港区の生活支援や融資等のお知らせを改めて

いくつか新しい支援策が出ておりますので、改めてお店屋さん向け中心のものをご報告していきますね。特に、オーナー向け家賃助成と新規テイクアウト・デリバリー支援

 

港区店舗等賃料減額助成金交付制度

 

5/13に「やりますよ」と発表したオーナーさん向けの家賃助成制度の詳細が本日オープンになりました。

 

 

オーナーさんが減額してくれた分の半分(max月15万円)を港区が3ヶ月分負担しますよというもので、たくさんの中小企業(特に店舗)を持つ港区の事業者(特にテナント)にとってはありがたいものです。

 

ただし、オーナーさんが減額に「うん」と言ってくれた場合に限られることになります。「いや」と言われる場合だってあるわけです。だってオーナーさんの負担も同時に発生するわけですので、そのあたりのキモチの配慮も是非お願いしたいところです…。家賃減額する予定のオーナーさんのお声もあると同時に、下げてあげたいけど貸し手側だって苦しいところもあるわけで、色んな事情もあることは察してあげてください。

 

詳しくはコチラで。申請書のダウンロードや覚書の参考書式もこちらからどうぞ。覚書のサンプルはとても便利だと思います。

 

申請方法は郵送。

 

 

↑印刷して封筒にぺたりと貼ると郵送料無料(というか港区が負担)になりますので、こちらもご利用くださいませ。

 

 

新規テイクアウト・デリバリー助成

港区の商店街加盟店に対して、「4月以降に初めてテイクアウトとかデリバリー始めたよ」という店舗向けに4/5で最大80万円助成しますというものです。お弁当容器とかそういうのあるじゃないですか、4月以降で始めたところ向け。

 

この助成の申請は産業振興課のサイト「MINATOあらかると」からどうぞ。

 

 

港区チャレンジ商店街店舗応援事業補助金

 

これは元々今年度の予算として予定されていたもので、これもまた港区の商店街加盟店に対して、「機材とかセルフレジとかポケ○ークとか買おうかな」という店舗向けに1/2で最大50万円くらい助成しますというものです。

 

この助成の申請も産業振興課のサイト「MINATOあらかると」からどうぞ。

 

 

その他の支援や融資とか

港区の広報誌「広報みなと」の最新号が本日発行されたわけですけれども、新聞購読されていない方やステイホームや電車に乗らない生活(広報誌は駅にも置いてあります)だったりする方もたくさんいらっしゃいますので、なかなか区の情報にアプローチしづらいというのは否めません。

 

なお、広報みなとは希望者には郵送でも送ってもらえるので、もし「それ魅力」と思われる方がいらっしゃいましたらこちらからお申し込みください。

 

そんな本日の広報に、区の支援・融資一覧が出ております。ご参考まで。


 

 

アイとかCとかTとか

義務教育の公教育のICT化がどうのこうの、そしてリモートワーク(テレワークって単語好きじゃない)に伴うICT化がどうのこうの、さてそんな中、議会のICT化ってどうなんじゃろというお話です。港区議会は未だ非常にアナログです。別に悪いこっちゃないけれどもさ。

 

ICT化への壁は、正直言ってヒューマンマター

あれはいつのことでしょうか、3年前だったでしょうか。港区議会の運営委員会の面々で逗子市議会まで遠足に行ったことがありました。議会のICT化とやら、要はタブレットでシュッシュピュッピュしているところを見に行こうぜと、導入検討のために先行自治体の議会を見に行くことになったのは。(アイ・スィー・ティー…ICT?な話(2017.5.18)

 

あれから3年。港区議会は特段タブレットを使っているわけではなく、相変わらず本会議場や委員会室にはデジモノ持ち込み禁止な日々が続いております。年に1度か2度か、ひょっとしたらもう1、2回くらいは多いのかもしれないけれども、ICT化についての話し合いをする機会はあってもですね、特に何か進んだとかそういうことは今のところはありません。むしろ後退しているかもしれないくらい。

 

自分が見える範囲でその理由を分析すると、ヒューマンマターと言えばカッコよさ気でありますが、ぶっちゃけて言えば「人と人の思惑」や「人のエゴ」など、しょーもない理由で全会一致ができてないと考えております。個人的に。

 

基本、議会内の決め事は全会一致が原則

港区議会34人、今現在会派は7つ。そのうち3人以上の会派は5つ。要はこの5つの会派からICT推進委員というポジションの代表者を決めて話し合いましょうという会があります。なお、前期(1年前の選挙の前の議会構成ね)の時の会派はやっぱり7つ、でも3人以上の会派は4つ。…あんまり変わらんか。でもその頃から基本的に意見が分かれ、全会一致にはなっておりません。

 

前期
やろうぜ派:タブレットでシュッシュしようぜ!ペーパーレス!

