任期最後の定例会が終わって

少し経ってしまったんですけども、先週で約1ヶ月の議会が終了したんですね。どういう審議をしてどういう結果になったか、広報紙だとまだご報告が先になるんですが、区議会のウェブサイトだと結構オンタイム。だって区議会事務局のみなさん、めっちゃ頑張っておられるんですもの。

 

春の定例会は予算案の審議というものがあったわけです。港区の職員のみなさんであーだこーだ税金の使い道を一所懸命に考えて考えて、財政課が審査員の庁内プレゼン大会を勝ち抜いて、その後に区長とか副区長とかが審査員のグランドチャンピオン大会で『これやで!』と優勝したものが区議会に上程されると。

 

まあ、区議会に上程されるより先に『これが予算案やで!』と記者発表を含めたような区長の定例会見が行われて、区のHPにででーんと載ってみなさんも見れるわけなんですがね。

 

予定通りに定例会が終了しました

春の定例会は予算審議付き。要は4月からの予算案を直前の3月中旬前に決めると。でもここで決まったからって、ぜんぶが全部万事オッケーということではないということを4年で学びました。都議会です都議会。3月末に閉会予定の都議会でも予算が通らないことには、港区の予算も狂っちゃうこともあったりなかったり。

 

例えばほら、補助金とかそういうの。国から下りてくるものもあれば、都から下りてくるものもあるわけです。とある事業に都からのお金1/2、区のお金1/2使うとか、そういうものだってあるわけだし。

 

そんな港区提案の予算も議員34人の賛成多数で可決をしておるわけで、賛成多数ということは全員ではないということですよね。『区の出してくる予算には賛成できない!我々の考える予算案を上程する!』と、共産党さんは毎回独自の予算案を提出されるわけですが、財源確保の信憑性という理由が主で否決。

 

なになにを無償化にするべしとか、都市開発系の予算をがっちょり削って他に回しなさいとか。数字からいうと、4対30くらいで反対多数の否決です。民主主義は多数決、こればかりは仕方ない。

 

でも不思議なのは、予算案に反対はするけども、その反対した予算案で実現された色んな区民のためや区の発展の成果は強調されるようで。まあ、そんなこといったら予算案に賛成したからと、港区の福祉も教育も良くなっているのも手をあげたり立つだけの議員のおかげになってしまうヘンテコな矛盾。

 

例えば保育定員を増やす努力をしたのも区の職員さんたちだし、保育園を作りやすくする制度を作ったのも区の職員さんたちだし、港区のマラソン大会できたのなんて区長の思いひとつだもんな。予算編成権限のない議員にできることは、粘り強く主張を続けてその予算編成にしれっと含めてもらうようにあの手この手で頑張るくらいしかできないわけで、時々なんだかやりきれない思いが頭をよぎる。

 

ま、そんな戯言はおいといて。

 

区議会の会議録検索とか含めて誰よりもウェブサイトを利用してるであろう人物、それ多分オレ

港区議会のウェブサイトに毎回の議会の議決結果というものが載っております。賛成とか反対とか退席とか含め。区議会に興味を持ってくださいなんて、なかなか言うのも難しいこともありますけども(なんせ過去の自分がアレだったもので)、いろんなものが公開されているんですよということをお伝えして今回は終了。

 

あ、卒業の季節です

卒業していくキミ達に幸多からんことを。保育園も幼稚園も小学校も中学校も高校も大学も、異動される方もそして長くお勤めになった方々も。ご健勝とご健康とご多幸と、その他諸々もりだくさん、幸せであるようにお祈りいたします。


 

 

小ネタをひとつ、ふたつ、みっつ

ずーっと前のお話、とまではいかないんですけど、2年くらい前のお話。港区政新聞というものに小ネタとした登場したことを書きまして。小ネタでいいんです、小ネタで。うふふってクスっとする程度がちょうどいい。

 

褒められたんですよね。嬉しいですよね。で、ネタにされたことをネタにするわけじゃないですか(『港区政新聞デビュー(2017.4.7)』。持ちつ持たれつ、win-winでいいんです。

 

その後、もう一度まさかの連続小ネタとして登場しましてね。編集後記的な部分に小ネタとして載ることがなによりも面白く。どこかの職員さんが褒めてくれたんでしょうね、嬉しい。

 

2年近く経過し、またもや小ネタとして三度降臨(ただし名前なし)。

 

これね、これ。オレ、オレやで。でもちょっと誤解を招くとアレなので追記しておきますね。

 

修正、それは決して言い訳ではない

まず、ここ表現違うので訂正しておきますね。

 

ここが重要です、ここが。補足しておきますので。

 

偲ぶ会で挨拶する区長の写真を撮るより、区長が名誉区民の偲ぶ会に出席されたという事実がもうそれで十分であって、区長が挨拶している写真なんて山のようにあるんだし今度の区政新聞にも他のところで挨拶する区長の写真いっぱい載るんだろうし、1ヶ月で何十の挨拶される区長の写真よりお店の閉店写真を撮るなら今日逃したらもう無いんだから、区長の挨拶待ちで閉店時間間に合わなくてシャッターチャンス逃さない方がいいと思うので、ここで区長挨拶待ってるよりピーコックの取材のほうが大事と思う

 

なぜなら区長の挨拶順番は確か4番目か5番目くらいで、ピーコック青山店の閉店のあいさつの予定時間(午後六時)とほぼ重なっていた。

 

