自転車、サイクリング?ポタリング?

「世間ではGWだっけ?」と、連休にご縁がないおうちで育った自分なわけですが、せめてお散歩以外の手段でぐるりと一回りくらいしてみようと、思い立って自転車巡り。変わりゆく今の港区の風景を映像に残したいだけかもね。

 

ロードバイク初心者

我が家、小倉くんが自転車スキーであります。4年前から我が家の自転車所持台数は2台になりました(両方、小倉くんの)。それまでは1台だったのに、4年前に

 

「…仕事を1週間休んでまで選挙のお手伝いしたので、2台目を置いてよろしいでしょうか…」

「うむ、よかろう」

 

と、結局二人で自転車に乗ってみるイベントが増えた小倉家です。ちなみに4年で4回くらいです。一人じゃ乗れません、道交法が諸々危うい。

 

あ、道交法といえば、自転車はとにかく色々と諸々と難しくて、昔こんなの綴ってたので自戒を込めて貼り直しとく。あの時は一方通行の狭い道の自転車ナビマークと戦ってた。正直、未だに自転車の正しい乗り方がわからない。

 

自転車ちりんちりん(2016.12.11)

自転車ちりんちりんちりん(2018.1.8)

自転車ライドオン(2021.1.11)

 

あっ、ちなみに自分、「ギア」というものの概念も理解しづらくて困ってます。生物のDNAとかはわかるけど、物理の「働く力」的なやつがいっこも理解できたことありません。なので、一人でロードバイクなんて怖すぎて乗れることはなく、今回も必死に安全運転を心がけた次第であります。後をくっついていくのが精一杯。方向音痴だし。

 

 

エンジョイ、街並み風景

世間のGW最終日、朝8時に人と車の少ない時間に出発。十番→六本木→西麻布→青山→赤坂→虎ノ門→新橋→芝公園→三田→品川→高輪→白金台。バッテリー切れちゃってそこで終わってるけど、もっと実は走ってて、天現寺→広尾→有栖川→もう一度西麻布→青山→赤坂→ミッドタウン→東京タワー→赤羽橋→十番戻り。25kmくらいだったみたい。無理ないように安全運転で、3時間くらいかなあ(初心者だから)。

 

8倍速で10分くらい。飛ばし飛ばしでいいのでなんとなくご覧あれ。昔港区に住んでた方は「あぁ、懐かしいなぁ」と思うだろうし、来年見返したら「あの時はこんなだったんだなぁ」と思うだろうし、映像って記録よね。

 

追加の素敵な風景、次回にリベンジ。

 

なお、港区は区民交通傷害保険加入がありまして、これまで加入は2月〜3月と限定されていてちょっと不便だったんですが、6月からは随時オンラインで加入が可能となります。ご参考まで。というか自転車乗る人は何らかの保険はちゃんと入ろうね。うちも入ってます(※港区のやつじゃないやつだけど)。

 

お子様のヘルメットも忘れずに。

 

 

どの道にも名前が欲しい。

8年前くらいでしたかね、地域の方々の「名前が欲しい」という想いが形になりました。大きい道にもかかわらず、名無しの都道だったわけです。名前つけるのって本当に大変で一苦労で、当時のお話を聞いていると、やれ名前をつけるだけの協議会だか委員会だかを設けろ、やれここは区道じゃなくて都道だから東京都と警察署にあーだのこーだの、そんな一筋縄じゃいかないような感じ。

 

そんな私も先日経験したわけですが、信号機に交差点の標識をつけてもらうのだって2年かかったわけですよ。近隣の町会長とかがOKしなきゃダメだし、警察署が「その名称ならよし」と判断しなきゃダメ出し、あとは警察と東京都の予算とかあるし、予算を要望するところから始めてもらうだけで1年かかるし。結構なお手続きが必要。

 

私、よく忘れるんですけど、そういや高校の時から10年ちょっとアメリカ暮らししてたんですよね。帰国してからも仕事でバンバン海外飛び回ってたような気もするんですけど、すっかり今じゃ行動範囲が狭くなっちゃって(視野が狭いのよくない)。

 

マンハッタンに2年だけいたころは、ここのアパート住んでたわ。古かったなぁ。階段傾いてたし、クーラーはないから毎年3ヶ月だけレンタルして木の窓枠にバコーンとはめて涼んでたし。マンハッタンは個人で洗濯機もっちゃダメだから週1でランドリー通ったり、あぁ懐かしいなあ、と昔の写真掘り起こして懐かしんでみたり。いや、そんなことはさておいて。

 

欧米と言いますか、別にそっちが何でもかんでもいいとかいう話じゃないんですが、日本よりずっと便利なところもありましてね。それが全ての道に名前がついてるというやつです。まぁ全世界すべてこうじゃないけれども。

 

「◯◯通り」と正式ぽい名前がついているところ、「麻布通り」のようなあくまでも愛称としての名前がついているところ、名前が欲しい。全部の道に。広い通りも狭い通りも、標識ひとつあるだけで方向音痴にはありがたいランドマーク。

 

昔、誰かに言われました。「欧米と日本のそういう違いは、すべてにおいてまちづくり。よく考えろ、どでかい城がどーんとあって馬車でカッポカッポするのが当たり前の文化と、籠でエッサホイサが当たり前の文化と、何百年の歴史の違いだ」と。

