H28年度 決算特別委員会 衛生費

さて、医療関係のところは衛生費。衛生費は3点ほど。がん検診とロコモーティブシンドロームと目の健康。今回の衛生費は、問題指摘⇨予算反映⇨事業実施⇨結果チェックという、これぞ決算という流れを正しく確認できたのかなあと思います。ほんとに。

 

1. がん検診受診率について

Q. えーと、2年前にがん検診の受診率をみて『データの取り方間違ってね?』と指摘させていただき、調査します的な予算が反映され、今回の決算で結果の集大成的ながん検診受診率ファイナルな感じなわけです。国の検診目標値は50%。区が無料のがん検診受診券を該当者全員に配布して、その券の使用率による検診受診率は20〜40%でした。検診どこで受けてますかというそこそこ大規模の調査を行ったわけですが、今回の区民意識調査というやつ、どんな感じでした?

 

A. サンプル調査でありますけど、胃がん検診は63.1%(区27.1%、職場等36%)、大腸がん検診は65.1%(区33.3%、職場等31.8%)、肺がん検診55.1%(区27.1%、職場等28%)、乳がん検診66.2%( 区36.3%、職場等29.9%)、子宮頸がん検診62.3%(区32.5%、職場等29.8%)。

 

や、やっぱり職場検診とか個人で人間ドックとかで受けてる人が多いであろうことは予測できてましたから、そういうところでちゃんと検診受けている人がいるって改めて明らかになったというこの調査の意義は大きかったですよ。国の基準値の50%、余裕で越してるじゃないですか。や、よかったですねほんとに

 

Q. 区が低い低いって言ってたのが乳がん検診と、20代の子宮がん検診でしたよね。この調査結果でも似たような感じでした??

 

A. や、がん対策推進アクションプランで引用したデータより高くなってます。これってH28年度から乳がん検診の実施体制が変更されたからその影響かなと。20代の子宮頸がんについては区実施の検診は前と同じくらいだったんですが、職場とか人間ドックで受けたという方が24.2%いまして、全体で41.8%です。

 

や、やっぱり20代でも職場検診とか個人で人間ドックとかで受けてる人はいたんですね。よかったよかった。20代で41.8%ってあと少しですね、50%まで

 

Q. 今の時点で受診率60%を超えるって全然低くないと思うんですけど、これからは低いところをターゲットに個別の底上げとかしなきゃいけないですよね。婦人科検診だったら女性ドクターとか配慮したり、そういう利便性というかの取り組みというのも必要になりますかね。

 

A. 現在、がん検診してくれる医療機関が205あります。このうち139ヶ所で平日夜間、日曜にも対応可能なんですよ。今後も受診しやすい環境整備も進めますね。あと、子宮がん検診は40歳未満に個別通知対象を拡大したり、そういうところも検討していきます。

 

ですよねー。どこまで受診率あげたいかにもよりますけど、いろいろがんばってください。ありがとうございます。でも基礎データとあやしいデータの見直しってやっぱり大事ですよね

 

2. ロコモーティブシンドローム対策について

Q. えーと、介護予防の目的で50代60代の健康対策がかなり充実してる港区なんですが、つまりアレですよねいわゆるロコモーティブシンドロームですよね。ロコモーティブシンドロームって整形外科学会が10年くらい前に概念を提唱し始めて、関節の可動域とか運動器障害とか、進行すると寝たきりリスクがとかいうやつです。入院&治療する運動器障害が50歳以降で多発するわけでそういう年齢設定になってますけど、早ければ早い方がいいんですよ啓発って。若い子も。どうですかそういうの。

 

A. 今年はより幅広い年代を対象に、健康運動指導士がロコモーティブシンドローム対策として体操指導する講習会を開催予定です。あと運動習慣とか食生活も大事なので、筋肉や骨の維持に役立つお料理講習会もやりますー。

 

 

(´-`).。oO(前になんとなく聞いた時よりはナッシングな印象だったんですが、知らない間にいろんなものが開催予定なんですね…) よろしくお願いしまーす

 

 

3. 目の健康について

Q. ロコモーティブシンドローム以上に、あんまり関心持たれてないけど結構大切な領域がありまして、それが目なわけです。遺伝もありますけど、食習慣とか生活習慣とか生活環境とか予防とかそういうの言われ始めてるわけでして、眼科領域も今後啓発とか必要になるんと違う?

