港区さん、色々発表しましたね。

昨日、区長が記者発表を行いましたね。区が取り組んでいる&取り組むことを盛りだくさんに、6項目の発表。1. 港区待機児童解消緊急対策、2. 学童クラブの総定員拡大、3. がん治療に伴うウィッグや胸部補正具の購入経費の助成、4. 家具転倒防止対策、5. 東京2020応援プログラム推進助成、6. 新3Rキャラクター、以上の6件。この中から2つほどグッと掘り下げてみます、1と3について。グッとではないかも。ちょろりん程度。

 

港区待機児童解消緊急対策

待機児童と保育園・保育室・などなどの関係はとても複雑で、色々な理由から需要と供給のバランスが取れていないことに区民のみなさんもお役所のみなさんも頭を抱えていたのは誰もがわかっていることと思います。港区は一時期グググっと人口が減ってしまいまして、そこから20年でびっくりするような追い上げを見せているわけでして。20年前と比べると人口が10万人増えてるんですよ。10万人ってあれですよ、東京ドーム2杯弱ですよ。5万5000人収容の東京ドームをおかわりして、一口残すくらいのキャパシティ。

 

そういえば東京ドームができたころは確か『ビッグエッグ』って言ってましたよね昔。どうしたビッグエッグ。定着しなかったんだろうなあ。今日たまたま『そういえばむかーし昔、国鉄が民営化された時にみんなでE電って呼ぼうぜ!とかありましたよね?』なんて話でちょびっと盛り上がったからつい。どっちも忘れ去られた呼び名。

 

報道発表でいつも用いられる図なわけですけど、棒グラフは区内で預かることのできる子供の数(種類は色々あれど)。じゃんじゃんバリバリ増えてますね。折れ線グラフは待機児童の数。こっちは上がったり下がったりとジェットコースターのようですね。2年前の夏、同じような図を使ってエッセイというか委員会報告のようなものを書いてます。その時に2年後の予測って立っていたのかなあ。今のような状況になることを。

 

単純計算でこの10年で保育定員は3倍に増えました。3倍。2年前の人口が約24万人、今は25万人を超えたわけで。人口が増えれば増えるほどそりゃそうですよね。今も増えているし、人口30万人の推計だってあるわけですし。

 

入園申し込みと待機児童の関係、昨年との数字の比較はこんな感じだそうです。3歳を除いて全部増加傾向。うーん、この3歳ってなんだろう、幼稚園の方に進むということなのかしら。それとも『港区は他に比べて保育園がまだ入りやすいよ!(倍率的な簡単な数字の比較?)』と0〜2歳だけ港区で後は引っ越すとかいう事例もひょっとしたらあるんだろうか。常にネガティブ目線でほんとごめんなさい。

 

地区ごとの数字はこのような感じだそうです。芝浦港南⇨高輪⇨麻布⇨芝⇨赤坂の順に待機児童が多いと。住宅の人口の増加に比例しているような感じなんでしょうね、単純に。とにかく今の速報値で171名。

 

で、港区さんは報道発表でこのような策を取ると発表いたしました。1年で保育定員を1000名分増やすと。人口も増えると見込んでいるわけですから、当然保育の需要もまだまだ右肩上がりだよというわかりやすい予測ですね。

 

その中で私が注目したいのはここ。え?国有地とか都有地とかは全然期待はしませんよ。だって今まで見てくださいよ、買わなかったところを急に買うわけでもないでしょうし、使えそうな場所じゃないから買ってないとか色々あるわけじゃないですか。買えるものならチャンスは逃さない!と区は前から言ってるわけですから、『買えそうなモノ』じゃないんでしょう。例えば土地の形が適切でないとか狭すぎるとか。

 

注目したいのはこっちの方。『民間の協力を得て取り組むメニュー』『民有地・民間ビルの活用』。こっちです。今月初めのほうに港区は『土地、建物を募集します』と個人・民間に協力要請といカタチをとりました。や、これってすごく、すっごい素晴らしいことだと思うんですよ。私は区長の判断はアッパレだと思います。だってだって今まではもちろん予算とか色々な諸々の事情があるわけですけど、半分くらいのお値段で買わせてくれる国や都の土地を最優先で場所探ししてたわけですよね。民間の土地は積極的に買いに行けない(行かない)とかの理由があまりわからなかったわけですけど、結果、そういう方法だけじゃ上手くいかなかったということじゃないですか。そこを反省してのポジティブな方向転換だとみてますよ。

 

保育の場を増やしてくださいというような事はたくさんの議員が昔から多分言ってきたと思うんですよ。でもどうやって増やせばいいかという手法の提案が抜けてるばかりな印象があります。民間の土地を競ってでも買えとか借りろとか、家賃払ってでもフロア借りろとか、そのくらいのことを言いきった人って数少ないんじゃないんでしょうか。え?私?もちろん言ったことありますよ、というかなんで『家賃払うから場所貸して⭐︎』のお願いができなかったのかが不思議でたまらないわけですから。だって港区は土地がないんだもん。

 

でも良かったですね。ほら、私はシッカリと覚えてますよ。『もしxxでxxをするという前提で、xxをxxしたいとどこどこからお話があった場合、何ができそうです?』的なことをコッソリ聞いた時、『xxしたいと言われても前例がないので断ります』と言われたことを。良かったですね、これから経験値が増えてあっという間にレベルアップですよ。というか、その後色々検討してくれての判断なんでしょうね。ありがとうございます、と都合のいい解釈をしてみます。がんばってください。期待してます。

 

 

