港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。用地の活用とか行政処分とか。ちょっと耳を疑うような委員の発言もあったけども。

 

 

1. 南麻布三丁目保育室終了後の用地の活用について

えー、仙台坂の上の方の南麻布三丁目保育室、R7年に終了したあとの使い道を決めましたー。日中サービス支援型グループホームと障害児者居場所づくり事業活動場所です。用途を決めただけでまだ何も始まってないですけれども、今後地域に早い段階から説明に行く予定。オープンするにしてもR9とかR10とかですかね?

 

Q: この建物はこのまま使うのそれとも建て直すの?、地域向けの情報提供と範囲はいかほど?、今のグループホームの看護師配置基準ってどんなだったかしら?、移動支援がこれまで以上に大変になると思うけどどうしましょう、など。

 

 

 

2. 指定障害児者通所支援事業者の行政処分について

えー、不正請求不正行為というのが残念だけど確認されちゃいました…。今年4月から調査して監査して処分の検討して、先日プレスリリースでお知らせした件です…。残念です…。

 

Q: 加算の相談とかもっと受ける体制があったらよかったのかな、とっても残念なお知らせよね…、何人くらいがその「不正」とやらの対象になってたのかしら、利用者からもムチャな要望があってそれに応えようとした的な?それでこういう処分?、など。

 

 

 

3. その他

えー、我々自民党さん、先の定例会の請願審査で「継続」を主張したのは記憶に新しいことですが、それのまさしく求めるところの続きで今回お願いいたしますけれども、請願審査の折、自民党からは何よりも最初に実態把握に努めて欲しい旨伝えておりますが、まずは元麻布保育園の保護者と職員に向けたアンケートを実施することからで構わないので、しっかりとよろしくお願いします

 

と、ちゃんとしっかりとひとつずつカタチにするために進めていきますとお約束をしていますので、ちゃんとしっかり果たしていきます。1月に調査を開始していくとのこと。ちゃんとしっかり課題をもっと浮き彫りにして解決に向けて頑張っていただきたい。

 

と、そしたら想定内だけど他の会派も便乗質問が続き、こういうことを全部スルーして採択をお選びになったはずなのに今更そんなこと言うなよ…とイヤンな気持ちになりました。無責任な言いっぱなしってホントよくないな…とイヤンな気持ちになりました。課題を浮き彫りにして共通認識を持つためのアンケート目的なのに全然違う意味での調査は別枠だと思わないのですか…とイヤンな気持ちになりました。

 

以上。


 

最近の関心事

我々議員という生き物、色んなこと報告しがち。良いことそうでもないことダメなこと、とりあえずなんでも報告しがち。自分も例に漏れず色んなこと報告しがち。とりわけ自分、公開しがち。でも後悔はしないがち(言葉ヘン)。

 

「とりあえず小倉のとこ読みに行くか、なんか書いてあるだろ」

本来は区民(に限らず)の皆様に、議会ってとこはこんな感じというのを詳しくわかりやすくお知らせいたしたく、あーでもないこーでもないと徒然綴り初めて早8年。

 

もう6年近くも前になりますか、お褒めの言葉をいただいたこともありました。えへん。あぁ過去の栄光(『港区政新聞デビュー(2017.4.7)』)。そんな自分の小ネタより、「男子トイレで繰り返される、大変許し難い行為」の方が気になった当時の自分であります。

そんなことはさておき。

 

8年も色々と徒然していると、「まぁわかりやすいかな」「多少なり面白い」「またあんなこと書いてる」と、ある筋の方面に読者層がビヨーンと伸びました。そう、今となっては「役所の人しか読んでない疑惑」があるここのページです。どうも小倉りえこです大変お世話になっております。常日頃からネタ提供ありがとうございます。

 

そう、基本役所の人しか覗いてないんじゃないか疑惑が濃厚な小倉ブログ。わからないこと&不思議なことあったら「とりあえず小倉のとこ読みに行くか、何か書いてあるだろ」と、ご愛用いただいております。先日の定例会最終日のことなんか特にご利用が多かったと、片方じゃ足りないくらいのご好評いただきました。またのご利用をよろしく(何を)。

 

 

そんなある筋の読者層が多いのであれば(今更

うっすらとお小言でも書いてみようかしらとか、いやいやむしろお小言以外に何か書いたことあるのかとか、受け取り手によっては「単なる暴露」「内ゲバ公開」それか「わかりやすい情報公開」といくつも名を変える危うい文章であります。が、しかし、折角の機会なので職員の皆さんに是非知っておいていただきたい不満があるのでございます。

 

それが何かといいますと、「議会で頑張ってお話してること、まったくもって聞き流してるでしょ?」ということです。どんな問題提起をしたとしても、「ね、あれってどういうこと?」と誰も気にすることもなく、むしろ「え、なんか議会やってるの今?」くらいな感じの職員さん多くない?という印象があるんですよねえ不思議。

 

「自分の所管に関係ないことはスルー」というのはこれまでも普通にあるわけですよね。だって議会中といえど、区役所の職員さんは通常業務をこなさなきゃいけないわけで、イチ議員のどーでもよい質問なんぞ興味もへったくれもないという雰囲気はバリバリ伝わってきます。気にするのは自分が答弁書いた部分だけ、「答弁を書くためのピンポイントの質問」を把握するのみで、そこに至るまでの経緯や説明や想いなんぞどことやら。質問の背景をガン無視し、自分もしくは上の人に赤ペン入れられないように努めるのが精一杯、みたいな雰囲気ありますよね。

 

まぁお忙しいので仕方ないことかと思うんですが、こっちも忙しい中ちゃんと調べたり色々して、自分の場合相当な時間をかけて質問文書いてるわけですからね。スルーされると悲しくなりますにんげんだもの。

 

まっそんなことはどうでもいいとしてですよ。本題。

 

 

結構最近の話。というかとっても最近の話。

わたくし、9月の決算委員会でとある問題を2日間、2項目に分けて質問をいたしました。

 

要は「人不足で全然回ってねえんじゃねえの?」です。まぁ見ていただければわかるんですが、所管課の名前もバンバン出して、職員倒れてるよ補充されてるフシ見えないよと警笛を鳴らしてみた次第。

 

で、これが9月の下旬だったわけですが、10月11月と過ぎてもなんらアクションが起こされた形跡もなく、というかむしろこの件に関してどこの誰からも「あの件なんですけどもね」と何一つ無し。ここで疑惑がひとつ深まったわけですよ。あれ?名前出した所管課の管理職さんたち、小倉りえこがこういう質問しましたって全然知らない気付いてない?知ったとしてもスルー?と。

 

というかむしろ、行政側は議員が何質問してるか興味ないということがハッキリわかったワケで。それはつまり、「議員はどーでもいい類の、実績横取り人気取り質問しかしない生き物なのだ」と思われているに違いないと(極論)。なので「登壇しました」ということだけが重要であって、何言おうが質問しようがどうでもよく思われているんだと(極論)。

 

なので、2ヶ月経過し、それじゃあもちっと上の方達が聞いてるであろう本会議場でその話してやってみっかなと。一般質問をしたわけですよ、こないだ11月の末に。

 

で、続きの質問したわけですよ。ご存知?人不足で存続危機よ?と。そしたら聞いてくださいよおくさん、「あーこりゃ全然上の人たち知らなさそうだな」っつー答弁がフツーに返ってきたわけさ。だって知ってたらあんなのほほんという答弁なんかできないと思うよ。

 

しかもつい最近のことですけども、ある筋からは「支所長たちも知ったのつい最近」とのことで。ほんとかどうかは知らないけども。もしもーし、わたくしこれ質問したの11月の25日なんですけどもー。え、私これ一般質問で本会議場でおしゃべりしてた時、支所長全員その場にいらっしゃいましたよねー?あれー?その時何にも気にされることなかったー?今12月も中旬なんですけどもー……まぁ最初の9月末からこないだまでの3ヶ月と思えば、2週間はだいぶ短縮されたからよしとしようか(いや、よくない)。

 

まぁ、本当に困ってる人を助けられなくなる役所体制になりつつあるので、ほんと一日でも早いテコ入れを切望します。全部の支所に補給が必要です。今のままでいきたいなら一部じゃない、全部。全支所。

 

 

