民泊というやつの続き

と、そんなわけで正式にちゃんと登録してくれた民泊物件とやらを見に行ったわけです。どうも小倉りえこです。何度でも言いますが、重箱の隅をつつきたいわけではありません。見に行ったといっても、どの辺なのかなーって見に行った程度なんですけど、そしたら色々派生していくつかのことがわかりました。

 

港区が最低限お願いしているルール的なもの。

港区における住宅宿泊事業い関する手引きというものがありまして、ウェブで公開されています。その中に標識の掲示という項目がありまして、保健所で登録した届出番号とかそういうのが書いてあるものを独自に作ってですね、一軒家なら門とか玄関、マンションだったらポストとかわかりやすいところに貼っておけというルールがあるようで。

 

目印はわかりました。あとは現地でそれっぽいのを見つけてくるだけの簡単な探検。まるでなんでしょう、1人オリエンテーリング(うだるような暑さの中)。

 

探検に出発。

まず1件目。おうちでゼンリンさんの地図(少しだけ古い)のでチェック……あれ?書いてないなあ、地図が古いのかなあ。まぁいいや行けばなんとかなるかと、現地でここらへんの区画のどこかだなーってひと周りしたわけです。……あれ?らしきところがない。もちろんそれっぽい表示物もない。iPhoneのマップアプリで住所入力……出ない。ブラウザのグーグル先生マップで住所入力……出ない。xx丁目xx番地までは示されるけど、xx号の最後のやつがひっかからない。

 

よし、諦めよう(早い)。次。

 

2件目。あそこだなってわかるところ。……おや?リストに書かれてる建物名と実際の建物名が違うぞ?まぁAがBになってるわけじゃなくてA’くらいだから、わからないでもないけど。ビルの中に入ってみる……おじゃましまーす(ひょっとして不法侵入とかなっちゃうのかしらやだそういうつもりはまったくないんですごめんなさいちょっと見るだけほんとに見るだけ)……ポストには何も貼ってない。オッケー、じゃあもう少しだけ上に上がらせていただきますごめんなさい……

 

……保健所の手引きに書いてあるような標識じゃないけど、明らかなやつは発見。そうですかそうですか。すいませんでした、お邪魔いたしました。退散。

 

よし、次。

 

あ、うん、英語でゲストハウスって書いてあるしある意味めっちゃわかりやすい。同じ建物で数軒あるみたいだけど、番号とか書いてある標識はないなあ。さすがに色んなことにドキドキし始めているのでポストとかドアとか見に行く勇気がない。側からみたらどうみても不審者以外の何者でもないかもしれない。ある意味、勇気ある撤退を選択。

 

次。

 

ここはわかりにくそうな、わかりにくくなさそうな、でも標識的なやつは無いね。ここも同じ建物で複数軒あるみたいだけど。ドアに貼ってあるのかのぞいてみようかなと思ったらエントランスはロックされてて、(すいませんすいません怪しいものじゃないんです本当に違うんです)これにて終了。

 

以上。

 

保健所にお伝えしたこと

自分が地域に不慣れな宿泊者だったらという設定もありますけど、やっぱり基本的に見つけにくいですよね、民泊物件サインがなかったら。正式に登録してもらってるわけですし、やましいことなく堂々としていただきたいとも思ったりしちゃったり。

 

保健所の担当課には『あの、すごい嫌な奴って思われるのも仕方ないかもしれませんがそういうつもりはまったくなくて、重箱の隅をつつくみたいですごいめんどくさい議員とか思われるかもしれませんがそういうつもりはまったくなくて』という言い訳をしつつ、貼らなきゃいけない標識がないところがありますよというお知らせと、併せて保健所でちゃんとそういう情報管理したほうがいいかもしれませんよとお話してみました。

 

だって、私みたいな探検に出かける人が他にもいるかもしれない上、私よりもっともっと厳しい人だったら大変じゃないですか。

 

そういう大手サイトを見てみた。

前にこんなニュースがありまして。許認可のないところは掲載しませんよと。その後ですね、確か許認可的な情報を提供したらまた掲載しますよとなったところ、デタラメな情報を載せるところがあるよと、そんなニュースを耳にした気がします。

 

気になるじゃないですか。調べてみましたよ。すごい嫌なやつと思わないでください。

 

あ、みつけちゃった。

あったあった、そういうところありました。番号的には6/15に受理してるはずのやつなんですが、6/30最新版にも無い。あーあ。これ多分ダメなやつ?それとも書類ペンティング中のやつ?どっちみちペンディングなら登録番号出せないもんね?あーあ、見つけちゃった。

 

それ以外ではですね、ちゃんと登録されてる物件と同じ番号がですね、明らかに違う部屋にも使われてたりですね。ホストが同じ人でも、明らかに違うお写真と値段の部屋複数で同じ番号。港区の登録一覧みる限り、同じ管理者でも部屋番号が違うだけで別物件扱いですしね。あらーどうしたもんかしらーこういうのー。

 

そしたらですよ、登録リストにない表記の番号的なやつ見つけちゃったわけ。

 

29とか30とか書いてあるし、旅館業法っ書いてあるし。ここで旅館業と民泊業の壁。業者と個人という分け方でいいのかしら……でも業者が絡んでる民泊もあるし。今更ながらわけわからん。

 

港区のサイト調べてみたら、旅館業施設一覧表があるのを発見。でも登録番号的なやつ書いてないのでどれがどれだかわからず。でも業者名と住所を見てたら、おや?というのがありました。

 

同じビル(マンション的な)でいくつかのフロアが旅館業で登録されていて、別のいくつかのフロアが民泊で登録されているところ発見

 

大手サイトの中で、民泊登録はないけど旅館業で登録されているところが掲載されている

 

 

 

正直ですね、大手サイトはいわゆる一般の人がイメージしがちな『普通のお宅』の『空き部屋』のような個人のサイドビジネスだけを掲載してるのかと思ってまして、そしたら業者さんが管理・経営しているような1棟まるごと宿泊施設みたいなところもありますし、シェアハウスに毛が生えた短期不動産みたいなところもあるし。眺めてれば眺めるほど、民泊というのがわからなくなってきました。何がどう違うのか、何ならOKで何がNGなのか区別がつかない。誰か教えて偉い人。


 

民泊というやつ

15年ちょい前くらいの話になりますが、ニューヨークに住んでたことがありましてね、2年くらい。その時によく聞かれたことで、よく腹を立ててたことがありましてね。心が狭いと言ったらそれまでなんですが、「ねぇ、どこに泊まったらいい?」と「おすすめのホテルはどこ?」は現地に住んでる人にはしちゃいけない質問じゃないかと思ってます。その理由?簡単ですよ、「泊まったことないから知らない」がすべて。

 

住んでるのにホテルくらい何で知らないの?