 

ま、色々ありますよ。でも名前があると便利だよなぁっていつも思います。通ってた大学の地図とか見て、あぁ懐かしいなぁって。昔に思いを馳せるのはおばちゃんになってきた証拠よね。

 

あと、集団か個かというのも大事な要素というのも言われたことがあります。集団も個も大切なわけですが、例えば住所の観点から。欧米では例えばそうですね、昔住んでたNYのアパートを例に出しますと、今でも住所覚えてるんですが(今は色々と変わっちゃったみたい…)

 

xxx(番地) Bleecker St, New York

と、最小単位の番地から始まって、通りの名前、街の名前と徐々に組織的に大きくなる並び順。

 

東京都港区◯◯ xーxーx

その逆として、日本は組織的な集団から徐々に個に向かってく感じ。住所だけじゃなくとも、例えばビジネスの名刺とかでも日本語表記と英語表記って逆なんですよね。日本だと「◯◯課」とかそういうところがフィーチャーされがちですが、英語表記だと必ず「役職」が先です。そう、誰にでも役がある。なんとかアシスタントでも、なんとかマネージャーでも。まぁシニアマネージャーとかシニアバイスプレジデントが山盛り溢れてる問題は別として。

 

とまぁ、難しくてめんどくさい話になりがちですが、道に名前があったら色々説明するにも便利なんだよなぁっていう話でした。動画編集してて、特に自分なんか車運転しないから道の名前なんかいっこもわからんので、グーグル先生とかに聞きながらの作業だったわけであります。


 

港区のワクチン接種会場、本日から変更ね

港区は今でも集団接種会場をオープンし続けてる自治体です。え?普通じゃないの?と思うかもですが、さっさと会場を閉じて医療機関だけにシフトしてる自治体もあります。本日から旧港勤労福祉会館に会場移りますが、ワクチン接種センター的に名称変更。

 

…いつもの小倉工務店ポスター、先に作っちゃったな。もう少し早くお知らせしてもらえたらよかったのにな…とは思ったけどまぁいいか。

 

 

旧 港勤労福祉会館が「新型コロナワクチン接種センター」に

ここね、ここ。田町駅のそばの、三田駅そばの、たくさんの人が「ここ、一体なんなのかしら」と一度は思ったことあるところ。土地は東京都が持ってるけど、建物は港区が持ってるという、旧勤労で福祉な会館。ここが3月に事業終了したので(理由:4月に産業振興センターが札の辻にオープンしたため)、空いてるんですねここ。

 

本日のプレスリリースで、「港区新型コロナワクチン接種センター」と看板つけると。いいことだと思います。使える場所はじゃんじゃん使ってください。現時点での1〜3回目接種、そしてこれからの4回目接種、そんでその先もワクチンパスポート的なああいうやつも、ワクチンまとめてまるっとセンターとして機能させるぽい。使える場所はじゃんじゃん使ってください。

 

今晩頑張って、明日の朝には看板ついてるそうです。今はまっしろけ。

 

 

1・2・3回目の予約無し、「あ、ちょっと行ってみよ」で大丈夫。

予約をしてもいいし、しなくてもいいし。港区民なら接種券すら不要。現地で再発行という手続きをとることで不要としているわけですので、一応本人確認書類(免許書とか保険証とか)があればOKです。あ、もちろん接種券あればお持ちいただくことで、時間短縮でシュッとパッとなります。

 

1回目・2回目・3回目、すべてにご対応。これって実は地味にすごい

 

なお、港区民じゃなくとも1回目・2回目・3回目大丈夫です。港区民以外の場合はモデルナワクチンオンリーになります。この場合、接種券は必須です必須。本人確認書類もね。

 

なお、いつもHPでは「住所不問」って書いてるけど、「居住地不問」の方がいいんでねーかと常に思ってます。どこに住民票があるだのないだの、その縛りがあるのって役所的なことだから…。住民票動かしてない人なんて山ほどおるわけで、なんだろうな、住所不問っていうと住所不定のイメージがある(※個人の感想です)。まんま「住民票所在地不問」でもいい。

 

 

集団接種で区民以外はファイザー打てないの、なんで?」と時々聞かれます。まぁ元々はですね、ファイザーって自治体接種用(住民メイン)みたいな感じの扱いで、モデルナは自治体接種と職域接種という感じで使用がキッチリ分かれてたんですよね。しかもモデルナは自治体接種⇄職域接種も混ぜちゃいかんと、厳しくて。この枠が昨年夏に取っ払われてたら、もっと日本全国のワクチン接種爆速だったと思います。働きかけても働きかけても枠が取っ払われなかったのが今でも悔しい(注:判断は国)。

 

で、職域接種はモデルナオンリーだったので、その展開として港区でも子ども関連施設職域接種から一部関係団体在勤へ、週末ミッドナイト接種→誰でも接種と広げていったわけですけれども、その当時から「区民以外(ただし居住地外接種届を出した、港区に住所がある人を除く)はモデルナなら打てなくはない」という理由付けでここまで来てると。

 

ま、今はそのあたり前ほどキッチリしていないような気もするけれども、「区民以外は職域接種扱い」の名残だと思っていただければ。あ、区外の方で「どうしても港区でファイザー打ちたい!」という方は医療機関へお問い合わせくださいませ…。むしろ、お住まいの自治体の医療機関でもいいんだけど。

