修正と植樹

街を歩いていて『ねえちょっと』と色んな人に常に言われていた自転車ナビマークとか街路樹とか、少し進捗といいますかお直しといいますか、お直しですかね、お直しお直し。はい、お直ししてもらっているのでいくつかご報告しておきますね。関係各所のみなさま、どうもありがとうございます。

 

自転車ナビマーク

ええ、悩ましいですよね自転車ナビマーク。何が悩ましいって、『あって別に悪くない』のはわからなくもないんだけど、『自転車を車扱いするなら一方通行の道に両方通行OKの意味がわからん』と、車を乗る人の視点だったり自転車に乗る人の視点だったり、はたまた歩行者の視点だったりの三つ巴で色んな矛盾を抱えてしまうかわいそうにも思える自転車の取り扱い。

 

年末に区役所と警察の方々に、『このマークについてこう思ってるよ』というお話をさせてもらったのは記憶に新しいこと。本当は全部消去して欲しかったんですが、そればっかりを言うと何にも進まないお話なので、つけられた中で消去して欲しいナビマーク路線に優先順位をつけてもらい(地域にね)、それを元に優先順位で消すことできないだろうかという交渉というかお願いというかをしたわけです。

 

そしてお願いした5つの道のうち、2つを消してもらったのが2月の末。警察さんがつけたナビマーク、警察さんに消してもらえました。それがどこかといいますと、麻布十番のパティオから十番稲荷神社に向けての雑式通り。四つ角を挟んであっち側とこっち側。

 

こう比較すると見やすいかも。いや、もともとは何もなかったところにマークができて、それを消してもらったわけだからBefore-Afterじゃなくて元サヤが正解。優先順位1位と2位は元に戻ったので、3位〜5位はいつくらいだろうな、前におまわりさんが夏くらいになっちゃうかもですって言ってたけど。

 

街路灯

なんかね、あんまり誰も気づいてなかったんですけど、いやいや気づいてた方いらっしゃったかもなんですけど、街路灯がね、へんてこな方向を向いてたんですよ。『あれ、目の錯覚かしら、電信柱がむしろ傾いて見えるね?』というアナタ。電柱をわざと傾けたり傾斜つけて立てたりすることよくあるんですってよ。

 

傾きは置いといて、今回は街路灯のライトの部分なんですけれども。なんか別に何も変じゃないようにも見えますけど、なんか少し曲がっちゃってたわけですね。クレーンか何かに引っ掛けられてライトの部分の向きが変わっちゃった的な。

 

それを戻してもらったりとかですね。いや、街場のみなさんはよく気がつきますねえって。素直に感心。道路をどうやって直してもらおうかということばかりこの2年くらい考えているもんで、足元しか見てないフシがありまして。頭より上はおろそかになってしまってまして。すいません。

 

いや、別に電気ついてれば向きなんてどうでもいいじゃんって思っちゃってるかもしれないアナタ。いつもと違う風景って違和感あるわけですよね。元に戻せるもんなら直してもらいたい、そういうことも区役所は親身になって聞いてくれるわけですよ。なんかありましたらお住まいの地域の管轄の総合支所に連絡してみてください。

 

街路樹

気になる木がいっぱいあるんです的なことは以前にお伝えしたことあるかと思います。麻布十番商店街でも何本かの木がすぱーんって切られてたわけですけれども(注:倒木の危険ありという診断で)、やっと植樹がされてます。若い木です、みんな大切に見守っていきましょうよ。

 

靴屋さんの前、前と同じクスノキが最近植えられました。クスノキの植樹に適した季節が3月下旬とのことで楽しみにしてたわけですけれども、若いピチピチの木がやってきました。

 

焼き鳥屋さんのところは1月にハナミズキが。

 

パティオの化粧品屋さんのところはトチノキが。これもまた1月に。

 

いいよね、木。ちゃんと根付くといいな。


 

今年もやります、報告会(1年ぶり3回目)

みなさんご機嫌いかがでしょうか。すっかり春らしい季節で色々ありますね。国内国外のニュースも色々ありまして、なんだかもうサッパリよくわかりません。そんな春めき始めて春一番もびゅんと過ぎ、港区議会も無事本日閉会いたしました。まもなく卒業式とか春休みとか入学式とかそういう中で、小倉りえこいつもの報告会を開催いたします。

 

年に1回を2回。いや、正しくは年に2回と言うべきなのか、いやいやでもでもやっぱり1回。まったく同じご報告をですね、平日の夜週末の昼と10日ほど間隔開けまして2パターンご用意してですね、ご都合良い時に是非ふらりとお立ち寄りくださいということでございます。椅子ありますし、給茶機ありますし、食後の休憩でお立ち寄りくださいくらいな感じ。ホントに。出入りだって自由です。途中退席とか全然OK。

 

というか、日曜のストレッチだけしにきてくれて全然OK。おうちでできる簡単ストレッチ(全年齢)を教えてくれるのが今年ももれなく講師・竹内亜矢子。ウィキペディアのページがあるくらいの、アーティストの振付師としてずっと活躍してきた方であったりもしますが、個人的には某お料理番組のお人形ダンスの振り付けもしている実績がなんだか味わい深いんです。

 

それはさておいて、『無理はしないで伸ばすのよ!』とモットーに今年もご自宅でできるストレッチを教えてくれる会付きの報告会もございます(ただし4/15のみ)。

 

小倉りえこ区政報告会は桜咲く季節

のはずが、毎年桜が咲くのが早まって、入学式じゃなくて卒業式が桜満開になっちゃいそうな地球温暖化。なんで春なの?ってよく聞かれます。だって丁度いい季節じゃないですか。5月から任期始まって3月とか4月って、だいたい1年が終わるサイクルだし。自分ではそう思ってたんですけど、よくよく話を聞いてみますとね、『他の議員は秋とか多いよ』と教えてくれました。へぇー。

 

ヨソはヨソ、ウチはウチ。お母ちゃんもそう言ってたで。

 

なんとなく色んな人に聞いてみると、秋は確かにまだ年末でもないし、年度末でもないし、色んな方がそんなに忙しくない時期なのかも。なるほど。でもヨソはヨソ、ウチはウチ。ウチはゲストも少なく春に無料で開催する、小倉りえこがしゃべくり倒す1時間のスペクタクルトークショー……ではなくて、時間きっかりに終了するプレゼンショーです。真面目なやつ。

 

何を報告する会なのかしら?

