記憶にございません。

これまで港区議会で反対討論をする機会というのは、とある会派に限定されていたようなもんだったんですが、今回皆さんの記憶と記録にもないような、反対討論っつーもんをした次第です。自民党が。

 

ざっくりとした経緯

1. とある委員会にて請願審議。

2. 態度がブレブレであっちいったりこっちいったり姿勢が定まらない会派あり

3. 審査前からどうですかって聞かれたので、「ウチはこう。理由はこう」と説明し、「もしxxxならxxxxしてもらえませんか」って聞かれたので「多方面に確認をとったし、そのつもりだからもちろんOKよ」と長い時間話し合いをして伝えたところ、「一緒の態度でいきますよろしく」と決断されたのでそうかそうかとなってたところ、一晩寝たらブレたらしい

4. 別にブレるのはいい、人間だもの。いろんな人のお話聞いてのブレブレは、ご自身の判断

5. とにかくブレまくっていることをあちらこちらに伝えた挙句、こちらにお願いしてきたことをこっちは守って約束を果たしたことまで反故にされ、請願審議は可否同数、委員長採決にて採択されることに

6. なお、我々自民党さんは一貫して「継続審査」を求めていてね、だって整理しないと片付かない課題がたくさんあるもんだから、確実に進めていくために継続審査を求めますと

7. で、「継続じゃダメ、今すぐ白黒決めてちょうだい」となったので、あくまでも継続で進めることに意義があると主張しているもんですから、「じゃあ採択でいいよ」とは絶対ならない、我々折れない、だって意味合いが全然違うもの、まぁそれはいい、別に全然いい

8. で、今日ですよ、定例会最終日。とある会派が「本会議でひっくり返されるんじゃないか」とあちらこちらにやらしく根回しをしはじめ、それでも足りないかもしれないからと、産前休暇でこの定例会すべて欠席しますと届出を出している、臨月の予定日過ぎたいつ破水するかもわからない身重の議員を本会議に出席要請するかのごとくな動きあり

9. 本来なら午後1時から、幹事長会→運営委員会→本会議と最終日の予定が詰まるところ、とある会派の幹事長が幹事長会直前に自民党さんのとこにきて、みんなの前で「採決のためだけに身重の産休入ってる議員登庁しますので、あ、ずっと体調の心配はあったのでこの定例会は初日からずっと休んでましたけどなんか今日は大丈夫らしくて」と一方的な通告あり、我々一同おったまげ

10. マジか、本当にくるんか、というかもう来てるんか、わざわざ呼んだんか、倫理的なとこからも、複数会派おったまげ。産前産後のアレってなんのためにあるの、母子の安全って観点どこいった

11. 「このためだけに来るって言ったね、本当にそういうのアリだとおたくの会派はそう思ってるの?これウチはこんなこと言われたおたくの会派そういうとこだと言わせてもらうよ」と幹事長同士で念押しをした次第、スイマセンしか言われないのも困る

12. 「反対討論するかどうかも含め、言わなきゃいけないことは言うべきと思う。準備含めて話合いたいから、止めて」とお願いし、幹事長会はじめ、その他諸々開会延期

13. 結局3時間半くらい予定からズレたけども、運営委員会で色々忠告し、本会議で反対討論賛成討論するような流れに

 

多分、立場によってはいろんな見方があるのは事実。「何が悪いの?」「自分たちから訴えて決めたルールを自ら破ってドヤ顔」「議員の権利が」「オンラインでできないのが悪い」「あーだこーだ」etc、いろんな見方があるとは思います。けども、妥協できない点はバキっと言わしていただきたかった、あたいが。少なくとも。

 

物事の考え方の価値観がそもそも違う、それに対してはもう正直何もできない。とにかく採択にこだわる心理。採択じゃないと価値がない的な。自分の力不足を区民の良心と請願と採択に頼らないといけないんか。区民の請願じゃなく議員の請願にすることをいとわない。よくわかんない。別にいいけど。知らんけど。価値観。多様性。

 

 

運営委員会で言わせていただいたこと

本日お昼過ぎ、幹事長会開催直前に、自民党控室に某会派の某幹事長がきまして、今定例会のすべてを欠席するという意の欠席届を提出している某議員について、本会議採決のために登庁しますという通告を受けました。

会派がまるで当該議員に出席を要請したかのごとく、この通告は議会軽視とも言え、会派としてもそのような議会を軽んじた行為を、自民党会派としては到底容認することはできません。

会派としてそのような経緯に至った明確な説明もなく、そのような一方的な通告では本会議を予定通り開会できるようなものではなく、議会運営の混乱を招いたことについては指摘をさせていただく必要があります。到底納得できるものではありません。

そもそも某議員は、産前休暇を取得されたという認識でおります。ですので、身重の体の方を心配しており、倫理的見地からしても、会派で優先されるべきは母子の健康なのではないかと、私は思います。

今後もこのような議会運営が続く懸念がある以上、我々自民党議員団としては看過することができません。以上、運営委員会において表明いたします。

 

と、しっかりと議事録に乗る上、区長はじめ特別職に「議会、こんなことが起こってました」と知っていただくことが重要と思いましたので。

 

 

委員長報告の通り採択することに反対する討論

請願4第13号「区立元麻布保育園の医療的ケア児・障害児クラスに関する請願」について、反対討論をいたします。

我々自民党議員団は本請願に対し、保健福祉常任委員会で継続審査を主張いたしました。その大きな理由は、「請願者とのやりとりの中で明らかになったこと」「しかしながら請願文との整合性が取れないこと」「改善すべき課題があることは議会としても行政側としても明らかになったこと」「しかしながら課題の整理をしなければ改善が見込まれないこと」の4つです。

請願者のご意見・ご要望は十分にお聞きし、とてもご苦労されていることはよくわかりました。一日でも早く改善とし、保護者へ安心を差し上げたい。しかし、本請願でも重要視された「保育と療育」という、行政の縦割りの影響にどのように対応するべきか。この話は元麻布保育園の医療的ケア児・障害児クラスだけに限定された話ではないため、事業を提供している関係各所の現場を確認し、課題の共通認識を持ち、港区事業の全体への影響を鑑みながら、確実に前に進めていくために継続した議論が必要であると、請願審査の中で強調してきました。

我々には残念なことに任期があります。我々の任期が満了するまでの間に、どこまで結果が出せるかという関わり方をしていきたいのです。我々自民党議員団の目指すところは、一日も早く、目に見える改善という結果を出していくことです。

何よりも大切なことは、請願を採択することを目的に議会が動くというのは間違っていると、我々議員は気付かなければならない。むしろ、請願者の真摯な願いを、請願に頼らなければならなかったことを我々議会は重く受け止め、反省しなければならないことを忘れてはいけない。

行政と共に、可能な限り実現に向けて動く。これが我々に課せられた責任です。

繰り返し申し上げます。我々自民党議員団は、本請願に対し、保健福祉常任委員会で継続審査を主張いたしました。これは今でも変わらず、責任を持って改善に繋げていくための継続審査であります。

区民からの請願内容に関してもっと詳しく現場の調査をすること、課題を整理すること、そして何ができるかを行政と議会で考えていくこと。この重要なプロセスを経ることなく、やみくもに請願の採択のみを求めることは無責任であると、断ぜざるを得ません。

請願4第13号「区立元麻布保育園の医療的ケア児・障害児クラスに関する請願」に、自民党議員団は反対いたします。何卒、皆様のご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

…ま、身重の議員がこのためだけにこられたので、過半数のご賛同は得られなかったんですけれどもね。我々自民党、委員会の中でも申し伝えておりますが、請願審議への態度と結果はどうであれ、確実にこのお困りごとは解消するよう努めていく所存です。そのようにお約束しております。

 

今でも信じてます。これこそ正しい継続審査の形だと。形にするために、継続することを主張したことに、今でもしていることに間違いはないと思ってます。

 

 

「自民党はひどい判断をした」と吹聴されるでしょうね

自公vsそのほか、と煽りたい人はたくさんいると思います。請願が出されたらお気持ちに寄り添う姿勢を見せるために全部採択というポリシーのとこもあるでしょう。

 

請願ってなに?ですよ。これは議会もですけども、行政側も本当に反省して考え直さなきゃいけないところ。あまりにも請願の扱いが軽すぎる。請願出されなきゃ動かない行政、自分の票に繋がるからと「請願出しませんか」と触れ回る議員、そういうのが多過ぎてウンザリして真剣さを失ってしまった議員、採択・継続・不採択関係なく「あと行政がなんかやるでしょ」と丸投げする雰囲気も少なからずある。自分も含めて地の底までの反省会だ。

 