 

A. ですよねー、ドライアイやスマホ老眼とかでてきてますよねー。今後は10月10日の目の愛護デーとか、港区のホームページや広報みなととかで目の健康も取り上げて啓発しますー。

 

 

以上。

H28年度 決算特別委員会 環境清掃費

さて、決算特別委員会の続きは環境清掃費です。実は3年目にして初めて環境とか清掃とかのトピックで質問をしたんです。一般質問でもお初トピック。興味がなかったわけではないんだけど、ちゃんとした質問できるほど知識が無かったし、『これってどうなのかしら』という素朴な疑問から自分の考えまでまとまらなかったし。環境清掃費はじめてものがたり。もぐたん。

 

1. 少量排出事業者のゴミ出しについて

Q. えーと、先日の一般質問でも述べさせていただきましたが、区が収集車で回収する可燃ゴミのうち、1/3が有料シールを貼って出してよい特例の少量排出事業者によるゴミなわけ。こういう形でゴミ出しをする事業者は何社、集積所は何ヶ所あるの?

 

A. 集積所は地域の方々で場所決めたりしてるから、そういう事業者のことは詳しく把握してるわけではないんです。ゴミ出し場は区内で約11,800ヶ所、なんとなくだけどこのうち7割8割の場所で有料シール貼ったゴミが出されてるみたい。

 

区が知らないって結構アレですよね、正直あんまよろしくないですよね。ということはシール貼ってくれてるだけマシで、ひょっとしたらもっとたくさん混ざってるのかもですよね。1日50kg未満のゴミをOKっていうの、見直しとかアリだと思う。

 

 

2. ゴミ収集車の台数について

Q. えーと、1台あたり1日6ルート回るって聞きました。決まったルート回りきる前にゴミがいっぱいになっちゃったら工場に戻らなきゃいけないわけだから、そういうのが押しに押して最終ルートの回収が午後2時とか過ぎちゃうんじゃないの?収集車の台数の変化を教えてちょーだい。

 

A. 東京都から港区に所管が移ったH12年は75台(区の直営13台、委託62台)、今年は91台(区の直営10台、委託81台)。資源ゴミの分別とかみなさんよくやってくれるようになったから収集車増えてますよ。

 

Q. そんなH12年からの随意契約ってどういう感じなのかしら?

 

A. H12年に東京都から移管する時の話し合いの中で、業者選定についてそれまでやってきた民間51社でそのままという話になってまして。んで、東京23区清掃協議会というものがありまして、そこで各区へ台数や車両を割り振りするような随意契約がずっと。H17年以降に競争性だったりコストだったりを考えて新規参入を検討してきたんですけど、「51社」へ影響があるから…そんな感じで…。

 

(´-`).。oO(色々な意味で色々大変なんですね…) まぁ、必要なことは必要なわけで、修正すべきところは修正すべきなので、色々検討続けてくださいね

 

Q. 世間一般でいうゴミって、『ポイ捨てを禁止するためにごみ箱を置かない』、そして『ごみ箱がないからポイ捨てが多くなる』って矛盾してるじゃないですか。街中にごみ箱がない理由は『家庭ごみの持ち込み対策』とも言われますよね。ほら、マンションとかよくゴミ置場あるじゃないですか。そういうのがないとゴミの捨て方が不法投棄ぽくなるのかなと思って調べてみたんです。そしたら港区は延床面積1000平米以上の建築物、または1000平米以下でもワンルームマンションの場合にゴミの一時保管場所の設置について区と事前協議と届け出が必要とありましたよ。昨年度の実績は?

 

A. えーと、事前協議は延べ368件。届け出は93件です。

 

Q. まず、一時保管所の設置がタワマンかワンルームという対象はなんとなくわかるんですよ。ファミリータイプのゴミの多さとか、シングル住まいのライフスタイルとかの関係で。でもそれ以外のサイズのマンションって『協力のお願い』だけっていうのもおかしいと思うんですよね。

 

A. えーと、これからオリンピックだなんだで観光客も増えるし、民泊問題ななんだで、ルール無視のゴミ問題が発生するかもですし。中間サイズのマンションとかでもそういう保管ができるかどうか、すべきか否か、他の自治体とか取り組み事例とか調べてみます。調査研究、調査研究。

 

