H28予算特別委員会 教育費

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怖い顔した教育費。予算特別委員会での質問はこの項目が最後でした。教育といえば、もちろん国際人うんぬんについて。なんやねん、国際人って。

 

Q. 国際人育成の事業って、つまり何がどうなるの?

A. 国際人育成事業って4つあってね、国際科・英語科国際、小・中学生海外派遣、国内留学プログラム、日本語適応指導員派遣。全校に外国人講師を配置して、英語によるおもてなしができる意欲や能力を高めて、その他自分の考えだったり日本の良さ、伝統文化を積極的に発信できるような教育を目指します!

 

Q. 日本語学級ってどうすんの?東京都によると、日本語学級って10名いればできるんだけど、10名が需要に対する供給のラインじゃないの?

A. 中学校に日本語学級はないです…。でも中学校生活の適応を目的に個別に日本語適応指導員を派遣してます…。H27年度は25人の中学生が教科書の補足説明を受けてます…。

 

Q. 港区の国際理解教育のおかげで英語のレベルが高い子が中学校に行くことになるよ。中学校でそういうレベル別の授業編成ってどうするの?先生たちも高い能力が求められていくけど?

A. 英語の能力が高い生徒には習熟度の高い少人数学級で授業したりしてます。中学校の英語の先生の質を高めるためにも、年8回授業研究をしたり、代表1名が都の海外派遣研修で3ヶ月行ってたりするし、これからも英語の先生に対する研修の充実に頑張っていきます…!

 

私ね、言いましたよ。港区の学校に必要なのは指導の仕方じゃなくて覚悟だと。11年くらい海外で学校行ったり働いたりしてましたけど、国際人って未だにどういう人を指すのかわからないと。自分の経験上、語学のレベルはどうでもよく、自分の考えだったり国のことだったりを頑張って伝えよう、理解してもらおうと頑張る人が世界で戦える人だと。

 

港区には国際教育のトップランナーになって欲しいんですね。国際都市を目指す港区としても、どこよりも素晴らしい国際理解教育を提供しようとする教育委員会も、またそれを実現させるための予算配分をする財政課も、覚悟を持って取り組んでいただきたい!と。

 

英語教育に関しては色々な考えがあるとは思います。H28年度、どのような覚悟を持って港区の教育が変わるのかをまず様子見。そんな予算特別委員会でした。

H28予算特別委員会 衛生費と土木費

 

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衛生費と土木費なんですけどね。

Q. WHOのデータだと男性起因の不妊って24%、男女両方での不妊って50%超えると、知られてないけど結構多いんですよね。そんな男性不妊治療助成、去年4月に東京都が開始して港区は23区で一番高い年間15万と決めてくれました。でも男性向けの助成を含めても、昨年より予算が6000万ほど少ないんですよね。なんで?

A. 前年度実績を踏まえてるんだけど、伸び続けていたのが今年度減ってまして。なので男性の分を計上しても、全体的に数字を下げました。

 

Q. 港区のがん対策促進プラン、前に保健福祉委員会で『データの取り方間違ってんじゃないの!?』と吠えましたが、今回の予算案はそのあたりの指摘って反映されてるの?

A. がんの実態調査を行い、これまで把握が困難であったがん検診の受診状況やがんの治療、ケアに関する情報の入手・活用法など、予防から治療・緩和ケアにわたる区民のがんの実態を十分把握できるよう必要な予算を確保しました…!

 

Q. がん検診受診の実態調査ってどうやっていくの?

A. 区外で受けているかもしれないし、区民のがん検診の受診状況を聞く質問を調査に盛り込みます…!

 

Q. こないだ提案した治験の件、区長が治験の情報も治療情報のひとつとして盛り込んでくれるってありがたいお話ありました。まだまだこれからだと思うけど、どうやって情報管理して提供してくのかしら?

A. 治験って区民に浸透してない可能性もあるので、治験の流れだったり標準の治療との違いだったり、まずは一般の情報提供からかと。今、治験の情報について拠点病院とちゃんと協議を進めてます…!どうやったら区民が情報を効果的に入手できるか体制を構築しますね…!

