ごはんとおかずの考え方のお話

さて、先週末で区議会定例会が終了しまして、港区議会のウェブサイトにも議案の結果とか賛否状況とかそういうの載ってます。本日は上程された議案の中のほんのひとつのことなんですけれども、自分の頭の整理のためにも10月から始まる保育園とかの無償化のお話の中のひとつのことを少し。

 

あっ、区議会事務局のみなさんがですね、頑張っておられるわけですよ。Facebookページもございますよ。お知らせまでね。

 

 

PDFでいろんなの頑張って掲載しているので、みなさんもですね、是非区議会事務局のみなさんの頑張りをですねしっかり見たってください。…ほら、役所のみなさんも人事異動とかあるかもしれませんし?

 

幼児教育・保育無償化による財政負担

さて、10月から無償化が始まるわけですけれども、自分今は保健福祉の委員会なもんでそこでかかった議案のひとつを頭の整理のための復習をします。よろしくお付き合いください。

 

↓これ、この議会の審議用資料のひとつでしてね。今までとこれからがどうなるのか、財政的な観点で今までとこれからがどうなのかというものでございます。とりあえず保育園の話ね。

 

何がどう無償化になるかという前に、これまで誰がどの部分をどのように負担していたかという図ですね。

 

とりあえず、上が私立、下が公立の保育園のお話。んで、左が現行、右が10月以降という図です。保育園とかに関する経費は、『施設の用地購入や施設建設費と運営費、建設に要する経費は今までもこれからも公費負担とすべし』という考え方です。基本的に。

 

んで、私立と公立ではその費用分担の担当が違うんですね。私立は国と東京都と区。公立は全部区。

 

公定価格というのはいわゆる国が定める料金的なもの。

 

でも国の料金的なものは区が考える料金的なものより高いわけ。だからその差額を区が補填してると。

 

保護者にお願いしている負担

港区は現在においても、保護者の負担能力に応じた保育料をお願いしておりますね。この保育料の使われ方は、人件費(保育士人件費など)、管理費(保健衛生に関する経費など)、一般生活費(給食費、保育材料費、日常的な諸経費など)、つまり、利用される保護者のみなさんにも『いろんなことの一部を一緒に支えてください!』と、そういう感じです(たぶん)。

 

 

そこが10月からの無償化になるとですね、その保護者負担というのがスッパリと無くなる方向であるわけでして、当然区としての収入はその分減ります。これまで人件費とかそういうのに当ててきた収入が減るわけで、億単位で減ります。

 

ざっくりこんな感じです。え、ざっくり過ぎ?

 

3〜5才の保育料はゼロ円に(これまで3才月額最高32,600円、4〜5才月額最高26,000円。生活保護・非課税世帯はもともとゼロ円)。

 

ただ、保育料はゼロ円になりますが、保護者のみなさませめて給食費は別途ご負担いただけませんかとお願いすることになります。この『港区立認定こども円条例及び港区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例』は全会一致で賛成されました。給食費、月5,000円はいただきたいですと(段階で給食費も無償になるご家庭もございます)。

 

ごはんとおかずのお話

で、この給食費のお話がとても不思議ででしてね。港区では高齢者や障害者の各種サービスや学童でも、食事提供などに関する経費は実費徴収しているわけで、別に給食費をお願いすることが不思議でもなんでもなくて。ごはんとおかずの考え方が不思議なんです

 

これまで、保護者負担に主食費(要はお米orパン?代)というものは元々お願いをしていたわけなんです。で、副食費(要はおかず代)は別扱い。枠としてですよ。なんでこれ主食と副食ってわけるんだろうかと。

 

なんか昔からずっと分けられているようで、聞いたところ昭和24年に始まった保育所給食制度というものからずっとそのままになっているようで、多分おそらくそれって結構な数のおうちは自前で田んぼとかあってお米は自分とこでどうにかなるもの的な考え方があったからっていう。そういえば、よくよく思い出すと遠足とかキャンプとか『お米は自分で持ってきてね』的な話があったとか聞いたことあるような。

 

それが平成も終わり令和が始まり、今の時代でこれを分けなければならない理由ってのがなんだろうなって不思議に思ったお話。ごはんとおかずはもうセットでいいんじゃないですかねってシンプルに思っちゃった話。


 

大抵の議会には『議会だより』的なものがありましてね

どうも、港区議会定例会絶賛開催中です。最近モノ書きが少ないとお叱りを多方から頂いておりまして、いや本当にまったくもってさーせん。本日のネタは『区議会だよりの表紙の写真超募集』です。素敵なお写真、通年で絶賛募集中

 

えー、私気がついたら区議会だよりの編集委員というお役目を担ってぶっちゃけ何年でしょうか、多分4年くらいはやってんじゃないかと思うんです。自民党さんを代表して区議会だよりの自民党担当をね、やっとるわけですよ。コツコツと。いいんですよコツコツは、地味なもの大好きですよ。

 

何をどうコツコツかと言いますとですね、大きく分けて2つのコツコツでして、↓のこの一行にぎゅっと凝縮されてるコツコツです。文書と画像。自民党さん全員分おまとめ係。それがオレ。

 

区議会だよりの紙面には限りがありますので、その中で色んなご報告だったりをしなければなりません。年4回発行されるわけですから、それはつまり議会が開かれるタイミングなわけでして、『こういう質問しましたよ』という各会派のまとめが載ります。それを割り当てられた行数と文字数にまとめなさいよと、そういう担当です。あっ、画像も何点準備するかも決められてます。

 

そこで登場するのが『区長答弁』。区議会だよりと区長答弁の関係は以前にもちょこっと綴ってあるのでそっちを参照(「だより、だよれば、だよられろ(2018.12.5)」、「区長答弁とは(2018.12.7)」)。

 

本題:区議会だよりの表紙をあなたの写真で飾りませんか?

表紙の写真、つまり↑こういうやつやで。

 

風景画じゃなくて、それっぽいのもあるんやで。

 

でも風景が素敵やろ?でも応募があったりなかったりもするんやで。ちょっと寂しいやろ?特に明記はないので、誰でも応募できるんやで。素敵やろ?