原因はなんだろうか

2年前だったかな。代表質問した時に「総合支所制度における総合支所と支援部について」っていう質問したことあったんですよ。その時、当時の2年後(つまり今)の福祉総合窓口について一言だけ触れてました。

 

触れた理由はもちろん、「支所の存在が遠い(物理的な意味じゃなくて)」ということで、「人もいないし支所ごとに色々違うし、本庁はもっと支所に寄り添った方がいいと思うよ」的な質問だったような。

 

 

2年前から似たようなこと質問しているわけですが、こんな質問したことも、こういうことを話していたことも、職員さんはおそらく誰も知らない。もちろん区民のどなたも知らないだろうし。

 

せっかくなので、その時の文章貼っておきますわ。港区議会HP、議事録とか録画配信とか結構便利よ?多分、根本的に変えていかなきゃいけないの、ここだと思う。支所制度の限界。そして支所長と支援部部長兼務の限界

 

 

ということで、本日は「小倉りえこ、結構粘着質ねばねば」ということを改めてお伝えして本日はおわりにしようと思います。あっ小倉だからオクラ並みにネバネバ…むしろヌルヌル粘着質とかそういうこと一瞬でもちょっと頭をよぎったことは素直に認めます。

 

 


 

趣味、動画の字幕付け

「ねえねぇ、絶望的な再生回数の議会関連の動画せっせと作って字幕付けして、悲しくない?」なんて稀に聞かれることあります。悲しくない。需要あります、自分の需要。自分が楽しい。どうも小倉りえこです、ごきげんよう。暇なのかと聞かれたら、「暇そうに見えるなら、何言っても暇にしか思われないんだろうからそれはそれで全然オケ」です。ごきげんよう。

 

そう、自分で作ってる。外注とかしてない。動画の生データもらえないもんだから、ライブ配信とか録画配信をスクリーン録画して、バシバシ切ってできるだけ短くして、字幕つけて、しょーもないサムネつけるとこまでがセット。楽しい。センス、なにそれ美味しいの?という感じで楽しくやってます。もうね、趣味。一人でコツコツしてるのが好きだから…。

 

でも一番好きなのは、文章書いてることかもしんないです。人生、国語の成績が一番良くなかった自分でありますが、最近老眼で誤字脱字に気が付かない大人の階段を登っておりますが、味ですな味。「今日はどこに誤字脱字あるかな」と間違い探しスタート(注:ない時もある)。

 

注:もちろん動画の字幕もほんの時々誤字ってる。おっかしいなー何度も見直してるなんだけどなー、まっいいか。

 

 

質問動画

最近作った4つ。いやね、これまでもそうだけどね、質問したやつぜーんぶ編集するってちょっとさすがに無駄かなーって(おもしろくない)。なので個人的なセレクションで。先日の一般質問も20問ありますからね。そのうちの3つと急遽やった反対討論。あと気分で1つか2つくらい作るかもしれないけども。

 

古川の水位のアレ、防災情報出た時リンク貼っとくれ

 

タブレットから相談できるようにしてあげようよ

 

ヤバいよヤバいよ人がいなくて

 

何にも先のこと考えないで採択って無責任と思うのよ

ま、記録ですかね。自分の。

 

 

「議会でこんなやりとりがあるの」というのを知って欲しいのもある

国会とかでやってる映像とかニュースとかで流れるでしょ。規模は違えど区議会もそんな感じですよ。大きい議場でやることあるし、小さめの部屋でフリーダムなトーク交えながらやることあるし。なので自分が議員のお役目いただく前なんて、正直そういうことなーんも知らなかったし。

 

なので、なんか「へー、ほーん」と何となくで構わないので「こんなことやってんだ」「こういうこと質問してんだ」と、再生することなくチャンネルページざっと眺めて終わるので結構結構。「見てやってもいいぞ」という気概のある方とか、「議員ってどういう動画アップしてたりすんのかな」とご興味がある方とかが覗いてくれた時にたくさんあると選び放題かなって。

 

その他にはなんだろ、「アナタの書く文体は問題あり」とか「丁寧から程遠い」とかのご感想も稀にいただくことあるんですが(注:ここのことね)、流石に議会で質問するときは多少なりちゃんとしてますよちゃんと、ということも。ギャップにキュンして欲しい。キュン差し上げます。

 

現職議員は取り組みと結果がすべてなんじゃないですかね。街場で「アレやりました!」「コレやりました!」っていう人ほど、裏取れない的なの議員あるあるじゃないですか。雰囲気で「なんかやってます」じゃダメなんですよ。と思います。ま、「議会で1回質問しました!」だけでどうにかなるもんじゃないので。

 

あとは折角覗いてくれたのに選挙だけがんばってます!みたいなのしかないとガッカリするじゃないですか。あ、本質はこれかな?

 


 

記憶にございません。

これまで港区議会で反対討論をする機会というのは、とある会派に限定されていたようなもんだったんですが、今回皆さんの記憶と記録にもないような、反対討論っつーもんをした次第です。自民党が。

 

ざっくりとした経緯

1. とある委員会にて請願審議。

2. 態度がブレブレであっちいったりこっちいったり姿勢が定まらない会派あり

3. 審査前からどうですかって聞かれたので、「ウチはこう。理由はこう」と説明し、「もしxxxならxxxxしてもらえませんか」って聞かれたので「多方面に確認をとったし、そのつもりだからもちろんOKよ」と長い時間話し合いをして伝えたところ、「一緒の態度でいきますよろしく」と決断されたのでそうかそうかとなってたところ、一晩寝たらブレたらしい

4. 別にブレるのはいい、人間だもの。いろんな人のお話聞いてのブレブレは、ご自身の判断

5. とにかくブレまくっていることをあちらこちらに伝えた挙句、こちらにお願いしてきたことをこっちは守って約束を果たしたことまで反故にされ、請願審議は可否同数、委員長採決にて採択されることに

6. なお、我々自民党さんは一貫して「継続審査」を求めていてね、だって整理しないと片付かない課題がたくさんあるもんだから、確実に進めていくために継続審査を求めますと

7. で、「継続じゃダメ、今すぐ白黒決めてちょうだい」となったので、あくまでも継続で進めることに意義があると主張しているもんですから、「じゃあ採択でいいよ」とは絶対ならない、我々折れない、だって意味合いが全然違うもの、まぁそれはいい、別に全然いい

8. で、今日ですよ、定例会最終日。とある会派が「本会議でひっくり返されるんじゃないか」とあちらこちらにやらしく根回しをしはじめ、それでも足りないかもしれないからと、産前休暇でこの定例会すべて欠席しますと届出を出している、臨月の予定日過ぎたいつ破水するかもわからない身重の議員を本会議に出席要請するかのごとくな動きあり

9. 本来なら午後1時から、幹事長会→運営委員会→本会議と最終日の予定が詰まるところ、とある会派の幹事長が幹事長会直前に自民党さんのとこにきて、みんなの前で「採決のためだけに身重の産休入ってる議員登庁しますので、あ、ずっと体調の心配はあったのでこの定例会は初日からずっと休んでましたけどなんか今日は大丈夫らしくて」と一方的な通告あり、我々一同おったまげ

10. マジか、本当にくるんか、というかもう来てるんか、わざわざ呼んだんか、倫理的なとこからも、複数会派おったまげ。産前産後のアレってなんのためにあるの、母子の安全って観点どこいった

11. 「このためだけに来るって言ったね、本当にそういうのアリだとおたくの会派はそう思ってるの?これウチはこんなこと言われたおたくの会派そういうとこだと言わせてもらうよ」と幹事長同士で念押しをした次第、スイマセンしか言われないのも困る

12. 「反対討論するかどうかも含め、言わなきゃいけないことは言うべきと思う。準備含めて話合いたいから、止めて」とお願いし、幹事長会はじめ、その他諸々開会延期

13. 結局3時間半くらい予定からズレたけども、運営委員会で色々忠告し、本会議で反対討論賛成討論するような流れに

 

多分、立場によってはいろんな見方があるのは事実。「何が悪いの?」「自分たちから訴えて決めたルールを自ら破ってドヤ顔」「議員の権利が」「オンラインでできないのが悪い」「あーだこーだ」etc、いろんな見方があるとは思います。けども、妥協できない点はバキっと言わしていただきたかった、あたいが。少なくとも。

 