 

土木費は2点。

Q. 麻布通りって看板立ってから1年、古川橋交差点から谷町ジャンクションの方までの長いまっすぐの道に看板3つ、もっとどうにかして周知を進めて欲しいんだけどどう?

A. 今年度は区設の掲示板の裏だったり、駐輪場の案内看板に麻布通りのステッカー貼ってみました。今後は町会掲示板も活用したいなと思ってます。来年度中には東京都が三の橋のところとかにある歩道橋に『麻布通り』って大きく表示いれてくれるっていうので、これからも区以外のところと連携とりながら麻布通りを表示していきますね。

 

Q. 麻布十番商店街の凸凹の道路、応急手当的に広い範囲を直してもらったりしてるのはすごくありがたいんです。資材のストック無くなるくらい結構な量を使ってもらったって聞いてるけど、調達計画とか大丈夫?他の地域で必要なのに資材ないから出来ないとか、そういうことないよね?

A. 十分な量を確保して、足りなくなったら都度確保する体制を整えてます。ちなみにH28年度の麻布十番の補修はパティオ通りの40メートルくらいを予定してます…!

 

たくさんの方々に今すぐ直結するような話はないのかもしれないです。小さいところの話なのかもしれないです。でもこうやって改めてQ&Aを文章で意訳していくと、指摘したこととか提案したこと、お願いしたことがびっくりするくらいの速さで対応してもらえてるんじゃないかと。そういう積み重ねが港区の底上げになるんだろうなと期待してもいいのかしらね。ありがとうございます。

H28予算特別委員会 産業経済費

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経済産業費といえば商店街、商店街と言えば小倉りえこ、そんな感じの連想ゲームができるようになるのはいつの日か。区長答弁の一般質問で盛大な前振りを、そして予算委員会で本番をと、2段階の質問構成で挑んだ商店街振興連続コンボ。視点を変えての商店街振興作戦、地元の商店街で買い物しよう作戦がなんだかイケそうな感じです。産業経済費の質問は6点。

 

Q. 28年度のプレミアム付き商品券発行支援は?

A. 港区政70記念事業として増額もあるよ。全部合わせて3億3000万円。

 

Q. 前にも聞いたけど、プレミアム付き以外にも一般の商品券あるよね。もっと流通するように付加価値付けてみればどうかなって前に聞いたけど、調査研究に進展あった?

A. 一定の購入額でさらに商品券もらえたり、何かが当たる抽選会があったり、贈答用で写真やメッセージ付きのオリジナルをつくったり、そういうのが付加価値の事例でわかったよ。でも付加価値を付けての販売効果というところまではわからなかったよ。こういうことするとコストもかかるので、商店街連合会と協議しながら引き続き考えてみるね。

 

Q. 地元の人が地元の商店街で買い物しようっていうキャンペーン的なアイディアのやつ、自分的にはすごくイケてると思うんだけど、行政側では何ができそう?(詳しくは以前のブログエントリー「そうだ、地元で買い物しようよ」を参照ください)

A. 区の広報誌とか、ちぃばすの中で流してるチャンネルとか、ホームページとかで地元のお店でお買い物することを宣伝するとかは可能であると。

 

Q. 商店街の実態に関する調査をしてるっていうけど、もちろんその結果で商店街の購買促進策を進めるよね?

A. もちろん、より多くの区民のみなさんに、地元のみなさんに商店街をより一層利用してもらえるような策を展開していくつもりだよ。

 

Q. 観光・街区案内標識の予算って、H27年度は820万、H28年度は5160万円とあがったし、観光を重視するようだけど、どういう計画で整備していくの?

A. 今、港区が管理する案内標識は150。H28年度は外国人観光客が多く訪れる表参道やお台場を中心に20、協議しながら整備するね。整備の財源は東京都の補助金を活用するね。

 

