港区議会 自民党議員団を代表しまして。その1

代表質問という役を先日仰せつかり、自民党さんを代表しまして区長と教育長に質問をした次第であります。どうも、小倉りえこです。ええ、自民党です。どういう質問をして、どういう回答があったかをざっくりご報告いたしますね。項目的には、長期戦略の制定ふるさと納税都区財政調整予算編成方針特区制度人口増用地確保学校施設用地総合支所制度地域包括ケアシステム麻疹風疹混合ワクチン児童相談所商品券民泊清掃事業土砂災害対策、こんな感じでしょうか。

 

1. 戦略的長期ビジョン

Q:  「港区基本計画」という前期3年、後期3年の計6年で区の運営とか事業とかまとめられてますけれど、7年目以降のものって何もないんですよね。10年以上先のビジョンとか作った方がいいんじゃないですか?

A: 2060年の人口を約29万人と定めてますし、長期ビジョン作ってないですけど、まぁがんばっていきます。

(´-`).。oO(おや…ついこないだまで10年後くらいには30万人超えるとか言ってたはずなのに…

 

Q: 3年ごとに1年くらいかける見直し業務で区の職員さんたち疲弊してヒーヒーしてますよ。期間の見直しした方がいいんじゃないですか?

A: 平成15年の時に、前期4年後期4年だったのを3年ずつにしたんですよ。計画期間のあり方につきましては、社会経済情勢の変化に適切に対応した期間となるよう、今後も研究してまいります。

(´-`).。oO(職員さんがヒーヒーしてるのは見事にスルーされたぜ

 

2. 行財政運営

Q:ふるさと納税って安定した寄付があることが前提ですよね。来年は寄付者がゼロになるかもしれない中で、寄付事業の選択肢をどんどん増やすって、ちょっと無責任かも。将来設計どうなんですか?

A:9月10日までですけど、22人から145万2000円の寄付と応援メッセいただきました。寄付による地域貢献を実感してもらいたいんですよね。だから寄付事業の充実の運用改善をしていきますね。

(´-`).。oO(…はい

 

Q:都区財政調整の交付金、東京都がくれるもの・くれないものありますよね。交付金に依存はするべきではないんでしょうけど、児童相談所関連交付金とかくれてもいいものあると思うんです。東京都にどうやって交渉していきます?

A:粘り強く主張していきますです。

(´-`).。oO(がんばってー応援してるー

 

Q:教育をしっかりがんばろうと、各学校さんからの予算要望ってあるじゃないですか。そういうのどうやって予算編成に反映させるんですか?

A:教育長自ら各園長・校長のプレゼンを受けます!んで、充分に理解したら予算に反映させたいと思います!初めての試みです!

(´-`).。oO(がんばってくださいー

 

3. 特区制度

Q:産業振興の分野でもっと特区制度使えないんですかね?商店街中心のエリアマネジメントで規制緩和して賑わいみせてるとこ他の区でありますよ?

A:区内中小企業の国際的ビジネス展開を支援を着実に進めます。

(´-`).。oO(…商店街

 

4. 人口増に伴う対応

Q:20年後の港区、今より人口5万人多いらしいですよ。要はあと30年とか40年とかそのくらいの時間、今より多い人口と限りある施設で耐えていかなきゃいけないんですよね。どうなんです?

A:施設の長寿命化とか、複合施設とか、賃貸借とか、施設整備を計画的に推進していきますね。

(´-`).。oO(がんばってー

 

Q:でもね、絶対的に土地足りないよ。特に学校。建て替えとかしたら仮校舎とかいるじゃん、子供増えてるのに学校拡大できないじゃん。

A:教育委員会が早期に調査して、区長部局と連携して、民有地とか含めた学校隣接地の活用とか調べていきます。迅速かつ柔軟に。

(´-`).。oO(期待してますよー、学校用地問題って必死ですよー

 

5. 総合支所制度

Q:地域のことは地域で、という総合支所制度なんですけど、いいと思うんですけど教育委員会との関わりだけスルーしてません?

A: えーと、執行体制の充実を図ってまいります。

(´-`).。oO(…はい

 

Q:というか、教育委員会の機能を支所に置くとか、そういう方が地域のことは地域で頑張れるだろうし、色々有効なんじゃないの?

A:検討していきますー。

(´-`).。oO(ここが今回の個人的にキモな質問。がんばってくださいー

 

Q:総合支所長と本庁の支援部部長が兼務なんですよね。兼務のメリットがないようにも見えるんですけど、専任で支所長業務に注力していただくように見直しません?