がん治療に伴うウィッグや胸部補正具の購入経費の助成

これ、先月に簡単に報告いたしました。6月1から申請開始という話だったんですが、5/11申請開始に前倒しです。前倒し素晴らしい。

総務常任委員会報告

さて、本日は総務常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添える前に、今月から約1年ぶりにリニューアルオープンした港区役所本庁11階の食堂の本日スペシャルランチ(750円)の写真を添えて。なんだっけかな、きのこピラフにポークソテー的なやつオンしたもの。

 

 

1. 長期継続契約対象契約の追加について

H18年から港区では複数年契約が適切と思われる事項については長期継続契約制度を採用してます。業務委託契約でもH25年から建物清掃とか、H26年から役所の設備運転管理とか、H28年からその他いろいろ増やしたり。で、今年度から土木施設とか照明機器とかそういうのも長期継続契約の対象として追加しますね。

 

Q: 昨年から増やした中に『子ども・高齢者・障害者関連業務』ってあるけど例えばどういうの?(A: 子どもは放課GOクラブの業務委託とか。高齢者と障害者はまだないです)、LEDは耐用年数長いけど5年間の契約が終わったらどうするの?(A:  5年後からは区に無償提供されるような契約になってるよ)、買い切りじゃなくてリースにする理由ってなんなの?、区内中小業者に取り付けとかの作業を発注する目的がリースの目的でもあるという認識でいいんですよね?、区内業者の育成とか事業を守っていくような視点も今後も忘れないでよろしくね、など。

 

2. 東京都議会議員選挙について

6/23告示の7/2投・開票日で都議会議員選挙ありますんでよろしく!

 

Q: 特になし。

 

 

3. 港区政策創造研究所による社会調査『港区における新規開業実態調査』の実施について

昨年は商店街、その前は区民消費について調査したんですが、今年は開業5年程度のビジネスを対象に調査かけます。なぜ港区なのか、必要な行政サービスとか、そういう調査を行って、新規開業の拠点としての港区の現状と課題を明らかにして政策に結びつけていきますのでよろしく!

 

Q: 去年の商店街調査で『そんな政策に繋げるための調査とは思わなかったよ!』と出さなかった・出し忘れたとこの声も少なくなかったからか、実態に即してるようなそうでもないような結果だったんだよね。なので是非次は今までの反省を活かして、封筒のオモテにでも『結果が政策に直結します』くらいのことは書いて回収率あげれるように頑張ってください。

 

4. 社会保障・税番号制度における情報連携及びマイナポータル子育て電子申請等の状況について

マイナンバーとかそういうアレから、今年7月から国とか各地域公共団体との情報連携が始まる予定だったんですが、10月以降に延期になりましたのでご報告。機能改善のためと思っていただいて結構。

Q: 特になし。

 

 

お役所からの報告に対する我々の意見ってどこまでがどうアレなんでしょうね。以上。

『シンギ』について考える

シンギ。審議?真偽?信義?同じ読みでもいっぱいあって日本語は難しいですねえ。

 

『審議』。グーグル先生に聞いたらグー先生のオンライン辞書がオススメだよと言われたので、デジタル大辞泉採用しているグー先生のお答え曰く、『ある物事について詳しく調査・検討し、そのもののよしあしを決める事』だそうです。

 

私たち、区議会議員のお役目を担ってる中でこの『審議』という表現をよく使いますし、お役所の中の人もよく使います。普通に。改めて『審議』の意味を考えてみると、『あれ?うちらのやってることって審議?あれって審議なの?審議じゃなくね?』とアタマの上にハテナが浮かぶことが未だに時々。

 

2年間お役目を担ってきて、何を審議と言って何を審議とは言わないんだろうかという線引きがわからんのです。『十分審議をしました』は何に対して適切に使われる表現なんだろうかと。そしてどの場面において適切に使われる表現なんだろうかと。知ってます、悪い癖は考えすぎることです。

 

議決的なところ、つまり区長を筆頭とする区役所職員連合が提出する条例だの予算案だの、いわゆる議案というものに対しては『さんせーい!』『はんたーい!』と立ったり座ったりします。これはいわゆる『審議』でいいわけです。良し悪しを決めるわけですからね。でも、中身をよくよくみてみると『条例だの何だの、関連した委員会に投げて、そこで10名前後の議員に話し合ってもらった結果を全体の判断として採用しますか?』という問いかけに『さんせーい!』『はんたーい!』なわけです。区民の代表の中の議員、その中で組まれたグループの中から更に代表的な議員(委員会メンバー)による賛成反対が元の素。

 

港区は『会派制度』的なものを採用しています。個人でというよりは、会派(グループですね)で意見は統一せよ!な感じですので、『アンタなんで賛成(または反対)してんのよ!そういう考え持ってる人じゃないでしょ!』なんてこともゼロではないでしょうね。でもそれはグループ内でなんらかのちゃんとした話し合いがあるんだかないんだか、エラい大御所の一声で話し合い関係なく決まっちゃうんだかそうでもないんだか、それともジャンケンかアミダで決めるんだか、なんらかの方法で統一されるわけですよ。ま、大抵似通った考えを持つ人々がカタマリを作るので、揉めることってそんなにないとは思ったりするんですが、こういうのも内々の『審議』ってやつが存在するっていうことで、そういうことでいいのかしら。協議なのかしら、それとも議論なのかしら。それが良いか悪いかは別の『審議』が必要なのかもしれないんですけどね。万物に良し悪しが必要なのであれば。

 

ま、そんなことは置いといて。

 

それ以外で不思議に思う審議っていうのが委員会とかの小規模の別会議体の方。委員会の中で取り扱われる請願は『審議』。これはわかる。賛成か反対か、採択か不採択かを意見を述べて選択するからね。会派として何らかのやり方でまとめた判断。これはわかる。

 

