平成26年決算特別委員会 その2

総務費、環境清掃費、民生費、衛生費、産業経済費と、早いものでH26決算特別委員会も折り返し地点を過ぎました。先日ちらっと聞いた話、『主義主張から西暦しか使わない人もいるから、区別してもらうためにもしっかりと平成なん年と言った方がいい』と。で、でも2019年ラグビーワールドカップとか2020年オリンピック・パラリンピックとかはもう単語だから仕方ないよね。

さて、民生費では『民生・児童委員への支援』『支援を要する区民に関する情報共有と連携に』、衛生費では『AEDの配置』『災害医療対策』『子宮頸がんワクチン』『副反応報告』、産業経済費では『区内共通商品券事業』『大使館スタンプラリー』、土木費では『駐輪場』について前年度の実績評価からこれからの改善だったり計画についてなど質問。

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自分の質問項目全部おわって、持ち時間の60分をフルで使い切って…ならよかったんですが、少し余らせて終了。時間配分難しい。

つまり、どうだったんですか?で、次にどうやって活かします?みたいな。それが決算なんでは?と頭を捻って捻って捻った結果がそんな感じ。でもまだまだ全然でもっとお勉強しないとなあと。

自分は自分でいっぱいいっぱいだったわけですが、ベテラン議員さんの質問はやっぱり鋭い点をつくし、気にも止めたことがなかった事を聞いてへーへー感じるし、なんと言うか面白い。むしろ奥が深い。

でもお勉強したところで区のお仕事に関しては区役所さんの方がプロで、そんなのあたりまえの事なんですけど、付け焼き刃な知識で挑んだとしてもバッサー!と正面から切られてしまう。付け焼き刃ではなくてきっちりした意見でもバッサー切られてる時もあるし。

お役所もたくさんお仕事あるんだもんね、その中でやれ質問だ、やれ提案だといちいち議員に時間割いてる暇があんのかないのか嫌なのか。行政と議員の関係について、なんかこの辺は性悪説(駆逐してやる!)に基づくよりは性善説(心臓を捧げよ!)を希望したいところ。

…例えが上手くないうえに全然違った。ごめんなさい。しかも進撃そんなにアレでもないし。

オラオラオラオラオラとURYYYYYYYYY、そんな闘い。俺たちの闘いはこれからだ!友情!努力!勝利!小倉先生の次回作にご期待ください!

違います。全然違います。10回のうちまず1回、耳を傾けていただけるよう頑張りたいです。まだ先は長い。

そんな決算特別委員会、ネット中継とか録画配信とかご覧になった事ある方は気がついていらっしゃるかどうかなんですけど、ちょっと内輪(ごく少数ですが)で褒められてることがあります。

発言する前に
『委員長!』
『◯◯議員!』

と、発言を求めて許可してもらうという儀式があります。喋る度に『委員長!』と。

その時にですね、わたし無意識なんですけどすっごいにっこり微笑んで委員長席をみて『委員長』って言ってるようでしてね。そのにっこり具合がとても微笑ましいくらいのにっこりらしくてですね、委員長からも笑顔が素敵だとお褒めのお言葉いただきましてね。褒められ慣れてないから全力で照れる。

そんなことはさて置き、録画配信をみてみると確かに微笑んでた。ほほう、これが例のやつ。しかも『委員長』より『いいんちょっ(手を挙げるというよりペンをあげながら)』って感じで。後半2日は更に全力でにっこりを実行。委員長のターン!微笑み返し!

質問に対する答弁も前向きなものいただきましたし、それ以上にものすごい満足感で出番を終えた決算特別委員会でした。2月の予算特別委員会でも頑張ろう(どなたが委員長であれ、にっこりを中心に、あくまでも無意識で)。

あ、まだ決算特別委員会終わってないし。

平成26年度決算特別委員会

さて、決算特別委員会というのが始まりました。秋の第3回定例会の間に開催される、平成26年度の事業や予算に対して使われた費用に関するチェック機能。港区議会議員34人、そこから議長副議長を除いて、その他決算特別委員会の委員会と副委員長2人除いて、そして監査委員を除いた…あれ何人だ…34-2-3-1=28…そう、28人がおひとり60分の時間で質問できるわけです。

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何故34人全員じゃないかといえば、そういう慣習なんですって。役職付きは質問しない、何故なら『円滑な運営に勤しんでいただく』ほうが大事と。常任委員会でもそういう感じだと聞いてます、……私が現在所属している保健福祉常任委員会以外は。

さて、おひとり60分、お役所のみなさんからの回答時間を含めて。えーと、60分×28人=1680分。

(´-`).。oO(は!ひょっとしてこれが報道でよく見る審議時間の方程式…)

区議会議員になって早5ヶ月、まだ5ヶ月。一年の行事をまだぐるりと経験してないもんで、なにがどうだかまだよくわかってない事が常にたくさん。H26決算というからには、昨年度の港区の家計簿を見せていただくような感じですよね。あとは事業計画。

