委員会報告

image

 

さて、先週保健福祉常任委員会がありました。報告事項のいつのものようなまとめと、委員のみなさんからのQを添えて。

 

1. 平成28年度第1回港区議会定例会提出予定案件について

2/17からの第1回定例会で上程される案件はこれこれこういうものでして、その中でも保健福祉常任委員会に付託される案件は保育園条例とか地域包括支援センター条例とか、これこれこういうものですよ。

Q: あれとかそれとかの資料提出をお願いしますね、など。

 

2. 平成28年度組織改正について

執行体制の効率化や区民サービスの向上を図るために、いくつかの組織の改正をしますね。

Q. 高齢者担当と介護担当を分けたことで被る事業とかわかりにくくない?、総合事業推進担当ってつまりどこと関係するの?、子ども・子育て支援制度の進捗管理はどこが引き継ぐの?など。

 

3. 南麻布4丁目第2用地を活用した施設整備について

南麻布4丁目、麻布子ども中高生プラザに隣接した用地を特養、障害者支援施設、児童発達支援センターを整備するんですが、特養は民設民営、ほか二つは公設民営としますね。

Q. 区の施設が集まるものだし地域の連携は?、建物建設の際のデザインは公設民設でどのような内部の作りが担保されるの?周囲が大使館関連施設なのでそのあたりの配慮も是非、施設設立にあたって方向性があるの?ないの?どっちなの!?など。⇨議論が紛糾しすぎてこの案件は『保留』となりました

 

4. 学童クラブ児童見守りシステムの導入について

H28年7月中旬くらいから、子供が学童クラブに入退室した際にICタグでピッとやったら保護者にシュっとメールが飛ぶようにしますね。高輪子ども中高生プラザ、港南子ども中高生プラザ、芝浦アイランド児童高齢者交流プラザはもう導入されてるんですが、新しいシステムへの以降はH29年4月としますね。

Q. ICタグを落としたり無くしたりした時の情報保護対応は?、今後小学校とかにも導入する計画あるの?など。

 

5. 訪問型病児・病後児保育の利用料助成について

H28年4月から年間の利用上限額を10万円として、対象経費の1/2の5万円を助成しますね。学童クラブの対象が小6までになったことだし、この助成対象も小6までに拡大しますね。

Q. 事業者の質の確保は必要だと思いますのできちんと是非。

 

6. 認可外保育施設の保育料助成について

認可保育園の入園待ち、且つ、都の基準を満たしている認可外保育施設に通う場合に上額決めて助成しますね。3歳児未満は上限8万円、3歳児以上は上限7万7千円。

Q. 認可外施設への指導はどのようにやってるの?、認可外施設利用料の平均って?、何人くらい対象になりそうなの?など。

 

7. 保育園保育料等における第2子以降無料化の対象拡大について

都の基準を満たしている認可外保育施設や保育サポートに在園する兄や姉がいる場合にも、第2子以降は保育園と認証保育所の保育料を無料の対象にしますね。

Q. 特になし。

 

明日から1ヶ月間、定例会(予算特別委員会付き)。以上。

節分の前に車道の応急手当

image

 

節分が過ぎると暦の上ではもう春です、春。でもまだもう少し続くと思われる新年会もあり、気分はまだお正月です。だから新年会続きで未だに正月太りするのも仕方ないんですよおくさん。先日、今シーズンの自己ベストをマークしました。表彰台より体重計を目指します。

 

image

 

そんな豆まき、2/3は節分の日。麻布十番商店街の節分パレードは結構な大きいイベントで、山車で商店街の中を巡行しながらところどころで豆まきして、グランドフィナーレで大量の豆とか飴とかサイコロキャラメルが宙を飛び交うんです。そんな行事の前に商店街の会合で『山車が道路に引っかかる』と話題にあがりました。

 

前々からどうにかならないものかと言われてはいたところなんですけど、今すぐどうにかなるものとならないものと、その中でもどうにかできるものだったらどうにかしてもらおうじゃないの、と言うわけで『ヘイ、ちょっと車道を見てもらえないかいミスター』と麻布支所のまちづくり担当課に連絡をしまして。一緒に色々みてもらったんです。

 

image

 

麻布十番商店街、車道ってこんな感じの波打ったデザインなんですね。そこがちょっと地盤だとかなんだかの問題で、まるで轍のように盛り上がったり盛り下がったりしてる道があるんです。交通量の多いとこでもありますし、その中でもブロックとか削れちゃって段差のある箇所が結構ありまして。

 

image

 