Q. 増やしていくならさ、道路に愛称名がついてるところは案内標識に掲載して欲しいな(麻布通りとか)。その方が観光客にもわかりやすいし、地元の人も喜ぶよ?

A. 手続きを経て付けた道路の愛称名は案内標識に入れるね。東京タワー通り、スタジアム通り、明治通り、日比谷通り、青山通り、新虎通り、麻布通りとか。

 

商店街支援って、商品券支援とか補助金とかの金銭的な支援だけじゃなくって、地元のみなさんにもっと支えてもらえるような呼びかけを行政からもお願いしますよ!と。今までこういうアプローチでの提案はなかったようで、しかも、区も肯定的に受け止めてくれているというところがすごく嬉しい。こういう可能性があります、とか具体例を出してもらえたということは、区もやってくれる気満々であろうと、そう捉えています。そうでもなければ『検討します(=NO)』ですしね。

 

一過性ではなく、継続的にやらないと意味がないものだし、商連街連合会と相談しながら是非とも進めてもらいたいものです。商店街連合会としても反対する理由があるものではないと信じておりますが。

 

これからの課題は、できるだけ早く始めてくれるようにプッシュプッシュを忘れないこと。広報みなと(区の広報誌ね)だったり各地区の地域情報誌のトップページにですよ、例え欄外でも大きく素敵なキャッチコピーで「そうだ、商店街に行こう」的なフレーズが毎回当たり前のように掲載されたりしないかなあとか、ちぃばすのモニターに映るのも素敵だし、ケーブルテレビの港区番組に表示してもらえるのもいい感じだし、あの手この手で展開される日を楽しみに待ってます。

H28予算特別委員会 民生費

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さて、民生費。民生費も2点質問しました。

 

事業所内保育事業の推進計画について

Q. 待機児童解消の策、保育園用地の取得や定員拡大のほかにも『事業所内保育事業』の計画も並行で推進していく方がいいんじゃないかな?とにかく人口増のスピードについていけてないよ?

A. 実は10社以上の事業所から問い合わせを受けている。事業所ができるだけ早期に実施できるように説明やアドバイスを行っていく予定。

 

Q. 事業所内保育事業、結構あるよーとは色んな人に聞くけど港区にはまだ設置されてないですよね。周知やPRはどのように?

A. H27年の4月から開始した新しい地域型保育事業のひとつなので、まだ浸透していないのかも。従業員のための子育て環境の充実に関心あったり力を入れている事業者を中心に説明したり、問い合わせや相談の多い内容をQ&Aにまとめて配布したり、宣伝していきますね。

 

福祉総合システムの維持管理について

Q. そもそも、何のこと?あとH27の予算4億くらいからH28は半分くらいの2億弱となってるけどなんで?

A. 福祉総合システムは高齢者福祉、障害者福祉、保育、資金貸付などの情報を統合的に管理するシステム。半分の予算になったのは、マイナンバー系の基本業務が終了したことと、システム機器更新が終わったから。

Q. 仮想化してコストカットしたということもある?

A. 仮想化対応のシステム改修をH27年度にしたというのも、減額の理由。

 

予算とか決算で何が一番難しいって『この事業の予算は何費ですかね?』を確認すること。結構違うことがあるらしくってですね。何々費のところの項目を『款(かん)』って言うらしいんですけどね、そんな表現使ったことなく今まで来ましたしね、変換だってなかなか出てこないですよ。

 

そんな勘違いの質問を『款違い』というんですって。かんちがい。あはは。

予算特別委員会始まりました。

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第1回定例会とセットなのが予算特別委員会。平成28年度の港区の予算案、一般会計が1203億3000万、特別会計3つを合わせて1690億5327万円。すごい額。特別区民税収入は635億4668万円。額がすごいですよね、いちまん、にまん、たくさん億円。

