港区議会 H27年度決算特別委員会 その1

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秋に開催される第3回定例会というやつは、直前の年度に関する事業だったりお金だったりの決算についてあーだこーだ質問する機会の『決算特別委員会』がセットです。各議員がおひとり60分の手持ちの時間を総務費、土木費、教育費…などの項目ごとに『なになに費、xx分(行政からの予測答弁時間含む)』と申告し、その中でQ&Aを繰り広げる個人戦のようなもの。H27年度のことについてあーだこーだ言ったり、最近とかこれからの事にも触れておかないと来年度以降の予算に反映されなかったりすることもあるという、なかなかトリッキーな質問の場。

 

代表・一般質問の内容よりもっと細かなこと、小さなことについて情報を引き出したり、折角の素晴らしいことをここぞとばかりアピールしてもらったり、盛大にダメ出ししたり。正論振りかざして心を痛めるか、それともなあなあにして言いたいこと言えずにモヤモヤするか。

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【総務費】
1. 支所改革について(予算の組み方と執行権限、予算執行権限の拡充計画に至る検討経緯)

2. 港区国際化推進プランについて(周知と取り組み、外国人に理解できるようなわかりやすい日本語表現の情報発信)

 

→ここで素晴らしいなと感じたのが、港区はどうやらこれから『やさしい日本語』というジャンルを駆使するということ。要は、小学校低学年くらいのレベルの日本語表現で外国人に情報を伝えると理解度がとても上がるということ。要はあれですよ、我々日本人もCNNとかBBSとかのニュース聞いてポカンとするより、中学校で習う英語レベルでモノ話された方がまだなんとなく理解できてるっぽく感じるやつ。むずかしい にほんご わかりません。かんたんな にほんご わかります。

 

【民生費】
1. 地域包括ケアシステム基礎調査結果について(港区の新たな特性の発見、多職種連携手段の解決法検討経緯)
2. モデル事業について(システム機能、相談窓口担当、対象決定までの検討経緯)

 

→色々と厳しすぎて大変申し訳ありませんでした。以上。

一般質問に立たせていただきました。

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先週、3度目の一般質問の機会をいただきました。一般質問、それは議員個人がお好きなテーマで区長とか教育長に『〜についてどうお考えでしょうか』『〜は港区でどう対応されるんでしょうか』『〜べきですがいかがでしょうか』みたいな、大きな枠について姿勢を聞くような、考えを聞くような公開クエスチョンの場。代表質問は会派の代表として色んなジャンルの質問を満遍なく、そんなイメージ。港区議会の自民党さんはペーペーは代表じゃなくて一般質問、そんな感じ。

 

議員になってからまもなく早1年と半年、一通りイベントが通り過ぎ、しかし未だに何が議員だか議員のお役目って何だか自問自答の毎日です。そんな中で質問を考えるのは嫌いじゃないです。むしろ日々の疑問を書き留めておいて、機会がある時にぶつけるような感じ。登壇するたび毎回思うんですが、自分の港区に対する熱い思いを!みたいなことより、『偉そうなこと言いやがって何様なの自分』と自己嫌悪に陥りがちです。社長に向けてのプレゼン大会でもないし、外部コンサルの提言とはちょっと違う。

 

ま、そんな自分の中のつまらないフィロソフィーはおいといて、『港区の何々が良くなーれ、良くなーれ』と願い倒してのケミストリー。ますますなんのこっちゃ。医療と国際化と地元愛という点はこれからも変わらずに、そんなジャンルの質問をいたしました。はしょってご紹介します。

 

がん対策・健康対策の推進について

1. みなと在宅緩和ケア支援センター
港区が目指すセンターって、医療機関が併設しているセンターとどう違うの?どういう点で区民サービスにつながる?医療機関とか研究機関とか企業とかとの連携もアリよね?

2. 区内企業への啓発
がんと共生できる企業文化づくりをもっと積極的にするのに啓発とか、民間の力をもっと活用する取り組みとかはどう考える?

3. 東京2020オリパラに向けた健康対策
高温対策だけじゃなくて、その他にも感染症とか台風とか色んな部門で連携しなきゃいけないけど、そのあたりはどうかな?健康危機管理とかは?小中学校でオリンピック教育とかあるけれど、ここぞとばかりに健康教育とか予防とか健康一般について知識増やす絶好の機会だと思うよ?

 

地域包括ケアシステムについて

1. 2025年・2035年問題
団塊の世代が後期高齢者になる2025 年、その10年後は平均寿命とかなんだけど、医療資源が不足すると思われる中で地域包括ケアってどうなのかしら?

2. 地域包括ケアの推進と加速
この1年半くらいなんか色々アレな印象なんですけど、時間もないですしもっともっと推進とかスピードアップとかいかがです?

