港区のまちづくり条例

区議会議員というお役目を担わせていただいてから2年半、色んなこと考えたり考えさせられる機会をたくさんいただく中で、『まちづくりって一体なんだろう』という大きな疑問と壁にぶち当たりました。正直申し上げまして最初のころは『まちづくりって街でも町でもなくてなんで全部ひらがななの?』くらいなレベルの疑問であったわけですけども、そんなことよりもう少し大きなところがなんだかよくわからなくなってきました。要は『誰の何のためによるまちづくりがまちづくりって言うの?』と、そんな感じの疑問。

 

昭和の時代のようなトップダウン型の役所による一方通行の都市発展に、『ちょ、待てよ』と民意がとか地域の意向がとかで待ったをかけたのが『まちづくり』とやらの走りなのではないかと認識しています。ちがう?地域の意向とか地域の課題を解決するとか、そういう観点もそういえば大切ですよね、むしろ地域の皆さんも混ざっていただかないとね、なんていう『参画』なんていう言葉がカッコよく使われてきたようなそうでもないようなやつ。ちがう?

 

参画なんて言葉、正直申し上げまして議員になるまでそんなに聞いたこともなかった単語です。読めなかったし。お役所言葉かしらと思ってたわけで。でも『もうすぐハロウィンですね。地域主催のイベントにパーリーピーポーも参画して街は大賑わいです。混雑を緩和するためにDJポリスも参画してイベント大成功でした』なんて普通に使われたら…確実にカオス。日本語ってたくさん表現あってすごい言語です。

 

というか、『参画』という意味が『事業とか政策の計画に参加をする』という意味なので例えが大間違いなわけですけども。というか、やっぱり確実にお役所言葉ですよね。

 

そんなことはさておいて。

 

で、それがいつの間にか『本来、まちづくりってそこに住んでる方々で考えてやるべきものじゃないの?だってあなた方が求めるものにするならあなた方が主役じゃん?なら自主的な取り組みヨロ』となってきてます。違ったらごめんなさい。でもそんな感じがしないでもないの。『住民の住民による住民のためのまちづくりをお役所はバックアップしますので、任意団体としてちゃんとやるべきことをお役所並みにやってちょうだいね、サークル活動レベルじゃダメよ』が、ここ最近求められる一般ピーポー参画のまちづくりです。

 

そう、よく言えば『住民自治のような地域のためのもの』、悪く言えば『お役所が地域に責任を丸投げ』かもしれません。だってどう考えてもめんどくさいわけですから。ひょっとして『住民参画まちづくり』って軽々しく言ってはいけないような表現なのではないのかしらと、そんな感じすらするハードルの高さにビビっている今日このごろ。

 

良いか悪いか、ああだこうだは色々あると思います。みなさんの心と頭の中に。

 

港区まちづくり条例というのがあります。港区だけじゃなくとも、色んな自治体でこのようなまちづくり条例というのが結構あるわけです。自分の頭を整理していくついでで、みなさんにも一回頭をクリアにして『まちづくりとはなんぞや』ということを考えていただければと思います。次回は港区まちづくり条例を活用したまちづくりというものの決まりとか手順とかを整理していきたいと思います。

続く。

名無し連載、オレやで。

えっと、麻布十番商店街には十番だよりという広報誌がありまして、毎月毎月商店街の素敵な情報や色々なお知らせなどを広くみなさんにお届けしています。新聞折り込みだけでなくお店にも置いてありますし、麻布十番の駅とかにも置いてあります。ご覧になったことある方も多いのでは。お手に取ったことある方も多くいらっしゃるのでは。組合の広報部の方々が毎月毎月大変なご苦労で製作されてます。おつかれさまです。

 

 

そんな十番だより、ひょんなことから6月号より連載(的な空きスペース活用)をさせてもらってます。そのちょっと前の3月に港区が商店街・商店等実態調査という報告書を発行したわけなんですが、その麻布十番商店街の結果だけを抽出して色々と解説していきなさいよと依頼がありましてね。ここでも全体の調査報告に関する色んなことを4回に分けて綴ってみたわけですが、まぁそれとはまた別の麻布十番商店街バージョン。調査をまとめた区役所の政策創造研究所にお願いをしてデータをもらいまして、広報誌掲載の了解をちゃんといただきまして、そんな感じの名無し連載を楽しくやっているわけなんです。

