一般質問の答弁をまとめたの巻

一般質問まとめました。HPにも掲載。自分のためのメモでもあります。4年前にパイセンから言われた「まぁ経験してると色々とわかってくるよ」というアドバイスがありましてね、確かに過去の質問を改めて読み返してみると穴掘って埋まりたいようなことも多々ありますのです。

 

今回初めて「おい、お前のいっつも言ってる医療と国際化と地元愛的な質問はどこ行った?」と言われそうな、いつもとまったく違う質問になりました。小倉りえこ2期目、相変わらず毎日が模索の探検中。

 

1,000億円を貯める震災復興基金、使い道をそろそろ示してちょ

平成29年から始めた震災復興基金。最初にどかんと貯金して、あとはちょっとずつ(といっても毎年100億円)を貯めますねという震災復興基金。年度予算が数十億円とかいうレベルの地方の自治体からしてみればはぁ??というような取り組みなわけなんですけれども、いざという時のものなら貯めてて別にいいんです。

 

前倒し前倒しでせっせと基金を貯めてですね、令和4年度までに目指せ1,000億円。平成30年度末まで、660億円たまりましたと。順調ではありますね。ただ、この毎年100億円だか前倒しも含めてそれ以上とかあるわけですから、そっちに捻出することばっかり強要されて、必要な予算が各部署から削られてるであろうことがどうなんだい、という疑問は前々からあるわけ。別にいいんだけども。いや、よくないんだけども。

 

Q: 震災って書いてある以上、台風とか豪雨とかには使うことができないこの基金、使う時には23区内は同じくらいのダメージ受けてますよね、多分。そろそろ概念じゃなくて、具体的にどうやって何に使うとかそういうの発表してもらいたいんですけど?

 

A: 震災復興基金は、震災後の早期の復旧・復興を目指し、区民生活の再建、中小企業の業務継続 や商店街の復興、公共施設などのインフラの復旧を国や東京都の支援を待つことなく、区が速やかに実施するとともに、国の制度への上乗せなど、区独自の支援を実施するために活用いたします。現在、災害救助法や被災者生活再建支援法等に基づく国の支援制度の調査のほか、災害時に独自の被災者支援を実施した自治体での現地調査を行い、港区にふさわしい支援内容の検討を進めており、具体的な活用方法について、できる限り早期にお示ししてまいります。

 

(´-`).。oO(…なんだろうな、「小倉りえこにはとりあえず商店街ってキーワード盛り込んどけ」みたいな隠れた指示を感じる。とにかく、まだ調査中というところもどうかと思うんだけども、がんばってくださいとしか言えん。)

 

基金はもっと使っていいと思うんです、ただしちゃんとね

Q: どのくらい蓄えがあればいいんですかね?貯めすぎで使わないということはないと思うんですけど(多分)、目安ってものがないんですかね?

 

A:自治体の各年度の歳出は、その年度の歳入でまかなうことが原則であり、その例外として基金が認められております。港区では、借金に頼らない健全な財政運営をするために、積極的にこの基金制度を活用しております。財源不足等を年度間で調整する財政調整基金と、社会基盤の整備等特定の目的のために活用する特定目的基金があります。財政調整基金は、区民税等の経常的な収入を基礎として算定される、標準財政規模の5割以上を確保することとしております。特定目的基金は、(仮称)産業振興センターの整備をはじめ、施設整備に係る基金を今年度は 36 億円活用するなどして、財政負担を平準化しております。 今後も、将来の行政需要に備え、基金それぞれの目的を達成するために必要な残高を確保して まいります。

 

(´-`).。oO(…そうなんですよ、難しいんですよ日本語が。この手の質問の答えは1ミリも噛み合わないんですよ)

 

基金、ちょっと全体的に整理しなおした方がいいんじゃない?

Q: なんか色んな基金がありすぎて、でも内容が被っているようなものもあるわけですよね。というか、基金って各担当課のただの貯金箱と化してね?一度整理した方がいいんじゃない?

 

A: 区はこれまで、公共施設の整備、子育て支援など、特定の政策目的を実現するために条例で 基金を設置し、その趣旨に沿って計画的な積立てと効果的な活用を図ってまいりました。また、区債償還のための減債基金をはじめ、目的を果たした基金は廃止するなど、必要な見直しをしております。今後も、将来にわたり基金を効果的に活用できるよう、財政状況や社会環境 など区を取り巻くあらゆる状況の変化に合わせ、統合や廃止を含めた見直しを行ってまいりま す

 

(´-`).。oO(…あー、うん、へー、ふーん。確実に社会環境は変わってるんだけどね)

 

区長、「定住促進基金」は「定住」という表現がよくないと思います。

過去何度かこのお話というか、トピックをぶち上げては区役所の中の特にまちづくり関連部署に睨まれている小倉なわけです。区役所にしてみれば多分「アイツ、めんどくささMAX」または「アイツ、本当に自民党か」くらいの扱いの小倉なわけです。別にいいんだけど。

 

何がお気に召さないのかと言いますとね、「『定住』の定義がソチラ側とコチラ側で解釈違うんですけど」ということ。これに尽きる。定住と移住の意味の違いがあるんだかないんだか、人口が増えていくことに対して色々ともっとちゃんとしてほしいということなわけ。

 

コチラ側の多くは「定住は住み暮らし続けていくこと」だと思ってるというとこが前提ですよ。でも定住促進基金はちいばすや自転車シェアリング、歩車道整備や電線類地中化整備、何故か来年の東京 2020 大会のための道路整備に至るまで、いわゆる土木費とされる分野で大半が使用されていて、ちょっとどうかなと思うんです。