A:ちゃんと有効に機能しています!でも兼務に伴う課題は整理します…。

(´-`).。oO(見直しせよー見直しせよー

 

6. 地域包括ケアシステム

Q:在宅医療とか、療養とか、介護とか、相談窓口が区内で2つになりましたけど、利用者が増えないことには改善もできないですよね。どうやって利用の促進していきます?

A:年末には区民向けに利用案内とか色々な情報を掲載した「港区在宅療養ガイドブック」を発行します!周知にがんばります!いろんな関係機関と相談対応事例を共有して促進していきます!

(´-`).。oO(がんばってー

 

続きは次回に。


 

『わたしは』インプレッション

議会の質問というやつはなかなか奥深く、しかも触れられたくないとこにあえて触れたりするのでなんとなく慈悲深く、とかいってブラボー・ハラショー連発するなら罪深い。誰に対して何を話すんだというところが人それぞれ違うわけです。

 

区長に言葉にしていただきたい質問

区長・副区長によく聞いていただきたい質問

職員さんに聞いていただきたい質問

区民のみなさんにアピールするための質問

職員さんにこの機会に役立てていただきたい質問

ただ言いたいだけの質問

所属政党のための質問

触れることが重要な質問

フォローアップのための質問

良かれと思ってする質問

 

などなど、キリがないくらい色んな意味を含んだ質問があるわけでしょう。多分ね。で、議員の色んな意図を含んだ回答と同じ数だけ、行政から色んな意図を含んだ回答があると。多分ね。

 

その中で少なくとも、『他の誰でもなく自分のため』の質問というものは見分ける・聞き分けるポイントがあると思うんですよねえ。多分ね、主語じゃないかなって思うんです、多分。

 

日本語って便利だと思う反面、ちょっとズル賢い言語だなって思うことがあります。だって主語がなくとも文が成立するじゃないですか、日本語って。

 

お腹が空きました。

 

この一文でとりあえずお腹空いてるのがわかりますよね、誰かのお腹がぺこぺこ。例えば英語にしたら『I am hungry』、スペイン語にしたら『(Yo) tengo hambre』と、1人称か2人称か3人称かスパッと一目でわかる文法になっておりますので、とりあえず自分のお腹がぺこぺこになりますが、日本語だとわからんもの。

 

『わたしは』って言う一人称、これを多発させるとものすごい自分中心に聞こえるんですよね、これ不思議なんですけども。自分のために強調するために主語を置く言語、それが日本語。

 

お腹が空きました。

わたしはお腹が空きました。

わたしは、お腹が空きました。

 

これだけでもなんか違う。なんか、ね。これが議会質問ぽい表現になると、これまたね。

 

~って私は思いますけども、~って私が個人的にそう感じたんですけども、こういう文中の『わたしは』の使い方だと何となく奥ゆかしくなるのも不思議。いや、なんとなくのニュアンスですけどね。

 

あっちなみに『われわれは』の場合、『お前と一緒にするな』という否定の声も聞こえてきそう。個を出すと嫌がられ、集団を出しても嫌がられ、いやん困っちゃう。扇風機の前でワレワレハ宇宙人ダ、そんなくらいのニュアンスなら微笑ましいと思われるに違いない。 

 

あっ、次回は『こういう質問をしたらこういう答えが返ってきたよ』です。


 

平成30年第3回定例会が始まります。

明日の9/11から10/5まで、区議会定例会が始まります。第3回は前年度決算についての委員会があるため、約1ヶ月弱。去年まではもう少し、あと何日か長い期間だったんですけれども、10月初旬の6日と7日でみなと区民まつりがあるため、その前に終わらせましょうねということで短くなった模様。あっ、明日の初日に自民党さんを代表しましてトップバッターで質問をいたします。多分また盛大に噛む噛む。

 

この定例会からの新しい試み

区議会で新しい試みといいますか、区議会事務局が長い間こつこつと頑張った結果といいますが、動画配信が便利になりました。今まではですね、Windows PC環境の特定プレーヤーでしか動画閲覧できなくてですね、えらい不便があったわけです。

 

明日からの定例会からですね、動作環境はまぁありますけれども、スマホでもタブレットでも、MacでもWindowsでも、IEでもサファリでもクロームでも見れるようになったんですね。えらい進歩しました。

過去のもご興味ある方は是非。明日のライブ配信は午後1時からです。港区議会のウェブサイトはこちら

 

区長及び教育長に質問します。

区議会サイトで掲載されていますけれども、今回の代表質問、一般質問の全項目はこちらになります。

私の場合でいきますと、

1. 戦略的長期ビジョンの必要性
2. 行財政運営
3. 特区制度
4. 人口増に伴う対応
5. 総合支所制度
6. 港区地域包括ケアシステム
7. 予防接種
8. (仮称)港区子ども家庭総合支援センター
9. 商店街支援
10. 住宅宿泊事業
11. 清掃事業
12. 土砂災害対策