最後までお読みになった方の中で、我々の主張をご理解していただける方はとても少ないと思います。でもいいの、間違ったことはしたくないし、こちらは頑固な曲げられないポリシーできちんと判断して動いてる。決して「人からどう見られるかしら…」とポピュリズムに流されることなく、気にしいになることなく、少なくとも私は自民党副幹事長として、保健福祉常任副委員長として、反対討論書かせてくれ読ませてくれと、背中を後押ししてくれた自民党の仲間に感謝いたします。

 

…あらやだ、ちゃんと自民党ぽいじゃないのアタシ。


 

東京の、非日常

レインボーブリッジ、封鎖できません…!』と言われてきたんですが(某映画で)、封鎖しての自転車道イベントがありまして。東京のごく一部の非日常な空間をちょっとばかり堪能してきた次第。『第1回』って言ってたけども果たして2回目はあるんだろうか。

 

約1時間半ライドを4分30秒にぎゅっと濃縮。ちょっと酔うかも。橋の上より、トンネルが楽しかった件(雨だったからトンネルの中あったかい…)。

 

小倉家、どうしても参加したかったので

7月に募集が始まって間髪いれずに申し込み、抽選になるんだろうなと思ったので、小倉家はどうしても一緒に並んで楽しくライドいたしたく、片方当選片方落選とかは避けなければならず(安全面で)、VIP枠っつー出走権を買う的なやつで躊躇なくズバーンと申込。東京マラソンのチャリティー枠的な。

 

申込時、VIP枠(ネーミングは何かよろしくない)は100人制限だったような気がしますが、多分全然申込なかったような気がします。だって見渡しても数十人くらいだったような気がしたもの。でもいいの、それで申込したい人は足切りなくできただろうし、余った枠は一般の方に回っただろうかもしれないから。たぶん。知らんけど。

 

ここ4年くらい、自転車は小倉家の福利厚生(一緒にお出かける)。なので雨だったけどもご一緒でお出かけイベントというのと、大枚はたいたのでせめて回収しなければという気持ちも働いたのと、『一回コッキリのイベントになる可能性だって全然あるから』と動画撮って記念にしたかったという欲望だけで、安全運転で行ってきましたという話。

 

なお、自転車は2台とも小倉くんのです。

 

トンネルひとりじめ的なタイミングもあって、ちょっと面白かった。

 

 

坂、意外にイケた

レインボーブリッジを渡るということは、高速の入り口から入っていくわけで、イベント概要には『勾配約5%の坂が約1.5km続きます』とありましてね。申し込みしてから3ヶ月、いや4ヶ月か、坂道を登れる体力と脚力をつけよう期間。

 

ま、とにかくひぃひぃしてましたよね。中年ですから。ほぼ毎週、土日どちらかの雨が降ってない日、車の少ない朝早い時間から区内をぐるり、区外もぐるり、3時間くらいずつ頑張って体力と脚力を。

 

おかげで、寝てる時に一緒にぐっすりしてる猫を蹴り飛ばしはしなかったけど(たぶん)、脚力強化に成功したせいか、影響のない範囲への避難を覚えたようで。ねこ、かしこい。

 

 

自転車走行に関しては、乗る側のマナーだとかルールだとかよくヤイヤイ言われますし、車のドライバーもヤイヤイ言われますし、道交法があーだのこーだのも。先月くらいですからかね、自転車の通行に関してとっても厳しくなりました。そこは気をつけていきたいもんですが、普通に自転車乗っててやっぱ怖いなって感じることたくさんありますもんね。乗ってても乗ってなくとも怖い時あるし。

 

何がいいのかまだ全然よくわからないけれども、単純に車道走らしとけということではないと思いますしね。とにかく、今回レインボーライドで初めて経験したことは、信号で止まらずに長い距離自転車乗る機会初めてだったので楽しめました。今後も定期的に運動がてら乗りたいと思いますけど、安全運転にだけ気をつけながら。

 

あっ電動キックボード的なやつの逆走が今一番こわい。もしもーし、そこ一方通行ですよーって。自転車ナビレーンの上、それ走っちゃダメだと思いますよーとか。


 

女性議員に向けたアンケートというやつ

何年かに一度、思い出したように『アンケートにご協力を』っていう現職女性議員に向けた「女性議員を増やすためには』っつーのがくる。4月に統一地方選あるからか。ワイ、「女子ひとくくりにすんな派」です。

 

女子すべて一括りにしてくれるな

といつも思うんだけども、どうやらこういうのは少数派of少数派に感じてたまらない。でもこの感覚って、正直自分が議員になるまで無かったし、考えたこともなかったのである意味『アンケート実施をするという意義』はあるのかなとは思う。たぶん。

 

なんというかね、『これが結果です』というのが最初からありそうで。なので意味合いとしては『定期観測』または『変化の兆候確認』なんだろうかな。まあ、まあまあまあ、これはしょうがない。だって過去何度も何度もこういうアンケートが行われてるわけだけど、選択肢が急に変わるとかないし。新たな視点にすべき意見が書かれるかもしれない自由記載が無いんだろうなあというのは想像に容易い。

 

…書きにくいもんなあ、だって女子の敵は女子やぞ?

 

どうやら女性議員が議員になってお困りであろうとされてるあるあるは

・男性上位の固定概念

・ハラスメント

 

は多分変わらないようで。でも別にこれって女性に限ったことではないんじゃね?と思う時もしばしば。だって男性議員だって思ったこと一度くらい誰だってあると思うんだ。男性特有の『先輩後輩』『年上年下』に嫌気をさしてる男性議員がいないわけがない。体育会系的ノリが苦手な男性議員だっているっしょ。ハラスメントなんかは、男性同士の方がすごいっすよねパワーなやつ。マウント取り合い合戦でどっちなんだい。ぱわー。

 

ま、そういうことはさておき。

 

 

「出る」までが大変

性別関係なく議員になりたい人は自ら出るし、なってほしいと押される人は性別関係なく覚悟を決めて出る。覚悟というのにも色々あるわけで。とかいってよく言われるような家族の合意とかそういうのの他に、議員に選ばれるには選挙という一大イベントがあるわけで。そっちへの覚悟の方が大きいんではないかと思われます。

 

・お勤め先が兼業ダメなら退職する覚悟

・むしろ無職になるかもと後ろ向きな覚悟

・兼業/休業OKだとしても、落選した場合何事もなかったように復帰できる鋼のメンタルで挑む覚悟

・政党とか絡むと当たり前のように平日に何かを組み込まれて、選挙出る前から有給取りがちになる覚悟

・選挙のだいぶ前からそういう感じになるわけだから周りからそういう目でも見られても自分が好きすぎる/自分に自信がありすぎる以外のお豆腐メンタルが一念発起する覚悟

・周囲と支持政党が違いすぎて(もしくは発覚)して交友関係が崩れるかもしれない覚悟

・選挙まで半年〜1年くらいの間、議員でもないのに色んな針の筵に耐える覚悟

・一部の現職議員を遠目から見るのと間近で見るのと裏表のギャップがありすぎて議員というのに幻滅するけどここまできちゃったらやめるにやめられない覚悟

・金と票と人気取りしか興味なさそうな輪の中にいきなり放り込まれる覚悟

・なんだかんだで選挙準備とか全部自分でやらなきゃいけないから手伝ってくれる人がいなければ全部自分で仕事しながらやらなきゃいけなくて頭ぱっぱらばーになりうる覚悟

・宣材写真とかそれまでの人生で必要にないグッズがいきなり増えるので、そういうの恥ずかし気もなくドヤれる鋼のメンタルを持つ覚悟

・住所とかそのほか色々情報公開する必要があるのかどうかもわからないなかでなんかそういうのしなきゃいけないぽい覚悟

・知ってる人からも知らない人からもあれこれ有る事無い事言われなきゃいけない覚悟

・周りの人達から「選挙ってのはなあ!こういうもんなんだ!」と時代にマッチしない昭和な伝統を押し付けられてブチ切れそうになっても顔ひきつらせながらニコヤカにハイと言う覚悟をもった覚悟

・『何でも聞いてね』という割には何にも教えてくれないのにキレない覚悟

・誰も何にも教えてくれない中で孤独に『選挙、準備、何する』と検索しながら手探りで挑む覚悟

・やっていい事/ダメな事の区別が付かず、公職選挙法読んでも読んでも時代にあってない上に公職選挙法の解釈がグレーすぎて何一つ身動き取れないことに震える覚悟

・やりたいこと頑張りたいことより「知名度があるかないか」「必死にお願いするかしないか」で判断されがちなことにキレない覚悟

・結果ヤケクソで『あの人頭下げないわね』とマイナスイメージ付くかもしれない覚悟

 