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質問できるのは定められたカテゴリーごと。決算審査意見書、一般会計歳入、一般会計歳出【議会費、総務費、環境清掃費、民生費、衛生費、産業経済費、土木費、教育費、その他】、国民健康保険事業、後期高齢者医療会計、介護保険会計。この中で『なになに費について何分』と自分で申告して、持ち時間60分を振り分けるわけるんですって。

ちなみに私、総務費と産業経済費が15分、民生費と衛生費と土木費が10分。合計60分。

新人議員にわかることがあるのかよという疑念はさて置いといて、新鮮な質問だったり今まで何度もでたメジャーな質問だったり、『話題に出す』ということが重要な時もあるんだろうかと感じたりすることも多々有ります。

でも国のことについて区でなんとかしなさいよ的な話題にはやっぱり首を傾げてしまいますし、それって嘘じゃないの?な発言には眉を顰めてしまいますし。今まで議会の外にいて全然気にもならなかったことが、議会の中で気づいてやたら気になり始めることもあり。

そんな事はさておき。

で、やっぱりこれ通告書として提出〆切があるわけですね。基本、そのカテゴリーの質問日から2日前が〆切と。この決算特別委員会、土日挟みながら9日間続きます。つまりほとんど毎日が何らかの〆切なわけですね。

しかも、先日の一般質問のくだりで書いたかと思いますが、ひとつひとつのなんとか費質問通告書を出すと、これまた取材担当という課長さんが『取材担当です!』といきなりやってきたり、いきなり電話がかかってきたり。質問の意図を確かめて、どの課が回答作るのかを調整したりするわけで。

課『取材担当になるの初めてなんです!』

私『決算初めてなんでお互い頑張りましょう!』

そんな美しい連帯感すら生まれたり生まれなかったり。課長さんたちも大変だ。連休週末関係なくだもの。なんせ答弁書書かなきゃいけないし、それより私なんかのぺーぺー議員にだろうが多少なりとも気を使わねばならないだろうし。いつもありがとうございます。あ、課長さんたちだけでなく、区議会事務局のみなさんも連日遅くまで。お疲れさまですありがとうございます。

そんな中、私ができるであろう事は『誰よりも早く質問詳細を担当課長さんに提出すること』であって、質問の意図と中身をしっかり理解してもらえるように努力することなのかしら。区役所の中での答弁書レビューもあるわけだし、早め早め先手先手でスッキリさせたい気持ちは一緒だろうし。

決算特別委員会、まずは総務費まで終わりました。議員は質問してなんぼであると聞くことも少なくはないわけで、『何々について質問しました!』がただのパフォーマンスとならないようにだけ注意しないといけませんなあ、と一層強く思ったわけであります。

総務費での質問は大まかに『区民協働について』『町会・自治会等に関する課題について』『国際化推進について』とさせていただきました。先日の一般質問の区長答弁も含めて、今度まとめてサイトに載せておこうかなと。

お、カッコイイかもしれないテーマを思いつきました。『議員の質問による区政の変化を検証するプロスペクティブスタディ』

(*プロスペクティブスタディ=ある時点から将来に向かって行うことから「前向き研究」とも呼ばれ、研究計画を立案し、観察や介入行為を行いデータを収集する試験のこと)

(*理系ですが研究慣れしておりません)

そんなこんなで、休憩は挟むものの、委員会は午後1時から午後5時まで。進行具合によって伸び伸びとなり午後6時過ぎまでとかそんなことも。決して長すぎる時間ではないんだけど、でも異常に疲れるの。足がむくんで腰が痛い。

その中でですね、これからの区政に挑むこと云々考えるより、私は区長の議会に挑む姿勢を学ぶのが先かもしれないと。本会議場なら区長答弁があるからまだしも、一言も発しない決算委員会にも出席され、一番前の席ですっと背筋よく座られ、身じろぎもせず、足とか腰とか痛そうにモジモジすることもなく、両手は膝の上、うっかり寝落ちることもなく、目を閉じて聞いてるフリしてるわけでもなくしっかりとおメメぱっちり、きちんと質問する議員全員の発言に耳を傾ける。

区長、いろんな意味で姿勢を正すコツ、ありましたら今度こっそり教えてもらえませんか。

9/11一般質問への道

一般質問をさせていただくことになりました。前々より『早いうちにやりたいですー』と地味なアピールが功を奏したかどうかは別として、2015年第3回定例会の2日目、9/11に一般質問で登壇いたします。大所帯なのに早いとこ新人にチャンス回してくれた港区議会自民党議員団さん、ほんとありがとうございます。

さて、実は私『やりたいですー』と言ってたくらいなので、いつ登板してもいいようにちょびっとは事前準備をしていたわけで。こんなジャンルの質問しようかな、ああそうだこんなこともいいかもしれない。そんなことを考えながら質問項目だとか、読み上げる台本だとか、ちまちま書いてたりしたわけです。自宅で猫を一匹二匹ひざに乗せながら時間のある時に。

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もちろん、ひざの上でなくとも邪魔をするのが猫のお仕事ですけれども。

 

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さて、9月になって『質問通告書』という書類が回ってきました。こんな質問をしますよ、こんな内容なんですよ、という事前予告。それを基にして、適切な回答というのを区長が議会で回答するというやつ。

……ああ、だから議会1日目と2日目に質問者も回答者も紙を読み上げるだけの早口合戦なのねと。そんなことも知らんのか!と怒られるのかもしれませんが、知らないもんは知らないんです。仕方ないっす。でも覚えました。なるほど。

『取材担当』、そんな言葉が飛び交うのも、質問通告書とやらの〆切前。取材ってなんぞ?というのが率直な感想。なんか取材されるのかしら?なんで取材なんか?という疑問しかなくて、頭の中はハテナで埋め尽くされる。

正しくは『取材担当課長』さん。要は課長さんレベルが質問に立つ議員ひとりひとりについて、いろいろ間をコーディネートするようです。へー。コーディネート?なんのためにだろう?