それではみなさんごきげんよう。


 

港区議会 建設常任委員会報告

さて、本日は建設常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 港区ブロック塀等除却・設置工事支援事業の実施について

えー、ブロック塀。安全性が確認できないブロック塀を緊急調査して撤去したんですけれど、民有地とかに存在するところまでは区はなかなか…。ということで、↑に該当するようなブロック塀をどうにかするために助成制度を作ります。撤去は「塀の長さ x 6,000円/m」の金額で、設置は「塀の長さ x 10,000円/m(または20万円上限の費用1/2)」です。区で見込んでる対象は15箇所くらい。

 

Q: ブロック塀を撤去するの促進っていうけど設置の助成もセットで安全な何かに作り直してもらいたいということ?、安定度の低いブロック塀を狙い撃ちするだけのこと?、除去費6,000円/mの根拠は?、新しく設置する塀の規格的なものってどうやって区は確認するの?、対象者への周知ってするんですか?、など。

 

2. 平成30年第3回港区議会定例会提出予定案件について

えー、来週から始まります定例会にこれこれこういう案件を出します。建設常任委員会の担当は11議案とかそんなです。

 

Q: 特になし。

 

3. 都市計画道路環状第4号線及び関連する都市計画の変更(案)について

えー、品川とか港南とかあちらの地域の環状第4号線、都市計画書内の起点の場所が変わったり、長さが変わったり幅員が変わったり、そういうのお知らせします。

 

Q: これこれこういうことはどの辺に何がどうなの(細かい数字の確認的な)?、色んな要望が地域の区民のみなさんから出てると思うんだけど然るべきところにちゃんと伝えてくれる?、など。

 

4. 第1種市街地再開発事業の区域公告(三田小山町西地区)について

えー、三田一丁目の再開発事業のところ、港区として公告出しますんで。

 

Q: デッキレベルの歩行者通路のイメージがまったく湧かないんだけど、再開発反対って旗立ててるお宅があるけれども?、小規模地権者が多いところだよねココって、50平米未満の地権者さんとか何人くらいいらっしゃるのかしら?、など。

 

5. 虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合の設立認可申請について

えー、こちらは組合設立の申請を東京都にいたしましたことをご報告。先月末です。

 

Q: 資金計画なんですけれども内訳ってどんな感じ?、公共施設管理者負担金ってつまり誰が払うお金なの?、支出その他に30億円ってあるけどこれなんなの?、新駅整備事業への協力っていうのがイマイチよくわからないのよねえ、など。

 

6. 港区公共施設マネジメント計画に基づく個別実行計画について

えー、平成28年度ですかね、その時に策定した「港区公共施設マネジメント計画」というのがありまして、これに基づいて個別に計画を作りました。道路施設維持管理計画、公園施設等維持管理計画、公共駐車場等保全計画、橋りょう予防保全型管理、です。

 

Q: 道路維持管理の分類の中で2車線以上のところと1車線のところを分けた計画なんですけれども優先順位が低いみたいでちょっと悲しい、1車線の生活道路のようなとこは支所で随時対処するようになるんでしょうけど区全体で計画ないのはなんか悲しい、来年から元号が変わりますけど計画書上で「平成」使い続けるのはいかがなものかと、公園の遊具の点検とか今どうしてるんでしたっけ?、など。

 

7. 港区立麻布十番公共駐車場に係る調査結果について

えーと、指定管理者である一般社団法人 日本駐輪場工学研究会で売り上げ計上漏れとか内部告発とかありましたんで調査しました。報告書と概要作りましたので。

 

Q: 報告書には書いてあるけど概要版に加えるべき情報あるよね?、指定管理はいつからやってるんでしたっけ?、なんでわからなかったんですかね?、外部に監査とかしてもらうとか計画ないんですかね?、聞き取りしてそれをどうやって判断したの?、それにしても役所に連絡するの遅すぎでしょ、など。

 

 

以上。


 

港区議会 オリパラ対策特別委員会報告

さて、本日はオリパラ対策特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. MINATOシティハーフマラソン2018の準備状況について

えー、12/2(日)に初めて実施するハーフマラソン大会なんですけれども、トラブルはあったもののランナーの申し込み状況はファンラン合わせて5,288名(8/27現在)です。協賛金全体の収入はですね、今の所最新の数字で1億1,620万円ですって。あっ、あとは昨日実行委員会が開かれまして、大会のロゴマークが投票で決まりました↑。公募したんですけど、35点の応募がありましたよ。あっ、そういえば港区版のふるさと納税のマラソン応援、7名から115万5,000円のご寄付をいただいてますありがとうございます。