と、色々な覚悟があるんじゃないですかねー。例ですよ例。なので、普通にサラリーマン的なことやってた自分はとてもしんどかったです。なので、基本性別関係ないと思ってます。現状のままだと、このやり方と制度と有権者からの目に耐えられなさそうなのはドSかドMしかいないんではないかとすら思ってます。基本性別関係ない(※個人の感想です)。

 

なので、まず選挙に挑むまでの不思議な選挙文化を変えるのと、しっかり候補者を見定められる有権者を増やすところをセットにどうにかしないといけないんじゃないかなとは思います。あと政党なら準備含めた相談サポートをもっと充実させる方がいいかなとは思います。あと昭和の選挙からとにかく脱却(※個人の感想です)。

 

 

自分の経緯

現に自分、今議員としてやってますけども、自分から鼻息荒く「やりたいです!」という経緯で立候補に至ったわけじゃなくて、まわりからの推薦というか説得というかそういうので今に至ってます。それも、こう言っちゃアレかもしれないけども、いわゆる「親戚でも家族でもない、ご近所とか知り合いのおじちゃん達」から「後継いで出てよー」で今に至る。で、そのおじちゃん達は自分が女子だから声をかけたわけではないの知ってるし、やりたさそうだから声をかけたわけでもないというのも知ってる。あ、いや、自分都合よく認識してたら恥ずかしい。いやん。

 

前にもどっかで書いたかもしれないけど、2011年の区議選前にも声かけられけど「薬の開発のお仕事、やりがいあるし」と一度お断りしてるの。でもって、「4年後まだアレだったら声かけてみてwww」と言っちゃったもんだから、ほんとに4年後声かかっちゃったし。でもって今に至る。女性陣からの多大なるバックアップがあって推薦されたわけでもなく、まぁ女性議員が増えたらいいなという目的が裏にあって声をかけられた可能性は否定できないけども、そこはわからない。

 

なので、自らの立候補を志す女性が増えることが正義的な世の中ではありますが、まったくもってそんなこと考えたことなかった他人に声かけると意外に「出てみようかな」と新たな選択肢を選ぶ女性陣のポテンシャルの方が高いのでは?と思う今日この頃です。でもやっぱそれも男性女性関係ないなとも思います。

 

「自分からやりたい人じゃないと、どうせ何もしてないんでしょ」と思われることも多々ありますが、お役目いただくからにはしっかりきっちりやっとりますということは改めてお伝えはしたい。ちまちましたものを作るのが好きなので、こういうの作ってみました。自分にとっての戒めの振り返り用でもあります。


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こういうの作りたい理由はですね、「がんばってね」と声をかけられるのはありがたいけれども、結構な割合でのその「がんばれの意」は【任期中の4年間を全うせよ】ではなく【お祭り騒ぎの1週間にとにかく目立て】であることにショックを受け続ける8年だからです。

 

 

脱線しちゃったんで、アンケートの話にまた戻るんですが。

今回も気になることがありましてね。「女性議員の働きやすさ」っつー概念なんです。議員の働きやすさってなに?といつも思うわけなんです。議会の中と外でかなり違いますけども。議員のお役目頂いた直後くらいからずーっと感じているのが、『あれ、そんなに議員って福利厚生を求めてる人が多いの?』と。

 

価値観の違いはあるでしょうけども、自分は議員を職業と思ってないので(お役目くらいにしか思ってない)、アレがないとダメこれがないとダメというのはあんまないかもしれない。難しいわあ。むしろ男性議員が求める働きやすさは何かを知りたい感じもする。

 

性別関係なく、議会の中の活動をもっとスムーズに活発に、という意味での働きやすさというのであれば、個人個人で思うことは色々あると思います。でもそれが全体最適かと考えたら違うとなることもあるだろうし、会派の中ですら意見がまとまらないということも多々ある。そう、つまり個人の活動と会派の活動は別だし、会派と政党が違ったらそれもまた別になると思うし、そんなこと言うなら会派なんて必要なくね?と思うことだってしばしば。会派があることでめんどくさいこともある。でも何かを成し遂げるには会派という存在に助けられることもあるのも事実。難しいわあ。

 

 

女性議員を増やすために何が必要か

都市部は比較的女性議員が多いと思います。でも昔(ほんとの昔)は多分いなかったわけで、0から1、1から2と増やしていくのは大変なことだったと思います。でもぶっちゃけ、女性であることである程度ゲタ履かせてもらってる感じになってるなあというのはちょこちょこと感じることはあります。ほら、それこそ女性議員を増やしたいという世の中の思いがカタチになったのか、はたまた女性議員が増えてきているというからこそのプラスの恩恵か。男性議員としては「いいなあ」と思われているのは絶対ある。

 

世の中の女性議員の中にはもちろん女性であることをアピールするタイプもいますし、エクストリームな感じになると男性議員が一掃されて初めて女性が活躍を〜なんぞというポリシーの方だっているでしょう。政治とかの場には「強い女性」というのが求められるフシがあるわけで、よく言われますよね「中身オトコ」じゃないとサバイブできないよねとか。自分、まったく該当しない、これでも誰よりもメソメソするタイプであります。檻のない動物園に放り投げられた家ネコくらいな感じです。同じネコ科のライオンとかトラと同系統に見られること多々ありますが、誰よりもお豆腐メンタル。それでも何とかやってます。

 

こういうところが、女子ひとくくりにしないでほしいと思うアレかもしれないね。日々地味な活動しているお豆腐議員もおります。外に出て目立ってナンボという、いわゆる「わかりやすい活動」をしていないタイプの議員もいるのです。

 

そう、多かれ少なかれ多分これもひとつあるんじゃないかなと思う。「当選するための活動」「知名度を高めるための露出」が当たり前のように散見する中で、自分もこうしなきゃいけないんだろうかっていう恐怖を煽るというのかな。特に今はSNSとかそういうのが活動報告で当たり前みたいになっているから、なおさら「そういうのヤダ」と思うかもしれないなって思ってしまいました。いや、別に踏襲しなくていいんだけども。

 

活動の可視化という点では悪くはないと思うんです。ただ、議会の中で議員として何やってるかの可視化が全然不足しているもんだから、個人としてのPR先行になっちゃって目立ったもん勝ちみたいな。議員って議会の中で何やってんの?誰がどういう質問したりやりとりしてるの?というのが世間にまったく知れ渡らないのは残念だなと思ってます。そもそも、ほんとに議員は議会で何やってんの?と大人が社会科見学していただくことから始めないといけないかもしれないと、議員になるまで議員のことも議会のこともまったくわからなかった自分だから余計にそう思います。だから反面教師として、普通の委員会でも報告欠かさず、ちまちま報告書作ったり、そういう行動を中心にしてるのかなあと。

 

それで「あぁやってみたいな」とか「自分ならこうする」とか、はたまた「あんなことなら自分だってできる」とか「むしろ自分の方がもっとちゃんとできる」と感じてくれる人が増えれば、それはそれで結果としていいんじゃないかなと。ちゃんとした人が集まるところになればいい。でも何をもって「ちゃんと」してるか判断するのはみなさん次第。

 

都市部の女性議員は比較的多め(港区議会全体では約1/3)だからこそ、「女性なら何でもいい」「女性なら誰でもいい」という風潮になるのは違うと思ってるのは変わらず。なのでがむしゃらに女性議員を増やさなきゃどうのこうのということも思ったことないので、そういう意味ではクオーター制というのにはまったく意義を感じてないです。でもこういうのって女性議員がひとりもいないような地方の議会で0から1をまず作るという意味では、初手としてアリかもしれないなとは思いますけどね。

 

という、オチもなんもない、ただの長い感想文。

 

あ、個人的にはですけども、政党さんはもっと公募すればいいと思います。それもオープンに。


 

港区民向けのコロナ&インフル予防接種

港区発表よりほんの少し前、東京都が「インフル予防接種もやります!」と発表した時の正直な感想としては「あ!間に合わなかった!」でして、その後港区も常設のワクチンセンターで対象者に向けて機会を提供することになりました。

 

高齢者インフルエンザ予防接種の対象者

コロナ予防接種の接種券入り封筒は、港区は白です。基本、今となっては区民のほぼ全員が一度は目にしたことが(送られてきたという意味で)あるのではないでしょうかね。で、港区から送られてくる高齢者インフル予防接種の封筒は、水色です。確かそんなんだった。

 

公費インフル予防接種の期間は10月〜翌年1月ですので、おうちに水色の封筒が届く秋、「あぁもうそんな季節ねぇ、秋だわ」くらいで季節感を感じる水色の封筒。水色は爽やかすぎて秋じゃないけど。とにかく目立つ色であることは重要。

 

いつものかかりつけ医でご予約すぱーんと入れて接種してもヨシ、今年は(今年こそ)コロナとインフルの同時流行がと言われておりますので、「これを機会に毎年打とうかしら」もヨシ。毎年打とう。

