ちょっとアメリカまで ゴミ箱に目がいく編

ニューヨークへ行きたいかー!なニューヨーク。メリーランド州ベセスダ(いわゆるワシントンDC郊外)からのバスを今回利用してみました。なんと片道30ドル、Wi-Fi完備、4時間くらい。国土の広いアメリカ、ビジネスを含め都市間移動は基本飛行機なアメリカなわけですが、鉄道というオプションも無くはない。アムトラックというやつですね。でも100数十ドルで3時間半ならちょっとバスにしてみようかななんて今回思ったわけです。あっなんか夫婦でアメリカまでおでかけしてたように思われてますがひとりです、ひとり。

 

あっちなみに日本と同じようにバスにも色々種類がありまして、お値段倍の60ドルになるとこんな革張りの1 x 2シートのやつも走ってました。ビジネスシーンにもアリなのかどうかは個人の判断でどうぞ。

 

そんな感じでやってきたマンハッタンなわけですが、第一印象は色々変わったなあということ。交通渋滞も酷くなったし、タクシーの空車が目立つようになったし(多分ウーバー+渋滞回避の影響)、ビルの立て直しが目立つし開発も目立つ。いい季節で旅行シーズンだから相変わらず観光客は多いけど、日本人と日本に関するビジネスパワーというものがすごく減ったような感じが見てとれる街になった気が。ラーメン屋さんは多いけどさ。なんだろうこの言葉にできない肌感覚。

 

マンハッタン内の場所にも寄るけど、ブロックごとにデジタルサイネージ付きのWi-Fi設備が目立ってました。コンセントもついてて充電も可能。タブレット的な画面も小さく埋め込まれてて、地図とかそういう情報以外にも電話機能付き(←写真撮るの忘れた)。911コール(いわゆる110番)とかそういうのも当たり前のようにセット。単なる観光客向けだけのものではないわけ。もちろん防犯カメラもついてるよ。あっ多言語対応のところチェックするの忘れた。多分6、7ヶ国語くらいはなってると思うけど日本語入ってないんじゃないかしら。知らないけど。

 

私、アメリカに11年ほどおりまして、そのうちの2年間をニューヨークで過ごしております。働いてました。あっちゃんと合法に就労ビザ取ってですよ。今となっては『暮らしてたっけ?』くらいな昔に思えてきてるので、なんとなく当時の楽しかったけど苦しかった記憶を呼び起こそうと働いてた会社が入ってたビルを見に行ったり、シェアして住んでいた古いアパートを見に行ったり。

 

今でもニューヨークで頑張っている東町小学校の同級生がいるんですけどね、ちょっと仕事の話がてら生存報告をするわけですけど『お前、すっかり考え方が日本だな』なんて良い意味でも悪い意味でも指摘されたりですね。

 

ま、そんなことはさておいて。今回のマンハッタンでは今までにないような視点をもって街をひたすら歩いてみました。昔住んでいた時は一体何を考えて生活していたんだろうか(食うために働くのが精一杯)、そんなことはすっかり忘却の彼方、ひたすら港区とマンハッタンの違いというかルールの違いというか、そういう着目点で。あっそういえば同時期にニューヨークとワシントンDCというほぼ同じような場所に視察に来ていた国会議員の方々がいたらしいけど、生活の足元とか気になったりみたりしてたのかなあなんて思ってみた。立場が違うから視点も目的も違うだろうけどさ。

 

で、ようやく本題。マンハッタン歩くとブロックごとにゴミ箱を目にします。そりゃもうあちこちにゴミ箱。ゴミはゴミ箱にね、そういうサイン。シンガポールなんかポイ捨て的なものに罰金あるので街中がきれいですけど、世界的にみてそういう罰金儲けている国も少ない。日本はゴミ持ち帰りは美徳の文化ですが、海外にでると一概にそういうわけにもいきません。ある意味日本は特殊な国。小学校から掃除の時間があるからこそという説もわかる気がする。

 

そう、アメリカなんていわゆるポイ捨て上等な国。言い切ってしまうのもどうかとは思いますが、だからこそ『ゴミはゴミ箱へ』とわかりやすいゴミ箱が必要。ちなみにアメリカでの喫煙事情は中より外。屋外。灰皿なんかない。普通にその辺にポイ(郊外に行けばお店とかの外に灰皿ある場合もたくさんあるけど)。街を綺麗にするようにゴミ箱を置かない文化、街を綺麗にするようにゴミ箱を置く文化、ほんと色々です。さて日本はどっちだ。

 

 

ニューヨーク市、びっくりするほどのゴミ問題を抱えているのは有名な話。ポイ捨てだなんだというレベルの話ではありません。港区は平成27年度で5万4000トン、東京23区では平成28年度のゴミ量は約275万トンということらしいけど、ニューヨークでは年間1400万トンともそれ以上とも言われているようで。しかもニューヨークにはゴミ処理施設がなく、州外遠くまで運搬するというびっくりするほど非効率というかなんというか。歴代市長さんもえらい頭を悩ませてた&悩ませている問題です。ゴミ収集車は市のものだけで2000台、民間業者4000台とか。

 

 

色々思う所もあるんですが、とりあえず今回はゴミ箱の話。それにしてもゴミはひらがなかカタカナどっちだ。

 

基本、色分けですよね。緑が紙類、青がプラスチックとかのリサイクル系、黒がその他一般のゴミ。黒のところに『Don’t litter(捨てるな)』と書いてあって、えっこれゴミ箱じゃないのなんなのこれなんて一瞬思ったんですけど、『ポイ捨てしないでここに捨てろ』の意なことに気づく。

 

↑これは昔ドイツに行った時に撮ってたゴミ箱。やっぱり色分け、しかも4種類。

 

