H28予算特別委員会 教育費

20160310-8

怖い顔した教育費。予算特別委員会での質問はこの項目が最後でした。教育といえば、もちろん国際人うんぬんについて。なんやねん、国際人って。

 

Q. 国際人育成の事業って、つまり何がどうなるの?

A. 国際人育成事業って4つあってね、国際科・英語科国際、小・中学生海外派遣、国内留学プログラム、日本語適応指導員派遣。全校に外国人講師を配置して、英語によるおもてなしができる意欲や能力を高めて、その他自分の考えだったり日本の良さ、伝統文化を積極的に発信できるような教育を目指します!

 

Q. 日本語学級ってどうすんの?東京都によると、日本語学級って10名いればできるんだけど、10名が需要に対する供給のラインじゃないの?

A. 中学校に日本語学級はないです…。でも中学校生活の適応を目的に個別に日本語適応指導員を派遣してます…。H27年度は25人の中学生が教科書の補足説明を受けてます…。

 

Q. 港区の国際理解教育のおかげで英語のレベルが高い子が中学校に行くことになるよ。中学校でそういうレベル別の授業編成ってどうするの?先生たちも高い能力が求められていくけど?

A. 英語の能力が高い生徒には習熟度の高い少人数学級で授業したりしてます。中学校の英語の先生の質を高めるためにも、年8回授業研究をしたり、代表1名が都の海外派遣研修で3ヶ月行ってたりするし、これからも英語の先生に対する研修の充実に頑張っていきます…!

 

私ね、言いましたよ。港区の学校に必要なのは指導の仕方じゃなくて覚悟だと。11年くらい海外で学校行ったり働いたりしてましたけど、国際人って未だにどういう人を指すのかわからないと。自分の経験上、語学のレベルはどうでもよく、自分の考えだったり国のことだったりを頑張って伝えよう、理解してもらおうと頑張る人が世界で戦える人だと。

 

港区には国際教育のトップランナーになって欲しいんですね。国際都市を目指す港区としても、どこよりも素晴らしい国際理解教育を提供しようとする教育委員会も、またそれを実現させるための予算配分をする財政課も、覚悟を持って取り組んでいただきたい!と。

 

英語教育に関しては色々な考えがあるとは思います。H28年度、どのような覚悟を持って港区の教育が変わるのかをまず様子見。そんな予算特別委員会でした。

H28予算特別委員会 衛生費と土木費

 

image

20160309-6

 

衛生費と土木費なんですけどね。

Q. WHOのデータだと男性起因の不妊って24%、男女両方での不妊って50%超えると、知られてないけど結構多いんですよね。そんな男性不妊治療助成、去年4月に東京都が開始して港区は23区で一番高い年間15万と決めてくれました。でも男性向けの助成を含めても、昨年より予算が6000万ほど少ないんですよね。なんで?

A. 前年度実績を踏まえてるんだけど、伸び続けていたのが今年度減ってまして。なので男性の分を計上しても、全体的に数字を下げました。

 

Q. 港区のがん対策促進プラン、前に保健福祉委員会で『データの取り方間違ってんじゃないの!?』と吠えましたが、今回の予算案はそのあたりの指摘って反映されてるの?

A. がんの実態調査を行い、これまで把握が困難であったがん検診の受診状況やがんの治療、ケアに関する情報の入手・活用法など、予防から治療・緩和ケアにわたる区民のがんの実態を十分把握できるよう必要な予算を確保しました…!

 

Q. がん検診受診の実態調査ってどうやっていくの?

A. 区外で受けているかもしれないし、区民のがん検診の受診状況を聞く質問を調査に盛り込みます…!

 

Q. こないだ提案した治験の件、区長が治験の情報も治療情報のひとつとして盛り込んでくれるってありがたいお話ありました。まだまだこれからだと思うけど、どうやって情報管理して提供してくのかしら?

A. 治験って区民に浸透してない可能性もあるので、治験の流れだったり標準の治療との違いだったり、まずは一般の情報提供からかと。今、治験の情報について拠点病院とちゃんと協議を進めてます…!どうやったら区民が情報を効果的に入手できるか体制を構築しますね…!