いや、人様におすすめできるほどそういうとこ泊まったことねえし。

 

『プラザとかウォルドルフ・アストリアがニューヨークぽいじゃん』と言ったところで、予算上限を無視してるかもしれない無責任なおすすめになるだろうし、とかいって『絶対言葉に困りたくないなら北野ホテルにすれば』と言ったところで、外国気分を味わいたかったら余計なお世話であったりもする。

 

世界を飛び回る経験長いビジネスマンならともかく、大学を出て働き始めたばっかりのような留学生あがりの20代半ばにとって、お金も無ければその土地の経験値も無いわけさ。泊まったこともないホテルをおすすめして良いものなのか、それすら判断つかなく、頑張って当時もネットで調べても『え~高い~、もっと安いとこないの?安くていいとこ』なんて言われた日にはもうね。

 

で、15年ちょっとの時を経て、今度は日本国内での話。同じことが言えるわけ。『残念なほど東京のホテルにご縁がない』と。むしろコンシェルジュになれるくらいホテルにめっちゃ詳しい東京人にお会いしたいもんだ。もうね、立地でおすすめするしかないでしょうとランドマークの近くをおすすめしたところで、駅の近くという交通利便性重視されたらそこで試合(親切)は終わりですよ。

 

6/15から民泊というやつが始まったわけですが

何が言いたいかといいますとね、旅行者の気持ちは在住にはわからないし、在住の気持ちは旅行者にはわからないということです。そんな中、先月の6/15から民泊という制度が始まり、宿泊の選択肢が全国的に正式に増えました。

 

寝るだけでいいならウチ泊まれば?立地もいいし、安いし

 

ウチ=余ってる部屋、借り手のいない部屋、短期不動産。かしら。違ってたらすいません。でも民泊ってそういう感じ。多分。

 

前にも少し書きましたけど、民泊は色々と賛否両論。物件を持ってる人の中でもやりたい人、やりたくない人はいるし。で、利用する人も色々で、宿泊コストを重要視する人もいれば、そうでもない人もいるわけで。オリンピックが~訪日外国人旅行者が~と、そういう報道だったりが『旅行者のための民泊』というイメージ先行ですけれども、場所によっては国内出張のビジネスマンとかも多いとも聞いたりします。

 

ほら、会社規定によって実費精算じゃないとこありますしね。その場合領収書とか不要だし、宿泊コストが安ければ晩ご飯が少し豪華になるとか色々あるじゃないですか。

 

ま、そんなことはさておいて。またまたどうでも良いお話ばかりで長くなるばかり。

 

オフィシャル登録物件は自治体が公開中

正式な手続きを経て保健所に登録してくれた民泊業には敬意を払いたい。法人ビジネスであれ個人のビジネスであれ、はたまた趣味であれ、違法ではないという区別はもっと評価されてもいいかもしんないとも思ったりします。

 

 

そんな正式登録の民泊物件、1件1件別々の届出番号が付与されて、港区のウェブサイトに公開されております。住所も連絡先もね。連絡先が書いてあるところは業者さんとか委託されたような管理人さんがいるところ、まったく書いてないところは家主滞在型(オーナーさんが同じ建物内に同居的な)ところだそうですよ。

 

施行日の6/15に公開されてたのは22件(6/12までの受理)、その後しばらくしてアップデートされた6/15時点での登録は約40件、そんで、本日さらにアップデートされた6/30時点での登録は58件。書類不備とかでペンディング中があると聞いてましたし、徐々に増えてるというのは想定内。数としても、正直そんな多くはないとも想定内。

 

重箱の隅をつんつんしたいわけではないんですが

で、なんとなくなわけですけれども、どういうところが正式登録してくれた民泊物件なのかなーって興味あるじゃないですか。近所の物件をふらっとお散歩がてらに見に行ってみたわけですよ。あっ細かなところが気になるというわけではないんですが、ほら、民泊って初めての制度なもんだから、何がどうこれから改善されたらいいんだろうとか、そういうこと気になるわけじゃないですか。ご近所の方から「ねぇ、この辺で民泊ってちゃんとやってるとこどこなの?」って聞かれることあるし。

 

で、ほんの少しだけですけどリストを見ながら数件眺めてきました。正式に登録されたからには正式なルールに則って運営してもらいたいですし、行政も『違法として潜られるよりは…』という思いがある中でやってるわけだし、いつものようにどうでもよい第三者視点でモノ見てみたいなって。

 

それに、『もし自分が旅行者だったらホテルじゃないところにたどり着けるだろうか』という興味の方が大きくて。だって、日本の道って名前もついてないし番地とかカオスだから。

 

というわけで続く。


 

おニューな中学校日本語学級を見学しに行った話。

別日に今度は中学校の方へ。六本木中学校では港区立の中学で初めての日本語学級が設置されました。中学になると、先生の使う言葉も急に難しくなります。そこに各教科も難しくなって、教科書の表現ですら大人びるわけ。漢字だって増えるし、読めなかったら授業についていけない。

 

六本木中学校 日本語学級

こちらも始まって1ヶ月ちょっと、22人が通っていて、そのうち1/3が別の区立中学から通っていると。小学校と違って中学校の通級(日本語学級のための通い)は保護者同伴無しでオッケー。

 

日本語学級は通いたいという子の希望もあれば、学校の先生の判断で入った方がいいという子もいるわけで、六本木中学校では全校生徒のうち15人が通ってるいるわけだから、えーと、生徒数170人ちょっとのうち15人でしょ、割合とすれば8%ちょいくらい?

 

8%ってね、『国際色豊かな港区』における外国人人口と同じ割合なんですよね。参考までにね。あ、住民登録してお住いの方ね。

 

個人の日本語のレベルに合わせて指導があるわけですけども、中学生はバランスが重要とのこと。なんのバランスかというと、補習的要素語学習得要素。多分。だって日本語学級は日本語学校ではないですし。

 

<補習的なこと>

どういうことをやってるのかなーとチラっと見たら、社会の授業で世界の地理をやってるのか位置と地域区分とかそんなことを日本語でお勉強してました。そんな授業で習う内容を少し簡単にわかりやすく、日本語学級で補習的なことも。教科書にふりがな振ったりとか、問題集があれば質問の意味を説明したりとか。

 

『ここはベトナム』、『このあたりは中東、こっちはオセアニア』、例えば中間・期末テストでそんな答えを求められる問題が出されたとしましょう。質問がちゃんと読めて、理解できて、字の間違いがなく正しい答えが書けないと点がもらえないわけですよ。中学校は小学生への指導と内容とレベルとは違ってくるわけです。

 

クラスの子となんとなく日本語でコミュニケーションを取れてればそれでいい、そういう感じに思う人もいるかもしれません。でもでも自分の経験上、母語以外で行う雑談と勉学って違うんですよ、頭の中で使うところが(多分)。

 

それにしても元素周期表(日本語、英語、中国語)がとても興味深い。気体の中国語がなんというか、味わい深い。

 

<語学習得要素>

これは文法だとか組み立て方とか、そういう指導ですね。私達が外国語を学ぶように、日本語を学ぶと。見学した時、『文節』のお勉強をしてました。文節わかります?日本語における、てにをは付きの最低限の単語の塊

 

昨日は雨が長い間降りました。

ウサギが狭い壁の間を通ろうとしてはさまってしまった。

 

日本語は英語のように単語の間にスペースがないので、点(、)とか丸(。)で区切らない限り、ひとつの長〜いひらがなとカタカナと漢字の羅列。日本語をお勉強している外国人にとってみたら、どこからどこまで何の言葉かわからない。

 

 

とにかく、補習に100%偏るのもダメだし、文法だけに100%費やすのもアレだし、この2つの要素のバランスというのがとても重要と。このあたりは自分でも経験していることなのでとてもよく理解できます。ただ、バランスのサジ加減は先生にお任せしないとこればかりは。

 

通級は調整が難しい

小学校もそうですけど、中学校もどの時間に日本語学級の取り出しを行うかということを調整するのがものすごく悩ましいと。だって放課後に通ってるわけではないので、要はひとり移動教室。国語とか社会とか道徳とか、そういう時間に日本語学級に行ってらっしゃいと調整されることが多いと。ただ、先生の判断で『この授業は見てるだけでも参加できるからみんなと一緒にクラスにいた方が教育上良い』とされる時は、当然日本語学級のリスケとかもあるようで。

