ほいくえんのことってなんでこんなにむずかしいんだろって話

難しいトピックな上、ものすごく詳しいわけでもないし色んな人の考え方があるからなんとも言えないんだけど、保育園って本当に難しい問題なんだと思うわけです。私には子供がいないので、このことひとつとっても『だから一生懸命じゃないのね』とか『アナタ保育園じゃなくて幼稚園出身だから保育園のこと無知なのよ』とか、時々心無いようなことをヒソヒソ言われるようなこともありますが、ドンマイ俺。確かにそんなに詳しいわけでもない。でもそんな私でも思うことはあるわけです、保育園について。

 

一筋縄じゃいかない理由は色んな分野に関わっているからなのはよくわかります。私の小さい頭で一生懸命考えてみたのは大きくわけて2つ。あっもちろん他にも色んなことがあるんだろうけど(※個人の感想であり、効果には個人差があります)。

 

1. 用地確保の問題

需要があるから増やさなきゃというのは当たり前のことで、『どうにかしてください!』と例え議員が吠えなくとも行政としては頭を抱えているわけです。行政も増やすための努力を日々行っているものの、いかんせん場所がない。例え区の土地で空いてるところは全部保育園にしなさいよ!となったとしても、多分『港区は入りやすいっぽいよ!』とただでさえ第二子保育料無料とかサービスあるし、ワッとそれだけのために転入が増えたりとかしてイタチごっこになるかもしれないねとはよく考えます。というかすでになってるとは思うんだ。そういうのゼロとは言えないと思う。

 

保育園って、まずそれだけのサイズの用地確保が常に問題になってるわけですよね。だって0才から5才まででしょう、人数分それ相応の広さがいりますよねえ。認可保育園の広さの目安って400平米って聞いたことあるし、出せるお金の額で例えばマンションデベロッパーと競り合っても簡単に勝てないだろうし、民間の土地は買いにくいというし。必要なものには必要なだけ投資しても納税者は怒らないだろうから、使えるお金の上限アップしてでも、多少つぎ込んでも買っちゃいなよ!と思う方なんだけど、急激な人口減少で色んなことにアップアップした過去がある港区だから二の足を踏むのかな。よくわかんないけど。そうすると民間事業者にお願いをして保育園作ってもらえませんか?の方が早いという判断なんだろうね、多分。それもわかるような気もする。ま、区に必要な施設はもっと他にもあるからだろうけども。

 

0才〜2才のための小規模保育園の方が0才〜5才の認可保育園より作りやすいっていうのは、場所の広さとか場所以外にも、東京都の審査の有る無しってことも聞きました。需要が高いのは0才〜2才っていうし、小規模園が増えると助かる人はたくさんいるんだろうけど、3才になったら別のところに行かなきゃいけないっていうし。

 

ああ、なるほど。だから区は公立保育園を積極的に新設しないで、3才以上の子達の定員確保に努めてバランスよく預かれる体制を作ろうとするのかな。なーんて、正しいか正しくないかはわからないけど公立のあり方ってそういうこともあるのかなと勝手に考えてみる。作れたら作るだろうけど、仙台坂上のとこみたいにさ。

 

あ、全然話が進まない。本当に疑問に思ってることはここから。どうでもいい長ったらしい考察ばかりでいつもすみません。

 

民間事業者さんが保育園を作るのに、自分たちで場所見つけてこなきゃいけないわけです。保育園のための広さとか内装だとか細かなルール的なものとか考えつつ『ここよさそうだ!』な物件があったら、すぐにでも色んな手続きを始めないといけません。一番の問題は『その物件をどのくらい仮押さえができるか』になってるんじゃないでしょうかね。他の競争相手に物件とられないように。

 

港区は家賃が高いので、よさそうな物件があったとしてもどのくらいの人数を受け入れられるかによって、経営として判断もあるわけです。家賃の他に人件費とか色々あるし、そういうのペイできない赤字試算だったら断念せざるを得ない。例えイケる!となったとしても、ひょっとして不動産オーナーなり仲介の不動産屋さんなりが『何ヶ月か1年先か開園するかわからない保育園より、来月からお金払って借りたいって人がいるからそっちに貸すね、こっちもビジネスだもんごめんね』と言われた瞬間に計画断念、ハイおしまい。