 

インフル今年こそと言われてるのは根拠がありまして、東京都の健康安全研究センターでも注意喚起されていますけれども、

 

南半球のオーストラリアで、一足先にインフルエンザがすばーんと増えました。昨年とかその前は全然だったんですよ、ほら当時は入国制限とか色々あったじゃないですか。コロナ禍真っ只中。で、我々の夏は彼彼女らの冬。日本と同じ陸続きじゃない海に囲まれた国だけども、ずばーんと増えたわけです。

 

 

よく聞かれる、「同時接種」

同時接種というのは、1本の注射にコロナ用とインフル用を混ぜて、1回の注射でいいってこと?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。→そういう予防接種はまだ無いです。そのうち出てくるかもですね、3種混合とか4種混合みたいに。サイエンスに期待しましょう。

 

正しくは、「同じ日に打てるよ」です。ほら、基本的に予防接種って間隔開けてくださいねというものが多いんですけども(2週間とか)、コロナとインフルはたくさんの研究の結果、日にち開けなくても安全性もOKですという意。

 

予防接種に関わらず、お薬というのは基本「安全性>>効果」であります。効能の評価も基本全部安全性というのを一番に持ってきます。ということを頭の片隅にでも置いといてください。元製薬企業で新薬開発のお仕事してたオグラです、どうも。マウスのあの毛のないシッポがどうもアレで、それだけじゃないけど白衣着たタイプの研究職の道に進むことを一度たりとも考えたことはなかったオグラです。人には向き不向きがあります。

 

生まれ変われるとしたら、自分ちの家猫になりたいです。ふさふさのしっぽをぶんぶん回すんだ。

 

と、そんなことはさておいて。

 

同時接種というのは、まぁそうですね、「左にコロナ、右にインフル」みたいに、片腕ずつ接種できますよくらいに思っておいてください。同じ日に。

 

 

いっぺんに済むならそれで、という方向け

インフルエンザ毎年打ってるし、どうせオミクロン株対応のをワクチンセンターに打ちにいくならそれで済ませちゃおうかな

実はインフルエンザってそんな毎年打ってなくて、今年は流行るっていうから罹るの嫌だし…

ぶっちゃけ、かかりつけ医ないし、インフルエンザのために電話すること自体がめんどい

 

と、いろんな想定ができます。高齢者で病院かかってない人いるのか問題がありますが、いますかかってない人。病院嫌いだっている。毎年きっちり接種してる方にしてみれば「え、そんなの近所のクリニックに行けばいいんじゃないの?」と不思議がるかもしれませんけど、実は高齢者の中には「大きい病院に定期的に検査にいくけど、その診療科ではインフルエンザ予防接種はやってないんだよね」とか、そういう方います。

 

とにかく、公衆衛生の向上を目指す行政の取り組みとしては、あらゆる手法で健康であることを目指していただく。素晴らしい決断。なので先日の委員会の中でも「ご利用いただく数が少ないかもしれなくとも、良いことなんだから人数は気にしちゃダメ」と励ましてます。

 

日時は決まってますんで、白い封筒(コロナ用接種券)、青い封筒(インフル用予診票)を持って、田町駅・三田駅そばの常設センターへどうぞ。

 

※まずコロナ用接種してからのインフルです。

両方大切ですけど、ここでの優先順位はコロナ>インフル

 

港区、せっかく常設のセンターを作ったわけですから、こんなとこ他の自治体にはないですから、個人的にはいっそもう「予防接種センター」としてなんでもやっちゃえ的な展開にしていいと思う時だってあります。第2保健所的なスタンスで。

 

とにかく、65歳以上の港区民高齢者、または60〜64歳の該当する方、コロナもインフルも予約不要でありますから、午前中に行けば両方とも接種可能です。これ読んでる方の周り(知り合いとか身内とか)でそういう方いらっしゃいましたら、是非お声がけを。

 

あ、対象者でないみなさんも、是非ご近所の医療機関でインフル予防接種を忘れずに。この機会にかかりつけ医を持つことは頼もしいことですから、そこもご一考。

 


 

防犯カメラレンタル事業、開始

あれは2月のことじゃったかのう…定例会で「防犯カメラのレンタル事業、作ってくんない?」とお願いしたのは。その前年くらいから、迷惑行為と防犯カメラで色々色々あったから…。で、あれから8ヶ月。開始、すご。はや。

 

相談するにも「防犯カメラあります?」から始まるご時世

ご相談を受けた件を定例会でお伝えしたんです。どんな件だったかざっくり言うと、

 

・ビルの屋上にどこからか生ごみを投げ入れられる時がある(食べかけ汁入りカップ麺とか最悪でしょ)

・高い建物に囲まれているので、どこから投げ入れられてるのか検討つかず

・役所に相談→重点パトロールはできるけど、ある程度特定できない限りどうにもなんないですねぇ…

・警察に相談→防犯カメラあります?え?ない?どうしようかねぇ…

 

と、まぁこんな感じ。

 

相談するにも、ある程度アタリをつけないといけないご時世というのがもうなんというか、仕方がない世の中というのはなんとも寂しいものがある。まぁしゃーない。色んなことが違いすぎるから。

 

あっ、この件に関しては、色々ありまして、色々ありましたが、解決しました。警察はやっぱりすごい頼りになるんだなあって改めて思いました。

 

 

港区の防犯対策

これまで、港区の防犯対策というのは3つ。これに今度レンタルが加わるわけですが、なんかHPで一向に増えないのを見てると、レンタル事業はひょっとして防犯対策に入らないのでは?という疑問も出てくるけども、もう全部「生活安全」で括っていいんじゃないでしょうかね。Google先生で検索かけないと辿り着かないシステムなので、別にそれ推奨ならそれでいいんですけど、それならばそうどっかに明記してもらえれば。

 

 

簡単にまとめますと、

共同住宅防犯対策助成:集合住宅管理組合向けかな。共用部分の防犯。

住まいの防犯対策助成:個人向け。防犯カメラだけじゃなく、鍵とかセンサーライトとかも。

防犯カメラ設置補助:町会とか自治会とか商店街とか地域団体向け。

防犯カメラ貸与事業:区民、中小企業、管理組合、地域団体で迷惑行為に困ってる方向け。

 

必要な方にまず情報が届きますように。

 

 

どちらかというと、行政に積極的に使って欲しい

防犯カメラは今のご時世ってそんなに手の届かないものではなく、用途で違いはありますが比較的お手軽で、購入するという手もあります。ありますけども、区民の9割が集合住宅に住んでいるというこの港区、新しめの集合住宅には結構当たり前のように防犯カメラとかついてるわけで、個人で防犯カメラってねぇ、防犯カメラで何するのと。

 

でも、実際自分が受けたご相談は他にも色々あるわけですけども、やっぱり相談しにいく時に「防犯カメラでアタリついてた方がいいよねぇ」というようなこともチラホラあります。なのであったほうがいいけど、「なんでどこの誰が知らないヒトがやってて迷惑被ってることで、コッチがお金出して買わなきゃいけないの?」はありますよね。正直なところ。単発案件は。

 

ごみの不法投棄とか落書きとか、そういう迷惑行為にお困りの港区の方に向けたレンタル事業として開始されるということは、ある一定程度の数を港区は確保しているということなわけですよ、逆に言うと。なので、色々ご相談を受けることの多い部署には、快くキモチよく「防犯カメラ貸して!」「防犯カメラ貸すよ!」と、役所の中で臨機応変に融通効かせてもらえることも期待しています。

 

支所の協働推進課とかまちづくり課なんか、地域のお困りごと含めよく街場の方々から相談受けるとこトップ2だと思います。あ、リサイクル清掃事務所もか?とにかく自分の想像するとこで、防犯カメラ必要かもねというとこトップ3。

 

庁内で臨機応変でよろしくどうぞ。また、お困りの区民とか事業者とかそのあたりも、ご遠慮なくお問い合わせください。ただ、ただですよ、迷惑行為の当たらなくてレンタルできない場合もありますので、お問合せを。

 

お問合せ先:港区防災課 生活安全推進担当 (03-3578-2270)

 


 

港区のワクチン接種のまとめメモ

【港区民 5〜11歳】

接種ワクチン:ファイザー製 小児用
現在、小児向けの集団接種は9/10までを予定しています。これから3週間間隔で2回接種するためには、↓のスケジュールを参考に。時期を逃してしまうと、集団会場は閉じてしまう可能性アリです。

実施日時 :