 

5月中は予約なし、こちらです。5月末から60歳以上の4回目だなんだが始まってしまうと、またワサワサ混雑して制限かかる可能性も無きにしも非ず。早いうちにピュッとシュッとおすすめします。

 

 

そのうち、富山県赤坂会館も使う予定

赤坂の、カナダ大使館お隣の高橋是清翁記念公園(『どこよそれ』という方も多い)の角の道をちょちょっと入っていったとこ、ドイツ文化会館(『ゲーテ・インスティテュート』の方がピンとくる人も)のお隣に、富山県赤坂会館っつー建物をお借りすることができまして。今のところは6月から集団接種会場として稼働予定だそう。

 

4回目のための確保ね。まだ4回目がいつからとかそういうのないけど、そのうち国から「はい、いついつからどうぞ」とお達しがくる日に備えて自治体は準備しておかなきゃならんのです。

 

国はねぇ、都心部の事情をよくよく考えてくださいなとよく思います。「自治体は自分のとこの施設、とりあえず使えばいいだろ」的な感じで丸投げされること多々ありますが、地方のなんとか公民館レベルなものと混同されてるような感じしますけれども、都心部は自持ちの土地も施設もぎりぎりのところで色んなこと回しているので、「空いてるとこ使えばいーじゃん」はあまり通用しないこともあるんです。空いてるとこがねぇんだよ。空けてもらってるんだよ。あと探しまくってんだよ、使わせてくれそうなとこ。

 

とりあえず、富山県赤坂会館は元から場所を知らない人は絶対に辿り着けないような気がしたので、「公園は区の管理なんだから、大通りに面したところに『←ワクチン会場』みたいなお知らせでっかいのを柵にでも貼っつけといた方がいいよ」、「看板見にくいから『富山県赤坂会館看板』にかかってる枝を落としておいたほうがいいんでないかい?緑色だし」とは伝えてあります。先日、下見を兼ねてお散歩に行ったイチ区民のご意見として。

 

なお、ここは第2センターと称する模様。

 

…富山県からお借りできたんなら、三田小山町の再開発までまだしばらくありそうな讃岐会館を使わしてもらえないんだろうか…と思ったりもしてるんですけど、どうなんでしょうね。

 


 

予防接種、セッシュセッシュ。

麻疹とか風疹とかHPVとか、ちょっと昔の話だとポリオとか、予防接種で防げるというものがたくさんあるわけで。海外渡航とか留学とかでは国によっては様々な予防接種が強く求められたりとか色々ありますよ。

 

HPV接種勧奨再開

これまで色々あったわけですが、昨年11月にワクチン有効性とやらのご報告が国から云々、こういうのを受けないと自治体って基本なんも動いたりできないもんなのが色々もどかしいわけですが、港区でも接種勧奨が再開されている次第です。

 

その他、先月にも国からの通知で色々と再開したり自費で接種した方への対応とやらがありまして、明日委員会があるのでその中で改めて報告を聞いてからまたお知らせする次第です。なお、港区のHPでHPVに関しては4/1に更新されてます。まずはこちらでご確認を。

 

本日、区長記者発表とやらがあったようで、その中でも予防接種に関して触れられているのでサラッとお知らせしておきますね。なお、HPの「港区 > 区政情報 > 各種広報媒体・報道資料 > 報道資料 > 区長記者発表」にアップされてます。他にも色々あるよ。

 

 

と、定期予防接種はこんな感じです。…あれ、乳幼児のロタウイルスは定期でなかったっけ?

 

 

狂犬病予防接種も忘れずに

集合接種は終わってしまったんですが、港区では来年の3月末まで、新規わんこ登録手数料(3000円)、鑑札再交付手数料(1600円)、狂犬病注射済票交付手数料(550円)、注射済票再交付手数料(340円)が免除でございますので。わんこの感染症予防もぜひ。

 

詳しくは港区HPで。わんこの飼い主様へ。「狂犬病予防法」という法律がございます。


 

港区は続けますよ集団接種

おっすオラ小倉りえこ。港区の議員の中でも結構なアレな感じのワクチン情報提供おばさん。4月いっぱいでスポーツセンター接種が終わるので、色々今のうちにまとめをお知らせしておきますね。

 

1. 港区民の方へ

「ジワジワまた来てるし、やっぱり今からでも…」というアナタ。4月いっぱいは田町駅すぐのみなとパーク芝浦内のスポーツセンターで接種できます。5月以降は旧勤労福祉会館(芝5-18-2)で。

 

港区新型コロナワクチン接種コールセンター
0120-252-237

予約サイト
v-yoyaku.jp/131032-minato

実はこれから1回目の方
延び延びにしてた2回目の方

1回目と2回目は予約が必要です。モデルナ・ファイザーのお好きな方お選びいただけます。ただ、

4/30までなら水曜・土曜にスポーツセンターへGO。

連休明け、5/6から水曜・土曜に旧勤労福祉会館へGO。(1回目スポセン、2回目勤労福祉会館っつーパターンもあり)。

接種券無くしたとか、引っ越してきて接種券ないとか、そういう方は一度コールセンターへお電話を。

 