 

こういうやつね。名無しの連載のこと、今日初めて言いました。というか知ってる人は知ってるし、読んで『こんなの書くのアイツしかいないだろ』ということでバレてるとは思いますけれど、商店街や商店街の努力について別の角度でみなさんにお知らせしたく、知って欲しく、商店街のこと大切に思っていただきたい気持ちが1000%。

 

『あのコーナー、面白くないから邪魔なんだよね』とか思われてたら本当にごめんなさい。

 

ちなみに、なぜ色付きの棒グラフ(数字なし)にこだわったかといいますと、数字とかを大きくメインに出してもあんまり色んなことに実感が湧かない方の方が、世の中多いと思うんですよ。でも視覚的に『コレはこれだけ大きい』とか『コッチよりアッチの方が少ない』とかの方が、比較しやすいんじゃないかと思いましてね。

 

ま、そんなことはさておいて。

 

今月の10月号で調査の報告に一区切りをつけまして、来月からは麻布十番商店街がどのようなことに頑張っているか、どういうことに頑張っていきたいかをたくさんのみなさんにお知らせいたしたく、内容を少しずつ変えてみなさんにお知らせしていきたく思っております。『飽きたからもういいよ』って言われるまで続けます。ひとまず来月号、たくさんの方がご存知のようなご存知でないような『麻布十番商店街の十番ルール』というやつを改めて。

 

えー、それは別に、本日衆院選候補者の演説会があったんですけれども、わたくし欠席いたしました。普通だったら『ありえないだろ、自民党国会議員候補の会に自民党区議会議員が欠席なんて』といわれるくらいなものなのかもしれませんが、わたくしそれより優先しなければいけない大切なお役目がありました。そう、まちづくり協議会。こっちの日時設定の方が早かったんです。選挙だからって自分の都合で日程変更するわけにはいきません。おりゃ、地元が一番大事だもの。ここら辺のお話もそのうち十番だよりで連載をしながらたくさんの方にご報告をしていく運びとなりそうです。その時はどうぞよろしく。

選挙カー、ヒャッハー問題

53年前の10/10、東京の空にブルーインパルスがグルグルグルグルグルと5つの輪を描いて東京オリンピックの開会をお祝いしましたのはよく聞くこと。あれから53年、今度は新橋SL広場で2020年のオリンピック・パラリンピックに向けた『あと1000日ちょっとだヨ!全員集合!』的なイベントが行われました。カウントダウン装置(そのうちホンモノ、今回はモックアップ)のお披露目と、オリンピアンによるトークショーとか、港区も企業さんや地域のみなさんと一緒になって色々やってんです。区長も区役所の中の方々もすごく頑張ってるんですよ。頼むよ都知事、色々ちゃんとやってよ。

 

あ、オリンピック・パラリンピックの1000日前だヨ!全員集合!なホンモノのイベントは『ウェルカムTOKYO スポーツパーク2017』といいまして、読売新聞さんと港区さんが主催となって芝公園と東京タワー一帯で10/28(土)と10/29(日)であります。みなさん是非足をお運びくださいませ。

 

今のところ公式サイトではチラシ1枚程度の情報ですけど、BMXの空中スタントとか色々。やーん楽しそう。

 

そんな2020年に向けたことを頑張る一方、もっと未来に向けてんだか目先の10/22だかに向けてんだか、衆議院議員選挙が同じく10/10から始まっております。ちなみに、投開票日のバンザイは『小倉りえこ第42回ご生誕記念バンザ〜イ』です。日本全国のバンザイを自分へのおめでとうメッセージになるよう脳内変換をして、ええ、多分ですけどみなとパーク芝浦のスポーツセンターで開票の立会人でもやってるような気がします。それはそれで記憶に残る歴史の1ページ。

 

さて、我々自民党、区議会議員も応援という大切なお役目が当たり前のようにおりてくるわけです。基本選挙カーが回ってくるルート、それぞれの活動地域で区議会議員が車に乗っかって、『いつも大変お世話になっております、地元の区議会議員のなんとかです。本日は我々自民党の候補〜』的な感じでブルーインパルスのごとく街をグルグルグルグルグルと回り、連日お騒がせしているわけです。うるさくてごめんなさい。

 

