港区議会 保健福祉常任委員会 視察報告1

この時期、秋のいい感じで肥ゆる時期、議会では委員会のみんなで行政視察にいきましょうということが多い時期です。たぶん。日本全国津々浦々、色々なところで視察が行われていることが多いわけですが、その理由は基本ひとつ「第3回定例会と第4回定例会の間のこの時期は行事ごとが比較的少ないから」と思われます。たぶん。

 

議員側の我々の都合というものもあるかもしれませんれども、それより視察を受け入れてくれる先方さんの都合ももちろん大きいわけで、1時間とか2時間とかそのくらいの時間にお付き合いいただくために事前に資料作成いただくこともありますし、そんなことより先方さんだって市議会とか全般のお仕事とかありますし、ほらそういうのも関係あるわけですけれども。なんにせよ、ありがとうございます。

 

視察に行くとか行かないとか

議員の視察というものは、世間一般でいうと無駄と思われがちです。ほら、不祥事的なものも時折報道されますし、観光に行ってるようなイメージもハタからみたら大きいじゃないですか。ま、視察のことを「旅行」と言ってる議員も実際に存在するわけですから、それはあながち嘘ではないかもしれません。

 

例えばたまたまの乗り換えの途中で、「小倉になってからいつかは行ってみたいと思っていた小倉駅」で15秒で浮かれた写真を撮ってみるとしましょう。うん、眉を顰める方も何人かいらっしゃるでしょう。

 

でも敢えて載せよう。小倉からのお願いです。小倉での小倉のこの浮かれようだけは勘弁していただきたく。(注:視察先は小倉ではありません)

 

で、視察に行くべきか行かないべきか。年に1度の行政視察はもちろん議会費という公費で賄われています。必死に探して選んだ先が気に食わないからとか、党の方針だからとか、そういう理由で欠席する議員もいるわけです。宗教上の理由という理由もそのうち出てくるかもしれません。だって人間だもの。

 

人間ですもの、様々なジレンマもあります。視察はいきたいけれどもメンバーがね…とか、あの人は興味があるからいいかもしれないけど自分はまったく興味ないから行きたくないとか、税金の無駄と信じるものに身を置かない方がイメージがいいとか、複雑な生き物ですよ議員というものは。自分も含めて。

 

で、自分はといいますと、「視察は自分で有益にするか無益にするか、それは人それぞれ」というスタンスは変わることなく、それに「所管課の職員さんも一緒に同行して欲しい」というスタンスも変わらず。だって、我々議員だけが行って学んだとしても、政策に展開するには職員さんの理解と熱意も必要じゃないですか。それが職員さん不在だと、いくら議会で質問なり提案なりしたってトンチンカンな伝言ゲームになって終了しちゃう。

 

視察については色々とご意見はありますが、それはまた別の機会に。ま、ひとりで行く方がキモチ的には気楽で、目的意識が明確なんですけれどもね。集団で行く必要はないかもしれないと思う時はある。確実に。

 

職員さんは視察に同行していただきたく

これまでの委員会視察では、区議会事務局の職員さん以外が同行することは少なかったわけです。理由はもちろん予算削減。区役所の職員さんたち、世間一般の厳しい目とそれを正面から受ける役所の御達しプレッシャーもあることから、出張にほとんど行けないというのが現実です。

 

それがここ何年か、すべての委員会ではないけれどもいくつかの委員会視察でぽちぽちと職員さん同行があります。個人的にはこれとってもいいことだと思っておりまして、願わくばもっと増えて欲しい。だって我々と同じもの見て、行く道すがら意見を交わして、こんなに有意義な機会ってないと思うんです。でも、やっぱり変な空気があるようで、丁寧なご辞退だとか遠回しの遠慮とか、そういうのも感じる時があるんだかないんだか。

 

でも今回の視察には少なくとも「どなたか同行をお願いしたく」と自分言いましたし、結果やっぱり同行してもらってものすごくよかったと思ってますし。むしろ「連れてってください!」と言ってくれるくらいの職員さんがいる方が、港区はよくなると思うんですよね。

 

急募:そのうち課長になるかもしれない熱意をもった係長級。

急募:熱意をもった若手のみなさん。

 

で、メインの視察の中身なんですけれども。

広島県の呉市と、

山口県の下関市に行きました。

 

いつものように前置きが長すぎて、本編は次回に続く。


 

港区立中学校英語発表会

中学校の英語発表会に行ってきました。みんな堂々とスピーチする姿をみておばちゃんただひたすら感心してます毎回。海外生活のバックグラウンドとかルーツ的なものとか、そういうのがあるとか無いとか関係なく、『最近の中学生はまあ堂々としてて、まあまあまあ』と感心しっぱなし。