 

その1: 物件を自力でみつける

その2: 開園できる目処が立つまで仮押さえ続ける

 

このロシアンルーレットのようなサイクルをどうにかしてあげられないのかなと最近よく思います。港区が場所見つけて『ここどうですか!?』は正直期待できないし、期間限定でいいから手付金払ってでも仮押さえてもらうための補助とかあってもいいのかもしれないし。みんなそういう余計な費用がかからないように不動産屋さんとの交渉とか信頼を築いたり一生懸命なんだけど、限界ってあるような気がする。よくわからないけど。どう?港区さん?なんか良さげな方法ない?区内の不動産屋さんとか不動産王に『保育園作りたいって人たちにちょっと猶予与えていただけませんか』って泣き入れてもいいと思うの。どう?ダメ?

 

それか『保育園作りたいって事業者さんに教えてあげたいので、お宅で管理してる物件か保育園フレンドリーな不動産王をご紹介ください!(ただし懐に余裕のある王に限る)』で正直に泣き入れてもいいと思うの。どう?ダメ?

 

2. 法律とかルールとかの問題

0才〜2才の保育園、3才以降はどっか別のところに行かなきゃみたいな問題もあるわけでしょう。いくら幼稚園ってオプションもありますよって言っても、ご家庭の都合や事情でハイそうですかにはならないじゃないですか。そこでシンプルな疑問は『3〜5才専用で保育園って作れないのかな?』と前々から思ってたわけです。そういえばそういうのって聞いたこと無いよね。多分色んな法律とか規則とかでできないから無いのかな、よくわかんないけど。

 

グーグル先生に聞いてみたら年末の記事が引っかかって、そしたらやっぱり法律だったみたいで。勉強不足でほんとすみません。3〜5才専用の園があってもいいのにねなんていう考えをたくさんの人は持ってくれるのかしら、それとも私だけなのかしら。来年中にも認められるようになるのかどうなのか、国家戦略特区に港区も当たり前のように入るのかなどうなのかな 、港区にとってありがたいことでもあるよねひょっとしてそうでもないとか?なーんて今のところ考えながら、今回はおしまい。

委員会報告

さて、本日は総務常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添える前に、来週4/3から約1年ぶりにリニューアルオープンする港区役所本庁11階の食堂の内覧会の写真を添えて。『社食』的な空間は嫌いじゃない。

 

 

1. 港区電力調達方針の策定について

電力の小売が全面自由化したでしょう、そんなことから港区でもいろんなことを踏まえた考え方とか調達方法とか『港区電力調達方針』というのを定めましたよ。

Q: 小売電気事業者って港区にどのくらいあるの?(A: 区内登録は26社だよ)、こういうので港区にメリットってどういうのがあるのかな?(A: 例えばみなとパーク芝浦だとね、電気の基本料金が3分の1くらい安くなったよ)、など。

 

2. 港区人口推計(H29年3月)について

毎年この時期に港区政策創造研究所が出してる港区の人口推計、新しいのできました!

Q: 人口が増えてもただ2極分化するだけで人口が増えればいいというものでもないような気もするなあ、こういう推計をもとに他の課からこういうデータが欲しいとか問い合わせとかあったりするの?(A: 無くはないね、保育とか学校教室数とかそういうのの考え方で必要ってことあるよ)、推計だけじゃなくて『こうこうこうなのでああしたらいいと思いますよ』っていうアドバイスも一緒に渡せるようになるといいね、など。

 

3. H29年度組織改正について

総務部の関連だけで言いますとね、『働きやすい職場づくり推進担当部長』ってポスト設けますわ。超過勤務のこととか、メンタルヘルスのこととか担当で。ちな、『人材育成推進担当課長』と兼務な。

Q: ま、実態と懸け離れたようなものにしていかないようにということが心配、教育委員会とかいわゆる『区長じゃない教育長管轄』のところも対応するの?(A: しますよ、全庁対応で)、など。

 

4. H28年度港区外郭団体経営評価結果について

『港区外郭団体経営評価委員会』というのがありまして、見直しにかかわる検討とかアドバイスのために4団体の評価しました!シルバー人材センターと、スポーツふれあい文化健康財団と、社会福祉協議会と、みなと障害者福祉事業団です。

