報告書の取り扱い

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1年に4回ある議会が終わる度に個人的に報告書を作成しよう、そうしよう。そんなことですので第2号を作りました。港区の区議会議員としてのご報告をいたしたく、ちまちまとざっくりと、こんな事やってますよというニュースレターとしての扱いです。どうかみなさん、オラにデザインセンスをわけてくれ。

何やってんの?という質問、去年までは自分自身が疑問に感じていたことを今度は伝えるお役目。区議会でも『区議会だより』という公式の冊子がこれまた年4で発行され、新聞折り込みで各ご家庭に配布されます。各グループでやってるものかどうなのかわかんないですけど、港区の自民党議員集団で『議員団ニュース』というチラシを発行したりしてます。これも年4。

それ以外にも万人がやってるわけじゃないSNSだったりウェブサイト(ホームページよりウェブサイトと言いたい派)だったり、個人でも区議会でも情報は結構提供されてるわけです。内容はともかく、なんらかの形で。

気が付くか気が付かないかはあなた次第。

興味があるかどうかもあなた次第。

好き好んで自ら率先して情報を取りにいくパターンもあれば(ネット検索)、目にとまる機会でとりあえず知るみたいな(新聞折り込みチラシやSNSのタイムラインだかウォールだか)、読むのもスルーするのも、これはもう本当にあなた次第です。

住んでる地域の議員(区、市、都、県、国会含む)なんか名前すら知らねえよ、ということも多々あるこの世の中ですしね。じゃあせめて存在と名前でも覚えてもらおうと、例えば報告書作ってみたり、例えば駅に立ってみたり、そんなわけです。でも興味がなければ印刷物はゴミ以上の価値はないし、『朝、なんか駅に誰か立ってる気はするけど』から進まないし、そんな個人の興味で左右される悲しい区議会議員の活動報告。

そんな中、報告というカタチは人によって様々です。多分。何を報告するかも人によって様々です。元気な姿をみせるのも報告のひとつだと思いますし、すっぴんジャージでコンビニ行く姿を発見されても「ああ、議員といってもその辺の普通の人なんだな』と思われるのも報告かもしれないし、とりあえずイベントに行って参加してるフリするのもひとつの報告の形でしょう。

そんな中、私は紙媒体の報告書とウェブサイトで色んなことを報告するという形をとっております。長ったらしいこの日々のエッセイのようなものも、お時間ある時の読み物として時間潰しになるかもしれませんし。

で、そんな紙媒体の報告書は色んな方に送付させていただいたり、ご近所に配布してみたり、お店に置かせていただいたり、同じものをウェブサイトに公開しております。住所知らないから送れないという事を避けるためにも、どうぞどうぞご覧になってくださいなというスタンスです。

でも本当は色んなお知らせがある時にお手紙とか送りたいので住所教えて欲しいなーというのが本音です。しかしこの個人情報云々のご時世、なかなかそういうの抵抗ある方もいる。それはよくわかります。政治活動というやつ、なかなか難しい。

さて、そんな中、色んな方に報告書というものを発行しているんですよという事をお知らせするとしたら、恐らく一番効率が良いのは2パターン。新聞屋さんとか業者さんにお願いすることができます。

1. 新聞折り込み
2. ポスティング

新聞取ってないところには2がオンリー手段。しかし『これが目に入らぬか!』と印籠のように掲げられてるビラ・チラシお断りサイン。ああ、スケさんカクさん黄門さま…。御慈悲を…。

私の報告書、基本自分で手作りです。ショボい内容とは思ってませんがちまちまやってます。わたしが!わたしが!という内容じゃなくて、こういう質問したらこういう答えでしたとか、こういうお知らせや報告があったんですよとか、区議会に関する豆知識ニュースみたいなものを発信できればなあと。

この手の政治関連のものって、速攻ゴミ箱行きか、表裏をチラッチラッとみてひと息ついてゴミ箱行きか、極少数のじっくり読んでからゴミ箱行きか。

基本ゴミ箱行きです。知ってます。ゴミ以上のなにものでもないですようわああああん。
・゜・(ノД`)・゜・。

どうせゴミならせめてこれからの季節、チラシ折り紙のほら、こたつの上によくあったみかんの皮をいれるチラシゴミ箱に再就職してくれれば御の字。ゴミ箱になってからゴミ箱に…折り方忘れちゃった…。

最近のご時世、郵便受けにも近寄れないセキュリティのマンションも結構あり、近寄れたとしてもビラ・チラシお断りの文言。新聞を取ってないところだとアプローチってポスティングしかないんじゃないの。でもその道すら絶たれる可能性がある中で、区議会とか区政とか区議会議員とかに興味持ってくれなんて無理な話で、投票率あげようなんて無理難題ですよ。そうですよね、奥さん。

み、港区にお住いの方に対して、い、一応有権者から負託を受けたカタチの区議会議員が作成したお住いの区政に関する報告書、これもビラ・チラシの類でお断りなんですかね…。しかも宅配チラシとかじゃないからね…お願いされたとしても美味しいピザすら届けられないですしね…。