 

その学校に元々在籍している子だったら(例えば麻布小学校とか笄小学校に元々いる子)、ある程度はフレキシブルに校内で対応できるわけ。1コマを週3回とか4回とか、今日を明日にとか。でも通ってくる子の場合は移動時間も考慮しなきゃいけないわけで、中学校の場合は1~2時間目、5~6時間目というような取り出しが多いと。

 

小中学校、共通の悩みがありました

可能であれば語学力ゼロではなく、ちょびっとで良いのでお勉強した子を受け入れたいと。要は、『日本語学級に通うからと日本語適応指導員の対象外とすることなく、最初だけ集中的に日本語適応指導を受けてから日本語学級に通えるようにしてもらいたい』と。

 

プロの先生でも、その子の語学力なり学校適応力なりを見てレベルを判断するのに多少なり時間がかかるわけで、切実な問題だそうです。

 

ほほぅ。じゃあ私は議会で質問をする機会に

1.  日本語学級に通う子の日本語適応指導を切らないでほしい。

2.  今の規定の日本語適応指導上限の年間48時間を、日本語学級入級前の子にも費やすことができるようにしてほしい。

3.   日本語学級に通えない子に対しては、年間48時間というそれほど根拠のない上限時間を適切に増やしてほしい。

 

という3点を教育委員会にお願いすればいいわけですね。過去にも何回か言ったことありましたけどね。がんばりますね、先生。

 

英語科国際ネイティブコース再び

こちらは昨年度から六本木中学校に作ってもらった、自分的には週一回の留学気分が味わえる上級者向けのクラスを再び見学(英語科国際ネイティブ・コースその1 2018.1.25)。英語ネイティブな子、英語できる子、英語得意な子、英語頑張りたい子が1つのクラスに集合。

 

前回見学に来た時はエクストリームスポーツに関してああだこうだしてましたが、今回はPC使って自分でまとめた記事を書きましょうという授業。

 

日本語学級に通ってる子もいれば、そうじゃない子もいるし。色んな子が色んな選択肢で教育が受けられる環境があればいいなって感じるわけですけども、そんなことを考えていたら『港区がいっつも言う教育の港区って何がどういう意味だろう』と、ますます感じるようになりました。おしまい。

 

あっ、ペッパー君起動してないと怖い。

 


 

おニューな小学校日本語学級を見学しに行った話。

今年度から30年近くぶりに日本語学級を持つ区立の学校が増えました。麻布小学校と六本木中学校。六本木中学校は港区で初めての区内公立中学における日本語学級設置なわけ。すっげえ地味なことなんですけど、本当によかったな〜日本語学級できて〜と、心の底から思ってるわけなんです。うっきうきで見学に行かせていただきました。視察とか恥ずかしい。見学です。

 

日本語学級とは

日本語能力がちょっと足りないかもな〜という外国人の子達を対象に、日本語や生活習慣的な特別支援を行う学級です。公立の小中学校にあるところないところ、区によって様々。

 

港区では笄小学校に初めての日本語学級ができたのが確か平成3年、外国人子女の多い港区でこの日本語学級って地味だけど存在の意義はとても大きかったと思います。

 

人口が増え、もちろん国際色豊かな港区ですから外国人人口も増えているわけですが、その中でも一番外国人人口が多いとされる麻布地区は港区全体約8%に対し、麻布地区12.5%。国際学級は基本的に『数年で帰国するであろう子向け』であり、日本語学級は『国内で中学・高校進学も視野』に入れた子向け

 

日本語学級については前にも長々と綴ってありますが、お時間のある方はお時間のあるときにどうぞ。『国際学級とセットで日本語学級はいかがですか?(2015.12.5)』『日本語を学ぶ?日本語で学ぶ?(2016.1.26)

 

麻布小学校 日本語学級

飯倉交差点のところにある麻布小学校。18人の子が通っているようです、日本語学級。もともと麻布に通っている子がほとんどですが、別の区立小学校から通いでくる子ももちろんいると(保護者同伴必須)。

 

ひとつの教室をパーテーションでしきったり、とにかく今の人口増で教室自体が足りないよという時代に、日本語学級を適正に運営していただくことが何よりも嬉しく。基本ひらがな多め。

 

しっぽ、らっこ、ねっこ。

ねこのしっぽ、ねこがいっぴき、はらっぱはしる。

 

先生と一緒に読んだり、ひらがなの書き順が書いてあるカードを指でなぞって、ノートに書いたり。その子のレベルに合わせた日本語学習を支援していくわけですけれども、こういうのを見ているとやっぱり先生は経験ある先生じゃないと大変だろうなあって。教材だけじゃちょっとね。

 

日本でも外国でもそうだと思いますけど、年齢が低い時に学校に入る子って結構スッと馴染むことは多いと思うんです。言葉もスッと入って聞いたり話したりはスッとできるようになるというイメージが多いので、結構ペラペラに話している子をみると『言葉、問題ないじゃん』と思われがち。でも、読み書きって別なんですよね。

 

よくある話、『大岡山』という単語をそれっぽく喋れても『お』がいくつあるのかとかわからないとか書けないとか、『おーおかやま』なのか『おーーかやま』なのか、そういう違いに苦労する場合もおーかったりおおかったり。

 

先生ともお話させてもらい、子供達の日本語能力を判断する基準(DLAという評価方法)とか聞いたり、とにかく経験のある先生が配置されるということはとても重要なんだなって。日本語学級が本格稼働して1ヶ月ちょっと、今のところは問題もなくスムーズだということを聞いてとても安心しました。

 

日本語学級も特別支援

学校生活とか日常生活に置いてディサビリティのある人に対する支援、『特別養護』とか『特別支援』とかそういうまるっとした言葉で表現されるようになってます。身体的とか知的ところに発達的なところも加わり、まるっとカバーされる範囲が広がってきたこのご時世。

 

語学も実は、ある意味特別支援という枠に入るわけです。ここ数年、こういうお話を学校の先生とする機会がちょこちょこあるわけじゃないですか。その中で『外国人児童・生徒への語学習得支援=スペシャルエデュケーション=特別支援』と表現する先生がとても増えていることに気付きました。

 

いや、私なんかがどうのこうの言うより、教育の現場にいらっしゃる先生達の方が何においてもよくご存知なんですけどもね。だって先生だもの、ホンモノの。

 

と、小学校はそういう感じで、お次は中学校編に続く。


 

日本語と英語の話。

本音を言うと、小学生への英語教育には疑問がある。我々とかそれ以上の年齢において、中学生からの英語教育が花開いてないよう思えるので前倒しすれば花開くんじゃね?という、非常にシンプルでわかりやすい理想がカタチになるのかどうか。数学のxとyを小学校の算数に前倒しするようなもんだと思っている。いいかどうかはさておいて。

 

近所の子のテスト前に英語を教え始めて約2年くらい。教えるというか問題を解かせる監視役というか。あれはその子が小学生6年生の時だったと思う。私立に通ってたので多少というか結構先取りをしていて、中学生で習うと思われる英作文に少しだけ四苦八苦していたわけさ。それが何かと言うと、比較級と最上級

 

あれですよ、more ~erとか、the most ~estとか。英語の文法を説明でするでしょう、そしたら小学生曰く『比較級と最上級という言葉の意味がわからない』と。これとこれの2つを比べる時が比較級、3つ以上のものから一番の何かを見つけるのが最上級。ははは、そりゃ理解ができないよねえ。