今回の選挙、たくさんの方が色々と頭を悩ませているんです。え、政党云々とかの話じゃないですよ?選挙区のお話です、選挙区。2年前の国勢調査の結果に基づいて偉い人々が決めたわけでして、そういうのよくわからないにしても要するにややこしくなったわけです。非常に。今までは区ごとに分けられていた選挙区が、今回から港区では東京1区と東京2区に分けられることになりました。不便。

 

例えば三田の札の辻交差点からぐぐーっと東京タワーの見える方に進んで赤羽橋交差点、ここの通りは片方が東京1区、反対側が東京2区と、ややこしさ満載。田町駅なんか三田方面の出口は東京1区、芝浦方面の出口は東京2区と、候補者が入り乱れるカオスな光景が広がります。

 

選挙と言ったら選挙カー。候補者の看板付きのやつ以外にも、政党の広報宣伝車も割り当てられてご当地をぐるぐるしております。なので選挙カーに乗ったり、広報宣伝車に乗ったり。↑は自民党さんの広報宣伝車『あさかぜ号』。屋根部分にも乗れるし、後ろのデッキにも乗れるよ。

 

港区の自民党さんも議員さんによって東京1区、東京2区、両方というヘンテコなお手伝いの仕方。先日なんとなく東京2区の方のあさかぜ号に乗ってみました。2区当番の登板はゼロなんですけれど、そのまま永田町の自民党本部まで乗せていってくれるというのでなんとなくです。すっかり東京2区担当な鈴木たかや議員と1区2区半分半分くらいの土屋準議員とともに。いい兄さん達です。

 

デッキでマイクを握ったりにこやかに手を振ってみたり、安全には気をつけながら乗ります。結構揺れます、デッキ。もしどこかであさかぜ号を見たら、デッキに乗ってるのは自民党さんの区議会議員か市議会議員か都議会議員がほとんど。時々例外もあるけれど。

 

親指を下に向けられることもありますが、おとうさんおかあさん私は今日も元気です。手を振ってくれる方ももちろんたくさんいらっしゃいますし、がんばれよなんて声をかけてもらうとヒャッハーします。罵声を浴びせられても少なくとも私はヒャッハーです。

 

自民党さん、広報宣伝車がもう1種類ありまして、小さめの『はやぶさ号』です。こちらも『こちらは自由民主党の広報宣伝車です。自由民主党公認の〜』なんて言いながら街をぐるぐるしてます。

 

普通のバンサイズなので中はこんなもんです。本日は二島豊司議員とゆうきくみこ議員とともに乗る当番。みんなお揃いで着てる黄色のやつは山田みきカラーだからです。

 

どういう気持ちで車に乗っているか、手を振っているか、ヒャッハーしているかはみなさんの想像にお任せいたしますが、こういう選挙で辛いことがひとつあります。時折区役所の中の方々をお見かけしてそのままのヤケな勢い(あっ言っちゃった)で全力の笑顔と全力のお手振りをすると、全力でスルーされることです。お役所の方々、そういうの全力で無視しなければならないわけですけれども、こっちもジェットコースター並みの勢いで下ってスピード加速中ですのでやめられない止まらない。ご容赦ください。

議員選ぶ以外の投票あります。

さて、衆院選一色になりましたね。色んな政党が賑やかに、派手に、地味に、そして地道に。『リベラル』と『しがらみ』の意味が今まで以上にわからなくなってきた今日このごろです。みなさんご機嫌いかがでしょうか?衆院選以外にも最高裁判所裁判官国民審査も日本を救うのでしょうか?

 

最高裁の裁判官がちゃんとお役目果たしてますかね、10年くらいとりあえずやってもらってますけどこの人たち続けてもらっていいですかね、というのを衆院選ついでで有権者のみなさんに判断いただきましょうというのが『最高裁判所裁判官国民審査』。要は裁判官の選挙みたいなもん。衆議院の選挙の時に一緒にあります。ただし大きく違いがありまして、ものすごくざっくり言えば『議員みたいに立候補で国民に選ばれるわけではない』ことと、『ある意味自動再選システム』です。たぶん。

 

前々からよく言われてて、そういうの聞いたことある人もいると思います。新聞とかに意見広告出たりするのみたことある人もいると思います。システムがいいかどうかは正直よくわかりません。

 

議員を選ぶ時は投票所に行ってもらった紙に1人だけ候補者の名前を書きますよね。で、たくさん名前を書いてもらった人が当選。当選おめでとうございます。

 