 

施設整備に伴う用地取得について

1. 国有地・都有地以外の用地取得の可能性
港区にフリーな土地ってほとんど残ってないんだけど、これから2020 年のオリンピックとかもあって不動産物件高くなってるし、人口も増えるし、港区に必要な施設とか作るのに土地はどうやって確保するのかしら?

 

商店街振興について

1. 外国人客観光客の商店街への取り込み
商店街で免税手続きカウンターとか作れるようになったらしいけど、これからそういう外国人客の取り込みを検討したい場合もあるだろうし、どうやって支援してもらえるのかしら?

 

誰にでもとんがっている時期があるみたいに、鼻息荒くフンガーフンガーしながら文句や嫌味を交えた質問を1度や2度してみてもいいじゃないの。1年生議員だもの。りえこ。ただ、『とんがりすぎると、過去を振り返ると恥ずかしい事も多々ある』との先輩議員のご意見もしっかりと頭に入れておきます。

 

また改めて記録としてウェブサイトの方に区長答弁Q&A を掲載する予定です。しれっとこっそり載せておきます、そのうち。質問に対してビシっとした回答が返ってこないのが悩み(私の理解力が乏しすぎる可能性は否定できず)。

議会・委員会報告

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さて、本日から港区議会第3回定例会が始まりました。本日のスケジュールは議会運営委員会、本会議、委員会という流れで。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

<議会運営委員会>

1. 区の幹部職員の異動がありましたよ。

2. 例の逮捕された議員への辞職勧告決議案の文はこういう感じでいきますね。

3. 第2会派から一人抜けて新しい会派ができましたので、議席の変更だったりそういう事を幹事長会で話しましたのでご報告しますね。

4. 本日の本会議で行われる辞職勧告決議は起立採決で行いますね。

5. 新しい会派ができたりしたわけで、代表一般質問の持ち時間が変更になったのでどうぞよろしく。

6. 本会議の休憩等は議長一任ですよ。

7. 写真や録音とか報道各社から申し出があるので許可しますね。

原稿かなんか読まれて『御異議ございませんか?』『意義なーし』で終わりました。…そういうもんなのか。ふーん。

 

<本会議>

地方自治法117条でなんかご本人のアレについてはご本人はその場にいることができないというので、ご本人に退席いただいた後に『お諮りいたします』。辞職勧告決議は総員起立で賛成。終了。

 

<総務委員会>

1. 平成28年第3回港区議会定例会提出予定案件について

提出予定案件の中で、総務委員会に付託されるであろう予定の概要を説明しますね。議案67、75、86、87、92、93号(今は内容は省略)ですからね。

Q: 後の審議のために事前に議案xx号の資料をくださいね、いつも提出もらってるものですけど経過がわかる資料をくださいね、など。

 

2. 公衆無線LAN (Minato City Wi-Fi)のサービス開始について

港区でも災害時だったり観光や区政情報だったり、無料で利用が可能なWi-Fiサービスを今月9/30から始めますね。アクセスポイントは12ヶ所、各総合支所、台場分室、台場区民センター、都立お台場海浜公園の西口広場と東口広場、お台場レインボー公園前、お台場学園前、台場交差点付近です。初回にメアド登録のよくあるようなタイプ、でも1回の接続は60分まで、1日何回でも接続可能です。よろしく。

Q: Wi-Fiを増設するメリットだけじゃなくてデメリットもあれば何か、など。

 

以上。

今週金曜から議会始まります。

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9/9の金曜日からH28年度港区議会第3回定例会が始まります。秋の定例会はH27年度決算特別委員会もセットなのでのべ日数34日間という長丁場の予定。長丁場と言っても始まるのはほとんど午後からですし、拘束されても午後5時とかそんなもんですし、待機の名目の強い調査日とかいうのもありますし、連休も挟みますし。日々感じている疑問とか区への要望を発表する絶好の機会としか考えてないですけれど。あ、一般質問でも登壇します。

 

さて、先週議会運営委員会がありました。簡単にご報告。

1. 区の幹部職員の異動がありました。

2. H28第3回定例会は9/9から始めて、決算特別委員会もセットですからね。

3. 先日逮捕された議員ですけど、辞職勧告決議を9/9の本会議で行いますからそのつもりで。

4. 定例会中の請願受理は9/14の午後5時まで受け付けたものを審議しますね。

 

以上。

委員会報告

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8月ですね。みなさんご存知ですか、今月含めたら今年が終わるまであと5ヶ月しかないということに…!さて、本日は常任委員会がありました。さよなら保健福祉委員会、今日からこんにちは総務委員会と議会運営委員会。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQを添えて。委員会ごとに扱うトピックスも異なりますし、雰囲気も違いますし、なんか色々お作法も違うようで。本日の総務委員会は欠席3名(みなと政策会議2名、東京維新の会1名)でした。