疑問に感じるのはその他の『報告事項』というトピックの時なんですよね。委員会はお役所からの色んな報告があります。『何々をいついつから始めますんで』的なご報告、『何々をこれこれああしてやろうと計画してます』的なご報告など、あくまでもご報告な事項にたいして我々議員はああだこうだ、やれそうだそうじゃない、そんな発言(質問)をしたりするわけです。なんでここがわからないかというと、『質問して審議しなさい』と言われたことがあるからです。

 

委員会でのやり取りっていうのはほとんどこう。

 

議員A ⇄ 役所の課長さんA
議員B ⇄ 役所の課長さんA

 

そんな感じで議員がピンでひとつの何かに対して担当の課長さんに質問したりするわけです。議員同士でということは無く。党とか会派で『これは質問しておかなきゃ!』とか『ここは指摘しておかないと!』みたいに事前に言うこと決めてるところもひょっとしたらあるのかもしれないけど、ほとんどの人は個人個人の考えで発言しているような感じ。

 

質問→答え、質問→答え。(なんとなく〆の言葉:わかりました、がんばってください、期待してます、よろしくお願いします、もしくは多少の嫌味)。時々頭がぐるぐるしてしまってくだらない発言になってしまったような感じで後悔すること結構あります。だって人間だもの。他の人の質問とか聞いてても、『それ質問とかするまでのこと?』とか感じる時もあります。あっ自分の発言もそう思われてる時もあるわけか。disってごめんなさい。反省。

 

ま、そんなことを考えていると委員会で発言することに意味があるのかしらと時々感じちゃいます。お役所からの報告事項についてああだこうだ質問をして、そこから何がどうなるのかしらと。何かどうなったりしたのかしらと。何か変更になることがあるのかしら、審議で議決されるものでもないからひょっとして聞き流されるだけなのかしらと。それともそういうもんなんですかね委員会って。今更ではありますけど。

 

で、話が脱線しまくりましたが、そういう報告だけの委員会において、『審議』の意味はいったい何を指してるのか。最初に言われた『質問して審議しなさいよ』が間違いだったのか聞き間違いだったのか。報告事項に反対も賛成もないですし。個人個人の意見をお役所サイドに伝えるだけ伝えなさいよなのか、お役所サイドでの検討材料に使われるようにdisれるものはdisっておきなさいよなのか、それとも他に何かあるのか。

 

で、その報告事項で出た意見に対してお役所はどうしてるんでしょう。そこが見えない。『やるかやらないかの審議』をするかもしれない定例会まで、委員会で出た意見をクリアして再提出するんですかね。んで、『抗議するほど明確に反対する理由がない』であろうことを予測して議案を通していくのがお役所のお仕事なのかしら。わかんない。その時の委員会で10分15分の同じような課長さんとの質問やりとりだけで、その前段階を足して倍の時間になったとしても『十分な審議』って言うんでしょうかね。わかんない。そういう揉めないとこがオトナな議会運営とやらなのかしら。知らん。

 

そんなお役所と議員のお役目と達は違えど、大所帯のところは『区長を支える議員の集まり(盲目的に)』とか『区長を応援する議員の集まり(盲目的に)』とか嫌味っぽく言われたことが何度かあります。だってそう言い切ってる議員も実際いるわけでして、同じに括られちゃうと嫌だなあとかはこの2年でやんわり感じるようになりました。それって変なのと感じたりしないのかしら。しないんだろうなあ。や、一般論ですよ。選挙で区長応援したからって『区長の方向性に全面賛成』をするわけないじゃないですか、強いられるなら話は別だけど。というかひょってして既に強いられちゃってるような気がしないでもない時もある。わかんない。

 

都知事と都議会議員も同じですよね。もちろん市長と市議会、町長と町議会、村長と村議会、県知事と県議会も。自分のやろうとすることを進めるために仲間を増やすのが政治だ!議会だ!というのが地方議会でも正義なら、つまらないところだなあと感じちゃう。だって今の色んな議会をみている限り、そこで何か成し遂げられてるものがあるようには思わないですもん。何人もの議員が同じ意見を出したからって、例えばそれがトンチンカンだったら採用されるとは限りませんよね。みんなが感じてる普通のことを正しい理由と理論で説明したら、一人の意見でもお役所は理解してくれる可能性の方があるわけですから。『自分の提案を採用してくれそうなトップを支持するために議員になる』って風潮ありますけど、それなんか違うと思うなあ。要はトップの度量の問題ですよ。器のサイズの問題(カタチの問題ではなく)。

 

そういうのをややこしく揉めないようにするのが、一般で言われるようなオトナ議会とやらなのかしら。それもわかんないや。『自民党のお前がそんなこと言っちゃダメ!』とかお役所から言われたこともあるし、『1年生議員が発言なんて生意気なんだよ!』的なことを議員から言われたこともあるし、ますます議会と議員のお役目が不思議に感じるようになった、任期2年目が終わる今日この頃。

 

結論。審議と質疑と議論が全部ごっちゃになってた。ごめーん。『十分な審議』についてこれからも勉強していきます。

 

あっひょっとしたら『じゅうぶんなしんぎ』じゃなくて『じゅっぷんなしんぎ』の意味だったら、どうしよう。おーい誰か一休さん呼んできてー。

港区商店街・商店等実態調査 その4

さて、今回が最終回となる港区商店街調査報告。最終回となる、というより最終回にしなきゃみんな飽きてるよねごめんねって方が強いような感じ。前回は2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催が決定したからビジネス期待できそうかな?案外みんなシビアでそうでもなさそうね的なところまで報告しました。わっしょーい!なところもあると思いますし、そういう業種で期待できるところもあるでしょうし、要はものすごい温度差あるよね商店街ということです。

 

 