 

『何々費』という項目ごとに質問をします。議員おひとりの持ち時間60分。1つの項目に60分費やすもよし、3つを20分ずつ費やすもよし、6つを10分ずつ費やすもよし、何分でも全部の項目について質問するもよし。そんな予算・決算の委員会ですが、質問時間総数ナンバー1、2を争うのが『総務費』と『教育費』。1日目は『歳入』『議会費』『総務費』、2日目は残った『総務費』すべて終了しました。

 

総務費で2点質問しました。予算の質問って難しい。

 

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Q. 外国人のための日本語教育推進についての事業はどんな感じ?

 

A. 港区国際交流協会が日本語講座を持ってて、区が受講料を半分負担する事業を行っている。受講したいけれど都合が合わなかったりする場合ももちろんあるので、たくさんの人が受講できるように色々調査(平日か週末か、時間帯とか)をしながら充実を図っていくつもり。

 

日本語ひとつもわからなくとも快適に安全に生活できるように、そんな外国人への対応だったり配慮だったり、港区の対策はものすごい丁寧なわけです。世界中でどこの国よりも、日本ってすごい丁寧だと思うの。でも日本に住むなら日本語勉強してもらったほうが日本のことよく知ってもらえるし、そういう機会を行政が積極的に提供するほうがバランス取れてていいんですよね。現に日本語教師が不足してるようですし、需要もますます高くなっていくはずですし。こういう環境が整ったら、港区に住む外国人だけではなくて、観光と語学研修というようなパッケージで外からお客さんを呼び込める可能性だってあるし、もちろん地域に住んでる外国人への地域参画のハードルを下げる可能性にも繋がるし。そんな意図があっての質問その1。

 

Q.  港区政策創造研究所の体制や調査研究の流れ、コスパってどうなのかしら?

A. 他の自治体のシンクタンクと比較しても、すごく簡素な組織。コンサルや外注に出しっぱなしにしないで、自分達(区職員)で分析したりしてる。役所の中に設置して他の課にデータ提供したり、色々と動いていることが重要で、政策能力の向上の目的の上でも外注では得られないメリットです…!

 

維持運営費用の約半分を『外部監査費用』に費やす組織の重要性が区民に理解を得られるかどうかちょっと引っかかって、『それなら全部外注した方が相手先コントロールできるし、クオリティ高いし納期も早いし安いんじゃないの?』みたいに思われちゃうだろうし、相当な理由があっての自前設置だから、さぞ良い調査や研究を短期でしてくれるんですよね?的な意図があっての質問その2。

 

総務費の質問は10分と通告。答弁席で『ハイ、委員長!』と発言した瞬間からカウントダウン開始。時間を少しオーバーならともかく、2分でも3分でも短くなって余らすのはカッコ悪いということで、残り時間を気にしながら『どうしよう、時間余っちゃうかも…!延ばさなきゃ…!』なんて頭の中ぐるぐるしてたら発言も大変ぐるぐるしてしまったことを反省。

 

でもぴったり10分で終了しました。

先日、一般質問で登壇しました。

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2/19に一般質問に登壇しました(5ヶ月ぶり2度目)。自民党議員団、1期生に質問の機会をたくさん回してくれるという寛大な心意気。あざす!あざーっす!

 

まだまだ知識が足りなくてものすごい狭い範囲でしか質問できないんです。『そんなの関係ないよ、聞きたいこと聞けばいいんだよ』とパイセン達が心優しくも後押ししてくれるのが自民党議員団、あざす!あざーす!