場所によって色んな形のゴミ箱があるんですが、基本色分けは同じ。なんて思ってたら黒の代わりに濃い目の緑とかになってるところもあってややこしい。ま、とにかく日本ほどアレではないですが分別します。ニューヨークではゴミの出し方で罰金なることもありますし。ちなみにアメリカの田舎の方に大昔住んでたこともありますが、その時代のその地方には分別という言葉はなかったです。

 

ニューヨーク市のサイトとか見てみたら、ゴミ箱のスポンサーになりませんか的な呼びかけもししています。↑がどうかどうかはわかりませんけど。アメリカではリサイクルの一環でペットボトルとか缶とかで5セントとか10セントとか払い戻すような州もあり、日本でも港区でもやりようによってはこういうリサイクルの新しい方法を取り入れたりすることができるんじゃないかななんて想いを馳せてみたり。お金(税金)ということもありますのでコスパもことも十分考えてみないと。『じゅっぷん』じゃなくて『じゅうぶん』に。

 

あっそういえばマンハッタンにわんこがものすごい増えたような感じもしました。昔(すでに大昔か…)に犬を飼っている or 犬を散歩させているような人をそこまでみることはなかったんですけれど、なんか今回びっくりするほど多かったような。お散歩のお仕事も順調にあるようで、ひとりふたりのチームで10匹とかくらいのわんこをお散歩させている姿もちらほらと。そんなマンハッタンの犬事情、犬のフン捨てる専用のゴミ箱も発見。フン放置は罰金で250ドルということ。

 

ちなみに犬のモノだか猫のモノだか2足歩行のモノだか不明なやつって世界共通であるよね。

 

とにかくゴミにばかり目がいくばかりの4年ぶりのマンハッタン。4年前に旅した時には『そういや住んでたことはどうやってゴミ出してたんだっけ?』なんて考えもしなかった4年前。そういえばゴミとリサイクルは別でアパートの下に出すところがあったようなそうでもないような。↑な感じでアパートメントと呼ばれる建物の下にゴミ出し場がついているところもあるわけです。

 

お店屋さんとかの事業者は別にゴミ屋さんと契約しなければいけないわけですが、住宅の家庭ゴミなんか透明じゃない袋で出すことが決められてます。日本と逆よね。ちなみにゴミ収集は住所によって回収スケジュールが異なると。だいたい週3回、それに加えてリサイクルゴミが1回。燃えるゴミでも同じマンハッタン内で月水金だったり火木土だったりするところがあるわけです。日本からすると不思議よねえ。

 

↑はニューヨークじゃないけど、メリーランド州のロックビルという市では家庭にこういう可燃とリサイクルのバスケットがあります。こういうのも悪くないよね。続く。

ちょっとアメリカまで その2

NIH。前にいつ来たか忘れちゃったけど、多分7,8年くらい前に仕事ついでで一度来てるんですよね。

 

その時にも今回と同じようにDr. Fにお世話になり色んな研究室を見学させてもらって、色んな研究者の方達ともお話して、『あーここにいる人たちって全員未来のノーベル賞だかラスカー賞だかの候補者だよなあ』なんて感じたわけです。アメリカ国内での感覚では圧倒的に

ラスカー賞  >>  ノーベル賞

な感じがしてるんですけどどうなんだろ。ノーベル賞と世界遺産ってアメリカ人あんまり興味ないようなイメージ。昔から。

 

それって多分ですけど、アメリカと言わず欧米の感覚って『内部でちゃんと評価すること』ができているからだと思うんです。良いものは良い、そう言い切っていい文化。日本を含めたアジアってどっちかというと『外の評判を気にしい』な感じが。特に日本は謙遜って素敵な文化もありますね。

 

例えば『xxってとても良いですね』って言われたら素直に『そうなのよ!素晴らしいのよ!だってね〜(延々と続く)』って言うか、『いやいや、そんなことないですよ(嬉しさ半分、照れ隠し半分)』となりがちでしょ?外から評価されて初めて気づかなくとも、もっと自信を持ってすごいと思うところを奥ゆかしくなく言える文化ができてもいいと思うとか感じてみたり。

 

というか、賞ってあくまでも結果的な途中経過だからな。そこが目的じゃないしな。という感覚。

 

ま、前回も触れましたけど、いろんな研究所といろんな研究室がたくさんあります。世界中から様々な国籍の研究員も集まってますし、もちろん日本人研究者も多いですよ。昔に比べたら減ってる話も聞くけど。ポスドクの人もいればフルタイム研究員もいるし。前はNIHがスポンサーとなって永住権申請もできてたらしいけどもうやらなくなったという話も聞くし。色々システムも変わってきているわけで、時代の変化というものは情勢の変化というもの。予算だって変わるわけだし。

 

ま、そんなことは置いといて。

 

NIH。今回は前回行かなかったクリニカルセンターに連れて行ってもらいました。臨床研究病院とでも言った方がいいのかしら。新しいメディカルサイエンスをヒトへ、そういうこと専門の医療機関。世界で初めての遺伝子治療もNIHだし、エイズ治療のための新薬投与もNIHだし。薬だけじゃなくともいわゆる『基礎研究』のための最高の環境だろうな、間違いなく。研究者のための最高の環境でもあるんだろうな。

 

なんか5月の連休とかあたりにとある大臣も視察に来たとか。どれどれ、大臣はどういうことを学ばれたのかしらとちょっと興味が湧いたので大臣のウェブサイトとかをみてみようかしら。

 

『この病院で治療を受ける患者は臨床研究の協力者となり、NIHが費用を全額負担しているとのこと。 』

 

…おーい誰か業界の基本中の基本のレクは事前にしておいてあげてー。

 

ま、そんな病院というか病棟というかなNIHクリニカルセンター、普通の一般の患者さんはこれません。施設の中に旅行代理店というか、トラベルエージェンシーも入ってます。そこで検査だったり診察だったりのための旅の手配もしてくれます。全米から集まりますもんね、研究に協力してくれる方々。