 

しかもな、採用率とっても高いで。

 

応募要項

↑ちょっと募集要項的なやつが今年の初めのやつからひっぱってきたので古くてごめんなさいなんだけども、基本はコレ。

 

テーマ: 港区のどっか素敵な風景

写真規定: 横向き写真(とっても重要)

応募規定: 5MB以上のJPEGをCDとかそういうのに焼くなりして郵送

必要な情報: 最低限、お名前と写真のタイトルは欲しいところ(個人の主観)

NGなやつ: 人の顔とかばっちり写り込んじゃってるやつ

 

え!?メールとかそういうので送れないの?』という疑問がでてくるでしょう、そうでしょう。前に聞いたことあるんですよ、メールで募集すりゃいいじゃんと。わざわざ郵送とかってめんどくさいから応募少なくね?と。

 

そしたらですね、メールはですね…区役所で受けられる容量的な問題で…(おそらく5MB未満)と、いかにもお役所な規定があるというのでこれはいたしかたなく、『撮影場所とかそういうのも必要なの?』なんて聞いたらですね、あまりにも素敵な写真とかだと読者から場所はどこなのと問い合わせがあることもあり…と、色々あるみたい。

 

で、次にいつ発行するかというと、多分8月あたり。遅くても9月1日。バックナンバーみてるとそんな感じ。急募:夏っぽい写真。別に夏っぽいやつじゃなくてもいいけど、夏っぽい方が夏らしいよね。

 

区議会だよりはみなさん頼り

区議会のウェブサイトやで。右下あたりに区議会だよりってあるからそこを全力でクリックや。

 

もし、素敵なお写真お持ちの方、素敵なお写真を撮るのが好きな方、素敵なお写真これからとってみようかしらという方、是非応募してみてくださいね。もし区議会議員の知り合いとか、区役所にお勤めの知り合いとか、その人にデータ渡して『区議会だよりに応募しといてくんない!?』という技も無きにしも非ずということもほのめかしておきます。

 

応募お待ちしております。お問い合わせはお気軽に区議会事務局まで(03-3578-2920)。7/15くらいまでに到着する感じで送ってくれると、すっごい喜ぶ。はず。


 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は19期港区議会最初の常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。保健福祉→総務→区民文教→建設と、前期1年ずつすべての委員会を経験し、5年目は保健福祉リターンズ(4年ぶり2回目)。

 

そのうち港区議会ウェブサイトの委員会のところにPDF資料が掲載されるはずですのでお知らせまで。数日以内かなあ、1週間以内かなあ、ちょっと忘れました。

 

1. 生活衛生システムの導入について

えー、食品衛生とか医務とか薬事とかを管理してるシステムがあるんですがね、それをまるっと再構築して一元的に管理できるようにしたいんです。今使ってるシステムの保守サポートが終了し、メジャーなOSに対応してないので、いい機会だと思っておりますです。

 

今後の予定では、来週から始まる定例会でソフトウェア購入議案を出しまして、それが議決されたら7月から委託開始して12月本稼働していきたいです。

 

Q: これやることで区民サービス全般の向上っていうのはイイよね、どのくらいの効率化が見込まれるのかしら、情報管理は大丈夫かしら、保守サポート終了で変更というポリシーということでいいのかしら、など。

 

2. 未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時・特別給付金について

えー、今年10月の消費税率引き上げに伴い、臨時・特別措置として給付があります。児童扶養手当の支給対象者であって、これまでに法律婚をしたことがない人(いわゆる『未婚のひとり親』)に対して、本年度に限り児童扶養手当に17,500円上乗せしますね。港区内の対象者は約260人です。あっ財源は国からです、国。

 

今後の予定は、来週からの定例会で補正予算案だして議決されたら7月から周知とかして、実際の支給は審査してから来年1月です。

 

Q: 周知はどうやって?、港区の人口増えてるけどこの対象者ってここ数年で増えてるの減ってるの?、10/31の基準日とやら前後で他区転入・転出の場合の対応って?、審査って形式審査なのか実態審査なのかどっち?、児童扶養手当時代の支給タイミングとかの改善は?、など。

 

3. 私立認可保育園の開設について

えー、来年になりますが4月開園予定の私立認可保育園が5園ありますので、そのご報告を。

 

Q: 人口増加で保育園利用も待機児童も増えると思うけど試算とかしてる?、マッチングで情報提供ってどのくらいあるのかしら、お散歩安全点検ってどうなってる?、ガードレールとか信号とか都道や国道って全然進まないのよね、そこらへんでやる工事とか学校には連絡いったりするけど保育園って連絡いってないんじゃないかな、など。

 

4. 幼児教育・保育無償化への区の基本的な考え方について

えー、港区での基本的な考え方をまとめましたのでお知らせまで。港区ではこれまでも『給食費は保護者が負担すべき経費』と考えておりまして、ご理解のほどよろしくお願いします、です。

*なお、港区では高齢者や障害者の各種サービスや学童でも、食事提供などに関する経費は実費徴収しております、です。

 

Q: 給食費の滞納ってどのくらいあるの?、保育料収入の影響ってどのくらいあるんですかねやっぱり減収ですよねえっ年間7億円もですか!?、0〜2歳への支援を手厚くしていただきたいわ、など。

 

5.  令和元年第2回港区議会定例会提出予定案件について

えー、来週19日からの定例会、これこれこういう議案が予定されてるので、本日は審議にあたらない程度で資料要求とかよろしくどうぞ。

はーい。

 

6.  都営北青山三丁目団地建替に伴う青山保育園の移転日及び、赤坂子ども中高生プラザ青山館の開設日等の変更について

えー、多くの方がご存知のように、都営北青山三丁目団地が建替となりまして、その新しい建物の1階に青山保育園を、2階に中高生プラザを開設するわけです。東京都と締結した協定書で施設の移転が来年1月1日としていたんですが、東京都が埋蔵文化財とか設備工事の入札不調とかそんなで開設が2〜3ヶ月延期になりますごめんなさい。

 

なお、青山保育園は3/1開設、中高生プラザは4/1開設です。よろしくどうぞ。

 