ゴミって色々アレな感じですけど、リサイクル率を上げたらリサイクルコスト上がるだろうし、なんかアレですよね、ハッキリ言って清掃問題って要は人件費ですよね。ゴミ収集車だって直営減って委託が増えて、別にそれでも構わないけどやるならちゃんと自治体は責任をもって結果出すような判断をしないと。コストカットコストカットよく言いますけど、清掃に関しては削っていいコストと削っちゃダメなコストを混同しないようにお願いしますね。

 

そんな感じで質問や発言してみたわけですけれども、『こういうこういうことを啓発します』だけでは人任せな印象を受けてしまうんですよ。いや、お役所が一生懸命やってるのはわかってるんですけど、なんでしょう、役所の意思というか判断というのが見えないから疑問に感じるんですかねえ。かけるところに人と費用をかけないと、今までできたものも維持できなくなっちゃう。そういう風に思っちゃうわけ、個人的に。

 

港区は震災復興基金的なものに5年だか6年でで1000億円を積み立てるとしています。最初にどかんと貯金して、残りはちょこちょこと貯金ですよ、毎年100億とかそんな。その毎年の貯金のためにしわ寄せがきているんじゃないかなとも思うし、無駄使いしないように気を引き締めなきゃといいことなのかもしれないし、難しいね。

 

以上。

H28年度 決算特別委員会 総務費

さて、決算特別委員会の最初の質問は総務費です。先日お伝えしたように、2点質問しましたのです。使ってないみなと保健所生活衛生課東麻布詰所2棟の活用してちょと、備品のリース対応がなんでできないの?という件。

 

1. 用地活用について

Q. えーと、中ノ橋と赤羽橋交差点の中間にある、消防署の並びの高速道路高架下の開かずのシャッター2軒、港区みなと保健所 生活衛生課 東麻布詰所。料金ゼロで借りている場所のようなんですけれど、ここ4年くらいまったく使ってないようなので、もったいないのでなんかに使ってもらえませんかね?

 

A. 東麻布詰所とそのお隣の水防倉庫、占有料が免除な上、道路占有許可をもらって借り受けていまして、5年ごとに更新してます。今の許可期間は平成33年3月末までになってまして、その後も更新の許可を得られる見込み。今後は条件の範囲内で活用について役所で考えていきますね。

 

貴重な場所だと思うから、用途に関しては絶対に相手先と交渉してみてね。もったいないからいい案がでてくること期待してます

 

2. 備品のリースについて

Q. えーと、学校の単発イベントの代表例、運動会。子供達の席の上にテントを張るようになって早幾年。先生方が色んなところから足りないテントを調達しなきゃいけないんですね。お役所からは『買えば』と言われることもあるらしいんですけど、『置き場所ないし買えんわ』というのが本音ぽい。調達とか撤収とか返却とかに労力を割くのもセンセイ達かなり厳しいし、備品によってはリース対応できるようにした方がいいんじゃないかなと思うんだけど、リース対応ってどう考えてる?

 

A. 長期継続で使うことを想定してるので、リースじゃなくて購入と考えてます。購入経費より借りる方が安い場合はリースOK出してるよ(ただしタブレット端末とか頻繁なバージョンアップとか耐用年数とか使用頻度とか)。

 

Q. 学校のテント、校長会でも要望でてたというけどなんで採用されなかったの??

 

A. 今年の予算の中の話だと、運動会などの行事だけで必要で、買うにしても保管場所がないという理由で小学校2校からリースの要望あったんだけど、リースじゃトータルでお金かかるからリースじゃなくて買ってねと判断しましたぞ。

 

備品の保管も考えたり、なんといっても先生方の負担というものも大きいから、どうかお願いだから前向きに考慮して検討してね

 

以上。

交通も決算も安全に

さて、秋の交通安全週間が始まり、港区議会では決算特別委員会が始まりました。昨年度、平成28年の4月から今年の3月までのまるっと12ヶ月で色んな事業やなんやらで、港区のお金がどう使われたかという決算審議です。入るお金、出るお金、お金の使われ方や執行率とか、事業に対しての行政評価という点もあるわけです。

 

決算というわけですから『この事業においくら万円は一体どういうことですか!?』とか、『税金の無駄ですよ!』とか、劇場型で激情型のエキサイティングな一問一答方式で決算委員会が行われることを期待される方も多いんでしょうが、実際はそういうことあんまりないです。や、時折ありますよエキサイティングやなつ。きょうさんとうさん多めで。