 

観客席は見渡す限り中学校の教員と各校のネイティブティーチャーが大集合(たぶん)。それぞれが『自分とこの生徒、超がんばれ』的な熱い視線も注ぐ中、厳かに淡々とスピーチコンテスト。

 

今年はどういうトピックスがあったかというと、自分の生まれ育った国の格差的な話だったり、部活から学んだ話だったり、オーストラリア派遣の体験だったり、リーダーの素質とはという話だったり、要するに選挙に行こうぜという話だったり。個人的にはタトゥーの話とステレオタイプの話が興味深かったかな。そうそう、わかるわかる的な。

 

あ、2年前にも同じ発表会について綴ってました(「港区立中学校英語発表会(2017.11.10)」)。2年前の文章を読み返してみても、感じることはさほど変わらず。

 

小さな不思議から興味を持ったりそこから何かに気がついたり、人生は常に探究心と共に人類総研究者。人それぞれの研究結果を出すために顕微鏡を使うか計算機を使うか、そういうツールのひとつが『英語』という言語でいいんじゃね?と思う時はよくあります。

 

4技能、それは『読む』『書く』『聞く』『話す』

読む』『書く』『聞く』『話す』、これが今のご時世で英語という教科に求められるクオリティ。クオリティっつーか、なんだろ、世界で活躍する国際人の基礎の基礎?我々国語ですら難儀してるというのに、そこを他の言語でやれと言われてすんなりできるわけがない。

 

両親のおかげさまで、留学含めて海外経験はそこそこ長く、11年近く海外暮らし。ついこないだまで『人生の1/3』くらいだったはずなのに、エッセンスはどんどん薄まり今となっては『人生の1/4』。小倉りえこ、しじゅうよんです。

 

そんな小倉、議員というお役目いただいてからびっくりするくらいに行動範囲は狭くなり(仕方ない)、まして英語も使う機会もほとんどなくなり、今となっては『はて、17歳から29歳まではどこで何してたのかのう?』であります。

 

そんな自分、前も何度も書いてるかもだけども、英語は苦手であります。ただしくは、『テスト的なものでハイスコア叩き出せと言われたら超無理ゲー』な苦手であります。

 

4技能(読む・書く・聞く・話す)別でいったら、多分全部50点くらいじゃない?もちろん100点満点中。何をもって100点とするかはわかんないけど。でも、総合的にまとめると80点くらいはなるんじゃないかな。と思ってる。んで、別にそのくらいでいいんじゃない?と、英語使って海外で仕事してた自分は思うんです。(40, 30, 5, 0)でも50点くらいはなんとかなってる人だってたくさんいるもの。必要に駆られれば、元気があればなんでもできる。

 

なんかさ、陸上のリレーあるじゃないですか。英語4技能とか話を聞くたびにリレーの選手を思い浮かべちゃうんだよね。ほら、個人レベルではメダリストになれないかもだけども、リレーだといけそうな気がするみたいな。

 

あ、ちなみに私はどっちかというと『教科から英語なんて外したらいい派』ですし、『なんなら入試から英語なんか外してしまえ派』です。あんなもんは点数でジャッジできん。スペルひとつ、発音イントネーションひとつ間違えただけで減点するシステムなんぞ、なんの役に立つものかと。

 

で、最後に英語発表会に話を戻しますけども。

 

某中学校の校長先生のご挨拶で、ハッキリと『英語は得意じゃない』と言い切り、『でも今はこういうのがある』と最近よく見かけることが多い翻訳グッズを出し、コミュニケーションとはという永遠のテーマへの延髄斬りにシビれたというアレでした。アレってなんだ。最高でしたよ校長先生。

 

と、分子生物学の教科書は英語ですんなり読めるけど、文学は1行目から意味が理解できないことも多々ある小倉でございました。偏ってていいんじゃねーの。


 

報告をご報告

3ヶ月に1度、それはつまり区議会定例会の終わりごと、それを年に4回、そして5年目。ぽちぽちと地味に報告書を作ってはご報告をしてきたわけです。ども小倉です。小倉18号のご報告です。やばい、つよそう。

 

未だに「議員の作る報告書ってどうあるべきか」なんていう、答えのない答えを追い求めては力尽きて今までと変わらないセンスでちまちまぽちぽち報告書を作成し、時折奮起して「何か違う感じで素敵なものを!」なんていう桃源郷に現実逃避してみるものの、地味が無理して頑張りすぎると無残なことになることに気付くハメになることも多々あり。

