港区議会 エレ・コロ特別委員会報告

さて、本日は新型コロナウイルス感染症対策特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 区内感染者数の推移及びみなと保健所による主な取り組み状況について

えー、1/24から1/30の感染者数は4,168人。症状は軽症や無症状が多くなってるとのこと。今も昔も保健所は手一杯ながらも精一杯頑張っておりますが、ちょっと前までの「発症→陽性→保健所からのご連絡」のパターンが今と昔とだいぶ変わっておりますので改めてご報告。

 

基本、保健所は「陽性を確認した医療機関からの発生届が保健所に送られ、受理(色々確認した上でいわゆるデータベース入力)されないと、何もできません」なのですが、これだとあまりにも膨大な発生届を処理している間に3日も4日も時間が経って、「元気になったあとに保健所から連絡きたわ」ということが結構な頻度でありました。この一週間くらいで色々と変わって、今は発生届を処理する前に、陽性者のスマホにSMSを飛ばし、情報を入力してもらうことになってます。スピード命。

 

そう、今は「保健所から電話はこない」のです。

来るのは基本、「スマホにSMS」です(注:港区の場合)

 

知ってる方から「こんなんきたよー」って。そう、こんなんがきます。なので入力すると、保健所が色々やる手間が省けますので是非やってください。特にスマホをお持ちの年代だったり、症状がなかったり軽めだったりする方へは是非。

 

健康観察で、いつぞやはテレビとかで「体調はいかがですか?」と保健所の職員がひたすら電話をかけたりする映像がメディアで流れてましたけれども、今は色々分担されるようになりました。これもデルタ株とオミクロン株と特徴的な症状の違いもあるのかもしれませんが、今はそれ以外に「家族が感染したので自分なんともないけど検査したら陽性でちゃった、鼻水ひとつ垂れてないんだけど」とか、「なんか1日だけ熱出たけどあとはびっくりするほど普通」とか、色々あるんですよね。なので、今すぐにでもヘルプとフォローが必要であろう人を保健所が担当して、それ以外は分担。

 

 

基本、よほど酷い症状がない限り、また医療機関の先生からご連絡いただいたりとかしてない限り、特にどこからもアプローチはないものだと思ってください。ご相談等ある方は、保健所ではなく、東京都運営のフォローアップセンターまたはうちさぽ東京。

 

こういうことも日々変更しながら、たくさんの陽性者数(症状あり・なし、偽陽性関係なく)と格闘しているのが保健所です。がんばれ保健所。保健所助けるためにも、なるたけ罹患しないようにがんばろうね。

 

 

Q: うちさぽ東京というのがよくわかりません、高齢者施設等でPCR検査って週に1度くらいやるって聞いてたけどちゃんとやってるのかしら、パルスオキシメーター貸し出したあとに返却ってちゃんとされてるのかしら、など。

 

 

 

2. 新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について

えー、昨日時点で約84.5%が1回目接種終了、約82.7%が2回目接種終了、3回目終了が約11.3%です。そんな感じです。がんばってます。

 

Q: 3回目接種券と同封で送られてくる書類には「2回目後7ヶ月・8ヶ月」ってあるけど6ヶ月で大丈夫ですよってお知らせできないものなの?、医療機関でモデルナ扱ってるとこないのかしら、医療機関に「モデルナ使ってくれませんか」と区からお願いしてくださいな、接種券は2週間ごとに送ってるけどせめて封筒に小さいラベルシールなどで「6ヶ月で接種可能です」みたいな対応できないの?、など。

 

 

3. 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止や区民・事業者の生活を支えるための区の主な取り組み状況について

えー、こんな感じです。港区頑張ってます!新型コロナ対策担当課長です!

 

Q: 緊急児童居場所づくりとかどうなの?、生活困窮者自立支援金とか状況いかがなのかしら、、など。

 

 

 

4. エレベーターの安全に関する国への要望について

エレベーター事故のご遺族のご要望で、要望書を国に出すのに区と区議会も連名でということですので、そうしますね。

 

以上。


 

 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、先日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。施設改修とか3回目ワクチン前倒しとか。

 

1. 港区赤坂コミュニティーぷらざ大規模改修工事整備計画の策定について

えー、建物の長期保全のこともありまして、大規模改修というやつです。予定としては令和6年度から令和8年度ですかね。

 

Q: 最近なんでもかんでも「ZEB化」をどうのこうのですけど費用まったくわかってない中であとで精算しますというのは役所のトレンドなの?、お金いくらかかるかわかんないけどとりあえずトレンドだからやっていきますねっていうのはなんか順番逆じゃない?、ヘルシーナもお休みになるけど代替施設とか作ったりするの?、など。

 

 

2. 令和3年度組織改正について(追加)

えー、住民非課税世帯への臨時給付金というのが実施されることになったので、遅ればせながらのご報告ですが、生活福祉調整課の中に専任の係長ポジション設けますね。

 

Q: 早い給付をよろしくね、「家計急変世帯」というのが相変わらず定義がわからないのよ、該当する人気付かないパターンもあるので役所の他のお問合せでも拾い上げられるように他の部署でも広くお知らせしてね、など。

 

 

3. (仮称)南青山一丁目高齢者福祉施設整備及び運営事業者候補の決定について

えー、南青山の高齢者施設ね、今赤坂中学校の仮校舎あるとこですけども、事業者決定したのでその報告します。令和6年12月の開設目指してこれから工事とか進めていきます。

 

 

Q: 候補事業者選定するための選定委員ありますけどこのメンバーってどう決められてるんでしたっけ、役所が候補としてあげる基準って何かあるんでしたっけ、協定とかの扱いがねちょっとね、コロナ禍の特養の運営がちょっとね、急にターミナルケアとかでてくるの複雑なんだけど、など。

 

 

4. 中堅所得者向け(特定公共賃貸住宅)の転用による障害者住宅の整備について

えー、シティハイツ竹芝9階と10階の障害者住宅で車椅子住宅を作っていきますね。

 

 

Q: エレベーターには何にもしないの?、建物自体の大規模改修はしないの?、2戸→10戸にするのはどのくらい時間かけて達成するのかしら、単身用とか増えしたりしないのかしら、など。

 

 

5. 小・中学生のインターネット及びオンラインゲームに関する実態調査の実施について

えー、なんか色々依存とか生活の影響とか、ご家庭トラブルとか色々聞いてます。現状を把握するためにまず区内小中学生と保護者対象に色々アンケートから始めてみたいと思いますのでよろしく。

 

Q: 子ども家庭支援センターにくる相談って相当進んだ例なんじゃないかしら、ネットとゲームは悪いという結論ありきはダメですよということを念頭に置いて調査してね、ネットとオンラインゲームは別物だし色んな立場で見えてくる問題別々だと思うのでそのあたり注意してね、など。