これ、正解。あの日は結構な雨。お疲れ様でした編集長。


 

議場で、とあるこだわりがありまして。

4年の任期最後の定例会、4年の任期最後の区長と教育長への一般質問をしました。内容はまた後日として、今回は議場における、あるこだわりについてちょっとお知らせしてみようと思います。何かって?ハタ、です。

 

国旗と区旗の掲揚は2013年くらいかららしいですぞ

私はまだ1期目なもんですから、目にする光景が当たり前の常識のような錯覚に陥る時が時々あるんですけれども、その中のひとつに『国旗』と『区旗』が議場に当たり前のようにあります。が、これ、当たり前の光景じゃなかったらしいんですね。

 

調べたら2013年ごろに議場に登場したようで、それまでは何もなくって寂しい感じだったんでしょうか。でも嫌だって言う方もいらっしゃるわけですから、戦いの歴史でもあったんでしょうかね。知らんけど。とにかく、今目にしている光景は、6年ほど前までは当たり前じゃなかったと。

 

あ、区旗ってなによという方のために説明を。区のマーク入りの旗ですね。港区の場合はひらがなの『み』の字を一筆書きにしたような、あの『み』

 

区役所の方達が『まるみ』と言ってたのを覚えてますな。まる、み。実は昔から結構気に入っているんです。理由はかわいいから。そんだけ。かわいいはジャスティス。

 

旗はかわいい。

あれはいつ頃だったでしょうか、 何年か前に言われたんですよ。『ねぇりえちゃん、旗がぐちゃぐちゃでかっこ悪くない?』と。『旗、ちゃんとしてた方がいいよねえ?』と。

 

↑自民党さん同期の黒崎ゆういち議員に。細かいところによく気が付く人。んで、それまで何にも気にしてなかったんですけれども、定例会の本会議の時に『ああ、そういえば』と気付くようになりました。

 

さぁ、4年を振り返ってみましょう。

↑これ、初めての一般質問の時。2015年の9月。国旗と区旗がぐっちゃぐちゃやで

 

↑これ、2016年2月。この時も国旗と区旗がぐっちゃぐちゃやで

 

↑2016年9月。ぐっちゃぐちゃやで

 

↑2017年2月。そうだ、この前あたりから『せめて日の丸くらいは赤くて丸いの見えた方がかわいいじゃん』になった気がする。

 

↑2017年9月。赤くて丸い。

 

↑2018年2月。おや、見切れてもいない角度でしか撮ってもらえてない。でもちゃんと赤くて丸くてかわいいやつだと思う。

 

↑2018年9月。これも見切れてる程度だけれども、赤くて丸くてかわいい上に、港区マークもかわいいからと思ってピッとした記憶が。

 

↑2019年2月。両方かわいい。かわいいはジャスティス。

 

本日のビフォアアフター

ほら、議場もお掃除が入るわけですから、床とかキレイキレイにしてもらうとやっぱり動きますよね、旗とか諸々。で、本日の開会前のお昼前の午前中、事務局さんが準備をしている時にハローって覗きにいったんです。

 

そしたら旗がこんなんでして。国旗はいい感じで赤くて丸いのが見えてたのでかわいいわけですけれども、区旗がぐちゃぐちゃでしてね。直したいじゃないですか。

 

ピッて広げてかわいくしてみました。どう?かわいくない?

 

事務局さんもさすがでありまして、『そろそろ来る頃だと思ってました!』と行動が先読みされててちょっと恥ずかしい。でも旗がシュッとしてる方がかわいいじゃないですか。ちなみにこんなの気にするの、34人中2人。

 

お写真係は大変です。

委員長報告とかない限り、普通の議員が議場に立つのは質問で登壇する時だけです。だから『ザ・議員的な素敵なお写真』をかっこよく撮ってもらおうと、色んな人から色んな注文がくるわけですよね。それを右から左へさばいていく事務局の皆さんは素晴らしい。ピントが合ってねえとか角度がどうのとか、色々細かな注文とかあるわけですよ。たぶん。

 

私、そんなに無茶な注文はした記憶がないんですが(もしあったらごめんなさい)、カメラとカメラマンの腕が良くともほら素材がアレならアレじゃないですか。そうですねえ、しいてお願いすることがあるとしたらですねえ、自民党さんは赤い丸いかわいいやつが一緒に写る方が好きという方ばかりなので、そういう画角でもいっちょよろしくお願いします。くらいかしら。

 

あ、違うな。ちゃんとあるけど自分が写真としたら公表するには耐えられぬ顔してるのが悪いのか。ごめんごめん。アイワナビー、フォトジェニック。

 

ちなみに、4年の任期の最初と最後の一般質問で同じお召し物にしてみたのはあえてです。初心に帰ろうと。


 

『選挙に関する区民意識調査』を読んでみたの巻

選挙管理委員会発行で今年の1月にまとめられた冊子がですね、こないだ議会の議員向けのポストに入ってたんですよね。基本、報告書と呼ばれる類の読み物が好きです。どうも小倉りえこです。結論として、とても興味深い。

 

大抵の場合、こういう冊子が配布されると区役所のHPのどっかにも公開されているもんなんですが(だって1月発行でもう2月だし)、PDFで読もうかなーと思って検索。

 

検索結果3件。みつからない。オー、ノー。なので興味深いところだけ写真にしてみます。

 