港区の商店街に対する支援のひとつに商品券発行支援というのがあります。ほら、プレミアム付き商品券とかそういうやつ。港区が全国で初めてプレミアム商品券を発行したのが、いつだっけ、1998年とかそれくらい。そこから色んな自治体が年に1度、国からの交付金とかを使って商品券発行をするようになったわけです。港区はそういうのナシで単独で年に2回ほど継続してます。すごいよね。でも人によっては『税金で商店街支援なんてけしからん!』と考える方もいるわけです。

 

でもね、商品券ってあくまでも消費喚起なわけで、プラスαでお店にお金落としてもらえませんかね!という意味合いが強く、個人的にはそれでいいと思ってます。だってほら、福祉目的になっちゃうとそれこそバラマキで、プラスαが期待するほどなくなっちゃうわけでしょう。初めてプレミアム付きの商品券を作った地方自治体の市役所の人が言ってましたよ、消費喚起という意味がわかりましたと。データとしても福祉枠での使用額ってやっぱり低かったんですって。プラスαが。

 

それはさておいて、個人的に商品券というものの認知度をもっと高くしてじゃんじゃん使ってもらいたくがんばりたい小倉りえこなわけですが、もちろん経済を回していくためのツールとしての意味合いがほとんどです。調査の結果でも、予想通りというか期待通りというか、物販のお店の方が商品券は有効だと回答してくれてるのが半分を超えるわけ。なぜだと思う?わかる?これってね、多分ですよ、おそらくですよ、というか絶対そうだと思うんですけど、客単価です。

 

物販店と飲食店。お客さんが使う額って違うじゃないですか。どう逆立ちしても飲食店の方が物販店より1回で使う金額大きいじゃないですか。そこに例えば1枚商品券がお財布に入っていたとしましょう。港区の商品券は500円単位です、つまり500円券です。ちょっと得した気になっちゃう500円券です。飲食店で例えば5000円と対価をお支払いする中で『500円の商品券あるからビールもう一杯飲んじゃおうかな⭐︎』はあると思います。というか、ありますよねそういう時。ビールじゃなくてもジュースもう一杯いこうかなとか。そうすると例えば全部で5000円が5500円になるわけで、商品券1枚使うことで一人の使用金額が11%アップします。ここまではいいですね?

 

物販店の場合、モノによって1回の買い物で何千円も何万円もある時もあるかもですけど、今回は客単価の例え話をしているので、わかりやすく本屋さんとか文房具屋さんとかをイメージしてください。雑誌1冊500円を買いに出かけたとしましょう。おや、お財布に1枚商品券が入っています。『こないだ出たマンガの新刊買っちゃおう』とできちゃうわけです。ボールペンとノートを買いに出かけたとしましょう。おや、お財布に1枚商品券が入っています。『こっちとそっちと悩んでたけど、両方買っちゃえ⭐︎』ができちゃうわけです。500円が1000円ですよ。商品券1枚使うことで一人の使用金額が50%アップですよ。

 

そういうことです。お店の売り上げだって比例するわけだし、それでお店継続していくのに助かるところだって少なからずあるわけです。だから物販店は『商品券って有効だよね』と感じてくれるところが多いわけです。物販店が少なくなると暮らす上で不便でもありますし、そういう意味でも商品券の使い勝手とかもっと使ってもらえる方法とか頑張りたいんですよね。ま、そんなことはさておいて。次。

 

今後はビジネスどういう感じでされます?という質問では、大多数が『継続』。『拡大』『新しい事業で』というところもありますし、でも残念なことに『縮小』『廃業・閉店』というところだってあるわけでして。

 

業種別によると、『辞めちゃいます…』というお店の4割が物販です。『ビジネスを小さくします…』という4割弱も物販です。物販が少なくなっていく商店街、物販がビジネスをしにくくなっているこのご時世、どうにかならんもんか考えたいわけです。商店街から物販店がなくなったら悲しいじゃないですか。暮らしにくくなっちゃうかもしれないのが悲しい。

 

ご自分の土地と建物でビジネスしているところの『縮小』『廃業・閉店』が多めなのが気になります。そりゃ色々あるでしょう、例えば誰も継ぐ人いないとか、継ぐ人がいるかもしれないけど相続の問題とか、そりゃ色々あるでしょう。そうするとますますテナント貸の出店というところが多くなり、家賃とか人件費とか考えてペイできる業種しかビジネスできなくなっちゃうのかなあ。そんなことを考えるような結果でありました。

 

そんな港区における商店街・商店等実態調査。最終的に報告書は調査した9つの商店街を3つのグループに分けました。うん、わかる。麻布十番商店街だけ別枠ってのわかる。知ってた。むしろ最初からここ繁華街型に振り分ける調査もどうかとは思ってる。それ違うって最初から思ってた。

 

その他、それはどうなんだろうなということがひとつありまして。アンケートの回収率が平均で32.1%、この手の調査で少なくはないというけれど、本当にそれって地域の実態を把握しているのかなあと。この結果で区の計画が決まるようなものですからね(地域の要望があればその限りではない、多分)。

 

もやもやしています、もやもや。や、多分『そうあって欲しくない』という願望というか希望というか、そういう感情が入っていることは間違いなくてですね。アンケート出すの忘れちゃったとこもあるだろうし、答えるのがめんどくさかったところもあるだろうし、むしろこういう調査で地域の商店街支援が決まると思ってなかったところの方が多いのかなとも思います。こればかりは仕方ない。色々ともやもや。

 

そんな『港区における商店街・商店等実態調査の報告書』と前年に行った『港区における区民の消費に関する報告書』はコチラから。

 

 

港区商店街・商店等実態調査 その3

さて、前回は商店街って賑わってますかねとか、商店街の組織に協力してますかねとか、そんなとこの結果を報告しました。商店街によっては加盟店と非加盟店の割合に差があったり、そんなところで中断しました。今回はそこからの続き。まるでCM明けのテレビのよう、『おさらいで引っ張らなくてもいいから!』な声がモニターの向こうから聞こえます。ここから面白いデータがずらりと並びます。や、個人的に面白いなというデータですよ。『面白くない!騙された!』とか言わないでくださいね。