海外で国内未承認コロナワクチン接種した方

例えばロシア製スプートニクV、中国シノバック製、J&J製など、実は港区では結構ある話。国内未承認のワクチン接種済みの方は、「日本国内では未接種扱い」であります。ですので、そういう方は追加接種という名目ではなく、1回目から打ち直し……いや国内で3回も更に打てて計4回〜5回接種できる珍プレーという経験ができるやもしれません。いいなぁMAX5回も打てるんだと羨ましがれること必須。

私は「いいなぁ…」ってすごい羨ましがっちゃうな。結構おります、海外接種で1回目から打ち直す方は。

 

ジワジワきてるしこれから3回目の方

4/30までなら水曜・金曜・土曜にスポーツセンターへGO(3回目は金曜日も打てますよ)

連休明け、5/6から水曜・木曜・金曜・土曜に旧勤労福祉会館へGO(5月中は)

3回目の港区民に限っては「モデルナ製なら思い立ったらGO」が可能です。モデルナ製なら予約も不要、接種券すら不要。いいぞ港区いけいけどんどんだ。

 

港区民の3回目は、ファイザーは予約が必要です。4月中はちょっとだけ微妙です。

 

5/6以降であれば新集団接種会場である、旧勤労福祉会館(我々は「勤福(キンプク)と呼ぶ」がいい感じかな。ご参考までに。選び放題じゃーい!

 

 

2. 港区民じゃない方の3回目(他区・道府県民OK)

港区民以外の方は接種券が必須なので、こればかりは港区がどうにもできない問題ですのでご勘弁いただきたい。送付されてきた接種券を握りしめ、予約不要でモデルナ製でよければいらっしゃいませスポーツセンター。

 

「どこの自治体でもこういうのやってんでしょ?」とお思いのアナタ、やってないんですよこういうの。是非今のうちにご利用ください。お住まいの自治体、とっくに集団接種会場閉めてたり、「自分で探してください」と言われるからそれだけでめんどくさかったり。

 

 

3. 5〜11歳小児接種

愛育病院と慈恵附属病院で集団接種が可能です。が、5/28で終了します。詳しくはコチラでご確認を。

 

なお、港区ではこれからの方が安心して接種を検討してもらえるようにこういうのをHPで公開しています。港区の小児接種、3/1からやってましたのでね。速報をまとめるのは大変だと思いますが、重要なことですよ。

 

こういうのとか

こういうのとか。詳しくはコチラでご確認を。よろしくどうぞ。会場でアンケート用紙を「お願いしまーす」と渡された保護者の方、接種を迷っているご家庭がまだまだありますので是非集計にご協力ください。みなさんからの「こうだったよ」の声がたくさんあると検討材料としてありがたいものですから。

 

 


 

麻布十番の道路整備の話。

「地元」っていうの正直やらしすぎるのはわかってんですけどね、仕方がないじゃないですかずっと十番の子やってきたんだから。商店街内の道路を直したくて直したくて、直り始めてますって話を少し。「苦節6年」だか「苦節7年」だか、もうおばちゃんよくわからないお年頃。

 

なお、過去にもああだこうだ当たり前のように、ポイントポイントでご報告はしております。

そうだ、アノ話しましょうか(2021.4.13)

道路をどうにか、ふんすふんす!(2021.9.3)

 

2021年7月から整備開始。

オリンピック開会式直前くらいの映像と今現在で、Before After。わかりますか、「違和感だらけにしない上にこれまでの十番らしさを残しつつ、足元固めてある」サマが。同じ構図じゃないのがアレだけども。

 

で、結局掘り起こして埋めて新しいっぽくしただけなの?」なんて時々聞かれます。聞かれるたびに、「ブロック段差でつまづきにくくなっただけじゃなく、雨対策で排水溝増やしたり側溝治したり、街路灯だって新しくしたんですよ」と説明して、「ふーん」で終わる時は少し悲しいよね。大きい工事ですよこれ。

 

夜間工事もさせていただきましたよ。商店街と言えど、人がたくさん住んでいるのが麻布十番。生活道路ですよ、大通りは。大きな音もしましたし、ゴゴゴガガガ鳴り響きましたし、ご近所のご理解・ご協力も本当にありがとうございます。「営業妨害すんのか!」と稀に業者さんに怒鳴り込んできたところもあるようでしたが、えらいすんまへん。たのんます。

 

 

「柄と色がないと寂しい」→ストリートプリント採用

前にもご説明したと思うんですが、一点物の舗装デザインで作り上げてきた麻布十番の全面整備が30年くらい前。交通量が多い上、ほら地下掘ると水浸しな麻布十番ですよ、なんか沈みやすい場所とかだったらうねってコンクリートの轍のようなものができたり、ブロック浮き上がって足蹴つまずいたりするわけですよ。車道も歩道も。

 

車道舗装は一点物にしたはいいけれど、もう生産終了になっちゃうとにっちもさっちもいかなくなるわけ。穴ポコあいたところに「似たようなブロック探してハメればいいじゃん」と思うわけですが、一点物デザインだもの。ないんだもの似たようなやつが。

こう、こうせざるを得なくなるわけですよ。悲しくない?私は悲しいのよ。

 

 

