またわけわかんないことを考えてましたって話。

人間は考える葦だと昔のどこかのエラい哲学者が言ったもんですけど、やっぱり昔にどこかの偉いお坊さんが誰かに『コーヒー最強』とか言ったんでしたっけ?実は悲しいお話なんだ…なんて聞いたことがあるようなないような、そんなことを考えながらコーヒーごくごく。実は大学生になってからコーヒーが飲めるようになりました。だってこれまた昔、大学のカフェテリアで当時お水が1ドルでコーヒーが60セントと安かったから…。

 

毎日何をしているの?と議員の生活に興味持たれる方が多いですよね。実際なってみて初めてわかる生活実態、未だに本当にコレでいいんだろうかと悩む毎日。議員というお役目を担うようになって2年ちょい、最初の頃と今と少し生活の仕方というか活動の仕方というのが変わってきたことを実感してます。決して慣れちゃったわけではないです。疲れちゃったわけでもないです。認識が変わってきたというか。

 

最初は正直『何したらいいのかよくわからんかった』わけです。お作法的なものだって知らないしルールも知らないし。毎日何時に出勤しなきゃいけないわけでもないし。そういう時に先輩議員から『とりあえず時間ある時は登庁して他の人がどんな話してるかとか課長さんたちが何しに会派控え室(議員オフィスみたいなもんかな)に来るのかを眺めてるだけでも勉強になるよ』とか教わったわけです。今だって『何したらいいのかよくわからん』のが多々ありますけど、なんとなーく『ほほう』と感じるところが出てきてるわけです。見習うべき方向と、ああなっちゃダメだ的な方向の両方で。

 

議員って本当に色々な人がいるわけですよね。色々なバックグラウンドがあって、考え方だって色々ですし、動機だってそのためにやってることだって色々です。ずっと役所にいる人もいれば、朝駅に立ってる人もいれば、メディアに出る人もいれば、別のお仕事もしてる方もいれば、定期的に相談会する人もいれば、なんもしてないようにみえる人もいれば、ほんと色々です。議員を『職業』と認識されてる方もいらっしゃいますし、私のように『あくまでもお役目』と考えてる人も中にはいるかと思います、決して多数派じゃなさそうですけど。何をすれば議員なのか、議員として選ばれる人の感覚と議員を選ぶ人の感覚はだいぶ違うかもしれません。中に入って初めて学んださ。

 

はっ、これも多様性というやつなのかしら。ま、そんなことは置いといて。

 

これまたよく言われるのが『あなた達の世界は目立ってナンボでしょう、もっと顔と名前を覚えてもらえるように前に出なきゃ!』とかなんですけど、どっちかというと恥ずかしがり屋なのでそういうの結構ツラい。確かに知名度は選ぶ際の材料になりますけど、それとこれとは比例しないんじゃないかとも感じるように。へへ、中に入って初めて学んださ。

 

そう考えてると、ここ1年くらいは所用で地元うろうろしてるか、目的を持って地元ふらふらしてるか、地元歩いてる時に色々な人から声かけられて立ち話したり知らないこと学んだり、気になったこと調べ物してるか、考え事してるか、そんで時々お呼ばれした会合に行きまして色んな方とお話したりしなかったりすることを主にしてるような感じです。知識の蓄積を優先するようになったかもしれない。地道なことゆえ地味すぎてふと悲しくなっちゃう時もあったりなかったり。地味でいいんですけど。地味バンザイ。地味だしな。無理して地味から脱出する必要もあるまいと。

 

ずっと前に『こういう港区がいいな』的なやつを色んな人に書いてもらう企画で、↑こういうのを発見したわけです。そうだよなー、そういうことでいいんだよなーなんて考え直してみたり。

 

今も昔も『忙しいでしょう?』なんて町の方々から温かい言葉をいただきますし、『お忙しいところうんぬん』なんて報告だったり情報提供だったりでお役所の中の人から対議員テンプレのごとく温い言葉もいただきますけど、一番忙しいのは議員なんかよりお役所の中の人々だよなあと。議員の忙しさなんてそれに比べたら鼻毛程度のもんですよ。や、鼻毛は鼻毛で大切なお役目がありますよ、酸素を取り込む呼吸系の最前線。フィルター。

 

外の世界とこんにちはしながらいいものを通し、悪いものをブロック。『伸びすぎてはみ出してるよ』な鼻毛もあれば『丁度いいね』と適切な長さで収まってる鼻毛もあれば、鼻毛な役割を果たさない鼻毛もあるんでしょう。個性豊かな鼻毛な世界。ひまわりのように太陽に顔を向ける鼻毛、風にそよぐ鼻毛、右の鼻毛から左の鼻毛、伸びてる鼻毛、白髪な鼻毛、地味な鼻毛。

 

みんなひとくくりにすると怒る人もいるだろうから私だけが鼻毛でいいです。そんな鼻毛な区議会議員の小倉りえこ、当分の間は考える鼻毛。

違法と放置と必要不可欠と

どうやらこの世の中には2種類の『チュウシャ』があるらしいんです。『放置駐車』と『違法駐車』。個人的にはもう1種類あると思うんですよね、『必要不可欠駐車』ってのが。そういやお役所で使う用語の中で『駐車』ってのはクルマだけじゃなくて自転車もらしいですよ。駐輪場ってオフィシャルには自転車駐車場って言うんだって。

 

違法駐車はぼんやりわかる。放置駐車の定義がイマイチよくわからない。放置って長期間ってイメージあるよね。では確認していきましょう。警視庁のサイトから。

 

“放置車両とは、違法駐車と認められる場合における車両であって、運転者がその車両を離れて直ちに運転することができない状態にあるものです。車両の停止時間の長短、車両から離れた距離の遠近、エンジンを止めているか否か、ハザードランプをつけているか否かということは関係ありません。”

 

違法駐車自体の定義はグーグル先生に聞いてもズバリお答えしてくれない。無断駐車とか迷惑駐車とか色々ありますけど、おそらくざっくりと大きく色々あるんでしょうね。違法のカテゴリーの中に放置があることはわかりました。そして『放置』は運転席に運転者が一秒たりとも不在という意味合いでも取れるということがわかりました。

 