 

 

6. 在宅人工呼吸器使用者への蓄電池の給付について

えー、東京都がやってる事業で対象追加になりましたので、区が把握している23名の在宅人工呼吸器使用者へ個別に連絡してやっていきますね。給付開始は2月中旬です。

 

 

 

7. 新型コロナウイルスワクチン接種について

えー、2回目接種後8ヶ月だ7ヶ月だ前倒しだと色々ありましたが、港区はもう区民全員年齢問わず、2回目から6ヶ月経過したら3回目打てるようにします。区立の保育園とか学校とかの職域も2回目後6ヶ月で打てるようにします。

 

5歳〜11歳の対応も始めていきたいと思いますけれども、病院を会場とした集団接種と並行して医療機関の個別で対応できるように準備していきたいです(現時点で開始は未定)。

 

 

8. 令和4年4月保育園入園(1次)申込状況について

こんな感じです。

 

 

以上。


 

3回目の接種券、該当者に昨日発送されてます。

まだ1回目も2回目も打てるとこあります。知名度が上がってきた港区の『誰でも接種』、年明けからジワジワと予約が増えているようです。今から1回目、12歳なりたてホヤホヤ含め、感染拡大してるからやっぱ打とうかなって方います。ようこそ、おいでませ港区。

 

なんで『誰でも接種』がジワジワ来てるのかといいますと、2つの理由が考えられます。

 

1. 感染拡大傾向

言わずもがな、オミクロン株の拡大です。相変わらず午後4時45分にメディアが一斉にニュース速報を打ち、まぁみなさんがどう考えてるかはアレとして、『やっぱり打とうかな』が増えてるということですよね。なんにせよダメなことはひとつもないです。ヨキカナヨキカナ。

 

「港区対応」「他自治体移管」と2種類ありますけれども、港区民が港区内の医療機関等で検査なりして陽性となったら「港区対応」港区民じゃない人が港区に来て港区内の医療機関等で検査なりして陽性となったら「その方の住民票のある自治体へ情報提供してその後そっちが対応」という感じと思ってください。

 

2類だ5類だ云々のルールの前に、住民登録ってこういうところでも色々区別をしなきゃならんもんでして。もちろん港区民がよその区の医療機関等で陽性となったら、その自治体で「移管分」として扱われて、後日数字が港区の港区民分に乗っかるような感じでしょうかね。たぶん。これは以前より変わらず。

 

 

2. 打てるところ探しきれないから港区に流れてくる

問題はこっち。港区は3回目と並行で、1回目2回目も医療機関に丸投げすることなく接種会場を設けてます。ありがたいよね。でも他の自治体はそうじゃなくって、だから難儀してる方が検索してたどり着くパターン多し。◯◯区とか、××区とか、どこどこ市とか多いよ。もちろん港区民も。

 

そんな誰でも接種のご予約はこちらからお願いしますね。1回目打ちたい方の最終は1/25(火)、1/28(金)です。お忘れなきよう…。

 

 

なお、港区のワクチンページがほんの少し、ほんの少しだけ見やすくなったのでお知らせだけはしておきますね。ほんの少しね。見やすいのはええことです。

 

 

港区はとっても頑張ってる

色んなこと頑張ってますけども、接種率上げるためにとても頑張ってると思う。接種率を85%と高い目標を定め、正直『あの手この手で頑張ってんのよくわかるからさあ……別に85パー届かなくともいいよ』と思うこともある。というか思ってる。

 

今、港区民の接種率がどんだけあるかと、これって正しい数字を出すのってすごい難しいんですよね。だって、人間は生活の地を変えるもの。引っ越したり、引っ越してきたり、人の流れは流動的。毎日、自治体の住民数というのは変わるわけです。

 

分母(住民登録数)も毎日違えば、分子(接種人数)も毎日違います。お引越ししてきた方が住民登録をする際に、ワクチン接種の有無的なものありませんよね。なので転入転出の数とか反映できず、よくわかんなかったところがあったりしました。

 

それが昨年末にそう言うシステム(国レベルの)がようやく改修されたとか、反映した数字がみれるようになったようで。港区、だいぶ数字が高くなってきました。おめでとう。みなさんの頑張りが数字となって現れてます。おめでとう。国の平均より上。

 

 

◯◯区はもっとxxだわよ、とかあるじゃないですか

テレビとか、「◯◯区はもうとっくのとうに接種券送ったらしい」とか「◯◯区はもう接種開始したって」みたいな、基礎自治体というものはとにかく隣近所と比較をされがちです。されまくります。んで文句を言われます、かなりの高確率で。

 

でも、でもですよ、自信を持っていいますよ。港区ぜんぜん遅くない。むしろとっても早い方。よくテレビで持ち上げられる区より1週間も早く集団接種開始ですよ。港区もっと取り上げてほしいですよ、くらいの前倒しで準備してましたんね。しかも1回目2回目接種も並行で、しかも「誰でも接種」なんてありがた事業もやりながらの業務遂行。褒められる以外のなにもんでもない。

 

あ、そんで接種率なんですけれどもね。よく◯◯区は何%でもっと高くてどうのとか簡単な数字の羅列をされて、23区とかで比較される時よくあります。気にならないっちゃー嘘になりますけど、気になりまくるというわけでもない。

 

といいますのも、元々ワクチン接種率って高齢者が一番高いじゃないですか。90%超えてるところもよくありますよね、港区もそうだけど。んで、高齢者人数がとても多い自治体と、若者人数がそこそこ多い自治体と、そりゃ同じにはならないだろうし。そういう意味では港区はものすごく健闘してる区だと思ってます。思ってないな、健闘してます。言い切る。それだけ言いたかった。

 

 

接種券、前倒しで送ろうよ

1・2回目接種の時も、自分はこれを言い張りました。自衛隊のやつだの職域接種だの都道府県のやつだの、接種券さえあれば打ちたい人が打てる選択肢は広がるんだと。各自治体まかせとはいえ、国の方針ひとつでてんやわんやした過去でありましたし。これからだって正直「どうせ接種時期は前倒しになるから」という我々のココロはひとつ、予想通りに毎日コロコロ変わる国の方針で前倒しになっていくわけです。港区、準備万端。もとより2回目接種後6ヶ月で住民に送付計画です。GJ。

 

前回のを踏襲して接種券は前倒し送付っていうの、自分の中では普通のことだと思ってたんですけれども、小耳に挟んだ情報ではそれって全部が全部じゃないと。むしろ、「前倒しは混乱するから絶対やらない2回目接種から8ヶ月後送付を崩さない」的な首長のいる自治体もあると。ほえ〜、自分、井の中のカエル的な無知で申し訳ない。

 