調査方法

基本アンケートをまとめるということですので、方法は郵送ネット。外国人を除く18歳以上の区民。郵送の場合は無作為2,000名で回収率35.8%。ネットはどうやら港区にはインターネットモニターというのがいらっしゃるらしく、そのモニター550名で回収率94.7%。おお、すげえ。

 

でもこの二つをがっちゃんこすると、対象数2,550名、回収数1,236名、回収率48.5%となります。一気に普通のアンケート感。

 

政治への関心

わかりやすく直球で『政治に関心がありますか?』と。そんでわかりやすく『国→東京都→港区』とパイが小さくなるにつれ、あんまり関心がないという答えが増えていくのです。でしょうね。わからないでもない。

 

これがまたちょっと興味深いのがですね、ネットで回答された人の方が政治に関心がない傾向があるんですよね。面白いですよね。

 

ちなみに年齢別だとこんな感じ。あ、でもこれ郵送とネットとがっちゃんこしてあるスコアなので詳細はわからんのですけれども、世間一般で言われているように『年齢が高くになるにつれ関心が高い』傾向もありますね。

 

政治に期待する役割

みなさん何に期待されておられるか、やっぱり『世の中の課題について、話し合いをし、決定していくこと』が一番大きなパーセンテージを叩き出しました。そりゃそうです、そういうところです議会って。というか、そういうところのハズなんですよね。

 

みなさん何を期待されているのかということについては、正直自分も同じこと考えております。議員のお前が言うなという声がモニターの向こうから聞こえてきているようですが、そういうところも実は不思議なところでありまして。あれはいつのことでしょう、2年近く前になるんでしょうか、委員会内のやりとりの不思議について綴ったことがありました。『シンギについて考える(2017.4.25)

 

私はまだ4年しか経験がありませんけども、どのくらいの人が『話し合いをして決定している』と自信持って言えるだけの人がいるのだろうか、そっちの方が気になるところ。今なんの疑問も感じていない人が少数派にならない限り無理だろうなあとは思います。だから4年に一度の選挙ってある意味とてもチャンスなんですよね。あ、いや、そういう話は別にどうでもいいとして。

 

外から見た議会、中から見た議会、とってもギャップがありますね。ギャップを埋めるためにはどうしたらいいか、そういうのを考えたいですね、みんなで。みんなでね。できるかなあ、いろんな人がいすぎるもの。

 

投票しない理由

みなさんの予想多分的中、『政策や人物がよくわからないから』という理由で投票に行かないのが1位です。

 

アンケート回答者の年齢によるとは思うんですけれども、調べる術があるのかないのかでこれって大きく変わると思うんです。ほら、今の時代、気軽に調べられる方法がいくらでもあるじゃないですか。よっこらしょ、と調べようと思ったら。議員もたいていウェブサイト持ってますしね。

 

でもふと思いまして。そうか、調べようと検索した先でも政策なり人物なりがわからないという可能性もあるのかと。そりゃそうか。たとえ頻繁にブログ的なやつを更新したとしても、お出かけ先の記念写真だけだったら何のこっちゃもわからないですし。とかいってここのエッセイみたいなのばっかりだったら、何文句だけ言ってるんだ調べ物ばっかりしてるんだと感じる方もいらっしゃるでしょうし。中身がないのも理由なのであれば、こちら側も大変ごめんなさいです。

 

だからとりあえず『名前か顔を覚えていればなんとなく知ってる気になるのが人間だから、なんでもかんでも目立つことだけ考えなよ』というアドバイスが多いのもわからないでもない。有名人に票が投じられやすい理由やね。

 

港区の投票率は低いです

2015年4月の区議会選挙の投票率、36%。約6割近くの方が華麗にスルーした選挙ですね。ちなみに2016年だかの区長選挙もあってですね、その時は24.25%。有権者の3/4が華麗にスルーってどうよこれ。まぁ候補者数も違うし選択肢がないとか色々あるんでしょうけれども。

 

まぁ良いことに、次の選挙には行くかもぽい人が事前調査では多めなことがわかりました。よかったですね、関心が少しでも増えて。

 

今回ね、この報告書で本当にとっても興味深かったのがね、郵送回答かネット回答かで選挙行くか行かないかの比率の差が興味深かったのね。本当にね。

 

あ、そうそう、『あなたは平成31年(2019年)春の港区議会議員選挙、平成33年(2020年)夏の港区長選挙の投票に行きますか』という質問にですね、そういう風にポジティブに前向きに回答してくれるパーセンテージが多いことよりもですね、本来聞くべきであった質問はおそらくこうだと思います。

 

あなたは平成31年(2019年)4月に港区議会議員選挙があることを知っていますか

 

大抵のひと、何十台もの選挙カーがぶんぶん走り出してから気付くくらいの勢いじゃないのかと。4月14日公示日の4月21日投開票日です。統一地方選挙と世間では呼ばれてるもんですかね。でもね、統一地方選挙が区議会議員選挙と結びついてない人も少なからずいるのも事実なんですよね。

 

4年前を思い出します。『立候補』とか『出ます』はNGで、『挑戦します』はギリセーフ。政治活動と選挙活動の違い。そういうややこしい公職選挙法とかある中で、政治の関心だとか投票率だとかという意識調査って厳しいもんがあるかもしれない。お知らせする術が限られてるもんね。

 