慎重派:よくわからないし!タブレット導入ありきはよくない!行政側ほったらかしじゃダメじゃん!

 

とまぁ、こう表現すると「慎重派はダセェ」と思われがちになっちゃいますが、この他にも色々と懸念はあったわけですよ。セキュリティ?うん、それもある。使い方勉強会?いや、それはどーでもいい。アンタら自分の息の掛かったような業者に一括購入させようとしてない?うん、それはある。無駄になるのわかってても自分達が導入推進しましたって言いたいだけだろ?うん、それもある。

 

とまぁ、そんなICTな話し合いのテーブルで私はその任にないんですが、一度代理で出席したことがありまして、そこでまぁなんと言いますか、やらかしてきたことがありました(いい意味で)。1年くらい前でしょうかねぇ。選挙も終わって新しい任期がスタートしてちょっとくらいの時。

 

個人で好きなもの持ち込めばいいんじゃね?←大炎上

我々自民党さん、昔からの基本スタンスは「導入するというだけの目的はよろしくない」です。なのでペーパーレスだからと言うだけや、誰がどういう資料を作ってアップするのかなど、タブレットは貸し出しなのか買うのか、議会事務局がただはいどうぞと次第だけ入れたタブレットをその日だけ与えてくるのかなど、ある程度の使い勝手を含めたシチュエーションの想定をバッサリ抜きにした「なんとなく今の時代ぽいから導入したい」だけの案は、ただの無駄遣いだと思ってます。しかし何年も前からそういう大切なところは一切話し合われず、導入したいという意見だけが先行しがちな不毛な議論が続いておったわけ。

 

そこで、代打で出席した1年前くらいのICT委員会で「タブレット導入ありきは変わらず反対するけれども、いっそのこと、好きなデジモノをお試しで個人個人で持ち込んで、何がいいか何がダメかを考えていくことから始めるのでいいんじゃね?持ち込まない自由だってアリよ?」と、インハイギリギリの豪速球で提案してみたところ、びっくりするほど炎上しました。

 

いやー、正直ね「これなら全会派一致で合意取れるんちゃうか!」って思ってたんですよ。信じてたんですよ。港区議会=個人の良識にお任せと、こんな素敵な議会ないんちゃうんかと。成果は個別の効率化ですよ。そしたら「もうこんな検討会なんか開かない」くらいにとばっちりの公私混同で大炎上。おたくの事情なんか知らぬ。

 

そしたらちょっと興味深いものが見えてきたわけ。イケイケどんどんでこれまで導入を進めたいとしてきた会派が急に反対に回ったり、急に議員としての御行儀がみたいなことを言い出すところもあったり、なんだなんだやましいところでもあるのかと勘ぐっちゃう。でもそのおかげで何がネックでこの議論が進んでこなかったかがよく見えたわけです。個人的にですけれども。

 

そもそも。デジモノ持ち込み禁止の理由。そもそも

まず、何故にデジモノ持ち込みが禁止になったかということからおさらいしなければなりません。これは自分が議員のお役目をもらう前、2015年以前ですね、なので聞いた話ですよ。委員会やってた最中に携帯電話がリンリンなって「もしもしぃ?」って言いながら委員会室から出ていった議員さんがいたんですと。こういうのって尾ヒレが付くような話が多いのでどこからどこまでが本当か知らんですけど、そこから「けしからん!」と誰が言ったか知らないけど議会の申し合わせでNGになったんですって。

 

で、今はどうかと言いますと、ぶっちゃけた話、いますよそういうの未だに。バイブレーションぶーぶー鳴らしてる人いるし、机の下でデジモノいじってる人もいるし。「あーあの人決められたことを守ってない!」「いーけないんだーいけないんだー」とはわざわざ声に出していいませんけれども。みんないい大人なのでね。