 

えっと、一応毎年報告会が終わったあとに『こんなことご報告いたしました』と、まとめレビューを作成してウェブサイトに資料抜粋して掲載しています。ええ、よく言われます、お前はそんなに事務作業ばかりして暇なのかと。ちゃいますねん、こういうの全部備忘録ですよ備忘録自分のためにもやってるんです。情報公開とかカッコいいことなんて言いませんよ。

 

2016年は初めて1年のサイクルを終えたばかりだったので、『議会の1年ってこんな感じ』とか『ぺーぺーの分際だけど議員に求められる能力ってこういうことかもしんない』とか人間観察してきたことをお伝えしたり、1年の中でこういうこと言ったらこういう風にちょびっと反映されたよとかお話したり。

 

2017年は『昨年からこういうことがこうなったよ』とか進捗をお話したり、『新しくこういう街の課題に興味を持ってるよ』とかこれからの計画をご報告したり。まぁアレですよね、自分のことだけっちゃあ自分のことだけかも。

 

あ、あとは政務活動費の使い道もちゃんと毎年報告してます。

 

何をご報告しようかしら

と、来月の報告会に向けて、もう少ししたら4月号と言えど3月末に発送しちゃう報告書12号とともにプレゼン資料の作成を始めるような季節であります。フォトショとかイラレとか持ってないし触ったことないし使えないんだけど、意外とパワーポイント万能なんですよね。今年は何をご報告しようかしら、今年は少し『議員あるある』とか『ここだけの話』でも混ぜてみても怒られないかしら。

 

多分、真面目に活動報告もいいけれど、みなさん本当に聞きたい知りたいのはこういうゴシップに毛が生えたようなお話かもしれないし、むしろ自分が本当に報告したいのがこういう類のことなのかもしれない。いや、別に悪口とかそういうのじゃなくて。


 

港区議会定例会 はじまりはじまり。

平成30年第1回定例会が始まりましてございます。2/14より約1ヶ月の3/13まで、来年度の予算委員会もセットの第1回定例会。2/14初日は区長の所信表明、2/15の2日目は各会派の代表質問、2/16の3日目は各会派の個人の一般質問です。わたくし、一般質問の登板・当番でございます。

 

Google先生に『港区議会』と尋ねるとウェブサイトを教えてくれまして、そこを導かれるままにクリックしますと『会議のお知らせ』というのが出てますよ。

 

そこの中から『会議の日程』をクリックしまして、

 

一般質問』のPDFファイルをクリックしますとあらまあホラホラ。

 

今回の代表質問と一般質問にこういう人がこういう質問しまっせ、と掲載されてます。ご参考までに。

 

あっ、議席番号8番の小倉りえこ、区長と副区長席の目の前です。そんな小倉、2/16の13時開始とともに一般質問開始。今回の質問は大きく分けて『連携事業』『行政評価制度』『自転車ナビマーク』『港区観光ボランティア』『国際理解教育』の5項目。

 

それではみなさん、ごきげんよう。


 

六本木中学校、英語科国際ネイティブ・コース その2

さて、六本木中学校に英語科国際という授業を見学に行ったという話の続き。英語科国際というのは、平成18年度から港区が独自に行っている英語コミュニケーション能力を高める目的の授業。週1でやってると。普通の英語の授業を合わせると英語は週5時間ということです。そこにレベル分けを初めて導入したのが六本木中学校。それがスタンダード・コースとネイティブ・コース。

 

英語科国際、ネイティブの先生(NT)が基本主導権を握りながら、教員免許持った英語の先生がサポートに回ると、2人セットのクラス運営。ほら、教員免許の関係で。ネックだぜ教員免許。とかいってみんな教員免許無かったらそれはそれでアレなんですけど。

 

スタンダード・コース(通常クラス)

まずは2年生スタンダード・コースから見学。20人くらいいたかしら。

 

What’s your favorite school lunch? (給食で何が1番好き?)とか、先生が生徒一人一人に質問投げかけてました。もちろん『えーっとえーっと』と悩む子考える子いますし、そういう時は先生がヒントを出したりしますし、クラスメイトが手助けして教えてあげたりもしますし、カタコトの単語だけでも非常に良いコミュニケーションが取れる授業という印象。ふむふむ。

 

会話のキャッチボール、つまりコミュニケーションが取れたという『できた』っていう事実、これって自信に繋がるんですよね。わかる、わかるわあ。

 

で、みんな一巡した後に『さーて、今日から新しいトピックで勉強するよー☆』的な素敵なノリで、先生が黒板に書いた文字。それはExtreme Sports。

 

エクストリームスポーツ

私は思いました。え、こんなこと中学校の授業で取り上げて良いトピックスなの?と。それは何故かと言いますと、エクストリームと聞いた瞬間に頭の中には、

 

エクストリームアイロニング人里離れた場所でアイロン台を広げて服にアイロンを掛けるエクストリームスポーツである。このスポーツのプレイヤーはアイロニスト (ironist) と呼ばれる。〜ウィキペディアより)

 

エクストリーム出社早朝から観光、海水浴、登山などのアクティビティをこなしたのち、定刻までに出社をするエクストリームスポーツ。また、リフレッシュを主目的としてレジャーを楽しむ、早朝から出社までのプロセス。この場合、スポーツとしての競技性はともなわない。エクストリーム出社のプレイヤーは、一般的な通勤者と区別して、出社ニストと呼ばれる。〜ウィキペディアより)