と、色々な複雑な思いはありますけれども、1票を誰に投じようか考えていたイチ有権者だったあの時の自分、そして今20万人ちょいの有権者が面接官として見ている立場の自分。そうですねえ、今の立場で唯一言えることというか知っていただきたいことがあるとしたらですねえ、今頃から急にがんばり始める現職って4年間何やってたんだろということくらいですかねえ。

 

でもほんと、投票率は上がればいいなと思います。あと、政策や人物がわからないという課題も自分なりに何ができるのか考えてみようっと。決して駅前に立つことが唯一の解決策にならないように。


 

オリンピコの交通渋滞がやっぱり心配というお話

1年とちょっと前ですかね、都議会自民党さんでやっております『新国立競技場建設・周辺まちづくり推進研究会』とやらに参加しました。周辺というところが大切でして、基本新宿区・渋谷区・港区で。議員だけじゃなく、東京都の関連するとこの方も各区の関連する方も。今回また開催されたので都庁ふたたび。

 

前に参加した時のことはこちらでお読みいただけますけれども、なんでしょうなあ、1年2ヶ月経って何が進捗したかのご報告を聞く限り、建設はやってますからということしか言えることないのではと感じちゃいました。

 

基本的に進捗ご報告というスタイルでありまして、こういう機会がない限り知る得ることがないわけですよね。非常にありがたく、というか他の区が何をどういう風に考えてるのかを知れるのは興味深い。

 

前回の時もそんなこと感じてた模様。学んでいるのか、学んでいないのか、小倉りえこはどっちだ。

 

東京2020大会後の神宮外苑地区のまちづくり指針

オリパラ機会にあのあたりがゴッソリ綺麗になるわけですよね。緑を多めに、スポーツ環境を充実させ、交通ネットワークだの歩行者ネットワークだの、公園のお隣は民間に緑地整備させるだの、イベントスペースだのにぎわいだの、そういうふわっとした東京都のご報告を聞いたりですね。

 

で、大会後というけれどどのくらいの時間をかけてゴッソリ綺麗にしていくのという疑問は当然該当する区の心配ごとでありますよね。おおむね10年ですとか返ってくると、じ、じゅうねん…!って感じになりますし。

 

新国立競技場整備事業工事進捗状況

なんかちゃんとできてきてますよーとか、いついつくらいにできますよー今のところはちゃんとできてますよーとか、そういうご報告を。

 

半年前には完成したい、ザ・日本のとてもいいところ。そんなスケジュールだそうで。

 

都立明治公園の整備計画・都立代々木公園の整備計画の公表及び都民意見の募集

こないだの2/5から東京都のHPで中間のまとめが公表されてるんですって。で、3/6までパブコメを募集するとのこと。緑のグリーンとかにぎわいとか、なんかこういう話をご報告として聞いてると、なんかいつもの建設常任委員会の報告を区役所で聞いてるみたい。あれおかしいな、ここ都庁の都議会棟なのに。

 

東京2020大会及びラグビーW杯2019の成功に向けた区市町村支援事業

東京都の平成31年度の予定予算(補助事業)が33.7億円なんですって。1区市町村につきおいくら万円という限度額で、補助率1/2とか2/3とかそういうやつでモノによって出すだの出さないだの、そういうお話を聞いたりですね。

 

それにしてもこのシティドレッシングって言葉、あんま好きじゃないなあ(*個人の感想です、効果には個人差があります)。あ、これが何かといいますと街全体で装飾しましょうね的なやつです。シティにドレス着させる的な。

 

で、ラグビーといえばですね、いますよいますよ港区に適しているのが。ザ・ラグビー、ミスター黒崎ゆういち議員。

 

 

やっぱり解決していなさそうな交通渋滞解消策

1年と2ヶ月前の研究会でも課題になりましたのが、アレですアレ『環状2号線問題』。都議会自民党さん、というか基本自民党さんは知事にプンプンしておりますゆえ。

 

選手村から新国立競技場まで選手を運ぶため、大型バス300台がピストン輸送。道路がどのルートで何車線あるのかは置いといて、300台を一列に数珠つなぎに並べると、約3キロ。常時3キロの渋滞が2020年7月24日(金)に起こるのに解決策未だにゼロ。

 

↑これが1年と2ヶ月前の研究会でザワザワしたことでした。さて、1年と2ヶ月経ち、さぁ聞こうじゃないか進捗状況を…!

 

なんの進捗もございませんでした。

 

輸送計画、充分に何も定まってないようです。困りましたね。1年以上経っても何の進捗もなく、これまでと変わらずに何の対策も練られてないようなところで自民党さんも変わらず激おこです。

 

オリンピコに関して

ねえねえ、オリンピックのなんとかとかどうにかなっちゃったりしないの?』的なことが時々言われたり言われなかったり、基本どうにもならないものすら念のためということで聞かれたり聞かれなかったり。

 

とにかく事前に登録していただく他、にっちもさっちもいかないでしょうということはお知らせしておきますね。抽選申し込みは春からスタート。事前申し込みしておかないとダメですよ、というのを念押しされましたのでお知らせまで。

 

都議会見学

会議室のお隣が、まもなく始まる予算委員会のお部屋だということでチラっと見学。

 

みんなとご一緒に。都議含む。


 

あの日、ボクは区道も都道も区別がつかなかった。

まるでなんだろう、某グループとかラノベチックなタイトルっぽいけども、4年前くらい前まで普通にのほほんと暮らしてた自分は、あの時区道も都道も区別がついてなかったなあと。もちろん国道も。

 

だって『道』ですもん。道は道ですもん。しいて言えば、『広い道』と『狭い道』くらいしか区別がつかなかったわけで。仕方ないです。国産車も外車も所詮『クルマ』ですしね。

 

まあそれはさておいて。

 

はぐれインターロッキング が あらわれた!