結構危なっかしいんですよね、こういうの。隙間が空いてるのって。車道といっても横断歩道のない箇所もありますし、自転車とか歩行者も『おっと』なんてよくありますし。どうにかならないもんですかねーと相談したところ、どうやら方法はふたつ。

 

1. 全部引っぺがしてからのお直し

2. だましだましの応急処置

 

1はすごく予算をとっての大規模お直し。『それは本庁のほうじゃないと』とも言われるし、『そんなの支所でもできるよ』とも言われるし、結局どこが責任持てるところなのかさっぱり。そういうのダメ。でも範囲がとても広いので、もうちょっと調べつつ、しつこいくらいに要請はしてみるつもりではいるんですけどね。昨年末に区長に提出した平成28年度の自民党議員団からの予算要望にも加えてもらってはいるんですけど。

 

今まで『麻布十番商店街の車道整備』みたいな表記で地域選出の前区議が書いていてくれたんですけれども、麻布十番商店街って大通りと雑色通りだけかよという声もありますので、『麻布十番商店街及び近隣の車道整備』と書き換えてみてるんですけど。予算をつけてもらうにはまだ足りないのかも。がんばります。今は別の道路に関する案件もでてますので、それがどうにかなってからなのかなあ。

 

image

 

節分までにどうにか!ということでもありましたし、麻布支所と相談の上、『隙間を埋める砂のようなもの(雨降ると固まるやつ)』で取り急ぎの応急措置をとってもらいました。パティオ十番の坂の下からから4番出口に向かう道と、あとは郵便局の前の短い道。素早く対応していただきましてありがとうございました。『マシになった』とお言葉ありました。でもまだまだですのでちょいちょい様子を見に来てくださいねありがとうございます(←先にお礼を言っておきます)。

 

image

 

そんなこんなで十番名物節分パレードは盛況に行われまして、平日の午後でしたけど国際色豊かにたくさんの方に楽しんでいただけたかと。商店街のみなさん、お疲れ様でした。

 

image

 

グランドフィナーレの4,5箇所からの一斉豆まき大盤振る舞いも。来年もよろしくお願いします。2月3日、だいたい午後3時〜4時過ぎです。道路に落ちたお豆は腕が痛くなるほど竹ボウキではきまくりますが、ハトとスズメも動員します。

委員会報告

image

 

さて、昨日保健福祉常任委員会がありました。報告事項のいつのものようなまとめと、委員のみなさんからのQを添えて。

 

1. 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の施行を踏まえた区の取り組みについて

今度の4月から施行される障害を理由と〜略、区役所内でちゃんと横に連携し、障害を理由とする差別の解消に向けた取り組みをしますね。行政機関が適切に対応するための要綱を定めるように求められているので、例えば『港区職員の障害を理由とする差別の解消の推進に関する要綱の制定』とか。2月中にパブコメ募集する予定です。

Q: 職員向けの研修資料とかは閲覧可能になるの?、第三者機関(特に法律に詳しい人)を交えて議論する機会はある?、今まで対応に関して寄せられた苦情の例って?委員のみなさんからの意見は本来の報告の『区の職員向けの要綱作成』と『バリアフリー工事とか含めて、そういう世の中』への希望とごっちゃになってるから、その辺整理して区別してくださいね、など。

 

2. 平成28・29年度の後期高齢者医療保険料について

後期高齢者医療保険料の軽減対象が広がります。そんなことで、保険料が軽減される被保険者が増加するということで、ひとりあたりの平均保険料額がH26・27年度と比べて1.4%減(1,404円減)で、95,492円くらいと試算してますよ。

Q. 港区の保険料未収金ってどのくらいあるの?、港区が負担している金額はいくらくらい?など。

 

3. 港区の今後の保育行政のあり方について

家庭で行う育児も保育ととらえるようにして、これからも港区は保育の量と質を充実するように頑張っていきますね。

Q. 緊急暫定保育施設の考え方は?、在宅子育て家庭への支援の中にある『港区独自事業にも見合う質の高い研修制度を構築』ってなに?保育士への処遇もちゃんとしてね、など。

 

4. 区立認可保育園へ移行する東麻布保育室について

H19年に開設した区内発の緊急暫定保育施設の東麻布保育室、来年H29の4月から区立の認可保育園にアップグレードしますね。麻布地区で初めて午後10時までの延長保育や休日保育、年末保育を実施します。指定管理者制度も導入しますね。

Q. 定員予定の170名の内訳は今現在の人数枠を考慮したもの?『多様なニーズに応えるために指定管理者制度導入』というのはきちんとした理由なの?など。

 