 

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そんな私の質問なんですが、簡単にまとめてみましたのでご報告〜〜区長と教育長からの回答を添えて〜〜。

 

1. 商店街振興について

Q. 商店街の役割と存続について、区長の見解を改めて教えて。

A. 商店街、消費生活を支え、イベントや防犯活動等を通じ、地域の安心・活性化に大きく貢献してるよね。商店街が将来にわたって存続するってすごく重要だよね。

Q. 経済的な支援って限度あるじゃん。原点に返ってさ、地元商店街利用による商店街振興って区長どう思う?外国では『地元で買おう!』的なキャンペーンを行政が展開したりして、経済効果上がったりという報告があるよ。

A. 来年度、商店街の実態調査をするんだ。その結果を踏まえて、消費生活と地域コミュニティを支える商店街の連携を強めて、地元での購買推奨を含めた効果的な施策を検討するよ。

 

2. 小児初期救急診療

Q. 小児初期救急医療の充実の計画ってどんな感じ?

A. H27年11月から平日3日の夜、愛育病院で初期救急やってるよ。1日平均2〜3人。今後は入院が必要な中等度までの患者受け入れや円滑な搬送を検討するよ。診療日を増やすことも頑張るね。

 

3. 港区がん対策推進アクションプラン

Q. プラン策定の背景は?

A. がんは区民の死因の1位、対策の充実や強化が急務だからね。

Q. 5ヶ所もがん拠点病院ある港区ってすごいよね。連携ってどうやるの?

A. 協力を得ながら、がんに関する正確な情報を一元集約して提供するよ。

Q. 自治体が唯一実現可能なドラッグラグ解消手段は(区民のためにも、ひいては日本のためにも)『治験の推進』だと信じてるんだけど、治験って治療の選択肢でもあるんだよね。治療の情報として治験を含めてもらえないかしら?

Q. 治験についても情報提供を行って、区民が適切にがん治療を選択できるよう支援するよ。(注:地方自治体の首長が治験についてポジティブに触れるのは全国でも珍しく画期的なことです。どなたか大声で言ってください、港区グッジョブと。)

 

4. 港区ワールドフェスティバル

Q. このイベントは今絶賛開催中だけど、事業の意義と効果をどう思う?

A. 港区ならではの取り組みだよね。大使館との関係も一層強くなってるよ。成果は確実に港区のメリットに繋がってるよね。

Q. オリンピックの文化プログラムとして既に成立してると思うんだけど?

A. 個性豊かな地域特性を活かした事業だもんね。ワールドフェスティバルを文化プログラムに位置付けて、もっと事業内容を充実していくよ。

 

5. 一貫性のある教育

Q. 日本語学級があったり国際学級の小学校があるけど、中学校ってそういうのまだ何もないじゃん。『アカデミー制』っていいながらさ、幼稚園〜小学校〜中学校っていう一貫したカリキュラム連携って全然出来てなくない?

A. 麻布地区の各アカデミー、地域の特色を活かした一貫教育の研究を進めるね。その成果を検証して、区立小中学校全体を通して一貫した国際化の教育環境の整備に努めるよ。

 

6. 中学校での語学教育方針

Q. 小学校で身についた英語レベルがさ、中学校で習い始めるより高かったら勉強のモチベーション下がるじゃん?外国人の子でも日本語学級なくなるしさ、中学国語で勉強のモチベーション下がるかもしれないじゃん?

A. 語学能力に応じた指導の工夫や支援を頑張るし、港区らしい質の高い語学教育を推進していくよ。

 

ざっくりすぎますが、こんな感じです。

ネットの録画配信も公開されてます。今回もところどころ噛みました。

区政報告会を開催します。

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初当選からまもなく1年。この度、区政報告会を開催する運びとなりました。区議会のこと、取り組んでいること、実現できたこと。この1年で学んだことを皆さまにご報告いたします。お気軽にお立ち寄りください。

日時:
2016年3月18日(金) 20:00〜21:00
2016年3月26日(土) 13:00〜14:00

会場:
麻布十番会館2F (港区麻布十番2-3-10 セブンイレブンのあるビルの2Fです)

会費:無料

 