ワクチンの絶対数が足りないからというのが理由のひとつであるようなんですが、だからこそまたオープンするであろう大規模接種会場とか職域接種会場に分散させる必要があるんでは?と思ってるんだけど、この考えが通用しない自治体があるのかと少し驚いてるところです。

 

よその自治体でも接種券は前倒しで送ってほしいなあと思う理由がひとつあります。「子供関連施設で働く大人への接種機会を早めに提供してもらいたい」というやつです。ほら、子供はワクチンまだ打てないから。接種機会を提供するには、未だ接種券が必要というのであればそのチケットが必要じゃないですか。

 

↑昨年7月はじめのことでありますが、毎日のように保育園や学校、施設で陽性者が連発してた港区で職域接種を始めたことは記憶に新しく。公立私立問わず、子供を守るぞオラオラオラと若い先生からベテランの先生までたくさんの方にご利用いただいた職域接種、関係者からとても喜ばれました。

 

で、もちろん3回目だって機会があれば考えるわけじゃないですか。港区にお住まいの該当者であれば、港区は2回目から6ヶ月で送るので、たとえ今後の状況で「(港区は)3回目職域接種やります」「(国の方針で)職域接種の開始を前倒しします」とかなったとしましょう、港区は準備万端で用意してるのでいつでもGOできるようにやると思います(是非ともやっていただきます)。

 

ただ職域接種ですのでね、港区在勤という先生も多いわけですよ。で、多くの先生が区外在住だったとして、そのそれぞれの自治体が「接種券前倒し送付は例外なく行わぬ」だったら、ガッカリしちゃうわけですよ。

 

なので、小児科医でもある自見はなこ参議院議員にお願いした。国から働きかけてもらえないかと。そしたらタイミングが色々ちょうどだったんでしょうね、近日中に自治体に前倒し送付してもらうような通達を出すべく動いてると。それはそれでよかったことであります。あとは解釈次第ではありますけれども、実現に向けて頑張っていただきたいもんであります……国の働きかけというよりは、各自治体に。

 


 

3回目接種のアップデートがあるのでお知らせしますね

えー、①前回と同様、介護認定受けられてるシニアの方と障害者手帳などお持ちの方に接種会場までのタクシー券お渡ししますということと、②集団接種会場オープンの日程スケジュールでましたというお知らせです。

 

タクシー券

該当する方には、明後日発送される多分3回目接種券に同封されていると思う。違ったらごめん。注意事項がいくつかありますので、同封のお知らせをご覧ください。

 

まぁこの支援はとても評判がよかったので、今回も採用してくれてよかったです。

 

 

3回目スケジュール

モデルナとファイザー、会場別です。国際医療福祉大さんは週替わり。交差接種OKですので、「前回ファイザーx2、今回モデルナ」でもいいし、「前回モデルナx2、今回ファイザー」でもいいのよ。

 

ご近所のクリニックや医療機関でも接種できますけども、集団接種と同じ日にスターティン!というわけではなく、配送とか予約とか接種日とかは医療機関さんでそれぞれ別です。すぐかもしれないし、ちょっと間あくかもしれないし。「別に集団会場でもいいわ」という方がいらっしゃいましたら、さくっと変更を。

 

基本、医療機関はファイザーが多めだと思ってください。モデルナ取り扱うところは少ないと思います。ですので、交差接種で3回目はモデルナ打ちたいわ!というシニアの方は、集団接種会場をおすすめいたします。ええ、それはもう強く。

 

なお、集団接種ネット予約が難しいという方、今回はコールセンターで100回線(5月当初は30回線←なめとんのか)で、前回と比較して繋がりやすさ3倍ちょい。でもおすすめはネットです。

 

 

おぐら27号。

ついでの27号も掲載。3ヶ月に1度、ちまちまちまちま誠意作成。


 

 

例の市の例の件で思うこと

思想云々はさておいて、ルールというかやり方というか、議会のプロセスはどこも同じようなわけで、改めて頭の整理をしようと思う。委員会採択本会議否決とか。

 

会派判断がモノを言う

正直なところ、個人的な意見なんですけれども、「会派ってなんだろうね?」と思うところも少なくなく、その一方で「会派によって助けられてる」というところも少なからずあったりするのも事実で、トータル的にもやもやするのは変わりない6年間であります。

 

なお、6年前のことになりますかね、なんか訳のわからんことに巻き込まれて思ったことを綴ったこともありました。今も成長してないですけれど、ただの駄文。

毎日何をしているのかと(2015.5.13)
会派の続き(2015.5.14)

 

ほら、だからといって同じ政党の人だからといって思想が全て同じわけでもないし(注:多分全部の政党がそうとは限らない)、自民党さんなんか特にホラ、色んな人いるじゃないですか。国会とか見てても正直「あ〜仲悪そうだな」みたいなのチラホラあるだろうし、まぁそんなのどこも同じような感じだろうし。そう、色んな意味で複雑。

 

なお、↑の綴ってる内容は2015年選挙のいわゆる「前の期」というやつで、2019年選挙の後では港区議会の構成はこうでした。

 

ちなみに、その後2年で今はこんな感じです。

どこの自治体も同じだと思うんだけど、HPとか見ても会派でまとめられてるもんだから意外に知りようがないパターン多し。会派名に政党名入ってないとなおさらに。

 

 

会派と委員会構成と

で、例の市の例の条例案の内容はともかくとして、所管の委員会で審議をして結果が出たけれども、それを最終日に本会議場で諮ったら委員会とは逆の結論になりましたというやつです。

 

港区議会での例で頭を整理します。議会のお作法的なもの、未だに謎なところも多くて。

 

 

まぁ大体は一番多い会派から議長出して、次に多いところから副議長出します。それぞれの出し方も年高序列の場合もあれば期数のところもあるだろうし、そういうの全く関係なく選ぶ場合もあります。ただ、何をおいても一つ言えることは「ほえ〜みんなそういうの好きなんだ〜」と、役職大好き、クワバラクワバラ。名誉と他より多い歳費頂戴、でしょうかね。たくさん頂くことになるなら、それ相当の責任があるわけですので、しっかりやっていただきたいと思います。

 

で、区議会議員の任期は4年ですが、基本暗黙の了解で2年ごと色々変わる。委員会の構成も、会派の中の役割的なものも。ま、会派の中は色々なのでそれに限らず。

 

こないだの夏頃から、任期後半の人事的なモノは↑な感じ。自分、前半と何一つ変わらず。4年通して保健福祉常任委員会と新コロ特別委員会や。コソコソ言われとんの知ってんで、「アイツどこまで保健所好きなんだよ」と。

 

まぁそんな話はどうでも良し。

 