あんまり経緯とかそういうのわかってなかったんですが、2006年くらいの道路交通法改正で『駐車監視員』という新しい職業の方々が『この車は放置されてるのかしら?どうなのかしら?』と確認できるようなお仕事が始まっています。放置車両確認機関から選任された駐車監視員ということで、おまわりさんでもおまわりさんOBでもなく、警察署が民間の会社に業務委託をしていることをご存知である方はそれほど多くないような感じ

 

なんで駐車監視員の肝心な監視っぷりに感心して関心があるのかといいますと、ここ数年の間にものすごくお姿を拝見する機会が多く、みなとタバコルールの啓発とかのお仕事されてる方々と遠目から見ると違いがわからない(目が悪い)くらい緑ぽい2人組をよく拝見するので。調べてみたところ、港区のタバコルールの重点指導だか巡回指導だかを委託している事業者と、警察の駐車監視員業務を委託している事業者(地元のエリアを管轄してるとこだけね)が同じということが判明しました。なるほど、だから似てるのかなんて思ったけどユニフォームの色的な話だから。

 

そんなことどうでもいいんですけど、どういう方達がやってるんだろうかと気になってしまいました。特に駐車監視員の方。請け負っている企業のサイトをみたら、視界に飛び込んできた『駐車監視員(アルバイト・パート)』の文字。バイト的なやつなのかよ!なんてちょっとビックリしてみたり。

 

車の問題はセンシティブ。安全面もあるし、法律面もあるし、住民の思いもあるし、お店屋さんの思いもある。わかりますわかります。でも気になっちゃいますよね、ここまで知っちゃったら。求人のところをさらに詳しくみてみると、求人応募するにも駐車監視員はどうやら資格が必要と。どれ、どういう流れでアレがそうなるのかしらとリサーチしたところ、警視庁さんのサイトででてきました。

 

この駐車監視員資格者講習は、駐車監視員資格者証を取得するため、道路交通に関する法令の知識その他放置車両の確認等の適正な実施に必要な技能及び知識について2日間の日程で、計14時間の講義を行い、その後、概ね1週間後に1時間の修了考査を実施します。

 

14時間お勉強してテスト的なやつ受かったら資格もらえるそうですよ。元が警視庁じゃなければユー◯ャンでもできそうな勢い。あ、講習料は2まんえんだそうです。なるほどなるほど。

 

ま、そんなことは置いといて。

 

随分と前から色んな方々から『一生懸命活動されてるわよねえ』とか『まばたきする間も無く監視しててお仕事熱心だわねえ』とか、『業者の配達の瞬間を待ち構えてるのはあまりにも気の毒よ』とか『高級外車とか大使館プレートのところにはいつ近寄るのか期待してるの』とか『人ひとり車の中さえいれば何時間でも停まらしてくれるらしいわよ』とか、そんなことをよく聞きます。何年も前から。『車でお買い物しにくくなったからもうここ来ないっていうお客さんもいるのよ…』というお話も同じくらいだけ聞きます、何年も前から。

 

そんな街中から出ていたこの取り締まり問題、1年近くかかりましたが色々と意見をきいたり色んなとこに説明や理解をしていただき、地域でとりまとめて要望書を麻布警察に提出してきました。

 

要点は2つ。ざっくりまとめると『取り締まり最重点区域が重いし、商店街ってこと考えてくれると嬉しい』と『環状3号線が渋滞してるから商店街を抜け道とする車も多くて困ってるの』という感じ。この2点、これからの地域のことに色々と繋がっていくことなので。

 

車の問題はセンシティブ。安全面もあるし、法律面もあるし、住民の思いもあるし、お店屋さんの思いもある。わかりますわかります。これから地域を含めていい話し合いができるといいなと思います。ほら、ピーポ君ファミリー一同もニコヤカな笑顔見せてるしね。

 

アイ・スィー・ティー…ICT?な話

IT。スティーブン・キングの映画にもなったピエロの怖い怖いホラーな小説じゃないですよ。インフォメーション テクノロジー、つまり『情報技術』というやつですね。ICTともよく耳にする機会が増えたんじゃないかしら。ICTとはインフォーメーション&コミュニケーションテクノロジーの略でありまして、ITの情報技術に『通信』とか『伝達』とか相手がいることが加わったような前提もの。多分。いい方もICTという方が主流になっているような感じがありますが、ITをアイ・ティーではなく『イット』と間違えて連呼する人もいなくなったのがいいことなのかなあと。

 

と、いつものように本題とはまったく関係ない話でスタートしましたが、本日のお題は『デジモノ活用』です。議会でタブレットを活用している逗子市の市議会を訪ね、いろいろお話を伺ってきました。

 

 

4年ほど前から逗子市議会ではタブレットを導入しているということで、全国から視察希望が殺到するという大人気議会だそう。そもそもなぜ港区議会が訪ねていったかというと、昨年4月にタブレット活用の勉強会というのが開かれました。勉強会は初めてだったらしいですけど、その前からちょこちょこと『紙削減だ!』『ペーパーレスだ!』『ICTだ!』的なことがあったようでして。そんでその後もちょこちょこと話題には出ていましたが、先日の議会運営委員会で『活用しているところに見学に行こうね』ということになったわけです。

 

ようこそ!港区議会御一行様!ではないでしょうけど、運営委員を中心で13人くらいでお邪魔いたしました。ご対応くださった議会事務局の方々、逗子市議会のみなさま、貴重なお時間をどうもありがとうございます。あっもちろんいろいろ調整してくれている港区議会事務局のみなさんもどうもありがとう。ここが一番お仕事大変な部門じゃないでしょうか。今後ともお見捨てなきようどうぞよろしく。

 

まずは導入の経緯を含め、逗子市議会がどのように取り組んできたのかを伺いました。事前に色々とリサーチしていったんですが、改めてお話を聞くと『そりゃ進むよね』と感じざるを得ない理由がひとつ。紙とかコスト削減とかそういうレベルじゃないですよ。↑の画像にも写っていると思いますが、紙の資料をいただきました。経費削減のためカラーコピーが禁止なのですべての資料がモノクロの白黒印刷であるということ

 

 