 

いや、笑い事でも微笑ましいことでも無いし。まったく笑えない。

 

ネイティブ、文法気付かない問題。

『やっべぇ、日本語超難しいんですけど。というか日本語の文法っていっこもわからないんですけど』と、初めて感じたのが実は大学生の時。当時、日本語をお勉強しているアメリカ人のお友達がいましてね、教科書とか見せてもらったんです。英語で書かれている日本語の教科書。

 

んで、言われました。形容詞がわからないから教えてと。

 

まず日本人、形容詞という言葉を意識し始めるのは正直英語の文法を習い始めた時ではなかろうかと思うんです。そして日本人、その時に日本語の形容詞には少なくとも2種類あるということは知る術はなく、普通に暮らしてて気付くこともあるのかないのかという頻度。おそらく。

 

んで、言われました。i-adjective  <い>形容詞』『na-adjective <な>形容詞』の違いを教えて、と。

 

折角だから説明しておきましょう、わたしがぴちぴちの大学生だったころにショックを受け、当時の年齢の倍を過ぎても未だに脳裏に焼き付いてる形容詞事変を。

 

形容詞とは

なんでもとりあえずグーグル先生に聞いてみますと、形容詞とはまあそうですね、モノの一般的な形態とか様子を表す言葉です。赤いとか暗いとか、きれいとか静かとか。

 

ここでポイントなのが、形容詞には最後に『い』がつくもの、つかないものがあるということです。

 

主語+形容詞+動詞

りんご は 赤い です。

公園 は きれい です。

教室 は しずか です。

 

い 形容詞

モノの形状を表す時、説明する修飾語でもある形容詞。『赤いりんご』のように、名詞の前にそのままの形容詞をつけて意味が通じるもの。

 

ということは、『赤い』は<い形容詞>です。ということは、最後に『い』がついたら全部<い形容詞>と思いきや、どっこいどっこい。

 

きれい公園、ほらなんか変でしょう。

 

な 形容詞

先程の『きれい』という形容詞。『きれいな』、って『な』を付けるとしっくりくるでしょう。きれいな公園。このように+なを付けるといい感じになるのを<な 形容詞>と言います。

 

きれい公園。しずか教室。

 

基本、最後に『い』の付かない形容詞はこっちにあたると思うんですが、『い』の付く他の例外的なやつには『有名』とか『嫌い』とかありますね。

 

英語で言ったら不規則動詞とか、理解できなくとも覚えなければあかんもの。これが日本語にもあるということを初めて知った形容詞事変。外国人向けの日本語教科書で初めて知り、無意識の日本語の難しさを知る形容詞事変でございました。

 

文法とかそういうのは無意識。仕方がない。

そんな文法ってネイティブはやはり気付かないわけで、頭の中がどういう風に言語を理解しているのか本当に不思議なこともあれば、言語ってちゃんとルールが上手にできてて、言語学者が『全世界の人がわかるように作ってみた』とされているエスペラント語はどんななってるんだろうか、なーんてことまで考えてみたり。

 

米:なんで日本語こんなめんどくさいのよ!

日:英語だって似たようなもんでしょ!

米:英語簡単じゃないの!考えたことないわよ!

日:それいうならこっちだって考えたことないわ!

米:音もややこしいのよ!だかだかわからないのよ!

日:英語だってそういうのあるじゃないのよ!THE問題

米:なによそれ!そんなの知らないわよ!

日:母音から始まる単語にTHEがつく時、じゃなくてなのよ!言ってごらんなさいよアップルとトマトって!

米:ジ・アポー? ザ・トメィトゥ? ザ・アポー? ジ・アポー?……ほんとだーーーーー!!!!

 

そんなお友達は今となっては日本の大学で英語の先生をしている。さぞやいい先生になっているであろうと期待をしたい。

 

で、なんで急にこんな日本語とか英語の話をしたかと言いますとね、小学校と中学校の日本語学級を見学に行ってきたんです。そのお話は次に続く。


 

港区のスマイル商品券は7/2(月)10am発売です。

商品券。商品券と聞くと、多分ヒトという生き物は2つの分類に分けられるに違いないと勝手に決めつけている。おそらく『好き』と『興味ない』。で、好きか興味ないかはさておいて、『買って使うもの』と『貰って使うもの』の2つにも分類されるに違いないと勝手に決めつけている。何はともあれ、来月7/2は港区のプレミアム付きスマイル商品券の発売日です。今回はいつもの10%プレミアムの他、待望の20%プレミアムがでます。なので、その注意事項を兼ねて宣伝をいっちょしてみよう。

 

港区の商品券はスマイル商品券といいます

やれ港区の広報だ、やれどこどこに挟まってるチラシだ、街場の区の掲示板だ、ところどころで販売のお知らせを目にすることもあるかもしれません。ええいまどろっこしいことはめんどくさい、PCでもスマホでもぽちぽち入力でも音声入力でも、『港区 スマイル商品券』と検索GO。

 

港区商店街連合会の商品券サイトです。

 

 

共通券(10%プレミアム付き)

1万円分買ってくれたら1万1,000円分の商品券が付いて来ます。500円券が22枚です。7月と12月に販売するいつものやつです。いいですね、こちらはいつものやつです。

 

使える店舗はこちらで確認。使える医療機関もこちらで確認。

 

限定券(20%プレミアム付き)

1万円分買ってくれたら1万2,000円分の商品券が付いて来ます。500円券が24枚です。こちら、今回初めて販売する新しい商品券です。港区商店街連合会の努力の賜物です。

使える店舗をお知らせするより、使えない店舗をお知らせする方が早いです。

医療機関ダメです。

タクシーダメです。

↓10の大型店舗ダメです。

 

商品券が買えるところ

芝の港区役所3階にある港区商店街連合会事務局の他、20ヶ所。

*台場だけ11amから発売

 

ネットで申し込みも可(ただし抽選)

ネット申し込みはこちらから。販売所で買っちゃった方は無効になりますからね。身分証明的なものでちゃんとチェックされますから(これは仕方ないものと思ってください)。

 

どのくらい買えるの?

商品券は1冊単位で販売してまして、お一人様max5冊まで。まぁたくさんの方が5万円分買っていかれますけれど、1万円分からご購入可能ですよ。ちなみに、他のおひとりさま分も代理で買えますので、まぁ実際はふたり分のmax10冊(10万円分)が買えます。*本人確認書類(在住・在勤の住所とか名前とかわかるような身分証明書)が必要です。代理の方の分も必要ですよ。

 

今回10%券(共通)と20%券(限定)の2種類あるわけですので、組み合わせは自由です。10%を5万円分、10%を1万円と20%を4万円分、全部20%限定券がいいわ…などなど。

 

商品券の立ち位置とは

前にも商品券について色々と綴ったことあるんですが、ご家庭から経済をちょこっとでも回すことのできる経済ツールだと思ってます。本音は商品券に頼らなくとも商店街でお買い物してほしいし(特に物販店ね)、商品券を手にする機会があるのであればこれを良い機会に商店街を知ってほしいし。

 

商品券施策というのは、そもそもは小規模小売店への応援であるところに『プレミアム感って無いよりはある方がいいよね、商品券プラスアルファでお店でいつもよりお買い物してくれたらいいよね』と消費者心理を加えたものだと思ってます。違ったらごめんなさい。

 