 

Q: 申し込みがアレでしたけれど今後改善とかなんか考えたりしてます?、公平とか公正とかそういうのもありますよねー、12月の寒い中で議員だって沿道で応援したいからスタッフジャンバー着たいんだけど、AEDとか給水所の配置とか数とか決まったの?、大会の日は日曜だけども手伝いに駆り出される職員さんは休日出勤なの代休なのそういうのどうなってんの?、など。

 

2. 東京2020オリパラにおける区有施設の公式練習会場としての提供について

えー、オリパラ組織委員会がですね、公式練習会場のことで競技団体と覚書を締結しましてね。港区スポーツセンターのアリーナとサブアリーナ(5階)、観覧席とランニングコース(6階)が、ハンドボールとウィールチェアーラグビーの公式練習会場となったのでお知らせしますね。

 

Q: 特になし。

 

以上。


 

港区議会 建設常任委員会報告

さて、本日は建設常任委員会がありました。先月から建設委員会に変わったんです。これで4年間で4つの常任委員会を一通り経験できることに。ということで、いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 庁有車の接触事故について

えー、港区の高所作業車が停車しようとしたところ、車ぶつけました。示談交渉中です。再発防止に努めます。

 

Q: 庁有車って何台あって事故の頻度ってどのくらいなの、安全運転がんばってね、再発防止って検証とかどうなのかしら、など。

 

2. シティハイツ車町の建替えについて

えー、シティハイツ車町、再開発計画地区の区域内にありまして、仮移転のスケジュールが明らかになってきたので手続きとか進めていきます。スケジュールの関係で委員会報告の前に住民説明会を先に実施しました、あしからず。

 

Q: 対象46世帯の移転先は確保できたんですか、仮移転先の家賃とか高くなった場合とかどうすんですか、建て直した後の部屋の広さってどうなの、どうせ高層化するんだと思うけど階の希望とかどうすんの、など。

 

3. 環状第二号線新橋・虎ノ門地区地区計画の変更(原案)について

えー、ここら辺で計画する中のV-2街区というとこですが、ビジネスセンター機能をもたせたいです。平成30年都市計画決定、31年事業着手、34年事業完了。こんな感じで。

 

Q: ビジネスセンター機能とかカンファレンスルームとか具体的にどんなものかしら、創業とか起業とかどうなの、街並みデザインの統一ってどこまで求めていくの、土地所有者の状況ってどんな感じ、にぎわい施設って本当に地元の人のためなのかしら、区道の取り扱いとか手続きの流れはどうなるの、など。

 

4. 三田三・四丁目地区市街地再開発組合の設立認可について

えー、再開発組合設立の許可が東京都から先月おりましたのでご報告。今のところでは工事完了は平成35年度です。

 

Q: 地元の関係ってどうなってるの、地域の人々に資するようなもの作ってね、地権者とかとの合意の状況はどうなってるの、など。

 

5. 浜松町二丁目地区市街地再開発組合の設立認可申請について

えー、こちらは組合設立の申請を今月東京都にいたしましたことをご報告。今のところでは工事竣工は平成37年度ですかね。

 

Q: こっちも地権者とか合意とかの状況とか未合意の理由とかどうなの、補助金の内訳はどうなってるの、文化芸術ホールも入るから港区も組合入るんだよね?、など。

 

6. 市街地再開発事業に係る事後評価について(六本木三丁目地区)

えー、事後評価制度を導入するということで、まずは六本木三丁目地区の評価から始めたいと思ってます。PDCAサイクル回るだけでなく、評価結果を広く公表することで、これからの再開発計画をする事業者の自主的な取り組みとか促していきたいと思いますので。

 

Q: 公開空地の課題はどうなのかしら、事業者提案通りの評価方法なの?、区の評価と事業者の評価の大きな違いって何があったのかしら、費用対効果だよね、居住者・近隣アンケート回収率8%以下で住民満足度評価って決められないんじゃないの、指標の作り方でどう改善したいと思った?、など。

 

7. 都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)

えーと、仙台坂の上から二の橋交差点までの道路拡幅整備のため土地取得を進めてます、この何年か。進捗率は5.4%とまだまだですが、今回1件取得できましたのでご報告。

 

Q: 交渉する相手とか人数ってあとどのくらいいるの、土地は全部取得しないと工事ってできないのかな、誰からいくらで買ったとか報告の仕方考えてみたらどうかしら、など。

 

8. 渋谷川・古川河川整備計画の概要

えーと、東京都の計画で水害対策がありまして、都内の整備基準を1時間50ミリ降雨から75ミリ降雨に引き上げまして。渋谷川と古川で、だいたい30年計画としてるようです。東京都が今月いっぱいパブコメ募集してますのでお知らせまで。