議会の資料が全部そうだったんですって。これ、なかなか厳しいですよ。ほら、地図とか写真とか、オリジナルは色がついてても白黒になると何がなんだかさっぱり区別がつかなくなるし。そういうことから、まずはPCなどのデジモノを議会に持ち込むことからの検討が始まったというお話でした。そりゃデータさえもらえばカラーで見れるもんね。で、そこから色々と利便性とかのアレでタブレットに移行していったと。ふむ。

 

 

あ、もちろん紙の削減という目的もあったということですが、個人的にはモノクロコピーの方で十分な理由だと思う。あ、今タブレットを活用していても紙で必要な書類はあるからゼロになることはないようです。二つの情報を見比べなきゃいけないものありますからね、予算書とか。それはわかる。よく『議会のICT化は無駄なコスト削減だ!』ということが全面に押し出されたりしますけど、『導入にかかるイニシャルコストと維持のランニングコストを足しても、シンプルに紙とインクを使い続けていたよりコスト削減できましたよ!』というコスト回収的な結果がでるまでどのくらい時間がかかったのかを聞くの忘れてしまいました。大失敗。

 

市議会議員から直接色々と伺うこともできました。コストコストというだけではなく、労力というモノと作業時間というモノの観点では、デジタル化って随分と楽に便利にはなると思います。ほら、資料を準備してくれるお役所の方々のしんどいお仕事なわけじゃないですか。コピー機やプリンターに頑張ってもらいつつ、ホチキス留めだとか部数がどうだとか、資料に誤りがあったら差し替えだなんだの、気の遠くなるような作業なわけです。そういうところが減ることはとてもいいこと。

 

 

逗子市議会で活用されてるタブレットは貸与、議員ひとりひとりに貸し出されてると。そこにクラウドサービスを用いたデータフォルダーがあって、必要な書類はすべてそこに入り、アップロードされたらお知らせ配信がくるんだそうです。ちなみにそれ以外のアプリ、制限をかけてるわけでもなく、お好きに個人で使ってよいそうです。メールアプリも写真アプリも、他のでも。議員の裁量というか、モラルとか、良識を尊重していると。アクセスログは取っていないとのことでした。

 

 

タブレット採用している他の自治体、本会議や委員会の間にタブレットで遊んでいた的なニュースにもなったところがあるようですが、まぁアレですよね、モラルですよね、イロイロと。港区議会だったらどうかなあと想像してみると…恐ろしいからやめた。

 

 

逗子市議会は議員発案で『タブレット入れようぜ!』を全面に推し進め、導入費用を捻出するのに議長専用車の廃止とか議会費の中からの削減に尽力されたと。すごいですねー。ゴイスー。その半年後に行政でも管理職がタブレット活用し始めたと。へえー。

 

 

セキュリティとか色々ありますけど、議員が情報を受け取った時点で『公開情報』という認識があるかどうかで活用は変わってきますよね。情報の取り扱いという常識が各自治体で違うわけですから、もちろん個人でも。港区だと例えば『区からの公式プレスリリース的な何か』を事前に教えてもらえる議員とそうでもない議員がいるわけですし(役職とかですかね)、委員会が開かれるまで取り扱いにはご注意ください的な情報がありますし(委員会用の資料とかですね)、全議員に平等に同じ情報が同じタイミングにというわけではないように感じます。良いか悪いかは別として。

 

とにかく色々と参考になりました。でも改めて感じたのは、港区の場合は議会より先にデジタル化を考えるべきは行政側であって、議会はそのシステムに合わせるのがいいのかなっていう感じもします。でもそういうシステムになんとなく疎い感じのある行政側を議会からせっついていくのも手なんだろうなとも思います。なんにせよ、お役所の中の人々に視察に行ってもらいたい案件だと思いました。議員の活動のしやすさというより、港区が理想とする行政としての働き方や情報管理が今後の情報技術社会で生き残れるようにすることの方が大切だと思います。まる。

日々これこれ諸々

世間一般で言うところのゴールデンウィーク、夏の始まりのようなお天気の中みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。サングラスと日傘率がぐぐっと上がりましたね。熱中症が〜という季節も近づきつつあるわけで、季節の変わり目の体調管理に注意していきまっしょい。それにしても『季節の変わり目』って日本らしいいい言葉。使い勝手&使いやすさ、にじゅうまる。

 

ここ最近ですね、ご近所のインターナショナルスクールの子供達と地元まち歩きをしてました。目的は『学校で日本語を勉強している子供達(国籍問わず)の授業の一環として、まちに繰り出して日本語でお店屋さんでインタビューをして記事を書こう』です。ま、本来の目的は『日本に暮らす外国人の子達(国籍問わず)の視点で商店街のお店紹介冊子を多言語で作ろう』なんですけど、日本語を勉強している子供達に日本語会話実践の場を提供することができるわけですから、色々な面で色々とぴったりマッチしたわけですね。あ、これ完全に個人の趣味企画です。

 

商店街出身の身としましては商店街ってとても大切なものなんです。暮らす上で、例えば半径100mとか200mとかの範囲内ですべてが事足りるならこんな便利なことってないじゃないですか。『スーパーとホームセンターが1件ずつあれば事足りるよ』と感じる方もひょっとするといらっしゃるのかもしれませんが、まぁまぁそれはそれで多分『床暖房があればコタツ要らないよね』というくらいの意味合いでもいいのかもしれません。コタツと共に育ってきたらコタツは無くてはならないものだろうし、コタツと共に育ってなくとも大きくなってコタツに憧れるとか、大きくなってコタツの良さを実感するとか、そんなニュアンスでもいいです。

 

商店街とコタツ、共通するキーワードはおそらくノスタルジー。都内の色々な商店街がメディアとかで取り上げられたりしますけど、大抵の場合『老舗』『昭和』『庶民的』『レトロ感』な表現が羅列するような感じですよね。もちろん『おニューなおシャンティーなお店』『インスタ受けするラインナップ』もアリでいいとは思いますけど、商店街がフィーチャーされる時の表現は前者の方。ほら、十条とか谷根千とか武蔵小山とか、もちろん麻布十番然り。

 