 

この2つがチラついたからです。相変わらず自分の頭の中の偏りっぷりがひどい。それはさておいて。

 

ベースジャンプとか、ウイングスーツジャンプとか、パルクールとか、そういうどちらかと言うと最近のエクストリームスポーツのお話で、動画を見たりしながらの楽しそうな授業。みんな興味津々。高いところから飛ぶ映像見て、きゃーとかひゃーとか。

 

こ、これが今時の教育教材か…。そりゃICTだネット通信環境だタブレットだ、必要になるわけですよ。

 

スタンダード・コース、時間まるまる見れたわけじゃないですが、基本先生は英語、生徒は英語で返したり、日本語でしゃべったり、でもすごいなあと思ったのがみんなある程度は理解できているということ。ヒアリング的なスキルが高いという印象です。個人差はあるにしても、小学校から英語に親しむ的な教育の成果が出ているのかしら、という感じは確かにしました。

 

ネイティブ・コース(上級クラス)

1コマの授業の中でスタンダードコースとネイティブコースを両方見に行くわけなので、途中アウト途中イン。ちょっと失礼して別室の2年生ネイティブコースへ。

 

見学した2年生のネイティブ・コースで学ぶ子は5人。そしたらこちらもエクストリームスポーツで授業してました。見てる動画はちがう上、ドキュメンタリーぽいインタビューとかも含まれてるやつ。レベルは違えど、学ぶトピックはおんなじで。

 

映像を観ながらというか聴きながら、英語で書かれたプリントをみんな一生懸命やってるの。もちろんその映像に関することね。そーね、例えば『世界記録樹立したのはいつ?』とか『アイガーってどこの国にある?』とか、『この人、なんで飛び続けるの?』とか。そして先生のトークも早い早い。早いというか普通。

 

でも動画というか映像というか、ネイティブじゃない子達、ヒアリングがまだちょっとという子達に向けて先生が『さて、もう一度同じの見るけど、再生スピード今と同じままにする?それとも少しゆっくりにする?どっちがいい?』と聞いてましてね。ちゃんとそういうのも配慮してくれるんですね。

 

六本木中学校にはいわゆる外国人と呼ばれる子達が約1割、いわゆるハーフとかダブルとか呼ばれる子達が約1割、合わせて30人くらいになるんでしょうか。そしてネイティブ・コースにはおおまかに3パターンの子が在籍しています。1. 英語が母国語2. 英語が母国語ではないけれどそこそこ慣れてる3. 英語が母国語ではないけれどレベルが少し上で頑張ってみたい子。生徒と保護者の希望と、先生と学校と面談してクラス決めるそうです。

 

クラス分けのよいところがですね、入れ替えがある程度フレキシブルということです。頑張ってみてやっぱり難しいようならスタンダードに、もう一度頑張ってみたいならネイティブにと、学校側の判断もあるけれど可能な限りドロップアウトからの英語嫌いにならないような策を取りたいと、取っていると。先生方もものすごく慎重に、気を使っておられると。そうですよね先生。

 

次に1年生のネイティブ・コースを見学したわけなんですけど、お休みしてる子もいたようですがその日は6人。男子と女子、離れすぎですよ。わからないでもないけど。いや、別にいいんですけど。

 

1年生のネイティブ・コース達の子、2年生と比べてわいわいがやがやしてて楽しそうな感じでしたね。授業の内容は風力発電とかクリーンエネルギーについて。英語の授業なんだけど英語じゃない。なんだろ、英語圏に留学してる雰囲気(勉強面においての話)が十分得られるような、そんな感じがします。ものすごくいい。私、好き。

 

ネイティブ・コースの特徴は、『英語を英語で理解する力を得ようとするスキル』が付くかもしれない機会の場を提供していると思います。そこにいれば自然とどうにかなるというわけではなく、興味を持ってもう少しできるようになりないなとか、そういうキッカケ作りにとても良いコースかと。

 

確かに、難しいコースではあると思います。ネイティブ・非ネイティブが混ざる中でどの子のレベルに合わせた方がいいのか、先生方も悩むというし。

 

ネイティブ・コースのもうひとつの利点

さっきも少し触れましたけど、海外にルーツ的なものをもつ生徒が六本木中学校は約2割。日本語の語学レベルはちょっと置いといて、そういう子達にとってもネイティブ・コースは必要なんです。特に英語圏に所縁がある子。

 

みんな楽しそうなんですよ。リラックスしているんですよ。ひょっとしたら環境とか文化とか言語の違いからくる、色んなストレス発散の場になってるぽいんですよね。そういう子達にとって少しでもリラックスできる場があるというの、とてもいいことだと思うんです。

 

先生方もそう言うくらいですもの、本当にリラックスできる場なんでしょうね。わたくし、日本人で英語力高めの子のためのクラスがあったらいいな、とだけ思ってたフシがあるわけですけれども、今回見学することで考えたこともない新たな波及効果を初めて目の当たりにしました。もっと色んなことを、可能性を考えないとダメですね。反省。

 

まるっと見学まとめ

英語科国際 = 素敵

スタンダード・コース = 素敵

ネイティブ・コース = 素敵

 

特にネイティブ・コースは自分が高校生でアメリカに留学したころ、高校に入る前にホームステイしながら少し通った外国人のためのESL(英語が第2外国語用の人)クラスみたいで、『英語で考える』ことが大変だけど辛いけど少し楽しくなってきた、そんな感じのことを思い出すような雰囲気でした。見てただけだけど。

 

ネイティブの子はイキイキしてるし、ネイティブじゃない子はドキドキしてるし、でも不安で不安で仕方がないという子はいないような気がします。週1回1時間の英語圏留学、そんな感じ。いや、よかったな見学させてもらって。がんばれ六中生。君達が得るのは、週1回だけど私立並みかそれ以上の環境と、あと確実にガッツです。


 

六本木中学校、英語科国際ネイティブ・コース その1

城南中…もとい六本木中学校の英語科国際の授業に『ネイティブ・コース』とやらが開始されてまもなく1年、今更の時期でタイミング的にどーなのというご指摘あるかもしれませんが、校長先生にお願いをしてクラスを見学させていただきました。視察なんてそんなおこがましい、見学です見学。

 

東町小みたいな国際学級のある学校、ない学校でも港区は小学校から英語とか国際科のような充実したカリキュラム様々で、外国の子も日本の子も結構英語の理解できてる子が多いわけですけども、そのあたりモチベーション下がらないようなレベル別のクラス展開が中学で要りませんか?