 

Q: この東京都のパブコメ募集のお知らせに伴う港区の役割ってなに?、なんかアクション起こすの?、東京都計画といっても港区に大きく関係あることだしよろしくお願いしますね、将来75ミリじゃ不十分とかなって100ミリ対応とかもありえるのかしら、近隣に周知してってね、など。

 

以上。


 

オリパラ対策特別委員会報告

さて、本日はオリパラ対策特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。あっ、本日は視察付き。あっ、本日2018年7月24日は、2020年東京大会開会式までちょうど2年。

 

1. 平成30年度お台場海水浴「お台場プラージュ」の実施について

えー、港区とパリって水辺環境とか水質改善とか似てますよね一緒にがんばりましょうねということから、先月とかくらいにパリ市と連携協定を結んだ港区です。平成26年度から毎年「お台場海水浴」というイベントを今年は「お台場プラージュ」とおフランスっぽくオマージュしまして、7月28日(土)〜8月5日(日)までの9日間、お台場海浜公園でやりますね。あっ安全管理をしっかりやりますがんばります。

 

Q: 熱中症対策を盛り込んでくれてどうもありがとね、日陰作るっていうテントの大きさとか大丈夫?、そういえば海の水温ってどのくらいなのかしら?、東京都でも水中スクリーンの実証実験やってるけどちゃんと情報共有してちょうだいね、予算っておいくら?、来る人数想定と設備のバランスが不十分じゃないの?パラソルとか一般の海水浴グッズ的な持ち込みがokならそう周知してね、など。

 

2. 東京2020大会に向けた企業提案型気運醸成事業の実施予定について

えー、オリパラを盛り上げようぜぇ〜イェ〜ヒュ〜的に区と企業とか共催できるイベントとか開催するためにですね、上限300万円で2事業の公募をしますね、的なことを先月報告させていただきましたが、決まりました。アシックス株式会社さんと読売新聞東京本社さんです。アシックスさんは1事業分の経費負担額を2回に分けるっていうことになりまして、2社3事業ということになりました。

 

Q: 2社応募なの?もっと応募なかったの?、気運醸成事業って評価どうすんのさ?。など。

 

3. MINATOシティハーフマラソン2018一般申し込みに関する受付システムの設定ミスに伴う状況及び今後の対応について

えー、申し込み受付に不具合・不備がございまして、昨日7/23の一般申し込みの受付ができないというエラーが発生しました(詳しくはこちらの港区のページを参照ください)。本当にごめんなさい。その結果、お世辞にも公平とは言えない申し込み状況になってしまったため、昨日の申し込みは無効として改めて申し込み受付やります。8月17日(金)午後8時からやり直しします。本当にすみません。問い合わせ数百件ありました。

 

4. 東京2020マスコット「ミライトワ」と「ソメイティ」について

えー、一昨日くらいからメディアで出ずっぱりですけれども、マスコットの名前が決まってデビューというやつです。えー、イントネーション・アクセント未確認です。すいません。

 

…あ、ハイ。

 

その他:パナソニックセンタ

オリンピック・パラリンピック公式スポンサーでもあります、パナソニックさん。有明にパナソニックセンターというところがありまして、グローバルなスポンサー活動を発信していくと、オリパラを身近に感じられる「スポーツ」「文化」「教育」をテーマにした、そういう場所に視察に伺いました。

 

お、おった。

 

奇遇にも、本日2018年7月24日は、2020年東京大会開会式のちょうど2年前。パナソニックさん、A Better Life, A Better Worldのキャッチフレーズと共に、2020年とその先への技術革新に邁進中でございます。子供も大人も楽しめる、夏休みの自由研究的にもイケそうなパナソニックセンターさんでございました。

 

で、区役所までの帰りにお台場プラージュの場所となる、お台場海浜公園をつつーっと通り過ぎ、視察と委員会おしまいです。

 

以上。


 

おニューな中学校日本語学級を見学しに行った話。

別日に今度は中学校の方へ。六本木中学校では港区立の中学で初めての日本語学級が設置されました。中学になると、先生の使う言葉も急に難しくなります。そこに各教科も難しくなって、教科書の表現ですら大人びるわけ。漢字だって増えるし、読めなかったら授業についていけない。

 

六本木中学校 日本語学級

こちらも始まって1ヶ月ちょっと、22人が通っていて、そのうち1/3が別の区立中学から通っていると。小学校と違って中学校の通級(日本語学級のための通い)は保護者同伴無しでオッケー。

 

日本語学級は通いたいという子の希望もあれば、学校の先生の判断で入った方がいいという子もいるわけで、六本木中学校では全校生徒のうち15人が通ってるいるわけだから、えーと、生徒数170人ちょっとのうち15人でしょ、割合とすれば8%ちょいくらい?