これ、どーにかならんの?』とご連絡いただいたのがちょっと前。インターロッキングブロックという、ほらアレですよ、レンガだかタイルだか的な歩道でよく使われとるアレ。時折ぽこっと外れてたりずれてたりしてつまづいて危ないやつ。

 

まあ、よくあるやつです。もちろん誰かから教えてもらったらお直し依頼をするんですが、小倉りえこは4年で学びましたよ。気がついちゃったんですよね、『しまった、ここは都道だ』と。

 

更に気がついちゃったんですよ、『はっ、都道のお直しは港区じゃなくて東京都だ』と。

 

そう、人間は学ぶイキモノ。行動生物学的には学ばないことも多々ありますが、知識というものは忘れない限り蓄積されるもんです(ただししばしば忘却の彼方)。

 

区道と都道の区別の仕方

ま、大体の場合は『狭めの道=区道』『広めの道=都道』で間違いないです。

 

↑細かくて申し訳ないんですが、道路に関することはここに連絡してねって港区のHPに書いてあります。

 

↑ずずっとスクロールすると、都道の場合や国道の場合もね。連絡先とか出てるわけ。

 

ぶっちゃけた話、どこが区道でどこが何地区だか知らない人の方が多いわけですよ。しかも『あっここの道路がぼこってなっててつまづきやすいわ』なんて、ご丁寧に親切に連絡してくれる方がどれだけいるのか、わざわざグーグル先生に『港区 道路 直す 窓口』とか聞いてサイトを開いて電話番号見てかけてくれる人がこのご時世どのくらいいるのか。

 

たまたま議員を知っているとか、役所に連絡し慣れてるとか、そういう人でない限りこういうのってスルーされがち。さあどうすれば。

 

これって何かに似てる

何がどこでどこが管轄だか、めんどくさい人にとってはどーでもいい類の話であります。前にも似たようなことがありました。

 

ゴミでした、ゴミ(『ゴミ出しが難しい。』2018.5.7)。

 

ゴミも道路も何かあればお役所がすぐになんとかしてくれる(なんとかできないかも)ものですが、その連絡先窓口がとっても縦割りというか管轄割り過ぎてねえ。ゴミも道路も一緒の問題を抱えたりしてるように思います。

 

やっぱりこういうのって一本化してもらいたいんですよね。

 

で、都道の話に戻ります

で、『麻布通りは都道だ!』と気付いちゃったので、連絡するべきは都道なんですよね。でもね、なんかめんどくさくなっちゃったんですよね。そうだ、自分ついこないだまで区道も都道も区別がつかなかったわけだし、普通に暮らす善良な人と同じ感覚を今一度持ってもいいんではと。

 

だから連絡し慣れた支所に電話してみました、都道のはぐれインターロッキングをもぐら叩きしてもらうように東京都の担当のところにお願いしていただけませんかね、と。

 

『りょ。』

 

と、そんな軽いアレではないですけれども、麻布支所まちづくり課は快く引き受けてくれまして、すぐに連絡してくれたんですね。そしたらアレですよ奥さん、すぐに直してくれたの、ほんとすぐに。

 

 

さて、どっちだ

今回改めて思うのは、『私は東京都のなんとか事務所に直接連絡をすべきだったのか』というところでありまして、『区議会議員だから本来東京都に直で連絡してねっていうところがちょろっとサービスされたのか』というところでありまして。心の中と頭の中で引っかかっております。

 

もし前者だったらごめんなさいですし、後者だったとしても申し訳ありませんですし。

 

どなたか心優しい人が道の不具合に気がついて、良かれと思って連絡されるまでこういう問題ってスルーされがちなのかなあって。確かに自分も昔は『誰かがそのうちなんとかするんだろう』くらいにしか思ってなかったのは事実で、むしろ今、何年か経って自分が『その誰か』になっているのかもしれないと思うと複雑な気分。

 

ま、実際なんとかしてくれているのは区の職員さんであったり都の職員さんであったりするわけですけれどもね。いつも本当にありがとうございます。ほんとですよ、ホント。感謝しております。


 

あ、麻布警察署が移転します。

六本木の交差点から六本木ヒルズの方にてくてく歩きますと、みなさんご存知麻布警察署がありますね。今更なんですが、この麻布警察署が2/10から新しいところに移転するということで、内覧会にご招待いただきまして先日行ってきました。

 

新しい場所は警視庁のHPにもお知らせが載っていますけれども、旧三河台中学校があったところ。六本木駅から徒歩1分が今度は徒歩3分に、一本通りに入りますけれども徒歩3分。六本木交差点に交番がありますけれど、その裏手くらいな感じですかね。

 

シャレオツな建物の新庁舎、面積的には前の(今の)庁舎の4倍あるということで、これまでもお世話になってた通常業務の窓口に加えておまわりさんの独身寮から射撃場から留置場からまるっと1棟に。

 

建物内部の写真はご遠慮くださいということですので、そういうことです。ここまで。

 

で、一番気になることがですね『移転した後は前の(今までの)警察署、何になるん?』なんですけれども、聞いたんですけれども『いやぁ、まだわからないです』ということでした。