じゃじゃじゃじゃあですね、色んな名前がたくさん書いてあって『コイツはダメだなって人何人でも好きなだけバツ印付けて、そのバツ印が投票数の半分いったら落選させようぜ。あ、バツ印以外は無効な。間違えてマル印付けても無効な。バツ印つけるのもめんどいから無視したりするやつも無効な』だったらどうしましょう。多分みんな当選しちゃうよね。それが最高裁判所裁判官国民審査。なんやねん。

 

 

改めて調べてみようと思ったら日経さんの発見。

 

『有効投票のうちX印が過半数の裁判官は罷免される。何も記入しない場合に信任とみなされ、X以外の記入は全て無効となる。初めて審査が行われた1949年以降、過去23回で罷免された裁判官はいない』だそうです。

 

なので衆議院選挙の投票に行った時、みなさんがやることは3つ。1. 小選挙区の候補者の名前を1人書く2. 比例用の政党名を書く3. 最高裁判所裁判官信任投票の7人を無印で全員お役目続けてもらうか、何人かバツ印付けるか、いっそのこと全員バツ印付けるか

 

総務省の最高裁裁判官国民審査Q&Aはこんな感じ。そうですね、『よくある質問、トップにくるべき質問が他にあるだろ!』くらいは言ってもいいかもですよね。

 

明日からなわけですが

事前運動と選挙運動の違いがわからなくなる公示日前日。あからさまなやつは警察の選挙対策の方へご一報を。さてみなさん、フェアで良い12日間を。そして日本にとって良い選択を。

 

ここは公道で自分たちは歩行者だから通る権利があると仰いましたが、こちらも年に一度のイベント中だったわけですし、候補予定者だけじゃなく現職都議と現職区議と元職区議とテレビクルー引き連れたあからさまな集団を通すわけにはいかないんですわ。警察からも言われてましたしね。サーセン。

H28年度 決算特別委員会 教育費

さて、教育費。ここしばらくモヤモヤしている事を質問しました。そう、本村小学校裏手の斜面に広がる本村町貝塚について。この貝塚の地にマンション建設計画があるわけでして。モヤモヤしています、モヤモヤ。

 

坂の多い港区の中、これまた比較的坂の多い南麻布3丁目、その一角にあるのが本村町貝塚。向こう側に向かって原っぱ的なものが続いておりまして、その向こう側がどうなっているかと気になる感じでしょう。台地の上か下かで考えたら上の景色。

 

下から見上げるとこんな感じになってまして、傾斜がついている台地の斜面です。

 

あっ、今は今後行われるであろう試掘調査のため草とかが刈られてましてこんな感じに。

 

1. 本村町貝塚の認識について

Q.  南麻布3丁目の本村小学校の裏手にある台地の斜面に本村町貝塚という遺跡があります。台地の斜面一帯が貝塚として知られ、古くは1930年代から発掘調査が行われてきました。その一角にある東京住宅公社の敷地の中に港区教育委員会が設置した看板がありまして、開発も進んで貝塚遺跡を伝える場所はわずかながらここだけになってしまいましたと記されています。その看板が昭和48年に立ち、平成19年に立て替えられています。港区にとってこの一帯は貝塚なのか貝塚痕跡なのか、そしてそれは遺跡なのか遺跡ではないのか、どのように認識されているのかをまず伺います。

 

A.  本村町貝塚は文化財保護法に基づき、『遺跡』として東京都の遺跡地図に搭載しており、現時点では東西約150m、南北約75mにわたる楕円形の遺跡であると認識しております。また、遺跡の種別は『貝塚』として登録されております。

 

 (´-`).。oO(登録されてるのは東京都であって、港区ではないんですね?そして港区は遺跡として認識をしていると。わかりました…)

 

 

2. 港区埋蔵文化財取扱要綱について

Q.  港区埋蔵文化財取扱要綱では試掘・確認調査の実施指導を教育委員会が行うとしています。開発者に対する指導や助言・試掘調査・発掘調査・その結果による出土品について取り決めはあります。でも、遺跡そのものについて港区はどうしたいか、港区の意思がこの要綱の中には含まれていないように感じますがいかがでしょうか?