で、まぁ十番の色々な整備に関しては40年近くの長い歴史があって、前回(30年くらい前の)工事の時に、日本でも多分最先端の技術で機器を地下に埋めた無電柱化をして、でも今はどうやらもう地下に埋めるというようなことは東電でも行っておらず今後もやることはないと東電に言われたことあるし、つまりはアレですよ、とってもレアな地下埋没型無電柱化している麻布十番は機器老朽化との戦いです。

 

無電柱化を!と東京都も港区も全国で色々ありますが、麻布十番は既存の無電柱化の老朽化との戦いですよ。まぁ、その話はおいといて。パティオの石畳も別物なのでこれも別の話。

 

これがストリートプリント。ブロックがたがたの段差解消。やっほー。これまで何十年も模様のある舗装だから、模様がないと寂しいというのでストリートプリント採用。やっほー。

 

アスファルト固めた上に、型でグッと浅く模様を付けるストリートプリント。これの利点がですね、再現性です。ほら、よく水道管工事だ何工事だ、建物建設で歩道がよくひっぺがされるじゃないですか。

 

業者が現状復帰するわけですけど、「似たような色で探してとりあえず現状復帰させますね」がこうなるわけです。しかもタイムリーに直してもらえない不思議付き。そんなんであるなら、「麻布十番大通りはストリートプリント採用で、柄はこの型、色はこれで」と指定すると再現性100%になるのならそれがいいじゃないですか。

 

 

工事はもうちょっと続くぞい。

まずは3工区の1つが終了しただけなので、残りは2工区。そして今は大通りの横線だけなので、あわよくばもっとガタガタの縦線(郵便局前の網代通りとか、パティオからガソリンスタンドまでの雑式通りとか)の直してもらいたいわけです。頑張っていきたいと思います。

 

なお、一番頑張ってるのは、役所と業者さんです。ありがとうございます。

 

色々とね、ありますよ。

 


 

注意:購入後の申請は助成対象外

と、要注意事項からお知らせいたしますね。今月から始まりました、港区の補聴器助成。もう1月末の発表時から業界がザワついたやつ。頑張った甲斐がありました、うふふ。制度の概要と、申請から助成までの流れを説明しますね。

補聴器助成に関する港区HPはコチラ

 

高齢者補聴器購入費助成パンフ、できてます。

パンフのPDFはコチラです。もう、読んでいただいたらそれでいいんですけれどもね。

 

「なんだか面倒だわ…」とか、「そんなの領収書持っていったらチャッチャとやってくれたらいいのに…」と感じる方もいらっしゃるのではと思います。まぁまぁまぁ、グッとそこは。ねぇ?

 

「テキトーに買えばいいや」とか「なんかテキトーにオススメされたやつ買っちゃった」とかの消費者側のトラブルを避けるためにも、また「高いの売ればいいんだろ」というような業者さん(そういうことを無いのを祈るけど)もトラブルも避けるためにも、みんなちゃんとしようねという願いを込めた制度でありますので、そこご理解ください。

 

 

1. 最初に必ず「申請書」を入手してください。

高齢者支援課でもいいんですが、相談窓口として各総合支所、または高齢者相談センターでもお近くの方に連絡してください。そこで「あの、補聴器の助成の申請のやつを…」とおっしゃっていただければ、はいはーいと書類が入手できます。

入手できる書類:①申請書②医療機関一覧と販売店一覧③申請書送付封筒

 

制度自体のご質問等もそちらでどうぞ。事前にわかることでしたらそこで一気に解決してしまいましょう。

 

 

2. 次に、補聴器相談医を受診してください。

「補聴器相談医」は、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が認定したお医者さんです。「補聴器相談医」というお耳のプロフェッショナルにしっかりと診断してもらうことが、助成を受ける条件のひとつであります。

もらってきた申請書を忘れずに持って受診しましょう。

 

区内で15の個人クリニック的な医療機関、その他に5の大きい病院。中には要予約というところもあります。お近くのところでも良いですし、いつもかかっているところでも良いですし、「この機会に近所でかかりつけの耳鼻科を持とう」と決意を新たにするのも良いと思います。

 

受診して、聴力検査をもちろんするわけですけれども、その結果先生が「うん、補聴器あった方がいいね」ということになったら、持参した申請書に先生に書いてもらうところがありますので、そこに記入してもらうことになります。必要な方にはね。

 

 

3. 次は、ようやく販売店に行って相談を。

「認定補聴器技能者」とは、(公財)テクノエイド協会が認定し、補聴器に関する正しい知識と技能を持った「補聴器のエキスパート」です。「認定補聴器技能者」という補聴器のプロフェッショナルにしっかりと確認してもらうことも、助成を受ける条件のひとつであります。

 

お店を訪ねて、「あの、港区の補聴器の助成のやつで…」とお話していただくと非常にスムーズかと思われます。準備万端でお待ちしております(多分)。

 

「わ、少なっ!」とか「え、こんだけ?」と感じる方もいらっしゃるのではと思います。まぁまぁまぁ、グッとそこは。ねぇ?これから港区は頑張って認定補聴器技能者も増やしていきたいと思ってますので、温かく見守ってください。認定技能者さんのいない店舗に「ぜひそういう方を」とPRオススメしていきますので、広い心で見守ってください。なんならご協力をよろしくです。

 