 

そんなようなことを区長・教育長に向けた一般やら予算委員会で初めて取り上げたのが確か2016年の今の時期。2年前か。

 

その後もお願いし続けた結果、港区さんは『じゃあ週一回の港区独自の英語科国際授業でオールイングリッシュのクラス作ってみることにしますね』と、まずは六本木中学校にネイティブ・コースというのを設置してくれたんです。そういう経緯があります。

 

まあまあ、たまには実績的なもの超絶アピールさせていただいてもバチは当たらないかと。だって地域のみなさんが望んでたことがある意味カタチとなったんですもの、オレの意見採用されたよ頑張ったよ!(本当に頑張ってくれたのは港区と六本木中学校)と、時々セルフモチベーション高めないとツライ時だってあるんです。人間だもの。

 

先生から聞いた話、このネイティブ・コースができたから六本木中学校に来たという生徒も少なくないようで、学校選択理由アンケート的なものでも上位だそうです。

 

東町小の卒業式でも六本木中の入学式でも『ネイティブ・コースで勉強するのが楽しみです』的なことを言ってくれた子もいたし、そんなの聞くと多少なりなんか役に立ってることあるのかなあって、おばちゃん涙腺よく崩壊するの。

 

(´;ω;`)ブワッ

 

で、そんな英語科国際授業なんですけども。

 

どういう授業をしてるのか、どんな効果とか成果的なものがあるのか、前々からずっとずっと気になってはいたものの、奥ゆかしい性格故に『見学したいって言ったら学校の邪魔にならないかな』とか、そんな遠慮をずっとしてたんですけども。快くどうぞどうぞと。ありがとうございます。

 

でもね、先生。これちょっと小っ恥ずかしいです。いや、こういうの無かったらほんと普通に不審者なのかもしれないですけど。はずかちい。とにかく、ようこそ!と入り口から快く受け入れてもらえました。すいません。

 

 

本当は火曜日にアポイント頂いてたんですけど、ホラ、月曜大雪だったじゃないですか。火曜日の朝1時間目からの授業ってどうなんだろうと思ってたんですけど、やっぱり学校の色んな都合でちょいとアレでしたので延期に。降りましたねえ、積もりましたねえ、雪。雪かきしないところの歩道、日が当たらないと溶けない上に凍って未だにツルンツルンですよ。

 

ということで、前置きが長すぎて内容は次回に続く。いつものパターン。これが安定の小倉りえこクオリティ。


 

2018年はニャンともワンだふるで

絵文字というのか顔文字というのかaaというのかどうでもいいことですけど、((((;゚Д゚))))))) なのか (´Д` ) なのか ( ゚д゚) なのか (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ なのか 。゚(゚´Д`゚)゚。 なのか、色んな意味にも取れるようなことをよく耳にします。

 

ま、大抵は誹謗中傷の類です。よくあること、仕方ないですよね。公職的なモノに就いてるわけですし、あっ公職的なモノ関係なくてもあるわけですけど。ご家庭の中でもあるかもしれませんし、学校職場だって然り。仕方ないですよね、好き嫌いはあるもんですから。私だってありますよ好き嫌い。ナスだけはお漬物以外ちょっとね…あ、ナスDは結構好きです。

 

先日、とある方から『がむしゃらに頑張りなさい』と言われました。それからしばらくしてとある方から『頑張りすぎるとダメだからね』と言われ、同じくらいにとある方を通じて『誰々さんが必死になりなさいよって言ってたよ』とも言われました。そしたらまたとある方から『今まで通りでいいからね』と。

 

この3年近く『頑張るってなんだろう』と毎日疑問に感じてる身、頑張って毎日考え事をする、頑張って地域を歩いてご意見聞く、頑張って調べ物する、頑張って年4回報告書作る、頑張って年1回誰でもどうぞの報告会開く、頑張って議会の質問考える、頑張ってみんなの要望を採用してもらえるようにあの手この手を考える?

 

…はっ!当たり前のこと過ぎて頑張ってねえし!というか頑張らなきゃできないことじゃないし!こんなことで頑張らなきゃいけないなら議員ってどんだけポンコツの類だよ!…あっ、特になんもしてないけど最大限何かやってる感を出すことだけに頑張れっていうならそれは無理、ムリでーす!

 

365日そんな頭の中なわけですよ、ほら、誰よりも議員という生き物をdisってる議員なんですもの。聞いちゃいますよね、『頑張るってどういうことで頑張ることを期待されてるのか?』と。聞きましたよ。

 

議員あるある

頑張りなさいよ=新年会たくさん行きなさいよ(ご招待いただいてないとこにも行きたいんですけどってアピールしなさいよ)

 

…OKグーグル。『頑張る』がこの基準になると、1年のうち11ヶ月はテレビ観てるだけでいいみたい。アカン、アカンでソレ。議員とか議員経験者とか議員に近い人からしか出てこない発想かもしれんコレ。

 

そんなことばかりを考えて、議員のお役目ってなんじゃろなと365日考えて、3年近く経つわけじゃないですか、そりゃそういう目でしか議員を見てない人から言わせると『アイツ、やる気ないらしい』らしいです。知らないけど。

 

『新年会は誰々より多く行かなきゃな!』というような鼻息荒い活動の仕方も、ま、よくある話だそうですよ。知らないけど。色んな方とお話できて貴重な機会であることは間違いないです。新年会は色んなこと考えさせられます。