 

Q: そろそろ 30 年近く定住を促進してきたことによる人口増から発生した課題を解決するためにですね、教育や福祉を含む住環境や生活環境とか、区民として安心して住み続けられるための事業とかですね、総合的な基金として組織横断的に使ってほしいんですよ。まちづくり部門だけじゃなくてさ。

 

A: 定住促進基金は、区が定住促進対策の推進のために設置した基金で、主に都市基盤や交通環境の整備などに活用しております。これまで、電線類地中化整備、コミュニティバス運行、台場の地域交通の運行、自転車シェアリング推進、歩道及び歩車共存道路の整備などに充当してまいりました。今後も、社会情勢の変化に応じ、良好な市街地環境の整備に向けて、基金の目的に合致した事業に、効果的に活用してまいります

 

(´-`).。oO(…これはちゃんとしたQ&Aですか、教えてエライひと。別に潰せとかなくせとか言ってるわけじゃないんですよ。区が言う定住って定義がズレてんですよ…と自分の方がズレている可能性については棚にあげとく)

 

 

というか、全体的に言葉が難しくて、文字を目にすることなく耳だけで聞いてても、ひとつもピンとこない。そういう特性だから仕方ない。

 

続く。


 

動画を編集してみたテスト

どうも、12日から議会が始まっておりまして、10/10まで約1ヶ月やってる予定です。そんな中、一般質問を機会をいただきまして、せっかくなもんですから動画を撮って編集してみました。記録というか記憶というか、なんかこんな感じで議会ってやってるのね的にふーんって思ってもらえるだけで十分です。

 

 

港区議会のHPからでもライブ配信と録画配信もみられるんですが、ちょっと違う感じでなんか記録に取っておきたいなーというか。へたっぴだけでも動画編集って楽しい。質問8問のうちの1問だけしかできなかったけれども。

 

 

先週金曜日の一般質問、3連休で昨日区長答弁を文字で改めていただいたので、近いうちにまとめようと思いつつ、残りの質問動画もちゃんとしておこう。近いうちに。


 

9/12から定例会が始まりますの。

とある偉大で敬愛する漫画家さんの、『おばちゃんになって失うものは、何よりもウエストである』的なことが最近心に刺さりまくっている小倉です。どうも。ウエストの他に失うことがあるとすれば、多分羞恥心。いろんな意味で図太くなるんでしょうかね。ごんぶとであれ。でも繊細。

 

さて、来週から区議会定例会が始まります。もうこれをお伝えするのも5回目になりますかね、9月の定例会は前年度の決算を評価していく『決算特別委員会』というのがセットでありまして、約1ヶ月の開催になります。

 

議員のお役目というものをいただいて2期目5年目、みなさんのご期待どおり相変わらず『議員ってなんだろうね』という素朴な疑問が頭の中を駆け巡ることが止まることはなく、人によっては『アナタ、病んでるのね』なんて言われてもまあ別に仕方ないかなんてあっけらかんに思う始末。『自分こそ議員に向いてる!』とか『天職だ!』くらいに思ってる人の方が明らかに多いかもしれない中で、まともな神経を保つ方が難しい。

 

せめて体調だけは整えようとよく寝て、よく食べる。そりゃウエストを失っていくわけだ。夏バテはないけど胃もたれはある。私のウエストお譲りします。私の本来のウエスト探しています。

 

さて、議会というものはとっても摩訶不思議な場所で、摩訶不思議なお作法があるのもこれまた摩訶不思議。『そういうものだ』と言われるものに対して疑問を持つ人がいるのかいないのか知らないけども、『そうは思いませんね』ということを言うと、未だにやれ素人だやれ非常識だの雨あられ。

 

私の常識はアナタの非常識。

アナタの常識は私の非常識。

 

さて、これに正解はあるのかどうか。フェルマーの最終定理もポアンカレ予想も解かれてるとかそんなんだし、でも『議員ってみんなどこかしら中二病』と、自分も含めて個人的な正義がなんらかしらにあって、それぞれがパラレルワールドで活動してると考えると次元の異なる宇宙の広大さに胸がときめくわけであります。

 

ま、自分が決して正しいと盲信しているわけでもなく、むしろなんでここまでこだわるんだろと疑心、オチも無いどうでも良い話は置いといて。

 

令和元年第3回港区議会定例会

9/12からの定例会でまた『区長・教育長に伺います』という一般質問の機会をいただきました。自民党さんの代表質問はこないだまで議長やってた池田こうじ議員、それが12日。自分の一般質問は翌日で13日。13日の金曜日。あら素敵じゃないの。ジェイソンっぽい質問すればいいのかしら、なにがジェイソンぽいかわからんけども。想像するに、狂気で凶器振り回すみたいな大人気ない感じ?

 

議員活動の中で、ひとつだけ自分で自分を褒めてあげたいところがあってですね、何かというと『早めに質問原稿書きあげちゃう』というとこでして、いやいやいやいや、そんなちっちぇー事かよと思われるんでしょうけどもね。

 

今回の定例会の質問通告の〆切は来週月曜の9/9正午。今日金曜日ですけど、もう今週早々にはほぼ終了。区長・教育長への質問だけど答弁を書く各担当課に『質問ですどうぞ』と、早く出すと区役所が喜ぶっていうから役所の働き方改革に米粒ほど貢献をしているつもりです。

 

ただ、区役所にしてみればめんどくささMAXであろう質問を放り投げることになるので、働き方改革への貢献度は頭を悩ませる分プラマイゼロ、むしろマイナス。おじゃん。

 

仕方ないじゃないですか、登壇は13日の金曜日だもの。そういう巡り合わせなんですよ。最終的には駆逐されるんでしょうか、映画みたことないけど。

 

さーて、来週の定例会は?