 

そう、我々議員という生き物は、生き物ならではの「ルールを守れない類が少なからず含まれる」という、人類小規模サンプルを程よく表していると思われます。そうですね、これまで実際に見てきたものとして、ここは写真撮影NGですと言われたそばから撮影してリアルタイムでSNSにアップしたり、何時何分まで情報公開NGですというものをフライングしたり、端から見たら「ちっちぇー逸脱だな」的なことかもしれませんが、そういうの見ましたね。

 

色んな人が色んな認識を持っていることがわかりました

①ノートPCは自分のための作業をする機械である

個人のデジモノを持ち込むことは、つまり議会に関係ない個人の仕事(や何か)をするから相応しくない」という考えの人がおるわけです。ノートPCを例として挙げてみると、「PCは自分で自分のために何かを作業するためのものだから、議会にPCを持ち込みたい意味がわからない」と、こういう認識なわけですよね。こういう発言があるということはご自分がOKされたとしたらそういう風な使い方しか考えないんだなってただ思ってしまうわけですが、別に資料見るだけでも使えるよという事実は重要視されず、内職できる可能性を残したツールは排除すべきであるということになります(多分)。

 

②タブレットはペーパーレスに繋がるものである

そしてそのタブレットに関しても「みんなお揃いのタブレット」に何故かこだわる節がある。そしてこれがまた不思議と「すでに持ってる個人のタブレットを使いたい人は使えばいい」というところに繋がる様子はまったく無く、あくまでも一括導入的なところにこだわる姿がちらほらみえてしまうわけです。そしてタブレットタブレット言うくらいですから、タブレットはPCと違って内職できる可能性を残したツールではないということになります(多分)。何故だ。

 

③スマホは基本遊ぶものor通話/メッセージor SNS or写真でしか使わないものである

個人のモラルですこれはもう。そういう人はそういう人です。だって今だって申し合わせで決めたことすら守れない人がいるんですもの。なお、テキストでメモを取るなどという使い方は一ミリもないようです。

 

④必要なものは当たり前のように与えられるべきものである

色んな人の意見や発言を聞くと、全員ではないとしてもおそらく多くの議員がデジモノ持ち込みについて色んな想いを馳せていることはわかります。もちろん「どーでもいい」とする人だっておりますよね。で、その中でタブレット導入に前々から前のめりになっている方々の共通の認識を発見しました。たぶん。

 

行政側(もしくは議会事務局)がすべて資料をデータ化してそれを当たり前にわかりやすいようにタブレットで閲覧できる状態にして提供せよ」かもしれんと。

 

そう、これまで感じていた違和感はですね「あ、自分たちで必要なことはやりますんで」と言うだけのことを議員側がやるという前提が皆無なわけ。例えば紙の資料が来たとしても、スキャンしてそれをタブレットなりpcなりにぶっこんで、自分なりの委員会資料作れるわけなんですけれども、前に議会用のサーバー作ってそこにひたすらデータ放り込んでもらって必要な書類ダウンロード(もしくはその後印刷)してもらうだけで万事OKじゃね?と言ったことあるけれども、それすら難色を示す人もいたわけさ。

 

すべてお膳立てしてもらって、「これでござる」と事務局からお揃いのタブレット渡されて、「うむ」とただシュッシュピュッピュするだけ以外に何することも許されない無駄にお高いデジタルブックをドヤ顔で導入したがってたのが、港区議会ICT推進ではなかろうかと。

 

自分だったらこうだったらいいなって思うこと

どっかにサーバー置いて、そこに行政側の資料を行政側から直で委員会ごとのフォルダーにでも突っ込んでもらって(これをすることで行政作成の資料だってもっとデータ化進むだろうし)、必要な資料は必要な端末に自分で落として、必要だった印刷して、委員会含むすべてのとこに自分の使い勝手のよい装備(ノートPC、タブレットの2台は必須)で色んなことに望みたい。タブレットの方は資料に専念して、ノートの方はメモ的なテキスト打ったり必要あったら別の資料開いたり、通信手段はあってもなくても別にいいけど、わざわざ議会棟すべてにお金かけてそういう無線飛ばさなくともポケットWi-Fiでもスマホのテザリングでいざという時は十分だし。