 

商店街に人がたくさんいる⇨お客さん来るかな来るかな⇨ (゚д゚)ウマー

商店街にあんまり人がいない⇨お客さん…⇨ (´・ω・`) ショボーン

商店街の賑わいが自分のお店の売り上げに影響するかしないかって質問からイメージするのはこんな感じだと思うんですよ。うちもまぁアレですけど、『今日は商店街、人いっぱい歩いてる?』的な会話は普通にありますもん。人が多いと『何かあるのかな』とか言いますし、人が少ないと『何でこんなに人いないんだろ』もありますし。ま、客足は天気次第!とかそんな感じででもそういう風に思ってくれるのが約半分ということなんですよね、多分。半分。

 

でもね、『そう思わない』『わからない』と回答しているところも残り半分あるわけです。なんだろう、業種が違うのかな。ひょっとして多分アレですよ、なんとなく歩いていてふらりと立ち寄れるタイプのお店 vs 明確な目的がないと立ち寄らないタイプの玄人向けのお店とか。もしくはスーパーとかコンビニみたいに毎日のように寄る人が多いところなら商店街に人がいるいないであんまり影響ってないのかな。人がいるいない関係なく、寒かったらおでんが売れる。なーんて考えてもみるわけ。

 

そんな疑問を感じる人向けに次の質問。『商店街が賑わってようが賑わってなかろうが、自分のことは自分でなんとかできるもん』な質問。半分がイエス!って答えてるの。や、そうなのかもしれないんだけどさ、良い商品を取り揃えてまっせとか、どこにもないものありまっせとか、自分のお店のマーケティングとかターゲット客層とかありますもんね。なんとなく歩いている人が客候補になりにくいお店もありますもんね。今の時代は例えばSNSだのインターネットだの、宣伝しようと思えば単独でいくらでもできるんだろうし、そういう意味なのかなあと。でも『わからない』と答えたところが前の質問より多いということは、やっぱり『それでも商店街は確かに賑わって人がいる方が…』なんて悩むところが多いのかな。そんな見解。多分。

 

でも、正直にいうとちょっと悲しく感じたりもするわけです。商店街にお店があっても、商店街は全然関係ないって言われてるようなもんじゃないですか…。

 

次はですね、新しくマンションとか人口が増えたらビジネス良くなりそうですか的な質問。やっぱこれは繁華街型より近隣型の方が肯定するところが多いのはよくわかります。だって立地もそうだし、ご近所にお買い物に来てくれるチャンスが高くなるわけだし。わかるわかる。そうそう。

 

エリア別にみても、いわゆる住宅地的なところにある商店街の肯定的な割合の方が多いですもんね。あとはその商店街にどういうお店が多いかによってイエスかノーが分かれちゃうかも。例えばアンケート回収した中で生活者に向けた店舗が少なかったら、『そう思わない』率が増えちゃいますし。多分。

 

今度は生活者じゃなくて、お勤めとかで来る人が増えたらどう?っていう質問。こっちは全体的にイエス!の割合が生活者より低いの。昼間の人口が〜というのが条件に入っているとも取れるし、お昼の会社員向け・学生向けのお店はそれほど大きく、正直そういう客層で商売しようというのは多くないってことなのかな。

 

エリアごとでみると、会社や学校があるようなところは比較的イエス率は高め。ほんとにエリアごとで見ていくと違う国とかの統計を見ているようで不思議。でも面白い。

 

じゃあ、今回の最後はオリンピック関連。開催することが決まったよ!ということが商売にプラスになるかどうか。あっ、そういえばこのアンケート調査が行われたのは昨年の夏。開催決定が決まってから3年くらいは経ってる?なので少し落ち着いた時期だから最初の頃みたいに『オリンピコ!パラリンピコ!』的なフィーバーが過ぎた後。

 

うん、やっぱりね。結構みんなシビアに見てるなって感じする。知ってた。『たった2ヶ月のイベントで何を期待するかな』とか『観光客が増えるとかみんな言ったりするけど、観光客相手に商売しなきゃ!な業種でもないし』とかよく聞きますもん。極端なところはメリーロード高輪。肯定的な割合が3%って。アンケート回答のうち、『オリンピックじゃー!うちの商売もわっしょーい!』と感じるところが32店舗のうち1店舗ということだもん。

 

その逆で芝浦の方はアレですよ、港区は一応トライアスロンとか自転車ロードとか公式競技が行われるから海とか会場に近いところはそうなんだろうな。あと赤坂は外国人観光客が多いということが報告されたわけだし、そりゃもっと増えて商売がうまく行くならそれでいいとすると思う人も少なくないんだろうし。

 

そんな感じでまた次回。

港区商店街・商店等実態調査 その2

さて、前回は調査結果の最初の最初くらいをかるーく報告しました。選択された商店街9つのエリア内におけるビジネス(どんなお店があるかなど)割合だったり、どういうお客さんが来たりしますかね、というような結果だったり。ご近所のお客さんが多いところ少ないところ、そんなところで中断しました。今回はそこからの続き。

 

商店街エリアによって、近所のお客さんが3割以下と4割以上というところをわけてみたところまではお伝えしましたね。商店街と言っても場所やメインとなる客層がバラバラであることもわかりましたし、そうすると『どういうお店にどういうお客さんが?』ということが気になりますよね。わかりますわかります。3種類に分けてみました。

 