区民協働のはずの地域情報誌ですら、ビラ・チラシお断りのとこにはポスティングしないと。確かそんなこと聞いた。ような。

そんな私がちまちまと作ったQ&Aとか報告書はこちらから。

みかんゴミ箱作るからうちに送ってくれてもいいよという優しい方も絶賛募集中。

港区議会報告というまとめ

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今もまだ長丁場の定例会中なわけですが、先日一般質問に立たせていただいた答弁をまとめてウェブサイトに載っけてみた次第です。

区長と教育長からの答弁ってその場で初めて聞くものでして、『喋り終えた!』という満足感で中々頭に入ってこないのが困りもの。後々に答弁書というものをいただいてじっくり読んでみるわけです。

改めて読み直すと…少しずつ質問の意図がズレてる(もしくはズラされてる)と感じることもあり、それは取材の時に上手く自分が伝えることができなかったんでしょうかね。次はもう少し頑張ってみなくては。

決算特別委員会の質問は絶賛作成中。区政レポートも作成中。

平成26年決算特別委員会 その2

総務費、環境清掃費、民生費、衛生費、産業経済費と、早いものでH26決算特別委員会も折り返し地点を過ぎました。先日ちらっと聞いた話、『主義主張から西暦しか使わない人もいるから、区別してもらうためにもしっかりと平成なん年と言った方がいい』と。で、でも2019年ラグビーワールドカップとか2020年オリンピック・パラリンピックとかはもう単語だから仕方ないよね。

さて、民生費では『民生・児童委員への支援』『支援を要する区民に関する情報共有と連携に』、衛生費では『AEDの配置』『災害医療対策』『子宮頸がんワクチン』『副反応報告』、産業経済費では『区内共通商品券事業』『大使館スタンプラリー』、土木費では『駐輪場』について前年度の実績評価からこれからの改善だったり計画についてなど質問。

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自分の質問項目全部おわって、持ち時間の60分をフルで使い切って…ならよかったんですが、少し余らせて終了。時間配分難しい。

つまり、どうだったんですか?で、次にどうやって活かします?みたいな。それが決算なんでは?と頭を捻って捻って捻った結果がそんな感じ。でもまだまだ全然でもっとお勉強しないとなあと。

自分は自分でいっぱいいっぱいだったわけですが、ベテラン議員さんの質問はやっぱり鋭い点をつくし、気にも止めたことがなかった事を聞いてへーへー感じるし、なんと言うか面白い。むしろ奥が深い。

でもお勉強したところで区のお仕事に関しては区役所さんの方がプロで、そんなのあたりまえの事なんですけど、付け焼き刃な知識で挑んだとしてもバッサー!と正面から切られてしまう。付け焼き刃ではなくてきっちりした意見でもバッサー切られてる時もあるし。

お役所もたくさんお仕事あるんだもんね、その中でやれ質問だ、やれ提案だといちいち議員に時間割いてる暇があんのかないのか嫌なのか。行政と議員の関係について、なんかこの辺は性悪説(駆逐してやる!)に基づくよりは性善説(心臓を捧げよ!)を希望したいところ。

…例えが上手くないうえに全然違った。ごめんなさい。しかも進撃そんなにアレでもないし。

オラオラオラオラオラとURYYYYYYYYY、そんな闘い。俺たちの闘いはこれからだ!友情!努力!勝利!小倉先生の次回作にご期待ください!

違います。全然違います。10回のうちまず1回、耳を傾けていただけるよう頑張りたいです。まだ先は長い。

そんな決算特別委員会、ネット中継とか録画配信とかご覧になった事ある方は気がついていらっしゃるかどうかなんですけど、ちょっと内輪(ごく少数ですが)で褒められてることがあります。

発言する前に
『委員長!』
『◯◯議員!』

と、発言を求めて許可してもらうという儀式があります。喋る度に『委員長!』と。

その時にですね、わたし無意識なんですけどすっごいにっこり微笑んで委員長席をみて『委員長』って言ってるようでしてね。そのにっこり具合がとても微笑ましいくらいのにっこりらしくてですね、委員長からも笑顔が素敵だとお褒めのお言葉いただきましてね。褒められ慣れてないから全力で照れる。

そんなことはさて置き、録画配信をみてみると確かに微笑んでた。ほほう、これが例のやつ。しかも『委員長』より『いいんちょっ(手を挙げるというよりペンをあげながら)』って感じで。後半2日は更に全力でにっこりを実行。委員長のターン!微笑み返し!

質問に対する答弁も前向きなものいただきましたし、それ以上にものすごい満足感で出番を終えた決算特別委員会でした。2月の予算特別委員会でも頑張ろう(どなたが委員長であれ、にっこりを中心に、あくまでも無意識で)。

あ、まだ決算特別委員会終わってないし。

平成26年度決算特別委員会

さて、決算特別委員会というのが始まりました。秋の第3回定例会の間に開催される、平成26年度の事業や予算に対して使われた費用に関するチェック機能。港区議会議員34人、そこから議長副議長を除いて、その他決算特別委員会の委員会と副委員長2人除いて、そして監査委員を除いた…あれ何人だ…34-2-3-1=28…そう、28人がおひとり60分の時間で質問できるわけです。

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何故34人全員じゃないかといえば、そういう慣習なんですって。役職付きは質問しない、何故なら『円滑な運営に勤しんでいただく』ほうが大事と。常任委員会でもそういう感じだと聞いてます、……私が現在所属している保健福祉常任委員会以外は。