 

つまり、普通にご報告ですよね。「自分、こんな感じです」と「自分が思う議員活動ってやつ、こんなもんです多分」と。所詮は自分新聞であります。でも自分新聞は欠かさず作り続けるのは実はちょっと楽しくて、さぁ次はどういうことを書こうかなとか密かな楽しみの自己満足も入っておりますのです。

 

そう、議員の作る報告書なんて自己満足のカタマリなのかもしれない。だって自分のことしか書いてなかったりするし。活動報告という意味もあるから、そりゃ自分のことが多め(というかほとんど)になるのは勘弁な。

 

 

そんな小倉18号はこちらから。バックナンバーも過去の質問もなんでもとりあえず全部公開してるよ。自分のウェブサイトはもう小倉りえこアーカイブであります。


 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、先日保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。  

 

1. 旧神応小学校本格活用に係る施設整備計画(素案)について

えー、神応小学校とは白金にあった小学校でして、今の白金の丘学園小中一貫校ができるにあたり、小学校2校と中学校1校(神応小、三光小、朝日中)と共に2015年に閉校になった学校です。地域のみなさんがとっても大切にしている場所でもありまして、閉校後も地域のみなさんだったり地域のスポーツ団体さんが貴重な場所を活用しています。

 

港区でも「さぁこの場所どうしようか」という悩みながら、地域のみなさんともお話をしながら活用方法を探っておりましたけれども、ようやく整備計画ができましたということでご報告。規制に色々引っかかってしまわない程度でほんのすこし増築し、区民避難所の他に認可保育園、学童クラブ、いきいきプラザ、区民協働スペースを整備します。悩ましきは既存不適格、改修は15億円ほどかかるようです。

 

Q: 建物の長寿命化ってつまり建て直さなくてもあと何年くらい大丈夫そう?、雑草とかBoBoなんだけどそういうの完成までちゃんと管理してちょうだいよ、改修している間も場所使いたいっていう地域の要望にはどうやって応えていくのかしら、区民避難所として使う時ってここは定員何人に設定してるの、など。  

 

2. 港区立精神障害者地域活動支援センターの管理運営について

えー、「あいはーと・みなと」とも呼ばれている施設ですけれども、改築に合わせて事業を拡大することにしました。正式名称的なやつも港区立精神障害者支援センターとシンプルにしまして、指定管理の期間を5年から10年に変えますね。

 

Q: 指定管理の期間が長くなりますけれども安定的に運営できるような工夫をちゃんとしっかりお願いしますね、利用料金制度とか定員とかそういうのどうなんでしょう、など。  

 

3. 生活困窮者を対象とした弁護士会による出張相談について

えー、生活困窮世帯とか生活保護受給世帯向けにですね、自立支援のひとつとして弁護士会が出張相談をしてくれます。港区は場所を提供します。 

 

Q: 何人くらいの方がこられたの?、個人情報とかそういうのちゃんとしてあげてね、など。  

 

4. 災害時の緊急医療救護所に関する協定の締結について

えー、いざという時の緊急医療救護所なんですが、本来は区が設置するもんなんですけれども、なんせ区は色々と時間がかかります。それで区内の病院さんとかにご協力をいただきまして、発災から72時間までの間に開設だったり運営だったりの協定を締結することになりましたのでご報告。

 

Q: 柔道整復師さんたちとも災害協定を締結してますけれどもそのあたりもしっかりとよろしくどうぞ、これって自然災害だけの話?、えっと重症度っていうものの違いがわかりません!、など。  

 

5.  令和2年度保育定員について

えー、1年間でがんばって586人増やしました!これからもがんばります!  

 

Q: 定員増えるのとってもありがたいけれども何人まで増やすつもり?、増えていくのはいいんだけれども保育園の場所がね…、など。  

 

6. 令和2年度港区学童クラブ定員について

えー、人口増えておりますしこれからも定員拡大がんばります!