 

誰もが使えるようなモノにするための承認を受ける試験、NIHのようにそういう類じゃないこれからの研究のためでもある試験。『人体実験』と感じるか『未来の医療発展のための貢献』と感じる感じるかはアナタ次第。ちなみに業界の中の人だった私は『最先端治療の機会(丁寧な診察付き)』という認識。

 

ちなみにお薬の承認とかその他諸々を担当している機関はFDA(Food and Drug Administration)。日本にもありますねFDA、ほら静岡あたりで飛んでる航空会社のフジドリームエアラインズ(通称FDA)。

 

歴代の大統領も必ず訪問すると。そのうち来るんであろうミスタートランプのお写真はどこに飾られるのかしらね。

 

あ、あと興味深かったのは宗教対応ができているということ。チャペルがあって、宗教ごとに曜日とか時間とか使用が分けられてて。準備室的なものもちゃんとあるし。

 

多様性が、ダイバーシティが、日本でもうんぬん言われ初めていますけど、全ての人に〜なんて文言の中に『宗教』が入ってるの日本ではあんまりみたことないんだよね。色んなもののマイノリティだなんだにしか目が向けられてない人しかいないってことなのかな、なんていつも思っちゃう。でも日本って正直海外ほど宗教が生活のど真ん中にくる社会文化ではないので、ある意味そんなものなのかなと。社会学的な宗教のスタンスという話ね。

 

ワシントンDCはアメリカのいわゆる首都なわけで、政府機能のセンター中のセンターであるわけですけど、お隣のメリーランド州に位置するものもたくさん。NIHはメリーランド州のベセスダという街に、FDAもメリーランド州のシルバースプリングという街にありますし、その他にも要は『そこそこ広い土地を求めてちょっと郊外に分散させてるんだろうかなあ』とか、勝手に思ってみたりしてみました。ま、働く場所ができるのが先か、人が住み始めるのが先か、タマゴかニワトリのアレですけど、唯一言えることはいくら広いアメリカと言えど通勤渋滞ハンパないことかな。

 

続く。次はニューヨーク、マンハッタン編。

ちょっとアメリカまで その1

とある用事でアメリカ行ってました。 あっ港区議会では数年前から政務活動費で海外というのは禁止になっているらしいのでこれ完全なプライベート扱いです。元研究職、リサーチで見聞広めることが趣味、だいぶ偏ってることもあるけど勘弁な。あっ港区議会では議員が国を出るときに届け出が必要ということで、5月くらいにもうチャチャッとぺぺッと。『旅行届』はちょっとアレなのでせめて『渡航届』とかそういう名称に変えて欲しい感はある。とにかく、色々な行事とかすっ飛ばしてまで行ってきました。ここしかタイミングが無かったんですすいません。

 

議員になってから初めて海外でました。それまでは仕事で月の1/3はどっか海外だったり、海外じゃなくとも月の半分近くは国内移動してたり、年間100回飛行機というワークスタイルで若さって素晴らしいね的な生活してたわけですが、議員というお役目をいただいてからはなんというか生活・活動範囲が非常に狭くてですね。それぞれの活動エリアからあんまり脱線しないような暗黙の了解というか、そんなのありますしね。

 

そんな感じで狭い狭い範囲で活動してると残念なことですが当然世界も視野も狭くなる。小さいところも考えますけど大きなことも考えたい身としては、やっぱり見聞を広げるべきだなと思うわけ。今回はアメリカに行ってきましたけど、ちゃんとした理由があるわけです。そう、NIH(National Institute of Health: アメリカ国立衛生研究所)に行くこと。NIHを訪ねて6800マイル、ちなみにNIH訪問は人生2度目。

 

NIH。グーグル先生曰く、日本語では米国国立衛生研究所と言うらしいけどなんか変。漢字で表現すると単なる国の古臭い機関ぽいイメージ先行だけど、エヌアイエイチはエヌアイエイチ。アメリカの国益はもちろんのこと、全世界の医学とライフサイエンスの基礎を支えてるとこです、そう思ってます。

 

NIHはたくさんの国立研究所の集合体、たくさんあるんですよ、国立のがん研究所とかアレルギー感染症研究所とか、小児とかヒトゲノムとか、環境衛生とか薬物乱用とか。無理やり日本の何かに例える必要があるのであれば、『強いて当てはめるなら理化学研究所?』くらいしか思いつかないもんだけど、人員予算中身のどれを取っても比べ物にはならんわけ。

 

えーと、ウェブサイトによると、理化学研究所の全体予算908億円に対してNIHはえーと…いちじゅうひゃくせん…ざっくりでも3600億円。この予算の中の細かな使い道はまた双方すごく差があるんだけとすごいよなあ。ちゃんとミッションとゴールが明確だからきっちりと結果出せるんだもんなあ。あ、あとグラントの圧倒的な差もあるね。

 

そんな集合体のNIH、たくさんたくさん50も60も建物があるわけです。その中でほらここ。歴史ある1号館。

 

ほらここ、手すりの上っちょのとこ、『1』ってあるでしょ。これ1号館。1番最初に建てられたとこですって。

 

コレね、コレ。全部の建物の外観に番号振ってあるわけ。何号館と。

 

例えばここは40って書いてあるから40号館ね。ビルディング40はワクチンリサーチ。

 

NIHライブラリーも見学。3Dプリンターにグッとくる。すごいよね3Dプリンター。

 

NIH、どっちかというとやっぱり厚生労働省の興味をグッと引くようなアレなんですが、お話伺うと文部科学省も急接近し始めてるんだか。難しいお話はよくわからないけど、サイエンスとか教育とか研究とか研究者の地位とか職業ということから考え直してもらいたいなと思います。なんでもそうだけどプロフェッショナルを育てる環境、育つ環境、食っていける環境が日本には不足しているよね。あとはプロフェッショナルを安く叩きすぎてるよね。偉い人、そこんとこよろしく。