 

決算は3回目なんですが、お金に関しては多分どころではなく正直とても勉強不足だと思います。何に対して勉強不足なのかといいますと、『決算を迎え討つ議員の望ましいor正しい振る舞い方が定まらない』ということです。予算執行のチェック機能としての役に立ち方の正解がよくわからず、事業と使ったお金と執行率だらけのリストだけでは、最近結構な老眼具合が判明した41才にはちょっとキビシイ。近視に乱視に老眼ってツライ。焦点合わないもん。

 

世間一般でワイドショー的な盛り上がりをみせる、まるで『埋蔵金をみつけた』的な、『池の水抜いたらこんなんでた』的な、重箱の隅をつんつーんつんつんつーんして、血眼になって間違い探しをしてるわけではないし、もし血眼で間違い探しをさなければならないとしたら、ほんとごめんなさいできてません。

 

あ、お金の方の話ですよ。しつこいようですがお金の話。家計簿をみて1円もムダがないか、なんでこれを買わずにこんなの買ったんだとか、余程の頭と目と経験がない限りできないかもしれません。それにお役所の方がプロであって、そこらへんのおばちゃんである小倉りえこが一夜漬けくらいの付け焼き刃で切りかかっても、一刀両断されてハイ終了。もう少し時間をください。

 

なのでどっちかというと、家計簿のお金チェック機能より、家族の絵日記をみて『ここをこういう風にしたらもっと幸せになるんと違う?』という視点でのチェック機能としての役割を果たしたく、そういう質問で経験不足ながらも色々確認しながら決算に挑む、もうすぐ42才の秋。秋ってねぇ、ご飯が更に美味しくなってくる季節だよ。

 

と、ここはお役所の中の人も『アイツまた突拍子のないわけわからん暴言吐いてないか』と結構チェックされるページであるらしいんですが、『アイツ金のことサッパリ詳しくないってよフフフ』なんて余裕ぶっかましてると、急にスーパーサイヤ人並に変身してフルボッコにする気満々になるかもしれないのでご注意を。小倉りえこの取り扱い説明書、頻繁に改訂される上、日替わりです。そう、これは多分更年期の始まり。

 

さて、そんな決算なわけですが、相変わらず長すぎるどうでも良いプロローグはおいときましてですね、2年前の初めての決算の時はこんなことあんなこと考えてました。文章に関してはサッパリ成長していません申し訳ない。

 

昨日の金曜から始まった決算特別委員会、意見書、歳入、議会費と続きまして総務費に入っております。総務費ってつまり『一般・その他』的な広い枠でありまして、質問する人数も時間も多めです。わたくしの質問は週明けの月曜日、13時からのトップバッター。1番打者イヤ。7番レフトがいい。

 

そんな月曜日に迎える総務費の質問は2点です。概要だけ先にご披露しておきますね。

 

1. 用地活用について

お気付きの方もそうでもない方も改めましてジャジャジャジャーン。港区みなと保健所 生活衛生課 東麻布詰所です。中の橋と赤羽橋の中間にある、消防署の並びの高速道路高架下の開かずのシャッター2軒。料金ゼロで借りている場所のようなんですけれど、ここ4年くらいまったく使ってないようなので、もったいないのでなんかに使ってもらえませんかね?

 

2. 備品リースについて

学校の単発イベントの代表例、運動会。子供達の席の上にテントを張るようになって早幾年。先生方が色んなところから足りないテントを調達しなきゃいけないんですね。お役所からは『買えば』と言われることもあるらしいんですけど、『置き場所ないし買えんわ』というのが本音ぽい。調達とか撤収とか返却とかに労力を割くのもセンセイ達かなり厳しいし、備品によってはリース対応できるようにした方がよくない?前に校長会でも要望出したって聞いてたけど、予算配分でリースを却下したとも聞いてるよ。理由はなんで?