1回目接種 令和4年7月27日(水曜)から令和4年8月13日(土曜)まで
2回目接種 令和4年8月17日(水曜)から令和4年9月10日(土曜)まで

期間中の水・金・土曜日に実施します。

水曜日:9:30〜13:00、15:00〜18:30
金曜日:9:30〜14:00、16:00〜20:30
土曜日:9:30〜12:00、14:00〜16:30

対象者:

港区にお住まいの5歳から11歳の方
※原則、保護者の同伴が必要です。保護者がやむを得ない理由により同伴できない場合は、お子さんの健康状態等を普段からよく知る祖父母などの同伴も可能です。

 

持ち物:

・接種券
・本人確認書類(健康保険証、マイナンバーカード等)
・予診票(会場にも用意しています)
・母子健康手帳

 

予約:

・専用HPから(外部サイトへリンク)
・(余裕があればノンアポでやってもらえちゃうかも…でも予約オススメ)

 

小児は副反応(特に発熱)が他の年代と比較して非常に少ない、という港区がアンケート調査したものをご参考まで。

 

 

【港区民 12歳〜】 1回目・2回目・3回目

接種ワクチン:ファイザー(予約不要) モデルナ(予約不要) ノババックス(ノバだけ予約要ります、なぜなら数が少なめ)

武田社製ノババックスの接種ができる方
12歳以上:1回目・2回目のみ
18歳以上:3回目のみ

実施日時 :

令和4年9月30日(金曜)まで ※現在、国で「ワクチン接種は9/30まで」となっておりますので…。8/13以降は集団会場のオープン日数がこれまでと比較してガクンと減るので、行くなら今週オススメ。

 

対象者:

港区民の12歳以上の方
※12歳〜15歳は保護者の同伴が必要です。

持ち物:

・接種券(区民は接種券すら不要ですが、持参する方が確実に時短です)
・本人確認書類(健康保険証、マイナンバーカード等)
・予診票(会場にも用意しています)

予約:

・専用HPから(外部サイトへリンク)
・副反応が少ないとされる(特に発熱)ノババックスだけ予約をお願いします

 

 

【接種券さえあれば北海道民から沖縄県民まで 18歳〜】 1回目・2回目・3回目

接種ワクチン:モデルナ(予約不要)

実施日時 :↑区民と同じです

令和4年9月30日(金曜)まで ※現在、国で「ワクチン接種は9/30まで」となっておりますので…。8/13以降は集団会場のオープン日数がこれまでと比較してガクンと減るので、行くなら今週オススメ。

 

 

 

【東京都がやってる集団会場】 1回目・2回目・3回目・4回目

接種ワクチン:ファイザー(予約不要) モデルナ(予約不要) ノババックス(予約不要)

実施日時 :

こちらでご確認を…

 


 

結果、選挙しかないに等しいわけ

前回の続き。議員は選挙で選ばれた以上、そう簡単に辞めさせることはできないわけ。で、結局選挙しか方法がないんだけれども、投票率が上がれば投票先バラける可能性あるので、結果として当落変動を起こしやすい、となるのかな。多分。

 

注:当選も難しいけど、落選させるのも相当しんどい。

 

年代別の投票率ってよく出るやつ

年代別の投票率ってどっかにあったっけー?と探してたら総務省のHPがひっかかりました。なお、港区では年代別の投票率が出てなく(集計してんのかしてないのか知らんけど)、ちょっと残念。全国で55.93%だったと。ちなみに港区ではそれより低い54.36%

 

で、パーセンテージってあくまでも割合。20代が低いねーとかはよく言われますけど、意外に10代は頑張っていると思う。20代も頑張れ。

 

あくまでも想像なんだけども、10代20代って例えば就職や進学とか、実家を離れたとか下宿とかでもなんでもいいんだけど、「なんか色々めんどくさいから住民票そのままにしとこ」が多いんじゃないかなーって昔から感じてます。そうなると、例えば一人暮らししてるところに絶対お知らせなんか届かないもんね。で、急に選挙カーとかわーわー見かけるようになると、「え?なに?選挙?知らなかったー(今住んでるところ遠いから行けない&遠隔地から不在者投票請求するまでもない、というかそこまでやるのめんどい)」なんだと、勝手に思ってる(偏見)。

 

で、年代別のパーセンテージをみると、なんとなくイメージとして「18歳19歳は40%超えてんのかぁ」と、なんとなく「そんな悪くない」的なイメージありません?イメージ、あくまでも。

 

そこで、実際の人口を見てみることにしましょう。↑の衆院選のなんやらに合わせて、同年同月における港区の年代別人口構成。

 

どこの自治体もそうだと思うけど、人口比率を考えたら18歳19歳の少なさ、圧倒的。そして全国で一番多い投票率を誇る60代の人口、港区では意外に少ない。港区、中年が多いのよ中年。自分も40代。中年まっさかり。

 

で、港区は年代別の選挙投票率というのが出てないから正確でないことはわかってるんだけど、あくまでも参考にと、これを0.35で掛けてみますね。え?なぜ0.35だって?前回の港区議会議員選挙の投票率35.37%。ちなみにその前は36.02%。だからなんとなく全年代平均的に35%行ったとして、という正確ではない前提でね。さーせんテキトーで。

 

こんなもんすよ。この通りの割合で投票行動に繋がってるかどうかは不明だし、多分20代30代40代はもっと低くてそれ以上の年代の方にシフトするんじゃないかな。想像だけど。

 

で、これを立候補者50人くらいで票を取り合うみたいな感じ。ま、実際は来年の4月の区議選で10代が初めて参戦するので、「18歳になって初めてのなんらかの選挙だわ!」と35%よりは多いとは期待したい。わからないよね全然こういうの。ま、あくまでも参考まで。これっぽっちも正確じゃないよ。

 

 

投票率を上げるとどうなるか

選挙の度に、「有権者の半分近くが棄権しているようなもんだから、行かない人が行けば結果が変わる!」とするようなのがSNSで散見するようになりました。政権交代云々とか。いやでもホント、その通りだと思う。

 

多分、こうなることの期待が大きいんだと思う。観測的希望感マックス。逆転サヨナラホームラン的な。

 

でもね、そうじゃない場合ももちろんあるだろうけど、そこもちゃんと想定はしておこうね。逆転狙いでもダメ推しの点差が開く可能性もあるので、必ずしもひっくり返るわけじゃぁないと思うんだ。

 

で、それと同時に落選運動っつーものも散見するようになってきて、「あの人を落選させよう!」というやつね。「この人に投票を!」っつーのができないことを逆手に、「この人はダメ!」というのはルールに引っかからないと、なんと頭の良いことかと感心しちゃうものね。怒られないギリギリの抜け穴を探すわけでしょう、フシ穴な自分にはまったく思いつかないわい。モラル的にも。

 

ま、そんなことはさておいて。

 

 

例えばの棒グラフばっかでごめんなさいね、作るの簡単なもんだから

自分の頭の整理でもありますんでね、戯言からもしれないけどお付き合いください。さて、選挙なんて何でもそうですけど

足切りになるわけですよね、多い人から順番に当選していくのなら。

 

基礎票というんだろうか、ある程度の固定票というんだろうか、いやいや今のこのご時世『組織票』とか言っちゃうとアレですし、というかだいぶ違いますし。『コレでよろしく→ヨロコンデー!』のオススメ票とはまた違って、まぁガチファン票とでもこの際言っておきましょうか。『ど・れ・に・し・よ・う・か・な』と悩むことない推し一択というガチファン層

 

そう、それは個人にも向くし、政党にも向く。例えば推し政党があったとして、その推し政党から立候補してるのが1人だけだったとして、そしたらその方がどうであれどんな経歴であれ推し政党から出てるのであれば、多くの場合は何気にすることなくその方を推すことが多いでしょう。

 

ま、例のA氏、前回の選挙は初回逮捕の後に政党をチェンジしまして。日本維新の会からの唯一の候補として立候補し、維新推しの応援もあったであろうことから当選して、その1年後にまた逮捕劇でしたっけ(4年ぶり2回目)。以前に事件を起こしたことがあると知らなかった区民も多く、唯一の政党候補だったから投票してしまったとやるせない気持ちでいっぱいだった方はたくさんいらっしゃった。これは事実。

 

しゅ…しゅごい…唯一の受け皿…(自民党さん10人以上いる上、活動地域もある意味限定的ということを前提においても、自分より得票数多いというなんとも複雑なキモチ)。

 

例えば、その「ガチなファン層(個人でも政党でもなんでも)」に支えられてる割合がこんなもんと仮定しましょう。世の中の流れによる浮動票的な投票され方をする人だっておりますし、身内だけでがっちり固めるタイプの人も中にはいるんでしょう。知らんけど。「…ファンが多いって素敵よね」とほんのちょびっと羨ましいと思うのはナイショ。

 

とにかく、港区議会選挙なんて1,000票ちょっとで当選ラインに上がるわけ。ちょっと前まで900票台でも当選できた。それはつまり、ハッキリ言っちゃうと「友達1,000人いればどうにかなっちゃう可能性大」な区なんですよ。おっと自分のことはさておきますよ。なので、港区狙い目だ!として多分次の区議選、色んな人が立候補するような気もします。そんなことはどーでもいいんだけど。

 

あ、そういえば前にね、区の職員さんの研修的な何かだと思うんだけど、「周りの区民に色んなこと聞いてみましょう」的なお題があったらしく、「そういや議員も区民だよな」ということで雑談相手となる機会があったんです。議員の苦労だとか区への思いだとかみたいなそういうテーマで雑談して、職員さんに何か今度の区政の新たな視点というかに1ミリくらいプラスになればいいなと思ってはいるんだけど、

 

あのね、区の政策に活かしていくのもいいけど、むしろいっちょ区の側じゃなくて議員側として区を動かしていくのもアリよ?いかがですか、区議選立候補?