 

所属の委員会以外の資料も見れるもんなら見たいじゃない。今だと委員会終わった後に「資料でーす」って各会派に1部ずつ紙で回ってくるだけなので、控室にわざわざ行かないと見れないし。そういうの全部データで整理したいじゃない、自分的に。おうちでも出先でもアクセスしたいじゃないの。自前のタブレットを「港区議会の委員会全資料」的な一台のデジタルブックとして使いたい。

 

みっともない実績合戦はやめてもらいたい、が本音

ちょっとまぁ言い過ぎかもしれないけれども、色んなところで「我々が推進してきたxxがとうとう実現しました」的なことを言いたいがための材料として使われやすいのがこのICT関係。正直これがデジタルであろうがアナログであろうが、区民のみなさんにはどーでもよいと思われることであろうかと時々思いますし、デジタル化したことによる効果や成果は使う人次第なものですし。

 

なお、よく言われるようなデジタル化したことで紙の費用が年間xx万円削減されました的なことあるじゃないですか。でもデジタル化することによる初期費用とランニングコストとの比較なんて検討もされたことありませんからね。後者の方が高くなる可能性だってあるわけで、そういうのは削減PRしたい人は絶対言わないと思われます。どうも「あの人(会派)が言ってるから気に食わない」「自分の実績としてPRしたい」、こういうドス黒い何かが渦巻き易い議会のICT環境整備です。

 

みんなお揃いのものなんて持つ必要ないよ。使いたい人だけ使えばいいよ。みんな、名を捨ててジツを取ろうよ。


 

COVID-19に関する臨床試験等の話

区議会議員のお役目をいただく前、いわゆる「治験」というジャンルに携わるお仕事してました。なので最近時々ちらほら目にする新型コロナウイルスに関しての治療薬候補云々の臨床試験状況とかがとっても気になるこの頃。

 

大した事じゃないですけれども、なんか業界的な人なら「あーそうそう」とか少しくらいはウンウンしてもらえそうな事を何回か書いたような気がするなーって思ったら、2回しか書いてなかった件。別にまぁいい。トイレのお供程度で結構ですのでお時間ありましたらどうぞ。

 

中途半端な話をひとつ。(2018.5.25)
お薬の話 (2015.11.9)

 

世界中で色んな研究が走ってます

世界的に有名なサイトといいますか、登録制のものではありますが世界最大といっていいくらいのデータベースがありましてね、昔からなんか調べ物とかあったりするとここをよくみてたわけなんですが、コロナウイルス、COVID-19で検索するととりあえず365件ヒット。

 

すべてがそうというアレじゃなけれども、ざっくりと数百はなんらかの研究をしているんであろうということはわかります。もう終わったものだったり参加者募ってるものだったり、はたまたこれからやる予定のものだったり。適切な計画で、定められたルールを経て、研究ってそういうものです。

 

普通のイメージだと、医学的な研究っていうのは治療薬とか診断とかに固定されちゃいがちなんですが、色んなタイプの研究があるんですよ。もちろん期待されるような治療薬候補の効果や安全性をみるタイプもありますし、そういうのではなく経過観察だけでどういう背景がある患者さんでどういう治療をしたとかそういうまとめるタイプだったり。

 

どれも色んな方面でとても大切な研究です。しっかりとした根拠のある試験計画を立て、然るべき倫理委員会的なところで審査もされ、規制当局の許可も受けてるもの。こういうのすっ飛ばしてるのは怪しい。

 

それにしてもざっと見るだけでも、メディアで見聞きする2,3種類の治療薬候補だけじゃなく、もっとたくさんの候補になりうる薬剤(既存の薬、新規の化合物)などで研究・試験が走ってるのがよくわかります。

 

 

お、これが例のイギリスでのワクチン云々ってやつか

公開されている内容ですと、Phase I/II(ヒトで最初の試験、安全性と有効性を一緒にみる試験)で、ワクチン候補1回打つ群、髄膜炎菌結合型ワクチンと思われるやつ1回打つ群、ワクチン候補2回打つ群とかに分けると。ほう。

 