小倉りえこです。

1. うわっ…お金、溜まりすぎ…?

2. お外で遊びたいでちゅ

3. 快適な環境が教育を救う

4. 芸術は爆発だ!

の4項目8質問でお送りします(予定)。


 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。  

 

1. 港区立芝保育園で発生した汚水逆流事故について

えー、昨年末に発生した保育園内のトイレが逆流しちゃって浸水しちゃってそれはもう大変だった件なんですけれども、原因が判明して対処して復旧経費も分担確認できて、色々解決したのでご報告しますね。事故原因は保育園と、保育園が入ってる都営住宅の汚水管が共用になってて、この共用汚水管の経年劣化が想定以上に進行してて、都営住宅から混入した異物が詰まらせたことです。

 

費用もそうですけれども、こういうことが今後起こらないようにですね、都営住宅の管理者である東京都住宅供給公社が汚水管の分離工事をしてですね、費用もあちら持ちとなってますので。

 

Q: なんせ古い建物ですし汚水管以外にも古くなってるところあるんじゃないの?、移動した園児達は全部で何人?、港区の素早い対応が素晴らしかったですね、この件は受け入れてくれるところがあったけども他の園でこういうことがあったら代替園ってあるのかしら、保護者への説明はしっかりされてたんですよね、都営住宅は古いから改修工事してたと思うんですけどこういう情報はもらえてなかったの?、など。

 

2. 病児保育事業の定員拡大について

えー、「病気の回復期等により、保育園での集団保育が困難な乳幼児を一時的に預かる病児保育事業」の定員を11月から拡大しますね。

 

Q: まだ足りないんですよね…、小児科開業の際に病児保育の誘致はできないもんなんでしょうかね、1施設あたりの依託費って4000万くらいするの!?、7月と1月に利用者多いんですね、周知も並行にね、など。

 

3. 令和元年第3回港区議会定例会提出予定案件一覧について

えー、来週からの定例会の予定案件なんですけれども、来週本番の審議にあたらない程度の質問とかございませんか、資料要求とかもございませんか。

 

Q: なーし。

 

4. 特定天井耐震化工事に伴ういきいきプラザ等施設の一部利用休止について

えー、建築基準法施行令とかに基づいてですね、施設の天井の耐震工事しますね。でもその施設工事中の時はもちろん利用休止になりますので、ご承知おきくださいね。

 

Q: 工事って比較的長期になるからその間の代替え施設ってあるのかしら、など。

 

5.  港区保健福祉基礎調査について

えー、区のいろんな計画を考えていくのに必要な基礎調査をやります!

 

  Q: これで何回めの調査でしたっけ?、回収率あげるための働きかけとか改善する点とかありますよね?、など。

 

6. 高齢者民間賃貸住宅入居支援事業に関する協定の締結について

えー、住み替えが必要で新たな住まいに困窮する高齢者世帯を支援するため、という施策を港区でやってるやつですけれども、これまで協力していただいてる宅建業会さんの他に全日本不動産協会さんとも協定を締結をしましたのでご報告。  

 

Q: これまでの成約件数ってどのくらいなの?、成約数少ないよね…、成約まで至らなかったことをちゃんと分析してるの?、というかどういう団体さんなの?、など。

 

7.  令和元年度生活保護基準の改定等について

えー、10月1日から基準の見直しとかが実施されますので、そのご報告です。

 

  Q: この改定で影響がある人のだいたいの人数とか割合とかは?、とにかく資料の説明文が変なのよおかしいのよ、など。

 

8.  港区保育園入園基準(保育利用調整基準)の一部改正について

えー、いろんな方からいろんなご意見のある保育園の入園基準なんですけれども、2点修正することにしました。ひとつは「復職後に1日6時間以上の勤務又は1日2時間までの勤務時間の短縮をする場合は正規の勤務時間により判断することにします」。

 

ふたつめは同一世帯に保育園の必要性の認定を受けていない児童がいる場合(同一世帯内に保育園の入園申し込みをしていないものの、施設等利用給付認定を受けている兄弟姉妹がいる場合は除く)(入所申し込み可能月齢に達しない子、介護・看護の対象児等は除く)、マイナス1点です」。

 

  Q: 今回の改正で他にどんなことが検討されました?、転園を希望する人が調整指数マイナスってのはちょっとどうにかした方がいいと思いますよ、説明するにもまず制度自体が難しいよね、など。

 

以上。

 


港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。  

 

1. (仮称)南青山二丁目公共施設整備計画の整備スケジュール変更について

えー、平成21年に土地を取得してから近隣への説明に非常に時間を要しまして、みなさんにご理解をいただくようがんばってきました。延びに延びておりますところ、さらに延びます。障害者グループホーム、開設を令和5年1月目指してがんばります。6月に近隣町会から要望書をいただきまして、一歩一歩ですが前に進んでおりますことを報告しますね。

 

Q: 町会からの3点の要望って予算から大きく外れたりすることあるのかしら、進んで本当によかったです、区民共同スペースをたくさん活用して欲しいですね、地域の理解ある施設にしてもらえたらと思うのでがんばってください、など。  

 

2. 港区立障害者支援ホーム南麻布及び港区児童発達支援センターの愛称について

えー、南麻布4丁目に整備してる↑の施設なんですけども、6月に愛称を公募してまして決定したので報告しますね。港区立障害者支援ホーム南麻布はホーム南部坂ありす、港区立児童発達支援センターはぱおに決まりましたよ。  