昨年末から色々と構想をして、色んな都合とか事情とか諸々ありますけどようやくお店屋さんインタビュー実施までこぎつけて、まだまだこれからやることはたくさんあるので紹介冊子までの出来上がりはまだ先ですけれど。住んでる子供達が喜ぶようなお店の紹介ってなかなかないですもんね。ガイドブックとかはお土産屋さん的なところか飲食店になっちゃうし、だから敢えて生活物販のお店をチョイスしたり。まずはお試し版を作成して、評判がよければ(お店側としても学校の教育としても)継続したいとは思ってます。

 

というか、まだ何も出来てないし。いかにも『すでに完成してます!』みたいな感じですけど、なんもまだ出来てないんで。すいません。まだまち歩きの引率のおばちゃんしただけです。出来上がりをお楽しみに。

 

インターの子達がとても喜んでいたのが印象的でした。近所に住んでいる子達も多いので『ここのお店来たことある!』という子もいれば、『ここのお店来てみたかったの!』という子もいれば、一生懸命勉強した日本語が通じる(言われたことも理解できる)ことの喜びも大きかったと思います。また、日本語の先生がおっしゃってた『子供達、多少わからなくて困ることがある方が教育としていいのよ』ということも印象深い。それわかる。ちょっとマゴマゴする方が『もっと勉強しよう』を含めてモチベーションに繋がりますもんね。

 

 

あ、全然話は変わりますけど、ちょっと前に港区政新聞で小ネタデビューを飾ったことはお伝えしたかと思います。↓これ。ちょっと褒められちゃって荒んだ心がほんの少しだけ浄化されたのは記憶に新しいこと。

 

あ、その下の『区役所男子トイレにおける、大変、許しがたい行為』は聞き込み調査の結果『破壊系』らしいということがわかりました。ぬぬ、大変許しがたい。カタチあるものはいつか壊れるものだけど、そういうのはダメ絶対。

 

そんなことはさておいて、2号続けて小ネタデビューを飾ったようです。小倉りえこ、2打席連続ポテンヒット。いや、エラーによる出塁かしら。どのみち他力本願。

 

今回も編集後記的な取材日誌のところで小ネタ。今回もどうもありがとうございます編集長。しかも前回より褒めていただいている内容じゃないですか。

 

前号で小倉区議についてふれたが、「私も同感です。議会の質問も上手でよく勉強されていると思います」などの感想が寄せられた。

 

ありがとう感想寄せてくれた人。なんか区役所の中の人のような感じがしないでもないけど、どうもありがとう。議員なんてプライベートの切り売りと誹謗中傷と好き嫌いだけの世界だなあと荒んでた心をまた少し浄化してもらえました。これでどんぶりご飯おかわりいけそう。港区政新聞に感想が寄せられるんですね、へえーすごいなあー。あ、こちらへは画面の向こうから念じるだけでちゃんと届きますので大丈夫です。

 

今回とても嬉しかったのが、この『など』のところ。『など』ってことはひとつ以上ってことじゃないですか。少なくともふたつ、それが『など』。区議会議員の質問とか質問の意図とかそういうのに興味ある人とか、議会とかに興味ある人とか、まして議員に興味ある人とかいるのかいないのかそういうの都市伝説なんじゃないかと感じていた矢先ですので。選挙前とか選挙期間とかそういうところだけじゃなく、普通の時を見てくれている人がいることが嬉しい限りです。

 

などと小倉りえこは意味不明な供述を繰り返しており、次回以降の小ネタのためにも今までと変わらず通常運転で全力を挙げていくとのことです。

港区さん、色々発表しましたね。

昨日、区長が記者発表を行いましたね。区が取り組んでいる&取り組むことを盛りだくさんに、6項目の発表。1. 港区待機児童解消緊急対策、2. 学童クラブの総定員拡大、3. がん治療に伴うウィッグや胸部補正具の購入経費の助成、4. 家具転倒防止対策、5. 東京2020応援プログラム推進助成、6. 新3Rキャラクター、以上の6件。この中から2つほどグッと掘り下げてみます、1と3について。グッとではないかも。ちょろりん程度。

 

港区待機児童解消緊急対策

待機児童と保育園・保育室・などなどの関係はとても複雑で、色々な理由から需要と供給のバランスが取れていないことに区民のみなさんもお役所のみなさんも頭を抱えていたのは誰もがわかっていることと思います。港区は一時期グググっと人口が減ってしまいまして、そこから20年でびっくりするような追い上げを見せているわけでして。20年前と比べると人口が10万人増えてるんですよ。10万人ってあれですよ、東京ドーム2杯弱ですよ。5万5000人収容の東京ドームをおかわりして、一口残すくらいのキャパシティ。

 

そういえば東京ドームができたころは確か『ビッグエッグ』って言ってましたよね昔。どうしたビッグエッグ。定着しなかったんだろうなあ。今日たまたま『そういえばむかーし昔、国鉄が民営化された時にみんなでE電って呼ぼうぜ!とかありましたよね?』なんて話でちょびっと盛り上がったからつい。どっちも忘れ去られた呼び名。

 

報道発表でいつも用いられる図なわけですけど、棒グラフは区内で預かることのできる子供の数(種類は色々あれど)。じゃんじゃんバリバリ増えてますね。折れ線グラフは待機児童の数。こっちは上がったり下がったりとジェットコースターのようですね。2年前の夏、同じような図を使ってエッセイというか委員会報告のようなものを書いてます。その時に2年後の予測って立っていたのかなあ。今のような状況になることを。

 

単純計算でこの10年で保育定員は3倍に増えました。3倍。2年前の人口が約24万人、今は25万人を超えたわけで。人口が増えれば増えるほどそりゃそうですよね。今も増えているし、人口30万人の推計だってあるわけですし。

 

入園申し込みと待機児童の関係、昨年との数字の比較はこんな感じだそうです。3歳を除いて全部増加傾向。うーん、この3歳ってなんだろう、幼稚園の方に進むということなのかしら。それとも『港区は他に比べて保育園がまだ入りやすいよ!(倍率的な簡単な数字の比較?)』と0〜2歳だけ港区で後は引っ越すとかいう事例もひょっとしたらあるんだろうか。常にネガティブ目線でほんとごめんなさい。

 

地区ごとの数字はこのような感じだそうです。芝浦港南⇨高輪⇨麻布⇨芝⇨赤坂の順に待機児童が多いと。住宅の人口の増加に比例しているような感じなんでしょうね、単純に。とにかく今の速報値で171名。