まだ、まだ買わないでくださいね。この時点ではまだ買わないでくださいね。購入は前提で構わないんですが、無料で1〜2週間お試ししてみたりできる店舗もあるようですから、初めての補聴器でしたら「へーこんな感じなのかー」とお試し相談もしてみてくださいね。あっ、販売店舗で見積書が必要になります

 

 

4. そして、やっとこ港区に申請。

補聴器、お試しでも使ってみたし、これなら使いやすそうだしよく聞こえるし」など、よしっとなりましたら港区に申請します。申請の順序、間違っちゃダメです。

 

① 申請書
最初に入手をした書類。補聴器相談医を受診した時に持って行った書類。補聴器相談医に「医師による確認書」のところに証明もらってるもの

② 見積書
認定補聴器技能者のいる店舗で「色々お試しして、これにすることに決めた!」と作ってもらった見積書(コピー可)

 

この2点を高齢者支援課に郵送してください。一番最初にね、支所か高齢者相談センターの窓口でもらった書類の中に、「返信用封筒(申請書送付用)」がありますので。そこに2点入れてすばんと郵送です。

 

郵送申請後、大体1週間〜10日くらいでOKの場合は「決定通知書・助成金請求書(店舗用)」が届きます。これが届いたら、準備万端。お待たせいたしました。見積もり作ってもらった販売店にGO。

 

 

5. さ、いよいよ購入です。

① 助成金交付決定通知書
届いたやつね

② 助成金請求書
これも届いたやつね。販売店さんが必要なものですので忘れずに。

③ 自己負担金
「補聴器の料金 ー 助成金」の実際にお支払いする金額をご準備。助成制度のよくある「後で振り込みますぅ」ではなく、お高いものですからちゃんと申請OKがでてから「初回に大金ドーンではなく、差し引いたやさしい額で」です。原則、助成金は港区から販売店へ支払われます。

 

大切に使ってください、補聴器。

 

 

非課税世帯は137,000円、課税世帯は1/2の上限68,500円

対象の方とかはこんな感じ。

補聴器は両耳必要な方もいれば、片耳だけでという方もいらっしゃいますんでね。補聴器相談医の先生の診断でお願いします。

 

補聴器はピンキリです。高いものがいいものということではないですし、その逆もその限りではないです。ご自分のお耳にあったもの、それにピッタリな製品がありますので、お店の方としっかりと相談を。パンフにも書いてありますが、お値段が気になるところではありますが、予算をしっかり伝えてください。わからない場合はご家族に相談もしてみましょう。

 

 

簡単な動画も作ってみました。なんとなく。


 

12〜17歳3回目接種、予約なし・接種券なしでOK

と、港区の「やるぜ!」の姿勢は素晴らしい。「やるぜ!」とした時、「あのね、3回目接種券送付は打った子除くことができないなら、後追いで一斉送付されてくるやつは廃棄してくださいってペラ配ったほうがいいよ!」とお願いしたら、ちゃんと作ってくれたようです。ありがたや。

 

早速周りで何人も接種に行ったご家庭があり、「港区すごいわぁ〜」って感想いただいてます。「港区すごいわぁ〜」ですって、職員のみなさん。みなさんの頑張りに感動されてます。

 

12〜17歳、3回目は春休み中に打つのオススメします。

ワクチンに関しては色んな考えの人がいるのでアレですけれども、わたし自他共に認めるワクチンおばさんの類。打ちたい方への情報提供はデジタルでもアナログでも頑張りたいけれども、なんせ拡散力がない。ま、それは仕方がないとしても、周りで「いつ打てるのかなぁ」と前々からお問合せがあったご家庭には速やかにお知らせをしているわけです。

 

もう保護者同伴で接種に行ったご家庭もあるし、16歳以上で一人で行った高校生もいるし、別に強くお願いしているわけでもなく、ご希望があって本人が打ちたいと言ってくれるのであれば、私としては「あぁありがたいなぁ」の一言です。

 

国の決定後、港区はすぐに「打ちたい方に打てる環境を!」というやる気マックスの鼻息荒い素晴らしい姿勢が保たれてることは非常に素晴らしく、一緒に推進推進と言ってきた身にとってみれば誠にありがたく。

 

これから実は1回目打ちたいのよね…」という方も、「実は海外でxxxxのワクチン打ったんだけど日本未承認だから1回目からやり直しだよね、それでもいいけど…3回目だけど1回目w」という方も、「2回目が遅かったから3回目はまだなんだよね、でもどこで打とうかな」という方も、港区民であったらまずは港区のHPをご覧くださいませ。

 

 

 

むしろ、接種券、いる?