 

1. 港区公の施設の付帯設備使用料等の見直しについて

区民センターやいきいきプラザなどの施設の使用料は色々と改定を行ってきていましたけれど、そのお部屋についてる設備(例えば音響セットとか舞台照明とかコンセントとか)の使用料はずーっとずーっと長い間そのままでした。今回、改めて設備使用料の算出方法を設定しまして、減価償却的な観点から料金改定しました。お安くなった備品もありますし、施設使用の基本料金に含まれる備品もあります。新しいお値段での開始はH29年4月を目標に。

Q: 過去3年の決算額平均で算出するのはなんで?施設使用料算出委員会のメンバーは?お値段見直しで施設使用料という歳入の額とかは動く?など。

 

2. 平成29年度包括外部法人監査人の募集について

1名募集します。応募資格や応募方法や申し込み期間や選定基準及び方法は、これこれこのような感じです。

Q. 応募要項は?選定メンバーは?など。

 

3. 自治体間連携推進の基本的な考え方ついて

港区はこれまで色々と色々な自治体と交流したり連携を深めてきました。これからももっともっと連携を進めていって、港区だったり他の自治体の課題解決に結びついたり、地域の活性化に繋がるような連携を進めていきますね。

Q. 今までの交流の例は?姉妹都市とは違うの?目的を明らかにした連携を考えてもらいたいな、港区と連携したい自治体から模索するのと同時に、港区が連携したい自治体という視点も必要よ?など。

 

4. 土地の購入について

旧協働会館を地域コミュニティや区民協働事業で活用しようと思うので、芝浦一丁目の都有地を50%減額で買いますね。642.93m2でお値段は4億9,400万円です。

Q. どういう使い方するの?スケジュールは?など。

 

5. 土地の購入について ワンモア

旧防衛省高輪官舎でそのままになっているところを、認知症高齢者グループホームと小規模多機能型居宅介護施設の整備用地として、高輪三丁目の土地を買いますね。854.07m2でお値段は8億4,600万円です。

Q. 空き地のようになってる隣接地も買えたら使い勝手がよくなるのでは?など。

 

6. 土地の購入について ワンスアゲイン

二の橋から仙台坂上まで補助7号線という道路があるんですが、いわゆる都市計画道路事業というやつで整備します。三田の方から二の橋と愛育病院から仙台坂まではもう大半終了しているので、最後に残っている間の区域です。10年くらいの予定で整備する予定で土地買収をしていきます。まずは南麻布一丁目の宅地を最初に買いますね。39.81m2でお値段は9,639万8,004円です。

Q. 10年でできるの?都の補助金は?積極的に且つ丁寧に丁寧に土地購入プロセスをお願いね、など。

 

7. 港区財政運営方針(H29〜H34)素案について

区の財政の現状と課題、これからの財政運営の方向性、そして実現に向けた取り組みと、将来課題の先取りする積極的で戦略的な財政運営を目指して運営方針を策定しようと思ってます。パブリックコメントも近いうちに募集しますね。

Q. 自然災害対策の基金と財政調整基金の用途を考えたほうがいいのでは?どのように税金が使われているのかを区民のみなさんにお知らせするのはもちろんいいことで、でも少し用語が難しいかもしれないね、など。

 

8. (仮称)港区客引き行為等の防止に関する条例案の基本的な考え方について

最近港区の繁華街でも客引きとかスカウトとかが目に余るようになり、区民のみなさまにご迷惑をおかけしたり、トラブルも起きています。自粛要請ではもうどうにもならなくなってきてるので、新しい条例として策定できるようがんばります。

Q. 過料を取ることだけが目的にならないようにね、違反者に対して勧告や処分をするのはどこの人?など。

 

9. 港区ながら見守り連携事業について

民間にも協力してもらいながら、子供や高齢者等を見守ってももらう事業です。これ、H27年に東京都がセブンイレブン・ジャパン、東京都信用金庫協会、日本郵便と包括協定を締結してるんですね。港区でも展開していきますのでよろしく。まずは9月にセブンイレブンと協定締結、その他2社とは来年3月までに。

Q. どういう役割で何をしてもらいたいかはどうやって伝えていくの?など。

 

さすが総務委員会。案件がたくさん。

 

さて、議会運営委員会では、先日の第2回定例会で選任された副区長のご挨拶のほか以下2点の報告がありました。

1. 港区議会のHPを見やすくするためリニューアルします。プロポーザル方式を受け、10月に1次/2次審査、11月には委託業者を決定するスケジュールです。

2. そんな港区議会HPにも掲載されていますが、区民のみなさんから受ける請願書のフォーマット(記入見本)をわかりやすく改善します。

 