質問内容はこーでねーと。

(´-`).。oO(一度言ってみたかった)

質問〆切が9/7(月)のお昼12時。そして午後1時には『取材担当課長のxxです』とお電話いただきまして、早速打ち合わせです。はや。誰が誰につくとかどうやって決まるんだろう。順番こという話もあったり。

さて、取材担当課長さんの役割は主に2つ、質問項目を大中小のカテゴリーに再配置(→それで回答を作成する担当課を把握して、スムーズな仕事に)、そして本番用の原稿入手(→言い回しとか役所で使う表現を統一したり用に各担当課に依頼)だそうです。

……たっいへーん。

質問内容の再配置という中で、例えば私が

1. 販売商品の改善について
a.補充について
(1)常温製品と冷凍製品の配置は?
(2)乳製品とシャーベットの仕分けが必要では?
(3)カップアイスともなかの種類を増やす取り組みは?

こんな質問をする予定だとします。そうすると取材担当課長さん、とっくに関連部署に回っている質問書を片手に

1. 魅力ある商品について
a. 売店における商品の補充について
(1)陳列における製品の仕分けの計画
b. 常温製品について
c. 冷凍製品について
(1)アイスの種類の陳列仕分け
(2)アイスの種類の仕入れ

こんな感じに直してくれたりします。なぜ直されるかというと、『わかりやすさ』を求めつつ、『質問によって回答作成の部署が分かれるなら分けたい』ということだそうです。aはここの課が担当、bとcはあっちの課が担当、みたいな。あくまでも内部資料として。行政側のスムーズな作業のための内部資料。

ま、でも議会の時の配布資料としての項目記載は私の提出したオリジナルの方になるんですって。なぜなら『通告書〆切過ぎたら変えられないから』だそうですが、質問することは変わらないんだし見やすくなるなら変えてくれてもいいじゃん……とも思ったり思わなかったり。

そこも回数こなして見栄えよくするための策を学んでいくものなのでしょう。そして区議会事務局さんのたくさんのヘルプを支えにオラがんばる。みんなオラにちょびっとずつの勇気を分けてくれ。

でも答弁書を作るという作業って、これって多分ひょっとして『出来レースじゃね?』と感じられる方もいらっしゃるんじゃないかと。人によってはそうなのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。

区役所も決まってないことをやりますとは言えないし、でも計画としてひっそり存在していることもあるし、先輩議員から『回答を引き出したりするのも交渉術のひとつ』と言われたこと、作業や打ち合わせを繰り返す中でなるほどーと実感しました。

ま、質問通告書という書類をもらう前から、すべのルールが未だにイマイチわかっていない私は、関連するであろう課長さんに『今度こういう質問をしようと思ってます。差し支えないでしょうか?』と聞いてきました。後々に取材という質問の意図聞き取り調査が入ること知らなかったですし、まぁ順番が逆になってしまっただけで。

課長さん達お優しくてですね、『回答できるよう頑張ります!』のようなお返事いただけたり、『質問はつまりこうですよね?』と拙い説明の中でも真剣に話を聞いてくれたり。是非前向きなものを期待したいところです。あとは『これは一般質問ではなくて、決算特別委員会での質問向きですよ』とか教えていただいたり。

へぇー。向き不向きぃー。色々あるぅー。

が、『ここはちょっと……今の時点では回答できません』みたいなことも言われたりしました。でも何度も何度も説明をして理解してもらえるように今後も努力は惜しまず。

夕方には全会派の質問事項を集めて確認して、区議会事務局さんが公開する。それまで小さな修正修正。そんなこんなのバッタバタした午後でしたが、実際に議場で読む?演説する?原稿も提出をお願いされるんですって。言葉の統一とか表現の統一とか、ちゃんとしたトークの流れから答弁内容が合ってるか、とか確認するんですって。

お願いされる前に『もうできてますけど、ご入用ですか?』と男前に(でも丁寧に)課長さんにお渡ししまして、本日はおしまい。

そんなわたくしの質問は、同じ党でも他の会派とも重複しなさそうなことをあえてピックアップ。中身は違えど大まかに

1. 産業振興

2. 地域包括ケアシステム

3. 国際化

でございます。それでは金曜日によろしくどうぞ。インターネット中継もやってます(ただしWindowsに限る)。

全体の質問事項一覧はこちらから。

http://www.gikai.city.minato.tokyo.jp/main/info5.html

ご長寿の秋、委員会の秋

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9月、それは世間一般では夏休みも終わって次に楽しみなのはシルバーウィークとやらではなく、それすっ飛ばしてクリスマス以降の年末年始な季節。そして、梨とか桃とか葡萄とか美味しい果物が出回る季節。じゅるり。そして10月になったら『体育の日ってやっぱり10/10がいいわよねえ、第何週の月曜とか未だにわからないわー』とハッピーマンデーに難色を示す(事もありそうな)本格的な秋の到来がそのうちやってきます。