5. (仮称)港区立しばうら保育園分園の設置について

芝浦港南地区は人口も増え、区内でも特に保育需要が高くて、区全体の待機児童の半分を占めちゃってます。秋にしばうら保育園を開設しましたけど、H29年4月からみなとパーク芝浦1Fの空いてるスペースにしばうら保育園分園を設置しますね。0〜3歳児まで。

Q. デッキ部分って道狭いからバギーとか通れたっけ?など。

 

以上。

保健所、行ってみたの巻

image image

先日保健所に行ってきました。視察というとカッコよすぎ、大人の社会科見学くらいのものです。港区って独自で色々検査できるいい機械揃ってるんですよ!なんだってー!のようなやり取りから計画した保健所見学。マウスは持てるけどラットは無理な生物学科卒、公衆衛生にはとても興味がありますし。折角の機会なので保健所を上から下まで、検査室までじっくり見学した議員は私が初めてだそうですよ。そのついでに採血。なんの採血かって、ほら、HIV検査。

 

みなと保健所では毎月第1と第3木曜日の午前中に無料でHIVと性感染症の検査やってます。WHOが定めた世界エイズデー12/1を中心に、ついこないだの15日まで東京都エイズ予防月間ということでしたし、『行こうぜ検査!』と啓蒙するならまず自分がやってからって話。それはまたあとで。

 

image

みなと保健所。東京都が『ここすごいですよ!』と都内のモデル保健所として名が挙がるくらいの保健所だそうで。新しく立て直してからもうすぐ4年くらい。済生会中央病院と国際福祉大三田病院に挟まれた立地、地上8階で子ども家庭支援センター併設。休日歯科応急診療所まで。

 

image image

8階は屋上緑地と大会議室。両親教室や保健衛生に関わる講習会などに使われたり、参加者でもお子さん連れの場合は事前に申し込んでおけばキッズルームまであるわけです。さすがに保健所ですので、保健衛生に関係ない団体の会議室使用はNG。工事説明会とかはダメです。

 

12348134_776535229119185_3646063437547104117_n

7階が各種検査室。使い捨て白衣(保健所のみなさんが立ち寄り検査したりする時に着るやつ)貸してもらいました。

 

image image

みなと保健所は食品化学や水質を重点的に検査しているようで、ほら食中毒であるとか添加物であるとか、港区内の加工場からサンプルをちょいちょいともらってきて検査。今の季節はクリスマスケーキ、春になるとかしわ餅とか。輸入品も着色剤とか添加物とか保存料など、パッケージ表記以外のものが入ってないかも検査。液体の調味料だったりワインだったり、検査するものはたくさん。

 

食品だけではなくアレルギーに関わるヒスタミンも調べるし(最近はブリ加工品でこヒスタミン中毒とか)、水質は16項目を検査するし、O-157やサルモネラが代表な細菌検査とか、プールやお風呂屋さんが欠かせないレジオネラ菌検査だってするし、これからの季節はノロウィルス、夏場になればここ最近のデングウィルスとかもあるし。港区の環境や健康に一番気を使ってるのが保健所ではないでしょうかね。去年デング熱が発生した際、港区が測定機器を一番最初に導入したそうです。

 

image image

食品添加物やヒスタミンの測定に用いられるのが高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、通称『液クロ』。水質のイオン測定はイオンクロマト、金属類混入の測定は原子吸光度計などなど。ふーむふむふむ。検査も5名で回しているっていうし、回りきってるのか心配。検査数はかなり多いですよ。

 

image

区民のみなさんからのご意見や相談からも調査をするのが保健所です。例えば『プールがしょっぱいような気がする』と相談があった時には、検査をし、原因を突き止め、どこかの会合での誌上発表も行ったようで。基本的に研究発表はどんどん内外にアピールしたほうがいいと思うのが理系の脳ミソなんですが、なんせ場所が場所なもんで、『たくさんありすぎると問題ありすぎるってことでしょ』や『保健所からの発表にいいものなんかあるもんか』ということも言われる可能性もあるので困ったものです。

 

image image

ちょっと飛ばして3階は成人・乳幼児健診フロア。例えば3歳児健診。月に2度行われているようですが毎回100名前後、100名越してしまうとそれはもうてんやわんやだそうで。3歳児健診を行っているのはみなと保健所だけ、港区はまだこれからも子供の数が増えていくということで、3年後にはもっと多い数が来所することに。今でも既に対応とか場所がいっぱいいっぱいということで、ここはどうにかしなければならない課題かなあ。多目的室は床暖房設備だそうで。すごい。