物販業、飲食業、そしてその他。この3つに分けた結果です。やっぱり飲食業はメディアの影響とかもあるんでしょうか、『やーん、あのお店行ってみたいー!』っていうことが多いでしょうからわざわざお出かけしてということが多いんでしょうかね。あとやっぱり物販のお店にご近所割合が多いのは生活のための『ちょっと買い物』ということなんでしょうかね。スーパーだってお惣菜屋さんだって本屋さんだって文房具屋さんだって物販だもの。暮らす上で近所にお店ってやっぱり必要です。特に物販。

 

さて次に景気というか、まぁそれと同じような意味のお店の売り上げについての質問。いいところもあれば変わらないところもあるし、そうでもないところもあるし。それにしても同じ白金とつく白金商店街と白金プラザ会の差がすごいなあと。

 

そんな売り上げに色々と差がある中で、『商店街、賑わってます??』と単刀直入に聞いてみました。繁華街型と近隣型ではだいぶ異なりますね。はい、いいえの2択はわかるんだけど『わからない』という選択肢を選ぶということは一体どういうことなんだろうかと気になります。『賑わっている商店街がどういう状態のことを指すのかわからない』ということなのかしら。人がただたくさん歩いているだけ(通りすぎる人含む)でもいいのか、儲かってるところが大半である必要があるのか、それとも昔の記憶に残っている商店街と比較するわけにもいかないよねえ…なんて消極的な奥ゆかしい感じなのかしら。

 

ちなみに商店街別の結果はこう。なんか、なんていうんだろう、『うん、そういう結果になっちゃうよね。知ってた。』という感じ。いい意味でも悪い意味でも。それこそ麻布十番商店街が一番お店が大きくて一番アレなのかもしれませんけど、その中でも『賑わってない』『わからない』という答えが4割を占めるんですよね。

 

商店街があるということは、お店の集合体ということの他に、組織というものがあるわけです。商店街組合とか。自分のところのビジネスをやりつつ、商店街地域の活動ですよ。二足のワラジどころのレベルの話じゃなく、体2倍の仕事量2倍くらいなもんですよ。そこがお客さんのため、お客さん候補のため、地域のみなさんのためにお祭りやったりイベントやったりするわけですよね。時々そういうのは商店街じゃなくて区とか行政が主導してやってると思ってる方もいるんですよ。え!とびっくりしたことありましたから。

 

ま、そんなことは置いといて。しかもですね、行政からは『商店街は地域コミュニティの核』だのなんだの、商店街の存在というものをとても大切に思われているわけでして、それは別にいいことですしそう思ってもらえるのは地域のみなさんで色々と頑張ってきた結果なので素晴らしいことだとは思うんですが、求められる役割が大きくなっちゃってるんですよね。外部からね。HAHAHA、自分たち以上のことに期待感持たれてもトゥーマッチだぜ。なんて感じる人も多いかもね。ホントに。

 

商店街組織活動についての質問を見てみると、『活動が活発』と『賑わっている』がイコールではないことがわかります。何らかの相関はあるのかもしれないですけど。お祭りやイベントの数が多ければ多いほど組織活動が活発だ、ということにはひょっとしたら関係はあるかもしれないですけどね。

 

あ、そういえばこの調査の前年に区民の方対象に消費調査っていうのをこの研究所が行いましてね、『若年層ほど商店街に興味がない』『お祭りやイベントの場所として商店街はあって、普通の買い物をするところであると繋がっていない』と結論が出ています。若い層に商店街を利用してもらいたくてイベントなどで知ってもらう良い機会と認識している商店街、しかしその結果はイベントにしかこないお客さんが増えた、そんな悲しい調査結果を思い出しましたよ…。

 

そんな商店街組織にどの程度協力していますかという質問に対しては、こんな結果。目立ちますよね、オレンジ色の『組合非加盟店』の割合が。

 

商店街によって非加盟店が5%から28%。うーん。

 

続く。

港区商店街・商店等実態調査 その1

『港区商店街・商店等実態調査』は港区政策創造研究所(役所の一部のようなもん)が昨年行ったそこそこ大きい規模の調査でして、その前年に行った『港区における区民の消費に関する調査』とある意味セットの港区お店屋さん動向調査のようなもんです。商店街とかお店屋さんとか、世の中お金が回ってなんぼじゃい!そうやってお店屋さんは需要に対して供給というカタチで貢献して暮らしてる上に暮らしを支えてるんじゃい!という、そんな考えを持つ私は当然お店屋さんの子です。仕方ない。ごめん。

 

さて、そんな調査報告書は港区のウェブサイトに載ってるわけですが、長ったらしい上に多分ややこしいから画像多めでかいつまんで説明を試みますね。ここまでこの報告書を活用するというかじっくり読むのはどうやら私くらいだそうで、そんなお話を区役所の中の人から聞きました。折角のデータですもの、穴あくくらい眺めますよ。理系だし。

 

港区内に57ある商店街のうち、9の商店街を選択。そのエリア内にあるすべての事業者にアンケート用紙を配布。その数1627件、そこから回収できたアンケート522件、回収率は32.1%。この手の調査で30%ちょいは少なすぎる数字ではないとのことです。あっ、ちなみに回収のうち商店街非加盟店ももちろん含まれてます。エリアによって違うけど、5%〜28%が非加盟だって。

 

調査者が最初に2つのカテゴリーで商店街を分けました。繁華街型と近隣型。赤坂はわかるんだけど、第三者からみたら麻布十番商店街も繁華街なんですね…。お店の数も多いし範囲は広いし、わかるような気もするんだけどなんか最初からショック。

 

事業者分類はこんな感じ。その他サービスは美容院、エステなどの美容・健康業が大半を占めるんですって。その他は例えば塾とか芸能事務所とかだって。肉、野菜、魚が買えるお店というのがとても少ないのがよくわかりますね。また、繁華街型と定義されちゃってる麻布十番と赤坂は企業形態において『株式会社(支店)』というのが高くって、これってつまりはいわゆるチェーン店が多く含まれてるって考えてもいいのかなあと。