 

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学校が夏休みに入ると色々な地域で夏のラジオ体操が。期間も色々。有栖川公園では365日やってますよ。ちょっと前になりますが(だいぶ前かもしれない)、有栖川公園のラジオ体操流してるスピーカーの調子が悪かったようで健康シニアが少し悲しい思いをされてたんですが、麻布支所に対応していただきましてもうその心配ないようです。

 

あ、区民文教委員会の先輩議員より来年度の国際学級と中学校の英語教育について新しいお知らせがあったこと教えていただきました。H29年4月から南山小学校に国際学級が開設、そして六本木中学校にネイティブコースを設置と。また後日詳しくご報告します。

先週、第2回定例会が終わったのでご報告を。

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7/15から7/22まで港区議会第2回定例会が開催されてました。昨年は当選後初めての定例会ということでドキドキしていたわけですが、それは昨年6月のこと。今年は6月に港区長選挙、7月に参院選挙に都知事選挙と、なんか色々よくわからないですけれど大人の都合にて、議会が延期となっておりました。それが約1ヶ月遅れで開会、そして無事に終了。

 

年に4回ある定例会、その中で第2回と第4回が大体10日前後と短めの定例会です。特に今回は港区長選挙があって武井区長が4期目の当選を果たされまして、議会初日は区長の施政方針演説がありました。お!とその中で思ったものは、がん患者に向けてのアピアランス支援を頑張りたい的なことを言われまして、それって定例会始まる前に都議会のきたしろ勝彦都議会議員にお願いしまして、東京都の保健福祉局に要望というか陳情に行ってたことなんですよ。ほら、がん治療とかしていると治療の副作用などで脱毛だったり皮膚だったり、外見面でちょっとシュンとなってしまうことがあるではないですか。そういうところをもっと東京都として指針なり助成なり考えてくれるとその下の自治体でもやりやすいのでお願いします、的な。

 

そういうことはさておいて。

 

定例会での議案はウェブサイトで全部みれたりしますが、委員会では定例会中に議案に関連あるところに視察に行ったりします。行って、区の職員さんから説明を聞いて、帰って、質疑応答的な議案審議したり。今回保健福祉委員会では高輪3丁目、高輪病院(ちょっと前までせんぽ病院って言いましたね)のお隣の国有地を見に行きました。元防衛省官舎があってそのままにされている土地を港区が買って、高齢者認知症グループホームと小規模多機能居宅施設という福祉施設にしますと。平成28年度一般会計予算の補正で、この土地を公共施設等整備基金繰入金とやらで8億4,600万円で買いますよと。

 

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全体では条例の改定を含めて、『賛成の方はご起立ください』な議案一覧は港区議会ウェブサイトの会議録でご確認ください。

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どこの会派が立ったのか座ったままか、はたまた棄権したのかは同じく港区議会ウェブサイトの議案等の審議結果で見ることができます。

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あ、そういえば所属の委員会が変わりました。自民党議員団の中、私と同期当選の黒崎ゆういち議員で委員会を交代し、願わくば任期中の4年間で4つすべての常任委員会を回って区のことをもっとよく知ろう作戦です。ひとつのことだけに特化するより、まんべんなく知識を付ける方が視点も視界も広がるだろうし、ますますお勉強の日々になります。8月からは保健福祉常任委員会から総務常任委員会に変更となり、また議会運営委員会にも所属することになりましたのでご報告。

 

区政報告書も作成したので近日中に発送いたします。ウェブ閲覧はこちらから。

地域包括ケアについて真面目に考えてみた。

地域包括ケアとは国が定めるところのいわゆる、『2025年(H37年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制』であって、そのシステムをH30年の4月から全国区市町村で始めなさいよという厚労省からのお達しがあって、どこもかしこも右を向いても左を向いても地域包括ケア地域包括ケアなわけであります。港区も例外ではなく、H30年4月の正式な運用に向けてH29年4月からモデル事業を開始しましょうと行政は一所懸命なわけであります。

 

2025年(H37年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制

 

これ、あまりにも漠然とし過ぎててみんなが頭を抱えているのが現状です。しかも厚労省は『地域の特色』を最大限考慮しなさいとも言う。

 

『医療と介護を結びつければいい』
『地域包括支援センターが頑張ればいい』
『システム化しちゃって医療コストが安くなればいい』

 

色んな人が色んな事考えます。私も他人事ではなく、議会で取り上げてみたり質問もしてみたりはしてきましたが、ある時ふと疑問に思いました。色んな方々と意見交換をしたり教えていただいたりしても、本質が全然わかってないかもしれないという漠然とした不安にも駆られたわけです。自分がですよ。

 