さて、おひとり60分、お役所のみなさんからの回答時間を含めて。えーと、60分×28人=1680分。

(´-`).。oO(は!ひょっとしてこれが報道でよく見る審議時間の方程式…)

区議会議員になって早5ヶ月、まだ5ヶ月。一年の行事をまだぐるりと経験してないもんで、なにがどうだかまだよくわかってない事が常にたくさん。H26決算というからには、昨年度の港区の家計簿を見せていただくような感じですよね。あとは事業計画。

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質問できるのは定められたカテゴリーごと。決算審査意見書、一般会計歳入、一般会計歳出【議会費、総務費、環境清掃費、民生費、衛生費、産業経済費、土木費、教育費、その他】、国民健康保険事業、後期高齢者医療会計、介護保険会計。この中で『なになに費について何分』と自分で申告して、持ち時間60分を振り分けるわけるんですって。

ちなみに私、総務費と産業経済費が15分、民生費と衛生費と土木費が10分。合計60分。

新人議員にわかることがあるのかよという疑念はさて置いといて、新鮮な質問だったり今まで何度もでたメジャーな質問だったり、『話題に出す』ということが重要な時もあるんだろうかと感じたりすることも多々有ります。

でも国のことについて区でなんとかしなさいよ的な話題にはやっぱり首を傾げてしまいますし、それって嘘じゃないの?な発言には眉を顰めてしまいますし。今まで議会の外にいて全然気にもならなかったことが、議会の中で気づいてやたら気になり始めることもあり。

そんな事はさておき。

で、やっぱりこれ通告書として提出〆切があるわけですね。基本、そのカテゴリーの質問日から2日前が〆切と。この決算特別委員会、土日挟みながら9日間続きます。つまりほとんど毎日が何らかの〆切なわけですね。

しかも、先日の一般質問のくだりで書いたかと思いますが、ひとつひとつのなんとか費質問通告書を出すと、これまた取材担当という課長さんが『取材担当です!』といきなりやってきたり、いきなり電話がかかってきたり。質問の意図を確かめて、どの課が回答作るのかを調整したりするわけで。

課『取材担当になるの初めてなんです!』

私『決算初めてなんでお互い頑張りましょう!』

そんな美しい連帯感すら生まれたり生まれなかったり。課長さんたちも大変だ。連休週末関係なくだもの。なんせ答弁書書かなきゃいけないし、それより私なんかのぺーぺー議員にだろうが多少なりとも気を使わねばならないだろうし。いつもありがとうございます。あ、課長さんたちだけでなく、区議会事務局のみなさんも連日遅くまで。お疲れさまですありがとうございます。

そんな中、私ができるであろう事は『誰よりも早く質問詳細を担当課長さんに提出すること』であって、質問の意図と中身をしっかり理解してもらえるように努力することなのかしら。区役所の中での答弁書レビューもあるわけだし、早め早め先手先手でスッキリさせたい気持ちは一緒だろうし。

決算特別委員会、まずは総務費まで終わりました。議員は質問してなんぼであると聞くことも少なくはないわけで、『何々について質問しました!』がただのパフォーマンスとならないようにだけ注意しないといけませんなあ、と一層強く思ったわけであります。

総務費での質問は大まかに『区民協働について』『町会・自治会等に関する課題について』『国際化推進について』とさせていただきました。先日の一般質問の区長答弁も含めて、今度まとめてサイトに載せておこうかなと。

お、カッコイイかもしれないテーマを思いつきました。『議員の質問による区政の変化を検証するプロスペクティブスタディ』

(*プロスペクティブスタディ=ある時点から将来に向かって行うことから「前向き研究」とも呼ばれ、研究計画を立案し、観察や介入行為を行いデータを収集する試験のこと)

(*理系ですが研究慣れしておりません)

そんなこんなで、休憩は挟むものの、委員会は午後1時から午後5時まで。進行具合によって伸び伸びとなり午後6時過ぎまでとかそんなことも。決して長すぎる時間ではないんだけど、でも異常に疲れるの。足がむくんで腰が痛い。

その中でですね、これからの区政に挑むこと云々考えるより、私は区長の議会に挑む姿勢を学ぶのが先かもしれないと。本会議場なら区長答弁があるからまだしも、一言も発しない決算委員会にも出席され、一番前の席ですっと背筋よく座られ、身じろぎもせず、足とか腰とか痛そうにモジモジすることもなく、両手は膝の上、うっかり寝落ちることもなく、目を閉じて聞いてるフリしてるわけでもなくしっかりとおメメぱっちり、きちんと質問する議員全員の発言に耳を傾ける。

区長、いろんな意味で姿勢を正すコツ、ありましたら今度こっそり教えてもらえませんか。

登壇しました。

そんなわけで、先日世間一般なんかよりずっとずっと狭い世界で言うかもしれないところの『登壇デビュー』を果たし、区議会本会議場の景色を味わってみたわたくしです。やあやあ、どうもどうも。なんかそんなに緊張しなかったような、至ってフツーな感じだと思ったんですが、おうちでネット中継を録画してもらってたので帰ってから見てみたら、あらあらあら、まあまあまあ。

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私『議長!8番!小倉りえこ!(挙手)』

議長『8番、小倉りえこ議員』

なんてやりとりがあったあと、パチパチパチと拍手で送り出していただきながら自席を立ち、まずは区長を始めとした行政側にぺこり、次に反対側にいる教育長にぺこり(教育長への質問あるし)、すたすたと歩いて国旗と議長にぺこり、そして質問するにあたり台の前でみなさんにぺこり、と本来4ぺこりを予定していたわたくしです。

壇上でにっこり笑みを浮かべ、そのまま質問に入ってしまったようでございます。なんだかまるで普通のビジネスマンの企画プレゼン。最後の4ぺこり目をすっかり忘れてしまったみたい。

改めてすみません。ぺこり(←New!)