観察6ヶ月という項目があるので、途中で当然中間解析やって、最短で緊急承認求めていくような計画なのかなって、そういう感じに見えます。なんとも言えないけれども。

 

試験参加は18〜55歳ね、ふんふん。もちろん臨床試験には「参加できる人」「参加できない人」の基準が細かく決まっています。どちらかというと「参加できない人」の方が項目決められてる方が多く、それはちゃんとした理由があってのものです。結果に大きく影響を与えそうな場合とか、効果が明確にならなさそうな場合とか、あとはもちろん安全性。これは仕方ないこと。

 

例えば、このイギリスのワクチン試験の場合、参加できない人は、BMI40以上の肥満、軽度の喘息を含む呼吸器疾患、試験参加に影響ありそうな精神疾患、過去60日以内に発熱・咳・息切れとかない人、今年に入ってから中国に行ってない人、などなど書いてある。山盛りありまっせ(普通)。

 

『効果がある』っていう根拠は何?

どんな研究でも試験でも、目的というものがあります。そこで結果がでたら成功、と考えてもらえればまぁ間違いではないです。そして大抵の場合、そのゴールは複数あって、効果というものは総合的にみるべきものです。

 

例えば、服用した人100%で劇的に熱を下げる薬があったとしても、服用した人50%で蕁麻疹がでますというようなものだったらどう思う?効果と安全性のバランスが大事。

 

さて、そのワクチン試験のゴールなんですが、公開されている情報によりますと

メインの目的:有効性(ウイルス学的に症状有りケース数、PCR陽性数)と安全性(重篤な有害事象)

サブの目的:ワクチン摂取後7日・28日・6ヶ月後の安全性、死亡数、入院数、ICU率、抗原、抗体

 

こんな感じの模様。ワクチンと治療薬はまた別のものですけれども、ふむ、有意な差がでるといいなあ。

 

さて、国内ではどうなんでしょう

で、同じサイトでどの地域でどのくらい研究が走ってるかをマップから見ることもできまして、検索してヒットした365件の分布図がこんな感じ。アメリカさんとヨーロッパさんが多く、次に中国さん。

 

そして我らが日本は4試験(あくまでも登録数)。しかも、グローバル試験的に海外でやってる試験に日本の施設もありますよ、という類のものなので、日本単独でやってると思われるものは入ってない。残念。日本はもちっとこういうところもがんばった方がいいと思うと常々思う。せめて登録。

 

で、この4つの試験を見てみると、ワクチンじゃなくて治療薬候補2種。抗ウイルス薬とモノクローナル抗体。実施体も企業スポンサーが3件、研究所的なとこの主導で1件。

 

みんなこういうの興味ないかもしれないけど、ちょっと概要だけまとめてみますね。

USさん研究所主体:572名、抗ウイルス薬 vs プラセボ、68施設(日本1)

S社:300名、モノクローナル抗体 vs プラセボ、19施設(日本1)

G社①:6000名、抗ウイルス薬 vs 標準治療薬、179施設(日本3)

G社②:1600名、抗ウイルス薬 vs 標準治療薬、178施設(日本3)

 

ここに出てないけどR社もF社も頑張っていただきたく。治験に関わる医療従事者だけでなく、治験に関わるメイン企業やサポート企業の努力もあり、そして日々診療や治療にあたるたくさんの方々にお礼しか言えないや。


 

東京都感染拡大防止協力金 申請受付始まりました

 

東京都の感染拡大防止協力金のポータルサイトがオープンしました。アクセスが集中して繋がりにくくなると考えられますので、同じ資料をご用意してますのでこちらのサイトからもご利用ください。

 

オンライン申請の申し込みはこちらです。

 

 

申請にかかわる書類は↓からダウンロードを

 

申請受付要項

協力金申請書兼事前確認書

協力金申請書 記入例

支払金口座振替依頼書

支払金口座振替 記入例

誓約書

誓約書 記入例

 

当てはまる方、是非に


 

報告会の代わりにご報告をします その2

前回に続き、報告会をやるのであればそこでご報告しようと思っていたことなんですが、「保育園などの建て替えに伴う仮施設を建てる際、公園の土地使用料として東京都が港区に約5,000万円要求してきたけれども、最終的には無償となった話」です。

 

 