 

こんな感じ。

こんな質問、あんな質問してみました

えー、1ヶ月ほど続く議会も始まってまして、先日質問に立ったわけです。ふわっとわかりやすく質問概要を振り返ってみますね。大きく分けて4項目質問をしたんですけど、半分をここでご報告。残りはいつものようにウェブサイトの適切なセクションにpdfで掲載します。近いうちに。大枠での質問に、区長からのふんわりとしたお答えのようなお答えじゃないような雰囲気をお楽しみください。

 

ひとつめ、清掃事業

1. 17年前に清掃事業が東京都から港区に変わってから、当時のままのやり方でやってますよねえ。人口増えてるじゃないですか。マンション増える度にゴミ出し場も増えてるじゃないですか。清掃事業ってこのままでいいんですかねえ?

⇨ ごみ削減と3Rと食品ロスと分別と啓発とかこれからもがんばります。あとは適切で効率的な収集・運搬・処理対英の整備を進めて、社会の変化に対してきめ細かい対応を図ります

 

2. 港区は観光を頑張りたいと言ってますよねえ。今まで誰も指摘してないのであえて聞きますけど、観光客が出すゴミってどう扱います?自治体の責任ってどう思います?

⇨ 区が管理する公園や施設では、観光客を含む利用者が出したごみは持ち帰りで。宿泊施設とかお店に対しては指導・啓発を

 

3. お店や会社って業者と契約してゴミ出ししてもらって、家庭ゴミとは収集方法をわけてますよねえ。でも例外として有料シール貼って出してもいいところもありますよね。調べたらなんか数字上、区のゴミ収集車が回収するうち3分の1がこの例外な出し方らしいんですよ。この例外、どうにかすることができたら全体の回収とか早くなりませんこと?

⇨ 区による事業系ごみの収集量が増えないように対応していく必要ありますね。事業者の自己処理責任を促します

 

 

以上、清掃事業に関してはわかりやすく『基本区はやらぬ。周りでやれぃ』を丁寧にした表現をいただきました。いいんですかこれ、あんまりよろしくないと思います。

 

 

ふたつめ、医療・健康対策

 

1. 災害医療でよくトリアージとか耳にすること増えましたよね。いざという時は区がそういう場所を作ると聞いてますけど、夜とか週末だと役所閉まってるじゃないですか。

⇨ 医師会と歯科医師会と協定締結して協力要請してますし、設営もマニュアル作ってるところですー

 

2. あれですよね、今更ですけど梅毒増えてますよね。どう対策していけます?あと年齢若ければ若いほど教育必要ですけど、色々ややこしくて難しそうですし、性教育とか性感染症予防教育って学校の先生じゃなくてプロに任せた方がよくない?

⇨ 今まで対策は男性中心だったんですけど、これから20代女性も対象にしないとねと認識してます。あと小学校は色々アレですけど、中学校なんかは確かに専門家からのお話の方が効果的ですよね

 

3. 最近区長、働き盛り世代の健康対策とかよく言いますよね。そこそこ大きめのところにお勤めの人は産業医とかオプションありますけど、小さいところ産業医とかいないですよ?あと港区はフリーランスとか個人事業主多いですけど、そこの方々忘れてない?大丈夫?

⇨ 産業保健師会と情報共有したり、これからもがんばりますね。フリーランスとか会社組織に属さない人々は、健康診断とか30検診とか受診率高めるように指導・相談していきますね

 

お気づきの通り、マトリックスのようにギリギリのところでふんわり回避されてる感じ。以上。

通告からの道

明日水曜日から議会が始まるわけですが、14日の木曜日に一般質問で登壇をします。登壇と言うのは今でも小っ恥ずかしい感じもするんですけど、『小倉りえこ質問しますジャジャジャジャーン』というのもかなりアレな感じです。改めまして、質問するに至るまでのどーでもいいかもしれない道のりを。手順的なそういう話。通告までじゃなくてですね、通告からの道のりを。

 

質問通告』というものから始まるわけですけど、『こういう項目でこんな感じのタイトルで質問しますね』という書類を区議会事務局に提出します。紙ベースでもよし、e-mail添付でもよし。書類の宛先は議会の議長。〆切ありますよ、大抵議会始まる2日前の朝10時。

 

そしたら区議会事務局の議事係という、このセクションなかったら議会って綺麗サッパリ何一つ回らないんですよというくらいの大切な部門のところの方がですね、『これは誤字ですか?』とか『これってこのことですか?』みたいな、要は『ちゃんと書けよまったくもー』的な確認作業に来てくれる場合があります。お恥ずかしながら、わたくし毎回来られてしまうわけなんですが、毎度毎度必ず確認される項目というのがですね、『質問順番の番号振ってないんですけど、上から順でいいんですか?』です。ごめんなさいね毎回毎回。