前々から言われてきたことではありますけれども、もう接種券ってどうなのよという議論を国とかの方でもする必要があるんじゃないかなと思ってます。とにかくすべてのケースにおいて、この「接種券発送が間に合わない」という壁が高く、スムーズな接種が進まない原因のひとつではあったと思います。あ、もちろんワクチンの十分な確保というのは何よりも大きいですけど。

 

港区の場合、「誰でも接種」というのをやってました。職域接種枠の延長扱いでやってるわけで、これをしなければ「自治体住民枠じゃない人の接種機会なし」だったため、あの手この手で職域接種枠に書類上収めるようなカタチを取ることが最優先だったわけですよ。

 

で、港区はそこも上手にクリアして、接種券なくても(忘れたとか紛失とか)区民ならその場で発行する対応取ったし。予約なしにすら広げたし、問題起きてないし、むしろ港区以外の人もたくさん打ちに来てくれますし。今回の12〜17歳の3回目だって、接種券なしの他予約なしですもの。これまでの実績の集大成ですよね、区民限定だけど。

 

ね、もうこう考えるとですね。接種券いらなくね?ですよ。いや、あればあるにこしたことないんですけど、スピード勝負で色々やっていきたいというのであれば、自治体任せで「接種券なし」もアリだと思います。国のトップダウンでもいい。これまで接種実績がある人は接種済み証あるわけですし、未接種の人はない。それだけ。接種済み証がない人は券発行を依頼するとか(そもそも発行すら必要かどうか)、色々変えていかなきゃいけない時期じゃないかなって。

 

前々から自治体の方も感じてるわけですけれども、「もう接種自体は自治体枠的なものをとっぱらって、どの住民でも『打ってあげたらその方の自治体に費用を請求、または国に全部ひっくるめて人数分請求』できたらラクなんだけどな」とも意見があります。

 

どう?国の偉い人。ある程度住民の接種が進んだら、日本全国ワクチンに余裕があるところだったらこういう感じでフレキシブルに体制変えていいんじゃない?そろそろこれまでと同じことやり続けるって無理があるよ?


 

港区のワクチンの件、まとめますね。

既に終わった方にとっては「え、まだ打ってない人いるの?」ですし、まだの方は「情報あれば欲しいよね」なのはこれまでと変わりなく。港区、3回目の「誰でも接種」は予約不要でやってます。おいでやす港区。

 

港区のワクチンに関する特設ページはこちら。とにかくなんかわかんなくなったら、お住まいの自治体のHPを見てみてください。

 

1回目&2回目がまだで、今からでもご希望の方

区民向けに水曜、土曜にスポーツセンターでやってます。まだイケる。以上。

 

 

3回目は「誰でも接種」で、しかも「予約不要」

ほぼ、自分の理想に近い、「打ちたい人、誰でもおいで」が現実になったわけで。港区さんありがとうね。

 

「誰でも接種」のご利用可能な方は:

1. 2回ワクチン打ち終わった方
2. どこの自治体発行でもいいので3回目接種券持ってる方
3. 2回目接種日から6ヶ月経過した方

です。

 

毎日やってるわけではないので、日時は要チェックですが、港区スポーツセンターと東京グランドホテルだけです。スポセンは3月中は毎日です。

 

是非ご利用くださいませ。「券来たから打っておこうかな」、「用事があって港区いくついでに打って帰ろうかな」とか、「自分のとこの自治体で予約するのめんどいからフラっと立ち寄ろうかな」とか、ウェルカムです。すごいウェルカム。

 

相変わらず小倉工務店はお知らせアナログポスターを作ってですね、麻布十番の他に白金台と

我が自民党議員団の鈴木たかや幹事長が町会長しております、芝新堀町会の掲示板に貼っていただいております。いつもすいません。グランドホテルは芝ですから。

 

そういえば、グランドホテルでワクチン接種したら、6階のレストランパンセでお料理の割引があったような。しまった、お写真撮ってくるの忘れちゃった。

 

 

3/10から開始してます。

予約不要の誰でも接種、港区民もそうじゃない方もご利用いただいております。3/10から始まったんですが、確か聞いたところ、初日はスポーツセンター15名、東京グランドホテル10名だったと。

 

人によっては「え、25人ぽっち?」と思うかもしれませんけど、初日で25人も券を持ってフラッと寄って、「どれ、打っていこうかい」というのは素晴らしいと思いますよ。1・2回目と違って、ほら3回目って6ヶ月縛りがあるじゃないですか。だから誰でもわんさか押し寄せるということはなくて、でも半分くらいは区民かなって感じみたい。

 

日本全国どこ発行の接種券でも持ってきていいよ、となっております。こう聞くと、「例えば、わざわざワクチン打ちに北海道からやってくる人がいるということ?」と時々言われるんですが、ひょっとしたらいるかもしれないですねそういう方。

 

でも、一番多いパターンとしては、「住民票移してなくって、送ってもらって、住んでるコッチで打つんです」かな。単身赴任とか学生さんとか、お住まいの自治体で申請すれば打てるんですけど、その申請すらめんどい(時間かかるし)という場合、こういう港区実施の「誰でも接種」ってすごいありがたいものだと思うんです。

 

前の1・2回目の誰でも接種の時、「住民票は関東地方、居住は中部、出張でたまたま東京きたからここで打ちます」という方がいた気がする。色んなパターンがありますね。自治体だけでどうにかこうにかというのは結構厳しい。国の偉い人、こういうケースもあるということを覚えておいて。

 

と、誰でも接種は誰にでもオープン(ただし6ヶ月経過して券を持ってる人に限る)。たくさんの方にご利用いただきたいと思っております。どうせならじゃんじゃん3ケタくらいこないかなあ!とワクチン担当部長が張り切っております。なので、例えば

 