続く。

TOKYO都議会議員選挙についてしつこく思うこと

梅雨は開けるんだか開けないんだかよくわからんようなお天気があったりなかったり。24時も回って6月も終わり、7/1の土曜です。みなさんいかがでしたか昨日のプレミアムフライデーは。どーなんすかプレミアムフライデー。今の所誰がプレミアムな気分ですか?ちなみに私はぬれ煎餅の気分です。梅雨時期のねー、湿気がねー、どうも苦手。

 

さて、本日7/1ということで、本日の夜8時でこの度の東京都議会議員選挙のためのマイクぎゃんぎゃん車ぶんぶんがピタっと終わります。そういうルール。毎日のように大きな音で声でほんとすいません。自民党がんばれという声もいただくし、自民党はダメだという声もいただくし、とりあえず選挙カー的なやつになんでも手を振ってくれる人もいますし。いずれにせよどうもありがとうございますとどうもすいませんという気持ちが入り混じる感じ。

 

とにかく色んなことで不思議な感じが満載です。例えばね、『7/2の日曜日が投票日』+『期日前投票も』=『毎日が投票日』ですよ。んで、今度は期日前投票を全面で押しすぎるとブルース・リーばりの『Don’t think! Feel!』でただ投票率上げるためだけにとりあえず投票行けと有権者のみなさんに考えさせる暇なくてもいいからというのもおかしい話。そういうことではないか。おかしいのはなんだ、私の屁理屈か頭かそれとも法律か。

 

xx党嫌い、xx党好き、どこでもないけど今回ちょっとxx党はね、どこもダメだわ、新しいとこの方がマシかな、なんでもいいわ、むしろ選挙とか興味ないし。みなさんの感じるとこはこのいずれか、そんなとこでしょう。そんなもんです。あれですね、政治って宗教みたいなもんですよね。紙一重、むしろ表裏一体。日本は豊かな国だと思います、選択肢があってよかったと本当に。

 

この度の都議選応援で、一貫してひとつのことを言い続けたと思います。冷静に正しく判断してくださいと。港区の維持と発展が妨げられる可能性も秘めてるしね。4年の任期だけの話じゃないですからね。その先のことも考えてくださいね。私は少なくとも10年先の港区をみています。よろしくどうぞ。

 

そういえばひとつとっても気になることがあるんですが、行政側の方達ってどういう風に東京都とか知事を見てるのかなあって。一般区民・一般都民とかと違う目線なんだろうなあと思うの。東京都だけじゃなくとも、首長ってどのくらい職員さんに支持されてるのかなあなんてふと考えてみました。まして議員という人達をどういう風に見てるのかなあって。ま、口やかましくめんどくさいこと言わない議員の方が扱いは楽なんだろうね。いつもめんどくさくてごめんなさい。

 

ま、本日が選挙活動最終日です。まだ投票行かれてない方はギリギリまで調べて見比べてでも結構です。時間をかけてでも託す人を選んでください。もう行かれた方は…後悔のないように。

 

明日2017年7月2日。なんだかんだで東京都の未来が選択される大切な日。選択肢はあります。私は今から既に心を決めております。ブレません。心はひとつです。信実もひとつ。

 

そう、池上さんの番組一択で。池上無双を楽しみにしてる単なるイチ都民。

TOKYO都議会議員選挙について更に正直に思うこと


都議選、港区の自民党現職を応援をしているわけです。自民党したっぱだし。ここ港区で政党の話だけすると、あまりオモテになぜかでませんが民進党さんと社民党さんははこないだまで民進党で今無所属で都民ファーストさんから推薦を受けてる候補をこっそり応援してますし、公明党さんは悩ましい立場として都民ファーストさんこっそり応援なんですかね、よくわからんけど。誰が誰を応援に来たと報道もされるので、やっぱり政党と政党の醜い争いとしか映されないのがとっても残念。

 

そんな中やっぱり改めて感じるのがですね、モノ言える都議会議員がいて欲しいんです。違いますよ、今までのあーだこーだを掘り返してなんの未来にも繋がらないモノを言う人じゃなくて、反省することは反省して未来を創るモノを言える人。つまりはね、港区の代表議員になるわけだから、港区のことをもっと都議会で取り上げて欲しいわけ。東京都の職員さんともっとじっくり話をして欲しいわけ。

 

例えば今の都議選の争点って報道されてる内容なんて、豊洲だ築地だ古臭い議会を一層だ!みたいになってますし、ソンタクソンタク言ってますし、世間一般の人からしてみれば所詮学級会の吊るし上げですよ。そんなレベルにしか感じない。くだらん。実にくだらん。

 

でも時々考えちゃうんですよねえ。真っ当なロジックと理由(自分ではそう信じてる)で色んな地域の要望とか改善とかをお願いするでしょう?みなさんから希望を聞いてまとめて、別に自分の都合でどうのこうのってものじゃないものですよねえ?それがありがたいことに結構実現するわけですよ?みなさんにとっても喜ばしいことですよねえ?それが今度違う立場を考えて、役所の人は議員をどういう目で見てると思います?『区民の代表』『地域の代表』ですよ?議員をすっ飛ばして議員の後ろにいる地域だったりたくさんの人をみてるんですよ?そうすると私のロジックと理由ってまったく無駄で勝手にアッチでソンタクされちゃってるってこともあり得るんですかねえ?私ソンタク議員とか呼ばれちゃって仕方ないことなんですかい?