 

Q: 定員に対して空きがある学童あるよ、空いているところにどうやって誘導していくんですかね、など。  

 

7.  台風15号によるしばうら保育園4階園庭屋上ガラス破損について

えー、先週のじゃなくて先月の台風でですね、保育園のガラスが割れちゃったんですけれども不幸中の幸いと言うんでしょうか、けが人等なかったです。というご報告です。

 

以上。  


道路とか気になるところ、とりあえず連絡します窓口。つまりこういうことでしょ。

道路修繕とかアプリとかで役所に連絡できるようなシステムを!』という要望が区議会でも多々ありまして。役所は今後検討するようですけども、つまりこういうやつでしょというライトなやつを作ってみました。

 

その名も

気になるところ、とりあえず連絡します窓口。
(http://ogura-rieko.com/24/)

 

100点満点のネーミングである。うむ。何にこだわったっていうとね、ページを置いたフォルダ名が24ツーフォー通報。いやほら、我々世代大好きじゃんこういうの。

 

 

アプリである必要なんてまったくなくて、普通にサイトにアクセスして、必要情報入力して、現場の画像添付して、そしてポチ。こんだけ。大変なのはその後の私なだけだから、みんなはそんなの気にすんな。無問題。

 

 

なんで自分で作っちゃったかというとですね

私のことを直接知ってくれてる人は、「ねえ、こここんなんなってるんだけど、危ないんだよねえ」と教えてくれます。

 

都道だったから港区を通じて東京都に直してもらったことありました。

 

ここ、日に日にだんだん丸く地面がくぼんでいくんだけど、陥没しちゃわない?怖くない?」と教えてくれます。

 

区役所に調べてもらったら、道路の下の雨水菅が割れてたかなんかがわかって、掘り返してもらって直してもらいました。

 

↑これ、昨日のことね。

 

自分で気付くところもあるけれども、自分じゃ気付かないところも多いし、まして大抵の人って「どこに連絡したらいいのかわからんし」「いちいち連絡先調べてわざわざ電話とかすんのめんどいし」「議員なんて知らないし」「議員なんてお近付きにもなりたくないし」くらいのもんだと思いますよ。興味持たれなさナンバーワンな存在。

 

とかいって、議員って道路連絡係なのかどうかもわからないんだけども。とにかく、こういうちまちましたことを一極集中でどこかに送り先を決めて、そこから役所に連絡するシステムがあれば楽なんだけどなあと、街場でもそういう話題がありましてね。ほら、私どっちみちそういうお話時々あるし。

 

こういう連絡先ひとつあれば、議員っつー「人となりとかよく知らないから連絡するとかそういうの嫌」というハードルは下がり、人見知りなアナタでもできる最高の情報提供手段。程よく修繕が必要な場所の情報が一元化され、みなさんの足元とかが安心になると。十分だ。

 

とりあえず、麻布支所管内に限るとこからスタート

まずはみなさんから情報を募る場所がひとつあって、あとはどういう情報がどれだけあるものなのかを様子見してみたいと思います。一人で事足りるようならそれでいいし、一人じゃ無理なら他に協力してくれそうな人とか議員とか募ればいいし、むしろ役所にアドレスひとつ作ってもらってそこに転送する設定だけかければ、あら不思議、それって業務移管。

 

そんなこんなで、麻布界隈に限りますが、気になる道路とか、気になる街路灯とか、気になる公園設備とか、そういうのありましたら連絡窓口をブクマ&ご活用ください。お知り合いにも教えてあげてください。

 

気になるところ、とりあえず連絡します窓口。
(http://ogura-rieko.com/24/)

あまりにもイタズラとかガセとか多かったら、その時は考えます。みなさんの常識と良識に期待をしましょう。


 

区政新聞、小ネタ、ウェルカム

区役所とか議会とか、そういうのを中心に取材をされ広くお知らせされているのが、そう業界人ならみなさんご存知『区政新聞』。過去何度かネタにしていただき、それを更にネタにするというループを繰り返す、いつもお世話さまです編集長。

 

マジものの晒しあげ記事になるより、編集後記的なところでネタにしてもらうこと過去3回ほど。今回は先日の質問の動画を趣味でまとめてた件について。

 

 

 

 

 

4分割。ご参考まで。時間と余力とセンスがあれば、もっと素敵に作れるんだろうけどなあ。こういう質問って、一般の人がみたってつまらないじゃない。興味を持ってくれるようななにかを作りたいなあとは思うんだけども、センスとかセンスとかセンスが追いつかなくて毎日が試行錯誤。

 

まぁ、記録ですよね。記憶とともに。


 

平成30年度 決算特別委員会

さて、秋の定例会は前年度の決算審議というものがセットでありまして、平成30年度決算特別委員会が始まっております。決算書とかを見ながら、「この事業の成果とそれに伴う課題は?」とか、「なんやら色々ありますけども今後のプランはいかほどに?」みたいな質問をしていくものなわけです。

 

今回、この委員会の副委員長というものを拝命いたしまして(自民党さんの中の順番です)、んで、委員長と副委員長は円滑な進行に徹するというアレなため質問はしない取り決めとなっています。この他、決算委員会で質問しない人というのは、議長・副議長・監査ということで、その他に質問しない人はただ「そーゆーの、しない人」でありまして、小倉りえこ、議員というお役目いただいて5年目、初めての質問なし期間の始まり。

 

時々区役所の中の人に「質問したくてウズウズしませんか!?」と、これまで何名の方にも聞かれましたけども、そんな質問したくてたまらん人に見えますかね?