 

土木費は2点。

Q. 麻布通りって看板立ってから1年、古川橋交差点から谷町ジャンクションの方までの長いまっすぐの道に看板3つ、もっとどうにかして周知を進めて欲しいんだけどどう?

A. 今年度は区設の掲示板の裏だったり、駐輪場の案内看板に麻布通りのステッカー貼ってみました。今後は町会掲示板も活用したいなと思ってます。来年度中には東京都が三の橋のところとかにある歩道橋に『麻布通り』って大きく表示いれてくれるっていうので、これからも区以外のところと連携とりながら麻布通りを表示していきますね。

 

Q. 麻布十番商店街の凸凹の道路、応急手当的に広い範囲を直してもらったりしてるのはすごくありがたいんです。資材のストック無くなるくらい結構な量を使ってもらったって聞いてるけど、調達計画とか大丈夫?他の地域で必要なのに資材ないから出来ないとか、そういうことないよね?

A. 十分な量を確保して、足りなくなったら都度確保する体制を整えてます。ちなみにH28年度の麻布十番の補修はパティオ通りの40メートルくらいを予定してます…!

 

たくさんの方々に今すぐ直結するような話はないのかもしれないです。小さいところの話なのかもしれないです。でもこうやって改めてQ&Aを文章で意訳していくと、指摘したこととか提案したこと、お願いしたことがびっくりするくらいの速さで対応してもらえてるんじゃないかと。そういう積み重ねが港区の底上げになるんだろうなと期待してもいいのかしらね。ありがとうございます。

H28予算特別委員会 産業経済費

IMG_7696

経済産業費といえば商店街、商店街と言えば小倉りえこ、そんな感じの連想ゲームができるようになるのはいつの日か。区長答弁の一般質問で盛大な前振りを、そして予算委員会で本番をと、2段階の質問構成で挑んだ商店街振興連続コンボ。視点を変えての商店街振興作戦、地元の商店街で買い物しよう作戦がなんだかイケそうな感じです。産業経済費の質問は6点。

 

Q. 28年度のプレミアム付き商品券発行支援は?

A. 港区政70記念事業として増額もあるよ。全部合わせて3億3000万円。

 

Q. 前にも聞いたけど、プレミアム付き以外にも一般の商品券あるよね。もっと流通するように付加価値付けてみればどうかなって前に聞いたけど、調査研究に進展あった?

A. 一定の購入額でさらに商品券もらえたり、何かが当たる抽選会があったり、贈答用で写真やメッセージ付きのオリジナルをつくったり、そういうのが付加価値の事例でわかったよ。でも付加価値を付けての販売効果というところまではわからなかったよ。こういうことするとコストもかかるので、商店街連合会と協議しながら引き続き考えてみるね。

 

Q. 地元の人が地元の商店街で買い物しようっていうキャンペーン的なアイディアのやつ、自分的にはすごくイケてると思うんだけど、行政側では何ができそう?(詳しくは以前のブログエントリー「そうだ、地元で買い物しようよ」を参照ください)

A. 区の広報誌とか、ちぃばすの中で流してるチャンネルとか、ホームページとかで地元のお店でお買い物することを宣伝するとかは可能であると。

 

Q. 商店街の実態に関する調査をしてるっていうけど、もちろんその結果で商店街の購買促進策を進めるよね?

A. もちろん、より多くの区民のみなさんに、地元のみなさんに商店街をより一層利用してもらえるような策を展開していくつもりだよ。

 

Q. 観光・街区案内標識の予算って、H27年度は820万、H28年度は5160万円とあがったし、観光を重視するようだけど、どういう計画で整備していくの?

A. 今、港区が管理する案内標識は150。H28年度は外国人観光客が多く訪れる表参道やお台場を中心に20、協議しながら整備するね。整備の財源は東京都の補助金を活用するね。

 

Q. 増やしていくならさ、道路に愛称名がついてるところは案内標識に掲載して欲しいな(麻布通りとか)。その方が観光客にもわかりやすいし、地元の人も喜ぶよ?

A. 手続きを経て付けた道路の愛称名は案内標識に入れるね。東京タワー通り、スタジアム通り、明治通り、日比谷通り、青山通り、新虎通り、麻布通りとか。

 