物事の考え方の価値観がそもそも違う、それに対してはもう正直何もできない。とにかく採択にこだわる心理。採択じゃないと価値がない的な。自分の力不足を区民の良心と請願と採択に頼らないといけないんか。区民の請願じゃなく議員の請願にすることをいとわない。よくわかんない。別にいいけど。知らんけど。価値観。多様性。

 

 

運営委員会で言わせていただいたこと

本日お昼過ぎ、幹事長会開催直前に、自民党控室に某会派の某幹事長がきまして、今定例会のすべてを欠席するという意の欠席届を提出している某議員について、本会議採決のために登庁しますという通告を受けました。

会派がまるで当該議員に出席を要請したかのごとく、この通告は議会軽視とも言え、会派としてもそのような議会を軽んじた行為を、自民党会派としては到底容認することはできません。

会派としてそのような経緯に至った明確な説明もなく、そのような一方的な通告では本会議を予定通り開会できるようなものではなく、議会運営の混乱を招いたことについては指摘をさせていただく必要があります。到底納得できるものではありません。

そもそも某議員は、産前休暇を取得されたという認識でおります。ですので、身重の体の方を心配しており、倫理的見地からしても、会派で優先されるべきは母子の健康なのではないかと、私は思います。

今後もこのような議会運営が続く懸念がある以上、我々自民党議員団としては看過することができません。以上、運営委員会において表明いたします。

 

と、しっかりと議事録に乗る上、区長はじめ特別職に「議会、こんなことが起こってました」と知っていただくことが重要と思いましたので。

 

 

委員長報告の通り採択することに反対する討論

請願4第13号「区立元麻布保育園の医療的ケア児・障害児クラスに関する請願」について、反対討論をいたします。

我々自民党議員団は本請願に対し、保健福祉常任委員会で継続審査を主張いたしました。その大きな理由は、「請願者とのやりとりの中で明らかになったこと」「しかしながら請願文との整合性が取れないこと」「改善すべき課題があることは議会としても行政側としても明らかになったこと」「しかしながら課題の整理をしなければ改善が見込まれないこと」の4つです。

請願者のご意見・ご要望は十分にお聞きし、とてもご苦労されていることはよくわかりました。一日でも早く改善とし、保護者へ安心を差し上げたい。しかし、本請願でも重要視された「保育と療育」という、行政の縦割りの影響にどのように対応するべきか。この話は元麻布保育園の医療的ケア児・障害児クラスだけに限定された話ではないため、事業を提供している関係各所の現場を確認し、課題の共通認識を持ち、港区事業の全体への影響を鑑みながら、確実に前に進めていくために継続した議論が必要であると、請願審査の中で強調してきました。

我々には残念なことに任期があります。我々の任期が満了するまでの間に、どこまで結果が出せるかという関わり方をしていきたいのです。我々自民党議員団の目指すところは、一日も早く、目に見える改善という結果を出していくことです。

何よりも大切なことは、請願を採択することを目的に議会が動くというのは間違っていると、我々議員は気付かなければならない。むしろ、請願者の真摯な願いを、請願に頼らなければならなかったことを我々議会は重く受け止め、反省しなければならないことを忘れてはいけない。

行政と共に、可能な限り実現に向けて動く。これが我々に課せられた責任です。

繰り返し申し上げます。我々自民党議員団は、本請願に対し、保健福祉常任委員会で継続審査を主張いたしました。これは今でも変わらず、責任を持って改善に繋げていくための継続審査であります。

区民からの請願内容に関してもっと詳しく現場の調査をすること、課題を整理すること、そして何ができるかを行政と議会で考えていくこと。この重要なプロセスを経ることなく、やみくもに請願の採択のみを求めることは無責任であると、断ぜざるを得ません。

請願4第13号「区立元麻布保育園の医療的ケア児・障害児クラスに関する請願」に、自民党議員団は反対いたします。何卒、皆様のご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

…ま、身重の議員がこのためだけにこられたので、過半数のご賛同は得られなかったんですけれどもね。我々自民党、委員会の中でも申し伝えておりますが、請願審議への態度と結果はどうであれ、確実にこのお困りごとは解消するよう努めていく所存です。そのようにお約束しております。

 

今でも信じてます。これこそ正しい継続審査の形だと。形にするために、継続することを主張したことに、今でもしていることに間違いはないと思ってます。

 

 

「自民党はひどい判断をした」と吹聴されるでしょうね

自公vsそのほか、と煽りたい人はたくさんいると思います。請願が出されたらお気持ちに寄り添う姿勢を見せるために全部採択というポリシーのとこもあるでしょう。

 

請願ってなに?ですよ。これは議会もですけども、行政側も本当に反省して考え直さなきゃいけないところ。あまりにも請願の扱いが軽すぎる。請願出されなきゃ動かない行政、自分の票に繋がるからと「請願出しませんか」と触れ回る議員、そういうのが多過ぎてウンザリして真剣さを失ってしまった議員、採択・継続・不採択関係なく「あと行政がなんかやるでしょ」と丸投げする雰囲気も少なからずある。自分も含めて地の底までの反省会だ。

 

最後までお読みになった方の中で、我々の主張をご理解していただける方はとても少ないと思います。でもいいの、間違ったことはしたくないし、こちらは頑固な曲げられないポリシーできちんと判断して動いてる。決して「人からどう見られるかしら…」とポピュリズムに流されることなく、気にしいになることなく、少なくとも私は自民党副幹事長として、保健福祉常任副委員長として、反対討論書かせてくれ読ませてくれと、背中を後押ししてくれた自民党の仲間に感謝いたします。

 

…あらやだ、ちゃんと自民党ぽいじゃないのアタシ。


 

質問いたします、いたしました。

50分しゃべくりの最後。質問内容をざっくりとご紹介いたしております。ようやく最終回。8項目20問、代表質問構成な感じでの一般質問。録画配信はこちらから。区長・教育長の答弁あわせて1時間6分。なっげ。

 

 

全庁で推進する総合的な健康づくり施策について

Q: 高齢者だフレイルだ、色んな事言われてますけれども、国民健康保険の医療費で一番お高いの、骨折と腎臓(透析)。透析って糖尿病からくることが多いというのはよくご存知のお話ですけども、透析開始平均って60代後半〜70代前半って言われてますしね、その元となる糖尿病はもっと前になりますよ。しかも40代〜60代の医療費のランキング調べてもらったらですね、50代&60代は1位透析、2位糖尿、40代の1位は透析、2位うつ病ですって。こういうこともありますしね、医療費削減も視野にいれて、75歳以上の高齢者にターゲット絞りがちですけども、本当のターゲットは予備軍の40代〜60代だと思うんですよ。だから縦割りの課であーだーこーだするんじゃなくて、区役所一体となって、全庁で総合的な計画づくりあってもよいと思います?

 

A: えー、網羅的に整理している「港区地域保健福祉計画」に基づいてですね(略)、健康寿命の延伸に向けて(略)、取り組んで(略)。

 

(´-`).。oO(…そうなんだけど、そうじゃないのよ…

(´-`).。oO(…役所の悪いところでね、この一般質問全体でトップでもお小言いいましたけども、縦割りがすぎるのですよ…

(´-`).。oO(…「xx 歳以上は、ウチの課は関係ないですから、あっちの課ですから」とかそういうのばっかりで、年齢関係なく全体で考えてくれってお願いしてるつもりなんですよ…

 

 

 

検診事業の見直しについて

Q: 前々からですね、がん検診を8つもやってんのってやりすぎじゃないですかとお伝えしてます。過剰診断っつー、特にエビデンスのない指針外検診の前立腺がんと喉頭がん検診は見直してちょーだいと。専門家を入れた検討会したって聞いてますけど、どういうご意見出た?

 

A: えー、検討会では「死亡率減少効果、認められない」とか「陽性診断で不安を与える検診の不利益を伝えられてない」などご指摘がありましたね。今後、必要な見直しを検討していきます。

 

(´-`).。oO(…ほんと、よろしくどうぞですよ…。無駄とは言わないですよ、ただ頻度が高すぎで推奨されてないものをやり続けるのがいかがなのということなんですよ…

 

 

 

Q: でね、予算をやりくりして、不要ならやめて、頻度を下げるとかして、その分の予算をですね、別の必要な検診に振り分けていただきたいの。特に前から言ってるけど聴力検診。ほら、補聴器の助成制度作っていただいたでしょ。そういうところに充てるべきなのよ?