果物の秋、防災の秋、スポーツの秋、そしてご長寿の秋。港区には75歳以上が2万人いらっしゃるんですって。お元気にいきいきでよろしくお願いします。

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本日、東京オリンピック・パラリンピック(略してオリパラ、だそうで)対策特別委員会が開催されました。5月からの任期で初めてのオリパラ委員会。巷では色々な問題も課題もあると何かにつけて騒がれる、アレの委員会。

一昨日の正式発表と会見であったはずの午後6時の前、夕方前には区役所一帯に貼ってあったあのポスターを剥がし、なんとなくフライングをしてしまった感があるような港区役所。

違います。最先端をいきました。素晴らしいスピードでぺりぺり剥がしました。最先端を行く港区ですからね。

さて、そんなオリパラ委員会、区としてどのような事を話し合っていかなければならないのかという点。東京都が招致したわけだし区って何やるの?という疑問がありません?競技会場の整備だけしてろ!みたいな雰囲気ありません?港区はお台場海浜公園でオリンピックではトライアスロンと水泳マラソン10kmの2競技、パラリンピックではトライアスロンと自転車(ロード・レース)の2競技が開催されることが決まってます。

区が競技の他に考えること、もちろんアスリートへの配慮だったり、オリパラを楽しみにしているたくさんの方々のための区内整備だったり色々ありますが、本日の委員会の議題は主に2点。

文化プログラムと事前キャンプ。

スポーツと文化の祭典ということで、文化芸術の域のエキシビジョンのようなものがオリンピック憲章で定められております。アートだとか、伝統文化だとか。色々な策が講じられるのではないかと。

そこでいっつも引っかかる点がありまして。日本人というのは、どうも、なんというか、その、文化に対しての理解と知識と宣伝に疎いというか、そんな感じ。日本の文化ってなんですかー?と聞かれて、即答できる人はほとんどいないのではないでしょうか。

歴史ある国ですからね、古いモノはたくさんあります。古いモノを文化と言い張るにしても、それが今の現代にどう繋がって生活に繋がっているのかを説明できるほど、残念なことに知識がない。

着物も浴衣も文化であるし、町中に溢れる自動販売機も文化だし、外国人が日本語で話しかけてきても外見で勝手に判断しちゃって『ノーイングリッシュ!』とかつい言ってしまうのも、ある意味文化ですよ。欧米に憧れてしまっているのも文化ですし、そして英会話取得が夢の夢である表面的な国際化もまた文化。自分たちでは当たり前の事すぎて興味のないことでも、一旦外から誉めたたえられたら一気にムーブメントになってしまう盛り上がりも、これまた文化。

そんな文化とか国際化に関して思うことはまた別の機会にでも。とにかく文化プログラムというのを区でもとりあげて、文化の祭典に取り組みましょうという課題。

そしてもうひとつは事前キャンプの地に選ばれるため施設を整備したり、招致活動をしたりする計画。例えば今の港区、みなとパーク芝浦のスポーツセンターのバスケットコートとバレーボールコートの2種だけが国際規格にマッチ。他8種競技がちょこっと整備が必要。

招致したいのか、できるのか、区としてどのような計画・行動をするのか、のような協議が必要になってくる、そんなオリパラ委員会です。

私の所属しております自民党議員団、ミスタースポーツとして知られる新人同期の黒崎ゆういち議員もオリパラ委員で、委員会では椅子を並べて座っております。本日の委員会でも彼はナイスな質問・指摘しました。素晴らしい。

港南地域といえば黒崎ゆういち、スポーツといえば黒崎ゆういち、なんという重量級の安定感、そして抜群の安心感。オリパラ委員会に欠かせない黒崎ゆういち港区議会議員。

大切なことなので2回言いました。

ベテラン議員もたくさんいらっしゃる中、新人2人も頑張っていきますのでよろしくどうぞ。

シティプロモーション

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2015年の4月から、つまり今年の4月から、それは世間でいうところの4ヶ月ちょい前のこと。港区のお役所組織に『観光政策』というセクションが新しくできていること、誰もが知っている情報ではないようです。2020年のオリンピック・パラリンピックもありますし、港区の魅力をどどーんと発信したり、外国語対応ができるボランティアを育成したり。そんな予定が盛りだくさんの観光政策です。

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年に4回の冊子発行、8月いっぱいまで夏号(青)、9月から秋号(オレンジ)。区内22のホテル約4500室に配置。港区のホテルや旅館など総客室数が約25000とのことで、まだまだ数の上では1/5くらい。