商店街支援って、商品券支援とか補助金とかの金銭的な支援だけじゃなくって、地元のみなさんにもっと支えてもらえるような呼びかけを行政からもお願いしますよ!と。今までこういうアプローチでの提案はなかったようで、しかも、区も肯定的に受け止めてくれているというところがすごく嬉しい。こういう可能性があります、とか具体例を出してもらえたということは、区もやってくれる気満々であろうと、そう捉えています。そうでもなければ『検討します(=NO)』ですしね。

 

一過性ではなく、継続的にやらないと意味がないものだし、商連街連合会と相談しながら是非とも進めてもらいたいものです。商店街連合会としても反対する理由があるものではないと信じておりますが。

 

これからの課題は、できるだけ早く始めてくれるようにプッシュプッシュを忘れないこと。広報みなと(区の広報誌ね)だったり各地区の地域情報誌のトップページにですよ、例え欄外でも大きく素敵なキャッチコピーで「そうだ、商店街に行こう」的なフレーズが毎回当たり前のように掲載されたりしないかなあとか、ちぃばすのモニターに映るのも素敵だし、ケーブルテレビの港区番組に表示してもらえるのもいい感じだし、あの手この手で展開される日を楽しみに待ってます。

H28予算特別委員会 民生費

20160302-7

 

さて、民生費。民生費も2点質問しました。

 

事業所内保育事業の推進計画について

Q. 待機児童解消の策、保育園用地の取得や定員拡大のほかにも『事業所内保育事業』の計画も並行で推進していく方がいいんじゃないかな?とにかく人口増のスピードについていけてないよ?

A. 実は10社以上の事業所から問い合わせを受けている。事業所ができるだけ早期に実施できるように説明やアドバイスを行っていく予定。

 

Q. 事業所内保育事業、結構あるよーとは色んな人に聞くけど港区にはまだ設置されてないですよね。周知やPRはどのように?

A. H27年の4月から開始した新しい地域型保育事業のひとつなので、まだ浸透していないのかも。従業員のための子育て環境の充実に関心あったり力を入れている事業者を中心に説明したり、問い合わせや相談の多い内容をQ&Aにまとめて配布したり、宣伝していきますね。

 

福祉総合システムの維持管理について

Q. そもそも、何のこと?あとH27の予算4億くらいからH28は半分くらいの2億弱となってるけどなんで?

A. 福祉総合システムは高齢者福祉、障害者福祉、保育、資金貸付などの情報を統合的に管理するシステム。半分の予算になったのは、マイナンバー系の基本業務が終了したことと、システム機器更新が終わったから。

Q. 仮想化してコストカットしたということもある?

A. 仮想化対応のシステム改修をH27年度にしたというのも、減額の理由。

 

予算とか決算で何が一番難しいって『この事業の予算は何費ですかね?』を確認すること。結構違うことがあるらしくってですね。何々費のところの項目を『款(かん)』って言うらしいんですけどね、そんな表現使ったことなく今まで来ましたしね、変換だってなかなか出てこないですよ。

 

そんな勘違いの質問を『款違い』というんですって。かんちがい。あはは。

予算特別委員会始まりました。

image

 

第1回定例会とセットなのが予算特別委員会。平成28年度の港区の予算案、一般会計が1203億3000万、特別会計3つを合わせて1690億5327万円。すごい額。特別区民税収入は635億4668万円。額がすごいですよね、いちまん、にまん、たくさん億円。

 

『何々費』という項目ごとに質問をします。議員おひとりの持ち時間60分。1つの項目に60分費やすもよし、3つを20分ずつ費やすもよし、6つを10分ずつ費やすもよし、何分でも全部の項目について質問するもよし。そんな予算・決算の委員会ですが、質問時間総数ナンバー1、2を争うのが『総務費』と『教育費』。1日目は『歳入』『議会費』『総務費』、2日目は残った『総務費』すべて終了しました。

 

総務費で2点質問しました。予算の質問って難しい。

 

IMG_5396

 

Q. 外国人のための日本語教育推進についての事業はどんな感じ?

 

A. 港区国際交流協会が日本語講座を持ってて、区が受講料を半分負担する事業を行っている。受講したいけれど都合が合わなかったりする場合ももちろんあるので、たくさんの人が受講できるように色々調査(平日か週末か、時間帯とか)をしながら充実を図っていくつもり。