 

なーんて考えちゃう。二元代表制ってこういうもん?区長選挙応援したからソンタクされちゃうの?それとも区長とか区に厳しい指摘したことあるからもうソンタク対象から外されるのかしら?首長の理解と度量の器の大きさじゃありませんこと?なーんて考えちゃう。

 

ま、そんなことはさておいて。

 

今みんなやんややんや言ってることの中で、豊洲だ築地だってありますよね。ま、自民党だからとかそういうことは全然関係ないけど、個人的には豊洲築地問題は港区にも関係あることだからそういうところどうなのか候補者の話を聞きたい時があるわけですよ。だって豊洲だ築地だの話でオリンピックのトライアスロン競技のルートが変更になるかもなんてニュースをみたわけです。

 

知ってました?港区でオリパラ競技3種目もやるんですよ?トライアスロンと自転車ロードと水泳10キロマラソンやるんですよ?豊洲だ築地だで環状2号線が完成できないと人の輸送ができなくて、都心が大渋滞するからトライアスロンやるお台場とかレインボーブリッジとか避けようぜなんて話になっちゃうかもなんですよ?悲しくね?

 

前にも書いた港区商店街調査でも出てましたよ。競技会場に近い湾岸方面の商店街だけ『オリパラでビジネスチャンス到来!』と肯定する割合がべらぼうに高かったわけ。そういう港区の経済活動とかにも影響が出るんですよ、多分、豊洲築地問題は。港区だって『オリパラの気運醸成!』なんて気合い入ってるわけでしょう。ルート変更は仕方ないっすよねえなんて簡単に諦めちゃう港区だったらどんなヘッポコ行政だよって怒っちゃう。

 

そういう話、聞きたくない?知りたくない?わたし、めっちゃ知りたい。頑張って欲しいの、港区のこといっぱい考えてくれる都議会議員候補者に。

TOKYO都議会議員選挙について正直に思うこと

 

明日の6/23から7/2まで、東京都が賑やかになります。『賑やか』が正しい表現かどうかわからないけど、確実に『やかましく』そして『けたたましい』感じ。街場じゃなくとも、テレビを付けりゃやれどうの、新聞見てもやれこうだ、ネットの世界にダイブしたらテレビ新聞では絶対に報道されないような内容が拡散されてばかり。こんな状態で何が正しくて何が間違ってるかなんて判断付かず、そりゃウンザリすることも多々あるでしょうね。

 

今回の都議選の争点はコレだアレだと色々言われておりますが、そういう大きなところじゃなく色んな人には是非地に足を付け直して考えてもらいたいなあと思います。イチ都民として。冷静に。オレだってこれでも有権者、貴重な1票持っとるんだぜ。

 

まずはいつものようにどうでも良さげな方からね。ほら、自分が区議会議員になって選挙というものを初めて経験したからこそ『なんじゃコリャ?』と感じたこともたくさんあるわけ。そこを今更ながらに発表いたしたく。

 

日本の選挙がやかましくてけたたましい理由は、多分みなさんもれなく感じる選挙カー。『名前連呼しやがってウルセー!』とか『こっちは午前中寝なきゃいけない夜の仕事で日本を支えてんだよ!』とお怒りの方はたくさんいるかと思います。ごもっとも。マジその通り。ごめんようるさくて。公職選挙法というトリッキーな法律がある理由から、いわゆる選挙カーぶんぶん回してギャンギャンする『選挙活動』は立候補届を出した日から最終投票前日までしかできないもの。普通の時にできない分、集中砲火になるわけさ。

 

ま、そういうことでこれは大目にみてあげてください。本来であれば、そういうところで名前連呼しなくとも日々の活動を知ってもらえるといいんだけど、一般に普通に暮らしてる我々の方も正直そんなに興味をもって議員とか議会とかみてないのも現実。他にも色々あるけどまた次の機会に。

 

今回の都議選、ものすごく客観的に眺めるとシンプルに『自民党vs反自民党』な煽りですよね。豊洲だ築地だ、都知事だなんだと色々ありますけど、結局は政党の話。人によっては『自民党vs都民ファースト』と感じるとこもあるとは思います。世間一般のゴシップ的な話に無理やり落とし込もうとしたら、『反省しなければならんことに気付いているのか気付いていないのかわからない集団vsこのままいったら批判してたことを正当化して同じこと繰り返す可能性のある集団』な醜い争いに。ケンカ両成敗、ここは平等に両方disっておこう。

 

あ、しかも片方の背後には今回わかりやすく表に出てきてない集団もあるので、万が一アレな時はもれなくソレもついてくることも忘れずに。そして知らない間にそこが中心になってるかもネ、なーんてここも平等にdisっておこう。

 

何をどう都議選に期待するかは、これはもう都民のみなさんの判断に委ねるしかないと思ってます。でも、自分がある意味組織の末端に属して色々ややこしいめんどくさい立場のイチ議員としては『個人の好き嫌いは仕方ないけど、その人個人のがんばりによる結果をきちんとみてあげて欲しい』『東京という大きな枠だけじゃなく、自分の住んでる狭い地域の中の課題をちゃんと認識できてる人を見極めてもらいたい』というのが心情です。

 

ちなみにイチ都民としては『必要であれば都知事にNOを言える人』がいいなと思うし、イチ区民としては『東京都しか解決できない港区の課題を都議会で訴えてくれる人』がいいなと思うし。

 

実績で選ぶも良し、政党で選ぶも良し、期待値で選ぶも良し。でも東京都がどうのこうのより、なんだかんだ言って自分の生活に自分の身に間接的に関係してくることを忘れずにお願いします。

 

そんな都議選。明日から港区内で色んな選挙カーや政党カーの姿を見かけることが多くなりますが、時折車に乗ってたり手を振ってたりマイクで喋ってる姿をみかけることもあるかもしれませんがどうぞよろしく。やかましくご迷惑おかけしますが、どうか正しい選択を。

麻布図書館の視聴覚室で

どうですかおくさん、『視聴覚室』とかいうワードにグッときませんか。どうですかおくさん、『視聴覚室』なんて昔に聞いたことあるかもってノスタルジックになりませんか。今の小学校に視聴覚室があるのかどうかわからないけど、最近あるところ見つけました。麻布図書館