 

で、港区さんは報道発表でこのような策を取ると発表いたしました。1年で保育定員を1000名分増やすと。人口も増えると見込んでいるわけですから、当然保育の需要もまだまだ右肩上がりだよというわかりやすい予測ですね。

 

その中で私が注目したいのはここ。え?国有地とか都有地とかは全然期待はしませんよ。だって今まで見てくださいよ、買わなかったところを急に買うわけでもないでしょうし、使えそうな場所じゃないから買ってないとか色々あるわけじゃないですか。買えるものならチャンスは逃さない!と区は前から言ってるわけですから、『買えそうなモノ』じゃないんでしょう。例えば土地の形が適切でないとか狭すぎるとか。

 

注目したいのはこっちの方。『民間の協力を得て取り組むメニュー』『民有地・民間ビルの活用』。こっちです。今月初めのほうに港区は『土地、建物を募集します』と個人・民間に協力要請といカタチをとりました。や、これってすごく、すっごい素晴らしいことだと思うんですよ。私は区長の判断はアッパレだと思います。だってだって今まではもちろん予算とか色々な諸々の事情があるわけですけど、半分くらいのお値段で買わせてくれる国や都の土地を最優先で場所探ししてたわけですよね。民間の土地は積極的に買いに行けない(行かない)とかの理由があまりわからなかったわけですけど、結果、そういう方法だけじゃ上手くいかなかったということじゃないですか。そこを反省してのポジティブな方向転換だとみてますよ。

 

保育の場を増やしてくださいというような事はたくさんの議員が昔から多分言ってきたと思うんですよ。でもどうやって増やせばいいかという手法の提案が抜けてるばかりな印象があります。民間の土地を競ってでも買えとか借りろとか、家賃払ってでもフロア借りろとか、そのくらいのことを言いきった人って数少ないんじゃないんでしょうか。え?私?もちろん言ったことありますよ、というかなんで『家賃払うから場所貸して⭐︎』のお願いができなかったのかが不思議でたまらないわけですから。だって港区は土地がないんだもん。

 

でも良かったですね。ほら、私はシッカリと覚えてますよ。『もしxxでxxをするという前提で、xxをxxしたいとどこどこからお話があった場合、何ができそうです?』的なことをコッソリ聞いた時、『xxしたいと言われても前例がないので断ります』と言われたことを。良かったですね、これから経験値が増えてあっという間にレベルアップですよ。というか、その後色々検討してくれての判断なんでしょうね。ありがとうございます、と都合のいい解釈をしてみます。がんばってください。期待してます。

 

 

がん治療に伴うウィッグや胸部補正具の購入経費の助成

これ、先月に簡単に報告いたしました。6月1から申請開始という話だったんですが、5/11申請開始に前倒しです。前倒し素晴らしい。

『シンギ』について考える

シンギ。審議?真偽?信義?同じ読みでもいっぱいあって日本語は難しいですねえ。

 

『審議』。グーグル先生に聞いたらグー先生のオンライン辞書がオススメだよと言われたので、デジタル大辞泉採用しているグー先生のお答え曰く、『ある物事について詳しく調査・検討し、そのもののよしあしを決める事』だそうです。

 

私たち、区議会議員のお役目を担ってる中でこの『審議』という表現をよく使いますし、お役所の中の人もよく使います。普通に。改めて『審議』の意味を考えてみると、『あれ?うちらのやってることって審議?あれって審議なの?審議じゃなくね?』とアタマの上にハテナが浮かぶことが未だに時々。

 

2年間お役目を担ってきて、何を審議と言って何を審議とは言わないんだろうかという線引きがわからんのです。『十分審議をしました』は何に対して適切に使われる表現なんだろうかと。そしてどの場面において適切に使われる表現なんだろうかと。知ってます、悪い癖は考えすぎることです。

 

議決的なところ、つまり区長を筆頭とする区役所職員連合が提出する条例だの予算案だの、いわゆる議案というものに対しては『さんせーい!』『はんたーい!』と立ったり座ったりします。これはいわゆる『審議』でいいわけです。良し悪しを決めるわけですからね。でも、中身をよくよくみてみると『条例だの何だの、関連した委員会に投げて、そこで10名前後の議員に話し合ってもらった結果を全体の判断として採用しますか?』という問いかけに『さんせーい!』『はんたーい!』なわけです。区民の代表の中の議員、その中で組まれたグループの中から更に代表的な議員(委員会メンバー)による賛成反対が元の素。

 

港区は『会派制度』的なものを採用しています。個人でというよりは、会派(グループですね)で意見は統一せよ!な感じですので、『アンタなんで賛成(または反対)してんのよ!そういう考え持ってる人じゃないでしょ!』なんてこともゼロではないでしょうね。でもそれはグループ内でなんらかのちゃんとした話し合いがあるんだかないんだか、エラい大御所の一声で話し合い関係なく決まっちゃうんだかそうでもないんだか、それともジャンケンかアミダで決めるんだか、なんらかの方法で統一されるわけですよ。ま、大抵似通った考えを持つ人々がカタマリを作るので、揉めることってそんなにないとは思ったりするんですが、こういうのも内々の『審議』ってやつが存在するっていうことで、そういうことでいいのかしら。協議なのかしら、それとも議論なのかしら。それが良いか悪いかは別の『審議』が必要なのかもしれないんですけどね。万物に良し悪しが必要なのであれば。

 

ま、そんなことは置いといて。

 

それ以外で不思議に思う審議っていうのが委員会とかの小規模の別会議体の方。委員会の中で取り扱われる請願は『審議』。これはわかる。賛成か反対か、採択か不採択かを意見を述べて選択するからね。会派として何らかのやり方でまとめた判断。これはわかる。

 

疑問に感じるのはその他の『報告事項』というトピックの時なんですよね。委員会はお役所からの色んな報告があります。『何々をいついつから始めますんで』的なご報告、『何々をこれこれああしてやろうと計画してます』的なご報告など、あくまでもご報告な事項にたいして我々議員はああだこうだ、やれそうだそうじゃない、そんな発言(質問)をしたりするわけです。なんでここがわからないかというと、『質問して審議しなさい』と言われたことがあるからです。