 

そんなことはないと思うんですけれどもね、でもいろんな大人の事情があるんでしょうね、まぁこればっかりはねぇ。6月とか7月とかには決まるような事は言ってましたけれども。とっても良い場所なので、とっても良い何かになればいいと思うんですけれどもね。

 

時期も時期ですしオリンピック・パラリンピックのためのなんとか!というちょっと安易な何かじゃないといいんですけれども。個人的な感想です。

 

あ、前の(今の)庁舎にいるピーポ君ファミリーがどこかに欲しい(ひょっとしてどこかにひょっこりはんしてたかもしれなけど、わからんかった)。


 

報告書、地味に掲載

大体3ヶ月ごと、年に4回作っている自分報告ができているのでこっそり掲載しているのをお知らせしておきます。ちなみに小倉りえこのサイトはコチラからどうぞ。

 

発行する度に郵送もあるので大量の郵便物抱えて複数の郵便局に行くわけですが(ちょびっと安くなる)、いつも思うことがひとつ。そろそろ現金以外でも取り扱わないかなあと。せめてクレジットカード対応くらいはね。日本のお土産たくさん送りたい旅行者の方がカード対応NOでオゥと嘆く姿を時折みかけるけども、現状どーにもならん。

 

常に自分探し、けどもブレないのがオレやで

最近に限ったことではないんですが、役所の中の方たちが自分の書き物をよく読まれてらっしゃるようで、しかも『小倉りえこは本当に自民党か』とザワザワするレベルだそうで。ある程度色んな人がいても良さげなのが自民党さんですよ、ありがたや。

 

『小倉りえこは本当に自民党か』ということはつまり『小倉りえこは自民党っぽくない』ということであり、『これまでの自民党さんと違う』という違うカテゴリー分けされているということであります。行政に対して厳しすぎる(モノによる)からあいつは異色だと。

 

異色、結構。でもイロモノは勘弁な。

 

行政の中の人はそういう政党の主義主張フィルターを通して見ることがなんだかんだでよくある話。だって会派によっては国政政党の主義主張だけというとこもありますし。正直言いまして、こういうことは議会の中に入って初めて知る話。そんなに政党に配慮する?的な。まあ国会みてたらそんなもんかと思うけども、地方議会も同じなの?とビックリしちゃったことが1期4年で学んだこと。

 

でも街場はそうじゃない。『区議会レベルなんか所属してる政党の主義主張なんて関係ないだろ』となりますよね。なので何をどう頑張ってきたかより、何人トモダチできるかなっていう方が大切になっちゃうんですね。だから議会の構成というのはバラエティ豊かなんですね。色んな政党の主義主張がそのまま降りてくるのもよくあって、個人の考えがあって。

 

ほら私、趣味は雑談なんですけどもね、区役所の中の方々とよーく雑談するわけですよ。そん時に何人もの方々から言われたのが『会派が同じでも、個人個人の議員が目指してる世界は違うんですもんね』です。

 

すごく不思議ですね。でも不思議じゃない。わかるし、わからないでもないけど、わからん。

 

とまあ、いつものようにどうでもいい話は置いといて、来月から始まる任期最後の区議会定例会の準備をちまちまと開始しております。考え事たくさんで、時間がいくらあっても足りない。イチ区民のおばちゃんがただ不思議に思っている疑問をプレゼンテーションしたいだけなんですけれどもね。


 

アンケート、シルブプレ

4年前もちらほらと頂いたことありましたけども、ただの公認候補よりは『現職の公認候補』というテイの真っ只中の身、報道機関からアンケートというやつが気持ち多めに送られてくるような。

 

回答しやすいもの、回答しにくいもの、様々ありまして、ぜってー『こいつ使えぬ』と判断されるようなものだってあるんとちゃうか。そんな感じがしないでもない。え、例えばどんなもんかって?そうですね、例えばでいいますと、アレですよ。ホラ、わかるでしょう?女性議員対象っつー縛りのあるやつ。

 

女性議員は増えるのかどうなのか

先月だったかしら、先々月だったかしら。某社から女性議員向けのアンケート依頼があったので自分的には丁寧に回答してみたつもりであります。

 

でも申し訳ない気持ちになっちゃうのね、『女性議員は増やさなければ!』『子育てしやすい議員ワークライフバランス向上を!』『男尊女卑とかセクハラとか根絶!』など、ウーマンリブ的なご意見が圧倒的という結果が世間一般的には好ましいんだろうけども、イチ子供無しおばちゃん議員が『女はつらいよ』と言うのを期待されてるのかしら。ほんと申し訳ない、ご期待に応えられなくて。

 

誰だってつらい時はつらいもの。にんげんだもの。

 

議会選挙の立候補者ができるだけ男女均等になるように、なんていうもんが成立したからかどうだかは知りませんけども、女性議員を増やさなければというがんばるぞー感が世間一般的にでてるのは間違いなく。で、『この法改正で女性議員は増えると思いますか?』って質問にノーと思う自分であります

 

理由?簡単ですよ。『割合を増やすことだけが目的と見透かされてるから』だと思います。もちろん増やすために必要なことは別にあるわけで、その理由とかを探りましょうねという趣旨は充分に理解。

 