 

A.  港区埋蔵文化財取扱要綱は、文化財保護法に基づき埋蔵文化財に関する取扱を明示したもので、港区内の埋蔵文化財の保存及び活用を図ることを目的としております。試掘調査等で遺跡が発見された場合は、埋蔵文化財の残存状況等に応じ、発掘調査への指導や保存に必要な協力を開発者に求め、埋蔵文化財の適切な保存及び活用を図ることとしております。これまでも港区埋蔵文化財取扱要綱等に基づき、芝丸山古墳の保存や伊皿子貝塚の貝層断面の標本での保存などを行っております。

 

⇨ (´-`).。oO(今、この貝塚がマンション建設で消滅しようとしています。今まで実施したことなかった場所の試掘調査をするとのことですが、その時何もでなかった又は貝殻1枚が出たとして、こういう状況の埋蔵文化財の取り扱いってどうするのか素朴に疑問に感じます。すでに港区は遺跡と認識しており、地域の方にとってはこれからもずっと遺跡であって、標本で保管すれば問題が解決するという簡単は話ではありません。港区はどうしたいのか、どうにもできないのか、どうにかしたいと思っているのかなど、不明な点をある程度クリアにして判断せざるを得ない状況だと思います)

 

⇨ (´-`).。oO(現在残っている貝塚とされている一帯は、民間の土地と、隣接して柵1枚で隔たれているだけの東京都の外郭団体の土地です。教育委員会が看板を立てている以上、行政は無関係とは言い切れないと思います。このままでいきますと10数年前のがま池の時と同じ状況です。本村地域の方々は今でもがま池のことをよく覚えています)

 

⇨ (´-`).。oO(今回のこの件に限らず、土地や開発に関係することの中では、港区の意思というものが欠落している印象が大きく、お住まいの方々に不安を与え続けていることは否めないという印象がとても強いです。自然と文化と歴史を守るために民間業者から土地を買うことも十分アリだと思いますし、そういう方法で守られるという最初の手段になっても不思議ではないと思います。民間地だから介入が難しいとしたがま池から学んだことはなんだったのか、この件はそういう視点で地域の方々は港区を、教育委員会を見ています。私には地域のみなさんの代表として声を伝えなければならないという役目がありますので、今回は埋蔵物取り扱いという観点で質問をさせていただきました…

 

⇨ (´-`).。oO(区民、地域に寄与するより良い方法を考えていただければと強くお願いをして、質問を終わります…)

H28年度 決算特別委員会 産業経済費

さて、産業経済費というのは字のごとく『産業』とか『経済』とか、あとは『観光』とか。担当課はふたつしかないもんだから、つまり課長さん2人しかいないということだから、質問に対するお答えのための出番が多くて大変ですね。もうそのまま答弁席にイスふたつ置いててもいいんじゃね、と毎回思う産業経済費。

 

1. 商店街の支援について

Q.  『港区政策創造研究所』調べでは、高齢者やファミリーなどご近所の人が多いという商店街で、『お客さんはご近所のはず』というお店側と『必ずしも商店街で買い物してない』消費者側で認識のギャップが生じていると。要は白金とか高輪のエリアですね。よく考えたらそういうエリアって結構人の入れ替わり激しいし、お店と商店街を知らないということは考えられますよね?そういえば商店街情報を発信してもらってますけど、どういう方法で何を発信してるんでしたっけ?

 

A.  港区商店グランプリ、中小企業応援情報誌、商店街まちあるきマップ、商店街イベントまるっとわかるチラシ、ちぃばすチャンネル、色々頑張ってますけど!

 

 

 

Q.  商店街、若い人にはイベントやるだけの場所と思われてるところもあるようでしてね。お客さんが来てもらえるような組織とか店舗の努力をしてることはみなさんご存知の通り。でもね、その他にも商店街って街を綺麗にしたり、組合費で防犯カメラつけますし、交通安全の旗振りだってやってまして。商店街のこういう役割と努力をたくさんの方がご存知ない。そのあたりも一緒にお知らせしてくれませんかね?