 

日本語ひとつもわからなくとも快適に安全に生活できるように、そんな外国人への対応だったり配慮だったり、港区の対策はものすごい丁寧なわけです。世界中でどこの国よりも、日本ってすごい丁寧だと思うの。でも日本に住むなら日本語勉強してもらったほうが日本のことよく知ってもらえるし、そういう機会を行政が積極的に提供するほうがバランス取れてていいんですよね。現に日本語教師が不足してるようですし、需要もますます高くなっていくはずですし。こういう環境が整ったら、港区に住む外国人だけではなくて、観光と語学研修というようなパッケージで外からお客さんを呼び込める可能性だってあるし、もちろん地域に住んでる外国人への地域参画のハードルを下げる可能性にも繋がるし。そんな意図があっての質問その1。

 

Q.  港区政策創造研究所の体制や調査研究の流れ、コスパってどうなのかしら?

A. 他の自治体のシンクタンクと比較しても、すごく簡素な組織。コンサルや外注に出しっぱなしにしないで、自分達(区職員)で分析したりしてる。役所の中に設置して他の課にデータ提供したり、色々と動いていることが重要で、政策能力の向上の目的の上でも外注では得られないメリットです…!

 

維持運営費用の約半分を『外部監査費用』に費やす組織の重要性が区民に理解を得られるかどうかちょっと引っかかって、『それなら全部外注した方が相手先コントロールできるし、クオリティ高いし納期も早いし安いんじゃないの?』みたいに思われちゃうだろうし、相当な理由があっての自前設置だから、さぞ良い調査や研究を短期でしてくれるんですよね?的な意図があっての質問その2。

 

総務費の質問は10分と通告。答弁席で『ハイ、委員長!』と発言した瞬間からカウントダウン開始。時間を少しオーバーならともかく、2分でも3分でも短くなって余らすのはカッコ悪いということで、残り時間を気にしながら『どうしよう、時間余っちゃうかも…!延ばさなきゃ…!』なんて頭の中ぐるぐるしてたら発言も大変ぐるぐるしてしまったことを反省。

 

でもぴったり10分で終了しました。

委員会報告

image

 

さて、先週保健福祉常任委員会がありました。報告事項のいつのものようなまとめと、委員のみなさんからのQを添えて。

 

1. 平成28年度第1回港区議会定例会提出予定案件について

2/17からの第1回定例会で上程される案件はこれこれこういうものでして、その中でも保健福祉常任委員会に付託される案件は保育園条例とか地域包括支援センター条例とか、これこれこういうものですよ。

Q: あれとかそれとかの資料提出をお願いしますね、など。

 

2. 平成28年度組織改正について

執行体制の効率化や区民サービスの向上を図るために、いくつかの組織の改正をしますね。

Q. 高齢者担当と介護担当を分けたことで被る事業とかわかりにくくない?、総合事業推進担当ってつまりどこと関係するの?、子ども・子育て支援制度の進捗管理はどこが引き継ぐの?など。

 

3. 南麻布4丁目第2用地を活用した施設整備について

南麻布4丁目、麻布子ども中高生プラザに隣接した用地を特養、障害者支援施設、児童発達支援センターを整備するんですが、特養は民設民営、ほか二つは公設民営としますね。

Q. 区の施設が集まるものだし地域の連携は?、建物建設の際のデザインは公設民設でどのような内部の作りが担保されるの?周囲が大使館関連施設なのでそのあたりの配慮も是非、施設設立にあたって方向性があるの?ないの?どっちなの!?など。⇨議論が紛糾しすぎてこの案件は『保留』となりました

 

4. 学童クラブ児童見守りシステムの導入について

H28年7月中旬くらいから、子供が学童クラブに入退室した際にICタグでピッとやったら保護者にシュっとメールが飛ぶようにしますね。高輪子ども中高生プラザ、港南子ども中高生プラザ、芝浦アイランド児童高齢者交流プラザはもう導入されてるんですが、新しいシステムへの以降はH29年4月としますね。

Q. ICタグを落としたり無くしたりした時の情報保護対応は?、今後小学校とかにも導入する計画あるの?など。

 