質問終わったあとはちゃんとぺこりしてました。あーよかった。ちなみに壇上に立ってにっこりしたのは、同期の黒崎ゆういち議員の顔見てにっこりしていたわけでありまして、ほら、重量級の安心感ですもの、彼みておけばとりあえず緊張も吹っ飛ぶかなと。

そしたら他の自民党議員団の姿もいっぺんに視界に入ってきたので、『あ、そうだみんないるんだった。心強いわー』と感じたら、最初のお作法が吹っ飛んだわけですけれども。まあいっか。

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↑にっこりというか薄ら笑いというか。後ろにおわしますのは、自民党議員団のうかい雅彦議長でございます。(Facebookからの閲覧は画像が出ないんですよね、ブログの方でチェキダぅ)

傍聴やネット中継で見ていただけた方から簡潔でわかりやすくて良かったとお言葉いただけましたし、ほんとにどうもありがとうございます。さて、内容について簡単にご報告させていただきます(超意訳バージョン)。来月再来月くらいに『区議会だより』というのが港区より発行されますのでそちらもどうぞ。

【プレミアム付き商品券事業について】
Q. プレミアム率の設定って?
A. 率は商店街連合会と相談して10%、商店街活性化には率を上げるよりたくさんの人に使ってもらう方が効果高いから、そういう方向でよろしく!

Q. 商品券の使われ方、調べてる?
A. 実績把握には努めてるけど、今回は初めて商品券買ってくれた人にアンケートもお願いしてみたよ!きちんとデータ分析してこれからに繋げるよ!

Q. 販売方法は?
A. ひとりあたりの購入上限を決めたり、今回はネットで事前予約や郵便局で販売始めたよ!もっとたくさんの人が買えるように工夫していくよ!

【区内産業の魅力向上について】
Q. 「港区ブランド」ってどうかな?
A. 港区ブランドって産業とか商店街のステータスだよね!戦略的に国内外に発信していくよ!

Q. 区内中小企業のPRの取り組みは?
A. 港区ものづくり・商業観光フェアやってるし、産業見本市で支援してるよ!大企業とか金融の本社とかある港区だし、これから販路拡大の促進がんばるよ!

【地域包括ケアシステムについて】
Q. 地域包括支援センターの機能強化する?
A. 地域の中心になるんだもんね!各センター間で情報共有したり、色んなところと連携できるようにするために強化に努めていくよ!

Q. かかりつけ医の推進もする?
A. 今までもこれからも普及啓発にがんばるよ!病院の役割分担も明確にしていくよ!

【観光政策について】
Q. 港区民の観光意識をあげていく?
A. 区の内外にPRがんばる!

Q. 観光インフォメーションセンターは?
A. 増やすことも視野にちゃんと計画的にやっていくよ!

【国際化について】
Q. 国際化で得るものってつまりはなに?
A. 国際都市・港区にしたいんだもん、共生できるようにしっかりと区民のみんなに理解してもらえるようにがんばる!

Q. で、どうやる?
A. 大使館とか外部機関とか商店街とか町会とか、街のみなさんからちゃんと色んな意見聞くよ!そんな会議を設置するつもり!

Q. 国際交流って?
A. 大使館との連携が効果的だと思ってるよ!港区ならではの大使館スタンプラリーとかやるよ!

【国際学級について】
Q. 国際化って実は国語とか歴史の知識がキモよ?
A. 伝統文化や歴史、日本の素晴らしさの理解が必要なのはちゃんとわかってるよ!これからプレゼンとかで自分の考えを発信する教育の取り組みを増やしていくよ!

Q. 国際学級の展望は?
A. 教育効果の検証したよ!異文化を尊重する態度が育ったことがわかったよ!これからも色々検討して充実させるようにがんばるよ!

Q. 区立の中学校とか国際学級どうかなあ?
A. 区民のニーズや、東町卒業生の進路とか把握して必要性を検討していくよ!

Q. 国際環境整えるなら、国際学級の外国人児童の受け入れを別枠にしないの?
A. 東町、毎年10名が上限なんだけど、児童自体が今増えてるし校舎も足りないんだよね!別枠にするのは今難しいんだ!ごめんね!でも動向は多角的に常に見定めるつもりだよ!

http://www.minato-city.stream.jfit.co.jp

↑こちらから「発言者からえらぶ」→「小倉りえこ」で4ぺこり目を忘れた私をご覧くださいませ(ただしWindows OSに限る)。Macユーザーにもそのうち優しくなりますように。

ご長寿の秋、委員会の秋

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9月、それは世間一般では夏休みも終わって次に楽しみなのはシルバーウィークとやらではなく、それすっ飛ばしてクリスマス以降の年末年始な季節。そして、梨とか桃とか葡萄とか美味しい果物が出回る季節。じゅるり。そして10月になったら『体育の日ってやっぱり10/10がいいわよねえ、第何週の月曜とか未だにわからないわー』とハッピーマンデーに難色を示す(事もありそうな)本格的な秋の到来がそのうちやってきます。