港区議会定例会におきまして

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おはようございます。まずは登庁のアレ、ポチりました。さて、昨年の9月の一般質問登壇デビューの際に、登壇までに質問考えて原稿考えて取材があったり赤ペン先生されたりのくだりをつらつらと報告しました。今回2度目ということで、多少なり勝手がわかったものでもありますし、結構楽しく準備を終えたわけです。

 

港区議会定例会におきまして、ここ改善したほうがいいんじゃないかなあということがひとつ思い浮かびました。これってどうですー?と会派のパイセンにお話してみたことなんですけどね。

 

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これ、代表質問とか一般質問をする人に事務局から配布される通告書。ちゃんとご丁寧に記入サンプルまで毎回毎回。紙媒体でも電子媒体でも、中身が伴ってればこの様式以外でもいいということです。

 

よーく見ると『項目』『小項目』『要旨等』とあって、ほんとそのまんまなんですけど、大きな括りから小さな括りへ、そんで具体的な質問だったり意見だったりを記載して提出するわけです。それを事務局がチェックして『ここの質問は項目2つに分けたほうが』とか『この表現ってどうなんでしょう』とか、区民のみなさんにわかりやすいようにちょいちょい手直しが入ったりします。もちろん誤字脱字とかも。そんで、その修正した(しない場合もありますけど)ものを傍聴でこられた方への配布資料だったり、ネット中継とかの質問アジェンダとして掲載するわけですね。

 

つまりこれのことです。区議会のサイトにも載ってます。

 

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それがこんな感じ(右側)。大中小項目と、わかりやすくなった資料となります。しかしここでビミョーな問題が。個人的にビミョーと思う問題なんですけど。

 

質問を前もって出すということは、前もって回答を作る必要があるからであるわけで、そこは別にどうでもいいと思うんですよ。紙読み合いの出来レースとか言われても。質問提出する我々としてみればその場で初めて区長なり教育長なり答えを聞くわけで、そこから『ほほぅ、なるほど』と次に繋げることができるわけですからね。でも、前にも書いたんですけれど、通告書を出した後に『取材担当』という課長さんが質問の意図をチェックしたり、その質問に対してどこの課が答弁書作るだとか、そういう調整が入るわけです。

 

その最中に『こういう言い回しの方がいいかも』とか『表現変えようかな』と変わる場合もあるんですね。そうすると必然的に質問も少しずつ変わってくることもある。あとは『この質問はこっちにまとめてもらう方が回答しやすい』とか色々あるようで、個人的には質問に対して回答があるならどの順番でも構わないんですよ。でも、場合によっては質問の方向性やら質問自体が90度から180度変わっちゃう場合もあるようで。聴いてる限りそう感じます。

 

でも、実際の定例会で配布される、いわゆる『区民向けにわかりやすく』という質問一覧表は、取材の入る前に提出した通告書。だから中身とズレがでてくるわけです。一覧表を見ながら議員の質問を聴いてたりすると、『あれ、この項目すっとばされてるよ?』とか『これの質問、触れられてもいないけど?』とか不思議に感じることも多々あるわけです。

 

でも、記録としてはそれがずっと残っちゃうわけで。ネットの録画にしても、質問項目がそのまま掲載されちゃうんですよ。そうすると『質問してないけど、質問一覧表に掲載されてます』となっちゃって、『質問してないけど、質問したことになりました』と。

 

区民のみなさんに向けたわかりやすいものというのであれば、通告書〆切過ぎて修正した後のものでも、中身とマッチした質問一覧を配布するほうが区民のためでもあるし、議員のためでもあると思うんですよね。

 

そんな感じです。あ、私のは大丈夫です。さ、一般質問してきまーす。

定例会始まりました

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さて、2/17より港区議会定例会。年が明けて1回目の定例会は初日に区長の所信表明がありました。この1年はいい年にしたいと、そんな感じかどうかは別として、港区はこんな感じで区長頑張ってきました!6月に区長選挙を控えてるし区民の皆さんにイエスノーを仰ぎます!みたいな。そういう所信表明でした。