 

2018年とは

人間色々、立場によって2018年がどういう年かはバラバラです。十人十色。それはそれはもう、ニャンともワンだふるな年にしたいと。

 

今年は来年に向けて準備の年です』とか、そんなこともご挨拶でチラホラと聞くたびに(´Д` )って顔になっちゃいます。

 

それはそうと、そろそろ季節的にとっくの昔に誰かが畑を耕して種まきして毎日水やりしてさあお花を咲かせる準備が整ったよというところに、私もバケツで一回水まきしたからという理由で『私が咲かせました!』と言い始める人がでる時期らしいです。よく聞きます。知らないけど。

 

『言ったもの勝ち』というのが政治の世界らしいんですけど、あんまそういうの好きじゃないし真面目にやってる人に対してとっても失礼な話でもあるし、そういうの議員になって改めて初めて知ることでもありましたし。学ぶことも学んだことも常にたくさん。

 

とりあえずそうですね、公立中学英語科国際のネイティブコース日本語学級の需要あたりは大切に大切に畑耕して種まきしてきたものでありますんで、そのあたりをニヤニヤしながら耳をダンボにしていきたいと思います。

 

ま、もちろんたくさんの人が『それアリだよね!』と後追いしてくれる視点って結果的にいいことですもんね。最終的には港区のいいことに繋がりますように。


 

港区ワールドフェスティバル。大使館も商店街もあるよ。

さて、今年もやります港区のワールドフェスティバル。いくつかたくさん目玉はありますが、やっぱりメディアの取材を含めて国際色豊かな港区らしさを前面に出せるのが、大使館等周遊スタンプラリーというやつですかね。

 

基本、毎年のように宣伝と言いますか、注意事項と言いますか、そのあたりをこの時期にお知らせしているわけですけども。2016年には「2015年に参加してくれた大使館は15だったけどそれを30まで増やすのが目標です!」という区役所の計画を応援すべく、実行委員会とともに大使館に足を運びプレゼンして交渉してみたり。

 

大使館にご迷惑かからんようにみなさんご協力お願いしますね、とかお願いしてみたり。ああ、いろんな大使館を訪問して港区のためにご協力をお願いしますと…もう2年以上も前の話なのか…大変だったけど楽しかったなあ…。

 

昨年も同じように宣伝と注意事項をお知らせしたり。あぁ、一年経つのって早いなぁ…。

 

そんな港区ワールドフェスティバル、1/17(水)から3/25(日)まで、いろんなところでいろんな方法で、いろんな楽しみ方を個人個人で見つけてみてください。大使館訪問、予約でいっぱいになるところも多いです。でもこれは大使館の善意というところがとても大きいんです。

 

人数制限あって時間も指定で、しかも平日の午前とか昼間とか無理ゲーです』と、そりゃ確かに生活スタイルで無理ってなる方も多いでしょう…というかほとんどそうかもしれないです。でもでも、予約も不要で訪問できる大使館もあります(指定日だけど)ので、そこは諦めたら試合終了です。

 

時間的に訪問って絶対できない生活スタイルだけど、冊子持って散歩で大使館巡りするだけでも面白かったよ。別に入らなくとも外から見るだけでも面白かった』という、超マイナーなお声も聞いたことありますし。

 

大使館に興味なくとも、区内の参加店舗をご利用いただくと、国紹介のカードもらえます。特定数集めると、最終日の打ち上げ的なイベントで何か当たる抽選権利でます。あれですね、◯谷園のお茶漬けの浮世絵カード的なコレクションとしても良いでしょう。今回、実家の店舗が配るのはオランダです。このカード誰のだ、オラんだ、のオランダです。

 

楽しみ方は人それぞれ。

 

ワールドフェスティバルは港区最大の国際交流イベント、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部より正式に「beyond 2020プログラム」の認定を受けてるワールドフェスティバル。『こんな港区しかできないような国際交流、オリンピックの文化プログラムとやらの条件にビッタリじゃん!』と言ってみたら、翌年には認定申請してくれたワールドフェスティバル。課題とか色々言いたいことはありますけど、色々な意味で感慨深い。


 

木を気にする中での気になる木

この木なんの木、ハナミズキ。港区の木というやつですね。ちなみに港区のお花はアジサイとバラです。バラはちょっとよく観察したことないのでわからないですけど、ハナミズキとアジサイは道路っぱたでよく見ます。たくさん植えられてますよね、港区。

 

↑の画像は赤羽橋から芝公園までの道のとこなんですけど、ここは都道だからかと思いますが『この木はハナミズキでっせ』と、荏原製作所さんと東京都の名前入りのプレートとセットになって、通る方々にハナミズキという木であることをお知らせしてくれてます。どうもありがとう。

 

港区さん、都会の真ん中だからこそといいますか、緑を大切にしたいと常々言っておられます。自然を大切にとか緑被率とか、その割に自然とか文化的なもの潰したりもしてたり、なんだかなあと感じちゃうときも時々ありますけど、それは今回さておいて、街路樹のお話をほんの少し。

 

中途半端に伐採

昨年のいつ頃でしたかね、夏前くらいでしたかね、いつものようにまちをウロウロしてた時にすっごく中途半端に伐採されてる街路樹があるのを見つけたんですよね。何だろうかと思うと同時に、『もうちょっと低かったら座れる切り株で便利だったのに』と一瞬思ってしまったことを覚えてます。

 

幹の中とか痛んだり腐ったり、倒木の恐れアリと判断された街路樹だったようで。スパーッとちょん切られてたわけですね。ちゃんと港区中の街路樹を樹木医が点検をしていると。素直にへぇーっとなりました。

 

そのうちどうにかなるんだろうなとしばらくの間観察してたんですけど、特に変化なく。そしたら何人か地域の方々から『アレ、どーなの?』『なんなの、アレ?』と聞かれるようになりまして。植え替える予定であるということを支所が教えてくれたわけです。