 

A.  そうですよね、商店街っていろんなことされてますよね、多いに貢献されてますよね。そういうこともお知らせしたらもっと認知度も高くなると思いますし、愛着が生まれますもんね。これからは地域の活動や取り組みも併せて情報発信していきますー。

 

⇨ (´-`).。oO(よろしくどうぞー)

 

 

 

Q.  商店街、魅力あるお店を増やしていくことも大切ということはよくわかります。みんなもそう感じてますよ。そういうの、どういう支援してくれました?

 

A.  昨年度はプロレス団体とタイアップした芝商店街、景観で東京タワーとタイアップした三田商店街、Wi-Fi整備した麻布十番商店街、街路灯マップを多言語化した六本木商店街。これからも商店街の意見を聞きながらがんばりますー。

 

 

 

Q.  商店街といっても、各店舗でも現状を維持するのが大変なところもありますね。規模を縮小したり廃業するお店も出てくるだろうし、なんせテナント率7割だから家賃がペイできるような職種とかしかお店できなくなったらどうしましょう。地域でがんばってきたお店、これからどういう後押しをします?

 

A.  区商連や中小企業診断士とかの意見も聞きながら、これからも積極的に取り組んでいきます…。

 

⇨ 商店街の調査、結局のところ『地域地域で事情が違う』というのがすべてですよ。商店街支援の一番大きいところは補助金です。わかってますわかってます、補助金は税金なので『商店街なんかに税金投入すんなよ』と言う人がいるのはわかってますよ。でも商店街って『もう少し補助金の使い勝手がよければ』と願うところも少なくないんですよ。地域で、商店街で事情が違うんですから。そこらへんご検討よろしく

 

⇨ (´-`).。oO(あっ、プレミアム商品券ももっと地域貢献している店舗に落とされるようなことも必要になるかと思いますので、そのあたりも区商連とも是非お話を)

 

 

2. 港区観光&マナーブックについて

Q.  これ、昨年観光課が作った観光&マナーブック。まー、よくできてますよ。行政の作るもので今まで一番のモノじゃないですかね。残念ながらそんなに話題になってないようでとても残念だしもったいない。10,000部発行と区のHPには書いてあったけど、反応どうだったん?

 

A.  や、実は関係者から『外国人に向けた情報発信として非常に優れた内容で好評』とお褒めいただいてます。こないだビックサイトであったイベントでも褒められまして、他の自治体関係者も持って帰ってました。えへ。

 

 

 

Q.  増刷したり、むしろ販売したりしても良いくらいの出来なんですけど?

 

A.  えっと、すでに増刷してます。たくさんの方に見てもらいたいのでこれからも無料配布で。今のところ、区内小学校の国際教育とか、大学の留学生とかにも使われていまして、これからはビジネス観光とかにも幅広く行きたいもんです。

 

⇨ (´-`).。oO(無料なら無料で全然いいんですけど、区のHPに掲載されているのはpdf分割で結構見にくいんですよね。そこらへんなんとかしてくれてもいいかもです)

 

 

 

Q.  観光客向けだけではなくて、住んでる人にもためになる内容ですよ。新しく住民登録した外国人向けにウェルカムパッケージっていう港区の情報とか暮らしのルールとか配布しているじゃないですか、そこに加えるのもいいかもよ。あとは支所に置くとか。

 

A.  支所とかの窓口や図書館でも配布してますけど、ウェルカムパッケージの件はこれから検討しますね。

 

 

以上。

H28年度 決算特別委員会 衛生費

さて、医療関係のところは衛生費。衛生費は3点ほど。がん検診とロコモーティブシンドロームと目の健康。今回の衛生費は、問題指摘⇨予算反映⇨事業実施⇨結果チェックという、これぞ決算という流れを正しく確認できたのかなあと思います。ほんとに。

 

1. がん検診受診率について

Q. えーと、2年前にがん検診の受診率をみて『データの取り方間違ってね?』と指摘させていただき、調査します的な予算が反映され、今回の決算で結果の集大成的ながん検診受診率ファイナルな感じなわけです。国の検診目標値は50%。区が無料のがん検診受診券を該当者全員に配布して、その券の使用率による検診受診率は20〜40%でした。検診どこで受けてますかというそこそこ大規模の調査を行ったわけですが、今回の区民意識調査というやつ、どんな感じでした?