 

A: そうですねえ、国とか有識者の意見とか、費用対効果とか、実績評価とか改善の視点とか、必要な見直しを適切に行なってきますね。

 

(´-`).。oO(…期待してていいのかしら、ちゃんと分析した結果ちょーだい

 

 

 

診療所等へのマイナンバーカードリーダー設置支援について

Q: 来年4月から、保険医療機関とか薬局にマイナンバーカード(保険証付き的なやつの)読み取るアレ、原則設置となりますよね。国の設置補助に港区は上乗せして支援するという、ありがたい補正予算組んでくれました。いいと思います。もっと設置促進もそうだけど、こういうものの区民にとってのメリットをPRするとか利用促進を図っていただきたいわ。

 

A: そうですよね、窓口の混雑緩和とか、期限切れの健康保険証の利用防止とか、誤記入による請求間違いとか、メリットあるんですよ。区民にとってもメリットありますし、保険者の区にもあるんですよ。もちろん医療機関とかにも。DXの恩恵受けられるように体制整備進めていきますね。

 

(´-`).。oO(…よろしくどうぞー

 

 

 

まちづくりビジョンについて

Q: 昨年でしたかね、その前からもですけども、まちづくり条例とかまちづくりビジョンとか、そういうのにご不満がバリバリあるわけですよ。前回質問した時、初めて前向きなお答えいただいたんですが、でも次の計画改定までまだ4年あるんですよ4年。待ってらんないのよ、それまで何してくれるん?

 

A: えー、広報みなとや地域情報誌で定期的に紹介したり、Twitterとかで周知したり、引き続きまちづくり組織と意見交換を行なって、地域の思いを受け止めて、あらゆる機会を捉え、継続的に周知を…。

 

(´-`).。oO(…Twitterでやるならまちづくり支援部の投稿を区長室がリツイくらいしてくれないと…

(´-`).。oO(…というか、まちづくりビジョンとかを届けたいの、知ってもらいたいのって、デベロッパーとか事業者だって前から言ってる件

(´-`).。oO(…広報みなと、地域情報誌に載っけても届かないのよ

(´-`).。oO(…前からお願いしてるけど、役所にくる業者に片っ端からパンフ渡したっていいのよ。ターゲットは「土地購入&ビル建設」とか「土地買収&開発」とかそういう企業なのよ、港区の特定地域とかではこういう思いがあって活動してたりするとこあるから、知っといてくれよと。「わー港区なんて買って倍で売っちゃおう、外国資本とかでも全然いいや高く買ってくれるなら」と転売転売の土地転がしがちでその場所のことなんでこれっぽっちも思ったことないとこなんだよ港区が教えてさしあげるべきなのは!)

(´-`).。oO(…と、荒ぶるあたい

 

 

麻布通りの暫定駐輪場について

Q: 東京都と継続利用に関して協議してくださいってお願いし続けて、担当課もリクエストに応えて協議を申し入れてくれたりしてるのは十分存じ上げておりますが、なんかケンもほろろにあしらわれてると聞きますし、あたいとっても心を痛めております。職員さんのガッツに乾杯。これからもトライプリーズ。でも一の橋公園の駐輪場がオープンしたら暫定駐輪場は秒で撤去となるので、その準備も並行で進めなきゃいけないわけだけど、定期の利用者さんとか一時利用の方向けのお知らせはどのような計画でお進めになられるの?

 

A: 定期の利用者に向けては郵送で、一時利用の方に向けては一台ごとに札つけて情報提供していく感じで。あとは近隣にも情報提供したりですかね。

 

(´-`).。oO(…なんかもう悲しいわよ、けんもほろろな扱いで東京都め…

(´-`).。oO(…町会とか商店街とか説明したって、ぶっちゃけ利用してる人はそこの関係者じゃないということは十分考えられる上、ご理解もへったくれもないと思うわよ…

 

 

 

危機管理について

Q: AEDなんですけどね、設置拡大するべきだと思います。まずですね、なんといっても区が「ここの範囲にAEDが不足している!だから置いてもらいたい!」という場所を特定してですね、そこから「置かせていただけませんか?」と計画的に配置ビジョンを持っていただきたいのよ。こういうことしないと、空白地帯ばっかり拡大して偏ってばっかで、そんなことで必要な人が間に合わなくて命を落とすとかなるの、あたい耐えられない。設置はですね、提供じゃないの。限定された人しか使えないとか、仕舞い込まれるとかは避けなきゃいけないの。わかる??わかります??

 

A: 設置支援についてですけどもね、設置場所の選定とか、人材育成とか、そういうの込みで総合的に支援する仕組みを整備していきますね。

 

(´-`).。oO(…ちょ、まてよ

(´-`).。oO(…んなこと聞いてねえよ

(´-`).。oO(…こっちは「設置拡大」って聞いてんの。「設置支援」じゃねぇのよ、勝手にすり替えないでいただきたい

(´-`).。oO(…「総合的な支援の仕組み」とかお答えされてますけど、こっちが求めてるのは支援じゃねえのよ。AEDマップを区がHPに公開してるでしょ、そこ眺めてみなさいよ。まったくAEDないとこ山ほどあるでしょ。そういうとこに区が置いてくれっていってんの

(´-`).。oO(…「総合的な支援の仕組み」じゃねえのよ。不足地域にAEDを置いていくことがまず重要なの。そのために、どこが不足してるのかまず選定してくれっつってんの。AEDマップ見た事ある?一目瞭然だぞないとこ。そこに置いてくれっていってんの

(´-`).。oO(…「設置支援って答弁でいいですよ」なんて口裂けても言ったことないぞ、というか一度でも誰か確認しにきたかこれ、ありえんぞ

 

 

 

水位・雨量情報の周知について

Q: 防災ラジオがちょっとばかり普及して、大雨の日とか外でワンワン鳴って聞こえない防災無線が聞き取りやすくなりました。一番多いのって、「古川の水位が上昇してます」なんだけど、古川流域の住民は聞くたびドキってするのよ。「えっもう溢れちゃう?」ってイメージがね、悪いイメージしか浮かばないの。水位がどのくらいってリアルタイム表示しているページがあるんだけど、それHPで検索しないと出てこないわけ。トップページにもそういう時の防災情報から飛べないわけ。もちろん防災メールとかね。だからここのページ、そういう防災無線なって「古川の水位が上昇してますぅ!」って時、すぐポチれるようにしてもらいたいんですけど?

 

A: りょ。今月末までに必ず。

 

(´-`).。oO(…あざす。本日11/30。修正終了のご連絡いただきました。あんまり楽しみにはしたくないけど、次に大雨が降ったときとか防災情報が出るレベルになったとき、HPのトップページ内のリンク先から飛べるようになるぽいです。

(´-`).。oO(…これ、平常時でも眺めてるのなんか好きなのよ…あとはスマホレスポンシブ対応かしら…

 

なお、平常時に水位のページを見るには、いざというときのために

水位・雨量情報、です。

傘とかビーカー的なアイコンぽちぽちしてみてね。結構好き

 

以上。そんな一般質問。


 

質問いたします。続き

50分しゃべくりの続き。質問内容をざっくりとご紹介いたす。録画配信はこちらから。区長・教育長の答弁あわせて1時間6分。なっげ。「他の人と比べて、なんでゆっくり喋ってんの?」と聞かれることありますが、ほら手話の方がいるのでゆっくり目じゃないとね。

 

 

居住継続のための制度について

Q: 港区はですねぇ、住居費が高いじゃないですか。日々マンションが増えて、日々勝手に土地価格を上げられて、まいっちんぐですよ。子供とか子育て家庭とか高齢者とか支援は手厚いんですけど、単身とか子無し共働きDINKsとかの公的支援対象外っつー層も多いわけです。若者とかの定住とかよく話題にあがりますでしょ。なんか住み続けられる制度を設けていただいでもよいのではなくて?

 

A: そうなんですよねえ。来年度は住宅基本計画が改定されるので、住宅施策とか課題とか、安心して住み続けられるまちづくりとか学識経験者とか民間事業者の意見を含めて検討はしてますです。居住継続ですよねぇ…。

 

(´-`).。oO(…高いんですよねえ、家賃

(´-`).。oO(…別に土地相場をどうにかしてくれって話じゃないんですよ…できねえもんよそんなの…

(´-`).。oO(…よくチラシがあるじゃないですか、「いくらで買わせていただきたいのでご検討を」みたいな…あれ、10年前と比較して価格が倍ですよ…マジおかしくない?