 

8%ってね、『国際色豊かな港区』における外国人人口と同じ割合なんですよね。参考までにね。あ、住民登録してお住いの方ね。

 

個人の日本語のレベルに合わせて指導があるわけですけども、中学生はバランスが重要とのこと。なんのバランスかというと、補習的要素語学習得要素。多分。だって日本語学級は日本語学校ではないですし。

 

<補習的なこと>

どういうことをやってるのかなーとチラっと見たら、社会の授業で世界の地理をやってるのか位置と地域区分とかそんなことを日本語でお勉強してました。そんな授業で習う内容を少し簡単にわかりやすく、日本語学級で補習的なことも。教科書にふりがな振ったりとか、問題集があれば質問の意味を説明したりとか。

 

『ここはベトナム』、『このあたりは中東、こっちはオセアニア』、例えば中間・期末テストでそんな答えを求められる問題が出されたとしましょう。質問がちゃんと読めて、理解できて、字の間違いがなく正しい答えが書けないと点がもらえないわけですよ。中学校は小学生への指導と内容とレベルとは違ってくるわけです。

 

クラスの子となんとなく日本語でコミュニケーションを取れてればそれでいい、そういう感じに思う人もいるかもしれません。でもでも自分の経験上、母語以外で行う雑談と勉学って違うんですよ、頭の中で使うところが(多分)。

 

それにしても元素周期表(日本語、英語、中国語)がとても興味深い。気体の中国語がなんというか、味わい深い。

 

<語学習得要素>

これは文法だとか組み立て方とか、そういう指導ですね。私達が外国語を学ぶように、日本語を学ぶと。見学した時、『文節』のお勉強をしてました。文節わかります?日本語における、てにをは付きの最低限の単語の塊

 

昨日は雨が長い間降りました。

ウサギが狭い壁の間を通ろうとしてはさまってしまった。

 

日本語は英語のように単語の間にスペースがないので、点(、)とか丸(。)で区切らない限り、ひとつの長〜いひらがなとカタカナと漢字の羅列。日本語をお勉強している外国人にとってみたら、どこからどこまで何の言葉かわからない。

 

 

とにかく、補習に100%偏るのもダメだし、文法だけに100%費やすのもアレだし、この2つの要素のバランスというのがとても重要と。このあたりは自分でも経験していることなのでとてもよく理解できます。ただ、バランスのサジ加減は先生にお任せしないとこればかりは。

 

通級は調整が難しい

小学校もそうですけど、中学校もどの時間に日本語学級の取り出しを行うかということを調整するのがものすごく悩ましいと。だって放課後に通ってるわけではないので、要はひとり移動教室。国語とか社会とか道徳とか、そういう時間に日本語学級に行ってらっしゃいと調整されることが多いと。ただ、先生の判断で『この授業は見てるだけでも参加できるからみんなと一緒にクラスにいた方が教育上良い』とされる時は、当然日本語学級のリスケとかもあるようで。

 

その学校に元々在籍している子だったら(例えば麻布小学校とか笄小学校に元々いる子)、ある程度はフレキシブルに校内で対応できるわけ。1コマを週3回とか4回とか、今日を明日にとか。でも通ってくる子の場合は移動時間も考慮しなきゃいけないわけで、中学校の場合は1~2時間目、5~6時間目というような取り出しが多いと。

 

小中学校、共通の悩みがありました

可能であれば語学力ゼロではなく、ちょびっとで良いのでお勉強した子を受け入れたいと。要は、『日本語学級に通うからと日本語適応指導員の対象外とすることなく、最初だけ集中的に日本語適応指導を受けてから日本語学級に通えるようにしてもらいたい』と。

 

プロの先生でも、その子の語学力なり学校適応力なりを見てレベルを判断するのに多少なり時間がかかるわけで、切実な問題だそうです。

 

ほほぅ。じゃあ私は議会で質問をする機会に

1.  日本語学級に通う子の日本語適応指導を切らないでほしい。

2.  今の規定の日本語適応指導上限の年間48時間を、日本語学級入級前の子にも費やすことができるようにしてほしい。

3.   日本語学級に通えない子に対しては、年間48時間というそれほど根拠のない上限時間を適切に増やしてほしい。

 

という3点を教育委員会にお願いすればいいわけですね。過去にも何回か言ったことありましたけどね。がんばりますね、先生。

 