難しいドント方式とやらで、人数の多い会派から委員長・副委員長的な人数を決めたり、委員会の人数とか会派ごとのポジション選択権とか委員会の序列的な順番(上とか下じゃなくて、順番呼ばれるナンバリング的な意味)とかがあります。ま、それは任期の最初に決めるわけで、後半はそれに倣って「会派の中で人員交代」みたいな感じです。

 

名前と会派だけ羅列されてもイマイチなので、所属政党ごとに分けてみたらこんな感じになります。

 

結構バラバラなのよね、政党別になると。そりゃ思想も違うしモメることもあるだろうわ。たとえ会派が同じであろうとも。もちろん同じ会派でもモメます。

 

 

で、委員会の中の判断の話なんですけど

賛成反対と手を挙げたり立ったり座ったり議決をするのは、年4回ある定例会の中だけです。手を挙げるのは委員会の中、立ったり座ったりするのは本会議場。議案と請願に対して手をあげたり立ったり座ったりします。

 

委員会、例として今の保健福祉委員会での図はこんな感じ。アルファベットはそれぞれ別の会派のことね。委員長だけダッシュつけてますけども、採決に基本委員長は加わりません。議事進行という役目があるので。ただ、そのお隣の宙ぶらりんな副委員長は採決に加わります。議事進行役の代打だからな、ベンチに入っているからプレーヤーであります(例えが悪い)。

 

なお、本会議場における議長・副議長の扱いも同じ。議長は採決に基本加わらず、副議長は加わる。委員会の話に戻りますね。

 

で、例えば左側と右側で判断が分かれたとするじゃないですか。そうしたら頭数の多数決ということで、この場合は「不採択」という結果になります。

 

で、例えば更に判断が分かれて、頭数で同数になるじゃないですか。こういう時に初めて委員長が「沙汰を下す!」と出番がやってくるわけです。これが委員長裁決。サイの字が「裁」だか「採」だか違いがわからんけど、お沙汰であります。委員長が属する会派の判断になりますね。

 

個人の判断じゃねーのかよ、と時々聞かれたりするんですけどね。うん、個人じゃない。時々個人で責任もたせてくれよと思う時もある。でもダメぽいの。会派でまとめることが大事と。まぁ、委員長とかそういうポジションも「会派人数」が大きく関わっているわけですから、「そういうポジション与えられたのも意見をまとめることが前提」となるわけで、個別で全ていいとなれば会派制度もなくてしまって、ポジションなんかアミダかジャンケンで決めてしまえとなります(そうしてしまえと思うこともあるけれど、ならない)。

 

未だにモメてやらかしてる会派もあります。悩みは尽きない。外側からは見えない、ドロドロしたやつたくさんある。

 

で、これで委員会内でのお沙汰が下されたわけなんですが、ちょ待てよ。これって全体の見解が反映されているんでしょうかねという疑問が出ます。疑問というか、問題が2点あるわけですよ。

 

まず1点目:バックにいる人数が反映されてない

 

さっきの図ですけれども、ドント方式的なアレで、各会派で割り当てられる人数が決まるわけですよ。でもね、名目上、会派を代表して割り当てられているわけなんですよね。

 

そう、我々委員のバックには、これだけの人数がいるんです。

 

なので、たまたま人数の少ない会派で賛否が分かれたとして、委員会の中では同数となって委員長裁決となったとしても、バックに背負ってる人数が違う結果となることもある。多数決だけど、多数決じゃない的な。

 

次に2点目:全部の会派が一つの委員会に集合してるわけじゃない

 

委員会の中だけでお沙汰が下っても、全員いる場で「委員会の中ではこういう沙汰が下ったんですが、皆さんいかがですかー?」と問う場が最終日の本会議場なんです。立ったり座ったり。いいでーすサンセーイ!という方々はかなりの回数の立ったり座ったり、スクワット運動を強いられます。

 

時々思います、逆にしてくれよと。ただ、港区議会規定で賛成は起立と決められておるので、逆にするには色んなもんを改正していかなきゃいけないので、面倒だから多分このまま。…ちぇ。

 

議事録にもあるけれども、議会の最終日はこういう感じで委員長が報告をして、それに関して「委員会内でのお沙汰に賛成」「委員会内でのお沙汰に反対」と、全議員に確認するわけです。

 

なお、同数の場合は本会議場でお沙汰を下す場合もあり、その役目は議長です。欠席なら「ー」、気に喰わないとかまとまらないとかこぞって退席の場合は「退席」って書かれます。

 

港区議会のHP(審議結果)でもみれるけど、年4回発行されてる区議会だよりにも書かれてます。

 

ま、色々あります。色々ね。

 

 

訂正してお詫び申し上げます。

タイトルに「例の市の例の件で思うこと」とありましたが、実際の内容が異なり正しくは「例の市の例の件で地方自治体の議決プロセスに関しほんの少しでも興味がある方に向け、港区議会での例えを挙げてわかりやすいつもりで説明した件」でした。訂正してお詫び申し上げます。

 

ま、色々あります。色々ね。ムズカシイネ。


 

 

 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。施設改修とか給付金とか3回目ワクチンとか。

 

1. 台場コミュニティぷらざ等大規模改修工事に伴う台場高齢者在宅サービスセンターの運営について

えー、お台場にある施設の大規模改修なんですけれどもね、工事自体は来年の9月からなんですが、利用者もいらっしゃいますので早め早めにスケジュールを。広報みなとや区のホームページでのお知らせはまだ先になりますが、今月来月で利用者の方とかご家族、介護事業者などへは周知開始しますね。ユーザー第一に。

 

Q: 定員あるけど今何名利用されてるのかしら、利用者の調整はちゃんとつきそうなのね、お風呂利用も大丈夫そうなのね、運営側の事業者に対してなんかすることあるんですか、など。

 

 

2. 国民健康保険及び後期高齢者医療制度における傷病手当金の支給適用期間の延長について

えー、3ヶ月おきに報告がありますが、国保と後期高齢者の方のコロナ傷病金の延長のお知らせです。今回も3ヶ月の延長で、年度末3月31日まで。

 

Q: ほら第5波の時って数増えたりしたのかしら、など。

 

 

3. 令和3年度港区子育て世代への臨時特別給付金の追加支給について

えー、9月児童手当を受給している人を対象にですね、12/24に第1弾、12/28に第2弾で5万円ずつお振込みしますね。対象となる方へは港区からお知らせがいくわけですけれども、港区のHPに詳しいお知らせも載ってますのでご覧くださいませ。

 

 

Q: 国会とかマスコミが騒いでいるように9月に離婚した場合はどうなるんですかぁ、必要な方にしっかりと届くようによろしくね、港区はなんで分割にするんですかぁ、など。

 