 

委員会でのやり取りっていうのはほとんどこう。

 

議員A ⇄ 役所の課長さんA
議員B ⇄ 役所の課長さんA

 

そんな感じで議員がピンでひとつの何かに対して担当の課長さんに質問したりするわけです。議員同士でということは無く。党とか会派で『これは質問しておかなきゃ!』とか『ここは指摘しておかないと!』みたいに事前に言うこと決めてるところもひょっとしたらあるのかもしれないけど、ほとんどの人は個人個人の考えで発言しているような感じ。

 

質問→答え、質問→答え。(なんとなく〆の言葉:わかりました、がんばってください、期待してます、よろしくお願いします、もしくは多少の嫌味)。時々頭がぐるぐるしてしまってくだらない発言になってしまったような感じで後悔すること結構あります。だって人間だもの。他の人の質問とか聞いてても、『それ質問とかするまでのこと?』とか感じる時もあります。あっ自分の発言もそう思われてる時もあるわけか。disってごめんなさい。反省。

 

ま、そんなことを考えていると委員会で発言することに意味があるのかしらと時々感じちゃいます。お役所からの報告事項についてああだこうだ質問をして、そこから何がどうなるのかしらと。何かどうなったりしたのかしらと。何か変更になることがあるのかしら、審議で議決されるものでもないからひょっとして聞き流されるだけなのかしらと。それともそういうもんなんですかね委員会って。今更ではありますけど。

 

で、話が脱線しまくりましたが、そういう報告だけの委員会において、『審議』の意味はいったい何を指してるのか。最初に言われた『質問して審議しなさいよ』が間違いだったのか聞き間違いだったのか。報告事項に反対も賛成もないですし。個人個人の意見をお役所サイドに伝えるだけ伝えなさいよなのか、お役所サイドでの検討材料に使われるようにdisれるものはdisっておきなさいよなのか、それとも他に何かあるのか。

 

で、その報告事項で出た意見に対してお役所はどうしてるんでしょう。そこが見えない。『やるかやらないかの審議』をするかもしれない定例会まで、委員会で出た意見をクリアして再提出するんですかね。んで、『抗議するほど明確に反対する理由がない』であろうことを予測して議案を通していくのがお役所のお仕事なのかしら。わかんない。その時の委員会で10分15分の同じような課長さんとの質問やりとりだけで、その前段階を足して倍の時間になったとしても『十分な審議』って言うんでしょうかね。わかんない。そういう揉めないとこがオトナな議会運営とやらなのかしら。知らん。

 

そんなお役所と議員のお役目と達は違えど、大所帯のところは『区長を支える議員の集まり(盲目的に)』とか『区長を応援する議員の集まり(盲目的に)』とか嫌味っぽく言われたことが何度かあります。だってそう言い切ってる議員も実際いるわけでして、同じに括られちゃうと嫌だなあとかはこの2年でやんわり感じるようになりました。それって変なのと感じたりしないのかしら。しないんだろうなあ。や、一般論ですよ。選挙で区長応援したからって『区長の方向性に全面賛成』をするわけないじゃないですか、強いられるなら話は別だけど。というかひょってして既に強いられちゃってるような気がしないでもない時もある。わかんない。

 

都知事と都議会議員も同じですよね。もちろん市長と市議会、町長と町議会、村長と村議会、県知事と県議会も。自分のやろうとすることを進めるために仲間を増やすのが政治だ!議会だ!というのが地方議会でも正義なら、つまらないところだなあと感じちゃう。だって今の色んな議会をみている限り、そこで何か成し遂げられてるものがあるようには思わないですもん。何人もの議員が同じ意見を出したからって、例えばそれがトンチンカンだったら採用されるとは限りませんよね。みんなが感じてる普通のことを正しい理由と理論で説明したら、一人の意見でもお役所は理解してくれる可能性の方があるわけですから。『自分の提案を採用してくれそうなトップを支持するために議員になる』って風潮ありますけど、それなんか違うと思うなあ。要はトップの度量の問題ですよ。器のサイズの問題(カタチの問題ではなく)。

 

そういうのをややこしく揉めないようにするのが、一般で言われるようなオトナ議会とやらなのかしら。それもわかんないや。『自民党のお前がそんなこと言っちゃダメ!』とかお役所から言われたこともあるし、『1年生議員が発言なんて生意気なんだよ!』的なことを議員から言われたこともあるし、ますます議会と議員のお役目が不思議に感じるようになった、任期2年目が終わる今日この頃。

 

結論。審議と質疑と議論が全部ごっちゃになってた。ごめーん。『十分な審議』についてこれからも勉強していきます。

 

あっひょっとしたら『じゅうぶんなしんぎ』じゃなくて『じゅっぷんなしんぎ』の意味だったら、どうしよう。おーい誰か一休さん呼んできてー。

港区政新聞デビュー

港区政新聞というのがありましてね、『ドキドキ区役所ウォッチン☆』的な内容でお送りしている港区役所とか港区議会とか、なんかそれに近いような港区に関してのニュース記事盛りだくさんな新聞でしてね。いつも編集長がカメラ片手にお忙しくしているお姿を拝見する機会の多い、港区政に特化した有料ペーパーでございます。いつもお疲れさまです。

 

そんな港区政新聞でですね、私、小ネタデビューをいたしました。や、今まで名前はちょろちょろっと出たことはありますけれど、何かのオマケで『ついでに小倉りえこ』的な感じだったわけでして。例えばですね、『きたしろ勝彦都政報告会(司会:小倉りえこ区議』とか、『黒崎ゆういち君と明日を拓く会(司会:小倉りえこ区議)』とか、いいですいいですそんなとこフィーチャーしなくとも。そんな感じのオマケ。アドリブの全く効かない司会なら得意です。その場で気の利いた臨機応変的な何かは一切できません。そういうの無理。

 

本日ね、とある課長さんにですね、『区政新聞で名前でてましたね!なんかホームページがどうとかこうとか!』そんなことを言われました。はて?ホームページ?自作してるからショボいのが改めてバレた?そしたら、編集後記的な取材日誌の欄にホラ。

 

『作家になれるくらい文章がうまい』

『作家になれるくらい文章がうまい』

 