 

明日の木曜は各会派から代表質問、明後日の金曜は各会派から一般質問。2度目の一般質問に登壇します。まだまだ狭い範囲でしか質問できなく、全体を見通せるようになるにはもう少し時間が必要。医療と国際化と地元愛の基本3本立てでお送りします。んがんぐ。

 

この定例会は予算特別委員会もセットですので、期間は3/15までの約1ヶ月。区長と教育長答弁の一般質問から、課長答弁の予算特別委員会へ繋げる質問にしようと思っております。こちらからの質問は前もって提出してありますし、どういう答えが返ってくるかは当日のお楽しみ。いい回答もらえると嬉しいなあ。

 

あ、定例会になると何故か寝違えて首が曲がりません。召喚!エレキバン!(←見えてるよと言われますが気にしないお年頃になりました)

委員会報告

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さて、先週保健福祉常任委員会がありました。報告事項のいつのものようなまとめと、委員のみなさんからのQを添えて。

 

1. 平成28年度第1回港区議会定例会提出予定案件について

2/17からの第1回定例会で上程される案件はこれこれこういうものでして、その中でも保健福祉常任委員会に付託される案件は保育園条例とか地域包括支援センター条例とか、これこれこういうものですよ。

Q: あれとかそれとかの資料提出をお願いしますね、など。

 

2. 平成28年度組織改正について

執行体制の効率化や区民サービスの向上を図るために、いくつかの組織の改正をしますね。

Q. 高齢者担当と介護担当を分けたことで被る事業とかわかりにくくない?、総合事業推進担当ってつまりどこと関係するの?、子ども・子育て支援制度の進捗管理はどこが引き継ぐの?など。

 

3. 南麻布4丁目第2用地を活用した施設整備について

南麻布4丁目、麻布子ども中高生プラザに隣接した用地を特養、障害者支援施設、児童発達支援センターを整備するんですが、特養は民設民営、ほか二つは公設民営としますね。

Q. 区の施設が集まるものだし地域の連携は?、建物建設の際のデザインは公設民設でどのような内部の作りが担保されるの?周囲が大使館関連施設なのでそのあたりの配慮も是非、施設設立にあたって方向性があるの?ないの?どっちなの!?など。⇨議論が紛糾しすぎてこの案件は『保留』となりました

 

4. 学童クラブ児童見守りシステムの導入について

H28年7月中旬くらいから、子供が学童クラブに入退室した際にICタグでピッとやったら保護者にシュっとメールが飛ぶようにしますね。高輪子ども中高生プラザ、港南子ども中高生プラザ、芝浦アイランド児童高齢者交流プラザはもう導入されてるんですが、新しいシステムへの以降はH29年4月としますね。

Q. ICタグを落としたり無くしたりした時の情報保護対応は?、今後小学校とかにも導入する計画あるの?など。

 

5. 訪問型病児・病後児保育の利用料助成について

H28年4月から年間の利用上限額を10万円として、対象経費の1/2の5万円を助成しますね。学童クラブの対象が小6までになったことだし、この助成対象も小6までに拡大しますね。

Q. 事業者の質の確保は必要だと思いますのできちんと是非。

 

6. 認可外保育施設の保育料助成について

認可保育園の入園待ち、且つ、都の基準を満たしている認可外保育施設に通う場合に上額決めて助成しますね。3歳児未満は上限8万円、3歳児以上は上限7万7千円。

Q. 認可外施設への指導はどのようにやってるの?、認可外施設利用料の平均って?、何人くらい対象になりそうなの?など。

 

7. 保育園保育料等における第2子以降無料化の対象拡大について

都の基準を満たしている認可外保育施設や保育サポートに在園する兄や姉がいる場合にも、第2子以降は保育園と認証保育所の保育料を無料の対象にしますね。

Q. 特になし。

 

明日から1ヶ月間、定例会(予算特別委員会付き)。以上。