 

image

そしてまた戻って6階の健診フロア。ここで月に2回のHIVと性感染症の検査。HIV、梅毒、クラミジア、淋病の検査ができます。HIVだけじゃなくとも、今若い人で梅毒が増えているといいますしね。写真はNG。受付は1日20名(要事前予約)。私は一番最後に回してもらってたので、受付番号14番。完全匿名ですからね、予約を取る時からジョンでもミケでもポチでも17号とかでもいいわけです。女性も男性も若い人も私より上であろう人もいましたよ。別に恥ずかしいからと顔をマスクで隠してるわけではなく、みんな堂々と普通。普通にそこらへん歩いてるようなお姉さんだったりお兄さんだったり。

 

調査票を記入し、受付番号呼ばれたら看護師さんから色んなお話を。HIVとAIDSの違いだとか、感染のルートとか、もし陽性だった場合のフォローアップとか、症状進行を遅らせる薬の話とか、治療にかかる費用であるとか、費用を抑えられるかもしれない救済措置とか、色々と。結果はまた2週間後の第1第3木曜に直接聞きに行かなければならなく、検査をした際に申込書の控えをもらうので、それ無くさないで持っていくこと。匿名検査ですからね、その紙がなければ個人特定が難しい。

 

そんな大人の社会科見学ついでの啓蒙活動の一環。

 

image image

あ、2階は子ども家庭センター。港区らしく日英バイリンガル対応の職員が配置されています。子育てコーディネーター事業の子育て相談室はふらりと立ち寄って気軽に相談してください、とのことでした。お母さんでもお父さんでも、おじいちゃんでもおばあちゃんでも。

委員会報告

image

さて、先日保健福祉常任委員会がありました。いつのものようなわかりやすいまとめと、委員のみなさんからのQを添えて。

 

1. 地域包括ケアシステムの推進に向けた取り組みについて

『医療・介護連携の推進』『生活支援サービスの基盤整備』『認知症施策の推進』の新たな事業を取り組むべき課題として優先的に対応しますね。あと色々考えるにあたって、地域特性の分析や課題を把握するために、関連業界にアンケート配って実態調査をしますね。

Q: アンケート回収率ってどうやってあげていくの?、今どうなのかではなくてどのように協力してもらえるかという設問が必要よ?、事業者ではなくて利用者に対しての調査はしないの?今の不足部分を補うための声をどうやって拾っていくの?など。

 

2. 港区とバス事業者との災害時におけるバスの供給協力に関する協定の締結について

災害時のいざ!という時に傷病者を搬送するのにやはり車両が有効、ちぃバス走らせてくれてるフジエクスプレスさんとバスの供給協力を締結しますね。

Q: どのくらいの患者数を運ぶことを想定してるの?この事業者さんは他とも提携してたらバスの取り合いになるの?など。

 

3. 港区がん対策推進アクションプラン(素案)について

平成28年度からの『港区がん対策推進アクションプラン』の素案が出来上がりました。パブリックコメントも募集しながら、しっかりと区民の健康を守れるような施策にしていきますね。

Q: 基礎中の基礎となる港区民のがん検診の受診率の算出方法がおかしいことが問題、予算かけてでも正しい数字に近いもの取り直すべきだよ?がん検診の受診率をあげる方法ってどういうこと考えてるの?など。

 

こんな内容です。以上です。

 

……いやー、算出方法ほんとにおかしいよー、頼むよー。

オリンピックの文化プログラム、一体なんなの

image

自分でアポイント取ってブラジル大使館に行ってきました。目的は『国と東京と港区も力を入れてる、2020年東京オリンピックに向けた文化プログラムというやつがイマイチよくわからないので、今絶賛開催中であるはずのブラジルから知識を得よう』です。オリンピック・パラリンピック特別委員会に所属するわたくしでもありますし、港区の国際化に向けた大使館連携をどのように進めるかを常に思案するわたくし、行動せずに取り組んでますなんて、そんなみっとないこと言えませんし書けませんし。

 

文化プログラムってご存知ですか?オリンピックはスポーツだけではなく、文化の祭典でもあります。2016年のブラジル・リオ大会終了後の秋から2020年の東京大会まで、開催国各地で様々な文化・芸術展示等の開催がオリンピック憲章で義務付けられています。これが『文化プログラム』。Cultural Oluympiad(カルチュラル・オリンピアード)=文化オリンピックとしてなんと4年間実施するのがアテネ大会からくらいの展開になってるみたい。

 