 

と、お伝えしたことがある。そう、若い子たちに主権者教育云々という「選挙行こうぜ!」と同時に「キミも立候補!」という事も大事だということも伝えていただきたい。よく地方では市の職員から議員へというのは聞くことあるけど、区の職員から議員って正直あんま聞いたことない。区長はあれど。

 

また脱線したけども、要は何が言いたいのかといいますとね、

先ほど、投票率が上がったら逆転ホームランか三振かみたいな例をお伝えしたわけですけれども、

投票率が低く、それほど多くない票数で当落が決まる区議選でしたら、この辺とかなら軽くひっくり返ると思うんですよ(…と自分で書いてて自分が震えてる)。というか、この辺とは言わず、全部ひっくり返ったっていい。全然いい。みんながそう願うなら。それこそ民主主義。

 

なので、特定の候補者を、なんというんだろうか表現はよくないけども世間一般で言われ始めたような「落選運動」的なやつの悲願成就のためであれば、①当選ラインに必要な得票数を上げることでガチファン層しかいない人の票だけでは当選を難しくさせる、もうこれ1択かもしんない。だからみんな「選挙しかない」と言うわけ。「投票しない」ということは、「選挙に行かない」という意味とイコールではないから。

 

公民権停止にならない限り、立候補すれば誰でも当選の可能性があるわけです。そして落選の可能性もある。我が身も然り。その時はそういう判断を下されたわけだから、そう言うことです。

 

 

自らお辞めにならない限り、残念だけどこのまま

「議会基本条例」みたいなものを作ればいい、みたいなことも時折耳にします。ただ、それこそ議会の外のいわゆるプライベート時における言動についてまで取り締まれるもんではなく、むしろ取り締まれるもんならもうとっくに制定している色んな自治体で強制辞職的なものが連発してることでしょう。

 

地方自治法という法律>>>(超えられない壁)>>>自治体の条例

 

何はともあれ、これまでも様々な「虚偽報道である!」「事実誤認である!」と機会があるごとに正当性を述べてきたA氏でありますが、ゴシップ紙が面白おかしくとりあげただけとかなら言わんとしてることも理解できる部分はあるかもしれないけど、警察が介入して区議会に連絡があっての報道ですものね。法治国家です。

 

2回目の逮捕劇の後、A氏は本会議に登壇し、議員の権利でもある一般質問に立ちました。質問の権利がある以上、止めることはできません(議長が認めないとする以外には、多分無いんじゃないかなと)。報道だけでどうのこうのというのもわかりますが、その後議会に出席し以下のような発言をしていることを、どれだけ多くの方がご存知なのでしょうか。令和2年11月下旬の第4回定例会です。

 

 

いずれまた、こういう機会が出てくるんじゃないかと思います。その間、我々耳を塞ぎたくとも聞きたくなくて寝たくとも、「なんでこんなの本会議場で延々と聞かされてるんだろうか」となってる方、ほとんどじゃないでしょうか。…いやひょっとして自分だけだろうか…。いずれにせよ、時間が経過するとなんとなーく世間のざわざわが収束してしまうかもですが、来年4月の統一地方選まで港区の皆さんはずっと忘れないでいただきたい。そんで、もっとよく区議会の中身にもほんの少しでいいので目を向けていただきたい。

 

正直申し上げましてね、A氏について言及すると何されるかわからないという恐怖感はあります。訴えられるとか、そういうの普通にあるかもしれません。で、そうなったとしても、多分周りは「それみたことか」とスルーを決め込むんじゃねーかとすら思う。関わった奴の負け、みたいな。以前も区議会の中でも相当ガリガリやられて、HPMPゴッソリ削られた人々は多かったから。

 

でも、でもね、議員としてのポテンシャルが云々、責務が云々、自分に跳ね返ることはあるのは理解した上で、それでもやっぱり警察に複数回も逮捕という事実は、示談であっても罰金の金額云々あっても関わらず、現職議員としていかがかと思います。残りの任期を全うすることは考えていただかなくても結構です。何やらの罪やら起訴やら確定するまでは推定無罪とか考えず、赤坂大輔氏は今すぐ辞職をするべきです。

 


 

辞職勧告決議

『なんの効力も無い辞職勧告決議なんか出したって意味なくね?』vs『決意を見せる最大限がこれしかないにしてもすぐにでも遠慮なくやるべきだ!』。さて、アナタはどっち派?議員の中でも相当の温度差、自分は全力で後者。

 

 

はい、こちら港区です。

さて、世間をお騒がせした挙句、ぶっちゃけ港区議会のみっともなさを世間に晒しまくってる現職議員の逮捕劇。2年ぶり3度目となると、相当な強豪な勢い。高校野球のシーズンですね。なんでドーム球場でできないのかしらっておばちゃんみんなの熱中症を心配するわよ。

 

港区議会のみっともなさというのはちょっとアレですけれども、港区と言えばほらこれもまた一部界隈で議論が勃発してる、国外在住・登院予定ない人が参議院選挙で当選しちゃったアレですけども、よそのところはどうだかまで知りませんが、港区では『ガーシー』と書かれた票が誰よりも多く、あの(どの?)片山さつき氏ですら1300票のところ、ガーシー1600票超えましたからね。あと、10度20度30度!でお馴染みの議員ですが、10度20度30度!ほとんど聞いたことなく長くお休みが続き、とうとう港区議会初の「長期の欠席で議員報酬は減額すっからな」条例の適応が決まったりもしてます。

 

区議会選挙投票率は、都内ワースト1。2019年は投票率35.37%です。良い子のみんな、誰に投票するのは別にいいけどちゃんと任期中も追ってくれよな!じゃっ!

 

と、議会の中のことをお知らせする人がいないので、敢えてお知らせすることにします。べ、別に悪口じゃないからねっ。

 

 

2016年から続く、「なんで辞めさせられねえの?」

国会議員もそうだけど、何かやらかしたりガチで捕まったり、色々メディアで目にすることが多くなりました。ワイドショー的なやつの中でも議員の質だなんだ、誰が寝てるだとか寝てねーだとか、議員も首長も大暴れで大げんかみたいなネタも増えてきてますし、選挙前だけのスキャンダル狙いとかそういう馬鹿馬鹿しいやつじゃなくて、任期中のこともフィーチャーしてくださいましよ、マスコミさん。煽る一方の問題提起じゃなくてさ。

 

さて、当該A氏、これまで3度の辞職勧告決議を出されています。暴行事件で1度、公然わいせつ事件で2度。それなのに辞めないから多くの有権者の皆さん、有権者でもないみなさんからは「なんで辞めさせられねえの?」と結構言われます。もちろん、我々議員だっておんなじ思いですよ。いやぁそこはいいじゃん別に、なんて言う奴は皆無です。もちろん。

 

ぶっちゃけ、辞めさせることができないんですよね、簡単には。選挙で当選した議員でそう簡単には。方法があるとしたら、いくつか方法となる可能性は実際あります。でも正直該当できそうなの、ない。

 

 

①懲罰の中で、「除名」ってやつに該当させてキックアウト

地方自治法の134条〜135条にこう記されてます。ただ、地方自治法の違反的な行動とか、議会の中の本会議とか委員会の中での言動とか、そういうことじゃないと適応できなさそうなんですよね。懲罰的なものって。あっ現実味帯びてないショボイ法律だなって言わないで。法律変えるのは国会議員のお仕事。

 

例えば、例えばですよ?私が「コノヤロー!」と例えば委員会の中で誰か殴ったとして暴行やら傷害罪で現行犯逮捕されたら該当するんだろうけども。

 

ただ、その次の136条に「再び当選した議員を拒むことはできない」ともありまして。除名とされた人に対してのアレですけれども、要は公民権停止されない限り、立候補して当選したら議員になっちゃう。そういうことをされたことがある候補者かどうか有権者が知る知らない関係なく、投票数が多い順に規定人数が議員になっちゃうというのが選挙制度。選ばれちゃったもの。

 

なお、A氏これに該当します。2016年に傷害容疑で逮捕された事実があり、その後の2019年の区議選で立候補して当選したわけですから。当選しちゃった以上は拒むことはできない。票を投じた方々は「それでもこの人で良い」なのか「そういう経歴の持ち主であることは知らなかった」なのか、関係なく。

 

 

②有権者の1/3からリコール署名もらって、その後なんらかの投票で過半数とった上でキックアウト

なんかこういうの、何年か前に名古屋の方でありませんでしたっけ?署名が結局どうのこうのみたいな。それだけ大変だということですよね、しかも誰かが旗振って代表者として「有権者のみなさーん!署名にご協力をー!」ってやらなきゃいけない。しかも公平校正に。疑われそうなアレやコレやもなく。

 

有権者の1/3ってねぇ、相当な数なんですよ。ほら、前述しましたけれども、2019年の港区議会議員選挙の投票率が約35%、23区ワースト1。実現味がやばみ。

 

③あとなんだろう...公民権停止くらい?