Q: 自主財源を増やしていく取り組みってどういう風に考えているのかな?評価シートをもっときっちりちゃんと記入するなりして欲しいよ、先を見据えた評価って絶対必要だよ、スポーツふれあい文化健康財団の職員(正規、その他)の平均年齢高すぎじゃね?など。

 

5. 土地の購入(元麻布2丁目)について

保育園作るのに仙台坂上の土地を去年買ったんだけど、そのお隣の土地も買えることになりました!これで長方形のいい感じの土地として使えます!単価は約201万6725円/平米(308.52平米)で総額6億2220万円です!財源は公共用地買収基金から出します!

Q: 使いやすい形の土地になってよかったね、スケジュールってどんなもんでしたっけ?など。

 

6. 港区政70周年記念 港区オープンデータアプリコンテストの実施結果について

11〜12月で募集してたコンテスト作品、先月に表彰式行いました!応募作品総数は34件のうち、5作品が受賞しました!

Q: 素敵な作品のアイディアは反映されます?こんなオープンデータあんなオープンデータがあったらいいななんて話ありました?など。

 

7. 港区財務書類作成基準の改正について

国の方で財務書類の標準書式が変わったんですよ。もちろん港区もそれに倣って、項目が細かなものに変わったりとか、資産の取り扱いについて少しだけ変わりましたのでご報告しますね。

 

8. 『港区公共施設マネジメント計画(素案)』について

12月から1ヶ月ほどパブリックコメントを募集していたんです。3通、11件の貴重なご意見がきましたのでご報告しておきますね。

 

以上。

委員会報告

さて、本日は来月発行の区議会だより編集委員会のあとに、オリンピック・パラリンピック対策特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. オリパラ大会に向けた暑さ対策の取り組みについて

昨年の夏に1ヶ月半くらい、新橋のSL広場でドライミストぶしゃーな実証実験を行いましたけど覚えてます?結果が出てですね、目標マイナス5度(空間温度、体感温度共に)が達成できたようです。今後は業者さんが機器改良もやるようですし、H30年度導入を向けてがんばりたいです。あ、あと路面の温度を下げるような遮熱性舗装とか保水性舗装の区の道路も増やしていきます。H32年度には『区道の舗装完了、目指せ全体の9%』です!

Q: ミストぶしゃーを導入って財源とかどうすんの?設置場所の選定とかどうすんの?道路を遮熱と保水としてるけど、どちらをどうやってがんばっていくのかな?遮熱性の塗料塗ればいいだけじゃなくて木を植えるとかさ、色々大きなレベルでのまちづくりもあるわけでしょ、ミストぶしゃーだって1カ所ではどうにもならないし。目指せ区道9%ってそこがゴールなわけじゃないよね?そういうとこも大きく考えてくださいよ、など。

 

2. 『都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト』について

オリパラの金銀銅メダルを家電リサイクル金属から作ることになったようですし、港区としても集めていきますよ!元々小型家電リサイクル用のボックスを支所とかに置いてありますし、チラシとかポスターとか使って集めていきます!

Q: 全部のメダルつくるのにどのくらいの量がいるの?何台くらいの何がいるの?メダル作りに参加しましたっていう証明みたいなお礼みたいなものはあった方がいいのかな?リサイクルの締め切りってあるの?メダル分がすべて集まりきったあとは普通通りに戻るの違うの?記憶に残るようなことだと思うし学校にも声かけてあげようよ、など。

 

3. 東京2020公認プログラムの認証状況について

12事業で『東京2020公認プログラム』を取りました!ご報告まで!