なお、よく聞く「事務費がうんぬん」というやつですが、お知らせをお送りする紙だとか印刷だとか送料だとかの他、もちろん振り込み手数料とかそういうのです。

 

 

4. 新型コロナウイルスワクチン3回目接種について

えー、こんな感じです。基本、2回目の接種が終わった方へ時期を見計らって接種券をお送りしますという感じです。慌てないで予約をお取りいただくことは変わりません。

 

えー、港区のワクチン特設ページにはもっと丁寧に書いてありますけれどもね。

 

Q: ワクチンの供給見込みはいかがな感じなの、とにかく1回目2回目と同じ場所で同じようにと思っている高齢者もいたりするので情報提供はきっちりね、早め早めの情報提供よ、接種券送られてきた時にどっちのメーカーのワクチンを打ったのかわかるようになってるのかしら、など。

 

ご注意いただきたいのは、「すべてにおいて前回と同じというわけではない」ということで、前に行った接種会場では今回やらないというところがほとんどですし、ファイザーとモデルナとお好きな方打ってもいいし、集団接種じゃなくて近所の医療機関でも打てるようになるし。いずれにせよ、慌てないでくださいね。まずはお医者さんたちから打っていただくので。

 

 

5. 小規模保育施設の閉園について

えー、とある小規模保育施設が来年度いっぱい(R5.3)で閉園するという連絡が運営事業者からありました。現在来年度の保育園入園プロセスの真っ最中ですが、希望をしている保護者とか在園中の保護者とかに丁寧に説明をしていきます。なお、定員15名で現在2名在籍の小規模園です。

 

以上。


 

先週、年内最後の議会が終わりました。

最近は、『3回目はファイザーとモデルナどっち打とうかなー!』って考えてます。6ヶ月でも8ヶ月でも何でもいいけど、まずは医療従事者の方々終わるまで慌てないで待とうね。インフルは打ったお。

 

先週、年内最後の定例会が終わりました。

議会の中の御作法的なもの、正直なところ、何が正しくて何がおかしいのか未だにわからないままの(正しくは『理解ができない』)自分なわけでありますが、決して『慣れてしまった』と口が裂けても言いたくないのであります。なので『わっかりましたー!』と100%肯定することはなく、いつも何かしらにイチャモンつけて文句垂れる性悪な感じになってるのはそのせいなのかもしんないなあと、しみじみ感じる12月であります。

 

フォーエバー素人。だから常に反抗期。自分でも常に思います、ヤッカイだと。でも議員を『センセイ』って呼ぶナラワシは滅びた方がいい思うことだけは変わらず。議員同士でセンセイセンセイ呼び合ってる姿って超絶に滑稽。でも呼ばれたい人がいるのと呼びたい人がいるので、ある意味需要と供給がしっかりとマッチ。我、そこに入ラズ。

 

『んなもん、気分良くさせるためにそのくらいやったらどうだ』なんて言われる事もあるけれど、嫌なものは嫌ざんす。絶対呼ばないポリシー。

 

 

個人と会派

議会の中で、特に議会運営に関する不思議に『全会一致』というルールがあります。字の如く、全ての会派が同意見という意味で、『議員として選ばれしもの1人足りとも違う方向向いていたら、まかりならぬ』というルールです。1人というか、1会派。

 

その割には議決は多数決なんですけれどもね。

 

議会の中をこういうルールにしようよ、と誰かが提案したとしても、1つの会派が嫌ですぅと言ったらナシ。

 

何でしょうかね、議員定数を区民人口の少数サンプルとして、その議員全員がイエス又はノーである、いわゆる『少数サンプル100%の同意=区民の総意』みたいな感覚なのかしら。それがどれだけ重要なのか正直知らんけど。

 

その割には議決は多数決なんですけれどもね。

 

なので、なんか妥協案とかかけ引き取り引き(文字にすると非常に悪いことをしている印象)がない限り、全会一致にはなりにくいというのは個人的にとてもマイナスポイントなのではないかなっていつも思うんです。

 

『そんな規則、変えちゃえよ』

 

ここ数年、色んな不祥事とか不祥事とか不祥事とかありまして、色んな方から『なんでそんなルールなの?』とか、逆に『なんでルール無いんだよ』とか言われます。新しく作るにしても、おんなじ。1人でも異なる意見の会派があったら、まかりならぬ。そして会派の中でも結構モメる。10人10色。

 

その割には議決は多数決なんですけどね。あ、役所が出してくる議案を賛成反対するのと、議会の中で議員達がああするこうするは別扱いです。

 

 

全会一致じゃないと、申し合わされない

『議会運営委員会に関する申し合わせ事項』っつー1718年くらい変更なしのものがあって、ここによると『委員会の議事は第一号の規定の趣旨に沿って、全会一致で決するよう努めるものとする』と書いてあるんです。自分はこれを読んで思いました、国語が苦手な自分は思ったわけです。

 

なんだ、努力したけど決裂の場合は全会一致である必要ないんだ』と。文字をそのまま読んだ自分です。どうもどうも。でも聞くところによると自分の理解は間違っているようで、『全会一致じゃないと』という見解しかなくて、うーんムズカシイネニホンゴって感じ。『決しなければならない』ならわかるんだけど。

 

なお、第1号とやらはこういうの。連絡調整をはかって円滑チャレンジ。

 

ま、『みんなで決めました』というのが必要なのかしらね。『オレらは反対なのにアイツらが勝手に強行しやがって!』みたいに喧嘩材料ばっか増やしても仕方ないし、なんか変な実績アピール合戦でみっともないエンドになりかねない危うさがあります。

 

自分で言うのもなんだけど、結構しょーもない小競り合いが見えないところで結構あったりします。なぜなら、みんな仲良くやろうよ、なんで1ミリも思ってない個の集まりだから。都合良い時はいい顔して、自分のために相手を蹴落とす。それが議員という生き物らしいですよ。あーやだやだ。

 

あ、ちなみに昨年のことにはなりますけれども、全会一致で『ある一定期間連続で欠席の人は議員報酬削減しようね』というのは決めました。時々はまとまることもある、うん。揉めたけど。

 

 

例えば意見書ひとつとっても。

『議会でまとめる意見をお前はどんだけ軽視するんだ』ということを言われてしまいそうなんですけれども、正直なところ『政党の思惑が絡みまくってる意見書は本当に区議会でまとめるべき意見なんだろうか』とか、毎回の定例会で感じるんですよ。

 

『ウチの政党のポリシーだから、これ意見書として出したい』

『いや、おたくの政党の考えはウチの政党と真逆だから』

 

まとまらず終了。

 

『頼むよ、出したいんだよ意見書』

『ここの表現をこうこうこう直してくれたら前向きに考えるけども』

『一言一句修正はまかりならぬ』

 

まとまらず終了。

 