5. 訪問型病児・病後児保育の利用料助成について

H28年4月から年間の利用上限額を10万円として、対象経費の1/2の5万円を助成しますね。学童クラブの対象が小6までになったことだし、この助成対象も小6までに拡大しますね。

Q. 事業者の質の確保は必要だと思いますのできちんと是非。

 

6. 認可外保育施設の保育料助成について

認可保育園の入園待ち、且つ、都の基準を満たしている認可外保育施設に通う場合に上額決めて助成しますね。3歳児未満は上限8万円、3歳児以上は上限7万7千円。

Q. 認可外施設への指導はどのようにやってるの?、認可外施設利用料の平均って?、何人くらい対象になりそうなの?など。

 

7. 保育園保育料等における第2子以降無料化の対象拡大について

都の基準を満たしている認可外保育施設や保育サポートに在園する兄や姉がいる場合にも、第2子以降は保育園と認証保育所の保育料を無料の対象にしますね。

Q. 特になし。

 

明日から1ヶ月間、定例会(予算特別委員会付き)。以上。

委員会報告

image

 

さて、昨日保健福祉常任委員会がありました。報告事項のいつのものようなまとめと、委員のみなさんからのQを添えて。

 

1. 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の施行を踏まえた区の取り組みについて

今度の4月から施行される障害を理由と〜略、区役所内でちゃんと横に連携し、障害を理由とする差別の解消に向けた取り組みをしますね。行政機関が適切に対応するための要綱を定めるように求められているので、例えば『港区職員の障害を理由とする差別の解消の推進に関する要綱の制定』とか。2月中にパブコメ募集する予定です。

Q: 職員向けの研修資料とかは閲覧可能になるの?、第三者機関(特に法律に詳しい人)を交えて議論する機会はある?、今まで対応に関して寄せられた苦情の例って?委員のみなさんからの意見は本来の報告の『区の職員向けの要綱作成』と『バリアフリー工事とか含めて、そういう世の中』への希望とごっちゃになってるから、その辺整理して区別してくださいね、など。

 

2. 平成28・29年度の後期高齢者医療保険料について

後期高齢者医療保険料の軽減対象が広がります。そんなことで、保険料が軽減される被保険者が増加するということで、ひとりあたりの平均保険料額がH26・27年度と比べて1.4%減(1,404円減)で、95,492円くらいと試算してますよ。

Q. 港区の保険料未収金ってどのくらいあるの?、港区が負担している金額はいくらくらい?など。

 

3. 港区の今後の保育行政のあり方について

家庭で行う育児も保育ととらえるようにして、これからも港区は保育の量と質を充実するように頑張っていきますね。

Q. 緊急暫定保育施設の考え方は?、在宅子育て家庭への支援の中にある『港区独自事業にも見合う質の高い研修制度を構築』ってなに?保育士への処遇もちゃんとしてね、など。

 

4. 区立認可保育園へ移行する東麻布保育室について

H19年に開設した区内発の緊急暫定保育施設の東麻布保育室、来年H29の4月から区立の認可保育園にアップグレードしますね。麻布地区で初めて午後10時までの延長保育や休日保育、年末保育を実施します。指定管理者制度も導入しますね。

Q. 定員予定の170名の内訳は今現在の人数枠を考慮したもの?『多様なニーズに応えるために指定管理者制度導入』というのはきちんとした理由なの?など。

 

5. (仮称)港区立しばうら保育園分園の設置について

芝浦港南地区は人口も増え、区内でも特に保育需要が高くて、区全体の待機児童の半分を占めちゃってます。秋にしばうら保育園を開設しましたけど、H29年4月からみなとパーク芝浦1Fの空いてるスペースにしばうら保育園分園を設置しますね。0〜3歳児まで。

Q. デッキ部分って道狭いからバギーとか通れたっけ?など。

 

以上。

委員会報告

image

さて、先日保健福祉常任委員会がありました。いつのものようなわかりやすいまとめと、委員のみなさんからのQを添えて。

 

1. 地域包括ケアシステムの推進に向けた取り組みについて

『医療・介護連携の推進』『生活支援サービスの基盤整備』『認知症施策の推進』の新たな事業を取り組むべき課題として優先的に対応しますね。あと色々考えるにあたって、地域特性の分析や課題を把握するために、関連業界にアンケート配って実態調査をしますね。