東京大会は前々回のロンドン大会を参考にするそうです。基本的な理由は『史上最高だったから』。ロンドン大会の17万件のイベントを超える、20万件のイベントを企画しているそうな。史上最高を超える最高の東京大会にしたいと。国も東京も港区もやる気満々。開始の予定は来年2016年の10月と聞いてます。

 

ここで港区の文化プログラムの取り組みについて、先日の国際力強化推進フォーラムで発表された資料を共に振り返ってみましょう。

 

1. あらゆる地域で、すべての区民が多彩な文化芸術に触れられること。

2. 区民と芸術家が主役となり、地域の有形・無形の資源を活用し、地域に根ざし、国際性を意識とした多彩な文化芸術に取り組むこと。

3. 青少年、高齢者、障害者、外国人等にきめ細かく配慮して取り組むこと。

4. 区内の文化芸術及び国際交流関係の団体をはじめ、幅広く区民のご意見を反映して取り組むこと。

5. 区民の文化芸術への関心を高めるとともに、地域コミュニティの活性化など、地域が抱える課題への解決を目指して取り組むこと。

 

以上5点。HAHAHA、さっぱりわからん。いっこもわからん。

 

つまりですね、肝心の文化プログラムの中身については、何ひとつ決まってもいないし、方向性すら右往左往ということではないかと。ちなみにこれは港区だけじゃなく、東京都にしても国にしても同じ。なんの情報もでてこない。国民を都民を区民を巻きこんでの展開にしなければいけないというくらいなのに、『文化プログラム』という名称が浸透していないのもよろしくない。開始まであと10ヶ月ちょいしかないけど大丈夫なの?とか、取り組む取り組む、何に取り組んでんねん!とか、いち地方議員が心配になるくらいです。

 

ネットで情報探しても、議事録のような文献のようなものを探して読んでも、目指せロンドン追い越せロンドンばかりで具体的なものがひとつもでてこない。文化文化いっても、日本には伝統文化からポップカルチャーからサブカルチャーまで、こんなごった混ぜの愉快な文化を持ってる国なんてそうそう無い……いや、イギリスもシェークスピアからビートルズまで幅広いか。そう考えると参考にするのも間違いではないかも。

 

ロンドンロンドン言うけれど、よくよく考えてみました。カルチュラル・オリンピアードが4年間開催されるのがここ最近の常なのであれば、今まさしくやってる国あるじゃんと。それがブラジルさん。2016年の8月にオリンピック、今真っ盛りのはず。どういう試みをしているんだろうと気になりますよね。

 

これが調べても全然情報出てこないんだ。リオ大会の公式ページから検索かけてもほとんど出て来ない。ちょこっと見つかるくらい。だから調査もしようがないのかしら。というか調査しようとか考えているのかしら。そんな事でどういうことをやっているかという事が知りたく、そうだ直接大使館に問い合わせてみよう!となったわけです。

 

ブラジル大使館は港区にありますし。駐日ブラジル大使館に文化部・スポーツ協力部・広報文化部というセクションがあるではありませんか。先日の様々な大使館回りで『駐日大使館と言えども日本語が通じるとは限らない、でも英語は通じる』と学んでおります。日本語と英語で『こういうこういう意図で是非お話をお聞かせ願えないでしょうか』とメールしました。そしたらすぐにお電話が。

 

『日本のブラジル大使館はですね、ブラジルを日本にPRするための窓口であって、お求めになっているブラジル現地の情報等は日本の外務省が現地にある日本大使館で調査・情報収集を行っております。なので外務省にお問い合わせいただくのがいいのでは』

 

つづく。

委員会報告

さて、昨日から始まった港区議会第4回定例会ですが、先週末に保健福祉常任委員会が別途ありました。例によって、簡単なご報告を。その前に委員会というものについて少しつらつらと。

 

『総務』『保健福祉』『区民文教』『建設』と4つの常任委員会があります。会派の中で一応希望を聞いて、色々と調整をしながら人数で割り振りされます。私の所属する保健福祉というのはそれこそ保育園から高齢者まで、例えば『待機児童解消を!』をスローガンにしているような議員さんはこの保健福祉に入る場合も多いと思います。ちなみに私の場合は医療体制の充実に関心がありますので、まずはここに運良く入れてもらえました。

 

例えば自民党会派は13人。そこで4つの委員会に振り分けるなら1つの委員会につき3人〜4人。議員の任期4年ですので、例えば1年に1委員会ずつローテーションで回ったりすることも調整次第で可能なようです。でも私がそう希望したとしても、そこに所属してらっしゃる同じ会派の議員さんが『やだー』とか『だめー』とかいう場合にはどうにもなりませんけれども。

 