『たまにはウチの会派からこういうの出したいんだけど。おたく出した意見書も何回か賛成してあげたでしょ?』

『それとこれとは別、考え方に賛成できない』

 

まとまらず終了。

 

この手のやりとりを眺めてるとですね、『意見書ってなんだろう』とどうしても感じてしまうんですよ。意見書を通したい理由というのが、極めてうんざりする類の政治的という印象が強かったり、はたまた『オレ、やったったぜ!これで一票!』な個人的な超絶アピールだったり、誰のためなのかなあって。思っちゃうんですよねえ。

 

『何もやってないと思われるのが嫌だから、なんかやってる感を出すのが意見書』ということも耳にしたことがあるわけで、ますますなんのこっちゃわからないもんであります。なお、出した意見書を受け取った側がどう対処しているのかな。地方議会、どちらかというと出したら満足しちゃうフシあるんじゃないか。

 

ま、そもそも、会派同士で意見が合わないどころか、会派の中ですら合わないことがほとんどですものね。同じ政党所属でもみんな別人格、思いを馳せることも考える未来も別。それでも会派によっては政党から当たり前のように指示のようなものがくるんだろうか、そのあたりはよくわからないんだけども。

 

 

なんだかんだ結構モメる

定期的に提出される請願というものもあります。慣例でみんなやるもの的なやつ以外、自分、基本的に請願に署名しての紹介議員にはならないポリシーです。そうなりました、前期でうんざりする目にあったので。

 

あっアイツひでえ冷てえ奴だな、って思われるかもしんないけれども、人には色んなポリシーがあるものです。例えば『会派とは違う考えだけど個人的に署名』とか、『出されるもの全てに問答無用で署名』とか、『知り合いだからルールを捻じ曲げてでも署名』とか、『票になるかもしれないから署名』とか、『何とも思わないけど言われるがままに署名』とか。なので別にアリだと思いますよ、全ての請願に署名しないポリシーの人がいても。

 

港区の自民党会派さん、前期初当選した時から自分が教わってきたのが『請願審議をする委員会に所属する議員は署名するべからず』です。ハッキリ覚えています。だって『審議前に署名したら賛成ってことだから、会派の意見云々は関係なくその委員会のいる議員個人の思いのままになって、会派の意味をなさないだろ?』と言われ、すごく納得したことを覚えてます。

 

時々あるんですよね、というかこないだの定例会でもありましたよ。会派の意見がまとまらなくて色々とすったもんだ的な。署名と審議の結論が異なる矛盾とか、議会の中にいる人は気になるもんです。

 

ま、会派の存在意義は未だに納得はしてないんですけどもね。素人だの議員経験が浅いだの、よくバカにされますけども。そりゃ、票に繋がる行動のみを追求するのが議員だみたいな常識なら、自分完全に素人っすわ。それで結構結構。頭オカシイ(お互いに)。

 

あ、平等に請願署名しなくなった一番の大きな理由は別にありましてね、『子供に関することだからウチは女子が全員が署名しとけ』とか言われたことがありましてね。なんなんだよその言い方!すげえなさすが自民党!ダッサ!と超絶にムカついて拒否したことがあったのであります。

 

ま、そんな会派内のルールも『票のため』とか『イメージアップのため』みたいな個人の都合で捻じ曲げられることも時々見受けられ、また会派によってはそんなの関係ねえというところも素敵な多様性、そういうのに違和感ありまくりなので、辛いこともあるのも事実。政治好きじゃないとか団体行動が苦手なその辺のおばちゃんにとって、組織な議員のお役目ってしんどいこともあるなって改めて思う。

 

……いや違うな。ダブルスタンダードにならざるを得ない時があるから辛いんだな。立場によって色々。

 

ま、とにかく、ルールを『全会一致から多数決で決めてもいいんじゃね?』に変えようとするだけでも、細かく言えば『全会一致』にしないと変えられないんですよねえ。…いや、多数決で良いというもんでもないな、この類は確かに……特定の目的をもった組織的な行動が多くなってしまうのは目に見えてる。それはよろしくない。

 

と、本日はオチも何もないただの戯言の日だってあるよ。人間だもの。


 

電子スマイル商品券、リターンズ

さて、一昨日ですけれども関係各所にお願いをして店舗向けの電子商品券取り扱いの説明会的なものを開催させていただいたわけで。1店舗でも多く導入してもらいたくだ。今日もこれからするけど。

 

地元の麻布十番商店街なんですけれどもね。議員という輩が「地元」というのはやらしい感じもしますけど、しょうがないじゃんガチの地元なんだもの。ウチの実家、麻布十番商店街加盟店。願わくば港区商店街連合会に入ってくれてる商店街に支援を、そしてその加盟商店街に加盟してくれてる店舗に支援をという、前任の区議会議員から引き継いだ地元地域ラブ(地元のために頑張りなさい)を踏襲するのがライフワークな小倉です、どうも。

 

なに、今に始まったことじゃないですけどもね。ずっとやねん。商店街の応援という意味では誰にも負けんというくらいの心意気でありますが、唯一無二で「逆立ちしても敵わない」というお方がおひとりいらっしゃる。そう、ウチの幹事長。芝商店会の鈴木たかや議員であります。人望から何から尊敬に値。誰もが認めるミスター商店街、素晴らしい。

 

ま、それはさておいて。

 

電子スマイル商品券

電子商品券についてのことは先日ツラツラと綴りましたけども(「港区の大人気商品券、電子化に向けて」(2021.11.11))、『店舗向けじゃなくて、我々買う側の情報をはよ』という街場からのお声もありますが、まあもうちょびっとだけお待ちください。もうちょびっとだけ。「来年2月1日から電子使えますよ」ということですから、これまでのパターンで逆算して、しかも年末年始挟むことになるから、みなさんへのお知らせはもうちょっとです。

 

色々知ってるけども、区も区商連もオフィシャルに出してない以上は言えん。ごめん。こういうのは情報公開じゃないから勘弁な。

 

まあ、区商連のHPに公開されてる資料にですね、というか港区のHPからもリンク飛べるんですけどもね、色んなこと書いてあるので概要とか内容に関してはもうたくさんの人の知るところになってるんですけれども、かいつまんでご紹介していきますね。店舗向けじゃなくて一般ユーザー向けに。

 

39ページ以降ですね、ユーザー向けは。

この通り、『抽選で当選されたユーザーは』とありますので、これまでと同様に『申込制(ただし人数が多ければ抽選制)』ということが容易に推測できます。

 

ここでワイのオススメなんですが、いや今の時点で勝手に想像してることですよ?想像というかもはや妄想の類なんですけどもね?