 

決算の委員会室

決算と予算と、毎回毎回お知らせしているような気がしてますが、↑のお部屋はいつも総務委員会と区民文教委員会を開いている2つのお部屋をぶち抜いて使ってます。

 

委員長を逃さないと言わんばかりに、副委員長2名でがっちり横ガードするわけですよ(嘘)。お行儀よくちょっこりと座ってみたり、でもなんだか落ち着かなくて靴脱いでみたり。

 

なんでしょう、座る場所が違うだけで見える景色がらこんなに違うんだと、そんなことをちょびっと思うようになりました。あ、いや、物理的な視覚的なアレではなくて。円滑でスムーズな運営をという意味は、経験しないとわからないんだなあというやつです。ありがたや自民党。

 

物理的な視覚的なアレの場合

質問をする人が立つ席はここ。ここから議員側の席をみるとこんな感じ。

 

同じく、質問をする人から見る行政側の人々のお席。

 

質問に対するお答えを述べる区役所の課長さんから見た光景はこんな感じで、

 

その先に委員長と副委員長のお席。

 

こーんな顔してたり

 

こーんな顔してたり。

 

何をしてるのかと言いますとね

議員34名おりまして、あっそのうち1名はこの1ヶ月間の定例会は全欠席なので全部で33名おりまして、そのうち3名の委員長と副委員長で決算委員会を進行していきましょうね、という役割があります。

 

もちろん3人だけじゃどうにもならないわけで、各会派(3名以上のグループ)からは会派の大きさに合わせた『理事』という役割を割り当てて協力してもらい、やれこういうルールで回していこうぜ、質問の締め切りとかこういう感じで行こうぜ、理事さんが会派の中で色々と調整してな、とか。会派の2/3以上は常に委員会質にいるように調整してねとかも。

 

基本、委員長が司会進行です。「はい、次は何々です」とか「それでは次に誰々委員」と発言する人を指名・許可したり、「誰々課長」と答弁する人を指名・許可したり、「ここで休憩といたします」とか。

 

副委員長ってあくまでも副なので、表向きというか基本「委員長をサポートして円滑な運営に務める」のがお役目なわけですが、時々委員長は席を外して、その司会進行のお役目を副委員長に譲ってくれます。まぁ別にずっと委員長が議事進行してて構わないんですけれども、そういうもんなんですって。

 

 

で、今回その副委員長を拝命いたしまして(自民党さんの中の順番)、初めて仕切る側にいるわけです。委員ひとりひとりの申告時間チェックしたりとか、質問の内容が通告通りになってるかとか、決まったルール通りに書類が出されてるかとか、予定通りに終わることができるかとか、なんか常に時計ばっかり気にしているような感じ。

 

自分が普通に質問する側にいる時は「好きなだけ喋らせてやったらいいんじゃね」くらいに思った時もまぁあるわけですけれども、そうじゃない側に座るとなんでしょう、「一分一秒でも早く無事に終われ」的な感じになっちゃうの。座る場所が違うと、感じることもここまで変わっちゃうのはとっても不思議だわ。

 

給水問題

決算委員会が始まる前に理事会というものがあるわけですよ。ルールを確認しましょうねというやつで。

 

で、いつからでしたかね、昨年末だったかしら、委員会にお水とかお茶とかのペットボトル持ち込みOKになったんですよ。議員側も行政側も。それまではお湯のみとコップが置いてありまして、事務局さんがお水とお茶をピッチャーとか土瓶とかに入れてくれてて、セルフで水でも茶でもお入れなさいよということだったんです(ただし議員側のみ)。

 

まぁ今でもお水とお茶は置いてあって、冷たいの熱いのを入れてくれてるんですね。ありがとうね区議会事務局のみなさん。でも、行政側も給水して欲しいわけですけれども、トップがそういうのやらないと下ってやりにくいじゃないですか。やんないんですよね、やればいいのに。どうぞっつってんだから課長さんたちに水分くらい取らせてやれって思うわよ。

 

というか、課長さんたちは気にせず飲んでね。ペットボトルで水でもお茶でも持ち込んでちょうだい。「でも」じゃないな、水かお茶で(←今、幹事長会だかで許可されてる精一杯)。

 