 

植え替えるにあたって、植樹に適した季節っていうのがあるんですって。そういうの全然詳しくなかったもんで、へぇーって。でもハンパにちょん切られた木をそのままにしておくのもあんまりねぇ…という地域の希望もありまして、根っこを先に抜いてもらって土系の水がちゃんと通るような素材で植え替えまで穴を塞いでもらったり、そういうことを支所に対応してもらったのが夏前の話。

 

植え替えの季節

木によって植え替えの季節は異なるようで、そういうことにも明るくなかったのでへぇーっとしたのはお伝えしました。『寒くなってからね!』ということだけは聞いてました。そしたらですよおくさん、お恥ずかしながらわたくしそこで初めて『港区の街路樹って何種類かあるらしい』ということも初めて知ったわけです。いやはやお恥ずかしい。

 

『港区の木はハナミズキっていうから街路樹は全部ハナミズキだと思ってました』、くらいの認識でした。ホントすいません。

 

お花や身の付く木なら見た目でわかるんですけど、葉っぱだけの木はシロウトには判別難しく。まして『あれ?あそこの木って花咲くやつだっけ?咲かないやつだっけ?』なんて、昨日の晩ご飯何食べたかも時折思い出すことが困難になるときもかあるじゃない、人間だもの。

 

なので木があるかないか気にも留めなかった方もいらっしゃるとは思いますけど、とりあえずそろそろ植え替えですと役所から教えてもらったところをいくつかご紹介。

 

↑ここ、クスノキです。抜根は既にしてもらってるので、植え替えは3月末。麻布十番商店街の大通りね。靴屋さんのとこ。

 

↑ここ、ハナミズキ。今月1月下旬に植え替えだそう。ここは大通りじゃなくて雑色通り。焼き鳥美味しいとこ。

 

↑ここ、トチノキ。1/18に抜根して、ここも下旬に植え替え。パティオ広場の化粧品屋さんのとこね。

 

↑ここ、コブシ。一昨日の1/10に抜根して、やっぱ下旬に植え替え。大通りのスーパーのとこね。

 

↑ここ、マテバシイ。1/17に抜根してやっぱり下旬に植え替え。ちょっと古い画像だけど仙台坂上の公衆トイレのとこ。

 

とまあ、今回気付いたとこだけで5種類。港区管理の街路樹が区内にどんだけあるんだろうかと。調べればわかりますけど、要はたくさんあるわけです。

 

年イチのタイミング

今回色々聞いたりお願いしたりしたわけですけど、しょっちゅう植え替えはできないもんなのねと改めて学びました。つまりはおそらく年1回のタイミング、どういうタイミングで何をアレするのが景観的にも役所の仕事効率的にも良いものだろうかと途方に暮れてみたわけ。

 

『夏前に切る→植え替えは年明け』で半年以上空くのが普通なのか、『切る、抜く、植え替える』を同時にするか、『切る理由は倒木の恐れアリだからとりあえず先に切って』できるだけ短期間で全部をやるのがベターなのか。

 

街路樹の管理をしているのは各地域の支所のまちづくり担当課。もしお住いの地域でハンパな木があって、どうしても気になるようなら連絡してみてください。多分『植え替えますのでちょっとお待ちを』という回答だとは思いますけど。

 

ただ、ただですよ、三田1丁目近辺にあるこういう木、これは何だろう。倒木の恐れアリにしては木が細すぎるし、なんか植え替えに失敗して育たなかったとかなんでしょうかね?気になる木。


 

オリンピコ、パラリンピコピコ、オリンピコ(5・7・5)

ここ数ヶ月の小倉りえこ、頭の中は98%くらい未知の領域のことでいっぱいいっぱい。毎日が未知との遭遇、21世紀まちづくりの旅。どうも小倉です、区議会議員やってます。自民党さんぽくないと言われますけど自民党さんです。一応。

 

先日、都議会棟にお邪魔することがありました。新国立競技場建設・周辺まちづくり推進研究会という、それはまあ素晴らしきかな会に参加してきました。研究会会長・研究会幹事長、共に自民党都議。参加したのも国立競技場周辺の新宿区、渋谷区、港区の多分みんな自民党区議と各区役所の所管課長さん、東京都の関係局さん、日本スポーツ振興センターさん。

 

新国立競技場、ただ今絶賛建設中。最寄駅的にはJR千駄ヶ谷、JR信濃町、大江戸線国立競技場、銀座線外苑前、こんなとこでしょうか。港区からは外苑前からてくてく歩いて、秩父宮ラグビー場を通り過ぎ、神宮球場を通り過ぎ、そしたら見えてきますねちょろっと前の方に。

 

先日、青山のとこのイチョウ並木を眺めついでのお散歩がてらにあの辺てくてく歩いてたんですよね。そしたらトンカントンカン工事してましたよ、新国立競技場。なんか結構できてた感じ、カタチ的に。えーと、その写真がですね…

 

写真…ない!撮ってない!

 

ま、そんな新国立競技場なわけです。今色々とややこしい東京都でありますが、状況のご報告や意見交換を含めて会合があったということですね。そんでお勉強させていただいたと。周辺区への情報共有、どうもありがとうございます。

 

新国立競技場のPRムービー見せてもらったり、建設スケジュールとか教えてもらったり。輸送のオペレーション含め、なーんにも決まってないに等しくて、決まってるのは開催期間だけというようなお話もあったりなかったり。うーん

 

その中で質問タイムがありまして、渋谷と新宿の議員さんからのお話をへえーって聞いてました。他区がどういうことに関心を持っているのか、正直全然わかってなかったし、1ミリたりとも気にしたこともなかったんです。ごめんなさい。

 

心配事

新国立競技場へは公共交通機関をご利用くださいとかが東京都の姿勢みたいだけど、近所の人は自転車だってアリよ。駐輪場少なくね?もっと先のこと考えなさいよ。

的な課題もあれば

新しい明治公園とかどうするのさ?