 

麻布図書館ってちょっとしばらく工事をして、新しくカッコよく素敵にリニューアルしたのが確か2014年の夏。もう3年も経つんですね。ここの5階にね、視聴覚室があるんですよ。視聴覚室が世間一般に何するところなのかよくわかんないですけど。

 

ま、読んで時のごとく、視覚的に聴覚的になにかするためのお部屋なんでしょう。そんな麻布図書館の視聴覚室、ただいま展示ものやってます。

 

麻布未来写真館。キャッチフレーズは『ファインダーを通して未来に向けた麻布を発信』という、重きを置くべきは過去の麻布なのか今の麻布なのか、それとも未来の麻布なのか少し悩んじゃうそんな麻布未来写真館。平成21年度から麻布支所の区民参画組織がやってる取り組みで、要は『白黒の時代から麻布地区の変化を写真で見ていこうぜ!』です。

 

麻布支所のロビーで、芝公園の本庁のロビーで、ミッドタウンで、東洋英和で、色んなところでパネル展をやってます。このたび、麻布図書館でやってます。麻布図書館の5階で、確か22日まで。

 

あら昔はあんなところにこんなのがあったのね、へー昔はここはああなってたのね、そんな感じで眺めてるだけでも楽しい麻布未来写真館パネル展。昔の麻布なんて知らないわよという方も大丈夫、楽しめます。

 

ほら、今巷でてんやわんやの獣医学部とかあるでしょう。私の頭の中で『ザ・獣医学部』っていうのが2校ありまして、『ザ・獣医学部』というより『ザ・畜産スペシャリティ』なイメージの大きい2校なんですけど、北海道大学の獣医学部(動物のお医者さんで有名なあのH大です)と、もうひとつは麻布大学。相模原の方にある大学なのになんで麻布?とか一瞬でも思ったことありません??

 

昔々、港区ができるまだまだ前、『赤坂区』『芝区』『麻布区』に分かれてた時代の1890年代、麻布大学って麻布区にできたから麻布大学なんですって。しかも南麻布。何代もお住いの方から聞くとこによると、空襲あるまで馬いっぱいいたらしいよと。

 

ま、そんなこともそういう昔のことも知ることが出来ちゃう麻布未来写真館。それだけじゃなくてもっと色んなものが置いてある麻布未来写真館、麻布図書館5階の視聴覚室で22日まで

 

あ、麻布図書館5階に上がるにはエレベーターか階段かオプションがありますが、2階付近の階段踊り場にタヌキが2匹。これ、10月に東麻布商店会が主催で毎年やってる『かかしまつり』があるんですけど、そこで出品されたたぬきかかしが飾られてます。え?なんでたぬきなのかって?麻布図書館のマスコットの『ほん太』。フルネームは麻布ほん太。ポン太じゃなく。

 

たぬき煎餅にたぬ吉にほん太。麻布十番といえばカエルかと思いきや、たぬき率が意外に多いたぬ。

 

あ、そんなたぬきかかしなんですけど、2年前くらいの東麻布商店会かかしまつりでは麻布図書館出品のたぬきかかしが特別賞を受賞しまして、階段の踊り場というか吹き抜け部分というか、スペースに飾ってあるわけです。『三遊亭好楽賞』、笑点のピンクの方ですよ好楽師匠、左から2番目ですよ。水色の小遊三師匠と黄色の木久扇師匠の間のピンクですよ。そんな好楽師匠の名前がついた賞をもらったたぬきも眺めながら図書館も是非ご利用くださいたぬ。

 

区民参画組織の活動発表の場でもある麻布未来写真館、まち歩きしたりまち写真撮りに行ったり、はたまた古い写真の提供を募ったり、メンバーも写真も常に募集中ですのでお問い合わせは麻布支所協働推進課の地区政策担当(03-5114-8812)たぬ。

でんちゅうでござる!な話。 その3

日本はなんで諸外国に比べて電線地中化率が低いんだろうかと、まずそこから『グローバルに追いつけ追い越せ!』的なものが序章として必ず言われるもんです。にも綴ったけど、第二次大戦前からそういうまちづくりをしてきた国と比較するのもどうかと思うし、ヨーロッパなんかと比べるとお城を中心に馬車で移動してきた国と、同じようにお城を中心にカゴでえいさほいさしてきた国と、根本的な文化が異なる中で標準指標を設けることに違和感。知らないけど。他の国ではガス会社と電気会社の仲の良さとか悪さとか、そういうのも昔から地中化できたかどうかに関係あるってお話もあるし。知らないけど。

 

↑これ、東京都の無電柱化条例の概要のページね。この中でひとつとても気になるところを見つけました。

 

都民:都が実施する施策に協力(努力義務)

これ、一体どういう意味なんだろう。条例をくまなく調べて正解をお伝えしないといけないのかもしれないですけど、いきなり答え見ちゃうより多少は自分の頭で考えてみたいじゃないですか。その方がなんか面白そうじゃないですか。うーんうーん唸りながらほんの少しだけ考えてみました。ぴこーん!

 

東京都が無電柱化といってるのは多分どうせ都道だけだろうから、『都道を挟む市区町村地域を最優先で無電柱化するように大規模開発・再開発とかでもなんとしてでも対応しなさいよ、市区町村と連携するのはそういう意味よ』という、都民である区長や市長などへのプレッシャー付きメッセージ。

 

うそうそ。そんなわけないよね。じゃあ他にはなんだろう。うーんうーん。ぴこーん!