 

じゃあ次は商店街エリアごとにわけてみますね。しかも、わかりやすく『物販店』『飲食店』『その他』の割合で。港区って飲食店が多いのが特徴といいますけど、やっぱりエリアによって色々多い少ないがあるということがわかります。

 

老舗と呼ばれる何十年とかのお店がある中、もちろん新しい店も増えていると。やっぱ新しいお店は飲食とその他サービス業が多いし、2001~2010年以降にオープンというお店が全体的に多いですね。

 

商店街ごとにざっくりと、時期もざっくりと分けた割合はこちら。繁華街型とか新しいエリアでは2009年のリーマンショック後にオープンしてるところが多いことがわかります、ざっくりと。気が付いたら『あれ?ここにあったできたばかりのお店、別のお店に変わってる?いつの間に?』みたいなこともよくありますよね、そういう感じのところもあるだろうし、これからどっしりと腰据えて頑張っていこうというところもあるだろうし。これだけじゃわからないなあ。

 

メインのお客さんってどういう方達ですかね?という質問。1番、2番、3番目に多い層はどんなもんでしょ?という質問。全部の順位を合わせた平均的な図がこちらになります。ま、圧倒的に会社員が多いと。そりゃ働くひとも住むひとも飲食店の多いのが特徴の港区では当然のことになるんでしょうかね。もちろんファミリー層もちゃんといますし、港区の他の特徴としては『お住まいの外国人』というカテゴリーが観光客より多いということ。人口の約8%が暮らしてる外国人ですからね。

 

各カテゴリーで一番お客さんが多いところをみていくと、主婦・主夫が多いのがメリーロード高輪エリアと白金商店会エリア、家族連れが多いのが日赤通り商栄会エリアと白金プラザ会エリア、高齢者が多いのが白金北里通り商店街エリア、学生・若者が一番多いのが芝浦商店会エリア、会社員が一番多いのが芝商店会エリアと赤坂一ツ木商店街エリア、日本人・外国人観光客が一番多いのが赤坂一ツ木通り商店街エリア、日本在住の外国人が一番多いのが麻布十番商店街。全部バラバラ。すごく興味深い。おもしろーい。

 

じゃあ、次はそのお客さんがご近所の方々なのか否かという質問。平均では大体半々な感じ。飲食店が一番多くて、会社員が一番多くて、というような港区の状態だとこんな感じになるのは仕方のないこと。回答全体の3割弱が事業者の数も飲食店も一番多い麻布十番商店街エリアだし、統計も多少そこに引っ張られている感はある。これは否めないよね。

 

なーんて思いきや、見てよエリアごとに分けられた赤坂一ツ木商店街の割合を。3割以下か4割以上かというわけ方なので『まあ地元の人もいるっちゃいるよね』という感じにはなりますが、芝と赤坂と芝浦の3割以下の多さ。やっぱりこれって在勤者の割合なんだろうなあ。

 

こんな感じでまだ続きます。興味なかったらごめんね。

議会運営委員会報告

さて、本日は議会運営委員会がありました。いつものように簡単すぎる報告を。

 

1. 事務局長の異動について

4月から議会事務局長が変わってますのでみなさん仲良くね。はーい。

 

2. 区の幹部職員の異動について

4月から人事異動で色々変わってますからよろしくね。誰々は常時、誰々は必要に応じて議会運営委員会に出席することになりますのでそんな感じでよろしく。はーい。

 

3. 議会改革に関する提案事項の検討について

以前にね、議会にタブレット導入しようとかそういう話で勉強会とかしたじゃないですか。その後、みなさんそれぞれ会派でタブレットとかの検討をお願いしてたと思いますが、どんな感じなのかお答え聞かせてくださいな。まずは自民党から。

 

自:勉強会の時のようにタブレット配布ありきではダメだと思いますよ。資料閲覧だけできても意味ないですし。議会をICT化してくのはいいと思いますけど、目的をもっと明確にしてくのが先だと思います。もっと検討は必要ですね。

 

はい、わかりました。次はみなと政策会議。

 

み:タブレット導入を進める方向でお願いしますよ。ペーパーレスだけじゃなく、事務局とかみんなの作業効率化にもつながりますし、議会中でもネットに繋げてわからない用語があったら調べたりもできるじゃないですか。先進事例とか経験者に聞けるような視察に行きたいです。

 

はい、次は公明党。

 

公:早く進めたいと前々から言ってるわけでして、前に先進事例で視察にいったこともあるんです。委員会の日程調整とか楽になると思いますし、情報伝達手段でいいものだと思うんですよ。区民相談でも資料をデータで使いたいんですよね。タブレットも私物か共有か課題もありますし、セキュリティも課題ですけど、まずは議会で採用しているところを視察に行きませんか?

 

はい、共産党。

 

共:そうですね、やっぱり導入ありきで話進めるのはよくないと思いますね。実際に仕組みを考えて進めていくべきだと思いますよ。具体的な方法、例えば区の計画書とか報告書とかのペーパーレスとか。あとは全会一致でお願いしたいところです。

 

そうですかそうですか。じゃじゃじゃじゃあ、目的に会うようなところへまず視察行ってみるとかそういう感じで考えていきますかね?はーい。

 

以上。

報告会を通じてひとつ問題提起をしました。

『年に1度の2回の報告会』と文字にすると非常に不思議感満載で、1回なのか2回なのかどっちなんだいと言われる小倉りえこ報告会です。毎年1回、1日だけだと色んな職業とな働き方とか暮らし方があってアレですので、平日の夜に1回(お店閉めてからでもちょこっと見にきていただけるように)、それだけだと遅い時間だからお店関係ない方には申し訳ないので週末のお昼に1回。初回と最終回、『こけら落とし』と『千秋楽』のみという、字面だけある意味スペシャルな報告会。某姉妹風に言えばファビュラス☆