 

Q: 今回の報告内容とは全然関係ないんだけども入所説明会に何人くらいきたの?など。  

 

3. 年金生活者支援給付金について

えー、10月から年金生活者支援給付金が国から支給されます。老齢年金生活者支援給付金は区内対象者約21,600人、障害者年金生活者支援給付金・遺族年金生活者支援給付金の対象者は約1,800人です。

 

Q: これ本物の給付金で詐欺ではないわけですけどもちゃんと対応してもらえたらいいな、請求漏れの人に救済措置的なものあるの、なんか受け付け期間が2ヶ月間とか短すぎるわよって国にちゃんと伝えなさいよそもそも制度が矛盾してんのよ、など。

 

4. (仮称)港区子ども家庭総合支援センター整備の検討状況について

えー、8月2日と3日に↑施設の工事説明会もあることですし、いよいよ動き出す感じでこれから頑張っていきますよろしくどうぞ。

 

Q: 工事説明会のお知らせが来ないとかそういう近隣地域がないようにしてほしいわ、東京都と児童相談所設置について話し合いしていくわけだけども色々大変そうだけど大丈夫?、など。  

 

5.  子育てのための施設等利用給付(幼児教育・保育の無償化)についての区の対応について

えー、前の委員会で認可保育園とか区立保育園とかそのあたりのご報告をしましたが、今回は認可外保育園とか認証保育室とかの無償化の考え方をご報告しますね。港区は元々独自で助成をしておりますので、今回の国のやり方そのままを踏襲すると保護者負担が増えちゃうんです。なので、独自助成システムをそのまま継続していきます。

 

 

Q: 認可外保育園の死亡事故とか港区であったりするのかしら、無償化になることで責任感が無いかもしれない認可外が増えることになっちゃうかもしれないのが心配だわ、立ち入り調査とか検査とかそういうの考えたりしてるのかしら、保護者側だけじゃなくて対象になる園側にも手続きとか事務作業のレクチャーしてあげるといいんじゃないかな、など。  

 

6. (仮称)港区手話言語の理解促進及び障害者の多様な意思疎通の推進に関する条例の制定に向けた基本的考え方について

えー、手話が言語であるということの理解促進、多様な障害特性に応じた意思疎通のためのいろんな手段の配慮、区民や事業者の協力による普及啓発や理解促進、という3つの柱で進めていきたいと思います。よろしくどうぞ。

 

という報告を先月したと思うんですけれども、説明会開いてパブコメとりましたのでご報告まで。説明会には48人参加(意見要望33件)、パブコメは14名から(意見要望36件)です。

 

以上。


 

あ、そうそう、7月ですから報告書作って掲載しておりますのでお知らせまで。

 

以上


ごはんとおかずの考え方のお話

さて、先週末で区議会定例会が終了しまして、港区議会のウェブサイトにも議案の結果とか賛否状況とかそういうの載ってます。本日は上程された議案の中のほんのひとつのことなんですけれども、自分の頭の整理のためにも10月から始まる保育園とかの無償化のお話の中のひとつのことを少し。

 

あっ、区議会事務局のみなさんがですね、頑張っておられるわけですよ。Facebookページもございますよ。お知らせまでね。

 

 

PDFでいろんなの頑張って掲載しているので、みなさんもですね、是非区議会事務局のみなさんの頑張りをですねしっかり見たってください。…ほら、役所のみなさんも人事異動とかあるかもしれませんし?

 

幼児教育・保育無償化による財政負担

さて、10月から無償化が始まるわけですけれども、自分今は保健福祉の委員会なもんでそこでかかった議案のひとつを頭の整理のための復習をします。よろしくお付き合いください。

 

↓これ、この議会の審議用資料のひとつでしてね。今までとこれからがどうなるのか、財政的な観点で今までとこれからがどうなのかというものでございます。とりあえず保育園の話ね。

 

何がどう無償化になるかという前に、これまで誰がどの部分をどのように負担していたかという図ですね。

 

とりあえず、上が私立、下が公立の保育園のお話。んで、左が現行、右が10月以降という図です。保育園とかに関する経費は、『施設の用地購入や施設建設費と運営費、建設に要する経費は今までもこれからも公費負担とすべし』という考え方です。基本的に。

 

んで、私立と公立ではその費用分担の担当が違うんですね。私立は国と東京都と区。公立は全部区。

 

公定価格というのはいわゆる国が定める料金的なもの。

 

でも国の料金的なものは区が考える料金的なものより高いわけ。だからその差額を区が補填してると。

 

保護者にお願いしている負担

港区は現在においても、保護者の負担能力に応じた保育料をお願いしておりますね。この保育料の使われ方は、人件費(保育士人件費など)、管理費(保健衛生に関する経費など)、一般生活費(給食費、保育材料費、日常的な諸経費など)、つまり、利用される保護者のみなさんにも『いろんなことの一部を一緒に支えてください!』と、そういう感じです(たぶん)。

 

 

そこが10月からの無償化になるとですね、その保護者負担というのがスッパリと無くなる方向であるわけでして、当然区としての収入はその分減ります。これまで人件費とかそういうのに当ててきた収入が減るわけで、億単位で減ります。

 

ざっくりこんな感じです。え、ざっくり過ぎ?