Q: 埋蔵文化財についてもうちょいkwsk、お知らせはどうやってしてくの?、時期は遅れちゃいましたけどちゃんと進んでいるという認識でいいんですよね、など。

 

7.  (仮称)南麻布四丁目特別養護老人ホーム入所者募集等について

えー、来年3月に開設予定でして、新たに100名が入所できる施設になります。今回この施設ではですね、既存の特養と別に入所の申し込み期間と順位名簿の有効期間を作ることにしました。スムーズに、なるたけスムーズに入所してもらえるようにの策ということでよろしくです。

 

Q: 地方の事業者は港区の地理とかに不慣れだからそういう支援もよろしくね、既存の施設で4月からの申し込みと入所状況ってどういう感じになってるの?、お部屋の問題なのはわかるけども入所の男女比の差をもっと改善してもらいたいわあ、など。

 

8.  港区立障害者支援ホーム南麻布入所者募集について

えー、↑の特養と同じ複合施設にですね、障害者支援ホームもできるわけですよね。こちらは40名の入所となりまして、7/1〜8/2まで募集期間を設けますね。入所者募集の説明会も行いますよ。

 

Q: 周知の仕方はどうするのかしら、入所に関する検討委員会の人数構成とかはどうなってるのかしら、全体で対象者ってどのくらいいるの、など。

 

9. (仮称)港区手話言語の理解促進及び障害者の多様な意思疎通の推進に関する条例の制定に向けた基本的考え方について

えー、手話が言語であるということの理解促進、多様な障害特性に応じた意思疎通のためのいろんな手段の配慮、区民や事業者の協力による普及啓発や理解促進、という3つの柱で進めていきたいと思います。よろしくどうぞ。

 

Q: 聴覚障害者の人数とか手話を使う人の人数とか把握されてるの?、手話って動きとか方向とかそういうの大切だよね、「合理的配慮」ってつまりどんな感じで何するのかしら、「努力義務」と「義務」ってどう考える?、など。

 

以上。


2019夏スマイル、それはつまり港区内共通商品券発売のこと

年に2回、港区では商店街支援の一環として、プレミアム付き商品券の発行支援をしています。商店街の子、小倉りえこ。商店街支援にスマイルスマイル(注:港区では昔々から商品券の名称は『スマイル商品券』です)。

スマイル商品券

グーグル先生に『港区商店街連合会』と聞くと、↑のサイトをお知らせしてくれます。んで、バーの上の方にある『スマイル商品券』をポチってすると、↓のページに飛びます。

ちょうど1年前ですかね、これまで10%だけだったプレミアムが20%バージョンも新しくできて、商店街連合会の長年の要望が形になって登場しましたのです。それがちょうど1年前。その時も注意書き書いてますね、自分。

7/1(月)午前9時発売です

お一人5万円までお買い求め可能で、代理分1名様もお買い求めできまして、でもご自分と代理の方分の身分証明書はもちろん必要でして。そのあたり、しっかりとサイト等でご確認くださいませ。

事前申し込み、できます。

ネット申し込みも商店街連合会サイトから。6/12(水)午後12時〜6/15(土)午後5時まで申し込み可能。いつもの通り、申し込み人数多かったら抽選になっちゃうと思いますがご了承ください。また、当選しても7/1に販売所で買っちゃった方は無効になりますからね。身分証明的なものでちゃんとチェックされますからね(これは仕方ないものと思ってください)。

あっ、今回もちゃんと土曜日販売もあります。7/6(土)午前9時〜午後2時(完売時点で終了)、芝公園の港区役所本庁です。今回は9階だそうです。

商品券事業は

前にも商品券について色々と綴ったことあるんですが、ご家庭から経済をちょこっとでも回すことのできる経済ツールだと思ってます。本音は商品券に頼らなくとも商店街でお買い物してほしいし(特に物販店ね)、商品券を手にする機会があるのであればこれを良い機会に商店街を知って欲しい。

商品券施策というのは、そもそもは小規模小売店への応援であるところに『プレミアム感って無いよりはある方がいいよね、商品券プラスアルファでお店でいつもよりお買い物してくれたらいいよね』と消費者心理を加えたものだと思ってます。

そんな港区のスマイル商品券、ご購入いただいて、お使いになって、商店街という場所を是非感じてください。商店街、素敵よ?

あっ商品券はプレミアムのつかない一般の普通の商品券もございます。イベントの景品に、贈答用に、そちらもよろしくお願いします(詳しくは港区役所3階の商店街連合会事務局まで)。←宣伝も忘れない。

意外に身近にある還付金詐欺

平日のお昼とか、おうちにいるときに『最近、詐欺の電話にお気をつけください的な放送が多いなー』ってなんとなく思ってました。別に最近じゃないですけども、長いスパンで前々からですけども。要は多いんです、詐欺とか。

みんなとパトロール

そんな港区ではみなさんに降りかかるかもしれない良からぬことを防ぐためがんばりますと、大きく分けて3つの努力をされております。それがこのみんなとパトロール

『みなと』と『みんなと』を掛けておりまして、おーい座布団持ってきてー。

主に3つのパトロールをしております。みんなで。リンクからも飛べますが、港区のウェブサイトに書いてあることを抜粋しますね。というかコピペ。

地域パトロール:『区内の町会、商店会、各地区生活安全活動推進協議会などが独自に実施しています。地域によってはパトロール隊を組織したり、様々な活動があります。』です。おつかれさまです。ありがとうございます。

職員パトロール:『区所有の自転車のかごの部分に防犯プレートを取り付け、職員が職務で利用する際にパトロールを実施しています。』です。時々見かけません?おつかれさまです。ありがとうございます。

青色防犯パトロール:『犯罪を未然に防止する目的で、民間警備会社に委託し、白黒塗装の青色回転灯装備車両により、24時間体制で区内を巡回しています。』です。おつかれさまです。ありがとうございます。

還付金詐欺に気をつけてくださいというアナウンス

平日の昼間という時間帯、お勤めしていた頃はまったく家にいることも外を歩くこともなかった時間帯。詐欺への注意喚起を含めたアナウンスを流しながら区内を走っているのがこの青色防犯パトロール。

繰り返すようですが、パトカーに似た白黒ツートンの軽。青いライトがペカペカしてるやつがアナウンス流しながらぐるぐるしてます。おつかれさまです。ありがとうございます。どこまでアナウンスが聞こえるかはわからないですけれども、平日の昼間という時間帯におうちにいる方によくそういう詐欺とかの電話がかかってくることも多いわけで、そういう方々への注意喚起。ですよね?