あれは確か今年1月の委員会

委員会後のいつもの復習(2020.1.22 港区議会 保健福祉常任委員会報告)にもあるように、台場コミュニティぷらざの改修工事をする時にお台場レインボー公園の中に仮施設を建てて、そっちに保育園とかそういうの移動してから元の建物の改修工事をしていきます、という報告がありました。1月に。

 

で、その時にお台場レインボー公園の土地所有者様であります東京都殿より、「たとえ仮設としてでも保育園を建てるのというのであれば、土地代の半額は支払いなさい。タダは許さぬ」と、キビシー条件を付けられて困っていると。そして港区は頑張って粘って交渉しているけれども、トホホな扱いを受けているというお話でありました。

 

規程があるらしい

東京都の内部規定で「公園外の目的外利用の使用料は、公共的な利用に関するものについては50%減免」的なものがあるようなんですね。なので、これを根拠に、土地所有者様であります東京都港湾局臨海開発部様が「半額上納せいや、コラ」と。

 

ただ、大概はなんでもそうなんですが「首長が必要と認める場合」という例外規程はもれなくついているのが多々あるわけで、港区としては「助け合おうよ認めてよ」とお願いをし続けていたと。

 

なお、港区は以前にも同じ様な事で国にお願いをして無償を勝ち取ったという事例もあります。昨年4月にオープンした、港南緑水公園の中にあるゆらりん港南緑水保育園というところです。都市公園法という法律の中で「公園の中に保育園建てて良いですよ」というものから、土地所有者様であります財務省関東財務局殿から無償をもぎ取っております。国が理解してくれても、都は理解してくれないってそんな話あるもんかと、区役所の職員さんは頑張って交渉をしていたわけなんですが、常にバッサリ斬られていたらしいという事を聞いたら、そりゃこっちだって心を痛めますよそりゃ。

 

そうだ、都議会議員に相談しようそうしよう

そんなことで、「ねえ港区が困ってるんだけども」と、その報告があった委員会終了直後にかんの弘一都議会議員に相談をしましてね。違うな、石より硬い文句をふわふわワタアメみたいな相談という柔らか素材で包んだ「東京都どうなっとんじゃい!」という豪速球を放り投げてみた感じ?

 

色んな方の色んなご尽力のおかげをもちまして、3月に東京都殿から「無償でよろしい」というお手紙もきたようで、みんなハッピー。どうもありがとうございました。という内容の動画を5分でまとめるという、別に動画なんかにする必要なんかこれっぽっちもないじゃないと言われるかもしれないけれど、そこはまぁ報告会したらお話する内容だったのでご勘弁願いたい、という話でした。

 

そんな東京都の「感染拡大防止協力金」

 

 

 

  • 東京都緊急事態措置等・感染拡大防止協力金相談センター(相談窓口)
    開設時間 9時~19時(土日祝日を含む毎日)
    電話番号 03-5388-0567

 

現在開催されております東京都議会。ここで補正予算が成立すると、メディアでやんや言われている店舗に対しての協力金が支給されることになります(該当するところには)。↑のサイトに見に行った方はよくご存知だと思うんですが、まぁなんと言いますか、色んなものがとにかくわかりにくい

 

そんなことで、自分が理解をした上で人に伝えられるようにするにはどうしたら良いのかと考えて、「そうだ、自分がわかる資料を自作しよう」ということになり、こんな物作ってみたはいいんですが、対象外となるところもとても多そうでとっても残念であります。内容は無い様でもとりあえず出しましたと言わないでも丸わかりな詳細の無い東京都の施策に文句を言いたい。

 

 

こういう時にしかじっくり見れないので、明日の都議会のネット中継はみようかなって。


 

 

報告会の代わりにご報告をします

人 <—————-> 人
2m

 

お約束通り、4月の中旬を目処にしますとお伝えしてたもののご報告。「この時期にこんなことやってんじゃねーよ!」とは怒らないでください。お約束なもので。第2弾はちょっとお時間ください。


 

今一度、新型コロナウイルス感染症が心配な時

今更感は否めないですが、改めておさらいをしてみますのでお付き合いください。例えば受診の目安とか。いろんなところがいろんな情報出してますが、「…で、結局どうなの?」と行政からの情報って正直ひたすらわかりにくい。

 