で、給水問題があれば、当然放出問題だってでてくるじゃないですか。急にお腹痛くなっちゃうとか、あるじゃん人間ならそういうの。

 

今回の小倉ふくいいんちょ、理事会始まる前からしつこいくらいに「行政のみなさんも必要だったらトイレに行ってもらって構わないのよ、大惨事になる前に」と訴え続けまして(誰かに)、最初の理事会で↑のような文言を入れてもらいました。誰もトイレに立たないかもしれんけども、オレ的には大満足です。


 

一般質問をまとめたの巻。つづき。

さて、前回に続いて『区長と教育長に質問をいたします!』という質問の概要続き。基金のお話をまとめたので、今回は残りの保育園と公園と職員室と区民センターの話。

 

園庭の無い保育園の園庭がわりとなるところとか公園とか

都心に人が集まると人口が増えて、人口が増えると保育園とか足りなくて、一生懸命私立保育園を増やしてもらうと、結果として都心部にはお庭の無いビル型の保育園がたくさん増えるループ。そしたら、近所の公園をお庭代わりにして子供達が遊ぶしかなくて、しかもそういう遊べる公園って限定されるもんだから、さてどうしましょうかという話。

 

区の施設の広いところをお庭代わりに提供してあげたり、夏だと区立の幼稚園のプールを貸し出してあげたり、そういうの港区も頑張ってるのは知ってるんですけども、それだけじゃ追いつかないよって声も大きくあるわけで。

 

Q: なんかですね、目黒区ではバスで大きい公園に送迎するって事業始めてますし(ヒーローバスっていうんだって)、そういうのも含めていろんなこと考えて実行していただくと喜ぶ人が多いと思いますけども?

 

A: 都心である港区は、私立認可保育園が自ら園庭を確保することは難しい状況にあり、外遊びの場所として、多くの園では近隣の公園を利用しております。区は、区有施設を活用してプール 遊びや外遊びの場所を提供しており、本年度は教育委員会と連携し、区立幼稚園3園をプール遊びの場として提供するなど、保育環境の充実に取り組んでおります。園児の外遊びの場所を確保することは、保育環境を充実するためにも重要であり、引き続き、送迎バスによる移動支援なども含め、多角的に検討してまいります。

 

(´-`).。oO(はい、よろしくどうぞ。)

 

Q: というか、保育園児が遊びに行ける公園自体少なくないですか?なんか大規模開発の時に公園をなんて前から言ってますけど、それはそれでいいと思うんですけど、大規模開発の無い地域なんですよ問題は。公園足りないですよ。

 

A: 区は、大規模開発の際に、新たな公園を整備するため事業者と協議を行っております。品川駅 北周辺地区の開発で新設予定の公園では、水飲み場やトイレを備え、子どもたちの遊び場として遊具を配置した計画といたしました。本村公園では、子どもたちがのびのびと走り回れる広場やトイレに幼児用便座を設置するなど、ワークショップでの意見を反映して、来年度、再整備いたします。今後も、園庭の代わりとして利用できるよう、公園を整備してまいります

 

(´-`).。oO(…うん、まぁ、なんだろう。本村公園みたいに元々ある公園の話を聞きたかったわけじゃないんだけどもな)

 

令和の時代の職員室をね(ざっくりすぎ)

Q: 子供達へのICT教育に一生懸命なのはとってもいいことなんですけれども、職員室の先生達への環境の方が急務だと思いますよ?学校同士とか教育委員会事務局とか、そういうところ繋げるようなシステムとか回線スピードとか、レッツ働き方改革!

 

A: 教育委員会は、校務の効率化による教職員の負担軽減や子どもたちに向き合う時間の確保のため、教職員のICT環境の整備を進めております。今年度は、各学校の無線LANの強化を行い、高速かつ安全性の高いネットワークを整備してまいりました。今後も、セキュリティが高く、時間や場所、端末の違いを超えて活用できるクラウドサーバーの利用や通信速度の更なる改善を検討するとともに、テレビ会議や遠隔でシステムにアクセスし業務を行うなど、教職員のICT環境のさらなる充実に向け取り組んでまいります

 

(´-`).。oO(はい、がんばってください。)

 

区民センターとか区民ホールとか、文化芸術活動で制限ありすぎ

区の施設を使う時、団体登録ってのをする必要があるんですよ。でもその団体登録は『10名以上で、そのうち港区在住・在勤が7割』という規定がありまして、特に少人数で活動している文化芸術団体(例えば音楽関連とか)ではそのルールに満たない場合もあったりするんですよね。

 