(´-`).。oO(…「買った時の倍になったから売ろう!」と思う方がいても別にいいんですよ…でも住み替えできねえべ…よそだって倍になってるんだから…

(´-`).。oO(…高いんですよねえ、家賃。そりゃ売って港区から出るのが賢いみたいな話になっちゃいますよ…別に誰も困らないのかもしれないけども…

(´-`).。oO(…職員さんでもねぇ「港区住んだら?」って言うと、「いやいやいや!住めないですよ港区は!高すぎて!」とか当たり前のようにこういう会話あったりするけども、なんか失礼よね…こっちは必死に住んどるんじゃい

(´-`).。oO(…と、悲しく思うこともある

 

 

 

介護人材就業を応援する制度について

Q: 待機児童で保育園が足りない!保育士が!となってたちょっと前、平成27年度の7年前から保育士待遇改善のひとつとして、家賃の補助制度とか始めましたよね。今、介護現場でも同じ感じなので、同じ感じで独自の補助ってあってもよろしいのでは?でも保育士と介護って、初めて職に就く年齢も違うから、まったく同じな施策が必要とは思ってないんだけども。少なくとも、今ある助成制度(初任者研修助成)の条件緩和とかはするべきよ?特養の空きベッド、人が少なくて対応できないからベッド空けてるとかいう事実もあったりしたわよね?

 

A: そうっすね、初任者研修の受講の一層の支援とかですね。上限額見直しとか、現場のニーズを踏まえた支援策、検討しておりますわ。

 

(´-`).。oO(…よろしくね

 

 

 

子供への直接的支援の拡充について

Q: 先の定例会、我ら自民党さん発案で子育て支援策の所得制限撤廃と直接的支援を増やしてという意見書を出しましたわけです。給食費の無償化とかも見解も伺ったりしましたよ。とにかく、学校に関しては公立の義務教育を受けるという選択肢、大きく広げて良いんじゃないかなって。直接的支援拡充で、子供達をどう成長に導くか、自信に繋げられるか、いかがですか港区の教育。

 

A: 区立の学校で学ぶ子供達の質の高い学びっすよね。これ保障する支援策を講じることは魅力を上げて、地域の子供達の成長の大きく寄与すると思ってますよ。色んなこと考えてます…直接的な支援の検討…。公立でよかったって思ってもらえるように…。

 

(´-`).。oO(…私立に通いたい人は別にそれでいいんです…私も中学は私立だったし…当時土曜が休みでプールがないという理由だけで公立を選択しなかった類の子ですよ…

(´-`).。oO(…別に私立に行くこと減らすとかそういうんじゃなくて

(´-`).。oO(…公立は公立で自信満々でいいんです。港区の公立ってすごいね、公立でこれだけの教育なんだ、公立でも全然いいよね、という手厚い直接的支援と教育にしてあげたい気持ち満々レディ。

(´-`).。oO(…決算でも言ったんだけど、給食費にこだわってるわけじゃないんですよ…

(´-`).。oO(…わかりやすい項目なんですよ、公立の給食費って。区の予算で教育費枠として直接子供に費やされる代表みないなもんだから…

 

 

 

福祉総合窓口運用に伴う課題について

Q: 先の定例会の決算でも色々聞きましたよ。福祉総合窓口、超危機だと思ってるなう。理念は素晴らしい、概念もすばらしい、でも職員病んだり退職したりする運用はあかんと思う。みなさんご存知?やばいよ?立て直すなら今!今でしょ!理想と現実が違うことがわかった今、ちょっぱやな修正を望みます。むしろ「窓口システム」自体から見直してもよいくらい。

 

A: …えー、ワンストップとか専門性の高さでの連携を想定してたんですが、そういう相談対応の実績は多くなくてですね…。業務とか執行体制とか、課長級&係長級で共有して速やかな改善に取り組んでいてですね…。

 

(´-`).。oO(…改善されてるフシが見えないのよ…

(´-`).。oO(…人のマネジメント、役割分担の偏り、しにくい人材補充、職員のモチベーションの方をまずテコ入れしないと継続不可避だと思うの…

(´-`).。oO(…旗振り役が旗振っても、ついてこれないのも問題なのよ…、むしろ旗振ってる?旗折れてない?ポッキリいってない?へし折られてない?

 

 

 

 

匿名性について

Q: 委員会視察で「こうのとりのゆりかご」を見てきたわけです。なんか色々考えさせられましてね…、行政が抱える問題って「匿名性」だと思ったんですよ。大枠の話になりますけれども、港区って相談窓口がたくさんありますよね。たくさんの所管課でやってる事業で、相談を伴う窓口という方が正しいですけど。電話がほとんどで、ネットとかメールとかでというのがほとんど無いんです。拡大してもいいんではないかなと思いますが?

 

A: 具体的な支援は詳細な確認が必要になりますけど、電話やメール相談は匿名で対応してますです。本人確認を理由に相談を躊躇することがないように、匿名でも安心して相談できることをまずは周知、周知していきますです。

 

(´-`).。oO(…行政は「グレー」を「グレー」のままで扱うのって難しいのは知ってるんだけど、どうにかならんかなと感じる時もあったりするわけですよ

(´-`).。oO(…例えばメールでの相談を24時間受け付けてるのって、子供の相談と、子育ての相談だけなのよね

(´-`).。oO(…メールのやり取りから対面になって、実際の支援に繋がったという例があるって聞くし、とっかかりのハードルは低くていいと思うわ…

 

 

 

区立小中学生向けのタブレット端末活用について

Q: 視察で福岡市役所に行った件なんですけども、市が配布してるタブレットからリアルタイムチャットで相談ができるんですって。港区、子供からの相談のやつはメールなんですけど、ぶっちゃけメールアドレス持ってる子供ってどんだけおるの?おばちゃんよくわかんない。港区もタブレット配ってるけどセキュリティ面から積極的には使われてないみたいなのね。折角タブレットはあるし、子供相談の事業やってるし、繋げられるようにしたシステムを整えてあげるべきじゃない?

 

A: ですよね。12月から配布タブレット端末から「みなと子ども相談ねっと」に繋がる仕組みを整えますー。でもって、ここ大切ですけども、匿名性が担保されることを学校を通して案内するようにしますね。

 

(´-`).。oO(…ちょっぱやで対応していただけるようで何よりです。ありがとう

(´-`).。oO(…福岡市、対象者12万人いる中で、事業始まる前から教育委員会と子供関係部門が連携して、利用登録を学校主導で進めてたんですって。だから7万人の登録が相談事業始まる前からできたんですってよ…

(´-`).。oO(…「自分でやっといてねー」じゃなくて、学校で子供達がいる時に「さぁ、登録だけみんな一緒にしましょうか」でしてもらえるといいと思うの…使う使わないは自由だけど、使いたいと思った時に登録されてるといいわ…みんなハッピー

(´-`).。oO(…ちなみに、妊婦とか未成年の子どもがいる親向けは「おとなの子育て相談ねっと」があるのでご利用くださいませ…

 

 

長いので、更に小分けで続く。次が最後かな?


 

質問いたします。

ついこないだ第3回定例会で質問したと思ったら、今回の第4回定例会でも質問することになって。まぁ何となくですけど、代表質問ばりの構成で一般質問をしてみるという。まぁ何となくですけど。50分しゃべくり。質問内容をご紹介いたす。

 

録画配信はこちらから。区長・教育長の答弁あわせて1時間6分。なっげ。

 

お小言からスタート。我慢しきれず言ってしまった。反省はしていない。

縦割り行政の抱える課題は大きくてね。ほら、よく言われるじゃないですか縦割り縦割り。異なる課と役割分担の押し付け合いとかね、今まで多少なり我慢したところもあったけど、ちょっともう無理なんじゃないかなと感じることが多々ありましてね。

 

今回はですね、複数部署が絡んで解決をすべき課題への質問を多くしました。わざとです。ええ、あえてです。あっ、決してイジワルじゃないです。だって来年度の予算編成方針で「部門を超えた業務連携」っていうキーワードが出たもんでね、今しなきゃいけない質問でしょってそりゃあ思いますよ。

 

そんな方針なわけだから、今の時点から管理職含む全職員さんに十分な理解が浸透して、特に管理職とか管理職とか、誰が答弁書くだの自分のとこの担当じゃないだのなんだの(見てたらわかる)、区民側のこちらに役所の都合は知ったこっちゃねぇんだわくらいな勢いの久しぶりのイライラを添えて。

 

 

 

予算編成方針について

Q: ちょっとお聞きになりまして?来年度の予算編成方針に「部門を超えた業務連携」って素敵なワードがありますでしょ。これって結局「役割分担」「予算配分」でやたら揉めるわけでしょ。区長の発信するメッセージが重要なのよね?