 

この質問通告、基本は提出したままの内容でPDFにされて議会HPに掲載されます(議会終わるとリンク先削除されるんだっけ)。フォーマット的な修正はありますけど、内容は余程の誤字脱字的なものがない限りそのままです。議会初日、二日目に議場で行なわれる一般・代表質問、傍聴とかに来られた方への資料としても使われます。インターネット中継でもでます。

 

通告締切日の夕方過ぎにはこうやってウェブサイトに載るんです。リンク先クリックすると質問をする議員がどんなことを聞くのかPDFファイルが開きますよ。

 

とまあ、朝10時の〆切があって、その後に事務局の議事係が色々とお忙しくしていると同時、午前中だか午後イチくらいでお役所の課長さんから連絡がきます。どこの課長さんかは毎回変わるわけで、毎回楽しみなわけなんですが、『取材担当』という大切なお役目のある課長さんなんです。質問する議員ひとりに取材担当の課長さんがおひとり付くようなんですね。なんだよ取材って!なんて最初は思ったわけですが、回を重ねるごとに『ああ、ナルホド』とちょっとわかるようになりました。ちょびっとだけね。

 

〇〇について』というすっげえアバウトな感じで出していいんですよ、質問通告って。↑こんな感じに。紙に鉛筆で殴り書きするだけの人も世の中にはいるんでしょう。とにかく、取材担当の課長さんはこういう質問予定の箇条書きについて、質問をする議員に『早く読み原稿もらえます?』と、要は議員のケツ叩き当番です。ほんとおつかれさまです。

 

そんな取材担当の課長さん、ケツ叩く以外の大切なお役目に『答弁を書く担当課の課長さんに議員の質問意図を可能な限り正確なものに近づける』こともありまして、『どういう意味です?』とか『具体的な質問ってどんな感じです?』とか我々事情聴取をされるわけです。この質問がこういう意味なら答弁書くのは〇〇課、この質問はこう書かれるとこういう感じにしか答えられないと思うのでこう書き直したらよろしいんじゃないですか、など。

 

ま、課長さん個人個人のやり方もあるようなので一概に言えないみたいですけども。

 

 

個人的には切羽詰まる上にケツ叩かれるのが嫌いな性分なので、1ヶ月前くらいからややこしい色んなお話したり意見交換したりして、できるだけ理解してもらえる質問だったり詳細だったりを先に準備しちゃう方です。取材担当の課長さんがくる時には『担当課には全部話通して終わってますんで』と原稿渡すだけになってるわけですけど、ちょっとずつ文言の修正とか入ることも多々あります。でも正直なので『変えるのイヤ』とお断りする時もたまにはあります。

 

傍聴に来られる方やインターネット中継で見てくれる方にも可能な限り親切であれをモットーに。あ、もちろん答弁書く課長さんにも取材担当の課長さんにも可能な限り親切であれと。何が親切でという感じ方は人それぞれでありますけど、個人的には『早く終わらす』なのかなあって。

 

 

どういう質問するかはもちろん人それぞれです。会派を代表しての代表質問、議員個人の一般質問といっちょまえに名称だけは分かれていますが、どうやら港区議会では半々くらいの割合で『代表と言えど個人』ぽい感じです。みんなで話し合って会派として質問をというところ、ほんの少しだけなんか羨ましいなということもなきにしもあらず。『おーい、あれ質問しといて』みたいな程度こともなきにしもあらずだけど。お願いしたことあるし。

 

あ、そういえばひとつだけ未だに詳しく聞いたことがなくて知らないことがありまして。それが『取材担当の課長さんってどうやって決まるのか』ということ。多分お互いにアタリハズレ的な感覚はどっかであると思うんですよ。色んな意味で。好き嫌いも関係あるのかもですけど。だって人間ですもの。

 

ああ、アタリの類でありたい…なんて考えると同時に、課長さん達も同じようなこと考えてるんだろうなと想像すると胸熱。しかも取材担当になるためのくじ引きだったりジャンケンだったり(多分取材担当になることはハズレ)、その中でもかごめかごめじゃないけど『〇〇議員の取材担当権が欲〜しい』なんて早い者勝ちだったり、どういう決め方をしてたりするんだろうかと勝手に想像して、さらに胸熱確変中。ニヤニヤとロマンティックが止まらない。