日本のパトカーも白黒ツートンですが、ぺかぺかするのは赤いライト。青色防犯パトロールは字面の通り青いぺかぺか。でも、両手の指じゃ足りない年数を海外で暮らした小倉りえこ、どうしても警察パトカーのランプが青のイメージが強く、ツートン&青というコンビネーションで常に緊張。

ま、白黒ツートンのカラーリング自体に常にドキっとするわけですけれども。パンダ然り。パンダかわいいよパンダ。ねこ派にとって大熊猫はねこ科だし(違います)。

さて、本題の身近で起こった詐欺電話の話

同じおうちに2回の詐欺まがいの電話がかかってきたというお話をとある方から伺いました。両方とも『先月、xxの件でお手紙をお送りしましたけれどもお返事がないので〜』というテイで、もちろんそんなお手紙は来てないし、内容も嘘なんですけれども。よく言われるような『保険料が』とか『xx料が』という、お金が返ってきますよという典型的な嘘のやつ。気をつけましょうね。

で、ニュースとかそういうので見聞きする限り、こういうのってATMに誘導してお金を振り込ませて…というものだと思ってたんですよ。だって詐欺だし。そしたら、『そういう流れとかにまったくならなくて、区役所のxx課の窓口に行ってくださいって言われたのよ。何が目的なのかわからないわ』と。振込させるとかコンビニでなんかカード買わせて番号打ち込ませるとかそういうお金を奪っていくものではなく、なんか不思議。

ひょっとしたら、ああこれはダメだわという流れになった場合、架空の担当者の名前を出して役所まで行ってくださいで〆るルート分岐だったのかもしれないし、なんでしょうね。

でね、興味深かったのがね、電話がかかってきたのが午前中のすごい早い時間で、朝の8時半〜9時くらいだったんですって。しかもそのうち1回は祝日。祝日に区役所から電話なんてかかってくるわけないじゃない。

その方、その時にかかってきたナンバーディスプレイの番号控えててね、非通知じゃなかったみたい。でも今の時代はIP電話とか色んなアレでアレできますし、その番号教えてもらってグーグル先生に聞いてみたらやっぱりその手の番号らしき書き込みが山ほどでてきましてね。

区役所に聞いてみましたらですね、そういう番号はメモってすぐ警察に通報にしてくださいね、ということです。その手の詐欺で有名な番号かもしれないし、これから頻繁に表示される番号かもしれないし、怪しい番号をストックしておくのは警察ですと。

こういうのありますよ

港区では自動通話録音機というものを無料で貸し出してます(条件あり)。

うち変な電話多いのよねえとか、最近のは手が込んだ方法があるから不安だわ、そんな方が身近にいらっしゃったら教えてあげてくださいね。とりあえず気になったら何かお電話を。

とまあ、こういうパンフレット的なやつだったり区のウェブサイトにも色んな問い合わせ先が掲載されてますけども、ひとつ覚えておいて損がないのは芝公園の区役所本庁からガチでかかってくる電話があるとしたら、03-3578-xxxxがほとんどかな(注:麻布とか高輪とか赤坂とか芝浦興南総合支所は異なりますし、全部が全部3578ではないですけれども)。豆知識程度で。米粒の半分くらいで。


令和元年度 第1回 港区議会 臨時会

さて、本日は1日だけ臨時の議会が開かれました。何をするためかといいますと、議長とか常任委員会のメンバーとか決めましょうねというやつがメイン。定例会とは立ち位置が異なるので、代表質問とか一般質問とかそういうのはありません。それは来月の定例会で。

 

4月の末に選挙があったでしょう。んで、5月1日の令和の始まりと共に当選した議員の任期が始まるじゃないですか。で、本日は29日。いくら世間一般的に10連休というものがあったかどうかは別として、アンタらこの1ヶ月近く一体なにしていたの?ということをよく聞かれます。ええ、よく聞かれます。

 

ちなみに4年前はそんなことにこんなこと書いてました(『毎日何をしているのかと(2015.5.13)』)。

 

会派(いわば活動グループ)の中で人事を決めたり話し合うことも多々あるわけですけれども、それ以外に全体でというと『代表者会議』というもので色々と話し合いが進められておりましたよ。

 

会派

港区議会の自民党さんは自民党さんのみんなで自民党議員団っつー1つのグループを組んでるわけですね。とある政党はその政党で固まる方が、まぁ色々と便利なこともあれば不条理なこともあるかもしれないけれども、意見は統一しやすいしそんなにそれぞれ違うベクトルに向かってるわけでもないし、つまり便利なわけです(多分)。なので、政党に所属する議員さんでそういう風に組むとこは少なくありません、というかほとんどそう(多分)。公明党さんとか共産党さんとかもそんな感じよね。

 

でも場所によってはひとつの政党でも会派(活動グループ)は複数のとこもあるし、ひとつの政党の人達だけじゃない人も入って会派作るとこもあるし、色々な大人の事情もあったりなかったり、外側からみると色々とややこしくてめんどくさいこともあります。

 

そうですね、例えると

 

犬好きグループ →小〜中型犬派 + 大型犬派にケンカ別れ

犬派 + 猫派 → モフモフ大好き会派の結成

 

こういうこともあるわけです、多分ね。ちなみに港区では3人以上の仲間作ると会派の中でも交渉会派という枠になり、人事の役職を割り振られたり定例会で代表質問ができる権利が発生します。

 

代表者会議

で、代表者会議というものがこの1ヶ月くらいの中に3回だったかな、今日入れたら4回だったかな、ありましてね。各会派から代表者を出して(幹事長だったりそうじゃなかったり)色々と決めること決めちゃいましょうねという会議をやっておりました。4年前も傍聴したので今回も傍聴をしたりですね。

 

で、どんな話で何を決めたかというと

 

– 議長とか委員長とかの選出方法どうする?