的な疑問もあれば

交差点の名前をわかりやすいやつに変えないと誰も辿り着けないわよ?

とか。

 

ふーむ。近隣区の区議さんとか近隣区選出の都議さんとか、もちろん港区選出の都議さんもですけど、自民党さん一丸となって色々頑張っております。あっヒトゴトぽくなってしまってごめんなさい。そういうアレではないんですけど。

 

どんな事が気になっているか、どんな問題がまだ残っているか、全体のお話を知るとってもいい勉強になりました。港区だって色んな影響ありますし、オリパラきっかけに区民マラソン大会やりましょうとかそんなことで一喜一憂してる場合じゃなさそうな、真面目な課題山盛り。

 

都議さんからのお話の中で、やっぱり自民党さん的なものなのかもしれませんけど、一番大きな問題と思われるものが『環状2号線』。アレです、豊洲とか築地とかのアレの延長的なお話ですけど。

 

一番いろんなことに影響ありそうな心配事

選手村から新国立競技場まで選手を運ぶため、大型バス300台がピストン輸送。道路がどのルートで何車線あるのかは置いといて、300台を一列に数珠つなぎに並べると、約3キロ。常時3キロの渋滞が2020年7月24日(金)に起こるのに解決策未だにゼロ。

 

各国VIPとかお偉いさんの扱いとか、開会式を見に行きたい一般ピーポーとか、海外から観光客ピーポーとか、オリパラ関係なくお仕事してる方々は含まれてはないわけですよね。選手とはまた別の話。解決策、今のところまったく提示されてないようで。

 

だからこそ、7/24の開会日を休日になんてお話が出てきちゃうんでしょうかね??

 

おおおお、オリンピコとかパラリンピコどうなるの。しっかりしてよユリコ。

 

そんな心の声まで聞こえてきちゃう。議員さんの立場とかお役所の視点からになりますと、『誰かがなんとかするんじゃないの』『どうにかなるでしょ多分』という人任せはダメなわけでして、とかいって個人で解決できるような問題ではないわけですし。とかいってアイツのせいだ的なことばっかり言い続けたってなんの解決策にもならない。あああ不安。なんかできることないんですかねえ。

 

2020

個人的にも気になることひとつあるんです。質問とかするまでのものではないんですけど、すっごい気になってることが。つまらんことかもしれないですけど。

 

港区さん、『2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会』を『2020東京大会』と短く簡潔にわかりやすく縮めた単語にしました。これで統一してくださいと、書面だとか記載だとかお役所表現としてこうなってます。2020東京大会。

 

『2020』。さ、みなさんこれ何て読む?

 

普通のひと:にせんにじゅう

港区さん:にーぜろにーぜろ

東京都オリパラ準備局:にーまるにーまる

 

 

どれやねん!

 

港区は行政が『にーぜろにーぜろ』で統一します、という風になっているので、お役所含めた世間一般でにーぜろにーぜろという読み方で統一されてるのかと思いきや、研究会では東京都のオリパラ準備局の方が『にーまるにーまる』って読んだんですよ。ほとんどの人は気付いてるか気付いてないか知らないけど、スルーしたと思いますけど。

 

読み方が統一されてないくらいだもの、そりゃオリンピコに向けて気運がどうのこうのなるわきゃない。


 

有効票と無効票のお話ね

さてと、今回は無効票と有効票について少し説明しますね。選挙の投票において絶対条件なのが『氏名だけ』でございます。つまり、『苗字と下の名前以外のひと文字でも書くと審議』っていう感じで物言いがつきます。それが例え、棒線一本であれ。

 

えーと、前回に自動の読み取り機でバババーっと読めたやつ、読めなかったやつ、まっちろ白票に100票ずつ分けられるってお話しました。 そこからは人が目でちゃんと見ていくんです。100票の束、点検係という20人以上いるようなセクションに運ばれていくわけ。

 

有効票の行方

輪ゴムで束ねた100票の束がどんどん運ばれてくるわけなんですけど、それを『点検係』に配置された職員さんが中身をチェックします。ちゃんとその候補者の名前が書かれてるか、そういうチェック。ちゃんと1枚1枚の確認作業。

 

有効票はまぁ悩むことが多分そんなにないので、間違いようがそんなにないと思うんですけどね。でもその中でもちろん『むむっ!?』というやつが紛れ込んでることもあるとは思います。そこは別セクション送りの刑。

 

そんで次が銀行とかでお札数えるようなアレでバラバラバラーって『計数係』が数えます。ちゃんと100票ですねって。で、ここが終わると100票でまとめてたのを今度は500の束にするのが『審査係』。なんやら確認のハンコでもついたり、ちゃんと100の束が5つできましたよって。

 

ちなみに有効票の指標というか、有効とした判定の事例などちゃんとあります。こういうのを参考に、職員さんたちがブレない判断をしてくれます。ちなみに、我々立会い人が会場内をウロウロしてますけど、選挙管理委員会の職員さんたちも会場内をウロウロしております。

 

最終のがっちゃんこするまでの有効票の流れはこんな感じ。多分間違ってない。

 

白票の行方

自動の読み取り機で振り分けられた何にも書かれてない白票、これもやっぱり輪ゴムで100票ずつの束にされるわけですが、お次に『リジェクト分類係』というところに運ばれていきます。そこでバババーっと中身をちゃんと確認して、全部白ですね無記入ですねって確認してから次に送られるのが『調査係』。

 

この調査係でも白票担当の職員がちゃんと1枚1枚中身を見て、100の束を作って審査係に送って、そこが500の束を作ると。シンプル。

 

というか、白票も無効票です。

 

無効票の行方

まず、無効票の定義をざっくりと。11項目あります。ひとつでも当てはまれば、物言いつくことなく無効票送り。立会人説明会でもらった紙の中で2と3の違いがわからんことに改めて気付く。というか、2と3と5は『立候補してない関係ないやつ、ダメ』とひとくくりにできないものか。