Q: 区の主催なの?共催なの?など。

 

4. 港区東京2020応援プログラム推進事業助成制度について

助成金出します!限度額10万円から100万円まで!(ただし公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会による『東京2020応援プログラム』の認証を受けた港区内の団体に限る)

Q: これ、町会・自治会もやろうと思えば入るものなの?どうしても認証受けなきゃいけないの?第1期・第2期の受付ってことはなんか早い者勝ちな印象あるけど大丈夫?など。

 

以上。

外国人旅行者のための『港区観光&マナーブック』

先月〜今月の予算特別委員会で『体験型観光ってどうなんすかね?』と聞いたら、『コト消費だろわかってるようるさいな、現在誠意製作中だからしばし待て』とお答えをいただいたのは記憶に新しいことでして、それが立派な冊子となって先週登場しました。港区観光&マナーブック訪日外国人旅行者の心をつかむおもてなしのヒント。これがまあ良く出来てます。特に観光&マナーブック。

 

バスの乗り方から地下鉄の切符の買い方とか、左側通行だよとか電車やバスに乗るときは静かにおとなしく並べよとか、日本人が大切にしてきた文化とか私たちが知ってるようなそうでもないような神社参拝の正しいやり方とか、お風呂屋さんの入り方とかね。

 

ごはん食べるにしてもおしぼりだの食券の買い方だの、時々モメたりするお通しだの、居酒屋のお話だの、サラリーマン定番の乾杯は生ビールだの、私たち日本人が読んでても結構興味深い内容が盛りだくさん。

どうせなら『とりあえず生!: toriaezu nama  (start with a beer!)』なコレ言ってみよう日本語も添えて欲しかった感もあったりしますが、まあ良く出来てます。ほんとほんと。日本語と英語と中国語と韓国語で対応。

 

麻布十番商店街も登場。観光案内所とかに置いてあるということですが、10,000部作成なんだって。でも小分けにPDFでも公開されているので是非お時間ありましたらちょこっと読んでもらいたいです。あ、語学のお勉強している方にもオススメ。なんとなく。

港区公式ホームページ>産業・文化・観光>観光>WELCOME港区の推進

 

港区暮らしのガイドと組み合わせて、こういうの新しく日本で生活する外国人向けに販売してもいいかもしんないね。例えばニューヨークに暮らす日本人が必ず持ってるに等しい『ニューヨーク便利帳』のように。民間がやるか行政がやるか色々あるとは思うけど。

ウィッグや胸部補正具の購入費用を助成します

港区が都内初でがん患者さんのための外見支援(アピアランス支援)を始めます、ということは先日お伝えしたかと思います。その後に3/21の『広報みなと』で掲載されまして。保健所ががんばってくれました。ありがとうございます。押さえておくべきポイント2つをご報告しますね。

都内初なんですけどね。しかも品物おひとつに対するものじゃなくて複数品の合算でもOKなんですけどね。それどころか助成金だけじゃなくて相談体制も整いつつあったりしてるんですけどね。ちょっと!広報みなとさん!扱いがちょっと小さいんじゃないの!?と言いたいところなんですが、まあそれは置いといて。月に3回のオフィシャル広報誌、いろいろとお知らせしたいこともございます。

 

1. 助成は上限3万円、または購入費用7割のどちらか低い方

例えば1万円のものだったら3000円で購入できることになりますし(後々精算)、2万円のものだったら6000円になりますし(後々精算)。上限3万円を助成してもらおうとするのであれば、えーと、えーと、4万3000円分の購入で3万円戻ってくることになりますね。4万3000円分のウィッグだったり胸部補正具だったりが1万3000円になるわけです(後々精算)。ウィッグなり胸部補正具だったり、おひとつ4万3000円のモノをおひとつでもいいですし、2万円ちょいのモノを2つでもいいわけですし、1万円ちょいのモノを3つでもいいわけです。消耗品ですからね、複数合算OKということは非常にありがたいことです。

 

2. 助成金申請は6月1日から受付開始

助成金の申請はおひとり1回。そして対象となるレシートだったり領収書だったり、来月4月1日以降の購入分に限ります。なので、もし『まずはひとつでいいからお試しで買いたいの。もっと必要だったらまたそのうち買いたいのよ。一度に4万3000円分買うのはちょっと…』という場合があるとしまして、その時はお試しのおひとつの領収書を大切に保管しておいてください。もういくつか増えて、『そろそろ申請しようかしら』という時にまとめてどうぞ。6月1日から受付開始ですしね、あと2ヶ月くらい。

 

がんの治療を受けていますとわかるおくすり手帳だったり診療明細書だったりという書類も必要になりますし、もちろん身分証明書も必要になります。詳しくはみなと保健所までお問い合わせくださいね。あっ助成は港区在住の方が対象ですからね。

 