 

3〜5才の保育料はゼロ円に(これまで3才月額最高32,600円、4〜5才月額最高26,000円。生活保護・非課税世帯はもともとゼロ円)。

 

ただ、保育料はゼロ円になりますが、保護者のみなさませめて給食費は別途ご負担いただけませんかとお願いすることになります。この『港区立認定こども円条例及び港区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例』は全会一致で賛成されました。給食費、月5,000円はいただきたいですと(段階で給食費も無償になるご家庭もございます)。

 

ごはんとおかずのお話

で、この給食費のお話がとても不思議ででしてね。港区では高齢者や障害者の各種サービスや学童でも、食事提供などに関する経費は実費徴収しているわけで、別に給食費をお願いすることが不思議でもなんでもなくて。ごはんとおかずの考え方が不思議なんです

 

これまで、保護者負担に主食費(要はお米orパン?代)というものは元々お願いをしていたわけなんです。で、副食費(要はおかず代)は別扱い。枠としてですよ。なんでこれ主食と副食ってわけるんだろうかと。

 

なんか昔からずっと分けられているようで、聞いたところ昭和24年に始まった保育所給食制度というものからずっとそのままになっているようで、多分おそらくそれって結構な数のおうちは自前で田んぼとかあってお米は自分とこでどうにかなるもの的な考え方があったからっていう。そういえば、よくよく思い出すと遠足とかキャンプとか『お米は自分で持ってきてね』的な話があったとか聞いたことあるような。

 

それが平成も終わり令和が始まり、今の時代でこれを分けなければならない理由ってのがなんだろうなって不思議に思ったお話。ごはんとおかずはもうセットでいいんじゃないですかねってシンプルに思っちゃった話。


 

大抵の議会には『議会だより』的なものがありましてね

どうも、港区議会定例会絶賛開催中です。最近モノ書きが少ないとお叱りを多方から頂いておりまして、いや本当にまったくもってさーせん。本日のネタは『区議会だよりの表紙の写真超募集』です。素敵なお写真、通年で絶賛募集中

 

えー、私気がついたら区議会だよりの編集委員というお役目を担ってぶっちゃけ何年でしょうか、多分4年くらいはやってんじゃないかと思うんです。自民党さんを代表して区議会だよりの自民党担当をね、やっとるわけですよ。コツコツと。いいんですよコツコツは、地味なもの大好きですよ。

 

何をどうコツコツかと言いますとですね、大きく分けて2つのコツコツでして、↓のこの一行にぎゅっと凝縮されてるコツコツです。文書と画像。自民党さん全員分おまとめ係。それがオレ。

 

区議会だよりの紙面には限りがありますので、その中で色んなご報告だったりをしなければなりません。年4回発行されるわけですから、それはつまり議会が開かれるタイミングなわけでして、『こういう質問しましたよ』という各会派のまとめが載ります。それを割り当てられた行数と文字数にまとめなさいよと、そういう担当です。あっ、画像も何点準備するかも決められてます。

 

そこで登場するのが『区長答弁』。区議会だよりと区長答弁の関係は以前にもちょこっと綴ってあるのでそっちを参照(「だより、だよれば、だよられろ(2018.12.5)」、「区長答弁とは(2018.12.7)」)。

 

本題:区議会だよりの表紙をあなたの写真で飾りませんか?

表紙の写真、つまり↑こういうやつやで。

 

風景画じゃなくて、それっぽいのもあるんやで。

 

でも風景が素敵やろ?でも応募があったりなかったりもするんやで。ちょっと寂しいやろ?特に明記はないので、誰でも応募できるんやで。素敵やろ?

 

しかもな、採用率とっても高いで。

 

応募要項

↑ちょっと募集要項的なやつが今年の初めのやつからひっぱってきたので古くてごめんなさいなんだけども、基本はコレ。

 

テーマ: 港区のどっか素敵な風景

写真規定: 横向き写真(とっても重要)

応募規定: 5MB以上のJPEGをCDとかそういうのに焼くなりして郵送

必要な情報: 最低限、お名前と写真のタイトルは欲しいところ(個人の主観)

NGなやつ: 人の顔とかばっちり写り込んじゃってるやつ

 

え!?メールとかそういうので送れないの?』という疑問がでてくるでしょう、そうでしょう。前に聞いたことあるんですよ、メールで募集すりゃいいじゃんと。わざわざ郵送とかってめんどくさいから応募少なくね?と。

 

そしたらですね、メールはですね…区役所で受けられる容量的な問題で…(おそらく5MB未満)と、いかにもお役所な規定があるというのでこれはいたしかたなく、『撮影場所とかそういうのも必要なの?』なんて聞いたらですね、あまりにも素敵な写真とかだと読者から場所はどこなのと問い合わせがあることもあり…と、色々あるみたい。

 

で、次にいつ発行するかというと、多分8月あたり。遅くても9月1日。バックナンバーみてるとそんな感じ。急募:夏っぽい写真。別に夏っぽいやつじゃなくてもいいけど、夏っぽい方が夏らしいよね。

 

区議会だよりはみなさん頼り

区議会のウェブサイトやで。右下あたりに区議会だよりってあるからそこを全力でクリックや。

 

もし、素敵なお写真お持ちの方、素敵なお写真を撮るのが好きな方、素敵なお写真これからとってみようかしらという方、是非応募してみてくださいね。もし区議会議員の知り合いとか、区役所にお勤めの知り合いとか、その人にデータ渡して『区議会だよりに応募しといてくんない!?』という技も無きにしも非ずということもほのめかしておきます。

 

応募お待ちしております。お問い合わせはお気軽に区議会事務局まで(03-3578-2920)。7/15くらいまでに到着する感じで送ってくれると、すっごい喜ぶ。はず。


 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は19期港区議会最初の常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。保健福祉→総務→区民文教→建設と、前期1年ずつすべての委員会を経験し、5年目は保健福祉リターンズ(4年ぶり2回目)。