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こないだの3月、港区はこういう『港区まち・ひと・しごと創生総合戦略』という政策を策定しました。区のウェブサイトにもPDFが掲載されてます。その中の港区人口ビジョンというものがありまして、港区はこの20年で9万人くらい人口が増えている上、これからも増えていく試算が出されています。

 

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1990年に港区では老年人口が幼少人口を上回りました。高齢者が多くなってきてますよということですよね。医療とか介護とか様々は社会保障で、若者が高齢者を支えるとかどうとかという問題は昔から言われてきましたよね。それが今後2035年くらいからしばらくの間ぽーんと数が多くなってくるんですよ。ぽーんというよりはドカーンと。

 

これ、巷で『2035年問題』と言われておりまして、つまり何かというと『団塊世代と言われる層が死亡平均年齢に達しはじめ、死亡数が過去最多くらいに跳ね上がりはじめ、世帯主が75歳以上での単身世帯が4割近くとかになっちゃう時期』なんですよ。

 

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↑の図では最多の年が2033年ってでてますが、全国的に言われてるのが2035年。あ、あと港区では人口30万人時代が云々とも言われてますけれど、これは外国人居住者抜いてある日本人だけの図です。外国人含める総人口だと30万人を超えるのが2030年あたり。ちなみに今25万人弱ね。

 

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↑の図からも高齢者が増えてくよーって当たり前の未来がホラすぐそこに。

 

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しかもですよ、2013年に国立社会保障・人口問題研究所という機関が『単身世帯ってどんどん増えて2035年には37.2%とか予測できちゃうよ』という恐ろしい報告を出してましてね。つまり、高齢者が増えるだけではなく、その中の一人暮らし割合も増えていくんですよ』という予測。高齢者が増えると医療も介護もニーズが増えていくわけで、そういうところも含めてできれば各自治体・各市区町村でうまく対応していってくださいねというわけ。

 

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そんな状況で港区も四苦八苦、医師の先生方も業界も行政も四苦八苦。行政は業界や地域の方々に求めるものが大きく、また業界や地域の方々は通常のルーティンのほかに抱えなければならない問題が大きく、それぞれの地域の状況を考慮しなければならないので、模範解答も正解もない世界。在宅医療関連の学会は医師だけじゃなく、看護師、介護士、薬剤師、企業などなど、関係者の現場の声ってどうなんだろうとお勉強するにはいい機会。今までは特定疾患の学会しか参加したことなかったので、ちょっと新しい領域に足を踏み入れる楽しみがあったわけで。

 

そしたらですよおくさん、『楽しかった』どころじゃなくて『なんてこった』ですよ。想像していた以上に状況は厳しい上に複雑で、地域包括ケアの根幹が考えていたことと全然違ったわけですよ。勉強が足りなかったわけですよ。

 

医療従事者の考える地域包括ケアシステムとは、『これからの高齢者人口増加と医療資源の限界を考慮し、どれだけ病院外で看取りを実施できるかの体制を整えることである』と受け止めました(注:受け止め方に個人差があります)。要はね、病院を含めて資源・施設が足りない中での年間死亡者数のピークをどうやって迎えるかを考えなければならないということなんですよ(注:受け止め方に個人差があります)。改めて考えさせられるわけです。

 

港区を含む都市部が抱える問題は独居高齢者が多いこと。一人暮らしのお年寄りが多いこと。将来はタワーマンションに住む一人暮らしのお年寄りが多くなるんでしょうかね。こういう状態の中で今後はやれ認知症だ、やれガンだという様々な要因が絡まってくる。……もっと状況把握して勉強することにします。

来週から港区議会定例会が始まります。

6月に港区長選があり、7月をまたいで18歳から始まる参院選があり、そんな7月が終わる前に都知事選があるという、港区のナウなヤングもシニアも2回ないし3回も選挙で投票できちゃうという、なんとなくの選挙月間。そんな中、港区議会は2つの選挙の兼ね合いもありまして、いつもなら6月にある第2回定例会が延期されていたんですが、ようやく7/13から7/22まで開催されます。予定外の都知事選のための費用の港区分、1億なんびゃくまんえんが補正予算で組まれるようです。もちろん案件は他にもありますけど。

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定例会においても定例会期間外の委員会においても、『こんなこと審議してもらいますよ』『こんなこと報告しますからね』と資料をぽんと渡されるだけではありません。ご丁寧に事前に一通りの説明をしてくれます。開催関係なくとも情報提供というかたちもとってくれますし、お忙しい中ありがとうございます。で、定例会の案件は副区長を筆頭に、総務とか財政の方々から各会派へ事前説明。

 