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秋号は港区銭湯めぐりとして6つのお風呂屋さんが紹介されています。多分これからちょっとアレになるかとは思いますが、入墨やタトゥーの扱いをどうするか。日本では社会通念としてそのような方は利用できませんという施設や場所が結構あるわけです。外国人だから日本人だからという文化の違いも多少は薄れ始め、芸能人だったり、スポーツ選手だったり、はたまた伝統ある民族文化だったり、ファッション感覚だったり、テレビの中だけでは無く、街中で目にする機会が多くなってきている今日この頃です。

賛否両論無関心、色々あるとは思います。パラパラと見ていてちょっと気になりました。結構います。みます。年齢問わず、国籍問わず。

ちなみに、港区スポーツセンターはウェブサイトによると『刺青、タトゥーをされている方は、施設内では一切その部位が見えないように完全に覆ってからご利用ください』です。

さて、話を観光に戻して。

港区の魅力を発信。『港区でしょ?色んなモノ、コト、ヒト、たくさんあるんでしょ?』と『え!?港区役所に観光担当って無かったの!?』と、ご意見ご感想は半分ずつくらい。オリンピックだからといって浮足立たないよう、地に足つけて、トレンドに流されず、たくさんのいいモノを全世界に紹介できるように区役所には頑張ってもらいたいものです。そして我々区民も区民でない方も、考えたりサポートしたり頑張ったり。

外国から旅行で来る人、外国から仕事で来る人、国内から泊まりで来る人、国内から日帰りで来る人、目的は港区外だけどなんとなく時間潰してる人、そして港区内を移動してる人。よく言われる『観光客』の定義し(複数化、ただし全部は今の所欲張り)、ニーズを把握することがまず重要なのではないかと感じます。港区の何をアピールしたいのかをもっとよく練らないと。また来て欲しいの!なのか、住んで欲しいの!なのか、勤めて欲しいの!なのか。

海外に行くと街中でよく目にするもの、それは観光客向けの無料冊子。細かな町歩き地図から、電車/地下鉄マップ、今日の夕飯に悩まなくて済むようなレストランガイドも付いている無料冊子。ちょっと手にとってパラパラめくって、『ああ、こんなところあるんだ、行ってみようかな』と思っちゃうかもしれない無料冊子。

駅にホットペッパーとかR25があるように、そこら辺の道やホテルに港区で楽しんでもらえるような無料冊子を置いてもらうのはアリかと。ほら、札幌とかではあるじゃないですか。なぜか東京ではあまり見かけることないんですけど。商店街マップやお店リストを付ければ商店街振興とも結びついちゃうかもしれないと思うんですよ、おくさん!

ちなみに港区では秋からMINATOハッピーパスポートという有料(ちぃバス・お台場レインボーバス1日乗車券の引換券付、商品券付、掲載店舗では特典あり)の冊子を1000円で販売します。

うん、お得。でも特典なくとも引換券なくとも商品券なくとも、無料冊子もアリだと思います。あとはインフォメーションセンター。

保育環境の支援の充実を

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港区の合計特殊出生率(15〜49歳女性が一生に産む子供の平均数)、この10年間は上がる傾向にあり、平成26年は全国1.42、東京都1.15の中で港区は1.39。出生数に至っては、この10年で1300人→2854人と2倍以上です。

先に謝罪しておきます。私、人口増加に貢献していません。大変申し訳ありません。

さて、港区民は約24万人。今月の人口統計を眺めているととても興味深く、今現在の港区で一番多い年齢層は男女共に40〜44歳、そして一番少ない年齢層が15〜19歳とか。シニアを除いて17歳男子の人口が一番少なく(639人)、41歳レディ(2801人)が一番多く、20~24歳より0~4歳の方が多いとか、しかも1400人も。

港区の人口がぐぐっと減少して15万人を切ったのが今から19年前の平成8年。転入・転出はおいといて、その前後の時期に生まれた子たちが19年後の今になって、一番少ない年齢層になると。そして例えば10年後、30歳前後の人口が一番少なくなる(シニアを除いて)という予測がなんとなく。

そんな子ども人口の増えている港区、待機児童という問題もありました。転入数の増加や0歳児保育の需要の増加も伴い、緊急暫定保育施設や保育園定員拡大でここ数年でがくんと数字も改善しました。公立も私立もフル回転。

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さて、本題。港区には29の私立認可保育園があります。しかし都心であるからという理由もあるんでしょうが、そのうち26園には園庭がありません。最近の夏はとても暑く、夏といえばやっぱりプール遊びを!ということもできない保育園が多いんです。これは残念。

そこで港区では7月から区有施設を活用してプールで遊べる環境を提供し、すべての私立認可保育園でプールで遊ぶことができる支援を行っています。ひゃっほう。すべての園に園庭とプール作ってもらうのを応援するよ!ではありません。となると、あるものを効率良く使っていただくことが前提となります。

例えば、

乳児クラス(0〜2歳児)
保育園以外の場所でもビニールプールを使った水遊びへの取り組みとして、
1. 近隣の区立の保育施設での水遊び
2. 区立小学校、区立幼稚園内での水遊び
3. 児童館、子ども中高生プラザ等での水遊び

幼児クラス(3〜5歳児)
組み立て式のプールが利用できるような対応として、
1. 近隣の区立の保育施設と合同でプールや水遊び
2. 芝浦港南地区でのプール設置
3. 旧神応小学校でのプール設置