 

電線地中化は歩道の幅も関係あるけど、それよか『地上機器を置くスペース確保できるよう、都民はできるだけ場所を差し出しなさい』というプレッシャー付きメッセージ。

 

こっちかしら。東京都だけの話じゃなく、区でも関連する話だと思うんですよね。知らないけど。国土交通省のページにも『地上機器の民地への設置等地域の協力が得られる仕組みや、計画策定の際に地域の声が反映される仕組みを構築し、地域との連携を強化し、事業を進めます』って書いてあるしね。

 

 

国土交通省のページで道が狭いところを地中化しようとする事例があります。京都の先斗町。電柱15本なくすために地上機器を29基設置しなければならんと。民家の植え込みとか掲示板の後ろとか、とにかく民間とか住民にに『お宅の敷地に地上機器置かせてください!」と提供をお願いすることが大事だそうで。最近どこかで読んだ記事では先月から工事が本格的に始まってるような感じで、なくす電柱が少し数増えてたような。

 

半年以上前に見つけたんだけど、『ボックス』が未だに『ボッス』のまま。おーい誰かエライひとに教えてあげて。や、おもしろいからこのままでもいいんだけど。ボッス。

 

ま、これは国土交通省と地域がタッグを組みながらの試行錯誤なお試しらしいので、全部が全部そうなのかどうなのかはわかりませんけど。でも『地上機器を置ける場所が増えれば、狭めの道でも電線地中化に対応できる可能性は高くなる』と区役所からも聞いたことあります、そういえば。

 

国土交通省と東京都の方針の違いがよくわからないけど、先斗町の事例のように狭い狭い道でも地中化できるような技術が新しくできることが先なのかなあと思います。で、理系的な考えというかお願いというかできるのであれば、日本は研究開発費をケチらないでいただきたいとも願ってます。

 

さて。

 

 

麻布十番商店街、30年近く前の1990年代で確か道路と歩道をキレイにしまして、その時に当時の最先端の技術で電線とか地下に埋めました。あっちこっち、順番に少しずつお直しリフォームを長年かけて行ったと聞いてます。その時期ちょっと不在だったので実は見てないんです、工事中のところ。ま、それはさておき、商店街の歩道は3m。えっこれ3mもあるのってくらいの3mです。歩道の幅の2.5mルールは一応クリアしているところ。

 

先日なんですけど、そんな電線地中化されてる麻布十番で午後通行止めがありました。警察・消防の方々も出動。物々しい感じ。これ、電線類共同溝の中の電力ケーブルが何らかの理由で燃えちゃって、煙がもこもこ出たんです。その何らかの理由はこれから東京電力が究明するらしいんですけど。

 

これから電線地中化と考えていかなければならない中で、20年は軽く超えているとある地域ではこういうことも起こるわけです。この20数年の技術の進化というか、そういうのは多分ものすごい変化ですよね。ファミコンからPS4、そのくらいの違いはあるんでは。何十年経てば老朽化で影響が出るんだろうか、そういうところも課題になるのかなあ、東京都が港区に協力を求めてくる何かって何かなあ、そんなことを思いながらおしまい。

でんちゅうでござる!な話。 その2

さて、電柱と電線を無くしましょうという話の続き。国土交通省と東京都のなんとなくの方針とか方法とかをざっくりおさらいしたところまでが前回。今回はイチ都民、イチ区民の目線でみていきたい感じ。もっと地に足をつけて港区はどうなってるんだろうと調べ始めたのが昨年。そしたらね、すごいことを発見したんですよ。ちょっとおくさん聞いてもらえます?

 

国と東京都は『無電柱化』とふんわりしてるんだけど、港区は『電線類地中化』って限定してるの。港区は無電柱化の地下に埋める以外の方法は方針作らないのでガン無視していくってことでいいのかしら。

 

 

と、思いきや、めっちゃ普通に裏配線方式の例とか図解で掲載されてるじゃん。ウソつきー。以上、発見でした。どうでもいい発見。うん、知ってる。

 

港区の中でも前々から整備方針があるわけですし、その中で東京都が『無電柱化条例成立!』となったら、電柱がなくなる日は近いとみなさんは期待しますよね。というか、そう期待させちゃうような感じありますよね。『オリンピックまでにうちの前の電柱なくなるんだ!やったー!』と自分の住まいを中心に物事考えて期待しちゃってません?

 

港区の作っている『港区電線類地中化整備基本方針』によりますと、3年前くらいの情報だと地中化整備率はこんな感じ。港区内の全部の道路で地中化されているのが約30%、その中の区道が約20%。昨日の港区議会定例会の代表質問でも公明党さんが地中化についての質問されてたんですよね。そしたらH28年度末の時点で21%って言ってたから…まあ3年前から大して変わりないか。

 

で、この10%の差って気になりません?なんでしょうね。これって国道都道のことなんですかね。どうだろう、違うかな。勘違いしてたらごめんなさいね。

 

↑これ、たくさんある青い線が目立ちます。これ、要は区の管轄外で地中化してるところ。つまり、国道と都道(とそのほか大規模開発とかそういう類?)。みんなある程度広くて大きな道ばかりだもんね。さすが国道と都道。で、区がやってるor予定しているところが紺色と緑。……パっと見……どこをどうみたら21%が完了していると言えるのかしら?見るべき資料が違うのかしら。わからぬ。

 

ま、いいや。そこらへんはちょっと置いといて。

 

問題はグレーの色のついた道路なんですよ。未整備路線と書いてあるけど『区が予定している緑色』ではないのでまだどうするか決めてないところなのかしら。こういうグレーの道が多分私たちの感じる『普通の道』とか『生活道路』とか言われるところであって、家の前の道路である可能性が高くて、要は一番気になるところ。

 

2mという歩道の幅で分けた地中化率がこちら。歩道が2m以上ある区道では41%、2m未満では9%が地中化されています。あれ、なぜ2mという数字で分けてるのかなおかしいな、と感じてしまいました。なぜなら『電線共同溝を設けて地中化するには歩道が2.5m必要』って聞いてるのに。