英語科国際ネイティブコース再び

こちらは昨年度から六本木中学校に作ってもらった、自分的には週一回の留学気分が味わえる上級者向けのクラスを再び見学(英語科国際ネイティブ・コースその1 2018.1.25)。英語ネイティブな子、英語できる子、英語得意な子、英語頑張りたい子が1つのクラスに集合。

 

前回見学に来た時はエクストリームスポーツに関してああだこうだしてましたが、今回はPC使って自分でまとめた記事を書きましょうという授業。

 

日本語学級に通ってる子もいれば、そうじゃない子もいるし。色んな子が色んな選択肢で教育が受けられる環境があればいいなって感じるわけですけども、そんなことを考えていたら『港区がいっつも言う教育の港区って何がどういう意味だろう』と、ますます感じるようになりました。おしまい。

 

あっ、ペッパー君起動してないと怖い。

 


 

おニューな小学校日本語学級を見学しに行った話。

今年度から30年近くぶりに日本語学級を持つ区立の学校が増えました。麻布小学校と六本木中学校。六本木中学校は港区で初めての区内公立中学における日本語学級設置なわけ。すっげえ地味なことなんですけど、本当によかったな〜日本語学級できて〜と、心の底から思ってるわけなんです。うっきうきで見学に行かせていただきました。視察とか恥ずかしい。見学です。

 

日本語学級とは

日本語能力がちょっと足りないかもな〜という外国人の子達を対象に、日本語や生活習慣的な特別支援を行う学級です。公立の小中学校にあるところないところ、区によって様々。

 

港区では笄小学校に初めての日本語学級ができたのが確か平成3年、外国人子女の多い港区でこの日本語学級って地味だけど存在の意義はとても大きかったと思います。

 

人口が増え、もちろん国際色豊かな港区ですから外国人人口も増えているわけですが、その中でも一番外国人人口が多いとされる麻布地区は港区全体約8%に対し、麻布地区12.5%。国際学級は基本的に『数年で帰国するであろう子向け』であり、日本語学級は『国内で中学・高校進学も視野』に入れた子向け

 

日本語学級については前にも長々と綴ってありますが、お時間のある方はお時間のあるときにどうぞ。『国際学級とセットで日本語学級はいかがですか?(2015.12.5)』『日本語を学ぶ?日本語で学ぶ?(2016.1.26)

 

麻布小学校 日本語学級

飯倉交差点のところにある麻布小学校。18人の子が通っているようです、日本語学級。もともと麻布に通っている子がほとんどですが、別の区立小学校から通いでくる子ももちろんいると(保護者同伴必須)。

 

ひとつの教室をパーテーションでしきったり、とにかく今の人口増で教室自体が足りないよという時代に、日本語学級を適正に運営していただくことが何よりも嬉しく。基本ひらがな多め。

 

しっぽ、らっこ、ねっこ。

ねこのしっぽ、ねこがいっぴき、はらっぱはしる。

 

先生と一緒に読んだり、ひらがなの書き順が書いてあるカードを指でなぞって、ノートに書いたり。その子のレベルに合わせた日本語学習を支援していくわけですけれども、こういうのを見ているとやっぱり先生は経験ある先生じゃないと大変だろうなあって。教材だけじゃちょっとね。

 

日本でも外国でもそうだと思いますけど、年齢が低い時に学校に入る子って結構スッと馴染むことは多いと思うんです。言葉もスッと入って聞いたり話したりはスッとできるようになるというイメージが多いので、結構ペラペラに話している子をみると『言葉、問題ないじゃん』と思われがち。でも、読み書きって別なんですよね。

 

よくある話、『大岡山』という単語をそれっぽく喋れても『お』がいくつあるのかとかわからないとか書けないとか、『おーおかやま』なのか『おーーかやま』なのか、そういう違いに苦労する場合もおーかったりおおかったり。

 

先生ともお話させてもらい、子供達の日本語能力を判断する基準(DLAという評価方法)とか聞いたり、とにかく経験のある先生が配置されるということはとても重要なんだなって。日本語学級が本格稼働して1ヶ月ちょっと、今のところは問題もなくスムーズだということを聞いてとても安心しました。

 

日本語学級も特別支援

学校生活とか日常生活に置いてディサビリティのある人に対する支援、『特別養護』とか『特別支援』とかそういうまるっとした言葉で表現されるようになってます。身体的とか知的ところに発達的なところも加わり、まるっとカバーされる範囲が広がってきたこのご時世。

 

語学も実は、ある意味特別支援という枠に入るわけです。ここ数年、こういうお話を学校の先生とする機会がちょこちょこあるわけじゃないですか。その中で『外国人児童・生徒への語学習得支援=スペシャルエデュケーション=特別支援』と表現する先生がとても増えていることに気付きました。

 