いろんなことが「陰謀だ!」とか「政治が許せない!」という方達もたくさんいると思いますが、それはまず置いといて、現時点で知っておくべき情報ということは知識として備えておいてください。自分だって思ってるよ、おかしいだろと。

 

あれ?ひょっとして...?と思ったら

↑は東京都福祉保健局のサイトです。フローチャートという形で「こういう時はここへこういう感じで連絡」という、比較的わかりやすい図になっています(デザインはさておき)。図が見にくい方はこちらの受診・相談目安フローPDFでご確認ください。

 

また、↓の東京都感染症情報センターのサイトでも同じようなことが書かれています。文章で。

そこから飛ぶリンク先、やっぱり文章だとチラチラ目移りするし、読みにくいですよね。と、自分のブログの文字ばっかりと長さを米粒の半分くらい反省しつつ、次に進みますけども。

 

感染症情報センターからリンクで飛ばされる先のURLみると、www.mhlw…とあるから厚生労働省。下のほうに

 

なお、現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、かかりつけ医等に御相談ください。

 

ここも重要だと思われます。今のところは情報変わってませんので、先はわかりませんけれども。

 

要はつまり、港区の皆様の場合でいいますと

こういうことですよね。頭のメモにおいておいてください。

 

心配だったり電話が繋がらないことだってあると思います。自分だけがそうなんじゃなくて、みんなそうですし、また保健所もフル回転で頑張っている現実をほんの少しでもメモっておいてください。先はわかりませんけれども現時点ではこうです。

 

おっと、やたらめったら連絡するべしと言いたいわけではないんですよ。確かに命にかかわることではあると思います。ただ、紙で指を切った切り傷で救急車は呼ばないでくださいという類のような、医療機関だけじゃなく我々自身もトリアージのような「優先順位」も考える必要がありますよね、ということを言わせていただきたく。

 

今報道で色々なことが流されています。プラスになる情報もあれば不安を煽るしかしない質の低い情報とか、その中でもやはり医療資源は有限ということですのでその防波堤をみんなで守らないとね、という危機的状況であることはみんな理解してると思います。

 

そこでプラスして、自分がいざ感染したと、そうなった時をちょっと想像してみてください。それが今日なのか明日なのか、1週間後なのか1ヶ月後なのかもっと先なのか一生こないのか、それはそれでいいんですけれど、「その時人が多すぎて自分は自宅で隔離されているんだろうか」「家族がなったけどもうどこも受け入れてくれない」「急変した際に医療機関は受け入れてくれるのだろうか」。要はそこですよね。

 

これこそ不安を煽ってしまうようなことなのかもしれないですけれども、誰も抗体を持ってない類の感染症ってそういうものなんだということをちょっとだけ覚えてくれるといいなって。

 

昔の本をひっぱりだしてみた

20数年前、アメリカで大学生やってたんですよね。専攻は生物学。無類の不器用であった自分がよく実験とかやってたなと思い出しても恐ろしい大学生だった気がします。過去の自分を美化するより、自分に過去なんてあったっけ?と忘れてしまうくらいの今です。

 

でも、昔のものではあるんですけれども、「なんかこれ取っておきたいな」という教科書参考書的なものをずーっと取ってあって、学生じゃなくなって働いてからも仕事で勉強する必要があった領域とかそういう本も「処分するの忍びない」という理由で本棚の肥やしになっております。

 

で、当然PCRとかそういうのもやってきたわけですけれども、思い出は、「複数タイプの紫外線をハエちゃんに当ててそれによるDNAの変異をみてこうぜなる基礎の初歩研究の第一歩、野外に果物放置して腐ったらたかってくるハエを確保することを要求され、取れたは取れたでいいんですけれどもハエちゃん以外に寄ってくる5cm大のGが恐ろしくて恐ろしくて、『リエコ!残りは片付けなさいよ!』『無理!絶対無理!』と、そのあたり一切すべてを教授に後片付けしてもらったこと」です。

 

あっ、PCR自体の思い出は「長えなぁ」くらいです。

 

知る人ぞ知る、古いThe Cellをまだ持ってます。

生物学に関わる人が避けて通れないこれぞという教科書?がありまして、それがMolecular Biology of The Cell。細胞分子生物学とでもいうんでしょうか、セルですセル。つよそう。