よく商品券関連では『使えるところ増えすぎて本来の小規模店舗に落ちなくなって本末転倒』なるご意見もちょいちょい聞きます。その通りと思いますよ。でもそこまでに至る経過というものの検証がやはり必要で、その結果軌道修正されたものと思っております。

 

あっ商品券の使用店舗が拡大されてきた経緯というものは、おそらく、商品券の認知度高めないとね → 使えるお店を少し展開しないと広まらないよね → あっこれを機に商店街に加盟してくれる店舗も広がったらありがたいわ…などなど、そういうところもあったんじゃないかと思います。多分。

 

こないだの4月に発行した自分レポートでもご報告しましたけれどもね。増やしていきたいですよね、小規模店。なので今回初めての試みの限定券がどこまでどのように広がるか、どのように使われるのか、はたまた人気になるのか余りまくるのか、今回5,000万円分の限定券が出ますが1回こっきりで終わるのか金額が増えるのか同じで継続していくのか、こればかりはご購入&ご利用いただくみなさんの結果次第です。え、わたし?買いませんよ商品券。一人でも多くに商品券を手にしてもらいたいですもの、自分で買っちゃいけませんて。

 

あっ商品券はプレミアムのつかない一般の普通の商品券もございます。イベントの景品に、贈答用に、そちらもよろしくお願いします(詳しくは港区役所3階の商店街連合会事務局まで)。


 

中途半端な話をひとつ。

製薬会社で働いてましたっていうと『薬剤師さん?』って聞かれることも多々あり、その度に『いいえ、違います』と答えてガッカリさせたこともあるし、一応研究職でしたっていうと『じゃあ白衣着て研究してたの?』って聞かれては『いいえ、違います』と答えて更にガッカリさせたこともしばしば。そう、昔からそうなんだけど、自分の職歴は非常にファジーでビミョーだ。そしてそれを上手に説明できる自信がない。

 

お勤めマン。

製薬会社の中でもジャンル的には『新薬開発』と言われる牧場で、その中でも『臨床開発』という柵の中、そして画期的な薬のタマゴを大切に大切に育てるいわゆる『治験』という小屋の中。とかいって病院に詰めて患者さんの対応をしたり患者さんのカルテを常に眺めているタイプの役割でもなく、画期的な薬として世の中に出した後に必要な人を助けている未来を全然前の段階から色々妄想し、そのためには今から何をどうするかということを机上の空論で延々と考えることもあれば、充分に説得できるためのデータを集めて解析したり、一筋の光を見失わないように見失わないように現実をみていくというお仕事の類。

 

おお、なんかこう表現するとちょっとカッコいい。なんだろう、要は『たくさんの家庭の食卓に並べられるように、この謎のタマゴを孵して育てて一般流通できるようにがんばる』という、謎のタマゴを発見した研究者と一緒に働くプロデューサーみたいなお仕事。

 

正しい説明かどうか...

プロデューサーというのがポイントで、直接タマゴと寝食を共にする飼育員ではなくて。例えば養鶏場とかで例えると(たとえが正しいのかどうかはわからん)、オーナーとか飼育員さんとか出入りする獣医さんとか、飼料業者さんとか、はたまた別の養鶏場のオーナーさんとかと一緒に努力して、謎のタマゴの取り扱い説明書とか孵化しても人に危害加えないですよとか美味しい召し上がり方とかを作り上げる。そんな業種のそういうポジション。多分。

 

タマゴが孵化しなかったら終わるし、タマゴの量産に失敗したらそこで終わるし、栄養価高いはずのタマゴが全然高くなかったとわかったらそこで終わるし、タマゴを誰でも孵化できるよう取説作ってもグレムリンみたいな凶暴なやつしか生まれないならそこで終わるし。すごい良い子だったとしても成長過程でどこの何かわからないエサをひと握りこっそり与えるような人がいないかチェックもするし。

 

そう、非常に中途半端な上、やはりビミョー。理解はしなくともいいけど、覚えておいてくださいね。新しい薬ってドブ川から砂金をさらうようなもので、延べ棒にするためにものすごい色んな人達の努力と10年以上の年月と数百億円とかかかる時もあるんです。

 

だから色んなこと考えられるように勉強的なことは必須で、国内外の大学とか病院とかその域で著名なドクターや研究者とお話して色んなことに想いを馳せることもあれば、ドクターに色んなこと教えてもらったり課題の解決策を一緒に考えるために自分で色んなこと勉強して知識を付けたり、色んなもののルールや取り扱い説明書的なものを地味に作ることもあるし。

 

人生の転機はひょっこりはん

この業界、ひょっこりと入ったのがアメリカでした。そこで結局5年くらい働いた後に『やっぱ日本に帰ろう』となって、日本ではバイオベンチャー2社とそこそこの規模の1社を経て、その業界15年たたき上げできたわけ。

 

あっ、まぁたたき上げられる程のアレではないけど、色んな意味で叩かれたこともたくさんかなあ。別の意味で。ここは日本だとか、ベンチャー上がりで組織が分かって無いとか、意見言うとナマイキだとか。

 

そんなことを考えていたら、会社でお勤めしていた時と今区議会議員となってお役目果たそうとしている中で、『ああ、自分が置かれている環境って何も変わってないんだな』ということに気付きました。

 

なんと言うんでしょうかね、自分で考えて仕事を作ること、大きい目標のために障害物を探し、課題を探して解決する選択肢を考えると。スケジュール考えて逆算して、よりベターに出来ることを探す。しかもここは日本だ、組織だ、新米が意見言うんじゃねえよ、減らず口聞いてんじゃねえよという環境もそんなに変わらず。ああ、何もかも全部今まで通り。だからなんも苦にならないわけだアッハッハ

 

あ、いや、嘘です。強がりました。

 

10年ちょっと海外で暮らしてた中で、日本面白いなあってこともたくさんあるし、いい国だなあって思うこともたくさんあるし、めんどくさくてややこしいなあって思うこともたくさんある。もちろん不思議なことも。そう、高校の途中から10年ちょっと色んなことを経験していたら中途半端にアメリカナイズされていると言えばその通りで、日本を分かってないとか言われてもその通り。

 

だからずっとわからないんですよ、先輩後輩という意味が。英語でも表現できませんしね、先輩後輩って言葉。

 

あ、業界の話からだいぶ逸脱してしまいました。

何が言いたかったかといいますと、人に理解してもらえるように説明するのって、すごく難しいなあって。前職のことすらわかりやすく伝えられないのに、議員として何やってんのかなんて説明できるわけがない

 

『最近どういうことをやってんの?どういう相談とかあるの?』

『えーと、道路とかゴミとかネズミとか学校関係とか。あっ詐欺の電話のお話あったとかもきたし、愚痴も無くはない』

『…議員ってそういう話をどうすんの?』

『これ見よがしにその場で役所に電話して言っといたから!で終わす人いるけど』

『あんたも?』

『それで済む時はいいけど、そういうの嫌なので少しでもクレームとか少なくなるように全体のスキーム考えることが好き』

『できるの?』

『できるかできないかは考えてみないとわからん』

『地味だね』

『うん』

『地味でいいの?』

『うん』

『で、考えるだけ?』

『調べなきゃ考えられないからなんか色々調べるよ』

『すぐ考えつくの?』

『いや、これだ!っていうものが降臨しないとなかなか』

『降臨』

『降臨』

 

オチも降臨しなかった。なんだこれはスランプか。


 