多分ですね、もっとわかりやすいチラシだったりポスターだったりが実際の申請開始時期に合わせて公開されるんじゃないかとは思います。申請書類は6月からダウンロードできるようになりますけれど、ひょっとしたら『そういうのよくわからないから申請用紙もらって直接記入したいわ』という方にフレンドリーな方法があるかもしれないですし、区役所とか保健所に行かなくともひょっとしたらもっと便利なところで申請書手に入るかもしれないですし。や、わかんないですけど。

 

ご自身が必要としていなくとも、ひょっとしたらお知り合いで必要な方がいらっしゃるかもしれないですし、ひょっとしたら『ウィッグ欲しいんですけど実は…』といつものお客さんからコッソリお話がある美容師さん・理容師さんがいらっしゃるかもしれないですし、なんらかの席で気まずい沈黙を破るのに『港区でこういうことが始まるようですよ』と世間話に持ち出すことも結構結構。マメ知識、暮らしの知識として覚えておいてくださいますようお願いします。

 

ご不明な点、お問い合わせはみなと保健所まで。また、助成だけじゃなくとも色々な情報収集の一環としてもみなとアピアランスサポート相談室をご利用ください。

港区ワールドフェスティバル

昨年から色んなことをがっちゃんこして新たに始まった港区ワールドフェスティバル。それまでに東京都の資源発掘型実証プログラム事業としてやっていた大使館スタンプラリー、最終打ち上げのような賑やかで楽しいワールドカーニバルを継続する他に、商店街振興を絡めたカードラリーやその他たくさんのイベントをがっちゃんこしての港区ワールドフェスティバルです。1月から始まり約2ヶ月、まもなく終了。

 

お時間ありましたらプレイベントと最終イベントにも是非足をお運びください。

 

港区ワールドカーニバルのプレイベント

2017/3/23(木)16:00〜19:00 @新橋SL広場

 

港区ワールドカーニバル

2017/3/26(日)10:00〜18:00 @東京タワー

 

あっ、そういえば前に『港区ワールドフェスティバルってオリンピック・パラリンピックの文化プログラムとしてすでに成立してるもんだと思うんだけど、区として文化プログラムに位置付けて継続して実施してくれないかな?』的な質問をしたことがあったんですが、無事に認定されたようです。観光担当課さんおつかれさまです。

 

チラシやポスターにも文化プログラム認定印の『beyond 2020』がちゃんと入った新しいバージョンのものが区内掲示板とかに掲示されてますので、道を歩いている時にでも掲示板をちょろっと確認してみてください。公式競技(トライアスロンとかロードとか)も開催される港区ですので、こういうちゃんとした国際イベントの認定ってすごく大事。

第2回 区政報告会を開催します。

昨年に続きまして、第2回 区政報告会を開催します。
2017年4月5日(水)20:00〜21:00
2017年4月9日(日)14:00〜15:00
場所:麻布十番会館2F (港区麻布十番2-3-10 パティオ十番そばのセブンイレブンのあるビルです)

 

この1年の活動と成果、今後の取り組みをご報告いたします。2回開催しますが内容は同じです。また、4/9(日)の回には第1部として講師を招き『動けるカラダを作るストレッチ』の実践法を紹介いただきます。もちろん第1部のみの参加もOKです。

 

ご家族、ご友人をお誘いのうえ、お気軽にご参加ください。

 

『アレをしてください、お願いします』というお願いから採用に至ったことや、『コレをした方が港区のためになると思いますがどうでしょう?』という提案から採用に至ったことや、はたまた『ソレがこうなってるからダメだと思います』というような、結果が表に出ない一般にはわかりにくいチェック機能としての議員のお役目についてもお話していきます。

 

港区議会 H29年度予算特別委員会 その6

予算委員会の最後の質問は教育費。ちょうど1年前の定例会で外国人児童・生徒への日本語指導について初めて質問をしました。そこから機会あるごとに取り上げて同じようなことをずっと質問し続けているような感じだけど、何か進むまで諦めない止まらないな精神で。要は結構しつこい。

 

【教育費】
1. 日本語学級について

Q: 1年前に初めて取り上げて、昨年秋にはニーズ調査をするって初めて決めてくれて、冬に初めて調査してくれて、その結果がこれから日本語指導が必要になる子が100人を超えるということがわかったわけです。日本語学級ってこれまで検討されたことがなかったというお話でしたけど、これからアレでしょうね、多分中学校が一番必要ですかね。どうやって検討されてるんですか?