Q: アンケート回収率ってどうやってあげていくの?、今どうなのかではなくてどのように協力してもらえるかという設問が必要よ?、事業者ではなくて利用者に対しての調査はしないの?今の不足部分を補うための声をどうやって拾っていくの?など。

 

2. 港区とバス事業者との災害時におけるバスの供給協力に関する協定の締結について

災害時のいざ!という時に傷病者を搬送するのにやはり車両が有効、ちぃバス走らせてくれてるフジエクスプレスさんとバスの供給協力を締結しますね。

Q: どのくらいの患者数を運ぶことを想定してるの?この事業者さんは他とも提携してたらバスの取り合いになるの?など。

 

3. 港区がん対策推進アクションプラン(素案)について

平成28年度からの『港区がん対策推進アクションプラン』の素案が出来上がりました。パブリックコメントも募集しながら、しっかりと区民の健康を守れるような施策にしていきますね。

Q: 基礎中の基礎となる港区民のがん検診の受診率の算出方法がおかしいことが問題、予算かけてでも正しい数字に近いもの取り直すべきだよ?がん検診の受診率をあげる方法ってどういうこと考えてるの?など。

 

こんな内容です。以上です。

 

……いやー、算出方法ほんとにおかしいよー、頼むよー。

委員会報告

さて、昨日から始まった港区議会第4回定例会ですが、先週末に保健福祉常任委員会が別途ありました。例によって、簡単なご報告を。その前に委員会というものについて少しつらつらと。

 

『総務』『保健福祉』『区民文教』『建設』と4つの常任委員会があります。会派の中で一応希望を聞いて、色々と調整をしながら人数で割り振りされます。私の所属する保健福祉というのはそれこそ保育園から高齢者まで、例えば『待機児童解消を!』をスローガンにしているような議員さんはこの保健福祉に入る場合も多いと思います。ちなみに私の場合は医療体制の充実に関心がありますので、まずはここに運良く入れてもらえました。

 

例えば自民党会派は13人。そこで4つの委員会に振り分けるなら1つの委員会につき3人〜4人。議員の任期4年ですので、例えば1年に1委員会ずつローテーションで回ったりすることも調整次第で可能なようです。でも私がそう希望したとしても、そこに所属してらっしゃる同じ会派の議員さんが『やだー』とか『だめー』とかいう場合にはどうにもなりませんけれども。

 

ずっと同じ委員会に属してる方もいるし色々です、色々。私とりあえずは保健福祉におりますが、どこに振り分けられようがそういうお役目と思ってますので特にこだわりはありません。色んな委員会で色んなこと学ぶ機会があればと。今の所は。

 

さて、そんな委員会。委員会室というものがあります。入り口はこんな感じ。

 

image

 

保健福祉は第一委員会室。お隣に第二委員会室がありまして、そちらは建設のお部屋。

 

image

 

お部屋の中はこんな感じになってます。コの字になってる机の部分に委員が座ります。保健福祉は8名。画像でいうと右の2席に委員長と副委員長、上の向こう側に4人、手前のこっち側に2人。会派ごとに仲良く並んで座るというのが所謂『慣例』というやつらしいです。国会となんだか同じように自民党と公明党がセット、共産党とそれ以外がセット、みたいな。そして左側のずらずらしてる席、こちらは行政の方々のお席。部長さんや課長さんがずらーっと30人くらいはいますよね。

 

ちなみに常任委員会だけではなく特別委員会なるものも、同じ委員会室を使用するんです。私はオリンピック・パラリンピック委員会でして、それも保健福祉と同じ第一委員会室で開催されるんですね。しかもですね、私のお席もまったく一緒でしてね。変わり映えがなくてちょっと悲しい。『あーあーあー、委員会室間違えちゃったよー』なんてこともありません。残念。

 

で、委員会では流れの慣習というのがあるようでして。慣習と言うべきなのか、そんなもんのようです、というべきなのか。

 

先輩に『真っ先に質問しろ』と言われたことがあります。自民→公明→その他→共産、こんな順番。時々入れ替わることもありますが、最初と最後は変わらずの場合がほとんど。単なる報告でどこからも質問ない時もありますしね。1回オモテの攻撃ぃ〜、バッタ〜、自民党ぅ〜。なんてそんなイメージでいいのかどうか。多分違う、全然違う。攻撃とか守備とかじゃないし。