ヒトの世界と、ヒトじゃない何かの世界。

例えば平日の夕方の4時台、ああ自分が住んでいた世界ってこうだっけ、ひょっとして知らない間に別世界に紛れ込んでしまったのかしら、外に出るとそんな気にさせられる。平日の夕方、そこは主に女性の世界

 

小さい子供連れのお母さん、お母さんじゃないかもだけどお母さん、いい感じのおばちゃん、ステキなおばあちゃん、世界の8割のソト見かナカ身はオナゴ枠ではなかろうかという比率で、家路につく途中か晩ご飯の支度のお買い物かしら。全ての女性の活躍をとか世間では言うけれど、この夕方の世界で一番経済を回してくれるのは女性であって、全員超クイーン。晩ご飯のメニューの全実権が握られ、ひょっとすると気分ひとつでオカズが増えたり減ったりもするかもしれないし、そういうの全然関係ないかもしれない。あ、いや、商店街に繰り出すメンズだって超ファビュラス。

 

様々な家庭やライフスタイルがそこそこ許容されてるこのご時世、商店街が好きで商店街でお買い物してくれる方々はみなさんスーパーファビュラスです。いつも商店街のご利用ありがとうございます(商店街の子)。

 

そんなスーパーファビュラスな方々から最近ちょこちょこ言われることがあります。『ねえ、ネズミがすごく多くなったような気がするんだけど…』と。つまりこの数ヶ月、ネズミについてもお勉強してるわけであります。

 

ネズミの世界

夜とか朝早くとか、どうやらネズミの世界が想像以上に広がっている模様。もちろん自分も見てますネズミ。生きてるのもそうじゃないのも。街中にいるネズミ、基本は2種類。ドブネズミ(でっかい)とクマネズミ(まだ小さめ)。

 

グーグル先生に聞くと色んな画像を見せてくれますが、ウエーって感じのものばかり。そしてグーグル先生に聞くと、世間一般で言われてるネズミ対策も2種類、エサの無い環境入り込ませないこと。

 

世間一般で行政のネズミ担当は保健所ですって

よくネズミ対策で殺鼠剤が効かないスーパーラットだなんだと聞きます。行政においてネズミ担当、港区の場合は保健所の生活衛生課

 

あっ生活衛生課と言えばですね、昨年秋の決算で『保健所管轄で使ってない高架下の倉庫をどっかに活用してもらってくださいな』と言ったとこ、赤羽橋と中の橋の中間あたりにある高架下倉庫、消防署飯倉出張所の並びのつまりここ2棟↓。

役所内で争奪戦があったかどうかは定かではないですが、ひとつは麻布支所の共同推進課、もうひとつは防災課へ渡されることが決まったのが冬のこと。そして防災課から荷物とか備品管理に困ってる地元の消防団へ。

 

あ、わたくし年に4回報告書作ってウェブに載せたりお送りしてるわけですけども、それを読んでくれた方が『ここ、xxに使えないのかな。困ってるんだよね』ということもありまして。ああ報告書作っててよかったなあなんて思っちゃった次第であります。そうですよ、これがソンタク(古い)言うんであれば地元の声を届ける議員の存在なんて悪の塊ですよ。

 

ま、どのみち港区も別のところから用途限定(倉庫的な)間借りしてる場所であったので。もっと違う何かに使えればよかったのかもですけど、今はどうやらこれが精一杯の模様。

 

港区の保健所が作ってるチラシがあると

と、そんな脱線した生活衛生課の話を元に戻すわけですけれども。聞いたところ、ネズミ対策に関してチラシがあると。(PDFのネズミ対策チラシはこちら

 

あ、さっきネズミ対策は2つとか言っちゃいましたけど、これによると3つですね。すんません。NOエサNO侵入NO隠れ場所

 

それにしてもネズミ対策、やっぱりゴミ関係と深い関わりが。そりゃそうだよ、超美味しい餌場だもの。ただでさえ民泊云々ですでにややこしいことがあるわけで、これからお店屋さんが密集する地域だけじゃなくとも、ひょっとすると住宅地とかの方まで影響出ちゃったりするかもよ。というところが今の段階からものすごく心配をしているわけ。

 

ネズミが関係ありそうな課

主な担当である保健所の生活衛生課でしょ、あとゴミ関係だと清掃リサイクル事務所でしょ、地域のことは地域で解決を目指したい港区なら総合支所の協働推進課とかまちづくり課(自分の中の認識では『すぐやる課』的な)、あとはひょっとすると世間一般で建物解体の際にネズミの巣を発見する事が多々あるという事業者とカラミのある建築課、関係ある課かもしれないし、関係無い課かもしれないし。

 

恐らくほとんどの課が口を揃えて『いやぁ、ネズミは保健所でしょ』と言うであろうわけで、むしろすでにほとんどが『いやぁ、ウチでできることほとんど無いっすよ』的なこと言われてたりもするわけで、それでも諦めたくはないのがオレの性分。何を諦めたくないのかは実は定かではないところもオレらしい。

 

だから街中で色んなものをみたり、考え事しながら歩いてたり、建物と建物の隙間を見たり写真撮ってたり、多分ハタから見たらものすごく変わった人なのかもしれない。通報しなくても大丈夫なレベルです。

 

ヨソはどうしてるのかしら

とりあえず調べ物の第1弾として、グーグル先生に聞いてみるわけじゃないですか。ハト対策に鷹を放つように、ネズミ対策に猫を放ってみたり犬チームで狩るところも外国ではある模様。ナショナルジオグラフィックの記事なのも面白い。でもやっぱり決め手はゴミへのアクセスをどうやって減らすかなんですって。ですよね。

 

そしたら大田区かしら、やっぱり保健所からのチラシ的なやつを発見。

 

商店街に限らなくともこういうゴミが散乱してるところはありますけれども、やっぱり共通するところの基本はゴミは密閉せよ、と。

 

密閉容器でどうにかなるか

そこでふと思ったわけですけど、飲食とかの事業者から出るゴミはポリバケツで出されているところも多々あります。ビニールだけのところもあるかもしれないけど。

 

先日、夜歩いていたらポリバケツの上にさらに袋、というがっちり対策をされているお店屋さんを発見しました。

 

すごい。美しい。

 

こういうの眺めてると思うんですよ。確かにお店屋さんが出すゴミは量が多いけれども、世帯的な絶対数は家庭の方が多いわけで、そういうところは別にポリバケツ的な密閉はマストじゃない。カラスよけのネットとかあるかもしれないけど、敵は空からだけじゃなく地上を這う。そう、ネズミちゃんはネットもビニールもかじかじしちゃうもの。エサ場へのアクセス100%成功しちゃうもの。

 

例えばお店屋さんにポリバケツ的なものの使用をマストにさせるとか、むしろポリバケツ無償でいくらでもあげるのでしっかりやってくださいお願いしますとか、そういうこともアリなのかなあと思うし、お外のゴミ集積所を完璧な密閉型にすると効果があるのあるのか試して欲しい気もするし。役所内でやれどこの部署がどうだこうだというのと同じくらい、事業者と家庭ゴミで異なる対策取っても意味ないのかもね、なんて考えたりして。

 

まずは啓発からなのかなあ、わからないけど

あ、そうだ。先日麻布十番商店街では来たる8月の納涼まつりに向けて、出店者の申請作業がありました。出店できるのはもちろん組合店舗で、店舗の方々が申請にいらっしゃるわけですけれど、もちろん保健所からも職員さんが来るわけですけど、保健所にお願いしてネズミ対策チラシを配布してもらいました。これでどうにかなるわけではないことはわかってるけど、まずはここから。