リサイタルとかコンサートとか、お教室の発表会以上のパフォーマンスをみなさんに無料で提供したい!って希望が例えばあったとしても、折角の素敵なこういう区民ホールって利用できないのって、文化芸術活動の裾野が広がんない。わかりやすい例えにすると、在住のプロが5人の区外のプロ集めて無料コンサートをしたくとも、今の規定では団体登録できないし区民ホールも使えない。もったいないですよね。

 

特に改善して欲しい点がひとつありましてね、それが撮影・録画の公開。今の時代、PRで動画を使うって当たり前だし、それをSNSとかブログとかHPとかなんでも使って広くお知らせしたいっての、当たり前になったじゃないですか。でもでも、今の規定だとそれダメなんですよ。というか、暗黙の了解でダメになってて、規定にはどこにも書いてないみたいなんだけど。

 

Q: なんか色々と改善されるべきところ、あると思うんですけれども?文化芸術団体、温かい支援が必要だと思うんです?

 

A: 区民センターの利用については、区民の相互交流と自主的活動の促進を図るため、地域に根ざした活動に、より貢献する構成員10名以上で在住・在勤者が7割以上の登録団体を優先しております。そのため、それ以外の団体や個人については、登録団体と同様の区民ホールの申込 期間や参加費等の徴収に差を設けております今後、区民センターの利用実態や他区の動向等を調査し、ニーズを把握した上で、登録団体以外の団体や個人も含めた利用条件の見直しについて検討してまいります。

 

(´-`).。oO(是非、現実をみてください。改善してもいいところ、結構ありますよ)

 

以上。


 

一般質問の答弁をまとめたの巻

一般質問まとめました。HPにも掲載。自分のためのメモでもあります。4年前にパイセンから言われた「まぁ経験してると色々とわかってくるよ」というアドバイスがありましてね、確かに過去の質問を改めて読み返してみると穴掘って埋まりたいようなことも多々ありますのです。

 

今回初めて「おい、お前のいっつも言ってる医療と国際化と地元愛的な質問はどこ行った?」と言われそうな、いつもとまったく違う質問になりました。小倉りえこ2期目、相変わらず毎日が模索の探検中。

 

1,000億円を貯める震災復興基金、使い道をそろそろ示してちょ

平成29年から始めた震災復興基金。最初にどかんと貯金して、あとはちょっとずつ(といっても毎年100億円)を貯めますねという震災復興基金。年度予算が数十億円とかいうレベルの地方の自治体からしてみればはぁ??というような取り組みなわけなんですけれども、いざという時のものなら貯めてて別にいいんです。

 

前倒し前倒しでせっせと基金を貯めてですね、令和4年度までに目指せ1,000億円。平成30年度末まで、660億円たまりましたと。順調ではありますね。ただ、この毎年100億円だか前倒しも含めてそれ以上とかあるわけですから、そっちに捻出することばっかり強要されて、必要な予算が各部署から削られてるであろうことがどうなんだい、という疑問は前々からあるわけ。別にいいんだけども。いや、よくないんだけども。

 

Q: 震災って書いてある以上、台風とか豪雨とかには使うことができないこの基金、使う時には23区内は同じくらいのダメージ受けてますよね、多分。そろそろ概念じゃなくて、具体的にどうやって何に使うとかそういうの発表してもらいたいんですけど?

 

A: 震災復興基金は、震災後の早期の復旧・復興を目指し、区民生活の再建、中小企業の業務継続 や商店街の復興、公共施設などのインフラの復旧を国や東京都の支援を待つことなく、区が速やかに実施するとともに、国の制度への上乗せなど、区独自の支援を実施するために活用いたします。現在、災害救助法や被災者生活再建支援法等に基づく国の支援制度の調査のほか、災害時に独自の被災者支援を実施した自治体での現地調査を行い、港区にふさわしい支援内容の検討を進めており、具体的な活用方法について、できる限り早期にお示ししてまいります。

 

(´-`).。oO(…なんだろうな、「小倉りえこにはとりあえず商店街ってキーワード盛り込んどけ」みたいな隠れた指示を感じる。とにかく、まだ調査中というところもどうかと思うんだけども、がんばってくださいとしか言えん。)

 

基金はもっと使っていいと思うんです、ただしちゃんとね

Q: どのくらい蓄えがあればいいんですかね?貯めすぎで使わないということはないと思うんですけど(多分)、目安ってものがないんですかね?