当事者にならんと理解されにくい、それは正しい

わかりやすい例えで言えば、なんでしょうね、『工業高校の女子生徒率を増やそうぜ』とか『看護科の男子生徒率を増やそうぜ』とか、後者は変わりつつあるわけですけども、ボーイズの森やガールズの園的な印象が根強く残ってるようなそうでもないようなのツンドラの土地を開墾してバナナ植えようぜ!って感じなのかなあ。例えが悪すぎるかもしんないですけども。

 

なんにせよ、バナナ植えるんだって適した土地はありますし、環境とか気候とか考えないといけませんしね。バナナの種植えたとしても、どうやって水やりするか実がなるようにするか考えないといけませんし、というか実がなったとしても渋くて食べられないかもしれないもの量産しても流通はしませんし。その時はその時でまた『誰がバナナ植えようなんて言ったんだ!』となるわけで。

 

工業高校の女子割合でいったら、例えばちゃんと整備されたトイレありますよということは割合増やすアピールポイントになるかもですし、だからといって女子だけ入学金減免とか免除とかいうので釣ろうとすれば、なんかこれはこれでややこしい。

 

で、一番大切な『農業じゃなくて工業に行きたい』『パイナップルじゃなくてバナナを育てたい』という人をどうやって育てるか、はたまた『実は街一番のDIY潜在能力の持ち主』『地味な家庭菜園名人』という人をどうやって見つけるか、そういう手法の見直しというものもどうすればいいんでしょうかね。

 

誰だって大変だと思うわよ

そもそも論として、参入の壁を低く低くするか、参入後の壁を破壊するか、この2択しかないように思いがちなんですが、参入したい人を増やしたいのであれば得か損か、ベネフィットかリスクか、というとこの論点が前面に出されてる印象が強いのがなんとも今の日本らしい。でもわからないでもない。

 

議員に限らず、企業だってお役所だって『女性の管理職を増やそうぜ!』とまったくもって同じ目標を掲げてるとは思うんですけれども、同じですよね。レディに優しくだけが解決策じゃないと思うし。メンズの方がただでさえ大変じゃないのと思う時の方が多いですよ。ほら、なんていうんでしょう、尊敬されない年だけの先輩後輩文化とか役職によるハラスメントとか、そういう方ももちっと注目されてもいいんじゃないかと思う。

 

性別とか年齢なんて関係ないよなあ、そんな風に思ってくれる人が増えればいいと思う。でも、性別を武器にする人がいれば何も変わらないと思うわ。でも攻撃は最大の防御ともいうしね。なんとも難しいお話ですねっていうお話。

 

なんにせよ、議員を職業として捉える人が少なくないからこそ、福利厚生面を充実させることが第一ということが変わらない限り、何も変わらんと思う。

 

なんだろうなあ、女性議員向けのアンケートって、参入率をあげるための研究材料には見えないんだよなあ。目がただフシアナなのかなあ。とりあえず『女性議員』とか括りが好きじゃないってお話でもある。

 

あ、肝心の『女性議員が増えたらいいかどうか』は、ちょっとよくわかんないです。性別関係なく、ちゃんとした人が増えたらいいなとは思います。まる。


 

駐車場、いる?いらない?

東京都の条例で、駐車場附置義務というのがあります。要は、ある一定の大きさの建物を建てる時は駐車場を付けることを義務付けますね、という条例です。具体的にいうと、建物の延べ床面積がだいたい1500㎡を超えたら広さに応じた数で駐車場を作りなさいよと。

 

都心における駐車場、立場によりけりでデッドスペースとなりうるもの。前々から気になっていることでして、どうにか緩和されんもんかと思っていたんですが、とうとう港区も独自のルールで色々と検討を始めるとかどうとか。これは素直に素晴らしい。ただ山ほど言いたいことがある。

 

駐車場、欲しいヒトと欲しくないヒト

人によって『駐車場余りすぎ』という風に感じる人もいれば、『駐車場全然足りない』と感じる人もいますよね。車を持って乗ってる人は『住んでるマンションに車を停めたい』と思うだろうし、『買い物行くとこに駐車場あると便利』と当然思うでしょう。

 

その中でも『タクシー以外とにかく迷惑』という人もいれば『配達の車なんか特に邪魔でしょうがない』という人だっているだろうし、とかいって『店の前の仕入れのトラックだけ狙って駐禁切る仕打ちって下衆の極み』と思う人もいれば、『車なんて無くていいよ』という人だっているわけです、世の中には。

 

世の中の流れとして、『駐車場をどこかにひとまとめにしたら、車が少なくて歩行者が安全ですね』なんて感じです。むしろ歩行者天国くらいの勢いで車を排除するのが正義だ、そんな雰囲気すら感じることがあります。

 

商売をする立場にとっても『駐車場欲しい』『駐車場いらない』の2択です。

 

そう、世の中にはざっくり4種類のヒトという生き物がいて、『駐車場が欲しいヒト』と『駐車場が欲しくないヒト』、その中に『自分の土地に駐車場欲しいヒト』と『自分の土地に駐車場欲しくないヒト』がいるわけです。

 

そもそもの始まり

老朽化した建物を建て替えしなきゃいけないけど、今の規則だと駐車場付けないといけないっていうのが厳しいんだよね。店やれる(貸せる)スペースないじゃん

 

駐車場附置義務というのに関心を持ったのが2年近く前。こんな声を聞きました。

 

同じくらいに『駐禁が厳しくて営業妨害に近いくらいになってきた』、その後に『規制があるから建て直したら商売辞めなきゃいけない』、そんなことも耳にするように。

 