 

A. サンプル調査でありますけど、胃がん検診は63.1%(区27.1%、職場等36%)、大腸がん検診は65.1%(区33.3%、職場等31.8%)、肺がん検診55.1%(区27.1%、職場等28%)、乳がん検診66.2%( 区36.3%、職場等29.9%)、子宮頸がん検診62.3%(区32.5%、職場等29.8%)。

 

や、やっぱり職場検診とか個人で人間ドックとかで受けてる人が多いであろうことは予測できてましたから、そういうところでちゃんと検診受けている人がいるって改めて明らかになったというこの調査の意義は大きかったですよ。国の基準値の50%、余裕で越してるじゃないですか。や、よかったですねほんとに

 

Q. 区が低い低いって言ってたのが乳がん検診と、20代の子宮がん検診でしたよね。この調査結果でも似たような感じでした??

 

A. や、がん対策推進アクションプランで引用したデータより高くなってます。これってH28年度から乳がん検診の実施体制が変更されたからその影響かなと。20代の子宮頸がんについては区実施の検診は前と同じくらいだったんですが、職場とか人間ドックで受けたという方が24.2%いまして、全体で41.8%です。

 

や、やっぱり20代でも職場検診とか個人で人間ドックとかで受けてる人はいたんですね。よかったよかった。20代で41.8%ってあと少しですね、50%まで

 

Q. 今の時点で受診率60%を超えるって全然低くないと思うんですけど、これからは低いところをターゲットに個別の底上げとかしなきゃいけないですよね。婦人科検診だったら女性ドクターとか配慮したり、そういう利便性というかの取り組みというのも必要になりますかね。

 

A. 現在、がん検診してくれる医療機関が205あります。このうち139ヶ所で平日夜間、日曜にも対応可能なんですよ。今後も受診しやすい環境整備も進めますね。あと、子宮がん検診は40歳未満に個別通知対象を拡大したり、そういうところも検討していきます。

 

ですよねー。どこまで受診率あげたいかにもよりますけど、いろいろがんばってください。ありがとうございます。でも基礎データとあやしいデータの見直しってやっぱり大事ですよね

 

2. ロコモーティブシンドローム対策について

Q. えーと、介護予防の目的で50代60代の健康対策がかなり充実してる港区なんですが、つまりアレですよねいわゆるロコモーティブシンドロームですよね。ロコモーティブシンドロームって整形外科学会が10年くらい前に概念を提唱し始めて、関節の可動域とか運動器障害とか、進行すると寝たきりリスクがとかいうやつです。入院&治療する運動器障害が50歳以降で多発するわけでそういう年齢設定になってますけど、早ければ早い方がいいんですよ啓発って。若い子も。どうですかそういうの。

 

A. 今年はより幅広い年代を対象に、健康運動指導士がロコモーティブシンドローム対策として体操指導する講習会を開催予定です。あと運動習慣とか食生活も大事なので、筋肉や骨の維持に役立つお料理講習会もやりますー。

 

 

(´-`).。oO(前になんとなく聞いた時よりはナッシングな印象だったんですが、知らない間にいろんなものが開催予定なんですね…) よろしくお願いしまーす

 

 

3. 目の健康について

Q. ロコモーティブシンドローム以上に、あんまり関心持たれてないけど結構大切な領域がありまして、それが目なわけです。遺伝もありますけど、食習慣とか生活習慣とか生活環境とか予防とかそういうの言われ始めてるわけでして、眼科領域も今後啓発とか必要になるんと違う?

 

A. ですよねー、ドライアイやスマホ老眼とかでてきてますよねー。今後は10月10日の目の愛護デーとか、港区のホームページや広報みなととかで目の健康も取り上げて啓発しますー。

 

 

以上。

H28年度 決算特別委員会 環境清掃費

さて、決算特別委員会の続きは環境清掃費です。実は3年目にして初めて環境とか清掃とかのトピックで質問をしたんです。一般質問でもお初トピック。興味がなかったわけではないんだけど、ちゃんとした質問できるほど知識が無かったし、『これってどうなのかしら』という素朴な疑問から自分の考えまでまとまらなかったし。環境清掃費はじめてものがたり。もぐたん。

 

1. 少量排出事業者のゴミ出しについて

Q. えーと、先日の一般質問でも述べさせていただきましたが、区が収集車で回収する可燃ゴミのうち、1/3が有料シールを貼って出してよい特例の少量排出事業者によるゴミなわけ。こういう形でゴミ出しをする事業者は何社、集積所は何ヶ所あるの?

 

A. 集積所は地域の方々で場所決めたりしてるから、そういう事業者のことは詳しく把握してるわけではないんです。ゴミ出し場は区内で約11,800ヶ所、なんとなくだけどこのうち7割8割の場所で有料シール貼ったゴミが出されてるみたい。

 