– 選挙で議員のメンバー変わったから部屋割りどうする?

– 会派結成の〆切過ぎたのに会派結成届出しましたって、なんでもアリなん?

– 議席とか議席番号とかこれでいい?

– どこの会派がどこの部屋使う?アンタら人数の割に広くね?/狭くね?

 

…まぁこういう類の話ですかね。でもこういうところでルールが決められないと、わがままいっぱいの軍団しかいなくなっちゃうからいいんです。

 

臨時会

第19期の港区議会。議長は自民党さんの二島豊司議員が選出されました。34人の代表として頑張っていただきたく、一応ワタシも自民党さんの端くれでもありますゆえ、微力ながらも協力できたらと思います

 

例えばですね、↑議長席の隣にあるこの旗をですね、

 

素敵なお写真がビシッと撮られるであろうから、臨時会始まる前に議場に行ってビシッとチェックして、ビシっと区旗を直してあげたりですね。旗がシュッとなってるとかわいいじゃないですか。ほら、かわいいはジャスティスですし。

 

で、当然のことながら『そろそろ来る頃だと思ってました!』と議会事務局さんに待ち構えられるという、その程度の気恥ずかしさはダメージゼロ。

 

趣味。議場の旗直し。どうも、小倉りえこです。実は今期の自民党さんの副幹事長を仰せつかっております(←オファーされた時は小倉家家族会議を開くほどの重大な案件でしたよ)。

 

臨時会、肝心の中身

– 議長/副議長選び

– 常任委員会/運営委員会のメンバーと正副委員長選び

– 議員選出監査選び

 

という人事割り振り的なやつの他、

 

港区議会委員会条例の一部を改正する条例』というものを可決したり。これは何かといいますと、常任委員会って4つありましてね、総務保健福祉建設区民文教と。それぞれ条例で各委員会の定数というものが決まってるわけです。なになに委員会はどこの会派から何名とか、そういう事情を足し算引き算すると今の条例で決められてるはずの9人のところが8人になったり、8人だったところが9人だったり。その数字を実態に合うように変えましょうねという条例改正。

 

えーと確か、『これまで9人だった総務常任委員会を8人とします』『これまで8人だった保健福祉常任委員会を9人とします』にする条例。こういうことも必要なんですって。

 

その他はあれですよ、選挙とかもあったし前回の議会開催からこれまで議会を開催する時間なかったので、区長判断で色々したことのご報告を4点ほど(区長報告 専決処分というやつ)。

 

1. 介護保険法が変わったことで港区の条例も変わります。第一号被保険者のうち所得段階が第1〜第3までの保険料が軽減されますので先に条例改正やっておきました。3月中に。

2. ↑このため一般会計で補正予算が発生しちゃうので計上しときました。

3. ↑この減額とか繰り入れ金の数字が補正予算で変わりますのでやっときました。

4. 港区立教育センター整備の工事のアレで、地中障害物の撤去費用が必要になったので足しておきました。

 

こんな感じ。

 

席替えがあるようなないような

とまあ、第19期の自民党さんはこんな感じの11名。

 

たまにはこういう画角も珍しくていいよね、ということで議場のお席についた時の絵面はこんな感じです。我々自民党さんの目の前には区長と副区長、そして部長級の職員さんがおります。対面してるような感じですかね。

 

小倉りえこ、前期と席変わらず。しかし議席番号は1つ若返ったの巻。不思議な気分。


 

簡単に言うとね、性風俗とかの出店抑制を目指してんすよ。その3

どういう方法で区域の半数の同意をもらいにいこうか、悩みに悩んだ挙句、『他の協議会さんで行なっていた署名をもらおう作戦』を実行に移す時がやってきましたの巻。

 

どうやって署名をもらう??

とある小分けにした狭い区域でまず活動してみようと決断をしたまではいいんですが、そこには4種類の住民事情がありました。多分、ここに限らずどこでもそうだと思うんだけども。

 

1. 土地の所有者だけそこに住んでいるパターン

2. 土地の所有者、テナント貸し含む住民ゼロパターン

3. 土地の所有者、賃貸で部屋をたくさん貸してるよパターン

4. 関わりがほとんどないがっつりマンション(ワンルーム含む)

 

どこがどのくらいどう反応してくれるのかを調べることを含め、書面に色々と説明書きをして署名用紙と返信用封筒を同封するという、ポスティング形式をとってみることにしました。もちろんお尋ねして説明できるところは直接署名をもらってみたりね。

 

まったく知らない人のところにピンポンして『すいませーん』と行くには、このご時世なかなか厳しい。明らかに不審者扱いをされることは容易に想像がつきやすく、トラブル最小限を考えてのポスティング。ポスティングにどれだけ意味があるのだろうか、そういうことにも不安を覚えながらも、とりあえずできることをできるだけやってみようと。

 

ちゃんと、どこどこ(屋号)の誰々というものです(区議会議員であることは書いてません)、返信先はどこどこまでと、個人じゃなくて組織ですよと信用に値できる宛先を示してですね。これが今の精一杯。

 

区民:区内に住所を有する者及び居住する者

 

今の条例を活用し倒す上で、『区域内の区民』『区域内の住民』と意味合いが非常にファジーであり、厄介であることは前々にも述べました。住民票は別のところにあるけれども住んでますということもあると同時に、住民票はここだけど別のところに住んでますということもありうる。というか実際ある。

 

しかも、一般の善良区民のひとりであるオレ、誰が住民票があって誰が住民票がないとか知りうる術がない。ひょっとしてテナントで入っているお店に誰か住民票を移している可能性もあるわけで、とにかく自宅ビル&店舗関係なくポスティング等でばらまくしか方法がないし。

 

気になるポスティング返信率

27%、0%、17%、11%、6%、30%、13%、50%、50%、43%

 