A: 教育委員会事務局とか学校の校長先生とかをメンバーに、教育委員会政策課題検討会議というものがありまして。H28年9月から日本語指導とか日本語学級について検討してるんです。

 

2. 日本語適応指導員について

Q: 笄小学校に通うのが日本語学級、それ以外で講師を派遣してくれるのが日本語適応指導員。日本語指導が必要な子って出身国も母国語もバラバラですよね。そもそもどういう方々がどういう指導をしてるんですか?ひょっとしたら改善することあるかもしれないですよね?

A: 日本語初期指導では『日本語指導経験+母国語ができる人』。15人登録されてて、その他にもテンプル大学に学生さんを紹介してもらってます。中期指導は国際日本語普及協会にお願いして、日本語教師資格のある方を派遣してもらってます。

 

Q: そんな日本語適応指導の課題って何ですかね?どういう風に対応してるんですか?

A: 適応指導、ひとりにつき年間48時間ってとこなんですよね..厳しいですよね48時間…。高校進路も考えてあげなきゃいけないし、先生が個別に支援できるようにすることが大事だとは思ってるんですけど….。日本語指導研修会というものは実施してるんですけどね…。

 

3. 国際学級について

Q: 来月の4月から国際学級が1校から2校に増えますよね。最初の東町小学校、できた当時はものすごく手探りで今のようになるまでにものすごーく苦労されたという話です。イチから作るわけではないのでアレですけれど、頑張って頑張って東町が培ったノウハウをどうやって活用します?

A: 教材とか教具はもとより、先生もリーダーとして配置したりする予定です。交流のあり方だったり日本生活へ適応のさせ方だったり、東町小学校の経験を参考としますね。

 

4. 国際理解教育について

Q: 国際教育だ、国際理解だ、なんかこれからの教育ってアレですよね、色々大変ですよね。その中で一番大変なのって先生だと思うんですよ、思うというよりは確実に断言できますよ先生ですよ。中学校の英語科の先生は研究したり研修したりで他の学校にも内容を還元していくって聞きましたけど、全校にその効果が行き渡るようにお願いしたいんですけどどう?

A: 国際科担当者会というのがありまして、情報交換だったり教材の研究、授業研究を通してネイティブティーチャーの質だったり指導力の向上を図ったりと、色々頑張ってましてね。文部科学省の研修を受けた先生もいますし、そういう方を講師として講習をしたりしてます。色々頑張ってます。

 

これから何か考えていくのに良い材料となるような答えをもらえたりしましたし、これから港区の何かが良くなーれなーれと願いつつの予算特別委員会のご報告はおしまい。

 

あっ、第1回定例会も本日無事に終了しました。

港区議会 H29年度予算特別委員会 その5

レンガ調のようなブロックをグッとガッと埋め込んでガチっと固めて、そういう手法で歩道とかに使われるやつをインターロッキングブロック舗装といいます。

 

【土木費】
1. インターロッキングブロック舗装について

Q: 最近、インターロッキングの歩道が増えてますよね。でも近所同士でも色とかデザインとかバラバラですごく気になるんです。まったく同じである必要は無いんですけど、ある程度でいいから目安を設ける方が景観的にもいいのでは?

A: 今のところ統一ルールって無くて、道路工事ごとにデザイン別なんですよね。ただ、周囲の景色で色々合わせていく必要あるので、景観アドバイザーの意見も聞きながら港区の街路景観に統一感を持たせられるようなルールを定めていきます。

Q: 補修とかの考え方ってどんなもんですかね?来年度に大規模にお直しするところはありますか?

A: 定期巡回をしてがたついたり段差が出たブロックを見つけ次第、傷んだブロック取り除いて応急処置としてアスファルトで埋めたり。その後はアスファルトを取り除いて新たなブロックで埋めたりしますけど、周りと微調整しながらやってます。来年度に大規模のお直しはありません。

 

2. 用途制限について

Q: いわゆる用途地域で『商業地』とされているところ、風俗店舗の出店ってオッケーなんですよね。でも、例えば、そういうの望まない地域があるとして、地域の声を反映させるにはどういう方法がありますか?