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『なになにの一部を改定する条例』『どこどこの委託契約の承認』など、賛成・反対の決議をする議案の定例会。それぞれの案件は所管の委員会にて所属委員が審議をします。書類読み込んでお勉強します。そんな港区議会は7/13から7/22。大人の事情なんでしょうね、議会終わったあとの7月中に委員会が2つほど予定されてたんですが幹事長会で両方延期が決定された模様です。へー。ふーん。

 

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そんな中、ちょっとお隣の区に出かけてきました。

 

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新宿区にある東京都庁。トチョー。港区選出のきたしろ勝彦東京都議会議員にお願いをしまして、東京都に陳情を申し述べるべく時間を調整していただきました。5月に資料を作成しましたが、みなさんもご存知の色んなことがあったので少し時間がかかってしまいましたが、ようやく実現。

 

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港区のための6項目、港区が取り組んでる・取り組んでもらいたいことに対し、東京都の理解と願わくば全力のサポートをお願いするべくの陳情。『今までの視点とは異なる、国家戦略特区ならではの医療全般に関するイノベーション展開』と称した東京都への要望6項目。1. 治験に関する共通情報の一元発信、2. 治験ネットワークの構築支援、3. 病床不足に伴う環境整備、4. 在宅診療が可能な環境整備、5. 地域包括ケアのためのICT推進、6. がん患者へのアピアランス支援推進。

和歌山市役所さん、こんにちは

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ちょっと和歌山市役所さん、建物のなんとなくの中野サンプラザ感がハンパないっす。和歌山市の商店街は20年くらい前から中心市街地の衰退が始まり、地方の課題といえるいわゆる『シャッター商店街』化が止まらないところ。ある意味麻布十番商店街と対極にあるようなところに商店街振興策のお勉強にくるのはどうかというご意見もあるでしょうが、対極すぎて異なる課題の中から共通点の可能性を見出すことも可能なのではないかと考えまして。…有名なシャッター商店街というのは現地で初めて知ったんですけれども。

 

まずこの視察に関しての道のりを簡単に。

1. 港区役所の中の人から『和歌山に面白い商店街振興があるらしいよ』と情報提供。
2. 和歌山市の東京事務所にもしもし  ⇨ 本庁の担当課が詳しいです。視察結構ありますよ。
3. 私、港区の商店街振興を頑張ってもらいたいスタンスの区議会議員なんですが、お話聞かせていただいてお勉強させてください。
3. 港区の区議会事務局を通じて、和歌山市議会事務局を通して担当課とアポイント取ってください。
4. えっ、そういうアポイントの取り方なの?自分じゃできないの?議員ってややこしい!
5. 区議会事務局の調査係に間に入っていただきまして、無事アポ取得。

 

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市街地が空洞化していく地域において、行政も色々と活性化計画を立てたりしてがんばってきたらしいというのは市役所のHPとかで調べられるけれども、商店街振興、商品券、空き家対策、リノベーション等については検索の仕方がヘタなのか全然ヒットせず。直接聞いた方が早いやということです。

 

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市役所訪問したら、まさかの市議会定例会初日。…そうか、本来はどこも定例会シーズンだものね。港区は区長選挙と参院選挙が立て続けだからという理由で延期されたらしいんですけれど。

 

『商店街という概念を捨てました』という言葉にまずびっくりした和歌山市役所訪問。がんばってもがんばっても商業振興が難しい地域、それなら行政が商店街を維持するような取り組みをごっそりと無くしてしまい、民間からのやる気のある集団にテコ入れしてもらった方が早いのではないかという認識への切り替え。…商店街を残して行きたい立場としては恐ろしい考え、背筋が冷たくなりました。恐ろしくて震える。正しい使い方かどうかは不明。

 

商業の集客・販促支援、つまり商店街等の団体が企画するイベントとかへの助成金は今年度で打ち切られ、商店街魅力up事業という企画においても補助率が1/2以内、限度額は10〜50万円。港区からすれば『それで何ができるんだろうか』というレベル。5年間くらい活性化支援に注力してみたけど結果が出なかったからそういう判断が下ったと。どうやら商店街の出身や商店街に深い関わりがある市議会議員さんが不在というのも、支援打ち切りの方向に関係あるのかしらとふと思ってしまいました。だからやる気のある市民にテコ入れしてもらわないとどうにもならないと。

 

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組織への支援に限界があるのであれば、組織じゃないもっと個人のレベルから支えてもらおうよということですよね。これって、港区で展開し始めてくれた『買い物するなら地元の商店街で』キャッチコピー大作戦も似てるんじゃないかなと。商店街・商業が衰退してから始めるよりは、維持と存続のために個人のレベルで今のうちから支えていこうよ的な。

 