果物の秋、防災の秋、スポーツの秋、そしてご長寿の秋。港区には75歳以上が2万人いらっしゃるんですって。お元気にいきいきでよろしくお願いします。

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本日、東京オリンピック・パラリンピック(略してオリパラ、だそうで)対策特別委員会が開催されました。5月からの任期で初めてのオリパラ委員会。巷では色々な問題も課題もあると何かにつけて騒がれる、アレの委員会。

一昨日の正式発表と会見であったはずの午後6時の前、夕方前には区役所一帯に貼ってあったあのポスターを剥がし、なんとなくフライングをしてしまった感があるような港区役所。

違います。最先端をいきました。素晴らしいスピードでぺりぺり剥がしました。最先端を行く港区ですからね。

さて、そんなオリパラ委員会、区としてどのような事を話し合っていかなければならないのかという点。東京都が招致したわけだし区って何やるの?という疑問がありません?競技会場の整備だけしてろ!みたいな雰囲気ありません?港区はお台場海浜公園でオリンピックではトライアスロンと水泳マラソン10kmの2競技、パラリンピックではトライアスロンと自転車(ロード・レース)の2競技が開催されることが決まってます。

区が競技の他に考えること、もちろんアスリートへの配慮だったり、オリパラを楽しみにしているたくさんの方々のための区内整備だったり色々ありますが、本日の委員会の議題は主に2点。

文化プログラムと事前キャンプ。

スポーツと文化の祭典ということで、文化芸術の域のエキシビジョンのようなものがオリンピック憲章で定められております。アートだとか、伝統文化だとか。色々な策が講じられるのではないかと。

そこでいっつも引っかかる点がありまして。日本人というのは、どうも、なんというか、その、文化に対しての理解と知識と宣伝に疎いというか、そんな感じ。日本の文化ってなんですかー?と聞かれて、即答できる人はほとんどいないのではないでしょうか。

歴史ある国ですからね、古いモノはたくさんあります。古いモノを文化と言い張るにしても、それが今の現代にどう繋がって生活に繋がっているのかを説明できるほど、残念なことに知識がない。

着物も浴衣も文化であるし、町中に溢れる自動販売機も文化だし、外国人が日本語で話しかけてきても外見で勝手に判断しちゃって『ノーイングリッシュ!』とかつい言ってしまうのも、ある意味文化ですよ。欧米に憧れてしまっているのも文化ですし、そして英会話取得が夢の夢である表面的な国際化もまた文化。自分たちでは当たり前の事すぎて興味のないことでも、一旦外から誉めたたえられたら一気にムーブメントになってしまう盛り上がりも、これまた文化。

そんな文化とか国際化に関して思うことはまた別の機会にでも。とにかく文化プログラムというのを区でもとりあげて、文化の祭典に取り組みましょうという課題。

そしてもうひとつは事前キャンプの地に選ばれるため施設を整備したり、招致活動をしたりする計画。例えば今の港区、みなとパーク芝浦のスポーツセンターのバスケットコートとバレーボールコートの2種だけが国際規格にマッチ。他8種競技がちょこっと整備が必要。

招致したいのか、できるのか、区としてどのような計画・行動をするのか、のような協議が必要になってくる、そんなオリパラ委員会です。

私の所属しております自民党議員団、ミスタースポーツとして知られる新人同期の黒崎ゆういち議員もオリパラ委員で、委員会では椅子を並べて座っております。本日の委員会でも彼はナイスな質問・指摘しました。素晴らしい。

港南地域といえば黒崎ゆういち、スポーツといえば黒崎ゆういち、なんという重量級の安定感、そして抜群の安心感。オリパラ委員会に欠かせない黒崎ゆういち港区議会議員。

大切なことなので2回言いました。

ベテラン議員もたくさんいらっしゃる中、新人2人も頑張っていきますのでよろしくどうぞ。

保育環境の支援の充実を

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港区の合計特殊出生率(15〜49歳女性が一生に産む子供の平均数)、この10年間は上がる傾向にあり、平成26年は全国1.42、東京都1.15の中で港区は1.39。出生数に至っては、この10年で1300人→2854人と2倍以上です。

先に謝罪しておきます。私、人口増加に貢献していません。大変申し訳ありません。

さて、港区民は約24万人。今月の人口統計を眺めているととても興味深く、今現在の港区で一番多い年齢層は男女共に40〜44歳、そして一番少ない年齢層が15〜19歳とか。シニアを除いて17歳男子の人口が一番少なく(639人)、41歳レディ(2801人)が一番多く、20~24歳より0~4歳の方が多いとか、しかも1400人も。

港区の人口がぐぐっと減少して15万人を切ったのが今から19年前の平成8年。転入・転出はおいといて、その前後の時期に生まれた子たちが19年後の今になって、一番少ない年齢層になると。そして例えば10年後、30歳前後の人口が一番少なくなる(シニアを除いて)という予測がなんとなく。

そんな子ども人口の増えている港区、待機児童という問題もありました。転入数の増加や0歳児保育の需要の増加も伴い、緊急暫定保育施設や保育園定員拡大でここ数年でがくんと数字も改善しました。公立も私立もフル回転。