居住者用の部屋の多い少ないはあれど、土地の所有者以外もお住まいと想定されるマンションへのポスティングによる建物別返信率、こんなもん。知ってました。でも敢えてやってみた。

 

むしろ、全然知らない人であろう自分のお手紙を信用し、署名してくれた方々が少なからずいるということに感激すらしているわけです。ありがとう。『風俗店の抑制という趣旨にはとても同意なんだけど、会社の借り上げ住宅に赴任してる間だけ住んでいるから住民票はないんだ。ごめんね、がんばってね』というお手紙までもらったりすると、おいこういう優しい方のカウントをどう扱うべきですかと、区役所と運用ルール変更についてもっと協議せなあかん。

 

ちなみに、今の運用では『住民票がないからダメ』。うーん、いけず。

 

 

でもね、区域内全部にポスティングを行なったわけじゃなくて、こういう『直接苦情を入れます』という張り紙が出てるところは今回スルーしました。通報が恐ろしくて近寄れない。でもこういうところからも今の『区域内』ルール上は過半数の署名をもらう必要が出てくるわけで、どうアプローチしたらいいの教えて偉い人。自分としてはチラシでもなくパンフレットでもないと思うんだけども、興味ない人からすれば迷惑ゴミだもんね。わからないでもない。ごめんなさい。

 

マンションによってはね、ポストに何も入れてくれるなという意思表示をされているところもあるわけですよ。でも我々外部の人間にとってみれば、『人が住んでいない』のか『郵便物がここに送られないように対策をしている』のか、わからないわけですね。もし本当に空き家だったら、都心のワンルーム的な需要というものを考え直してみる機会なのかもしれません、誰かが。

 

ちなみに、4割の数のポストにシールが貼ってあり、ポスティングできそうなところから郵便物でパンパンで何も入れられないところは抜かして、実際にポスティングできたのは総戸数の1/4。そこから返信してくれた優しい方々もおりましたが、全体で考えると総戸数の3%しかレスポンスがない。つらぽよ。

 

あ、ちなみに住居無しと思われる建物のテナントさん向けにしたポスティング返信率は完全敗北の1割です。土地の所有者さんから同意もらったところのテナントさんには出しておりませんで、全部が全部にばらまいてるものでもないので、統計的にはちょっとダメな数字データでごめんなさい。

 

直接知ってる方たちからの同意取得率

例えば町会とか商店街とかご近所の方とか、直接知ってるところに説明と署名のお願いにいくと、ほとんどでご理解と署名をいただくことはできました。それってつまり、もう個人的なレベルで信用いただいてることもあるでしょうし、区議会議員のお役目も担ってるから悪いことはしないであろうと信用いただいてることもあるかもしれないし、基本『アンタ、誰!?』という初回のハードルを超えてるか超えてないかが大きく関わるものかもしれません。

 

いや、個人的なこと云々じゃなくて、そもそもたくさんの方々が元々感じてる&希望していることを実行しようとしていることだけだしな。『風俗店、超歓迎!』とかいう人が元々激少ないはずだし。そこは別か。ごめんなさい。

 

そうなると、地域の方達に全然サッパリ浸透もしてなければ、知られてもいない可能性とやらの方が大きくて、それはそれでちょびっとだけ悲しくもある。じゃあ個人的にとにかく目立てば結果オーライかというと、そこはちょっと違うような気がする。

 

と、まだこれから考えていかなきゃいけない話は次回につづく。


 

簡単に言うとね、性風俗とかの出店抑制を目指してんすよ。その2

正攻法で『麻布十番の商業地という広い地域に風俗店舗(特に性風俗)の出店を抑制できる法的強制力を持つとされる、今のところ唯一の解決法とされるまちづくり条例を活用しようじゃないか』というお話の続き。

 

どの範囲で法的強制力を持たせたいかの模索

その、いわゆる商業地と呼ばれるところがなんでもどんなお店でも出店OKですよとなっているので、その商業地と呼ばれるところ一帯にまるっと強制力を持たせたいわけです。『学校から300M以内のところとか元々ダメじゃない』とか言われますけれども、意外に狭いっすよ300Mって。なので、十番の商店街エリアと大雑把に呼ばれるエリアをまるっと選定してみました。

 

この広い範囲、すべて商業地&近隣商業地と呼ばれるところ。住所でいうと麻布十番1〜3丁目、元麻布も六本木も微妙に加わり結構広大。あ、もちろんまちづくり協議会と連携しながらですよ。個人で勝手にやってるわけじゃないこともご報告しておきますね。

 

それにしてもこの範囲の形、何かに似てる…。

 

ああ、これだこれだ。我も同じ気持ちである。我が生涯に一片の悔い無しと、我もそうありたい。

 

まず第1に『その区域の住民の過半数の同意を取ろう』

まず第1に、とか書いてみたけども、現状ここすらクリアできていないということは正直にご報告しておきますね。気合いだけではどうにもならんということがあると、皆さんにも知っていただきたく。

 

もちろん、区役所側とお話をし、愚痴をぶつけ、嫌味満載の文句を言い、そんな自分にでも区役所のみなさんは親身になって『こうしたらどうか』『ああしてみてはいいんじゃないか』とアドバイスをくれるわけ。

 

いいひとたち…。大人気なくてごめんなさい。

 

範囲が広すぎて大変でしょうから、まず小分けにされたらいかがですか?