 

A: こども家庭庁もできるし、こども基本法も始まるし、子育て支援策強化をはじめですね、頑張りますよ。課題解決には総合支所長が支援部長を兼務する組織を一層発揮してですね…(以下略)

 

(´-`).。oO(…うん、まぁ、支所長と支援部長の兼務はやめたほうがいいんじゃないの?と過去に質問したことある人にしたら、なんだろうなこのピンとこなさは…

(´-`).。oO(…あっ別にdisってるわけではないんですけどもね、成功事例が聞きたいだけですよ…聞いたことないから

 

 

 

各種手続き窓口手数料について

Q: 昨年4月からですかね、住民票とか戸籍謄本とか、いろんな届出とかの手数料が免除されてるのすごくいいと思うんですよ。来年3月末までってなってますけど、今ほらコロナ禍どころじゃなくて、さらに円安とか物価高騰とか色々これからも大変で、要はつまり、手数料減免措置期間延長してくれません?

 

A: そっすね、影響してますもんね、減免期間は検討してます。

 

(´-`).。oO(…よろしくどうぞー

 

 

 

商品券事業について

Q: 来年の春、超絶なチャンスが到来するんですよ。ご存知でしょう?プレミアム付き商品券10億円分と、20億円超える子育て応援商品券。商品券使える店増やしてくれってよくいわれますけど、区がとにかく区内のお店に「商品券取り扱うには商店街加盟を!」って呼びかけてくださいませんか。商品券のことを知らない事業者を減らすこと、取り扱いに興味を持ってくれること、そんでもって商店街加盟してくれること、もうこれしかないと思う。商店街まかせ、区商連まかせはもう無理。ぶっちゃけ無理。ラストチャンス、プリーズ。

 

A: だよね。商品券の魅力をひたすらアピるのは、取り扱い店舗が増えて、商店街加盟促進に効果あるよね。この機を逃すことなく、区商連と協力して取り組みます。

 

(´-`).。oO(…ラストチャンスと思ってる…頼むぜ…マジで。

(´-`).。oO(…もうね、商店街が自力で加盟店増やすって厳しいのよ…町会とかと同じなのよ…加入のメリット何?ってなるわけよ…イベント参加権利だけとかで判断されちゃうのよ…

(´-`).。oO(…区の支援が手厚いのよって誰も言わないわよ…商店街すらそんなこと忘れてるくらいよ…だって商店街にとっては「当たり前」すぎるのよ…「当たり前」すぎて何とも思ってないのよ…

(´-`).。oO(…だから区がアピってよ…頼むよ…「6ヶ月間で30億円以上の商品券が使われます!アナタのところもエリア内の商店街に加盟したら取り扱いできます!商品券使えるところを探してる区民の方!うち使えますよって商品券取りにいきましょう!」ってそういうアピールしてよ…

(´-`).。oO(…商品券以外にも支援ありますって、忘れずに…

 

 

Q: 今の電子商品券システム、プレミアム商品券しか使えない仕様になってるんですけども、折角子育て応援商品券という新たなジャンルが参戦するわけですよ。最高じゃん。他の部署で電子商品券じゃんじゃん参入していただきたいじゃん。なので今の有効期限の6ヶ月間使い捨てシステムじゃなく、通年でイケるような展開希望。

 

A: 今のシステムを複数事業で使うとすると、いちいちシステム構築とか決済コードとかうんぬんかんぬん。協議していきますー。

 

(´-`).。oO(…別にアプリでもいいんだ

(´-`).。oO(…でもアプリになると、それこそ端末依存というか、「特定の」端末依存というか、xxxxxxxxxがxxxとかxxxxとかできるようなxxxxxxならよ

(´-`).。oO(…だってxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

(´-`).。oO(…大人の事情で伏せ字にしてみました…

 

 

 

区のDX推進について

Q: 補助金、助成金、支援金、給付金。同じようで異なるモノ。世帯情報とか属性とか入力したら「アナタ、これもらえるかも!?」と弾き出してくれるシステムがあるとすんごいありがたいんですけど?もらえるもの、知らなければもらえないって悲しいことじゃないですか。せめて一覧を可視化したシステムが欲しいですわね?

 

A: ねー、検索して活用できるように、東京都とかの選考事例を参考にして可視化と一元化を図っていきたいですー。

 

(´-`).。oO(…よろしくどうぞー

 

 

Q: そういえば、デジタル担当というとこができてまもなく1年経ちますね?これまで何がわかって、次どうしましょう?

 

A: そっすね、各部門のDXに対する認識がバッラバラで、職員のDXリテラシーとかとにかくデジタル推進部門の強化ですかね?今後はそっすね、部長級の専管組織作って、色々やって、区民サービスの質の向上と業務の効率化の実現っすかね?

 

(´-`).。oO(…その部長級とか、新しい組織は動くなら別にいいけどさ、支援部部長とか支所長とかの兼任は絶対やめてよ…

(´-`).。oO(…暴れたくはないの…

 

長いので、小分けで続く。


 

東京の、非日常

レインボーブリッジ、封鎖できません…!』と言われてきたんですが(某映画で)、封鎖しての自転車道イベントがありまして。東京のごく一部の非日常な空間をちょっとばかり堪能してきた次第。『第1回』って言ってたけども果たして2回目はあるんだろうか。

 

約1時間半ライドを4分30秒にぎゅっと濃縮。ちょっと酔うかも。橋の上より、トンネルが楽しかった件(雨だったからトンネルの中あったかい…)。

 

小倉家、どうしても参加したかったので

7月に募集が始まって間髪いれずに申し込み、抽選になるんだろうなと思ったので、小倉家はどうしても一緒に並んで楽しくライドいたしたく、片方当選片方落選とかは避けなければならず(安全面で)、VIP枠っつー出走権を買う的なやつで躊躇なくズバーンと申込。東京マラソンのチャリティー枠的な。

 

申込時、VIP枠(ネーミングは何かよろしくない)は100人制限だったような気がしますが、多分全然申込なかったような気がします。だって見渡しても数十人くらいだったような気がしたもの。でもいいの、それで申込したい人は足切りなくできただろうし、余った枠は一般の方に回っただろうかもしれないから。たぶん。知らんけど。

 

ここ4年くらい、自転車は小倉家の福利厚生(一緒にお出かける)。なので雨だったけどもご一緒でお出かけイベントというのと、大枚はたいたのでせめて回収しなければという気持ちも働いたのと、『一回コッキリのイベントになる可能性だって全然あるから』と動画撮って記念にしたかったという欲望だけで、安全運転で行ってきましたという話。

 

なお、自転車は2台とも小倉くんのです。

 

トンネルひとりじめ的なタイミングもあって、ちょっと面白かった。

 

 

坂、意外にイケた

レインボーブリッジを渡るということは、高速の入り口から入っていくわけで、イベント概要には『勾配約5%の坂が約1.5km続きます』とありましてね。申し込みしてから3ヶ月、いや4ヶ月か、坂道を登れる体力と脚力をつけよう期間。

 

ま、とにかくひぃひぃしてましたよね。中年ですから。ほぼ毎週、土日どちらかの雨が降ってない日、車の少ない朝早い時間から区内をぐるり、区外もぐるり、3時間くらいずつ頑張って体力と脚力を。

 

おかげで、寝てる時に一緒にぐっすりしてる猫を蹴り飛ばしはしなかったけど(たぶん)、脚力強化に成功したせいか、影響のない範囲への避難を覚えたようで。ねこ、かしこい。

 

 

自転車走行に関しては、乗る側のマナーだとかルールだとかよくヤイヤイ言われますし、車のドライバーもヤイヤイ言われますし、道交法があーだのこーだのも。先月くらいですからかね、自転車の通行に関してとっても厳しくなりました。そこは気をつけていきたいもんですが、普通に自転車乗っててやっぱ怖いなって感じることたくさんありますもんね。乗ってても乗ってなくとも怖い時あるし。