区が知らないって結構アレですよね、正直あんまよろしくないですよね。ということはシール貼ってくれてるだけマシで、ひょっとしたらもっとたくさん混ざってるのかもですよね。1日50kg未満のゴミをOKっていうの、見直しとかアリだと思う。

 

 

2. ゴミ収集車の台数について

Q. えーと、1台あたり1日6ルート回るって聞きました。決まったルート回りきる前にゴミがいっぱいになっちゃったら工場に戻らなきゃいけないわけだから、そういうのが押しに押して最終ルートの回収が午後2時とか過ぎちゃうんじゃないの?収集車の台数の変化を教えてちょーだい。

 

A. 東京都から港区に所管が移ったH12年は75台(区の直営13台、委託62台)、今年は91台(区の直営10台、委託81台)。資源ゴミの分別とかみなさんよくやってくれるようになったから収集車増えてますよ。

 

Q. そんなH12年からの随意契約ってどういう感じなのかしら?

 

A. H12年に東京都から移管する時の話し合いの中で、業者選定についてそれまでやってきた民間51社でそのままという話になってまして。んで、東京23区清掃協議会というものがありまして、そこで各区へ台数や車両を割り振りするような随意契約がずっと。H17年以降に競争性だったりコストだったりを考えて新規参入を検討してきたんですけど、「51社」へ影響があるから…そんな感じで…。

 

(´-`).。oO(色々な意味で色々大変なんですね…) まぁ、必要なことは必要なわけで、修正すべきところは修正すべきなので、色々検討続けてくださいね

 

Q. 世間一般でいうゴミって、『ポイ捨てを禁止するためにごみ箱を置かない』、そして『ごみ箱がないからポイ捨てが多くなる』って矛盾してるじゃないですか。街中にごみ箱がない理由は『家庭ごみの持ち込み対策』とも言われますよね。ほら、マンションとかよくゴミ置場あるじゃないですか。そういうのがないとゴミの捨て方が不法投棄ぽくなるのかなと思って調べてみたんです。そしたら港区は延床面積1000平米以上の建築物、または1000平米以下でもワンルームマンションの場合にゴミの一時保管場所の設置について区と事前協議と届け出が必要とありましたよ。昨年度の実績は?

 

A. えーと、事前協議は延べ368件。届け出は93件です。

 

Q. まず、一時保管所の設置がタワマンかワンルームという対象はなんとなくわかるんですよ。ファミリータイプのゴミの多さとか、シングル住まいのライフスタイルとかの関係で。でもそれ以外のサイズのマンションって『協力のお願い』だけっていうのもおかしいと思うんですよね。

 

A. えーと、これからオリンピックだなんだで観光客も増えるし、民泊問題ななんだで、ルール無視のゴミ問題が発生するかもですし。中間サイズのマンションとかでもそういう保管ができるかどうか、すべきか否か、他の自治体とか取り組み事例とか調べてみます。調査研究、調査研究。

 

ゴミって色々アレな感じですけど、リサイクル率を上げたらリサイクルコスト上がるだろうし、なんかアレですよね、ハッキリ言って清掃問題って要は人件費ですよね。ゴミ収集車だって直営減って委託が増えて、別にそれでも構わないけどやるならちゃんと自治体は責任をもって結果出すような判断をしないと。コストカットコストカットよく言いますけど、清掃に関しては削っていいコストと削っちゃダメなコストを混同しないようにお願いしますね。

 

そんな感じで質問や発言してみたわけですけれども、『こういうこういうことを啓発します』だけでは人任せな印象を受けてしまうんですよ。いや、お役所が一生懸命やってるのはわかってるんですけど、なんでしょう、役所の意思というか判断というのが見えないから疑問に感じるんですかねえ。かけるところに人と費用をかけないと、今までできたものも維持できなくなっちゃう。そういう風に思っちゃうわけ、個人的に。

 

港区は震災復興基金的なものに5年だか6年でで1000億円を積み立てるとしています。最初にどかんと貯金して、残りはちょこちょこと貯金ですよ、毎年100億とかそんな。その毎年の貯金のためにしわ寄せがきているんじゃないかなとも思うし、無駄使いしないように気を引き締めなきゃといいことなのかもしれないし、難しいね。

 

以上。