この範囲の中に、どれだけの人口がいるのかを考えると、同意取得プロセスを経るのは非常に難しいわけです。だって、住民票の数字だけで何千人いるのかしらと気の遠くなる旅。そこで、『小さな範囲から始めて、徐々に拡大していったらいかがですか?』と区役所からのアドバイス。

 

むしろ、『同意を取る』という定義が不明。でもこのプロセスを確認すると『区役所が、ちゃんと住民の半数以上の同意ですね、と確認する作業が発生する』ということなので、どう考えても『どこどこの誰々さんは同意してくれました』という書面が必要となるはずなわけですよね。他のまちづくり協議会の事例を参考に署名をもらう算段をまずは取ってみようということにしました。

 

むしろ、これ以外で『区役所がちゃんと過半数であると確認できる方法における同意取得手法』を誰か知っていたら教えていただきたい。

 

やるんだったら効率の良い方法を考えて一気にどばっとやりたい感があったわけなんですけれども、いろんな不具合が例として区役所に伝えられるのであればそれはそれで材料になるかと、じゃあやってみましょうと。

 

しかも今のこのご時世、街に暮らす人々の人口構成やライフスタイルが変わり、人間関係が希薄になっているであろうと思われる中、まず『住んでる人の50%以上の同意なんかより、そもそも(付き合いが無い)人々にどうやってアプローチしたらいいの?』が問題です。

 

まずはお試しで小分けの範囲を決めました

ゼンリンさんの住宅地図をがっつり読み込み、できるだけ低カロリーで過半数の同意を取得しやすいかもしれないエリアを抽出したいと思いました。

 

ピンポイントの区画で過半数の同意をもらいにいくわけです。区長選挙の投票率が25%無く、先般の区議会議員選挙ですら35%という状況で51%を取りに行くことがどんだけしんどいか、住民のまちに対する興味が無いこの投票率ワーストワンの港区で、おりゃ果てしない勝負に挑み始めるわけ。

 

それであるならば、戦略を立てることが何よりも重要。できるだけ自分のことを知ってくれていそうな割合が高い上(話を聞いてもらそう)、全体のアプローチ数が少なくて低カロリーで済むかもしれないところ。住民(人口数)というところにまずは的を絞り、エリア内におけるマンション立地率の低いところをまず初回のターゲットにロックオン。

 

ほら、誰でもいいから署名ください(数だけたくさん欲しい)というものではないので、ターゲットをまず絞っていかないとならないわけですよ。十番の話をするのに、例えば品川とか田町とかのエリアの方の同意があってもダメじゃないですか。

 

ゼンリンさんの地図、すっごいいいところでページが変わるわけなので、その辺一帯をコピーして切りはりして…

 

ツギハギだけどツギハギに見えない、自分だけのオンリー地図を作成。こんなちまちましたことをですね、いつやってたかといいますと、1月とか2月とかの定例会前に自分の質問原稿作りながらちまちまとね。ああ、そういえば新しいゼンリンさんの地図買わないと。

 

とまあ、また長くなってしまうので、署名をもらいにいくプロセスとそれに伴う困難については次回に。


 

簡単に言うとね、性風俗とかの出店抑制を目指してんすよ。その1

先月の1週間ほどばかり、十番界隈でとにかくよく話をしていたのが『この麻布十番商店街というエリアの中で、風俗店の出店の抑制をしたいんです』ということ。先月に思い立ったわけではなくて、2〜3年前から考えて考えているわけですが、なかなかどうして高い壁がそびえ立っておりましてね。

 

『お前は正攻法でしかやれないのかよ』、そんなこともよく言われるわけですが、別にいいじゃないですか真正面からドスコイしたって。

 

なんで抑制したいのかという理由

商店街に商店街らしさを残したいから。そんだけ。麻布十番の商店街、今頑張らないと一瞬のうちに繁華街へまっしぐら。『すでに観光名所で繁華街じゃん』と感じる方もいるかもしれませんが、ほら十番って新宿とも六本木とも違うでしょう。今ちょうどハザマな感じなんですよね、下町商店街とシャレオツ感満載の住宅地と繁華街と(注:自分調べ)。

 

住む人に暮らしやすさを感じてもらえるのは、決して駅があるからでもなく、24時間のスーパーがあるからでもなく、24時間タクシーが捕まるからでもなく、人情味溢れる商店街という下町がベースになってるからだと思ってます。で、しかも今の麻布十番、目に見えるわかりやすい繁華街的なところと決定的に異なるのが、風俗店の数だと思うんです。

 

麻布十番商店街の広報誌、ちょっと前になるけれど2017年の12月号に同じことを書きました。麻布十番住所のほとんどのエリア、いわゆる商業地と呼ばれるところでありまして、お店だけじゃなくてマンションも多く人もたくさん住んでるわけです。でも商業地だから、基本どんなお店でも出店OKなのね。なので五反田化(別にdisってるわけじゃなく)してもススキノ化(別にdisってるわけじゃなく)しても法律上住民は文句が言えないわけ。

 

でもそういうお店増やしたく無いし、増えて欲しく無いし、商店街を中心に人が住みやすい街として未来永劫残していきたいのさ。自分が死んだ後もずっとね。それを今から整備したい。そんだけ。

 

解決方法はシンプルに3つ

1. 区議会議員として区役所に『条例作ってくれ!』とひとつも聞いてもらえないであろう訴えばっかり繰り返す

2. 区長になって『ここら辺一帯はそういうお店を作ったらダメです』とトップダウンでそういう条例とか作っちゃう

3. 港区まちづくり条例を活用して『地区計画』をボトムアップでじわりじわりと作る

 

正攻法でいくとこの3つしかなく、1はもう2年くらいやってナシの礫で、2はちょっとアレなので必然的に3になるわけです。でも時々勘ぐっちゃう。本当に残された3しかないんだろうか、方法は。

 

というわけで、小倉りえこは3を選んだわけさ(『港区まちづくり条例を活用したまちづくり(2017.10.27)港区のまちづくり組織(2017.10.31)』。いいかどうかはやってみないとわからない。むしろやっていく中で『この条例、不備があるのではなくて?』と改めて指摘するのもオツである、そんなニヤリもウィットも忘れずに。

 

ここが変なんですけれども、この条例

『こういうまちにしたい』という概念のまちづくりビジョンとやらを登録するところから始まるわけです。登録するには条件がありまして『登録した範囲の中で過半数の住民の同意を得る』という、母数がまったくわからない中で手探りで過半数の同意を取ってねという、わかりやすい机上の空論からできたであろう港区のまちづくり条例を活用した最初の壁です。

 

別に住民の同意を取ることは変じゃないですし、むしろそういうのは大切にしていかなきゃいけないことですよね。問題はそういうことじゃないんです。今の条例と運用上、明らかにどうしたら良いかわからない問題が2つありまして。

 