商品券事業においても、昨年に20%プレミアム付き商品券を国の交付金で初めて実施したんですって。港区ってプレミアム付き商品券の発祥地、毎年毎年当たり前のように区が発行支援をしてますど、改めて自分の知識と常識が井の中の蛙どころか、胃の中の米粒くらいしかないことを反省。和歌山市と港区のプレミアム付き商品券事業において異なるところ、10%と20%のプレミアム率の違いだけではなく、商業支援か福祉目的かの違いもあるようです。

 

中学生以下のお子さんがいる家庭と、介護保険を使っていない元気な90歳以上は優先的に予約できるようにしたんですって。それが福祉。でも商業振興にもなんらかの形で繋げないといけないということもあり、使えるお店をスーパーやドラッグストアや大型店舗にも広げたんですって。色々お話を伺うと興味深い考察が。

 

1. 福祉優先枠では現金を追加しての利用形跡は低い(全体の消費額が少ない)
2. スーパー・ドラッグストアの利用が全体の76.7%
3. 初めてプレミアム付き商品券事業を実施した自治体の感想は『こ、これは消費喚起額が高くなる傾向がある…!』

 

なので、以前の議会で『港区はどうしてプレミアム率10%なの?』と聞いたことありましたけど、『たくさんの人に使ってもらう方が経済が回る』というのはその通りなんだなと。単純計算で20%を1回するよりは10%を2回の方がプラスαが確実についてくる。そうするとやっぱり販売方法をもっと便利にしなきゃいけないし、未だ解決していない課題があると感じます。あ、そういえば本日は7/1。港区のプレミアム付き商品券の販売が開始ですが、多分おそらくあっという間に完売したんだろうなあ…。

 

あとはリノベーションスクールという、空き家対策&新規事業計画&やる気ある人がんばろうぜ!といった民間によるプログラムを全力で推していると。北九州で2011年に開始されたセミナーや講習会のような取り組みなんですが、街の人対象の生涯学習的なそういうものではなく、ガチの、リアルガチで期間中に新しい事業計画を立てて空き不動産オーナーに向けて全力でプレゼンし、店舗リノベーションして新しいビジネス作ってこうぜ!という。まったく聞いたことなかったんですが、東京都でも豊島区内でも最近展開している模様。参加料をとって全国から人を募集するということが、やる気のある民間によるテコ入れということなのかなあと。大企業による再開発という無機質なものではない、今ある街に融合するようななんかほっこりするような人肌の温かさのような感じ?企画が採用されてそのまま和歌山でビジネス始めれたのが4件ほどあるとか。いいね、そういうの。

 

それはさておき。和歌山市役所でいっぱい観光資料もいただきまして、その中でもお!!と光るものを発見いたしました。

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まち歩きならぬ、まちあそびマップ。ご飯マップの延長戦のようなものなんですが、女性用、男性用とありまして、女性用は女性人気のある店、男性用は男性人気のある店が掲載されています。

 

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それだけなら大したことないその辺にフツーにあるまち遊びマップなんですが、実は裏と表で『昼用』『夜用』と異なる内容で盛りだくさんになってます。いやーこれちょっと面白い。外国人用の英語版もあり、これは観光を含めて和歌山城を中心においたマップ。何かの折に参考にしてくださいと港区の観光担当課に資料上納しました。もちろん商店街関係のお話も港区の担当課に。つづく。

キャッシュモブ

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視察という言葉を使うのがなんか小っ恥ずかしいようなそうでもないような、でも見学とも違うしもちろん旅行でもないですよ。『和歌山で商店街の面白い取り組みがあるらしいよ!』と港区役所の中の方から情報提供があったのでキタコレ!とばかりに行ってきました和歌山市。折角いくのに和歌山往復するだけじゃもったいないので、大阪と京都にも足を伸ばして企業さんの中の人から最近の業界動向を聞いたり施設訪問したり。ネットでの調べ物も限界ありますからね。

 

まずは和歌山市。『和歌山、初めてですか?』と聞かれる度に『や、ゲンミツに言えば2度目です』を繰り返すこと数回。そう、あれは忘れもしない何年か前(もう忘れてる)、新大阪から関西空港に行こうと思ったけど日根野という駅で車両切り離しに気がつかず、関西空港ではなく和歌山駅に運ばれて慌ててUターンという、いわゆる『日根野事変』は絶対に誰が経験したことある人いるはず。はず。

 

そんな和歌山、『Cash mob(キャッシュモブ』という取り組みをされてるグループの方にお話を伺う機会を設けてもらいました。

 

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このキャッシュモブ、すごくわかりやすく言うと『ちょっと元気のない商店街とかお店に行って、買い物しようぜ!一人より集団で!』です。SNSでよくあるじゃないですか、急に示し合わせたように歌ったり踊り始めたりするフラッシュモブ、最近ではフラッシュモブでのプロポーズで賛否両論の議論があったりするような、自己満足の押し付けっぽいイメージの先行するフラッシュモブのお買い物版です。多分。アメリカで開始された、ある意味画期的な商店振興プロジェクト。私11年アメリカいましたけどまったく知らず。新しいのかな。