 

事業者も家庭も民泊云々も、すべてスパーンと解決できそうなネズミ対策スキームを毎日考えては無し、考えては無し。ネズミはエサがなければ2〜3日で餓死するといいます。72時間かぁ。災害におけるヒトの人命救助も、ネズミ昇天もキーが72時間。72、不思議な数字。72時間くらいどこかにカンヅメになって考え事するか。


 

区からのお知らせを知る術は

3年ちょい前まであんまり普通じゃないような働き方をしていたけど普通の会社勤めだった小倉りえこなわけです。独身、一人暮らし、お勤め、休みの日は体力回復または趣味に専念、そんなよくある・よく聞く、よく見ると言われる生活を経て、ひょんなことから今こんなわけですけれども。何が言いたいかと言いますと、区が頭を悩ませる『行政からのお知らせ的なものが一番届きにくいであろう層』だった自分はあの時何を考えていただろうか、です。

 

ま、結論から言いますと『別に何も考えていなかった』が正解になりまして。当時の自分が生活する中で役所に赴く必要があったのは住民票・戸籍謄本・印鑑証明を取りに行く時くらい。例えば子供がいたら母子手帳を始め保健所とか保育園とか幼稚園と学校とか色々関わりはあるけど残念なことにそういうご縁は無く、とかいって身内に公務員とかいたわけでもないため職業的にも遠い。

 

書類を申請して何かをどうにかできるような年齢や状況とも程遠く、新聞の折り込みで区役所からのお知らせ的な広報(月3回か年4回)の存在も定かでは無く、通勤の際に駅のラックにそういう広報置いてあることにも目に留まらず、まして議員に何かお願いして昭和の時代のような何かを期待するようなわけでもなく、もちろん区議会議員の存在意義すらわからないと。

 

ああ、わかってますわかってます。そんな自分が今こういうことになってシャカリキにというのはおこがましいと。

 

興味や必要が無ければ無関心。良くない意味で取ればどうでもいい、良い意味で取れば不満が無い。そういう両極端な状況の中で全年齢(住む人だけでなく働く人も含めて)対象に行政のお知らせを効率よくするのってどうしたらいいんでしょうね。あの時の自分に語りかけます…ねえアンタ何がどうだったら興味持った…?と、悩み事は継続して考えることとして。

 

掲示板

生活範囲の中で、掲示板的な類のものがあります。正直なところ、この掲示板ってどれだけの人が存在を認識しているんだろうかとふと思いました。どちらにせよ、掲示板に気付いたことがあるか、存在は知ってても興味はないか、見たことがあっても貼ってあるお知らせとかをちゃんと見たことあるか、25万人の区民の中でそれ以外のお勤めの人の中で、どのくらい知っているんだろうかとふと思ったわけ。正直ものすごく少ないんじゃなかろうかと思います。

 

掲示板、あるとこにはある。無いとこには無い。広めの道はあるけど、ごちゃごちゃしてる狭めのとこには無い。いや、街中の至る所にあるべきだとかは絶対言いません。だってそういうの置けない事情だってあるだろうし。

 

そんな掲示板なんですけど、先日今更かよ!という事にふと気付いてしまいました。色んなもののお知らせ貼ってありますけど、場所によって中身が違うの。正直ね、全部の掲示板に同じお知らせが貼られてるもんかと思ってたんだけど、違ったのね。全然知らなかったというか、気付いてなかった。私の目はフシアナだらけだからな。

 

世間一般でいうゴールデンウィークの1日、ご近所をてくてくするだけで中身がまったく違う掲示板をとりあえず4箇所。いや、ほんとはもっとぐるぐるしてるんですけど。その、いわゆる町会とやらで統一されているのかと思いきやそれも違う。徒歩5分圏内で違う。道路のこっちと向こうでも違う。はて。

 

区議会定例会が始まりますだの、議会報告会がございますだの、その、いわゆる議会関係的なものはなんか無いところは無いくらいに貼られているんですけれども、それ以外はバラバラ。どういうポリシーなんだいと思っちゃったわけ。

 

そしたら前にとある人から聞いたことを思い出しました。『掲示板、シルバー人材センターが貼ってくれるんですけど、枚数制限があって50枚とか100枚とかしかダメって言われてまして』と。

 

取扱要領を発見

なんかルールでもあるのかな、とグーグル先生に聞いてみたところ、港区設掲示板管理及びポスター等掲示物取扱要領というのを見つけました。読み始める前からまず要項じゃなくて要領なのねとか、というか要項と要領の違いって何よとか、『取扱』って『取り扱い』じゃないところがお役所っぽいよねとか、いつものように本題じゃないところに食いついちゃうわけなんですけれども。

 

各支所の協働推進課の分野ということはとりあえずわかりました。次に気になったのが『誰が何のために掲示板を使えるか』です。

 

だって、よく見ると無断張り紙お断りって書いてあるんだもん。

 

使用目的は主に4つ。(1)と(2)はよくわかります。特に(1)なんか区議会関係ですよね。みなさんにお知らせしなきゃいけないものは頑張らなければなりませんもんね、それが例えどのくらいの人が気付いているかどうかの掲示板掲示だとしても。

 

それにしても(3)はなんだろう。いや、(1)も(2)もそうなんだけど。

 

掲示板のスペースの余裕がある場合に限る

地域振興の促進や区民の日常生活に寄与すると認められるもの、そしてボランティア活動の促進に関するもの等社会的に有益と認められるもの、どちらかに該当するものだったら掲示板のスペースが余裕ある時限定で掲載可能と。

 

あまりお目にかかることもないけれど、区設掲示板の中にも町会使用をする場合もあり、町会もその枠に入ってるんだなということがわかりました。というか、町会と共同で使える区設掲示板はここ以外であるんかい。小倉りえこの目はフシアナだらけだからな、全然気付いてなかったぜ。

 

枚数調整とかは協働推進課のお仕事。町会・自治会は検印不要と。ほほう。じゃぁ町会とか自治会の考えも色々あるだろうけれども、そういう采配をして決定なりするのは協働推進課なわけですね。町会掲示板が存在しない町会もあるわけですし、お役所はそういう町会へオファーとかしてるんかなと思います。町会・自治会を支援します!というけれど、こういうところまでは多分無いんだろうな。町会が掲示板を必要か不必要かは別の話。

 

ああ、そういえば前に個人の方に街にチラシ貼れるような場所ってないのかしらと聞かれ、支所に問い合わせてみたら個人利用はちょっとね…と断れられたことも思い出しました。難しいですね、采配って。

 

協働推進課は調査権的なものもあるのか。よし、覚えておこう。

 

区からのお知らせを知る術は

と、色々なことを考えている中で、知ることと知らされることは別なんだよなあってなんか思いました。なんと表現したら正しく伝わるのかはまったく自信がないんですけど。ま、何はともあれ、掲示板ですらとある情報を貼ってあるところと貼ってないところがあるということから、万人に平等に情報は公開されにくいということなんだなあって。

 

例えば新聞を取ってない人にしてみれば折込のお知らせはまったく届かないし、チラシ自体に駅をそんなに利用しない人にしてみれば改札ラックのお知らせは気付かないし、外を歩いていても掲示板(中身はこの際置いといて)に興味がなければただ邪魔な置物になるし。あ、これって議員の活動報告も同じだわ。ほんと申し訳ないです。

 

…というか、区からお知らせされるべきものってどういうものだ?知ってもらいたいことはなんだ?とお得意のソモソモな疑問を残してますますモヤモヤすることになりました。というオチの無い長いお話でございました。