 

A:自治体の各年度の歳出は、その年度の歳入でまかなうことが原則であり、その例外として基金が認められております。港区では、借金に頼らない健全な財政運営をするために、積極的にこの基金制度を活用しております。財源不足等を年度間で調整する財政調整基金と、社会基盤の整備等特定の目的のために活用する特定目的基金があります。財政調整基金は、区民税等の経常的な収入を基礎として算定される、標準財政規模の5割以上を確保することとしております。特定目的基金は、(仮称)産業振興センターの整備をはじめ、施設整備に係る基金を今年度は 36 億円活用するなどして、財政負担を平準化しております。 今後も、将来の行政需要に備え、基金それぞれの目的を達成するために必要な残高を確保して まいります。

 

(´-`).。oO(…そうなんですよ、難しいんですよ日本語が。この手の質問の答えは1ミリも噛み合わないんですよ)

 

基金、ちょっと全体的に整理しなおした方がいいんじゃない?

Q: なんか色んな基金がありすぎて、でも内容が被っているようなものもあるわけですよね。というか、基金って各担当課のただの貯金箱と化してね?一度整理した方がいいんじゃない?

 

A: 区はこれまで、公共施設の整備、子育て支援など、特定の政策目的を実現するために条例で 基金を設置し、その趣旨に沿って計画的な積立てと効果的な活用を図ってまいりました。また、区債償還のための減債基金をはじめ、目的を果たした基金は廃止するなど、必要な見直しをしております。今後も、将来にわたり基金を効果的に活用できるよう、財政状況や社会環境 など区を取り巻くあらゆる状況の変化に合わせ、統合や廃止を含めた見直しを行ってまいりま す

 

(´-`).。oO(…あー、うん、へー、ふーん。確実に社会環境は変わってるんだけどね)

 

区長、「定住促進基金」は「定住」という表現がよくないと思います。

過去何度かこのお話というか、トピックをぶち上げては区役所の中の特にまちづくり関連部署に睨まれている小倉なわけです。区役所にしてみれば多分「アイツ、めんどくささMAX」または「アイツ、本当に自民党か」くらいの扱いの小倉なわけです。別にいいんだけど。

 

何がお気に召さないのかと言いますとね、「『定住』の定義がソチラ側とコチラ側で解釈違うんですけど」ということ。これに尽きる。定住と移住の意味の違いがあるんだかないんだか、人口が増えていくことに対して色々ともっとちゃんとしてほしいということなわけ。

 

コチラ側の多くは「定住は住み暮らし続けていくこと」だと思ってるというとこが前提ですよ。でも定住促進基金はちいばすや自転車シェアリング、歩車道整備や電線類地中化整備、何故か来年の東京 2020 大会のための道路整備に至るまで、いわゆる土木費とされる分野で大半が使用されていて、ちょっとどうかなと思うんです。

 

Q: そろそろ 30 年近く定住を促進してきたことによる人口増から発生した課題を解決するためにですね、教育や福祉を含む住環境や生活環境とか、区民として安心して住み続けられるための事業とかですね、総合的な基金として組織横断的に使ってほしいんですよ。まちづくり部門だけじゃなくてさ。

 

A: 定住促進基金は、区が定住促進対策の推進のために設置した基金で、主に都市基盤や交通環境の整備などに活用しております。これまで、電線類地中化整備、コミュニティバス運行、台場の地域交通の運行、自転車シェアリング推進、歩道及び歩車共存道路の整備などに充当してまいりました。今後も、社会情勢の変化に応じ、良好な市街地環境の整備に向けて、基金の目的に合致した事業に、効果的に活用してまいります

 

(´-`).。oO(…これはちゃんとしたQ&Aですか、教えてエライひと。別に潰せとかなくせとか言ってるわけじゃないんですよ。区が言う定住って定義がズレてんですよ…と自分の方がズレている可能性については棚にあげとく)

 

 

というか、全体的に言葉が難しくて、文字を目にすることなく耳だけで聞いてても、ひとつもピンとこない。そういう特性だから仕方ない。

 

続く。


 

動画を編集してみたテスト

どうも、12日から議会が始まっておりまして、10/10まで約1ヶ月やってる予定です。そんな中、一般質問を機会をいただきまして、せっかくなもんですから動画を撮って編集してみました。記録というか記憶というか、なんかこんな感じで議会ってやってるのね的にふーんって思ってもらえるだけで十分です。

 

 

港区議会のHPからでもライブ配信と録画配信もみられるんですが、ちょっと違う感じでなんか記録に取っておきたいなーというか。へたっぴだけでも動画編集って楽しい。質問8問のうちの1問だけしかできなかったけれども。

 

 

先週金曜日の一般質問、3連休で昨日区長答弁を文字で改めていただいたので、近いうちにまとめようと思いつつ、残りの質問動画もちゃんとしておこう。近いうちに。