駐禁に関しては、地域で取りまとめて『ここは商店街だからよく考えていただきたい』と、警察署に駐車取締監視員の活動をちょっとどうにかしていただきたい旨の要望書を持っていったことはありました(2017.5.26 『違法と放置と必要不可欠と』参照)。

 

その後、少し駐車監視員の動きが少し変わったと思うんですよね。ただ、人事とかそういうのが変わったらすぐに元どおり。どれだけの頻度で同じことを繰り返さなきゃならんのかと、頭が痛い。

 

こういう時、行政としての考え方は『駐禁とられないように一人多く随行して誰か車の中に残せるような体制作ればなんの問題ないじゃないですか』となります。というか言われたことあります。公務員だって人件費カットでみんなヒーヒー疲弊しているはずなのに、コストかけて人件費を倍にしてもらうように予算編成をトップにお願いしてみたらどうですか、できないでしょう。そんな嫌味ひとつ言いたいくらい感覚が異なります。

 

色んな立場で色々と事情があるわけです。ま、それはおいといて。

 

規制と緩和。このバランスというものがなんか崩れているような気がしてならないこの世の中。今片方に寄りすぎてるような、戻そうとする努力があるような、ただなんだかそれすらバランスがずれてるような気がしないでもない。特に商店街。

 

駐車場を集約化する

港区低炭素まちづくり計画というものがありまして、色々細かく説明すると時間も文字もびっくりするほど多くなってしまうので割愛しますけれども、要は『今まで東京都のルールと細かな計算式があって、広さによって何台駐車場を設けなきゃいけませんよという計算式を見直しますね。だって車の数と駐車場の需要数とか昔とは違いますもんね』ということです。つまりは緩和をしていく傾向に。

 

とっても良いことです。何度でもいいます、これはとっても良い。

 

駐車場を探し求めて排気ガスを出しながら街中をぐるぐるするのを防ぐため、駐車場はここですよとそれ相応の整備をしてあげてですね、無駄なウロウロを無くしてあげればそれが『低炭素社会』であると、お役所はそう考えております。だから駐車場をバラバラに作るよりはなるべく複数箇所にまとめちゃおうと、まとめられるようにするルール作りを始めますと。ただし今のところは再開発のある4地域だけが予定されていると

 

もう意味わかんない。わかるんだけども、わかんない。再開発するとこだけですか、そうですか、誰のためですか?

 

荷捌き車は対象外

さて、最初の方に戻りますけれども、緩和する方向というのはとってもいいことなんですが、いかんせん『大規模再開発』をするところだけを優先的に、そして全力でというところがずっとひっかかっているわけ。ひっかかるどころか、文句を言いたいことがたくさんあるわけです。

 

まずは、急に緩和することになった経緯。これまでは『東京都の条例がありますんで』と頑なに区ではどうにもできません感を出してましたが、それが急に『地域ルールを作るということが決まってなかったのでできませんでした』と。自分がそこで『ああそうですか』と引き下がってたわけではないけれども、自分がものすごく非力で情けなく感じたわけです。

 

商店街がある商業地とか近隣商業地をまず何よりも優先して附置義務の緩和をしてもらいたいんですよ。1年くらい前からちょこちょこと話をしているんですけれどもね。

 

どこかにまとめて停められる駐車場があれば、そこで受け皿として附置義務緩和はなんとななるかもしれない

 

この辺の考えはありがたいし、まぁそういう答えになるだろうなと。でも、

 

業者とか仕入れとかそういう荷捌き用の車は対象外。設置義務は原則残ります

 

これ、問題がこれなんですよ。

 

荷捌き用の駐車場は商店街が整備すればいいんじゃないですか』なんてものすごく無責任なことすら言われたことあります。頭の中で戦いのゴングが響きましたよ、そりゃもう。ならそれ用の土地を区が用意しておくれ。それとも個人商店主に店を閉めさせてみんなが共同で使える荷捌き駐車場用地を提供させろと言うんですか。それともそういうの上手くやってくれそうなデベロッパーにたくさん土地売却して商店街の店舗減らしていけっていうんですか。んなアホな。

 

駐車場を集約して附置義務の緩和(ただし荷捌き車は除く)することで活発な経済活動が期待され、環境負荷の少ない交通環境が実現すると。へえ。ふーん。そろそろ普通に生活する普通の区民のためにまちづくりしてもらえませんか。商店街活性化問題だって、学校教室足りない問題だって、保育園足りない問題だって、ベースとなる全体のまちづくりがキモなんじゃないかなって。

 

やる気

『原則』という意味をどこまでどう認識するかで色んなことが違うようになると思うんですよ。もうね、来月からの任期最後の定例会はですね、一般質問から予算まで全部これ関係の質問になりますよ、たぶん。どうやってまとめようか、先月からずっと頭を悩ましているわけ。でもやる気満々、多分何人かの課長さんがその上の部長を連れて『その質問取り下げてもらえませんか』ってくるだろうけれども、絶対イヤと突っぱねようというくらいの気持ち。

 

そうそう。こないだの夏にね、こういうこと色々と本当かどうか確認するためにですね、港区選出の山田みき代議士を頼ってですね、国土交通省の人に色々教えてもらいにいったんですよ。

 

『区にできないを連発されるんですが、本当にできないもんなんでしょうか』

区のやる気の問題です

 

おけ、了解した。みんなの元気とやる気をオラにちょっとずつ分けてくれ。