 

なんで一番最後は変わらないのかというと、言わなければならないことだったり、記録として議事録で残さなければならなかったり、なんか色々あるらしいですよ。知らないけど。それでなんか一番最後に感想並びにお小言をどうぞ、みたいなことになってるみたいです。わかんないけど。その後によその会派が質問するのはちょっと…という雰囲気なんですよ。知らないけど。

 

委員会の委員長というのは原則運営側に徹するため、質問は行わないというのが暗黙のルールだそうです。でも私の所属している委員会では、一番最後に慣例にのっとって、それはもう気の済むまで。不思議。

 

さて、そんな委員会なんですが、先週のまとめ〜委員からどんな質問が出たかも添えて〜。なんか美味しそうなタイトル。

 

1. 平成27年第4回港区議会定例会提出予定案件について

案件いくつかありますけど、保健福祉分野において待機児童解消と今後の保育の需要に対応するための『小規模保育事業の実施』に関する経費を追加しますね。

Q: その事業者さんは保育事業新規参入だけど大丈夫?保育事業のフランチャイズってどういうこと?条例に沿った職員の配置とか確認してる?場所が交通量多いところだけど事故ないようにお願いね、など。

 

2. 都営南麻布4丁目アパート併設の南麻布保育園外壁塗装等工事について

南麻布保育園、都営アパートに併設されてますけど建物部分は区の所有です。東京都が実施する住宅の外壁塗装に合わせて保育園の部分も塗装工事しますね。期間は3月下旬まで。

Q: 工事に紛れて他の人が入ったりとか保安上の取り組みは大丈夫?この保育園は過去にも工事してたりする?など。

 

3. 港区学童クラブの解説及び定員変更について

需要で定員数を増やしたり減らしたり、H28の4月に向けての入会者数見込みは2428名、定員は2670名です。ちなみに新しく開設する学童は『放課GO→クラブしろかね』で、白金小学校の家庭科室を使って定員40名です。

Q: 港区って人口増加もあるしこれからの事業の中期プランとかちゃんとある?閉鎖した学童にいた子達の今は?定員減ったところに希望者が殺到する可能性もあるけど問題ない?など。

 

こんな内容です。以上です。

委員会報告

image

先日、所属している保健福祉常任委員会がありました。例によって、簡単なご報告を。

 

1. 港区立公衆浴場ふれあいの湯のタイル目地打替え工事に係る臨時休業について

工事するので、11/17(火)と11/18(水)はお休みしますね。区の掲示板などでお知らせもしますね。

 

2. 新しい介護予防・日常生活支援総合事業の実施について

国の介護保険法の改正で、訪問介護と通所介護が「新しい〜事業」に移行することになりました。費用削減すると質も下がっちゃうと困るので、港区はサービス内容も費用も従前通りとしますね。

 

3. 小児初期救急診療事業の実施について

11/2から月・水・金の午後7〜10時(受付は9時半まで)に田町駅のところの愛育病院で小児初期救急診療しますね。これからの季節、感染症などの小児患者増えたりしますし、『みなと子ども救急診療室』って名前にします。あ、インフルエンザのワクチン注射はやってませんよ。

 

4. 都営北青山三丁目団地建替に伴う区施設の整備について

その名の通り団地の建替を都がしますが、その敷地内に青山保育園と青山児童館と児童遊園がありまして、合築に合わせて施設の整備も行いますね。児童遊園は面積の確保だとか施設の整備を東京都に要望しますね。

 

5. 区立認可保育園及び緊急暫定保育施設の定員変更について

4月時点の待機児童は30名、でも10月になったらなんと151名に。港区は江戸川区と同率一位の都内出生率、増加状況から来年度1歳児の保育需要が高いことが予想されます。なので、来春4月の入園に向けて全体的に定員を増やし、人数調整しながら1歳児クラスを増やしますね。

 

6. 港区保育所入所基準(保育実施基準)の一部改正について

来月12月から居宅訪問型保育事業も始まりますし、入所基準を一部改正しますね。例えば、障害児がいる世帯への配慮とか、こどもみながら働いたり介護・看護している世帯とか、優先順位とか。

以上、ご報告まで。