A: 地域で合意形成を進める『港区まちづくり条例』を使うのがオススメです。例えば、まちづくり組織だったり活動を通じて、風俗営業などを制限することを理念とか将来像に含める『港区まちづくりルール』を定めることができます。区が認定して公表することで抑止力にもなりますし、また強制力を持たせるには地区計画として先に進める方法もありますね。

 

Q: そのまちづくり条例とかなんですけど、ビジョンとかルールとか認定してもらうのにどういう基準をクリアしなきゃいけないの?

A: 前提として、そのまちづくり組織が健全に運営されていることがありますね。『地区まちづくりビジョン』の登録には区域内の区民の過半数の合意。『地区まちづくりルール』の認定には区域内の土地所有者などの過半数の合意。地区計画に進むには、区域内土地所有者などの3分の2以上の合意が要りますよ。

 

難しいですよね、土木費って。プロフェッショナルがたくさんだから。あ、予算委員会の質問とかウェブサイトの方にもまとめを載せておきましたのでご参考まで。

港区議会 H29年度予算特別委員会 その4

 

ほら、左側の行政のみなさんみてお話してるわけでもなく、カメラ向いてるわけでもなく、どこ見てるかよくわからないようなお写真もあるわけです。そんな産業経済費。

 

【産業経済費】
1. 体験型観光による地域産業振興について

Q: 数年前から体験型観光って人気ありますよね。『見る』『買う』『歩く』のほかに『する』を含めた観光の展開ってどうですかね?

A: 体験型観光は『コト消費』とも言われてまして、ホテルとかに置いてもらってる『とっておきの港区』冊子にもお風呂屋さんの紹介記事載せたり、観光協会でも体験記事を発信してもらってます。体験型観光って日本の文化や生活習慣を知ってもらえる良い機会だと思いますよ。

 

Q: どっかの出版社調べでですね、リピーターや個人旅行の多いアジア系旅行者の日本でやってみたいことベスト10がありまして、食事、買い物、3位に温泉・銭湯、テーマパークとか自然鑑賞、7位に美容サロン。ちなみに旧跡観光はその下の8位ね。美容・理容・銭湯を体験型として押して、観光戦略にするのはどうかな?産業支援ですし。

A: ですよね。ぜひ外国人旅行者にも体験してもらいたいですよね。区でも『商店街等英語対応力向上支援事業』や『MINATOシティプロモーションクルー事業』を使ってもらったりしてますし、観光分野でも連携できるものじゃないでしょうかね。

愛して止まない水曜どうでしょうさんも同じこと言ってましたよ。旅のカリスマ。

 

2. 商店街支援について

Q: 消費喚起ってね、一般商品券の認知度はやっぱりあげなきゃいけないと思うの。今度港区政策想像研究所の報告書が出るけど、そういうとこからも認知度を上げる策を設けてみたらどう?

A: ですよね。商品券の付加価値っていうのもまだまだ課題がありますし、報告書の結果からも色々考えていきたいもんです。

 

Q: 先月から始まったプレミアムフライデー、色々とアレですけどねえ、消費の傾向ってどう見てます?どうせ何かするなら商品券のPRでもしてもらえないですかね?

A: 全国的な展開があったら地元商店街でのお買い物や商品券の使用促進を合わせて、消費喚起効果が期待できるとは思うんですけどねえ。商店街連合会とか各商店街とかの意見も聞いて色々検討してみます。

 

Q: 来年度の予算で『商店街変身戦略プログラム』に843万がついてるけど、これってどこかの商店街が何かをやるってことよね。どこが何して、区はどうやって応援するのかしら?

A: 三田商店街がですね、東京タワーの全貌を見渡せる商店街として整備とかイベントとかを。赤羽橋交差点から札の辻交差点まで、まっすぐの直線道路から東京タワーって一番良く見えるでしょう、ライトアップとかベストショット撮影ポイントとか色々考えています。区は全力で情報発信をしていきますよー。

 

観光もあるけれども、基本はやっぱり商店街だったり団体だったり地域産業支援に絡んだ質問。そんな産業経済費。