実刑判決とか禁固刑とか、公職選挙法がらみだっけ?

 

 

できることは辞職勧告決議くらいしかないのも事実

過去3回、2016年に1回、2020年に2回と、港区議会はA氏に対して辞職勧告決議を出しました。そう、たくさんの方がご存じのように、辞職勧告決議は法的効力なのが1ミリもなく「……お辞めいただきたい(白眼)」を議会の総意として議場で態度を表明し決議するもんであります。

 

 

できることがこれしかないんなら、それでもやるべきだと思うんですよ。別にパフォーマンスとかでもなんでもないですよ、もう呆れてモノ言えなくて黙ってるより、できる限りの対応は議会として行動するべきモンじゃないのと思うわけですよ。

 

9月の定例会まで待たないで、すぐにでも臨時会を開いてでも辞職勧告決議はするべきものだと思う!そのくらいのモンよ!」って思うんだけど、なんか周りそんな空気じゃないの。別に今すぐやらなくたっていいんじゃないの、みたいな空気。え、マジで。自分おかしいの?とドキドキしたくらい。

 

なんかね、区議会としてコメントだすのと辞職勧告決議出すのなんて区民からしてみれば違いなんか別にわからないんじゃない?みたいな見解があることも知り、わいびっくりして腰抜かしそうになってね。なんの効力もない物を早急に出さなくたって別にそのうちでいいじゃん的な見解もあってね、繰り返しになりますけどね、わいびっくりして腰抜かしそうになってね。

 

注:↑これは辞職勧告決議ではありません。単なるお気持ち表明文。

 

なんだろうな、もう価値観の違いっつったらもうそれまでなんだけどもさ。例え同じような文章だとしても、ぺろんと1枚出すのと1日でも早い辞職勧告決議って同じだとも思わないんだよなぁ…。辞職勧告決議も所詮お気持ち表明だろって言われるんだろうかなぁ…。

 

 

なんかよくわからないけど疲れたよパトラッシュ…。

 


 

出産育児一時助成金という

最近は、出産育児一時助成額が上がるだの、いや保険適応にすればいいだの、色々ご意見が飛び交っておりますね。そこで今回は「世間一般というか、むしろ港区が独自にやってる出産費用助成金のリアル見て?」と都心部の中のイチ自治体の現実をご紹介しましょう。50マンでも足りぬよ。

 

港区は平成18年(2006年)度から助成

港区の人口がじわじわと減って15万人を切ったのが平成8年(1996年)、区もそこから色々とアレして努力をして、今港区の人口は26万人を超えてるわけで。

あっコロナ禍で「港区から人口が流出しています…!」みたいなこともありましたが、今年に入り人口はじわじわと戻りつつあります。5,000人ほど減った時もお引越しされたのは結構な割合で外国籍人口だったと聞いてましたけども、また26万人台に戻りました。

 

ま、26万人を初めて越したのがそれこそ2020年なわけなんですけれども、港区のHPで公開されてる1954年(昭和29年)以降で最高数字だったわけで、またしばらくたったらちょっと前のように「毎月新記録」を叩き出すだろうし、未知との遭遇。

 

ま、それはおいといて。

 

出産費用助成が始まった2006年(平成18年)、そしてそこから2年の伸び幅すごい。約500人の増加よね。あ、でもこの0歳児人口は別にみんな全員港区で生まれたベイビーちゃんというわけでもないので、なんとも言えないけれども。

 

なんか昔の区議会の議事録とか探してみれる範囲で、当時はどんなもんだったのかなーと見てたことがありまして。そしたら平成18(2006)は一時金が35万円だったんですねと初めて知る感じに。その時点から、港区民は足が出てたわけ。

 

その後平成21(2009)、令和2(2020)にさらに助成額を上げていきまして。一時金も35マン→38マン→42マンと上がったけれども。で、こういう助成制度を設けたことによって、区としてもデータが取れるわけですよ。ほら、申請書類に「実際、おいくらかかりました?」を出すわけじゃないですか。あまりにも一時金42マンとの差が大きいからこうなりました(助成増額しよう)って感じになりますよね。

 

 

申請する港区民の費用の平均、70万円を超えるようで

なんか最近どこかの何かでチラっとみたような、全国平均の出産費用は50万円くらいとかなんとか。まぁそういう平均値って大切で、そこで基本となる数字が出ないと検討もへったくれも無い。

 

もちろん港区だって2年前に上限73万円に上がった時、算出根拠があったわけですよ。あ、もちろん最初の上限50万円→60万円の時だってそうだっと思うけど。

 

令和元年度の申請者平均額→73万円

令和2年度の申請者平均額→76万円

 

1年間で既に増加傾向がある港区です。去年だったかな、ちょっと数字を聞いたんですよね。そしたら申請件数2,356件。そのうち里帰り出産で都外の病院で出産されたのが約15%。その平均。わお。

 

 

そもそも、出産費用っておいくら万円?

ちょっと調べてもらったんですよ。ざっくりでいいから申請される方の出産された産院とか、港区じゃなくても近隣区で利用者多いところでHPとかで公開されてる範囲で構わないからざっくりとでいいから、と。

 

自分で調べろよみたいな感じでもあったりするけども、でもでもこちらはどの病院とかで出産されて申請してるかって全数知らないじゃん。で、調べてもらった結果がコレ↓(注:施設名は流石にマスクしますが、港区以外の近隣区もとても多いという結果)。

 

ざっくりと、な数字なんですが。なんだろうな。正直なところ、費用と助成ってイタチごっこだろうなと思っちゃう。いいのかそれで。ある意味絶望感。

 

 

何をどうしたらいいのか、考えてエライ人。

一概に言い切れませんけども、お値段はほんとピンキリでありまして、港区だからこの値段みたいな設定も多少あったりするのかもしんないです。近所だからだとか、せっかくなのでここでとか、お値段関係ない場合だって多々ありますし、そうじゃない場合だって多々ありますし。

 

これが例え港区を離れたら、一気にどかんと価格が下がるということはあるわけですよ。そうじゃないところもあるかもしれないけども。だから全国平均が50万円くらいと算出されてるわけ。どう考えてもアッパーは港区とか都心の一部が占めているとは思う。平均76万ですよ。産院の選択肢があってもなくてもねぇ、子供がいない自分ですらキツイと思う。

 

とかいって「都心は高いから都心に合わせて!」という話も難しいのかもしれない。だって、物価が高いエリアの費用莫大なところが日本の全国スタンダードってわけでもないし、全国スタンダードにすべきって話でもないしね。検診とかも色々違うし回数だってなんだかんだ妊婦さんとか多胎児とか状況にもよって違うし。今でも保険適応になるものとならないものと色々違うし。

 

港区の「お助けします!」という姿勢はとても素晴らしいもので、区長とか職員さんとかの「なんとかしてあげたい」という気持ちが形になっているものの、すべての自治体が同じようなことができるもんでもありません。国が音頭取ってもらわないといけないもんなのか、それとも都道府県で差額とかどうにかしてもらえるもんなのか、難しいね。

 

エライ人、よろしく。

 

 

応援おばちゃんに、オレはなる!