 

何がいいのかまだ全然よくわからないけれども、単純に車道走らしとけということではないと思いますしね。とにかく、今回レインボーライドで初めて経験したことは、信号で止まらずに長い距離自転車乗る機会初めてだったので楽しめました。今後も定期的に運動がてら乗りたいと思いますけど、安全運転にだけ気をつけながら。

 

あっ電動キックボード的なやつの逆走が今一番こわい。もしもーし、そこ一方通行ですよーって。自転車ナビレーンの上、それ走っちゃダメだと思いますよーとか。


 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。帯状疱疹とかマイナ保険証リーダー的なやつ、高校生アンケートとか。

 

 

1. 港区帯状疱疹ワクチン任意接種助成事業の実施について

えー、帯状疱疹ワクチンの助成をね。

 

Q: あのですねそんな適当な説明じゃ行政としての姿勢が軽すぎやしませんか?、まるで要望が多いから議会で質問が連発したからという理由だけで決まったみたいなイメージじゃないですか、違うでしょ、国も何年も前から審議してようやく審議会での結果が出たのが最近ですよ、でもまだ定期接種になる的な公式な本当の最終決定はされてないんですよ、審議会ですよ審議会あくまでも、そういう説明すっとばしてあたかも区民の皆さんの要望にお応えしますばりの軽い雰囲気でこの報告するのってなめきってません?、そのあたりもう一度詳しくきっちり込みで再説明してください、えーとそんなこと聞いてませんけど、質問に対する答弁全然噛み合ってないんですけど、健康と安全は表裏一体ですよ、港区の開始予定時期はまだ任意接種の段階でやるって話なんですよ、国が定期化するのと同時にやるのはわかりますけどその前にっていうのは行政としてもリスクありますけどわかってますか?、区民からしてみれば助成しますしかも助成金多めに出しますはそりゃ喜ばしいことですよ、別に全然反対してるわけじゃないですよ、国が公式に定期化にする前にやるって理由が全然伝わってないんですよ、行政の決断に伴う理論と覚悟の説明が全然ない上説明してもらえてないっていう話なだけですよ、こっち素人と思うのは自由ですけどそんな適当に重要な説明ゼロでこんなことやりますって言って次からあれもこれもって要望バンバンでますけど行政は全部今回と同じ感じでいくんですか?違いますよね?定期接種と任意接種の助成の仕方の考え方が曖昧ですよね、これを機にどう変えるのか変えていくのかの説明も必要なんじゃないですか、そういうの抜きで誰もわからないだろう的な感じで報告されるのたまったもんじゃないですよ、予防接種は教育がセットですよ、啓発じゃないのよ教育よ、など。

 

カッとなって言ってしまった。反省はしていない。

 

 

2. 診療所等に対するオンライン資格確認システム導入支援の実施について

えー、区内のクリニック、歯科医院、薬局のシステム導入を進めるために、国の支援に上乗せしていきたいと思います(第4回定例会の補正予算が通ったら)。

 

Q: そもそも我々の政党はうんぬんかんぬん、マイナンバーとかうんぬんかんぬん、導入上乗せは助かるとこほとんどじゃないですかね、区としていつまでに導入してもらい的な希望的観測あります?、など。

 

 

 

3. 令和4年第4回港区議会定例会提出予定案件について

えー、議案審議にならない程度で何かありましたらどうぞ。

 

特になーし。

 

 

 

4. 介護保険料及び後期高齢者医療保険料のキャッシュレス決済の開始について

えー、キャッシュレスはじめまーす。

 

Q: これでお支払いしてくれる人どのくらいいるかしらね、など。

 

 

 

5. 高校生世代の実態調査の実施について

えー、高校生世代の居場所づくりの検討のために、調査しようと思いますー。悩み事とか支援ニーズを把握するためにもー。

 

Q: あれだよね「居心地の良い場所」って今の子達は絶対に区の施設じゃないよね、、区が考える「いて欲しい場所」と「居心地の良い場所」って全然違うと思うよ、区からアンケート送ってわざわざ答えてあげる高校生がそもそもいるかね?、中学生じゃなくて高校生にした理由って何?、など。

 

 

以上。


 

女性議員に向けたアンケートというやつ

何年かに一度、思い出したように『アンケートにご協力を』っていう現職女性議員に向けた「女性議員を増やすためには』っつーのがくる。4月に統一地方選あるからか。ワイ、「女子ひとくくりにすんな派」です。

 

女子すべて一括りにしてくれるな

といつも思うんだけども、どうやらこういうのは少数派of少数派に感じてたまらない。でもこの感覚って、正直自分が議員になるまで無かったし、考えたこともなかったのである意味『アンケート実施をするという意義』はあるのかなとは思う。たぶん。

 

なんというかね、『これが結果です』というのが最初からありそうで。なので意味合いとしては『定期観測』または『変化の兆候確認』なんだろうかな。まあ、まあまあまあ、これはしょうがない。だって過去何度も何度もこういうアンケートが行われてるわけだけど、選択肢が急に変わるとかないし。新たな視点にすべき意見が書かれるかもしれない自由記載が無いんだろうなあというのは想像に容易い。

 

…書きにくいもんなあ、だって女子の敵は女子やぞ?

 

どうやら女性議員が議員になってお困りであろうとされてるあるあるは

・男性上位の固定概念

・ハラスメント

 

は多分変わらないようで。でも別にこれって女性に限ったことではないんじゃね?と思う時もしばしば。だって男性議員だって思ったこと一度くらい誰だってあると思うんだ。男性特有の『先輩後輩』『年上年下』に嫌気をさしてる男性議員がいないわけがない。体育会系的ノリが苦手な男性議員だっているっしょ。ハラスメントなんかは、男性同士の方がすごいっすよねパワーなやつ。マウント取り合い合戦でどっちなんだい。ぱわー。

 

ま、そういうことはさておき。

 

 

「出る」までが大変

性別関係なく議員になりたい人は自ら出るし、なってほしいと押される人は性別関係なく覚悟を決めて出る。覚悟というのにも色々あるわけで。とかいってよく言われるような家族の合意とかそういうのの他に、議員に選ばれるには選挙という一大イベントがあるわけで。そっちへの覚悟の方が大きいんではないかと思われます。

 

・お勤め先が兼業ダメなら退職する覚悟

・むしろ無職になるかもと後ろ向きな覚悟

・兼業/休業OKだとしても、落選した場合何事もなかったように復帰できる鋼のメンタルで挑む覚悟

・政党とか絡むと当たり前のように平日に何かを組み込まれて、選挙出る前から有給取りがちになる覚悟

・選挙のだいぶ前からそういう感じになるわけだから周りからそういう目でも見られても自分が好きすぎる/自分に自信がありすぎる以外のお豆腐メンタルが一念発起する覚悟

・周囲と支持政党が違いすぎて(もしくは発覚)して交友関係が崩れるかもしれない覚悟

・選挙まで半年〜1年くらいの間、議員でもないのに色んな針の筵に耐える覚悟

・一部の現職議員を遠目から見るのと間近で見るのと裏表のギャップがありすぎて議員というのに幻滅するけどここまできちゃったらやめるにやめられない覚悟

・金と票と人気取りしか興味なさそうな輪の中にいきなり放り込まれる覚悟

・なんだかんだで選挙準備とか全部自分でやらなきゃいけないから手伝ってくれる人がいなければ全部自分で仕事しながらやらなきゃいけなくて頭ぱっぱらばーになりうる覚悟

・宣材写真とかそれまでの人生で必要にないグッズがいきなり増えるので、そういうの恥ずかし気もなくドヤれる鋼のメンタルを持つ覚悟

・住所とかそのほか色々情報公開する必要があるのかどうかもわからないなかでなんかそういうのしなきゃいけないぽい覚悟

・知ってる人からも知らない人からもあれこれ有る事無い事言われなきゃいけない覚悟

・周りの人達から「選挙ってのはなあ!こういうもんなんだ!」と時代にマッチしない昭和な伝統を押し付けられてブチ切れそうになっても顔ひきつらせながらニコヤカにハイと言う覚悟をもった覚悟