ずっと同じ委員会に属してる方もいるし色々です、色々。私とりあえずは保健福祉におりますが、どこに振り分けられようがそういうお役目と思ってますので特にこだわりはありません。色んな委員会で色んなこと学ぶ機会があればと。今の所は。

 

さて、そんな委員会。委員会室というものがあります。入り口はこんな感じ。

 

image

 

保健福祉は第一委員会室。お隣に第二委員会室がありまして、そちらは建設のお部屋。

 

image

 

お部屋の中はこんな感じになってます。コの字になってる机の部分に委員が座ります。保健福祉は8名。画像でいうと右の2席に委員長と副委員長、上の向こう側に4人、手前のこっち側に2人。会派ごとに仲良く並んで座るというのが所謂『慣例』というやつらしいです。国会となんだか同じように自民党と公明党がセット、共産党とそれ以外がセット、みたいな。そして左側のずらずらしてる席、こちらは行政の方々のお席。部長さんや課長さんがずらーっと30人くらいはいますよね。

 

ちなみに常任委員会だけではなく特別委員会なるものも、同じ委員会室を使用するんです。私はオリンピック・パラリンピック委員会でして、それも保健福祉と同じ第一委員会室で開催されるんですね。しかもですね、私のお席もまったく一緒でしてね。変わり映えがなくてちょっと悲しい。『あーあーあー、委員会室間違えちゃったよー』なんてこともありません。残念。

 

で、委員会では流れの慣習というのがあるようでして。慣習と言うべきなのか、そんなもんのようです、というべきなのか。

 

先輩に『真っ先に質問しろ』と言われたことがあります。自民→公明→その他→共産、こんな順番。時々入れ替わることもありますが、最初と最後は変わらずの場合がほとんど。単なる報告でどこからも質問ない時もありますしね。1回オモテの攻撃ぃ〜、バッタ〜、自民党ぅ〜。なんてそんなイメージでいいのかどうか。多分違う、全然違う。攻撃とか守備とかじゃないし。

 

なんで一番最後は変わらないのかというと、言わなければならないことだったり、記録として議事録で残さなければならなかったり、なんか色々あるらしいですよ。知らないけど。それでなんか一番最後に感想並びにお小言をどうぞ、みたいなことになってるみたいです。わかんないけど。その後によその会派が質問するのはちょっと…という雰囲気なんですよ。知らないけど。

 

委員会の委員長というのは原則運営側に徹するため、質問は行わないというのが暗黙のルールだそうです。でも私の所属している委員会では、一番最後に慣例にのっとって、それはもう気の済むまで。不思議。

 

さて、そんな委員会なんですが、先週のまとめ〜委員からどんな質問が出たかも添えて〜。なんか美味しそうなタイトル。

 

1. 平成27年第4回港区議会定例会提出予定案件について

案件いくつかありますけど、保健福祉分野において待機児童解消と今後の保育の需要に対応するための『小規模保育事業の実施』に関する経費を追加しますね。

Q: その事業者さんは保育事業新規参入だけど大丈夫?保育事業のフランチャイズってどういうこと?条例に沿った職員の配置とか確認してる?場所が交通量多いところだけど事故ないようにお願いね、など。

 

2. 都営南麻布4丁目アパート併設の南麻布保育園外壁塗装等工事について

南麻布保育園、都営アパートに併設されてますけど建物部分は区の所有です。東京都が実施する住宅の外壁塗装に合わせて保育園の部分も塗装工事しますね。期間は3月下旬まで。

Q: 工事に紛れて他の人が入ったりとか保安上の取り組みは大丈夫?この保育園は過去にも工事してたりする?など。

 

3. 港区学童クラブの解説及び定員変更について

需要で定員数を増やしたり減らしたり、H28の4月に向けての入会者数見込みは2428名、定員は2670名です。ちなみに新しく開設する学童は『放課GO→クラブしろかね』で、白金小学校の家庭科室を使って定員40名です。

Q: 港区って人口増加もあるしこれからの事業の中期プランとかちゃんとある?閉鎖した学童にいた子達の今は?定員減ったところに希望者が殺到する可能性もあるけど問題ない?など。

 

こんな内容です。以上です。

議会報告会

先日、港区議会で第一回議会報告会が開催されました。第一回ですもの、議会報告会って何よと思われる方も多いと思います。『区民の皆様にも開かれた議会を目指す、として今まで公式に開催することが無かった報告会という形式で議会の仕組みや議論された事を報告するべく、区議会みんなで準備してお知らせすること』で間違ってはないかと。

 