そういえば、大きくなってから(縦にも横にも伸びてから)プールや海といった水場に行くことがめっきり少なくなりました。お日様にあたって水を浴びてということがとても疲れてしまうお年頃なんでしょう。なので、お天気急変でどしゃぶりの雨に濡れるくらいが丁度いいのかもしれません、私の場合。

もちろん本日も大人の水遊び。朝の急なザーザー降りの中、自転車で疾走。夏を感じます。

道への道

車の免許はありますが、ここぞとばかりにペーパードライバーです。車を運転しない人の特徴として、道路の名前が覚えられないというのが挙げられるのかなと思います。やれ明治通りだ、日比谷通りだと言われても、どの辺なのかピンともこない上に、どこからどこまでがその道路なのかもよくわかっていない。もちろん地図も読めなく、極度の方向音痴でもあったりします。

そんな中、唯一覚えたのが麻布通り。古川橋の交差点から三の橋、二の橋、一の橋を通って、飯倉片町に行く坂を登って、登り切って降りて、つきあたりの大きい通りまで。そんな麻布通りが浸透しているのかしていないのか、タクシーの運転手さんに聞いてみたりするも『え?そんな名前なんですか?』と地道に周知する時間があるなら地図を眺めて港区内の道路の名前でも覚えなさいよ、と言われるのもごもっとも。

さて、都市計画道路補助7号線、9号線、10号線というのがありまして、つまりは三田の桜田通り(三田の納涼カーニバルのあの広い道)から赤羽小〜三田高を過ぎて、オーストラリア大使館から二の橋交差点を過ぎて、仙台坂をずずーと登ってまーっすぐ、有栖川公園のところの愛育クリニックまでの道。拡幅整備をすることになっています。

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整備は前々から始まってまして、オーストラリア大使館から二の橋交差点、仙台坂上の麻布グラウンド付近はすでに完了。7mの車道を両側4mの歩道で挟むような広々した道路と歩道になりました。今現在もこれから工事中の区間も残っていますが、これがずずーっとまっすぐ一本道、電線地中化を伴って整備される予定です。

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『なんでここの道なの?』という質問には『より良い住環境の創出を目指し、安全で快適な歩行者空間の確保や交通の流れの円滑化、防災機能の向上などを図るため』という難しい回答がつきもので、簡単に言い換えれば『狭くて不便より広くて安全な方がいいわけだし、防災観点においても慶応大学/芝公園〜有栖川公園の広域避難場所繋がるし、いざという時の輸送路にもなるじゃん』です。

狭い道の幅を広くするということは、広げるための用地が必要であります。つまり、港区が必要な用地の取得をしていく手続きをとるわけですね。そこでその用地をお持ちの皆様、お住まいの皆様に補償を伴う協議が必要となってくるわけです。2年ほど前から測量が行われ、説明会が行われ、これから用地を取得し、そして道路工事。計画では二の橋から仙台坂上までの区間がすっきり広々とするまであと10年はかかる模様。

ところで先日タクシーの運転手さんから『仙台坂というのは南麻布〜元麻布だけではないんだよ』というお話を聞きました。し、知らなかった……。物心ついた時からワンアンドオンリーの仙台坂。知識を得てしまったあとは、グッバイ私のワンアンドオンリーメモリー仙台坂。大井町の方にもあるんですって、仙台坂。

その他にも『新一の橋、一の橋、二の橋も、登戸方面の道であるんだよ』と。し、知らなかった……。坂が多くて橋も多い港区だからこそと思っていたのに。そうしたら『三軒茶屋から新一の橋〜二の橋に向かうお客さんには気をつけろ!(麻布方面か登戸方面か)』というのがあるようで。

道への道は遠い。

情報公開

区政報告(という名の自分新聞)を作成してご近所だったり活動地域だったり、はたまた頑張れと叱咤激励を頂いている皆々様にお渡ししています。その際によく言われるのが『いやー、こういうの初めてもらったよ』や『ふーんとチラ見して即ゴミ箱行きだとしても、こういうのあるといいよね』など、どちらかと言えばポジティブなご意見。ありがとうございます。