実際つよいんですけど、特に角。分厚いハードカバーの角は凶悪。

自分が大切に本棚の肥やしにしてあるセル、1994年発行の第3版。著名な著者、ラスカー賞とかノーベル賞とかそういう有名な方々の発行物ですよね。DNAの分子構造とかでアレなワトソン氏とかですね、そういう。

 

で、なんで今更こんなのひっぱりだしてきたのかというとですね、この本の一番好きなところがありまして、それが急に見たくなって。読むじゃなくて、見る。背表紙なんですけれどもね。

 

著者6名の近影(1994年当時)なんですけれどね。こういう真面目な本にこういうオマージュ最高ですよね。ほら、ビートルズのあれですよ。ちゃんとポール担当の裸足の人だっているんですよ。これ大好きでね、だから取ってあるの。

 

今の状況だったらね、「プロフェッサー達、もう少し距離開けて(ソーシャルディスタンス)」、なんてね。


 

猫ならシャーって言うかもな小話

新型コロナウイルス感染症に関しては色々とたくさんの不安がありますよね。経済とか健康とか、仕事とかライフスタイルとか、幅広い分野に置いて残念だったり嘆いたり、時には怒ったり悲しかったり。

 

とある報道機関の記者さんを名乗る方からお電話いただきました。そんな事に慣れているわけでもなんでもなく、ちょっとびっくりしている恥ずかしがり屋なわたくしでありますが、はいはいどのようなご用件でしょうかと一応ね。そしたらまあおばちゃんビックリしたのなんの。

 

新型コロナウイルスで亡くなった方の周囲の環境とか影響とか、お葬式ができるとかできないとか、あっもちろんご遺族の方々の意向も十分に配慮してそういう番組を作りたく取材したいんですけれども、都内で亡くなってる方って30名みたいなんですが誰だかわからないんですよね。そういう方ご存知ですか?もしご存知だったら紹介して欲しいんですけども』(意訳)

 

と、もんのすごいビックリ仰天するような問い合わせの電話だったんですね。多分、色んな議員のとこにかけてるんじゃないかと思います。だって私のとこに連絡してくるくらいだもの。相当お困りなんでしょうね。知らんけど。

 

んで、もちろんこう答えました。

 

『あのですね、そういう報道って私はよろしくないと思います。お探しの方は知りませんけどもね、例えそういう方が周りにいたとしても、知ってたとしても、そんなことは絶対にお伝えはしません。お仕事だから色々大変なのかもしれませんけども、そういう報道姿勢は好きじゃないですし、先日も著名人の訃報流れましたけどもああいうのただただ悲しかったです。ご期待に添えず申し訳ありません」(意訳)

 

まあ言わば取材拒否というか、ご相談事お断りというか、そういうことですよね。で、電話を切ったあと、ふと思うわけです。自分の回答は正しかったんだろうかそれともただ意地悪だったんだろうかと。時々急に不安になります、だって人間だもの。

 

いや、ホイホイ答える議員がいるんだろうかな?いや、いるんだろうな、だからかけてくるんだ電話。そういうの、Twitterか何かで募集して軽く炎上でもしてくればいいよ某局社会部さん。

 

と、ちょっとばかり寂しい気分になりました。という小話。シャー。


 

自宅にあるもので消毒液を作ってみた。

どうもどうも。小倉です。タイトルの通りです。東京都福祉保健局「家庭や施設における二次感染予防ガイドブック」をもとに消毒液作ってみました。水2リットル+ハイ◯ー10mL。

「行政提供の情報の中にある、次亜塩素酸ナトリウムって、つまりは何?」と、一般名じゃわかりにくいですよね。次亜塩素酸ナトリウムを用いた家庭で作れて使える消毒液、要は『YOU、(適正に適量で)水に薄めたハイターでいいのよ』と。


 

3月だけど4月号

雨が降る前はどうも頭が痛くなる傾向がある小倉です。どうもどうも。年に4回の報告書、3月だけども4月号を作ってありますので短くお知らせです。

 

ちまちまちまちま、年4で自分報告を作成して5年目。キリの良い数字の20号がめでたく発行されました。めでたい。2020年に20号。これからもよろしくお付き合いください。