作家になれるくらい文章がうまい

大切なことなので3回言いました。ありがとうございます、出版社にお勤めだった元区民の方。そして『それな』と肯定してくれた編集長。小倉りえこが愛してやまないモノ書きさんは故・ナンシー関先生です。

そんなことよりですよ、注目すべきはその下の記事。

男子トイレで『大変、許しがたい行為』

『大変、許しがたい行為』

 

大変、許しがたい行為

 

こっちのほうが大変大切なことなので、画像含めて5回くらい言いました。何よ、この大変注目度の高い取材日誌。モヤモヤするキモチを残さざるを得ないこの取材日誌。大変、許しがたい。

 

ほいくえんのことってなんでこんなにむずかしいんだろって話

難しいトピックな上、ものすごく詳しいわけでもないし色んな人の考え方があるからなんとも言えないんだけど、保育園って本当に難しい問題なんだと思うわけです。私には子供がいないので、このことひとつとっても『だから一生懸命じゃないのね』とか『アナタ保育園じゃなくて幼稚園出身だから保育園のこと無知なのよ』とか、時々心無いようなことをヒソヒソ言われるようなこともありますが、ドンマイ俺。確かにそんなに詳しいわけでもない。でもそんな私でも思うことはあるわけです、保育園について。

 

一筋縄じゃいかない理由は色んな分野に関わっているからなのはよくわかります。私の小さい頭で一生懸命考えてみたのは大きくわけて2つ。あっもちろん他にも色んなことがあるんだろうけど(※個人の感想であり、効果には個人差があります)。

 

1. 用地確保の問題

需要があるから増やさなきゃというのは当たり前のことで、『どうにかしてください!』と例え議員が吠えなくとも行政としては頭を抱えているわけです。行政も増やすための努力を日々行っているものの、いかんせん場所がない。例え区の土地で空いてるところは全部保育園にしなさいよ!となったとしても、多分『港区は入りやすいっぽいよ!』とただでさえ第二子保育料無料とかサービスあるし、ワッとそれだけのために転入が増えたりとかしてイタチごっこになるかもしれないねとはよく考えます。というかすでになってるとは思うんだ。そういうのゼロとは言えないと思う。

 

保育園って、まずそれだけのサイズの用地確保が常に問題になってるわけですよね。だって0才から5才まででしょう、人数分それ相応の広さがいりますよねえ。認可保育園の広さの目安って400平米って聞いたことあるし、出せるお金の額で例えばマンションデベロッパーと競り合っても簡単に勝てないだろうし、民間の土地は買いにくいというし。必要なものには必要なだけ投資しても納税者は怒らないだろうから、使えるお金の上限アップしてでも、多少つぎ込んでも買っちゃいなよ!と思う方なんだけど、急激な人口減少で色んなことにアップアップした過去がある港区だから二の足を踏むのかな。よくわかんないけど。そうすると民間事業者にお願いをして保育園作ってもらえませんか?の方が早いという判断なんだろうね、多分。それもわかるような気もする。ま、区に必要な施設はもっと他にもあるからだろうけども。

 

0才〜2才のための小規模保育園の方が0才〜5才の認可保育園より作りやすいっていうのは、場所の広さとか場所以外にも、東京都の審査の有る無しってことも聞きました。需要が高いのは0才〜2才っていうし、小規模園が増えると助かる人はたくさんいるんだろうけど、3才になったら別のところに行かなきゃいけないっていうし。

 

ああ、なるほど。だから区は公立保育園を積極的に新設しないで、3才以上の子達の定員確保に努めてバランスよく預かれる体制を作ろうとするのかな。なーんて、正しいか正しくないかはわからないけど公立のあり方ってそういうこともあるのかなと勝手に考えてみる。作れたら作るだろうけど、仙台坂上のとこみたいにさ。

 

あ、全然話が進まない。本当に疑問に思ってることはここから。どうでもいい長ったらしい考察ばかりでいつもすみません。

 

民間事業者さんが保育園を作るのに、自分たちで場所見つけてこなきゃいけないわけです。保育園のための広さとか内装だとか細かなルール的なものとか考えつつ『ここよさそうだ!』な物件があったら、すぐにでも色んな手続きを始めないといけません。一番の問題は『その物件をどのくらい仮押さえができるか』になってるんじゃないでしょうかね。他の競争相手に物件とられないように。

 

港区は家賃が高いので、よさそうな物件があったとしてもどのくらいの人数を受け入れられるかによって、経営として判断もあるわけです。家賃の他に人件費とか色々あるし、そういうのペイできない赤字試算だったら断念せざるを得ない。例えイケる!となったとしても、ひょっとして不動産オーナーなり仲介の不動産屋さんなりが『何ヶ月か1年先か開園するかわからない保育園より、来月からお金払って借りたいって人がいるからそっちに貸すね、こっちもビジネスだもんごめんね』と言われた瞬間に計画断念、ハイおしまい。

 

その1: 物件を自力でみつける

その2: 開園できる目処が立つまで仮押さえ続ける

 

このロシアンルーレットのようなサイクルをどうにかしてあげられないのかなと最近よく思います。港区が場所見つけて『ここどうですか!?』は正直期待できないし、期間限定でいいから手付金払ってでも仮押さえてもらうための補助とかあってもいいのかもしれないし。みんなそういう余計な費用がかからないように不動産屋さんとの交渉とか信頼を築いたり一生懸命なんだけど、限界ってあるような気がする。よくわからないけど。どう?港区さん?なんか良さげな方法ない?区内の不動産屋さんとか不動産王に『保育園作りたいって人たちにちょっと猶予与えていただけませんか』って泣き入れてもいいと思うの。どう?ダメ?

 

それか『保育園作りたいって事業者さんに教えてあげたいので、お宅で管理してる物件か保育園フレンドリーな不動産王をご紹介ください!(ただし懐に余裕のある王に限る)』で正直に泣き入れてもいいと思うの。どう?ダメ?