印刷発注した直後に誤字が見つかるあるある。そんなもんです。何回見直しても、見落としちゃうんですよねー。ちょっとショックを受けています(○応え  ×答え)。
最近は情報提供手段がブログだウェブサイトだFacebookだTwitterだと多様ではありますが、わたくしまだまだ紙媒体での需要はとても大きいと感じてます。ネットしない人もいますし、またわたくしの知り合いでFacebookもTwitterもしない人たくさんいます。実はわたくしも大好物ではありませんし。
さて、情報公開ということで、来週に港区自民党議員団ニュースというものが発行されます。年に4回の議会終了後に『自民党議員団、代表質問&一般質問でこんなこと質問しました!』のようなお知らせ。つまりは定期広報紙です。今回はそれにプラスα。21日の港区内新聞折込の予定でございます。
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5月1日の改選後新体制、実は港区議会ではちょっとした揉め事が起きていました。前にも少し触れたことがありますが『会派』の件です。とあるグループの設立から多々ある行動を巡り、インターネット上を中心に一悶着あったわけです。今回、4年前、はたまたもっと前の選挙で当選した議員さん達の行動を巡るすったもんだ。
『ウソつかないでよー』
『ウソじゃないもん!』
『そうじゃなかったでしょー』
『しらないもん!』
『本当のこと言いなよー』
『本当だもん!』
と、誰がみても正直低レベルの醜いイザコザです。それがSNSやネットに強い?と思われる議員さんの情報発信力で色々真意が定かではない情報が拡散しまして、港区議会が叩かれたり炎上したり、それはもう非常に時間の無駄でした。
一方の言い分だけが拡散、もう片方はひたすら悪者。よくあることですよね。思いが強すぎるから、必然とそうなっちゃいますよね。誰かの息がかかってるんじゃないかと疑っちゃうくらいに悪者ストーリーが出来上がってる。裏に絶対プロがいますよ、プロが。プロフェッショナルだかプロデューサーが。そう勘ぐっちゃう人も多いのでは、というような2ヶ月間。
まずはしょっぱなの代表者会議とやらにマスメディアの取材が入ること自体、予定をどうやって知ったんだろうと不思議なんですもの。誰かが取材しにきてとお願いしたんでしょうね、多分。だってそうじゃないと記事になるようなことではないと思いますもの。
自民党議員団、今まで結構な頻度でなにを言われてもスルーしてました。叩かれっぱなし。しかしこの度、折角の議員団ニュースを発行することですし、この騒動についてちょっと区内のみなさんにお知らせする丁度いい機会ではないかと。
一方的に言われっぱなしだから、よーしこちらも言い返すぞー!という趣旨ではありません。この件、びっくりする程に様々な要因が絡んでいます。それがとても複雑。どちらに言い分があるかを判断していただく必要はまったくありません。本当の事、背景を知ってもらいたいという願いひとつです。これも情報公開。それで読み手のみなさんにも色々と考えていただくだけで幸いです。
ライターさんがいるわけでもなく、ライターさんにお願いすることもなく、自民党議員団で書いてます。たたき台を作って、修正して、そんなことを真剣に結構繰り返して。そして完成。
……印刷発注した直後に誤字が見つかるあるある。そんなもんです。何回見直しても、最後の修正の時にうっかり変換ミスとか見落としちゃうんですよねー。そういうもんですよねー。
どうみてもミステイクです(○表現  ×証言)。

区役所のおしごと

わたくし区議会議員は町のミカワヤさんである!と称する前から『あれ、どうにかならないのかしら?』や『これ、どこに問い合わせればいいのかしら?』など、町の皆さんからよく相談を受けます。は!これはつまりいわゆる『区民相談』というやつか!と感激しているわけではありません。区議会議員になる前から『ここ、アレよねー?』や『それ、ほんとにアレよねー?』などという、ちょっとした困り事や不便さを井戸端会議で耳にしているわけです。むしろ自分が井戸端会議の中にいました。

この一ヶ月半、一番学んだのは『誰に問い合わせたらよいのか』です。区役所にはたくさんの部がありその下にたくさんの課があり、それぞれがたくさんの担当を請け負っています。港区の地域別の支所だったり色々な課の課長さんだったりのすごくたくさんの内線リストがありますが、それだけじゃなんだかよくわからない。

この件はここだろう!と例えば内線をかけるとしましょう。ほとんどの場合、『はじめまして、わたくし港区議会の小倉りえこと申します。ちょっとお尋ねしたいことがありご連絡差し上げました』から会話を始めるわけでありまして。以前の職場で地理的に離れている事業所にいる見たこともない人に内線電話をかけるドキドキさを久しぶりに味わっています。そんなことはどうでもいいんですけど。

麻布十番の歩道について問い合わせがありました。一人二人ではない方がそこで転倒して怪我をするといった問い合わせです。その中のひとつは私もずっと気になっていた箇所でして。さて、この相談を区役所の方にするにあたりどこに連絡すればいいんだろうとまず悩みます。歩道だし本庁にある街づくり支援部という中にある土木課?土木施設管理課?それとも麻布十番だから麻布支所?その中でも街づくり推進担当?土木課?内線表を前に、そんなところから悩むわけです。サッパリわっかんね。

そんな悩みも『知ってる人にどこが担当か聞けばいい』というシンプル極まりない手法で豪快に解決し、ここがこんな状態なんですけど一度確認してもらえますか?とお願いしたところ、もんのすごい早さで見に行ってもらった上、すぐにフィードバックしてくれるという麻布支所のフルスピード感、素敵。

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お願いしたうちのひとつ、ほんの1cmくらいの段差なんですけど、5〜6名ここで転倒したという話を昔から聞いてました。そしたら遅くとも明後日までにはなんとかしてくれるとのこと。すごい。素敵。仕事早い。別の歩道の件はちょっと複雑な事情があるので、色々と状況を確認してくれるとのことでした。でもその日のうちに少しでもと応急処置の手配してくれて、すごいすごい。仕事早い。麻布支所グッジョブ。