 

要はこうですよね。↑グレーの四角は地上機器ね。電線共同溝方式で電線を地下に埋めるためには地上機器を置かなきゃいけないし、その地上機器も設置できる場所がおおまかに決まっている上、歩道の幅は2.5m以上ないとお話にならないと。というか、ダメですと。だったら『電線共同溝方式で電線を地下に埋めることができない幅の歩道はこれだけです』と2.5m以下の区道のパーセンテージを出せばいいのにとか感じちゃう。シロウトだからかもしれないけど。

 

 

片側だけ電柱残ってるところは歩道が2.5mに満たないところなのかなあ。不思議。

 

二の橋から仙台坂の上までは確か『都市計画道路』という枠に入っているので、いざという時の緊急輸送道路にするための拡幅工事を今後行う時に合わせて地中化されるんだよね。今は近隣と色々調整中なはずだけど、まだまだ先だとは思う。色々と。区役所は頑張ってるのは知ってる、土地を確保するのに。

 

無電柱化でも電線地中化でもどっちでもいいけど、抱える課題は↑こういう歩道のあるようなないような道をどうするか、狭い住宅地のところをどうするかということだと思います。技術革新を待つのであればそれまでこのままだろうし、歩道2.5mルールが変えられないのであれば結局このままだろうし。

 

あっひょっとしたらその辺一帯の大規模開発するように仕向けて、事業者にまるっと地中化させようする作戦とかなのかしら。えーそういうのヤダー。知らないけど。

 

もうちょっとだけ続く。

でんちゅうでござる!な話。 その1

昨日東京都議会の定例会が終わりまして、昨日のホットなトピックスとして、ご勇退される議員がどうのとかこれから本腰入れて今月23日告示の都議会議員選挙だの、色々とアレです。そんな中、あるひとつのことについて思うところがございます。そう、『東京都、全国初の無電柱化条例成立』。

 

先日ね、東京MXでやってた『東京都議会ダイジェスト』なるものを実は初めてみてたんですよ。コイキング育てながら。

や、コイキングどうでもいいんですけど。

 

昨年くらいから個人的にも電柱が〜とか色々思う時期もありまして、もちろん東京都でもなんか条例化を目指すとかニュースにもなりちょっと注目はしてました。もちろん豊洲だ築地だ環状2号線だBRTだバス駐車場だと、同じくらいちょっぱやで色々してもらいたいところはありますが。

 

でね、都議会ダイジェストの代表質問をみておりました。無電柱化をどうやって進めていくのかという質問に対して、都知事は『防災力、都市景観からも必要だよね。区市町村の連携、新しく作るのを禁止、技術開発的なやつでがんばっていきたいよね』って回答だったと思います。んで、結果的にその条例成立。大反対だ!という人は少ないと思います。一般的にも。

 

そもそも、電柱をなくす取り組みとはどういうもんだろうかと再度自分の頭を整理してみようと思います。間違ってたり勘違いしてたらごめんね。

 

さて、東京都がどうのこうのより、国がどう考えているんだろうかと調べようと国土交通省の該当ページをみてみました。そこにババーンと出ているのがコチラ↓。

 

…もうなんかねえ、悪ですよ。電柱は悪魔だ!くらいな刷り込みをしているような勢い。

 

まあ確かに電柱があると電線があって、ハトが止まったりカラスが止まったりもしますし。そういえば昔に学校に通ってたころ、毎朝とある通り両側の電線にカラスがびっちり止まってるところがあってね、通るたびに上空からカラスに襲われるんじゃないかと思いながら早足でバス停まで行ってた記憶が蘇ってきました。

 

で、更にその国土交通省のページを読んでいくと、電柱をなくす方法は大きくわけで2つあるとわかります。今の時点でね。2つ、というより2つの片方が更に2つ。…めんどくさいから3つとしますわ、ここでは

 

1. 電線類を地下に埋める

これが世間一般でいうところの『電線地中化』というやつですね。埋める。わかりやすい。埋める。埋蔵。

 

というかみんな思ってるに違いない『電柱と電線をなくす』というのはコレ。こうだよね?みんな想像している電柱と電線の無い道路っていうのはこうだよね?実はコレだけじゃないようで。

 

2. 軒下配線

軒下配線とは『無電柱化したい通りの脇道に電柱を配置し、そこから引き込む電線を沿道家屋の軒下または軒先に配置する手法です』ということで、『なんだよ!なんだかんだ電柱必要なんじゃないかよ!』と感じてしまいますが、今の時点ではこれも無電柱化の方法のひとつらしい。

 

こういうのが軒下配線っていうの?よくわかんない。

 

3. 裏配線方式

えーと、裏配線方式とは『無電柱化したい主要な通りの裏通り等に電線類を配置し、主要な通りの沿道の需要家への引込みを裏通りから行い、主要な通りを無電柱化する手法です』ということで、『オモテ通りだけかよ!』と多分裏通りのお宅から不満は残るような感じ?今の時点ではこれも無電柱化の方法のひとつらしいです。

 

そんな3つの方法を提示しているのが今現在の国土交通省の無電柱化。ま、もちろんこれからの技術革新とか色んなことが期待されているわけですけどね。

 

さて、東京都の新規条例とやらをみてみたいとこだったんですが、よくある『欲しい情報が探しきれない』といういつものやつで、先月末に報道発表された資料の概要しかみつかりませんでした。ごめん。リサーチそんなに上手じゃなくて。

 

さて、東京都が目指す無電柱化の推進は↑の3つの方法のどこを全面的に推していくのかしら?

 

そんな感じでまずは情報の整理。次は暮らしている都民であって区民の目線で少し整理していきます。相変わらず長いから。でんちゅうでござる!つづく!

 

あっそういえば昨日から港区議会でも定例会が始まってます。16日まで。