子供がいない自分ですら、出産費用ってどうにかならんのかなあって思うわけです。子供がいないからこそ、今の年齢になってなおさらそう思うのかもしれない。ほら、これまでよく言われてきたことで(※言われたところで何とも感じない)、「子供がいないアナタにはわからないわよ」とか「アナタ子供いないからね…(遠い目)」とか、まぁよくある話。

 

なんかアレですよ。一般的に子無しは子育てとかそういうの語るな的な雰囲気ありますでしょ?議会とかになると、ぶっちゃけそういうのビンビンに感じますよね。子供だけじゃなくとも、男だ女だ当事者じゃないから口挟むな的なのビンビンにありますでしょ?とかいってお気持ちお察しすると、上っ面ばかりで何よ!みたいに怒られるじゃないですか(偏見)。

 

まぁそんなのどうでもいいんですけど。

 

子供がいないなりに「子供増えるといいな」って思いますし、「ちゃんと成長してほしいなあ」って思いますし、「お父さんお母さんがんばって」って心の奥底ではいつも思ってますし。ただ、ただですよ、やっぱりなんか表立って言いにくいという部分はあるんですよね。だって自分、選択的子無しだから。不妊治療頑張ってきたけど…のパターンでもないから、

 

「お子さんは?」

「いえ、いません」

「あっ…ごめんなさい…」

「いいの!いいのよそんな!そうじゃないから!」

 

なやりとりを繰り返してきたので、なんだろうね、へんてこりんな罪悪感というのはちょっとあるのは確か。昔はそんなこと1ミリも思ったことなかったけど、45を過ぎてからかな、急に罪悪感というか意味合いの違う責任感というのかが出るようになったわけです。なんだろね、不思議。言葉として表現するのは難しい。とかいって、これは後悔ではないんです。そこは確実に。

 

なので、もうこれからは素敵なおばちゃんになればいいんだって奮起しようと思ったわけなんですよ。ほら、昭和の人じゃないですか。ご近所のおっちゃんおばちゃん達にあーだこーだ言われながら育った世代ですもんよ。

 

ま、自分が昔されてたことを今の時代にやろうとすると、確実に不審者とか通報案件ですよね。そこは気をつけます。

 

そんな自分に何ができるのかなあって思ったわけですよ。そしたら奥さん、すごくいいアイディアを今更ながらに思いついたわけ(だいぶ前だけど)。

 

 

「元気に産まれるといいわね!」(←私の払う税金で出産応援したい)

「まぁ!かわいい!すくすくね!」(←私の払う税金で健やかに育てたい)

「お父さんお母さんも頑張ってね!」(←私の払う税金で子育て応援したい)

「あら!もう学校なの!」(←私の払う税金で充実した義務教育は最低限受けさせたい)

 

 

もうアレですよ。「いいから!いいから取っといて!お父さんお母さんにはナイショよ!秘密よ!」と何か握らせるみたいな、今となってはマンガにしか出てこなさそうな昭和のおばちゃん風に、近所の子(港区の子)をできる範囲で応援をしていくのがいいのかなって。

 

脱線しまくったけども、とりあえず、港区の出産費用の状況こんな感じですよと知っといていただきたい。昨年度の申請関連まとめは今度改めて聞いてみようと思う。


 

登下校送迎は就労支援

『障害児を持つ保護者の就労支援』という、それはもう誰もがなんとかしてあげたいと願うであろう請願がありました。港区が出来ることは限定的、根本的な問題も一緒にどうにかできんもんかと、『そもそも都立学校、コレ東京都』と都議へ繋ぐことも忘れずに。

 

何にお困りなのか、第一弾はよーくわかった

障害を抱える子達、もちろん学校に通います。保育園だって通います。港区では何年か前に満を辞しての障害児保育ができる保育園が出来ました。『そういう園を!』という願いがあっても、当時の港区というか全国的に待機児童がすごーくたくさんいて、どこもかしこも保育場所を増やすのに自治体必死。

 

港区含めて都心というのは、何かやるにしろ作るにしろ『場所の確保』から考えなければならんわけです。ぶっちゃけドッグラン作る場所すらない。民間の土地は日に日に価格が上がり、むしろ『いくら値を付けたって買い手あるっしょ!』と不動産の値はありえないほど釣り上げられ、でも公共自治体はルールがあるから民間レベルと同様な価格で買えるわけでもなく、残念ながら競争の土俵にも上がれず指咥えてみてるだけ。

 

なので余程のことがない限り『いわゆる適正』な価格で土地が買えず、購入ももちろん税金だもんさ、『なんで買ってまで増やそうとしねえんだ!』と『なんでそんな大金出してまで買うんだ!』の真っ二つ論争は止まず。結局55億円で土地を購入をして。

 

当時のこと書いてた昔の雑記(『港区、保育園のための土地を買う。(2016.4.9)』)。その時の自分は「55億円で土地を買うところから始めなきゃいけないことによくわからない」的に〆てましたが、今の自分だったら「迷いなく買うべし」一択です。その後、南青山の児相のこともありましたし、やっぱ土地がない港区で購入できるチャンスがあるなら逃しちゃいけないという思いです、今は。

 

は、脱線した。

 

障害を持つ子供達は例えば保育園や幼稚園を経たりして、小学校とか中学校に進むわけです。もちろん状況とかに応じて特別支援な学級とかはたまた学校とか、その子達が育っていくにつれて必要と思う教育なり技術なりを身につけていくための術が必要に。

 

というか、このあたりは障害あるなしで関係ないんだけども。学校は学びにいくところ。行くだけで学ぶこともある。と、学校が嫌いでたまらなかった自分が言うのもとてもおこがましい感じなんだけども。

 

そう、障害児は登校がとてもネックであるということを改めて気付かされた次第。切実や。

 

 

現状の登校手段。

特別支援学校へは学校手配の送迎(いわゆるスクールカーとかスクールバスとか)、そして港区独自の移動支援というのがあります。小中学校に通う子たちは全員バスとかに乗れるようなんだけれども、これが高校になると違うというのを初めて聞いてビックリしたわけです。

 

や、それはもちろん色んな事情とか方向性とかあるらしいですけれども、一人で通ってみることが訓練になる子もいるし、まだお手伝いが必要な子もいるし。それはさておいて、高校の特別支援学校は都立。都のスタンスというか手を差し伸べる温度というか、それが区とは違って対応が非常に塩でしょっぺーという話らしいというのも初めて聞いてビックリしたわけですよ。

 

学校にお願いするもおうちの希望と色々合わなかったり融通がきかなかったりすることが多々あるようで、学校がやってくれない場合、おうちの方がご自分でとか手配なりしなきゃいけない。また学童のような放課後等デイサービスも人数が多くて受け入れられないとか、むしろ頼みたくても送迎支援の手も足りないとか。

 

ご家族の支援もとっても大変。でもご家族も色々とお忙しい。特にシングル家庭であってもそうでなくても、たとえ送り迎えとか付き添いでもお仕事休まないといけない時だってある。

 

認識の違いというものなのか感覚の違いというものなのか、東京都、区、保護者で願ってることも希望することもおそらくバラバラ。いや、保護者は一貫してるな。

東京都「港区が移動支援を広げてやれば」

港区「港区のだけの話じゃないですよ」

保護者「たすけて」

 

港区も可能な限りは助けていきたいという意志もずっとあるわけですけど、請願があって改めて港区の思いは確認できたので、全会派一致で請願は採択。本会議でも賛成多数で可決しました。スマイル党が欠席だったので「全会一致」ではなく「賛成多数」。そういやスマイル党さん、ずーっとお休みだけど大丈夫ですか。この数年、議会でほとんどお見かけしたことないです。

 

 

都立の学校だから東京都がまずもってしっかりやってよ

というのが本心です。東京都は東京都で「スクールカー的なやつの空きはありますよ?」みたいな認識なんですが、実際のところは「利用しにくい」「乗り降りできるところが自宅から離れている」と、色々と不都合不具合があるようで、融通が利かないから学校に頼ることを諦めてしまうというご家庭も多いみたい。

 

乗れるかどうか決定の連絡が中学卒業ギリギリまでわからない」など、ご家族が不安になることばかりで改善がまったくされない模様。それは困る。だって乗れなかったら手配とかしなきゃいけないじゃないですか。時間の余裕も気持ちの余裕もないですよ。特別支援学校に通う子達、通常の高校合否タイミングと同じで2月末とかに高校が決まるらしいですよ。むしろもう進学する子達はある程度わかってるじゃないですか。それが1ヶ月以上も時間かかってお知らせってどういうことよ。

 

と、我々自民党さんはすぐ都議に連絡をして情報共有を図り、こうこうこういうことが問題で、むしろ都立でしょ都立と、東京都のお尻を叩いてもらう必要があるという、繋ぐアクションをすぐに。今はこれしかできないのがもどかしい。

 

進捗というか確認は今後もしていきたいと思ってます。だってこれ困ってるの港区の方だけじゃないだろうし。せめて東京都が問題把握してくれないと。

 

子供の移動支援は保護者の就労支援。自分も色々とお勉強が足りない。