 

そのうち港区議会ウェブサイトの委員会のところにPDF資料が掲載されるはずですのでお知らせまで。数日以内かなあ、1週間以内かなあ、ちょっと忘れました。

 

1. 生活衛生システムの導入について

えー、食品衛生とか医務とか薬事とかを管理してるシステムがあるんですがね、それをまるっと再構築して一元的に管理できるようにしたいんです。今使ってるシステムの保守サポートが終了し、メジャーなOSに対応してないので、いい機会だと思っておりますです。

 

今後の予定では、来週から始まる定例会でソフトウェア購入議案を出しまして、それが議決されたら7月から委託開始して12月本稼働していきたいです。

 

Q: これやることで区民サービス全般の向上っていうのはイイよね、どのくらいの効率化が見込まれるのかしら、情報管理は大丈夫かしら、保守サポート終了で変更というポリシーということでいいのかしら、など。

 

2. 未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時・特別給付金について

えー、今年10月の消費税率引き上げに伴い、臨時・特別措置として給付があります。児童扶養手当の支給対象者であって、これまでに法律婚をしたことがない人(いわゆる『未婚のひとり親』)に対して、本年度に限り児童扶養手当に17,500円上乗せしますね。港区内の対象者は約260人です。あっ財源は国からです、国。

 

今後の予定は、来週からの定例会で補正予算案だして議決されたら7月から周知とかして、実際の支給は審査してから来年1月です。

 

Q: 周知はどうやって?、港区の人口増えてるけどこの対象者ってここ数年で増えてるの減ってるの?、10/31の基準日とやら前後で他区転入・転出の場合の対応って?、審査って形式審査なのか実態審査なのかどっち?、児童扶養手当時代の支給タイミングとかの改善は?、など。

 

3. 私立認可保育園の開設について

えー、来年になりますが4月開園予定の私立認可保育園が5園ありますので、そのご報告を。

 

Q: 人口増加で保育園利用も待機児童も増えると思うけど試算とかしてる?、マッチングで情報提供ってどのくらいあるのかしら、お散歩安全点検ってどうなってる?、ガードレールとか信号とか都道や国道って全然進まないのよね、そこらへんでやる工事とか学校には連絡いったりするけど保育園って連絡いってないんじゃないかな、など。

 

4. 幼児教育・保育無償化への区の基本的な考え方について

えー、港区での基本的な考え方をまとめましたのでお知らせまで。港区ではこれまでも『給食費は保護者が負担すべき経費』と考えておりまして、ご理解のほどよろしくお願いします、です。

*なお、港区では高齢者や障害者の各種サービスや学童でも、食事提供などに関する経費は実費徴収しております、です。

 

Q: 給食費の滞納ってどのくらいあるの?、保育料収入の影響ってどのくらいあるんですかねやっぱり減収ですよねえっ年間7億円もですか!?、0〜2歳への支援を手厚くしていただきたいわ、など。

 

5.  令和元年第2回港区議会定例会提出予定案件について

えー、来週19日からの定例会、これこれこういう議案が予定されてるので、本日は審議にあたらない程度で資料要求とかよろしくどうぞ。

はーい。

 

6.  都営北青山三丁目団地建替に伴う青山保育園の移転日及び、赤坂子ども中高生プラザ青山館の開設日等の変更について

えー、多くの方がご存知のように、都営北青山三丁目団地が建替となりまして、その新しい建物の1階に青山保育園を、2階に中高生プラザを開設するわけです。東京都と締結した協定書で施設の移転が来年1月1日としていたんですが、東京都が埋蔵文化財とか設備工事の入札不調とかそんなで開設が2〜3ヶ月延期になりますごめんなさい。

 

なお、青山保育園は3/1開設、中高生プラザは4/1開設です。よろしくどうぞ。

 

Q: 埋蔵文化財についてもうちょいkwsk、お知らせはどうやってしてくの?、時期は遅れちゃいましたけどちゃんと進んでいるという認識でいいんですよね、など。

 

7.  (仮称)南麻布四丁目特別養護老人ホーム入所者募集等について

えー、来年3月に開設予定でして、新たに100名が入所できる施設になります。今回この施設ではですね、既存の特養と別に入所の申し込み期間と順位名簿の有効期間を作ることにしました。スムーズに、なるたけスムーズに入所してもらえるようにの策ということでよろしくです。

 

Q: 地方の事業者は港区の地理とかに不慣れだからそういう支援もよろしくね、既存の施設で4月からの申し込みと入所状況ってどういう感じになってるの?、お部屋の問題なのはわかるけども入所の男女比の差をもっと改善してもらいたいわあ、など。

 

8.  港区立障害者支援ホーム南麻布入所者募集について

えー、↑の特養と同じ複合施設にですね、障害者支援ホームもできるわけですよね。こちらは40名の入所となりまして、7/1〜8/2まで募集期間を設けますね。入所者募集の説明会も行いますよ。

 

Q: 周知の仕方はどうするのかしら、入所に関する検討委員会の人数構成とかはどうなってるのかしら、全体で対象者ってどのくらいいるの、など。

 

9. (仮称)港区手話言語の理解促進及び障害者の多様な意思疎通の推進に関する条例の制定に向けた基本的考え方について

えー、手話が言語であるということの理解促進、多様な障害特性に応じた意思疎通のためのいろんな手段の配慮、区民や事業者の協力による普及啓発や理解促進、という3つの柱で進めていきたいと思います。よろしくどうぞ。

 