報告の内容としては『区議会の仕組み』『第3回定例会(9-10月)での各委員会審議事項』『決算特別委員会の報告』です。

 

事務局にも多大なヘルプを頂きながら設営から運営から後片付けまで。雨が降った日なんですけど、60名くらいの方に来て頂いたようです。『ようです』というのは数数えてる余裕なかったので、後の公式大体発表をもとに。ありがとうございます。

 

そんな議会報告会、東京23区では3番目に行ったのが港区だそうです。板橋区、豊島区に続いての港区。遅い、早い、色々ご意見あるとは思いますがとにかく3番目。

 

港区議会議員、全員で34人。34人がそれぞれ担当になり、やれビニールシート引いて椅子並べての設営班、受付や誘導やアンケート用紙回収したりの班、報告を含めたお話担当班、写真撮ったり議事録作ったりの記録班。若手からベテランまで34人の議員総動員。準備最中でやれ椅子あっちだ、やれこっち足りないだ、事務局曰く『なんか全員揃うと圧巻ですねえ』と。

 

1

みんな集まるとこんな感じ(画像はFBじゃなくてブログの方から)。

 

それはつまり、全員集まってわいわい何かをやるってことが無いってことですもんね。そりゃそうですよ、全員集まるのって本会議場くらいですもの。わいわいがやがやする場所じゃないし。しーんとしてるし。委員会は人数少ないし。

 

そんな手作りで手探りの報告会。今までは報告会って議員個人が開くもののようなイメージもあり、ふらりと立ち寄ってみるのができるかできないかの心のハードルの高さだったり、何と言うんでしょうね、ガッツリした政治活動という普通の人にはとっつきにくいイメージが先行してて。それが区議会全体でやるとあら不思議、政治色・政党色が薄まったような気が(個人の感想です)。

 

報告担当は各委員会の委員長。でも最初に議員全員の紹介はさせてもらいました。こんばんはーどうぞよろしくお願いいたしますー、そんな感じ(画像はFBじゃなくてブログの方から)。

2

 

私の役割は受付・誘導だったんです。でも当日の開催2時間くらい前に急遽記録係に変更。元々の記録係の議員さんに急用ができてしまったということで、もちろん快く交代。

 

そんなわけで前のお席にちょっこり座ってみたり。

 

image

レコーダーでも撮りますが、質疑応答の部分の議事録作り。できますよ、と文字起こしも要約もちゃちゃっと作っちゃいますよ。外注なんか出すより、できる人がやっちゃったほうが早いし安い。安いというか、そのくらいは当然仕事に含まれるし。と思っております。

 

本題の議会報告会、参加された方々の感想としては概ね『このような会はとてもいい』と。ご指摘もたくさんありました。改善してより良い報告会にできるよう、今後もお手伝いできればと思います。

 

あっちもこっちもそっちも、国会議員から地方議員まで報告会。なんでこの時期、11月が多いのかしら?私、まずは議員として仕事一巡を経験してからの春にしようかと。H28年度第1回定例会が終わったあたりの3月に。それからはもう少し短いスパンで定期的に。

委員会報告

image

先日、所属している保健福祉常任委員会がありました。例によって、簡単なご報告を。

 

1. 港区立公衆浴場ふれあいの湯のタイル目地打替え工事に係る臨時休業について

工事するので、11/17(火)と11/18(水)はお休みしますね。区の掲示板などでお知らせもしますね。

 

2. 新しい介護予防・日常生活支援総合事業の実施について

国の介護保険法の改正で、訪問介護と通所介護が「新しい〜事業」に移行することになりました。費用削減すると質も下がっちゃうと困るので、港区はサービス内容も費用も従前通りとしますね。

 

3. 小児初期救急診療事業の実施について

11/2から月・水・金の午後7〜10時(受付は9時半まで)に田町駅のところの愛育病院で小児初期救急診療しますね。これからの季節、感染症などの小児患者増えたりしますし、『みなと子ども救急診療室』って名前にします。あ、インフルエンザのワクチン注射はやってませんよ。

 

4. 都営北青山三丁目団地建替に伴う区施設の整備について

その名の通り団地の建替を都がしますが、その敷地内に青山保育園と青山児童館と児童遊園がありまして、合築に合わせて施設の整備も行いますね。児童遊園は面積の確保だとか施設の整備を東京都に要望しますね。

 

5. 区立認可保育園及び緊急暫定保育施設の定員変更について

4月時点の待機児童は30名、でも10月になったらなんと151名に。港区は江戸川区と同率一位の都内出生率、増加状況から来年度1歳児の保育需要が高いことが予想されます。なので、来春4月の入園に向けて全体的に定員を増やし、人数調整しながら1歳児クラスを増やしますね。

