご利用ください。