1. 住民票がある人だけ住民枠

2. 土地の所有者が賛同してくれても、そこにお住まいの例えば賃貸の住民の賛同も過半数に含まないとダメ

 

この運用、絶対おかしいって!変だって!と散々訴えているわけですけれども、過去何度だろ3回くらいは議会質問にも取り上げてみたりですね(『H30年度予算特別委員会 土木費(2018.3.8)』『一般質問の答弁をまとめたの巻。つづき。(2019.2.25)』『H31年度 予算特別委員会 土木費(2019.3.13)』。行政側からの答えも答えになってないし。

 

そこで、色々と机上の調べ物をするだけではなく、どれだけどのような事情で同意を取るプロセスがこのご時世&このご近所付き合いの希薄なトーキョーシティーで大変なのかをデータとして出し、行政とのディスカッションに備えようと考えてるわけです。選挙があったから断ち切れになっちゃってたけど。

 

あ、別に行政にケンカ売ってるわけじゃないんですよ。ほら、ここがこうでしょ、これがああでしょと、ただネチネチネチネチしてるだけです。こっちも真剣な上、必死ですからね。

 

そんな感じで、何をどうやって何をしようとしているか、次に続く。


 

収支報告というものがあります

選挙が終わるともうひとつ大切なお仕事があります。何においくらくらいかかったかとかいう収支報告という書類を出さなきゃならんくてですね。

 

これも4年前に経験したわけですけども、なんだろう、色んな面でとってもへんてこりんなフォーマットになっており、本当にこれでいいんだろうかという仕上がりになります。とっても不思議な出来上がりに。

 

ざっくり分けると2つ、収入と支出。これはいいです、普通だもん。

 

収入の部

収入はもちろん誰々からおいくらいただいたとか、政党に所属してると公認料として永田町からいただいたとか、自分の政党支部からお金を選挙資金用にお引越ししたりとか、そういうちゃんとしたやつ。

 

実はこれ以外、キャッシュじゃないやつも報告に載せなきゃならんわけですね。『多分いくらくらい相当の何々』的な。多分1000円分相当のお茶菓子いただきましたとか、おそらく2000円分相当のお茶菓子いただきましたとか、ひょっとして3000円分相当かもしれないお茶菓子いただきましたとか。

 

心のこもったお気持ちはプライスレス。それなのにお値段考えて付けなあかん。ちょっと嫌。ていうかお値段わかんないよね、つけらんない。でも正しくない可能性大な数字をつけなきゃいけない。

 

そこでちょっと思った。事前に『お気持ちはうまい棒だけで!』とかお願いしておいたら、収支報告の収入部分に『うまい棒(xx味)xx本』とか書いちゃってたのだろうかと。多分怒られるんだろうな、なんてニヤリと妄想。

 

支出の部

で、支出の方。何々においくらかかりましたというやつ。この中には2種類ありまして、『立候補準備』と『選挙運動』と、領収書の日付で異なるわけ。公示日前の領収書は『立候補準備』、公示日以降の期間の領収書は『選挙運動』。ちなみに明らかに選挙期間にしか使わない何かを事前に購入しても、日付が公示日前だから項目的には『立候補準備』。例えば、白い手袋とかね。

 

他にも例えば、なんだろう。公示日前にカッター買いに行ったら『立候補準備』、カッター使い続けてたけどやっぱりハサミの方が楽チンだよねと途中でハサミ買ったら『選挙運動』。

 

おい、誰かこの違いを明確に教えてください。

 

そんなことを考えていると、『立候補準備』と『選挙運動』に分けることで何をどう整理しようとして、何がどう明確になるのかがやっぱりわからないのね。

 

とっても不思議なことがひとつあります

あ、収入の方で『おいくら相当の何々』のご報告をしなきゃならんと書きましたけど、もちろん支出の方もあります。何に対してって、もちろん人に対して

 

ほら、選挙はボランティアとかも多くいらっしゃるし、お手伝いしてくださる方もいらっしゃるじゃないですか。でもそういう方々に対しても『無償の労働提供(おいくら相当)』っつーのを書かなきゃいけないわけですよ。そんで、それが足し算されて支出が増えるの。

 

なんかおかしくない??

 

例えば現金で1万円お支払いできるパターンがあって、10人にお支払いするとしたら1万円x10人=10万円の支出。これはわかる。ちゃんと書かなきゃいけないのもわかる。領収書切ってお支払いするわけだし。

 

じゃあ無償のお手伝いが20人いたとして、お一人おいくら相当の働きとするかは人それぞれ、例えば同じ1万円相当とした場合、1万円分の労働力(多分)x20人=20万円。

 

前者は実際のお金の流れがあって10万円支出。後者はお金ひとつも動かないけどなんとなく20万円の支出。これ、人件費の支出として書けっていうルール。人の善意でお金かかってないのに。

 

おかしくない??

 

1万円じゃなくとも、例え1000円分相当の働きとしても、20人いたら2万円。どうですかこのサジ加減は。いきなり支出額1/10。いくら相当の働きとするかなんて、明確な決まりなんてないじゃない。今のルールだったら1円だっていいし、1万円(労務者報酬最大額)だっていいわけでしょう。もし1円にしたら、『無償労働にしても安すぎないですか?』とか言って選挙管理委員会にケチつけられるのかしら。

 

変じゃない??

 

手引きの記載例にも書かれているんだけど、『無償労働は収入にも支出にも同じ金額書くのでプラマイゼロだからオッケーです』的な算段になってるぽいんだけども、実際金銭の流れがないのに数字だけ上がるのはいかがなものか。

 

とっても不思議なこと、もうひとつありました

選挙カーにかかった費用、記載しなくて良いと。前回の選挙の時にも『書かないでください』と言われてね。今回ももう一度確認しようと、前回提出したファイルを調べ直したけども、選挙カーの駐車場代は計上しても、選挙カーにかかった費用は入らないの。

 

ぶっちゃけ、これで数十万は支出がずれるよね。本当の支出額より、書類上の数字は全然少なくなるわけで。正しいような正しくないような数字、これが正しい収支報告なんですって。

 

ほんと、不思議。私たち候補者は誰に何を報告してるんだろう。