 

今回の電子商品券は抽選にならんのとちゃうか?です。

 

妄想ですよ?妄想。でもそう考える理由があるんですよね。大したアレじゃないけども。

 

妄想その1:紙商品券へは変わらず殺到

これはもう仕方ない。「これまでと同じがいいわ」という一定数はいるわけで、それはお客さん側としても店舗側としても同じだと思う。その中で、やっぱりこういうのはアレですけれども、シニアの方は紙がいいわけですよね。スマホ的なもの持ってないとかありますし、ワケわからんことは回避してトラブルも避ける。わかる、わかるよそのキモチ。

 

それはそれでいいんです。なので、もし「頑張るから電子商品券でもいいわよ」という方が紙希望から電子希望に流れてくれれば、紙でしか申し込めない人は少しハッピーになるわけです。前回まで数回「総額10億円分」という紙商品券を大盤振る舞いしての商店街支援でしたからね、ちょっと数年前までの総額1億円!って時期があったことすら忘れてる我々。

 

紙商品券は5億円分。前回の半分です。なのでもともと殺到して抽選だったものが、更に抽選になるのは見えてる。

 

妄想その2:よろしい、ならば電子だ

今回初めての試みの電子商品券。こっちが10億円分。電子なら紙ほど申し込みが多くないのではないかしらという考えであります。だって初回だし、これまでの商品券の購入層を考えるとやっぱシニアは紙希望多めだし。しかも単純計算で電子は紙の2倍

 

当選者が出るわけであります。『なんか当たりそう』ってすげー適当な感じしません?

 

「どこで使えるかを確認してから決めようかな」という方も多いんじゃないかと思います。それはそれでオケです。電子だけ取り扱いますって店舗も出てきますし、「あのお店なら紙でも電子でも使えるんだ!」となるなら、電子でいっかーと思うかもしんない。

 

とかいって電子の方が人気で大抽選になったら…それはそれでいっか。妄想ハズレるだけ。嬉しい誤算ということで。

 

 

ユーザー側の注意事項

電子商品券、アプリじゃなくてブラウザページからのご利用になります。なのでダウンロードじゃなくてブクマでよろしこ。だって使用期限半年だもの、運営側だってそっちが便利さ。そして初めて「スマホ持ってるから電子にしようかしら!』という心意気をみせるシニアにも、まだマシな簡単使用であります。

さっきも出したけども、メアドでユーザー登録。めんどくさいかもしんないけども、まあこればかりは仕方ない。ご勘弁。そしてログイン初回はSMS認証。こちらもご勘弁。セキュリティは大切です。

 

前にもお伝えしましたけれども、自分がこの手のモノだけは実は超絶アナログ人間で、ピッ的なモノは券売機またはコンビニチャージの交通系ICしかようわからんというやつです。◯ayP◯y?やらぬ。LI◯E Pa◯?やらぬ。スマホでオートチャージ?やらぬ。なので、こんな自分が港区の電子商品券だけ薦めて回るのはいかがなものかと思わんでもない、けども、商店街店舗側の人間だからな。みんなハッピーに使ってもらいたい。

 

「どーやってスマホに商品券のやつ入れるの?」

「お金、どこに払うの?」

 

2月1日からのご使用で、そんな質問が身近で山盛りくるであろうことは簡単に予想できる上、自分がよくわからない人である以上、誰よりも予習と復習をしなければいけないと勝手に思ってます。勝手にね。

 

これを機にスマホデビューしようかしらといううきうきしてるシニアもいるのも事実、スマホあるし抽選当たりやすいかもしれない電子(妄想ですよ)で頑張るわというシニアもいるのも事実。一番簡単そうで成功しやすいのは、クレカ決済よりもコンビニチャージであろうかなと勝手に想像しているわけです。

 

 

が、このご時世、よくあるニュースでコンビニ店員さんが「わけわからん詐欺的な入金を未然に防ぎました」的なの、あるじゃないですか。なんとかカード買わせたりとか(古い)。ああいうのと一緒にされないかなとか、無駄にドキドキ心配しちゃうアナログ人間であります。大丈夫か、自分。最悪のケース想定しすぎだろと、なんでこんなにネガティブ思考なんだと自分でも嫌になる。

それよりも、セイコーマートって北海道以外に都内にあるのかいって、そっちに興奮している件

 

というわけで

というわけで、こんな感じのデジタルな港区電子スマイル商品券、取り扱い店舗の登録〆切は明日。性質的には、「〆切過ぎたんでもう絶対ダメですブッブー」みたいなことにはならないとは思うので、『様子見のとこもあるだろうから随時受付はしてちょーだいね』と口すっぱくお願いはしてます。あと使い方のもっとわかりやすい資料な。特にチャージ的なやつ。

 

多分、たくさんの人は「紙商品券は残せ」と思ってるのは事実。自分もそう思う。でも大半の人が文句を言うだけ言っておしまい。なので自分はもっとたくさんの人がハッピーになるかもしれない道を模索しようではないか。

 

1. 紙の商品券は一定程度絶対残す(信金さんの偽造確認チェックがんばってください)

2. 紙商品券に固執する人が少なくなるように、出来そうな人には電子をおすすめして紙に抽選殺到しないように促す

3. 電子商品券取り扱いが1店舗でも増えるように質問あればなんでも答えられるように勉強する

4. あわよくば紙の取り扱い店も一緒に増やしたい

5. 取り扱いできるのは区商連加盟の商店街加盟店なので、あわよくばこっちも増やしたい。元気で楽しいみんなの商店街やで。

 

というわけで、みなさんもいつもお買い物行くいつものお店(特に家族経営系の小さめなお店屋さん)に「ねえ、2月からの電子商品券やる?」って聞いてみるのもいいかもね。お問合せが多かったら「あれ、これってひょっとして需要あるのかな…」って少しだけ気に留めてくれるかもしんない。やりますよっていうポジティブな回答があったら、安心して「じゃあ電子商品券当たったらそれで買い物にくるね!」と2月からショッピングをお楽しみくださいませ。

 

と、そんなどこかの回し者のような小倉でございました。かしこ。それも『10億円分の電子商品券、安心して使ってもらおうぜ!じゃかじゃか落としてもらおうぜ!』ですので。かしこ。


 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。整備計画変更、外遊び場、学校整備、ワクチンなど。

 

1. (仮称)南青山二丁目公共施設整備計画の整備スケジュール変更について

えー、もうこの件は長く長くやってるんですけれども、かいつまんでいいますと平成21年に用地取得してから丁寧に丁寧に、繰り返し繰り返し、平成29年に最初の整備計画できてから色々地域から要望が随時ありまして、丁寧に丁寧に対応して設計とスケジュール変更4回目です。前回の変更より1年更に遅れて令和7年度開設です。

 