Q: 聴覚障害者の人数とか手話を使う人の人数とか把握されてるの?、手話って動きとか方向とかそういうの大切だよね、「合理的配慮」ってつまりどんな感じで何するのかしら、「努力義務」と「義務」ってどう考える?、など。

 

以上。


令和元年度 第1回 港区議会 臨時会

さて、本日は1日だけ臨時の議会が開かれました。何をするためかといいますと、議長とか常任委員会のメンバーとか決めましょうねというやつがメイン。定例会とは立ち位置が異なるので、代表質問とか一般質問とかそういうのはありません。それは来月の定例会で。

 

4月の末に選挙があったでしょう。んで、5月1日の令和の始まりと共に当選した議員の任期が始まるじゃないですか。で、本日は29日。いくら世間一般的に10連休というものがあったかどうかは別として、アンタらこの1ヶ月近く一体なにしていたの?ということをよく聞かれます。ええ、よく聞かれます。

 

ちなみに4年前はそんなことにこんなこと書いてました(『毎日何をしているのかと(2015.5.13)』)。

 

会派(いわば活動グループ)の中で人事を決めたり話し合うことも多々あるわけですけれども、それ以外に全体でというと『代表者会議』というもので色々と話し合いが進められておりましたよ。

 

会派

港区議会の自民党さんは自民党さんのみんなで自民党議員団っつー1つのグループを組んでるわけですね。とある政党はその政党で固まる方が、まぁ色々と便利なこともあれば不条理なこともあるかもしれないけれども、意見は統一しやすいしそんなにそれぞれ違うベクトルに向かってるわけでもないし、つまり便利なわけです(多分)。なので、政党に所属する議員さんでそういう風に組むとこは少なくありません、というかほとんどそう(多分)。公明党さんとか共産党さんとかもそんな感じよね。

 

でも場所によってはひとつの政党でも会派(活動グループ)は複数のとこもあるし、ひとつの政党の人達だけじゃない人も入って会派作るとこもあるし、色々な大人の事情もあったりなかったり、外側からみると色々とややこしくてめんどくさいこともあります。

 

そうですね、例えると

 

犬好きグループ →小〜中型犬派 + 大型犬派にケンカ別れ

犬派 + 猫派 → モフモフ大好き会派の結成

 

こういうこともあるわけです、多分ね。ちなみに港区では3人以上の仲間作ると会派の中でも交渉会派という枠になり、人事の役職を割り振られたり定例会で代表質問ができる権利が発生します。

 

代表者会議

で、代表者会議というものがこの1ヶ月くらいの中に3回だったかな、今日入れたら4回だったかな、ありましてね。各会派から代表者を出して(幹事長だったりそうじゃなかったり)色々と決めること決めちゃいましょうねという会議をやっておりました。4年前も傍聴したので今回も傍聴をしたりですね。

 

で、どんな話で何を決めたかというと

 

– 議長とか委員長とかの選出方法どうする?

– 選挙で議員のメンバー変わったから部屋割りどうする?

– 会派結成の〆切過ぎたのに会派結成届出しましたって、なんでもアリなん?

– 議席とか議席番号とかこれでいい?

– どこの会派がどこの部屋使う?アンタら人数の割に広くね?/狭くね?

 

…まぁこういう類の話ですかね。でもこういうところでルールが決められないと、わがままいっぱいの軍団しかいなくなっちゃうからいいんです。

 

臨時会

第19期の港区議会。議長は自民党さんの二島豊司議員が選出されました。34人の代表として頑張っていただきたく、一応ワタシも自民党さんの端くれでもありますゆえ、微力ながらも協力できたらと思います

 

例えばですね、↑議長席の隣にあるこの旗をですね、

 

素敵なお写真がビシッと撮られるであろうから、臨時会始まる前に議場に行ってビシッとチェックして、ビシっと区旗を直してあげたりですね。旗がシュッとなってるとかわいいじゃないですか。ほら、かわいいはジャスティスですし。

 

で、当然のことながら『そろそろ来る頃だと思ってました!』と議会事務局さんに待ち構えられるという、その程度の気恥ずかしさはダメージゼロ。

 

趣味。議場の旗直し。どうも、小倉りえこです。実は今期の自民党さんの副幹事長を仰せつかっております(←オファーされた時は小倉家家族会議を開くほどの重大な案件でしたよ)。

 

臨時会、肝心の中身

– 議長/副議長選び

– 常任委員会/運営委員会のメンバーと正副委員長選び

– 議員選出監査選び

 

という人事割り振り的なやつの他、

 

港区議会委員会条例の一部を改正する条例』というものを可決したり。これは何かといいますと、常任委員会って4つありましてね、総務保健福祉建設区民文教と。それぞれ条例で各委員会の定数というものが決まってるわけです。なになに委員会はどこの会派から何名とか、そういう事情を足し算引き算すると今の条例で決められてるはずの9人のところが8人になったり、8人だったところが9人だったり。その数字を実態に合うように変えましょうねという条例改正。

 

えーと確か、『これまで9人だった総務常任委員会を8人とします』『これまで8人だった保健福祉常任委員会を9人とします』にする条例。こういうことも必要なんですって。

 

その他はあれですよ、選挙とかもあったし前回の議会開催からこれまで議会を開催する時間なかったので、区長判断で色々したことのご報告を4点ほど(区長報告 専決処分というやつ)。

 

1. 介護保険法が変わったことで港区の条例も変わります。第一号被保険者のうち所得段階が第1〜第3までの保険料が軽減されますので先に条例改正やっておきました。3月中に。