・港区役所の職員さん

・港区の誰でも接種ってどういうことやってんのかな、と少し気になってる、よその自治体の職員さん

・よその区の議員さんとか国会議員でも秘書さんとか、「今日なら時間ある」的な事前予約取りにくいタイプの人

・住んでる自治体で予約するのめんどい上、接種会場がなんか微妙に遠くて行くのに「なんだかなー」と思ってる人

・自衛隊会場とか東京都会場とかもHPが見にくくて予約取るのめんどい人

とにかく予約取るのがめんどくさいタイプの人

 

などなど、おいでませ港区。予約不要。ウェルカムです。

 

 

小児接種は別会場で粛々と順調に。

該当の区民に接種券が送られておりますので、愛育病院と慈恵大附属病院での接種は港区のワクチン専用予約ページから、もしくはコールセンターにお電話で。病院さんに直接連絡はおやめくださいね。

 

また、小児科クリニックでも接種できますので、そちらでご希望の場合は↓に従ってご連絡を。

以上。ちょっと遅くなっちゃったけど、今のところのまとめ。


 

補聴器購入費助成制度ができます、予算案に賛成であれば

今からどのくらい前になるんでしょうか。「現物支給でも助成でもなんでもいいから制度を作れと言う人いるけれど、それじゃ全然ダメだからきちんとしたやつお願い」とご相談を受けたのは。

 

それまでも確かに難聴支援という点で、補聴器の助成を作って欲しい・作るべきというご意見ご提案は議会でも聞いてはおりました。いずれも「難聴は認知症のリスクがある」とか、「補聴器は高いから」とか、さまざまな理由で助成制度の検討をという要望でした。

 

わかる、わかるんだけど、なんか違うなと思っていたんですが、何がどう違うかを明確に感じるまでにはいかなかったんですよね。お困りの方がいるのは事実であって、ただそれを救いあげる理由に「難聴は認知症のリスクがうんぬんは(確かにランセットの論文でもそうありますけれども)、なんか表現は悪いのかもしれないけれども脅迫みたいな脅しみたいな、そういう使われ方をするのはいかがかな」と感じることも多々あったし、「高いからという解決策に助成金バラまくのもちょっと違うな」と思ったし。

 

そう、「ただ与える」ということに違和感があったんですよね。それでいいのかと。もちろん与えた先にはコミュニケーションとかQOLとかに繋がるのわかってるんですけど、なんか変な違和感があったんです。不思議な感覚。

 

 

継続的に議会で取り上げたり、それ以外に色々

これまでずっと、自分的な補聴器に関する一貫した考えは「正しく使ってもらうこと」でありました。ただ与えることに違和感があった理由は、「補助金もらえるからなんでもいいから買うか!」、「デパートでオススメされたやつ買ったらいいんでしょ!」とかをよく聞いたことあったからかなぁって。そういう方が多かったから、ちゃんとした制度を作ってくれというご相談だったんだと思う。

 

なので、一番最初に自民党から議会で取り上げた時に、区長から「実用的な事業のあり方を検討していく」と非常に前向きな答弁がありまして。じゃぁ実用的な検討をしてもらいましょうよと、それからもちろん役所ともたくさん話をしたし、お医者さんともたくさん話をしたし、補聴器の業界の人たちともたくさん話をしたし、さらに厚生労働省とも話をしましたよ。もちろん国会議員ともね。自見はなこさんどうもありがとうね。

 

そんな感じで色々ありましたし、色々やりましたし、もちろん厚生労働省の研究事業にも加わることができましたし、「よし、素敵な制度にしよう」と検討スタートしてから2年計画で実現に漕ぎつければいいなと。で、2年でカタチになりました。

 

適正使用に特化して、正しく長く使い続けてもらえる補聴器助成制度。これが私の目指してたもの。

 

 

その名も、「港区モデル」(注:名付けてない)

「専門家に常に関わってもらうこと」が、継続使用の一番の重要な点だと思います。ただ「お金あげます」だったら、1回買い切りで終了しちゃうじゃないですか。補聴器ってとにかくメンテナンスが必要だと聞いたし、チューニングなり色々プロのお手入れが必要とも聞くわけですよ。

 

とまぁ、思い描いた制度設計がほぼそのままカタチになったわけで、やっぱり最初から関わっていた身としてはすごい嬉しいですね。「できた!」というのもあるんですけど、「わかってくれた!」と一緒に頑張ってくれた役所の理解が嬉しいもんであります。

 

金額も大幅にアップで、非課税世帯で上限13万7,000円、課税世帯で上限6万8,500円。これってすごい。もう発表された瞬間から、補聴器業界ザワザワしたもの。

 

最初、所管課が上に上げた「予算つけてください!」の予算要求では、確か非課税世帯7万5,000円とかくらいだったんですよ。それが上へ上へ(区長査定)に進んでいって、さぁ完成しましたという時にばこーんとたくさんの予算を付けてもらえました。区長ありがとう。いい制度だと思います。ほんと、マジで。

 

ご相談を受けてから2年とちょっと。キチンとしたやつ、作れたでしょうか。

 

予算賛成多数で可決されましたら、4月からご利用になれるのかな。来年度は200名を超える人数を想定しての予算取りではありますが、補聴器相談医を受診して、「補聴器必要ね」となったら、認定補聴器技能者がいる販売店舗でよろしくお願いします。プロに関わってもらってくださいませ。大切なお耳ですから。

 

 

あっそのほかにもちょこちょこまとめてます。