 

6. 港区保育所入所基準(保育実施基準)の一部改正について

来月12月から居宅訪問型保育事業も始まりますし、入所基準を一部改正しますね。例えば、障害児がいる世帯への配慮とか、こどもみながら働いたり介護・看護している世帯とか、優先順位とか。

以上、ご報告まで。

みなとこども〜、救急〜診療〜しつっ♪

こども電話相談室が終了し、オープニングのメロディーが『多分こんなだったような気がしないでもない』と思い出せなくなって久しいこの頃です。みなさん11月ですよ、もうそろそろ年末気分が始まりますよ。

 

先日、保健福祉常任委員会があり、その中で小児初期救急診療事業の実施について報告がありました。簡単にいうと、『11/2から芝浦の愛育病院で「みなと子ども緊急診療室」という小児初期救急診療をはじめますね』というお知らせです。

スクリーンショット 2015-11-01 17.23.48

まず、愛育病院という場所自体、『芝浦なの?』『え、有栖川公園のところじゃないの?』とタクシーの運転手さんにすら驚かれるくらいです。そうなんですよ、愛育病院って今芝浦(田町駅そばのみなとパーク芝浦のお隣)にあるんですよ。で、有栖川のところの昔の愛育病院は愛育クリニックと名称が変わっています。

 

今更、と言わないで。まあまあ。ご存知ない方も結構いらっしゃいますので。

 

一般的な『病院』と『クリニック』の違い、それはベッド数。ベッド数が20以上の医療機関が病院、19以下(ベッド0を含む)をクリニック。入院ができるクリニックもあれば、できないクリニックもあるわけです。

 

入院ができる病院が病院、入院しない病院がクリニック、そんな覚え方もある意味間違いではない。入院できるクリニックの数もすごい多いわけではないですからね。

 

そんな愛育病院と愛育クリニックも『入院』『外来』という機能で分離し(もちろんそれだけではないでしょうけれども)、敷地も分離。名称や機能が一般に定着するまで、もうしばらくの間かかるような感じ。

 

そんな愛育病院の方で始まる、みなと子ども救急診療室。こどもの急病患者を対象に、平日の月・水・金の夜間に初期救急診療を行います。対象者は中学生まで(おおむね15歳未満の小児)の外来軽症患者。ここポイント。

 

診療時間は午後7時から午後10時。受付時間は午後7時から午後9時半。急な発熱だったり、軽症の救急患者にはとてもありがたいサービスです。でも実施日以外や実施時間外はこれまでと同じように、夜間診療・休日小児救急医療機関にまずお問い合わせを。

 

日本の医療は基本素晴らしいと思ってます。その全ての発端というか理由というか、国民皆保険制度があるからです。私たち、すごく当たり前のようにお医者さんに診てもらえます。他の国にはないようなしっかりとした保険制度があるからですよね。

 

でも最近問題となっているのは医療費が膨大に膨れ上がっていることで、年間40兆円とかそのあたり。ではこの医療費をどのように削減するかとう方法が議論に上がる中、やれ病院に行きすぎだ、やれ薬価制度が問題だ、やれ何とかだ。

 

結論を出すのに難しいことは今はちょっと横に置いといて、必要ならば病院にかかれるというシステムとそういう施設があるということが素晴らしい。その中でのこの港区の取り組み、需要があるからこその設置。こどもの数が増えてきている港区です。

 

サービスが始まったからそれでいいやではなく、そこから試行錯誤しながら時代に沿ったより良いシステムを作っていってもらう方が大切。当たり前のように週3から週5、週7毎日へという声もでてくるとは思います。

 

小児科医の確保が大変だし、色んな医療機関で診察している医師もいるし、そもそも小児科医自体が少なめということもあるし、開業医の先生の輪番制をお願いするも負担は大きいだろうし。

 

これからも区だけじゃなく、医師会、いろんな方面の方々のご協力が必要になってきますので、どうぞよろしくお願いします。そんな明日から始まる新しい『みなと子ども救急診療室』を含めた区の情報ページはこちらからどうぞ。

ご利用のチラシはこちら

あ、タクシーに乗る際は必ず『田町駅の裏の芝浦側の方の愛育病院お願いしま……そうなんですよ今愛育病院ってあっちなんですよ、広尾駅のそばの方は愛育クリニックって言いましてね、外来だけみたいですよ』みたいなやりとりは覚えていて損は無し。

 

みなとパーク芝浦も同じ。スポーツセンターって場所が変わ……省略。