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さて、本題。港区には29の私立認可保育園があります。しかし都心であるからという理由もあるんでしょうが、そのうち26園には園庭がありません。最近の夏はとても暑く、夏といえばやっぱりプール遊びを!ということもできない保育園が多いんです。これは残念。

そこで港区では7月から区有施設を活用してプールで遊べる環境を提供し、すべての私立認可保育園でプールで遊ぶことができる支援を行っています。ひゃっほう。すべての園に園庭とプール作ってもらうのを応援するよ!ではありません。となると、あるものを効率良く使っていただくことが前提となります。

例えば、

乳児クラス(0〜2歳児)
保育園以外の場所でもビニールプールを使った水遊びへの取り組みとして、
1. 近隣の区立の保育施設での水遊び
2. 区立小学校、区立幼稚園内での水遊び
3. 児童館、子ども中高生プラザ等での水遊び

幼児クラス(3〜5歳児)
組み立て式のプールが利用できるような対応として、
1. 近隣の区立の保育施設と合同でプールや水遊び
2. 芝浦港南地区でのプール設置
3. 旧神応小学校でのプール設置

そういえば、大きくなってから(縦にも横にも伸びてから)プールや海といった水場に行くことがめっきり少なくなりました。お日様にあたって水を浴びてということがとても疲れてしまうお年頃なんでしょう。なので、お天気急変でどしゃぶりの雨に濡れるくらいが丁度いいのかもしれません、私の場合。

もちろん本日も大人の水遊び。朝の急なザーザー降りの中、自転車で疾走。夏を感じます。

委員会の話

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さて、7/31に保健福祉常任委員会が開催されました。では前回のように、『結果、こんなんです』というのを簡単に。

【報告事項】
(1)  低所得高齢者等生活支援事業について
国が定めた一回きりの『地域住民生活等緊急支援のための交付金』、対象者に対して先着2000名様に以下の3つのうちから1つをサービス!サービスゥ!(サービス1:照明器具の交換、サービス2:家具転倒防止器具取付状況点検・再設置、サービス3:IT機器(PC・スマホ)の使い方・困りごと相談)。詳しくは8月中旬の広報みなとにて。

(2)  (仮称)障害者グループホーム南麻布の事業者公募について
広尾駅バリアフリー化に伴う南麻布5丁目に建設予定の障害者グループホーム(5F〜7F)、事業者の公募をしますね。

(3)  港区の地域包括ケアシステムの実現に向けた取組について
これから期待溢れる地域包括ケアを進めるにあたって、まずは『(仮称)港区地域包括ケアシステム推進会議』と『(仮称)港区地域包括ケアシステム検討会議』を設置して、いいもの作るために港区めっちゃがんばります。


(4)  第二東西連絡道路整備に伴うカナルサイド高浜への影響について
品川駅周辺の大規模開発、田町駅と品川駅の間にできるJR新駅もありますし、高輪側から線路抜けてあっちの方にいくあのすごい天井の低いトンネルのような有名な道、整備します。そうすると区の施設(カナルサイド高浜)が移転・建て替え検討となるので、そこに入っている住宅や事業所への支援策もきちんと考えるので、少しお時間ください。


(5)  平成27年度生活保護基準の改定に伴う住宅扶助の特別基準の適用について
都心特有の住宅事情から特別基準を適用してきましたけど、今回も色々と検証を行って新たな基準を設けましたので、7月から適用していきますね(世帯人数1〜6人:69,800円以内→69,800円〜91,000円以内、世帯人数7人以上:83,800円以内→97,000円以内)。世帯人数によって基準額が異なりますので、詳しくは港区役所まで。


(6)  芝浦アイランドこども園の保育所型認定こども園への移行について
平成28年4月から始まる予定の港区初のこども園の芝浦アイランドこども園、0歳児から5歳児クラスの定員や入園者の決定方法、保育従事職員の資質向上や、他保育園・幼稚園・小学校との連携を図れるようがんばっていきます!


(7)  緊急暫定保育施設の今後のあり方について
待機児童対策として平成19年(8年前です)に始まった緊急暫定保育事業、これからの状況に応じて認可化したり継続したり終了したりしていきます。名称も緊急暫定保育施設から『(仮称)港区保育室』に変えますよ。認可されて緊急〜保育室→保育園となるのは、たかはま保育園、神明保育園、10/1開園予定のしばうら保育園(旧札の辻保育室)の3園。

そんな報告のあった委員会。

委員会の話

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ちょびっと前のことになりますが、6/12に初めての委員会がありました。開催の1週間前に資料が届き、目を通してというよりはかなりじっくり読んでみました。しかし委員会内での立ち位置はその時まったくわからず、資料を読んでふむふむと理解したつもりでいたところで何の役にも立たんのではないかと。ふと思いました、委員会の準備って何したらいいの。

そんなわけで港区議会が公開している委員会記録まで目を通して、どんな議員がどんな発言をしたかまである程度おさらいしてまでお勉強をしたわけです。そのおかげでよくわかったことが2つある。いや、前々から気付いていたんですけれども。