 

それでも残念ながら全部の方々に公平に平等にというわけにはいきません。なので資料抜粋とかそういう対応でいつでもお好きな時に『ああ、報告ってそんなもんか』とでも知ってもらえるようにまとめも作ります。そんでウェブサイトで公開しておいて、自分自身でもいつ何時でも見直せるように。備忘録はできましたのでサイトに載っけてありますのでご自由に参照ください。

 

そして前回は『お前は上から下まで色合いが地味だ』と指摘がありましたので、2回目はその地味度を少しだけ脱出してみたつもりです。どう?小倉りえこ、これが目一杯の精一杯☆

 

そんなことはどうでもよくて。

 

今年の報告会では聞きにきてくれたご近所を中心とした方々に対し、ひとつの問題提起をしました。それは『麻布十番商店街を観光スポットにしていいかどうか』ということです。私1人だけでは抱えきれないことですし、みなさんがどう考えているかが大切ですし。地域の意見は無視しちゃいけない。バランス取るのは難しいんだろうけど。個人的な思いと見解からは、麻布十番商店街を全力で観光スポット化することにちょっと難色を示したい方です。え?以外?

 

一概には言えない難しい、もどかしい、そんな話題を『みなさんも一緒に一度考えてもらえませんか?』と今年の報告会を通じて投げかけてみました。今、麻布十番にとってこれからの明暗を分けるくらいの大切な時期かもしれなくて、ひとつ何かを間違うと麻布十番は商店街の街から繁華街の街へ一直線になってしまうような気がするからなんです。『繁華街にならない商店街』というのを目標に努力してきた地域ですから、そこは引き継いでいきたいわけじゃないですか。や、個人的にずーっと考えてることなんですけど。

 

今の麻布十番はそりゃもう立派な有名な街になりました。地下鉄が通り、交通の利便性が高くなったからたくさんの方が訪れ、メディアでも取り上げられます。でもね、地下鉄通る前までは麻布十番って陸の孤島と言われていました。だってずっと昔に『地下鉄はいらん!』と確か日比谷線の開通を反対した地域です。それが地域と商店街の努力である意味(いい意味で)ガラパゴス化というか独自の進化をしてですね、普通に暮らす上で必要なお店が残りつつ、今は新しいお店もできて色々と共存できてるのが麻布十番商店街です。と、そう思ってます。

 

お店もたくさんあるだけじゃなく、暮らす人もたくさんいますし。だからこそ商店街を中心に発展・存続してきた地域なわけです。そこはやっぱり尊重したいですよね。や、あくまでも私見ですよ。や、もちろん訪れるお客さんが大切なのも十分理解してますよ。だってお店の集合体ですもの。

 

今は地下鉄が2本も通り、そういうことからだろうけども六本木ヒルズも出来て、たくさんの方々がなんとなくふらりと訪れるもよしというエリアになりました。でも私は声を大にして言いたい。地下鉄が通ったのはあくまで『たまたま』であって、地元組織と地元商店街が麻布十番商店街を維持してきたからの努力に周囲が魅了されてることを忘れてはいけないよと。そういう見方もあるかとは思いますよ。

 

観光客がどっと押し寄せると暮らしにくくなると感じる人もいるわけですし、観光客もお客さん候補なわけですから売り上げ貢献に期待するとこもあるわけですし、上手なバランスが必要になるわけです。難しい問題ですよね。

 

なぜこういう風に改めて問題提起をしたくなったのか、その理由のひとつとする港区政策創造研究所による『港区商店街・商店等実態調査』の結果を近いうちにまとめようと思います、まる。

港区政新聞デビュー

港区政新聞というのがありましてね、『ドキドキ区役所ウォッチン☆』的な内容でお送りしている港区役所とか港区議会とか、なんかそれに近いような港区に関してのニュース記事盛りだくさんな新聞でしてね。いつも編集長がカメラ片手にお忙しくしているお姿を拝見する機会の多い、港区政に特化した有料ペーパーでございます。いつもお疲れさまです。

 

そんな港区政新聞でですね、私、小ネタデビューをいたしました。や、今まで名前はちょろちょろっと出たことはありますけれど、何かのオマケで『ついでに小倉りえこ』的な感じだったわけでして。例えばですね、『きたしろ勝彦都政報告会(司会:小倉りえこ区議』とか、『黒崎ゆういち君と明日を拓く会(司会:小倉りえこ区議)』とか、いいですいいですそんなとこフィーチャーしなくとも。そんな感じのオマケ。アドリブの全く効かない司会なら得意です。その場で気の利いた臨機応変的な何かは一切できません。そういうの無理。

 

本日ね、とある課長さんにですね、『区政新聞で名前でてましたね!なんかホームページがどうとかこうとか!』そんなことを言われました。はて?ホームページ?自作してるからショボいのが改めてバレた?そしたら、編集後記的な取材日誌の欄にホラ。

 

『作家になれるくらい文章がうまい』

『作家になれるくらい文章がうまい』

 

作家になれるくらい文章がうまい

大切なことなので3回言いました。ありがとうございます、出版社にお勤めだった元区民の方。そして『それな』と肯定してくれた編集長。小倉りえこが愛してやまないモノ書きさんは故・ナンシー関先生です。

そんなことよりですよ、注目すべきはその下の記事。

男子トイレで『大変、許しがたい行為』

『大変、許しがたい行為』

 

大変、許しがたい行為

 

こっちのほうが大変大切なことなので、画像含めて5回くらい言いました。何よ、この大変注目度の高い取材日誌。モヤモヤするキモチを残さざるを得ないこの取材日誌。大変、許しがたい。