いや、私なんかがどうのこうの言うより、教育の現場にいらっしゃる先生達の方が何においてもよくご存知なんですけどもね。だって先生だもの、ホンモノの。

 

と、小学校はそういう感じで、お次は中学校編に続く。


 

地域と議員と政治の話。続き

と、国会議員にも街場の懸念とか色んな意見とか聞いてもらおうと、少人数で勉強会的な催し物をしたわけですが。民泊と商店街振興というトピックで様々なご意見を伺ったわけですけれど、ひょっとしたらこの字ヅラからだと『民泊システムからどう商店街振興に繋げるか』ということを感じた人もいるかもしれませんね。違います、逆、逆なんですどちらかというと

 

 

民泊は民泊、商店街振興は商店街振興。あわよくばこの2つを繋げられればよかったんですけども、繋がらないものは仕方ない。繋がるとこはあるかもだけど、商店街すべてには当てはまらない。

 

商店街支援でよく言われるのが『集客のお手伝いはしてあげるけども、あとは独自で何とかしてね』ということ。だから行政はお客さんがいっときでも多少足を運んでもらえるようなイベント開催をやたら勧めるわけ。

 

商店街振興は集客がすべて。

 

お客さんがきてナンボ。商売はこれが基本であることは間違いなく。でもワガママなのかもしれませんが、『良いお客さんがきてナンボ』という本音もあったりするのも、これまた商売。そして、観光客がお客さんになり得るかなり得ないか、業種によって異なると。そういう考え方も無くはない。

 

商店街は色々です

麻布十番商店街。商業地の中にたくさんの店もたくさんの住宅もあり、大昔には『地下鉄なんか通ったら銀座に客取られるだろ!』という時代を経たとかそこまでではなかったのか、独自に商店街を発展させある意味ガラパゴス化した、由緒正しい元・陸の孤島。それが麻布十番商店街。あ、言い過ぎたかしら。

 

ある程度広いエリアを抱えており、港区の中でも東京の中でも、ひょっとしたら全国区でも屈指の有名商店街。メディアでもよく取り上げていただくわけですが、ミーハーな人が少ないので撮影がやりやすいんじゃないかなと感じることも度々。

 

観光は物販店を支えられるのか

商店街の華と命は物販店だと思ってます。なので、物販店の数をどれだけ維持できるかが商店街を守ってくことに繋がると、個人的にはずっと思っているわけです。正直、物販店が少なくなっていくと『商店街でいられるか』『駅前繁華街になるか』の瀬戸際がジワリジワリと近寄ってくるような。だからどうしてもどうやったら物販店が淘汰されずに済む方法がないか、という観点でモノを見がちになっちゃってます。

 

だからお店屋さんは感じるわけですよ。宿泊施設が足りないから民泊だの、商店街が観光スポットだの、そういう方向から攻められるこの世の中、飲食店は住む人訪れる人はいいかもしれないけど、靴屋さんだ文房具屋さんだ本屋さんだクリーニング屋さんだお花屋さんとか、観光客に商売を支えてもらえるんだろうかと。物販店はね、お土産に最適なモノ売ってるだけじゃないから。

 

だからこそ、訪れる人が多ければそれで問題は解消しますよ的な考えにちょっと待ったと思っちゃう人も少なく無いわけ。麻布十番商店街とか近辺の方々、そういう意味で危機感持つ人も少なく無いわけ。十番は大丈夫でしょ、というのに中の人はいない。

 

 

今、世間一般の商店街は大きく3つの問題を抱えていると思います。1. 集客力2. 事業承継3. 店舗撤退。多分。もっとたくさん複雑に絡んでるんだけど、とりあえず3点置いておきますね。

 

色んな理由でお店が続けられなくなって撤退してしまうことはよくあること。そんな中、用途地域(商業地とか工業地とかそういう)の事情で古くなった建物を建て替えたら新しい基準が適応され、今までの商売が継続できなくなる業種があるということを知りました。これには国会議員もビックリやで。みんな知らなかった。

 

さぁこれからどうしようかが問題

色んなお話を伺ったわけです。もちろん制度的なお勉強も意見交換も。元より、『麻布十番商店街を大切に』と前任区議から引き継いで今区議会議員やってるわけなんですけれども。住みやすい商店街と訪れやすい商店街を目指し、この3年間試行錯誤です。

 

昨年、風俗店の出店とかで街のブランドやイメージで損なわないように守っていくことから始めようと、既存のまちづくり協議会を修正したり色々と計画を立てました。ただ、制度や運用面で色々とハードルが高く、挫折はしちゃいないけど今ビバーク状態で停滞。

 

月並みのことしか言えないんですけれど、がんばります。

 

あっ、昨日から区議会定例会やってます。来週金曜日まで。