  1. 記録が非常に読みにくい。
  2. 単なる質問でもいいんだ。

記録がですね、録音の文字起こしそのままなんですよね。せめて最初のページなり詳細記録の前に『サマリーorまとめ』のセクションがあれば読みやすいのに。結論のある案件なら『賛成/反対/異議なし/継続』的なこと書けるだろうし、結論のない案件なら『質問:~について』みたいにこんな質問でましたよ、と最初にまとめてくれると読みやすいのに。あ、質問はなくてもいいか。

何だかんだみんなで感想言い合って『で、結局どうなったの?』というような会議、会社とかでもたくさんありますね。ある人は『~をやるって方向で』と認識してたみたいだけど、別の人は『~は保留』と思ってたり。口語の文章を読んでも『で、結局なんなの?』と決まったんだか決まらなかったんだかわからないものばかり。会話の中でもありますよね、そういうの。

それはさておき、単なる疑問に感じたこと、単語の意味がわからないもの、そんな質問も記録にありましたし、ちょっと安心。先輩議員からも『大したことない質問でも疑問に感じたら質問すればいいよ』と言われましたし、新人議員ちょっと安心。

さて、委員会では『報告案件』と『審議案件』の2種類の議題があるようです。

報告はその名の通り行政側からの報告。『~であります』『……えと、はい、わかりました』こんな反応しかできないような内容の案件報告。だって報告事項だもの。はいはい聞いてるだけのことなら議員だって委員会だって必要ない。過去の記録だと

『その件に関して、~はどうなっていますか?』

『~と~の違いは何ですか?』

『~なので、是非そこのところは~していただければと思います』

というようなシンプルな質問だったり提言のようなものだったり、そんなやりとりで委員会って成立するのかしらと心配になるけれど、『報告案件』なのでそんなものでしょう。で、初委員会では報告8件のみ。審議案件なし。

おっしゃ、これならイケる!(ただの心の準備完了)

質問をしなければいけないわけではないですし、どうでもいい感想を述べるのも時間の無駄ですよね。しかも担当の課長さん達が事前にわざわざ報告内容の説明にいらしてくれます。そこで質問があれば聞いちゃえばいいんですけれど、その後にシンプルな質問ってまた沸いてきちゃうんですよね、結局のところ。

発言は記録に残ります。聞いた話、記録に名前を載せるために事前にした質問を繰り返す人もいるようです。『委員会で質問した=仕事した』の発想と感じる人もいるかもしれませんし、別にカッコ悪いとは思いません。それで案件がいい方に改善されるのであれば。記録に残る質問をすることで、議員側も行政側も新しい認識が生まれるでしょうし、ひょっとしたら次回からのスムーズな調査に繋がるのかもしれないし。

結果的に私もシンプルな質問しましたし、お願いのようなことも発言しました。ただひとつ、噛んだり舌ったらずだったり呂律が回ってなくて、委員会記録の文字起こしがすこぶる難航しませんようにという心配だけが残りましたが。

と、前置きが長くなりましたが報告内容の簡単な説明を。委員会に上程される案件タイトルは区議会ウェブサイトから見れますけれど、『で、つまりは中身なんなの?』『で、どうなったの?』というフィードバックがごっそり抜けているので個人的にご説明いたしまする。

 

【6/12 保健福祉常任委員会 報告事項:8件】

(1) 行商制度の変更について
路上で販売されるお弁当類(オフィス街とかでお昼時にみかけるアレ)が届出制から許可制になったので、手続きに必要な手数料を新設しますね。

(2) 平成27年第2回港区議会定例会提出予定案件について
6/17からの定例会にこれこれこういう案件を出しますよ、というご報告。予算関連。

(3) 港区保護司会との協働による更生保護青少年事業の取組について
プライバシー配慮の点から、とある施設を活用して面談のための専用部屋を準備しますね。

(4) 臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金の支給について
国が定めた給付金、港区の対象者に書類を送りますね。

(5) 港区版宿泊デイサービス事業の実施について
お台場の高齢者在宅サービスセンターを利用している方、緊急の際の宿泊サービス始めます(1日2名まで)。

(6) 港区歯並び・咬み合わせ相談事業の実施について
7月から3才~小学生の無料相談始めます(1回6名、20分くらい、年7回)

(7) 南青山四丁目用地の暫定活用整備の変更について
青南小学校の第2グラウンド拡張や複合施設の工事、工程をちょっとだけ見直します。

(8) 「平成26年度4歳児全員の居住実態把握」の調査結果について
港区に住む2120人の4歳児(国籍問わず)、全員確認しました(虐待予防観点から)。

定例会、終わりました。

6月17日から開催されていた港区議会第2回定例会、昨日無事終了しました。近くにいる誰かがこんなことでもないと興味を持たない周囲の人々が結構おりまして、家族を中心に傍聴(と称した大人の社会科見学)に足を運んでくれたり。ありがとうございます。

さて、17日18日は本会議と呼ばれるもので『TVでよく見るような国会のちっちゃい版』のような本会議場で、色々と報告や質疑応答が行われます。

びよんと飛び出るアレ、があるところが本会議場ですね。びよんと飛び出る名前棒バネ式。席もふかふかの椅子ではあるんですが、これが実はとっても座りにくく腰を痛めそうです。スライド式の椅子なので、机と座る位置の隙間がどうにもならない。そしてよく膝を強打します。ちなみに委員会室の机でもよく膝を強打します。頻度と悶絶度は委員会室の方が高いです(マメ知識)。