2. ↑このため一般会計で補正予算が発生しちゃうので計上しときました。

3. ↑この減額とか繰り入れ金の数字が補正予算で変わりますのでやっときました。

4. 港区立教育センター整備の工事のアレで、地中障害物の撤去費用が必要になったので足しておきました。

 

こんな感じ。

 

席替えがあるようなないような

とまあ、第19期の自民党さんはこんな感じの11名。

 

たまにはこういう画角も珍しくていいよね、ということで議場のお席についた時の絵面はこんな感じです。我々自民党さんの目の前には区長と副区長、そして部長級の職員さんがおります。対面してるような感じですかね。

 

小倉りえこ、前期と席変わらず。しかし議席番号は1つ若返ったの巻。不思議な気分。


 

収支報告というものがあります

選挙が終わるともうひとつ大切なお仕事があります。何においくらくらいかかったかとかいう収支報告という書類を出さなきゃならんくてですね。

 

これも4年前に経験したわけですけども、なんだろう、色んな面でとってもへんてこりんなフォーマットになっており、本当にこれでいいんだろうかという仕上がりになります。とっても不思議な出来上がりに。

 

ざっくり分けると2つ、収入と支出。これはいいです、普通だもん。

 

収入の部

収入はもちろん誰々からおいくらいただいたとか、政党に所属してると公認料として永田町からいただいたとか、自分の政党支部からお金を選挙資金用にお引越ししたりとか、そういうちゃんとしたやつ。

 

実はこれ以外、キャッシュじゃないやつも報告に載せなきゃならんわけですね。『多分いくらくらい相当の何々』的な。多分1000円分相当のお茶菓子いただきましたとか、おそらく2000円分相当のお茶菓子いただきましたとか、ひょっとして3000円分相当かもしれないお茶菓子いただきましたとか。

 

心のこもったお気持ちはプライスレス。それなのにお値段考えて付けなあかん。ちょっと嫌。ていうかお値段わかんないよね、つけらんない。でも正しくない可能性大な数字をつけなきゃいけない。

 

そこでちょっと思った。事前に『お気持ちはうまい棒だけで!』とかお願いしておいたら、収支報告の収入部分に『うまい棒(xx味)xx本』とか書いちゃってたのだろうかと。多分怒られるんだろうな、なんてニヤリと妄想。

 

支出の部

で、支出の方。何々においくらかかりましたというやつ。この中には2種類ありまして、『立候補準備』と『選挙運動』と、領収書の日付で異なるわけ。公示日前の領収書は『立候補準備』、公示日以降の期間の領収書は『選挙運動』。ちなみに明らかに選挙期間にしか使わない何かを事前に購入しても、日付が公示日前だから項目的には『立候補準備』。例えば、白い手袋とかね。

 

他にも例えば、なんだろう。公示日前にカッター買いに行ったら『立候補準備』、カッター使い続けてたけどやっぱりハサミの方が楽チンだよねと途中でハサミ買ったら『選挙運動』。

 

おい、誰かこの違いを明確に教えてください。

 

そんなことを考えていると、『立候補準備』と『選挙運動』に分けることで何をどう整理しようとして、何がどう明確になるのかがやっぱりわからないのね。

 

とっても不思議なことがひとつあります

あ、収入の方で『おいくら相当の何々』のご報告をしなきゃならんと書きましたけど、もちろん支出の方もあります。何に対してって、もちろん人に対して

 

ほら、選挙はボランティアとかも多くいらっしゃるし、お手伝いしてくださる方もいらっしゃるじゃないですか。でもそういう方々に対しても『無償の労働提供(おいくら相当)』っつーのを書かなきゃいけないわけですよ。そんで、それが足し算されて支出が増えるの。

 

なんかおかしくない??

 

例えば現金で1万円お支払いできるパターンがあって、10人にお支払いするとしたら1万円x10人=10万円の支出。これはわかる。ちゃんと書かなきゃいけないのもわかる。領収書切ってお支払いするわけだし。

 

じゃあ無償のお手伝いが20人いたとして、お一人おいくら相当の働きとするかは人それぞれ、例えば同じ1万円相当とした場合、1万円分の労働力(多分)x20人=20万円。

 

前者は実際のお金の流れがあって10万円支出。後者はお金ひとつも動かないけどなんとなく20万円の支出。これ、人件費の支出として書けっていうルール。人の善意でお金かかってないのに。

 

おかしくない??

 

1万円じゃなくとも、例え1000円分相当の働きとしても、20人いたら2万円。どうですかこのサジ加減は。いきなり支出額1/10。いくら相当の働きとするかなんて、明確な決まりなんてないじゃない。今のルールだったら1円だっていいし、1万円(労務者報酬最大額)だっていいわけでしょう。もし1円にしたら、『無償労働にしても安すぎないですか?』とか言って選挙管理委員会にケチつけられるのかしら。

 

変じゃない??

 

手引きの記載例にも書かれているんだけど、『無償労働は収入にも支出にも同じ金額書くのでプラマイゼロだからオッケーです』的な算段になってるぽいんだけども、実際金銭の流れがないのに数字だけ上がるのはいかがなものか。

 

とっても不思議なこと、もうひとつありました

選挙カーにかかった費用、記載しなくて良いと。前回の選挙の時にも『書かないでください』と言われてね。今回ももう一度確認しようと、前回提出したファイルを調べ直したけども、選挙カーの駐車場代は計上しても、選挙カーにかかった費用は入らないの。

 

ぶっちゃけ、これで数十万は支出がずれるよね。本当の支出額より、書類上の数字は全然少なくなるわけで。正しいような正しくないような数字、これが正しい収支報告なんですって。

 

ほんと、不思議。私たち候補者は誰に何を報告してるんだろう。