 

ゴミ出しが難しい。

一度気になり始めると、結構しばらく、むしろずーっと気になってしょうがないゴミの話。自分はちゃんとできているのか、そこが心配になってきたりするわけです。他人のフリ見て我がフリ直せ、これがどれだけ難しいことか。ゴミに関して、色んなシチュエーションの『ゴミ出しがね…』というご相談というかクレームというか、そういう事を教えていただく度に色んな事が気になって気になって。今更ではありますが、不法投棄レベルのやつ。

 

お外のゴミ

 

区役所も街のみなさんも必死。家庭ゴミの問題もあれば有料の事業者向けのゴミの問題もあるし、結構気にしながらその辺を歩いてても、ゴミ問題って課題山盛り。さて、ここで不法投棄について港区役所がどのように考えているのかみてみましょう。

 

えーと、基本はご連絡くださいねというスタンス。このページ見た時ふと思いました。善良で普通に暮らしてる人の中のどのくらいの割合がどこが区道で、都道で、国道で、支所の管轄とか知ってる人いるんかね、と。しかも東京都の管轄だったとして、一般区民が直で連絡するのと港区から連絡が行くのと、どちらが効果があるのかなって。

 

これまでも何人かの議員さんが『不法投棄を連絡しやすくするためにGPS付きで写真とかも送れるようやシステム作ったらどうですか』的な提案をされてきてます。窓口を一本化して、不法投棄でお困りの場所を連絡するにはとても便利になるとは思います。そういえば、どのくらいこういう連絡がされるんでしょう?

 

 

とまぁ、色々と理由がありまして、直接注意ではなくて行政にご連絡をという世の中の流れ。理由の基本はトラブル回避だそうで。それにしても区なのか都なのか警察なのか、これから民泊によるゴミ問題もあるし、色んなところに連絡が行きまくるような気がします。

 

ゴミがゴミを呼ぶ、という流れ

複数方面から『どうにかならないものなのかしら…』と言われているゴミ出しの場所がありまして。清掃事務所にもゴミ回収時に確認していただくとともに、管理職にも現場まで来てもらって見てもらったり。ゴミがゴミを呼ぶという形になっている場所なんですね。

 

ゴミがある場所は『あ、捨ててもいいんだ』って思う人も少なくありません。そうするとゴミはどんどん捨てられますよね。こうやってゴミがゴミを呼んで、そりゃもう大変なことになっていくわけです。

 

それが元々ゴミを捨てていい場所(いわゆる集積所)であればなおさらで、区が収集する家庭ゴミの集積所、そして飲食店とか事務所とかの事業者が有料で区ではない業者にお願いして回収してもらう事業系ゴミ、この2種類が混ざっているところになるとそれはそれはもう。

 

例えば、この場所の状況で言いますと。

 

1. 家庭ゴミの集積所に事業者と思われるゴミがほぼ24時間置かれている(→『事業者はここに捨てちゃダメですよ』という張り紙あり)

2. 事業ゴミはこっちですよと言わんばかりに、事業者のポリバケツが外に置きっ放し(事業者さん、外に置きっ放しはダメなんですよ…)

3. このような24時間ゴミだらけの状況から『あぁここら辺にゴミ置いておいてもゴミ捨て場だから別にいいんだ』と、心無い人たちがゴミを置いていく

4.  明らかな事業ゴミは区は回収しないので置き去りのまま。汚らしさに見るに見かねて善良な一般区民から連絡があると、区は回収せざるを得ない

 

観察する限り、こんな感じでしょうか。

 

ゴミがゴミを呼ぶ流れをどうやって解消するか

行政ができること、できないこと、ここを分けて考えなければならないんでしょう。でも、でも、議員になって初めてわかったことだけど、普通に暮らしていると行政のできる・できないの区別がつかない。むしろ気にしたことがないし、興味がない。多分、お店屋さんのゴミも全部港区が持っていってくれてると思ってる人も少なくないのではと思います。違いますぞ。

 

流れのルートをひとつ断ち切ることでどうにかなるんだろうかと、まずは清掃事務所と何ができそうなのか話をしてみました。そしたら第1段階として置かれるゴミを減らすということが大切かと。まずは外に置きっ放しのポリバケツをどうにかするアプローチから必要になるんじゃないかと。

 

そうするとですね、また別の問題が出てくるんですよ。港区は一体誰に対して指導ができるのか、果たしてそれが効果あるのかと。港区から直接事業者というルート?港区から事業者が契約してるゴミ業者というルート?それともテナントを貸してるビルのオーナー?土地の所有者?

 

ゴミを置きにくいような環境を作ることも大事なようで、例えば植え込みに切れ目なくみっちりと綺麗なお花を植えていくとかも効果があるとか。そうするとここは都道なので、よし今度都議会議員に相談してみよう。

 

事業ゴミにしてもそのままになってたら『どうにかしてくださいな』と連絡が入って、本来使わなくて良い人件費とコストと労力を割くことになるだろうし、それはそれで『港区内だから港区がやって然るべきもの』と考える人がいるだろうし、『本来やらなくていいものに税金投入すんなよ』と考える人もいるだろうし、『そろそろ指導とか啓発だけじゃ無理があるんじゃないのか』と考える人もいるだろうし。

 

なんか良い方法ってないもんですかね。ゴミって街の景観もそうですけど、ゴキブリとかネズミとかに繋がっていくわけですし、そっちの問題も今大きくなってるんですよね、実は。

 

とまぁ、所管に連絡してもすぐにどうにかならないお話もあるわけで、行政にも正解がわからない物事は多々あるようで。なんか良い方法ってないもんですかね。

 

中のゴミ

中のゴミといえば、新しく建てられるようなマンションにはほぼ常設になってきている一時ゴミ置場。可燃や不燃、ペットボトルやビン・缶、プラスチックや新聞・紙類など、それぞれ『ここに置いてね』とスペースといいますか場所があるところがほとんどです。その種類を眺めているだけで、『あぁこれだけ分別をしなければいけないんだなあ』って思うわけですよ。たとえ何にも知らなくともこれはここ、あれはそっち、そういう仕分けゲームのやり方をなんとなく学ぶわけですよね。

 

↑こういう報告書のような計画というのがありましてね、前に色々とじっくり読んでみましたらご家庭から出る可燃ゴミのうち、約1/3が紙類なんですって。ここを可能な限り資源として分けたいんだと、そしたらゴミの量ってちょっとは減るんだと、そういうお話を清掃局の方からお話を聞いて、恥ずかしながら『がんばって紙を分けようっと』という気持ちになったわけ。何も知らなかったし、ごめんなさい。

 

まぁ、例えばですけどこうやって新聞紙・雑誌とあると、それ以外は別にいいんだって文字通り受け取っちゃってたわけですけれども。ほんとすみません。

 

あ、ゴミ置場で学んだことばっかり書いてますが、『これはひょっとしたらゴミ置場があるから学ばないのでは?』と思ったことがありまして。それが何かというとゴミ収集日。だってマンションのこういうゴミ置場、24時間ゴミが出せるわけですもの。あんま気にすることなくなっちゃいますね、曜日とか時間とか。

 

あっ、だからお外に何の気無しにポイって置くことに躊躇がなくなっちゃうのかしら。

 

それにしても管理人さん、いつもどうもありがとうございます。あっもちろん清掃事業に関連するみなさんも。いつもどうもありがとうございます。自分もがんばります、ゴミの分別。