 

2. 法律とかルールとかの問題

0才〜2才の保育園、3才以降はどっか別のところに行かなきゃみたいな問題もあるわけでしょう。いくら幼稚園ってオプションもありますよって言っても、ご家庭の都合や事情でハイそうですかにはならないじゃないですか。そこでシンプルな疑問は『3〜5才専用で保育園って作れないのかな?』と前々から思ってたわけです。そういえばそういうのって聞いたこと無いよね。多分色んな法律とか規則とかでできないから無いのかな、よくわかんないけど。

 

グーグル先生に聞いてみたら年末の記事が引っかかって、そしたらやっぱり法律だったみたいで。勉強不足でほんとすみません。3〜5才専用の園があってもいいのにねなんていう考えをたくさんの人は持ってくれるのかしら、それとも私だけなのかしら。来年中にも認められるようになるのかどうなのか、国家戦略特区に港区も当たり前のように入るのかなどうなのかな 、港区にとってありがたいことでもあるよねひょっとしてそうでもないとか?なーんて今のところ考えながら、今回はおしまい。

外国人旅行者のための『港区観光&マナーブック』

先月〜今月の予算特別委員会で『体験型観光ってどうなんすかね?』と聞いたら、『コト消費だろわかってるようるさいな、現在誠意製作中だからしばし待て』とお答えをいただいたのは記憶に新しいことでして、それが立派な冊子となって先週登場しました。港区観光&マナーブック訪日外国人旅行者の心をつかむおもてなしのヒント。これがまあ良く出来てます。特に観光&マナーブック。

 

バスの乗り方から地下鉄の切符の買い方とか、左側通行だよとか電車やバスに乗るときは静かにおとなしく並べよとか、日本人が大切にしてきた文化とか私たちが知ってるようなそうでもないような神社参拝の正しいやり方とか、お風呂屋さんの入り方とかね。

 

ごはん食べるにしてもおしぼりだの食券の買い方だの、時々モメたりするお通しだの、居酒屋のお話だの、サラリーマン定番の乾杯は生ビールだの、私たち日本人が読んでても結構興味深い内容が盛りだくさん。

どうせなら『とりあえず生!: toriaezu nama  (start with a beer!)』なコレ言ってみよう日本語も添えて欲しかった感もあったりしますが、まあ良く出来てます。ほんとほんと。日本語と英語と中国語と韓国語で対応。

 

麻布十番商店街も登場。観光案内所とかに置いてあるということですが、10,000部作成なんだって。でも小分けにPDFでも公開されているので是非お時間ありましたらちょこっと読んでもらいたいです。あ、語学のお勉強している方にもオススメ。なんとなく。

港区公式ホームページ>産業・文化・観光>観光>WELCOME港区の推進

 

港区暮らしのガイドと組み合わせて、こういうの新しく日本で生活する外国人向けに販売してもいいかもしんないね。例えばニューヨークに暮らす日本人が必ず持ってるに等しい『ニューヨーク便利帳』のように。民間がやるか行政がやるか色々あるとは思うけど。

ウィッグや胸部補正具の購入費用を助成します

港区が都内初でがん患者さんのための外見支援(アピアランス支援)を始めます、ということは先日お伝えしたかと思います。その後に3/21の『広報みなと』で掲載されまして。保健所ががんばってくれました。ありがとうございます。押さえておくべきポイント2つをご報告しますね。

都内初なんですけどね。しかも品物おひとつに対するものじゃなくて複数品の合算でもOKなんですけどね。それどころか助成金だけじゃなくて相談体制も整いつつあったりしてるんですけどね。ちょっと!広報みなとさん!扱いがちょっと小さいんじゃないの!?と言いたいところなんですが、まあそれは置いといて。月に3回のオフィシャル広報誌、いろいろとお知らせしたいこともございます。

 

1. 助成は上限3万円、または購入費用7割のどちらか低い方

例えば1万円のものだったら3000円で購入できることになりますし(後々精算)、2万円のものだったら6000円になりますし(後々精算)。上限3万円を助成してもらおうとするのであれば、えーと、えーと、4万3000円分の購入で3万円戻ってくることになりますね。4万3000円分のウィッグだったり胸部補正具だったりが1万3000円になるわけです(後々精算)。ウィッグなり胸部補正具だったり、おひとつ4万3000円のモノをおひとつでもいいですし、2万円ちょいのモノを2つでもいいわけですし、1万円ちょいのモノを3つでもいいわけです。消耗品ですからね、複数合算OKということは非常にありがたいことです。

 

2. 助成金申請は6月1日から受付開始

助成金の申請はおひとり1回。そして対象となるレシートだったり領収書だったり、来月4月1日以降の購入分に限ります。なので、もし『まずはひとつでいいからお試しで買いたいの。もっと必要だったらまたそのうち買いたいのよ。一度に4万3000円分買うのはちょっと…』という場合があるとしまして、その時はお試しのおひとつの領収書を大切に保管しておいてください。もういくつか増えて、『そろそろ申請しようかしら』という時にまとめてどうぞ。6月1日から受付開始ですしね、あと2ヶ月くらい。

 

がんの治療を受けていますとわかるおくすり手帳だったり診療明細書だったりという書類も必要になりますし、もちろん身分証明書も必要になります。詳しくはみなと保健所までお問い合わせくださいね。あっ助成は港区在住の方が対象ですからね。

 

多分ですね、もっとわかりやすいチラシだったりポスターだったりが実際の申請開始時期に合わせて公開されるんじゃないかとは思います。申請書類は6月からダウンロードできるようになりますけれど、ひょっとしたら『そういうのよくわからないから申請用紙もらって直接記入したいわ』という方にフレンドリーな方法があるかもしれないですし、区役所とか保健所に行かなくともひょっとしたらもっと便利なところで申請書手に入るかもしれないですし。や、わかんないですけど。

 

ご自身が必要としていなくとも、ひょっとしたらお知り合いで必要な方がいらっしゃるかもしれないですし、ひょっとしたら『ウィッグ欲しいんですけど実は…』といつものお客さんからコッソリお話がある美容師さん・理容師さんがいらっしゃるかもしれないですし、なんらかの席で気まずい沈黙を破るのに『港区でこういうことが始まるようですよ』と世間話に持ち出すことも結構結構。マメ知識、暮らしの知識として覚えておいてくださいますようお願いします。

 

ご不明な点、お問い合わせはみなと保健所まで。また、助成だけじゃなくとも色々な情報収集の一環としてもみなとアピアランスサポート相談室をご利用ください。