 

区民文教常任委員会報告

この世の中には2種類の人間がおりまして、何か言われた時に『そうですね』と肯定する人と『いやいやそんなことは…』と謙遜する人と。でも何故か『そうなんですよ!!』と鼻息荒くほぼ100%の確率で全肯定するであろうことが一つだけありまして、それが何かというと『肩凝ってますね』と聞かれた時です。 個人的ではありますが、『肩に鉄板入ってますよ』なんて言われちゃった日にはもうね、ニヤリですよ。

 

さて、昨日は区民文教常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 平成29年第3回港区議会定例会提出予定案件について

来週13日から議会が始まるわけですけど、区民文教常任委員会でお題となる予定のものはこれとかこれとかこれですので。あ、全体では区長が先決したもの2件、条例が8件、予算が2件、決算が4件、人事が1件、その他が5件です。区民文教ではこのうち4件ですかね。

 

Q: これこれこういうことがわかるような資料をくださいね、など。

 

2. 臨海部広域斎場組合臨海斎場の使用料の改定について

お葬式とか火葬とかの斎場、5つの区で一緒に使いましょうねとした臨海斎場という場所があるわけですけど、使用料を3年ごとに見直すことになってまして。経費とか原価とかそういうのが関係しまして、5つの区(港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区)の方は16%の値上げ、それ以外の方はその16%値上げした2倍の金額で。12歳以上で34,500円⇨40,000円、区外の方は70,000円⇨80,000円。H30年4月1日から。

 

Q: 5つの区でランニングコストとかどうやって分担してるの?(港区の利用実績は8.4%だったのでその分を。つまり5億6000万円のうち8.4%の4700万円)、5区以外の人の利用実績は?(火葬280件、葬儀12件)、利用条件とかある?、中長期的な維持管理とか修繕とかどうするの?、など。

 

3. 中小企業の景況について

区内2000件近くの中小企業を調査しまして、景気とかその辺調べてみました!今の状況では飲食・運搬業は好転、宿泊・情報通信業は落ち込んでいると。これからの見通しは建設・宿泊・情報通信・卸売業が好転、飲食業は落ち込むと。そんな感じらしいです。あと全体的に販路を広げるのが課題みたいですけど、飲食業だけ人材確保がトップの課題だそうです!

 

Q: こういう調査した目的はなに?、結果をどういう風に使っていくの?、など。

 

4. 特別支援教室の全区立中学校への設置について

東京都の計画なんですけど、それで昨年から港区の全部の小学校に特別支援教室を設置したわけですが、新たな計画がでたので来年から全部の区立中学校にも設置します!

 

Q: 東京都から派遣される巡回指導員ってどういう経験があったり研修受けたりしている先生達なの?、そういう先生達はどういう指令系統で動いたりするの?、派遣される先生達が働きやすい環境とか巡回するから居場所とかしっかりやってくださいね、教育委員会がしっかり先生達を支えてくださいね、など。

 

5. 平成30年度区立小学校使用教科書の選択について

えー、今度から道徳という教科ができるわけですけれど、保護者の代表とか学校の先生を含んだ教科書選定研究委員会というところでしっかり揉まれて廣済堂あかつきさんの教科書が選ばれました!特別支援学級で使うものに関しては教科書として使えるような図書も教育委員会でしっかりと選びました!

 

Q: (特になし)。

 

 

 

以上。

在宅医療・療養・介護相談連携窓口が開設しましたよ

港区の地域包括ケアシステムは『相談窓口』を設けることを当初の目標としていたわけでして、モデル事業として本当なら4月に始めるはずの計画が半年くらい延び延びに。やっとこさ本日9月1日、在宅医療・療養・介護相談連携窓口が開設とのことです。

 

お役所と既に色んなこの手の相談をされてた方もいらっしゃるわけで、その方々にしてみれば『窓口が変わったじゃん!』となっただけなのかもしれません。でもこれから改めて必要になる方もいらっしゃると思います。

 

『地域包括ケアシステム』と冠をつけての事業はこれがお初。区役所並びに関係各所のみなさん、ありがとうございます&お疲れさまです。ここからが本番ですのでこれからもよろしくどうぞ。もちろん、みなさんもどしどしご相談ください。そのための窓口ですもの。