議員による質問と区長からの答弁が行われます。1日目が『代表質問』、2日目が『一般質問』。会派の代表者が大枠で質問する日、会派のどなたががちょっと細かな質問する日、と分けると理解しやすいかもしれません。質問事項も事前に提出するようなので行政側の準備もしやすく、つまりは議員による質問も、区長や教育長からの回答も紙を読みながらの応酬。……時間もあるので早口過ぎて聞き取るのキビシイ。あと眠い(注:お昼ご飯後の13:00からですから)。

自民党議員団、13人もいます。ひとつの定例会で2名しか質問ができない(今の所は代表質問ひとり、一般質問ひとり)とすると、1年に4回しか定例会がないのでは年間8人しか壇上に立つチャンスがない。今の計算上ではですけれど。次回以降は少し変わるのかもしれないですね、人数多いし。

さて、定例会全体のスケジュールはこんな感じ。

17日 本会議(代表質問)
18日 本会議(一般質問)
19日 調査日(待機に近い)
土日はさんで
22日 委員会(初日は視察が多いみたい)
23日 委員会
24日 委員会
25日 事務整理日(待機に近い)
26日 委員会&本会議(報告とか採決とか)

区民の皆さんからの『港区さん、これこれこうしてちょうだいよ』という請願が11件ありました。各会派に請願書のオリジナルが回ってくるので、内容をじっくりと読んで賛同する議員は署名していきます。一切署名しない場合もあるようです。そういうポリシーもありなのかしら?その後、議会運営委員会で内容によって4つある常任委員会に担当を振り分け、各委員会で審議(採択/不採択の決定)をしていくわけですね。そして最終的に『委員会ではこんな結果でした』と最終日の本会議で委員長が報告をすると。

委員会で満足いかない結果となると、最終日の本会議で34名(議長除いて33人か)の議員で最終決定をする。そんな流れ。今回身をもって経験しました。所属する保健福祉常任委員会では審議すべき請願がありませんでした。なので委員会3日目『事務整理日』となり、時間ができたので総務委員会を傍聴しに行ったわけです。

安全保障や集団的自衛権に関する4件。廃案や反対の意見書を港区の意見として国に提出してくださいという請願です。回覧されてた請願に賛同して署名した議員、共産4と1人会派の合わせて5名。この流れがとても興味深かった。プロセスとして。

委員会室満席。傍聴人が何十人。ヤジもすごい。

採択:共産1
不採択:自民3
継続審議:みなと政策会議3、公明1

まず、各会派の態度表明はこうです。『継続』という声があると『継続とするか否か』を決める採択をまず取るんですって。なので、継続する4、継続しない4(1+3)で『可否同数』。その場合は委員長が決定権を持つと。そしたら『継続審議は不採択』となりました。つまり、継続しないで今決めると。

次は採択するか不採択とするか。採択=請願に賛成、不採択=請願に反対。

採択:みなと政策会議3、共産1
不採択:自民3、公明1

これまた4 vs 4の『可否同数』。やっぱり委員長が決定権を持つと。そしたら『不採択』となりました。こんな可否同数が続くのって珍しいんですって。

プロセスに関しての私の理解、こんな感じ。間違ってないはず。多分。間違ってたらごめんなさいすっごい勉強不足。継続審議ってひょっとしてただの先送りニュアンスなのかしら。

委員会の中では不採択という結果となりましたが、『願意にそいがたい』という理由で最終日の本会議で34名(議長を除いて略)全員の議員で諮られる事になりました。その場合、2種類の方法があるようです。

起立採決と記名採決。

起立採決は『賛成の人は起立してください』のあれ。記名採決は『賛成は白い票、反対は青い票を投じてください』。白黒ハッキリつけようぜ!外から見ても誰が賛成だか反対だかわかるように票を投じようぜ!というのが記名採決だそうです。今回の4請願、1件がこの記名採決、残りの3件が起立採決となりました。

『賛成多数により〜』と目視で明らかな差が見て取れる場合は起立採決が簡単なんでしょうけれど、野鳥の会のカチカチが必要無いくらいの大差。

『総務委員長の報告の通り、不採択という判断に賛成する人』が白票を投じ、その逆が青票を投じる。10cmくらいの長さの色付いたアクリル板に名前のシールが貼ってある札が準備されてまして、それを順番に投票箱のような透明プラスチックの箱に積み重ねていくと。外からもどちらの色が増えているのか投じたのかすぐわかると。

牛歩作戦(今考えてみると、TVで見た事がある牛歩云々というのはこの制度での採決だったのかと)とかなかったです別に。34名(議長略)しかいないですし。あっちゅう間。

反対青票は共産、民主、維新、社民、無所属全員。多数決により結果として不採択。『安全保障関連法案に港区として反対表明を出すのには反対』という結論に。他の請願は『麻布地区にドッグランを』とか『三田台公園の利用拡大を』とかもありまして、そちらは採択されました。

まずは無事に定例会が終わったことにほっとし、またしばらくの間は勉強したり色んな方と話したり、まちをふらふらしたり考え事したり、そういう日々の中で気を引きしめながら『定例会中に毎日のように机にぶつけまくった右膝を更に痛めない』ことを目標に頑張ろうかと思います。

召喚!膝サポーター!

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