 

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和歌山市内の一番大きい商店街、ぶらくり丁商店街。

 

 

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対象となるお店を数店舗選び、もちろん趣旨を理解してくれる商店街やお店で、キャッシュモブ参加者は必ず一品は購入、2〜3000円以内で、参加者であることの印を掲げて(毎回異なるみたいで、みんなメガネ着用とかそういうドレスコードの類)、通行人にもお店にも迷惑かけないでお行儀よく、写真とかいっぱい撮ってSNSにアップしたり。キャッシュモブと画像検索すると続々出てくる和歌山のみなさんの企画。

 

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お話を伺っていて一番強く感じたこと、それが『地元が好き』『お店を応援したい』『お店に行って買い物をすることを楽しいと思って欲しい』『一人だと行きにくいならみんなで行こうよ』『地元のお店を知ってもらいたい』というのがメイン。そういう気持ちを持った地元の若い有志の方々が企画。商店街が開催するイベントに頼り切ることではなくて、一般の人々が地元を感じることが大切だと。みんなが呼びかける地元振興策。

 

あ、これって港区が始めてくれたキャッチコピー大作戦と似たところもあるかも。呼びかけの対象者は普通にお住いの方。最近色んなデザイン展開をしてくれるようになりました。ありがとうございます。

 

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本屋さんにいったりお茶屋さんに行ったり、生鮮物扱うお店でみんなで食材買ってその後バーベキューしたり。今のところは2〜3ヶ月に一度のキャッシュモブ、和歌山市でもう3回?4回?実施されてる模様。

 

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)から発展するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・ショッピング)。お、これは中々のセンスですよおくさん!

 

LC↑=(SNS)^2

地域商業ローカルコマースと2つの意味でのSNSが相関を生むような取り組みであって欲しいなと思いつつ、単発開催(イベントとしても対象となる店舗としても)から次に繋げるための課題を解決できるように色々と頑張って欲しいなと思います。今はまだ和歌山市内でのみあるようで、色んな方に知ってもらえたらいいなと。

 

港区でも商店街によってはこういうのアリかと思いつつ、フラッシュモブよりキャッシュモブ。さあみなさんご唱和ください。

 

『フラッシュモブよりキャッシュモブ!』

(´-`).。oO(大切なことなので2回いいました…

 

ちなみにお話を伺った方、エリア限定スポーツ情報誌『yell sports』の編集長さんでもあります。地元を愛するアスリート、和歌山県内のキッズからシニアからパラも含めて県内のスポーツやチームにかかわる事だけを取り扱う雑誌。自分のチームとか部活とか取り上げてくれたら嬉しいですよね、和歌山限定という地元愛っぷりも素敵だし。

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個人的にはこの部活弁当コーナーが楽しい。

 

ところで市役所14階の食堂が面白くてですね、その名も十四階農園。和歌山食材をふんだんに使った自然派野菜中心バイキングレストラン。50品目くらいお料理あって、美味しいしシャレオツですよおくさん。

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1時間で食べ放題、大人1280円。ドリンクバーやデザートも。平日だけじゃなく、土日祝日もお昼ランチタイムが開いてるとのことでお城の見えるレストランは市民に大人気と。

 

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14階から見える和歌山城はこんな。港区も東京タワーが見えますけどね。港区の食堂は大規模修繕に伴い改装中。お願いしますよ、色々な意味で。

 

自分で見る・聴く、体験しないとわからないことはたくさんありまして、とても勉強になりますし考えていること色々へのヒントにもなります。ただ、常に感じていることが『視察は議員がするべきか否か』ということ。私が視察的なり勉強に出かけたところでその感動なり衝撃なりをぶつけるには、またそこから学んだことを行政に活かしてもらうためには、議会で本会議場に立って区長に意見を聞く『一般質問』や、予算や取り組みに反映してもらえるかもしれない『決算・予算特別委員会』で凡例として話題に出すとか。

 

でもでもでも、そもそもですよ、そもそも。私の伝えたいことがそのまま100%伝わる保証もない。私の受けた衝撃だったりヘェーっと感じたことを区の方が又聞き伝聞で同じように感じてくれる保証もない。これってあれですよ、イギリスで食べたビーフシチューが衝撃すぎて一生懸命伝えて作ってもらおうとしたら、何故か日本で肉じゃがができてしまったという、東郷平八郎さんのあんな感じの伝言ゲームですよ。肉じゃが爆誕は結果オーライでしたけども。

 

そして次はそんな和歌山市の市役所職員の方に時間を取ってもらいまして、商業振興の取り組みなどを聞いてみました。つづく。