1. 投票用紙が違う

2. 関係ない人の名前

3. 関係ない人の名前(違いがわからん)

4. 1枚に複数の名前書いちゃった

5. 関係ない人の名前(違いがわからん)

6. 名前プラス余計な何か

7. 自分で文字書いてない

8. 達筆過ぎて読めねえ

9. 白紙

10. 関係ない文章とか

11. どうでもいい記号とか

 

 

で、無効票なんですが、機械→リジェクト分類係→調査係と、白票と同じような手順で中身が確認されていきます。はいこれ無効、これはこうだからやっぱり有効でしょ、そんなことをやいやい相談しながら、調査係に配置された職員さんたちが頑張って手作業してくれます。↑に挙げた理由で明らかに無効判定が付くならわかりやすいんでしょうけど、微妙なのありますよね。

 

可能な限り、投票してくれた人の気持ちを汲んであげたい』という前提のもと、職員さんたちが頑張ってみますけど、今までの事例というのも参考にしながら判断されていくようです。以前にこういうことで揉めたけどその時の判断はこうだったのでブレないようにとか、裁判の判決とか、そういうのを参考にしながら。なので、毎回毎回の開票で『今回こんなもんでいいんじゃないすか?』、『もうこれこっちでいいっすよね?』的なものが含まれる余地は無いと、無いと言い切れると。そんな印象です。

 

↑の無効票判定の6と10あたりをわかりやすくいきますね。自分を使って例えてみますと『小倉りえこちゃん』『小倉りえこ*』『小倉りえこがんばれ』『麻布十番商店街の人』など、全部無効票行き。しかもソッコー無効で再考の余地なし。ここは法律かなんかで決められているので、可能な限り投票してくれた人の気持ちは汲み取ってもらえないシステム。

 

小倉りえこ、自民党さんなわけですけれども、ご丁寧に政党まで書いてくれちゃう場合もありまして、それが例えば『xx党(自民さんじゃないところ)小倉りえこ』と名前はあってても政党が違う場合の無効。あっ!ひょっとしてこれが無効の例の3か!

 

疑問票の行方

で、どーしても微妙すぎてどうしようとか、これは判断に悩む的なやつがでてくるもんらしいです。それが疑問票。調査係の10人以上いるグループがやいやい相談してもわからないやつ。それがどこに行ってどうなるかと言いますと、『調査係(判定担当)』という所に送られて、これまた結構分厚い判定マニュアル的なやつで調べながら有効か無効かを判定すると。大事なポジション。

 

候補者の名前にマルが付いている場合はどうだ、バツが付いている場合はどうだ、候補者の名前をシカクで囲っている場合はどうだ、枠内に名前書いてるけどバツが付いてて欄外に名前が書いてある場合はどうだ、判定のところにくる疑問票はこんなわかりやすいものではないですし、もっと複雑なもんらしいですけど。

 

で、すごく最後の方の最終の最終くらいで、この判定係が『これはこうこうこういう理由で有効(または無効)としたいと思いますが、立会人のみなさんどうでしょうか?』と、立会人に話を振るという流れになります。

 

経験を積んでるとか、判断に迷いがないとか、明確な基準というのはわたくし部外者なのでよくわからんちんですけれども、聞く所によると『経験値も高く、判定能力が高く、仕事できる職員さんが配置される』ようですよ。

 

あっ、職員のみなさん、すべて終了したところから帰っていいような感じですが、やっぱり最後の最後まで残るのは調査係。投開票って日曜日じゃないですか、次の日は月曜日じゃないですか、開票すべて終了したの夜中2時とかじゃないですか、片付けだのなんだのでもっと遅い職員さんたちいるじゃないですか、職員さんたち数時間後にはパリっとした格好で役所で通常営業じゃないですか。当日開票と翌日開票ってどっちがいいんだろうかと、ちょっと考えちゃいましたよ。

 

無効票の中身

今回の港区、無効票だった割合を計算してみました。東京1区の場合だと小選挙区(候補者の名前書くやつ)が約2.3%、比例区(政党書くやつ)が約1%。ちなみに東京2区の場合だと小選挙区が約3%、比例区が約1%。要するに、必ず無効票ってでるわけですよね、なんらかのカタチで。

 

今回の初めての立会人、『無効票ってどういうのが含まれてるんだろう?』っていう興味が個人的に一番高かったわけです。立会人の最終最後の大切なお仕事は『500にまとめた票の束にハンコを押すお仕事』と『票をしまった5年間保管行きの箱を封印してハンコを押すお仕事』でして、そこで無効票のハンコを押す際に見せてちょーだいとパラパラパラ〜ってみました中身。

 

えーと、東京1区の小選挙区の方で覚えている限り、多かった順は

白票(数えるの忘れたけど半分から2/3くらいだったような)

〜〜〜〜〜 ボールペン試し書きのようなアレ

『(候補者の名前)がんばれ』的な余計なコメント・文字

政党党首の名前

タレントの名前

東京2区の候補の名前

別の県の候補の名前

『投票したい人なし』というコメント

現職港区議会議員の名前

 

そんな感じの初めての立会人。そういえば先日の葛飾区の区議会選挙で当選と落選の境目が1票だったと聞きました。こういう時必ず『意図的に無効票を〜』と感じる方も少なくないと思いますが、正直な話、とってももったいない票というのはたくさんあって、そういうので差がついちゃうというのもあるんだろうななんて思ってみたり。

 

『投票へ行こう!』と呼びかけるのは大切なことだと思いますけれど、立会人を経験してみて『無効になるもったいない票が結構あるよ!あなた大丈夫!?』と投票してくれる人にも教えてあげたい。

 

あっ最後に『開票作業がんばってください』という区の職員さんへの応援メッセージ、ほんわかするかもしれないけど選挙的には無効票ですからね。以上、立会人の長いお話おしまい。