ここでひとつ強調するのは、私が区議会議員だから区役所のお仕事が早いということでは決してないということです。みなさんのお声ひとつが届けば、それはもうすごいスピードでなんとかしてくれるのが区のための区役所。そうですよね、区役所さん。

先日こんな話を聞きました。お店の前の街路樹の葉っぱがぼーぼーで看板隠れちゃうからどうにかしてもらえないか?という電話をしてみたそうです。どこに問い合わせたらわからないからとりあえず区役所にドキドキオロオロしながらかけてみたと。そうしたら次の日には綺麗サッパリ剪定されたと(短く刈り込みすぎだ!とその後ご近所のから別クレームが出たらしいというオチもついているそうですが)。

つまり、お役所の判断ですぐに対応できることはものすごいスピードで仕事をしてくれます。複数の部や課が絡んだり、莫大な予算が絡んだりするような重要事項は色々と調整や協議が必要になるのはわかりますけど、町の井戸端会議で話題にあがるような件というのは案外相談するとすぐになんとかしてもらえる場合が多いのではということです。あなたのドキドキビクビクした電話一本でどうにかなる場合も多いのではということです(ただし、ややこしい場合は除く)。

普通の生活を送っていると、とにかく区役所という場所は色々とハードルが高く感じてしまいがちです。何も後ろめたいことがなくとも警官やパトカーが通り過ぎると無駄にドキドキしてしまうような、そんなハードルの高さ。ちょっと違うか。あとは問い合わせるめんどくささ。気になる他の誰かがクレームつけるだろう、というような。案外誰も問い合わせないんでしょうね。↑の写真の歩道の件、2年前に善良な一般区民として1回電話してみていても多分すぐに直してくれてたんでしょうね。ちょっと後悔。

どうしてずーっとこのままなのかしら?というような案件があるとして、ひょっとしたら地域や町会が関わっているようなことですぐにどうにもできないことがあったりもするでしょうし、どこぞの地域の『すぐやる課』のような対応ができるとは一概には言えません。でも、生活する中でほんの少しの不便があったとして、あなたの勇気ある電話一本連絡一本で街の小さなお悩みがひとつ改善されるかもというお話でした(ただし、好き嫌いのクレームではなく区の安全に限る)。

マイナンバー制度について少し

社会保障・税番号制度、つまりいわゆる『マイナンバー』という制度。アメリカに長く暮らしていると「ああ、つまりはソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)よね」とピンとくる人もまぁまぁいらっしゃるのかいらっしゃらないのか。アメリカのお話をすると、個人個人に9ケタの数字が割り当てられ、それが生活の色々な場面で頻繁に利用されます。例えば電話回線を引くとか(20年前はこの番号持ってないとデポジットが$600かかるとかありました、私の場合)、学生番号代わりに使われるとか、とにかく身分証明として使われることも多々あります。当初の導入の目的は『社会保障』のみだったらしいですけれども。

アメリカには戸籍制度がなく、この割り当てられた番号が個人を特定するすべて。なりすましなどの問題も指摘されたりします。日本は戸籍や住民票などありますし、使われ方も使い勝手も違うようになるでしょう。この番号だけがすべてではないようです。

20年前に取得したアメリカのSSN、未だに覚えてます。なんせ利用頻度が多かったものですから。今度の日本のマイナンバーは12ケタ。覚えるほどに使うことがあるかどうか。むしろそういう使われ方をするのかどうか。

10月から順次番号付きのカードが送られてくるので、オリジナルカードの取り扱い・保管は気を付けないといけません。個人的にはパスポートと同様の管理と考えていますけれど。お財布の中に入れておくものではないです。個人的にはそう思います。SSNと同レベルだったらお財布の中になんて絶対に入れませんけど。個人的にはそう思います。オリジナルカードの再発行、手間暇考えると恐ろしくてお財布の中に入れてうっかり落としたり盗られたりしたら、それはもう恐ろしい。

あくまでも個人の見解です。

本日、武井港区長の定例会見の中で現在の港区の取り組みが紹介されております。もちろんマイナンバー制度についても。区民のみなさんからのパブリックコメントの募集は6/21から7/21までの1ヶ月間、みなさんからのご意見をどしどしお待ちしてます(区役所の方々が)。港区以外でもお住まいの地域で同じようなことを行っていると思われますので、各々方の自治体のウェブサイトや広報誌をちぇきだぅ。

武井区長の定例会見のお知らせはこちら↓
http://www.city.minato.tokyo.jp/houdou/kuse/koho/houdouhappyou/20150611_kisyahappyo.html

最近の日本年金機構の情報流失の件もある中、これからの日本は行政だけではなく民間でも情報セキュリティーに関してはしっかりと対応していかなければならない時代です。基本的には『社会保障』『税』『災害対策』への使用に限られているとするマイナンバー。例えばですよ、税務関係で勤務先に色々な情報を提供しますよね。もちろんマイナンバーも含まれるでしょう。先日の件のようにウィルス感染も心配されるでしょうが、データではない紙の書類が社内でうっかり紛失したりすることもありますし、デジモノを使わない人為的なミスというのも気をつけていかなければならないんでしょうね。

あくまでも個人の見解です。

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