・『何でも聞いてね』という割には何にも教えてくれないのにキレない覚悟

・誰も何にも教えてくれない中で孤独に『選挙、準備、何する』と検索しながら手探りで挑む覚悟

・やっていい事/ダメな事の区別が付かず、公職選挙法読んでも読んでも時代にあってない上に公職選挙法の解釈がグレーすぎて何一つ身動き取れないことに震える覚悟

・やりたいこと頑張りたいことより「知名度があるかないか」「必死にお願いするかしないか」で判断されがちなことにキレない覚悟

・結果ヤケクソで『あの人頭下げないわね』とマイナスイメージ付くかもしれない覚悟

 

と、色々な覚悟があるんじゃないですかねー。例ですよ例。なので、普通にサラリーマン的なことやってた自分はとてもしんどかったです。なので、基本性別関係ないと思ってます。現状のままだと、このやり方と制度と有権者からの目に耐えられなさそうなのはドSかドMしかいないんではないかとすら思ってます。基本性別関係ない(※個人の感想です)。

 

なので、まず選挙に挑むまでの不思議な選挙文化を変えるのと、しっかり候補者を見定められる有権者を増やすところをセットにどうにかしないといけないんじゃないかなとは思います。あと政党なら準備含めた相談サポートをもっと充実させる方がいいかなとは思います。あと昭和の選挙からとにかく脱却(※個人の感想です)。

 

 

自分の経緯

現に自分、今議員としてやってますけども、自分から鼻息荒く「やりたいです!」という経緯で立候補に至ったわけじゃなくて、まわりからの推薦というか説得というかそういうので今に至ってます。それも、こう言っちゃアレかもしれないけども、いわゆる「親戚でも家族でもない、ご近所とか知り合いのおじちゃん達」から「後継いで出てよー」で今に至る。で、そのおじちゃん達は自分が女子だから声をかけたわけではないの知ってるし、やりたさそうだから声をかけたわけでもないというのも知ってる。あ、いや、自分都合よく認識してたら恥ずかしい。いやん。

 

前にもどっかで書いたかもしれないけど、2011年の区議選前にも声かけられけど「薬の開発のお仕事、やりがいあるし」と一度お断りしてるの。でもって、「4年後まだアレだったら声かけてみてwww」と言っちゃったもんだから、ほんとに4年後声かかっちゃったし。でもって今に至る。女性陣からの多大なるバックアップがあって推薦されたわけでもなく、まぁ女性議員が増えたらいいなという目的が裏にあって声をかけられた可能性は否定できないけども、そこはわからない。

 

なので、自らの立候補を志す女性が増えることが正義的な世の中ではありますが、まったくもってそんなこと考えたことなかった他人に声かけると意外に「出てみようかな」と新たな選択肢を選ぶ女性陣のポテンシャルの方が高いのでは?と思う今日この頃です。でもやっぱそれも男性女性関係ないなとも思います。

 

「自分からやりたい人じゃないと、どうせ何もしてないんでしょ」と思われることも多々ありますが、お役目いただくからにはしっかりきっちりやっとりますということは改めてお伝えはしたい。ちまちましたものを作るのが好きなので、こういうの作ってみました。自分にとっての戒めの振り返り用でもあります。


202210ogurariekoforweb

 

こういうの作りたい理由はですね、「がんばってね」と声をかけられるのはありがたいけれども、結構な割合でのその「がんばれの意」は【任期中の4年間を全うせよ】ではなく【お祭り騒ぎの1週間にとにかく目立て】であることにショックを受け続ける8年だからです。

 

 

脱線しちゃったんで、アンケートの話にまた戻るんですが。

今回も気になることがありましてね。「女性議員の働きやすさ」っつー概念なんです。議員の働きやすさってなに?といつも思うわけなんです。議会の中と外でかなり違いますけども。議員のお役目頂いた直後くらいからずーっと感じているのが、『あれ、そんなに議員って福利厚生を求めてる人が多いの?』と。

 

価値観の違いはあるでしょうけども、自分は議員を職業と思ってないので(お役目くらいにしか思ってない)、アレがないとダメこれがないとダメというのはあんまないかもしれない。難しいわあ。むしろ男性議員が求める働きやすさは何かを知りたい感じもする。

 

性別関係なく、議会の中の活動をもっとスムーズに活発に、という意味での働きやすさというのであれば、個人個人で思うことは色々あると思います。でもそれが全体最適かと考えたら違うとなることもあるだろうし、会派の中ですら意見がまとまらないということも多々ある。そう、つまり個人の活動と会派の活動は別だし、会派と政党が違ったらそれもまた別になると思うし、そんなこと言うなら会派なんて必要なくね?と思うことだってしばしば。会派があることでめんどくさいこともある。でも何かを成し遂げるには会派という存在に助けられることもあるのも事実。難しいわあ。

 

 

女性議員を増やすために何が必要か

都市部は比較的女性議員が多いと思います。でも昔(ほんとの昔)は多分いなかったわけで、0から1、1から2と増やしていくのは大変なことだったと思います。でもぶっちゃけ、女性であることである程度ゲタ履かせてもらってる感じになってるなあというのはちょこちょこと感じることはあります。ほら、それこそ女性議員を増やしたいという世の中の思いがカタチになったのか、はたまた女性議員が増えてきているというからこそのプラスの恩恵か。男性議員としては「いいなあ」と思われているのは絶対ある。

 

世の中の女性議員の中にはもちろん女性であることをアピールするタイプもいますし、エクストリームな感じになると男性議員が一掃されて初めて女性が活躍を〜なんぞというポリシーの方だっているでしょう。政治とかの場には「強い女性」というのが求められるフシがあるわけで、よく言われますよね「中身オトコ」じゃないとサバイブできないよねとか。自分、まったく該当しない、これでも誰よりもメソメソするタイプであります。檻のない動物園に放り投げられた家ネコくらいな感じです。同じネコ科のライオンとかトラと同系統に見られること多々ありますが、誰よりもお豆腐メンタル。それでも何とかやってます。

 

こういうところが、女子ひとくくりにしないでほしいと思うアレかもしれないね。日々地味な活動しているお豆腐議員もおります。外に出て目立ってナンボという、いわゆる「わかりやすい活動」をしていないタイプの議員もいるのです。

 

そう、多かれ少なかれ多分これもひとつあるんじゃないかなと思う。「当選するための活動」「知名度を高めるための露出」が当たり前のように散見する中で、自分もこうしなきゃいけないんだろうかっていう恐怖を煽るというのかな。特に今はSNSとかそういうのが活動報告で当たり前みたいになっているから、なおさら「そういうのヤダ」と思うかもしれないなって思ってしまいました。いや、別に踏襲しなくていいんだけども。

 

活動の可視化という点では悪くはないと思うんです。ただ、議会の中で議員として何やってるかの可視化が全然不足しているもんだから、個人としてのPR先行になっちゃって目立ったもん勝ちみたいな。議員って議会の中で何やってんの?誰がどういう質問したりやりとりしてるの?というのが世間にまったく知れ渡らないのは残念だなと思ってます。そもそも、ほんとに議員は議会で何やってんの?と大人が社会科見学していただくことから始めないといけないかもしれないと、議員になるまで議員のことも議会のこともまったくわからなかった自分だから余計にそう思います。だから反面教師として、普通の委員会でも報告欠かさず、ちまちま報告書作ったり、そういう行動を中心にしてるのかなあと。

 

それで「あぁやってみたいな」とか「自分ならこうする」とか、はたまた「あんなことなら自分だってできる」とか「むしろ自分の方がもっとちゃんとできる」と感じてくれる人が増えれば、それはそれで結果としていいんじゃないかなと。ちゃんとした人が集まるところになればいい。でも何をもって「ちゃんと」してるか判断するのはみなさん次第。

 

都市部の女性議員は比較的多め(港区議会全体では約1/3)だからこそ、「女性なら何でもいい」「女性なら誰でもいい」という風潮になるのは違うと思ってるのは変わらず。なのでがむしゃらに女性議員を増やさなきゃどうのこうのということも思ったことないので、そういう意味ではクオーター制というのにはまったく意義を感じてないです。でもこういうのって女性議員がひとりもいないような地方の議会で0から1をまず作るという意味では、初手としてアリかもしれないなとは思いますけどね。

 

という、オチもなんもない、ただの長い感想文。

 

あ、個人的にはですけども、政党さんはもっと公募すればいいと思います。それもオープンに。