Q: 「地域住民の声」を丁寧に聞くことは大切だけどもさあ、役所はしっかりやってるけど地域住民が反対してるから全部遅れてるって聞こえるんだけど、役所がしっかりしろ〜、説明もひどすぎないかこれ、とにかくしっかりやっていただきたい、障害者団体さんとか整備を待ち望んでる当事者達へスケジュール遅れる説明とかセットでやってもわらないと困るんだよね、など。

 

 

2. 特別区人事及び厚生事務組合規約の変更について

↑という名の事務組合の施設をですね、変えていくということが特別区長会で了承されましてね。まずは新宿区と品川区の施設が更生施設から救護施設に変わりますよっていうご報告です。

 

Q: 更生施設から救護施設に転換するっていうけど更生施設も足りなくね?、とにかく保護が必要な人が入れる施設であるようにね、など。

 

 

3. 高輪二丁目民有地を活用した就学前児童向けの外遊び場の整備について

えー、保育園が足りなくて足りなくてという時にですね、民間から「心優しき皆さま!用地貸して!用地募集!」というマッチング事業をしてたんです。そしたらちょっと事情があって保育園は建たなかったんですがそのまま用地をお使いくださいという心優しき事業者!芝信用金庫!近隣の保育園とか未就学児の遊び場として使わせていただくことになりました!ひゃっほう!芝信用金庫!

 

Q: 就学前児童に限るの?、そばにコインパーキングがあって結構出入り厳しいんだよね、区内でほかにこういう民有地活用の遊び場ってある?、企業さんのご好意だよねこれ、感謝の気持ちをどう表していくのかしら?、貸していただける期間は今「長期」であやふやだけどきっちり書面なりで担保するようにね、今回たまたま保育園マッチング事業から展開したけどこれ全庁の情報を活用したら外遊び場展開すごい可能性ありですよ?、など。

 

 

4. 令和3年港区議会第4回定例会提出予定案件について

えー、定例会前の委員会のいつものさらりとしたご報告です。保健福祉常任委員会ではなんと議案審議今回ゼロ件。審議にあたらない程度でなにかございましたら。

 

Q: 特になーし。

 

 

5. 港区立御田小学校等施設整備経過区(素案)について

えー、御田小の建て替えですね。建て替えの順番がやっとこ回ってきました。教室数も今の14から24に増やし、色々頑張りたいです。

 

Q: この学校使う学童に今何人いるんだっけ?まぁとにかく子供達にいい時間を過ごしてもらいたいわ、随時計画を変更していくとかいいましたっけ?、屋上使うんでしたっけ?、など。

 

 

5. 今後のワクチン接種について

えー、昨日の区長記者会見でもご報告されたものなんですけども、改めてご報告を。3回目接種に向けて及び1回目&2回目接種も延長したり、港区がんばります。

 

Q: 港区もしっかり情報提供をわかりやすくね、など。

 

 

本来、このワクチンの件は特に予定されていなかった報告事項なんですが、「せっかく委員会がいいタイミングで開催されるんだから、区長記者発表があるからHPに資料あるんでそこ見てくださいみたいなことにしないで、同じ内容でかいつまんでで構わないので所管の委員会でしっかりと報告してくださいませ」と、わたくしリクエストをいたしましてね。

 

事前に「こうこうこういう概要のモノが発表されますので」くらいは聞いていても、それは「情報フルオープンになる前に議員には一応お知らせはしました」という、要はアリバイ作りみたいになってたのが事実で(そういう風にしか捉えられない)、あんまりよろしくないと思っていたわけなんですよね。わたくしは。

 

議会の議事録とか遡ってみても、「アレ、あの件っていつどういうところで報告あったんだっけ?」と時々時系列を整理しよっかなーって思う時があるんですけども、オフィシャルな委員会で報告がされないもんだから検索ヒットせず。もちろん自分のこの復習まとめもどこ探しても見当たらない。困る、困るんだ。

 

行政側としたら「情報公開になってるんだから報告めんどくせ」となるのはわかる。「委員会報告するんなら資料作らなきゃとか準備しなきゃとかめんどくせ」というのもわからないでもない。でも、「資料は昨日の区長発表の見てください」で構わないので、かいつまんだ報告も口頭で構わないので、ちゃんと所管の委員会の中で報告すべきことはやっていただきたいという件。

 

以上。


 

港区議会 エレ・コロ特別委員会報告

さて、本日は新型コロナウイルス感染症対策特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 区内感染者数の推移及びみなと保健所による主な取り組み状況について

えー、陽性者の数もぐぐーんと減って、ワクチン接種率も増えてることもありますし、非常に良い事であります。善き哉。区民の陽性者も1日0とか1とか2とかが続き、やっぱり未接種者が多い感じですね。第5波の時は本当にもうなんか色々ねぇ?保健所も満身創痍でてんやわんやでねぇ?でもこれからあるかもしれない第6波に備えて心づもりは頑張ります。

 

Q: 保健所の対応が色々状況で変わってたようだけどなんで議会に報告なかったのかな、電話相談とかやってたけど看護師さん保健師さんとか何名体制でやってたのかしら、これまでの累計数で色んな数字出てるけどそろそろどこかで区切りをつけた方がいいんでないですか、など。

 

なお、↑は9月時点での委員会資料なんだけども、前々に「凡例とグラフの色、右側左側で揃えていただけないかしら」と地味なめんどくさいお願いをしたら、すでに改善されていることを今ごろ地味にご報告しますね。ぱっと見やすい、これ大事。

 

 

2. 新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について

えー、昨日時点で区民の約78.1%が1回目接種終了、約76.3%が2回目接種終了です。東京グランドホテルでやってる「誰でも接種(週末ミッドナイト接種及び火曜ナイト-エリア接種)」では延べ1300人くらいにご利用いただいてます。9/21から始めてるみなとワクチン安心相談ダイヤルの相談件数は196件です。そんな感じです。

 

Q: せっかくワクチンに特化した相談ダイヤルがあるのに専門家の助言が必要じゃない相談がくるのはなんかちょっともったいないね、その他の相談って例えばどういうの?、接種広報はどのように工夫されてる?、誰でも接種は区民以外はどのくらいきてる?個別接種っていつまでやるのかしら、など。

 

 

3. 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止や区民・事業者の生活を支えるための区の主な取り組み状況について

えー、こんな感じです。港区頑張ってます!新型コロナ対策担当課長です!

 

Q: 特別融資斡旋の申し込みって今もあるようですけれどもどのくらいあるんですかね、生活困窮者支援の受理数と支給数の差の状況説明プリーズ、町会等への活動支援で辞退してるところってどういう理由で?、小中学校のお米はどこの自治体からもらってるの?、キャッシュレス還元のやつってどういう進捗なのかしら、など。

 

以上。